JPS6121114A - フツ素ゴム配合組成物 - Google Patents

フツ素ゴム配合組成物

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Publication number
JPS6121114A
JPS6121114A JP14172784A JP14172784A JPS6121114A JP S6121114 A JPS6121114 A JP S6121114A JP 14172784 A JP14172784 A JP 14172784A JP 14172784 A JP14172784 A JP 14172784A JP S6121114 A JPS6121114 A JP S6121114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
fluorine
thermoplastic elastomer
polymer chain
vinylidene fluoride
Prior art date
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Pending
Application number
JP14172784A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiko Yasuda
安田 則彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication of JPS6121114A publication Critical patent/JPS6121114A/ja
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は放射線架橋する事により、特に難燃性、耐熱老
化性に優れたフッ素ゴム配合組成物に関するものである
〔発明の背景〕
チューブ、キャップ等の成型品はテレビ、VTR等の音
響機器、通信機器、加熱機器あるいは複写機・ 器等の電気機器の端末、配線の接続部などの導体露出部
分の絶縁、保護の為、あるいは抵抗器やコンデンサーな
どのカバーとしても広く使用されている。
従来、このチューブ、キャップ等の材料としては、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン、ポリエステル樹脂(
ポリエチレンテレフタレートなト)あるいは、シリコー
ン樹脂、ナイロン樹脂などが用いられている。又、これ
らの材料の難燃性、耐熱老化性を改善する為に難燃剤と
か、老化防止剤等の添加が行なわれている。近年、これ
らの材料に対する要求特性がきびしくなり、さらに高い
難燃性や連続使用温度のアップが要求されてきた。
そして、これ以外に柔軟性、耐油性、耐薬品性の向上も
要求されている。個々の特性の向上には柔軟性の必要な
場合、エチレンプロピレンゴム(EPRとかEPDM 
 など)とか、シリコーンゴムなどのゴムが利用される
。耐油性向上の為にはニトリルゴム、ヒドリンゴムなど
が用いられている。しかし、いずれの場合も一長一短で
あり、全ての要求を満足する材料としてはフッ素系の材
料が最適である。従って、上記の厳しい条件下ではフッ
素系樹脂であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE
 )四フッ化エチレンと6フッ化プロピレン共重合体(
FEP) 、四フッ化エチレンとエチレン共重合体(E
TFE) 、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などノ
フッ素樹脂あるいはフッ化ビニリデント六フッ化プロピ
レンの共重合体に代表されるフッ素ゴムなどの材料が用
いられている。これらの材料のうち押出成型性などが良
く加工性の良いフッ素系樹脂は硬く、柔軟性がない。又
、柔軟性をもつフッ素ゴムの場合、成型性が悪く、又、
加硫が必要であるといった欠点がある。又、チューブの
様な中空物品の加硫では加熱により、変形が起るといっ
た欠点があった。これらの欠点を解決する為、フッ化ビ
ニリデンと67フ化プロペンあるいはこれらに他のオレ
フィンをブロック共重合させる事により加熱により樹脂
と同様に融点を持ち、加熱により流動し、押出加工性が
良く、かつ、加硫しなくてもゴムと同様の柔軟性を兼ね
そなえた熱可塑性エラストマーが開発された。これは特
開昭58−3495号公報に開示されている様にフッ化
ビニリデンと6フッ化プロペン等をブロック共重合させ
る事により、弾性をもったソフトセグメントと加熱によ
り融解し、流動性を発揮するハードセグメントの両部会
をエラストマー中にもつことにより、この様な熱可塑性
エラストマーが製造されると説明されている。この様な
熱可塑性エラストマーを用いる事により加工性の良いゴ
ム成型品が製造される様になった。しかし、この熱可塑
性エラストマーも融点以上の温度では、流れ変形してし
まう為、加硫する必要があった。加硫の方法として、加
硫剤を添加し、加熱加硫する方法が考えられるが、チュ
ーブ等の中空成型品の場合、加熱時変形の恐れがあり、
電子線照射といった放射線照射加硫が有利となる。とこ
ろが単に放射線照射を行なっただけでは加硫が進まず、
物性の低下を起し、ベタついたり熱変形性が改良されな
い。この原因として一般にフッ素系の樹脂は放射線によ
り架橋だけでなく、切断も起り照射量を増やしても通常
のポリオレフィン程架橋度が進まないと推定される。従
って従来から分子内に2個以上の不飽和結合官能基をも
つ多官能性モノマーを添加し、加硫を促進していた。こ
れにより熱変形性は改良され又ベタつき等もなくなった
。しかしながら、高温下で長時間放置すると劣化が進み
強度低下を起す事がわかった。本発明はこの点を改良す
る為に行なわれたものである。
〔発明の要約〕
本発明はフッ化ビニリデンと6フッ化プロペンあるいは
これらと他の不飽和オレフィンをブロック共重合させ、
エラストマー性ポリマー鎖セグメントおよび非エラスト
マー性ポリマー鎖セグメントからなる含フッ素熱可塑性
エラストマーに分子内に2個以上の不飽和結合官能基を
もつ多官能性モノマーを添加し、さらに亜鉛化合物ある
いは鉛化合物を添加する事による耐熱劣化性の優れた放
射線架橋成型品用フッ素ゴム配合組成物を提供する事に
ある。
〔発明の詳細な説明〕
本発明において、含フッ素熱可塑性エラストマを添加す
る事により耐熱劣化性に優れた放射線架橋成型品用のフ
ッ素ゴム配合組成物を得る事が出来る。
含フッ素熱可塑性エラストマーは、通常のフッ−〇− 素ゴムトチがって、フッ化ビニリデンと6フッ化プロペ
ンあるいはこれらと他の不飽和オレフィンのブロック共
重合体からなり、ゴム状のソフトセグメントと加熱によ
り融解するハードセグメントの2相構造を持ち、加熱に
より流動性が生ずるものである。
本発明において多官能性モノマーとは、トリアリルシア
ヌレ−) (TAC) 、)リアリルイソシアヌレー)
 (TAIC) 、エチレングリコールジメタクリレー
)、1.3’;i’チレングリコールシアクリレート、
トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチ
ロールエタントリメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、トリメチロールトリアクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラアクリレートの様な
二官能性或は三官能性の七ツマ−である。
亜鉛化合物、鉛化合物としては酸化亜鉛(ZnO)塩化
亜鉛、−酸化鉛(pbo )硫酸鉛、炭酸鉛、四三酸化
路(Pba04)などが使用出来る。
本発明の効果は、通常のゴム樹脂等に添加、配合される
顔料、滑剤などを添加、配合しても損なわれる事はない
〔実施例〕
本発明の実施例及び比較例について以下に述べる。
第1表に本発明の実施例を示す。
含フッ素熱可塑性エラストマーとしては、フッ化ビニリ
デンと6フッ化プロペンを主体とするブロック共重合体
であるダイキン工業製のダイエルエラストマーT530
(商品名)を使用、このエラストマーに実施例1〜8に
述べる様な配合剤を添加した。出来た配合組成物を成型
し、シートを作成、電子線照射により架橋処理を行なっ
た。その後シートを250℃の空気中に7日間放置した
後、引張試験を行なった。その結果、伸び、抗張力共に
オリジナルにくらべて、はとんど劣化せず、耐熱劣化性
の良いゴム配合組成物を得ることができた。
又、実施例11の如く、亜鉛化合物又は鉛化合物の添加
量が0.1部であるとき、250℃−7日老化後の抗張
力については、実施例1〜10程の効果はないが、次に
説明する比較例1及び2(添加されていないもの)に比
べ、2〜8倍の効果があり、Fes O8を5部も添加
した比較例8より大きな効果が認められる。実施例12
の如く、20部以上添加すると、逆に0.1部添加した
もの(実施例11)と同程度の効果が認められる。従っ
て、本発明における、より好ましい亜鉛、鉛化合物の範
囲は0.5〜10 部である。
第2表に比較例を示す。
比較例として、鉛、亜鉛の化合物を添加しないものにつ
いても同様の試験を行なった。その結果は比較例1〜8
の様に250℃空気中7日放置後の引張試験の結果の様
に抗張力がオリジナルにくらべ、極端に低下してしまい
、亜鉛、鉛化合物を添加しない場合、耐熱劣化性が悪い
事がわかる。
−〇− 一1〇− 中1. : TMPT : )リメチロールプロパント
リメタクリレートの略

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロペンまた
    はこれらと他のエチレン系不飽和単量体のブロック共重
    合体でエラストマー性ポリマー鎖セグメントおよび非エ
    ラストマー性ポリマー鎖セグメントからなる含フッ素熱
    可塑性エラストマーに分子中に2個以上の不飽和結合官
    能基をもつ多官能性モノマーと、亜鉛化合物あるいは鉛
    化合物を添加して成るフッ素ゴム配合組成物。
  2. (2)多官能性モノマーが、トリアリルイソシアヌレー
    ト、トリアリルシアヌレート、トリメチロールプロパン
    トリメタクリレート、トリメチロールエタントリメタク
    リレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、
    トリメチロールエタントリアクリレート、テトラメチロ
    ールメタンテトラアクリレートの群から選ばれた1種以
    上の単量体である特許請求の範囲第(1)項記載のフッ
    素ゴム配合組成物。
  3. (3)亜鉛化合物あるいは鉛化合物を含フッ素熱可塑性
    エラストマー100重量部に対して、0.5重量部以上
    で、10重量部以下添加した特許請求の範囲第(1)項
    記載のフッ素ゴム配合組成物。
JP14172784A 1984-07-09 1984-07-09 フツ素ゴム配合組成物 Pending JPS6121114A (ja)

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JPS6121114A true JPS6121114A (ja) 1986-01-29

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01311156A (ja) * 1988-06-09 1989-12-15 Mitsubishi Cable Ind Ltd 樹脂組成物の製法
EP0357329A2 (en) * 1988-08-29 1990-03-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fluorocarbon elastomers crosslinked by ionizing radiation
EP0481372A2 (en) * 1990-10-13 1992-04-22 Daikin Industries, Limited Crosslinkable composition

Cited By (3)

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EP0357329A2 (en) * 1988-08-29 1990-03-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fluorocarbon elastomers crosslinked by ionizing radiation
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