JPS6120A - アレルギ−および炎症状態の治療用医薬組成物 - Google Patents

アレルギ−および炎症状態の治療用医薬組成物

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JPS6120A
JPS6120A JP60040340A JP4034085A JPS6120A JP S6120 A JPS6120 A JP S6120A JP 60040340 A JP60040340 A JP 60040340A JP 4034085 A JP4034085 A JP 4034085A JP S6120 A JPS6120 A JP S6120A
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JP
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oil
onion
garlic
histamine release
minutes
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JP60040340A
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Inventor
ローレンス エム・リヒテンシユタイン
ウオルター シー・ピスケツト
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Johns Hopkins University
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Johns Hopkins University
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/88Liliopsida (monocotyledons)
    • A61K36/896Liliaceae (Lily family), e.g. daylily, plantain lily, Hyacinth or narcissus
    • A61K36/8962Allium, e.g. garden onion, leek, garlic or chives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/08Antiallergic agents

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アレルギーおよび炎症性状態の治療に関する
。特に、本発明は、ニンニク油もしくはタマネギ油また
はそれらの抽出物を使用して、好塩基球およびマスト細
胞(または、肥満細胞)メディエータ(または、仲介物
質)〔これらはヒトのアレルギー症の原因となる:以後
、本明細書において便宜のために「ヒスタミン解放(h
istaminsrelease ) Jと称する〕を
阻害することに関する。
ヒスメミン凄ロイコトリエン(1suaotrl・n・
)および他のメディエータが、成るアレルギーまたはア
レルギー性反応、例えば、ぜん息、アレルギー性鼻炎、
皮膚疾患等の原因となることは周知である。
本発明は、ニンニク油およびタマネギ油そして特にはそ
れら力らの成る抽出物がヒスタミン解放の阻害に非常に
有効でアシ、従って、ヒスタミン解放依存性アレルギー
の治療に有用であることの発見に基づくものである。
本発明の抽出物は、高圧液体クロマトグラフィー(HP
LC:high pressure liquidch
romatography )を使用し、ニンニク油ま
たはタマネギ油の分別によって得る。本発明の抽出物を
得る、成る観点のHPLC分別も、関連する分別の点で
新規であシ、本発明の別の特徴を構成する。
Dorsch等によるデ・ジャーナル・オプ・アレルギ
ー・アンド・クリニカル・イミュノロジー(The J
ournal of Allergy and C1i
nicalIC11nicalI ) vol 、73
 + 147頁(1984年1月)中に発表されたアブ
ストラクトは、アルコール性タマネギ抽出物による、即
時型および遅延型アレルギー性皮膚反応(LCR)の低
下または減少に言及し、タマネギが抗アレルギー性およ
び抗炎症性物質を含有する可能性を示唆している。前記
の著者は、選択的トロンがキサン(thromboxa
na )・7ンセターゼ遮断剤がヒトのLCRを阻害す
ることができることを、彼らの文献よシ早い文献〔ザ・
ジャーナル・オグ・アレルギー・′アンド・クリニカル
・イミュノロノー(Th@Journal ofAll
ergy and C11nical Immunol
ogy ) 72 +168(1983年)〕が報告し
ている点に触れている。前記の著者は、Vandsrh
o・kによるノくイオケミカル・ファーマコロジ−(B
iochsm。
Pharmacol、)29:3169(1980)の
文献に言及し、タマネギ抽出物が成るグロスタグランジ
ンおよびリポキシゲナーゼ生成物ならびにトロンボキサ
ンの生合成に関し、試験管内で阻害作用を及はすことを
前記の文献が示している点に触れている。従って、Do
rgch等が前記のアブストラクトに報告した仕事は、
タマネギ抽出物が、トロ/デギサン合成を遮断すること
によってLCRに対し有効であるものとすることに基づ
いている。これに対して、本発明は、ニンニク油および
タマネギ油ならひに後述するそれらの成る抽出物がヒス
タミン解放を阻害することにより、ならびにヒスタミン
解放の機構にそれ自体が関連するロイコトリエフB4(
LTB4)およびC4(LTC4)解放を阻害すること
によって機能するという概念に基づいている。
Vand@rho・kによる上記の文献〔)々イオケミ
カル・ファー f ニア Clノー(Blochsm、
Pharmacol、)29:3169−3173:l
は、血小板凝集または脂肪酸オキ7グナーゼに対するタ
マネギ油および二:/ニク油の阻害作用を記載している
。血小板凝集、アラキトネート代謝、解放反応および血
小板超微細構造に対するニンニク抽出物およびそれから
単離した3成分の作用については、Apitz −Ca
stro 等によるトロンがシス・リサーチ(Thro
mbosis  Re5earch)32  ;155
−169、P@rgamon Press (1983
)の文献にも記載されている。タマネギ油もしくはニン
ニク油またはそれらからの抽出物がヒスタミン解放の阻
害剤として有用であるかもしれない点については、前記
のいずれの文献も開示していない。
前記のとおシ、本発明の抽出物は、HPLCを使用して
、タマネギ油またはニンニク油の分別によって得る。ニ
ンニク油およびタマネギ油は市販されておシ(例えば、
Vanderho@にの前記文献参照)、その任意の油
を本発明の目的に使用することができる。好ましい態様
においては、移動相としてエタノール75%と水25%
(体積に基づく)との混合物を使用するHPLCによっ
て、油〔二/ニク:エジグ7ヤン(Egyptt&n 
) )を分別する。前記の移動相は、それに添加した油
と共に、C18逆相(5μ球状粒子)セミプレゾ・ステ
ンレス・スチール・カラム〔米国コネチカ、ト洲ダンバ
リー(Danbury )のアイ・ビー・エム・インス
ッルメンツ社(IBM Instrument+ Co
mpany) )を使用し、室温(約25℃)で1.5
td1分の速度でポンプ輸送する。代表的に1つの実験
においては、前記の油1801F9を1.5コフラク7
wンに分別し、続いて各フラクションにおける、生物学
的活性について、そして特にヒトのマスト細胞または好
塩基球からのLTC4解放および(または)ヒスタミン
解放の阻害について、ならびにモルモット好中球におけ
る5−リポキシゲナーゼ(LTC4,LTB4および5
− HKTE)活性の阻害について試験する。本発明に
よる最も効果的な阻害フラクションは、分別の19〜2
4分に集めたもの特には21〜22分フック711ンで
ある。
エタノールと水またはその均等物との混合物を移動相と
して使用するととは、前記の分別工程において重要な点
である。前記の混合物は油成分の極めて有効な分離を提
供する。更に、前記の混合物は試験細胞に対して望まし
くない作用を及はさない。有効なHPLCでは、被分別
材料用の溶媒である移動相を使用することが必要である
かまたは望ましいものと一般に考えられており、しかも
、前記の油は前記のエタノール/水混合物に可溶性では
ないので、前記のエタノール/水混合物が分別に有効で
ある点は驚ろくべきことである。
最も有効な油抽出物の組成またはその活性成分は、まだ
完全には規定されていない。前記のとおり、最も活性の
フラクションは、HPLC分別の21〜22分に得られ
るフック7wンである。この7ラクシヨンの実質的な成
分はジアリルトリスルフィドであるものと思われる〇 ヒスタミン解放に対する活性は、混合した白血球調合物
中の好塩基球または分散したヒトの肺マスト細胞を使用
する、はっきシと確立した技術により、試験管内で決定
する。
細胞(混合した白血球調合物中の好塩基球または分散し
たヒトの肺マスト細胞)を調製した後で1緩衝液を含む
(対照用)か、または、ヒスタミンもしくはLTC4解
放阻害の供試化合物の希釈液を含む個々の検査用管中に
、前記の細胞を加える。
管1本あたシ、好塩基球またはマスト細胞的2 X l
 4’個を使用し、最終体積は1.0ばである。
前記の細胞を試験化合物と共に37℃で10分間予備イ
ンキ−ベークロンしてから、すべての管中に刺激剤(抗
原または抗ヒ)IgE)を加えることにより、ヒスタミ
ン解放反応を開始する。阻害を最適にするためには、合
計の細胞性ヒスタミンの約30〜50%を解放するよう
に選択した刺激体の濃度を使用する。細胞の7リコート
を1.6−過塩素酸で溶解して合計ヒスタミン含量を測
定し、そして細胞を緩衝液単独でインキーペーシヨンし
て自然解放(合計の5%以下)を評価する。刺激剤を加
えた後で、反応をそれが45分間37℃で進行するにま
かせ、細胞を小球状体にし、そして上清は、1ダ/−以
下に感受性の自動螢光針を使用してヒスタミンに関して
検査する。
すべての結果から自然解放を減算した後で、以下の式か
ら阻害チな計算する。
試験化合物の最初の評価の後で、薬品螢光、分析干渉お
よび溶解効果の修正の対照が、必要なものとして含まれ
る。
好塩基球白血球および肺マスト細胞を使用する前記の手
順は、試験化合物例えば本発明の油抽出物のヒスタミン
解放阻害特性を決定する信頼できる試験管内試験を提供
する。試験結果はヒトの生体内研究と良く相関しており
、そして、ヒスタミン解放の阻害剤としての、およびヒ
トまたは他の温血動物中のヒスタミン解放依存性アレル
ギー等の治療に使用するブレディクタ−(pr@die
tor)としての試験化合物の活性を決定する比較的簡
単で正確な方法を提供する。
本発明で使用する好塩基球白血球および肺マスト細胞の
調製方法は当業界において周知である。
例えば、アメリカン・リビュー・オツ・レス/やラトリ
ー・ディシーズ(λm、Rev、Rempir、D1g
、)1982;126:1034−1039におけるP
aters等の「分散したヒトの肺マスト細胞(Dls
psrsedHtlman Lung MatrL C
s1ls ) Jと題する論文を参照されたい。その論
文は、分散したヒトの肺マスト細胞を調製することおよ
びヒスタミン解放阻害を決定する試験においてそれらを
使用することについて記載している。同様に、ヒスタミ
ン阻害の決定用のヒトの好塩基球の調製および使用につ
いては、Maron@等のデ・ジャーナル・オプ・イミ
ュノロジ−(The Journal o(Immun
ology )vol、123.A4.1669−16
77頁(1979)に記載がある。従って、本発明の抽
出物のヒスタミン解放阻害活性の決定に使用する試験細
胞の調製方法の詳細については、本明細書に記載する必
要はないものと考える。
本発明の組成物は、ヒスタミン解放の阻害を必要として
いるヒトを含むすべての瀉血動物に対し、例えば、望ま
しくないヒスタミン解放を原因とするぜん息、鼻炎また
は他のアレルギーにわずられされている対象中に、経口
的に、局所的に、また蝋非経口的に投与することができ
る。従って、前記の組成物は、軽口投与が可能な錠剤の
形、経口もしくは局所投与に適したカブセル、溶液、懸
濁液または乳剤の形、あるいは滅菌注射可能な製剤の形
であることができ、そして前記のものはすべて、活性成
分としての本発明による油抽出物と医薬的に受け入れる
ことのできる担体とを含んでなる。
使用する抽出物の量は、例えば投与態様および治療され
る状態の厳密性に依存して変化する。広く言えば、使用
量はプラズマl−あたDl、1fiLシようレベル10
〜50fn9のオーダーを得るのに充分なものである。
この量は、多くの場合、望ましくないヒスタミン解放を
制御するのに充分である。
以下余白 以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明する。
例1 前記の方法と同様に、移動相としての75/25工タノ
ール/水混合物とC18逆相セミプレグ・ステンレス・
スチール・カラムとを使用するHPLC処理に、エジプ
シャンニンニク油をかけた。
15〜16分、17〜18分、19〜20分。
21〜22分および23〜24分に得られたフラクショ
ンを収集し、前記の方法で、好塩基球細胞におけるヒス
タミン解放阻害について試験した。
前記のフラクションを、2種類の試験濃度(80mcg
/−および27mcg/ld)の対照用としての非分側
ニンニク油と比較した。以下の溶離時間に相当し、正味
のまだは試験緩衝液で約3=1に希釈したもの、すなわ
ち80meg/−または27mcg/IR1,VC等し
いものについては、等しい濃度の対照と比較した場合に
、以下の阻害チをもつことがわかった。
以下余白 フラクシヨン           阻害チ(80me
g/d) 15−16分      27% 17−18分       32% 19−20分       69チ 21−22分       84% 23−24分       7396 (27meg/d) 15−16分       2チ 17−18分       2チ 19−20分      38% 21−22分      27% 23−24分       27チ 対照 80 mcg/−非分別油  83チ 27mcg/−非分別油  79チ 上記の阻害の数値から、前記のHPLC系を使用して1
9分〜24分において得られたフラクションにおいて最
適の阻害が実現することが分かる。
前記のデータは、阻害の程度が投与量応答性であり、8
0 meg/ld 該’験試料が27 wag /−試
料よシも高い阻害程度を与えることを示している。
前記の阻害の数値が、例えば関連する日の細胞活性また
は細胞供与体に依存して変化することは当業者には理解
できるであろう。すなわち、阻害チは、試験日ごとに変
わる可能性がある。前記の試験は同じ日に実施した。そ
して、別の日には、より低いまたはより高い阻害率が現
われるかもしれないが、各椎フラクション間の相対活性
は同じに保たれるものである。
例2 本例は、好中球リポキシゲナーゼ(5−HETEおよび
(または)LTB4)活性についてのニンニク油および
そのフラクションの効果を説明するものである。前記の
HPLL分別忙よって得られ、15−16分、17−1
8分、19−20分、21−22分および23−24分
のフラクションとして示される5種のフラクションにつ
いて、す4キシゲナ一ゼ分析を行なりた。この分析にお
いては、モルモットから得た腹膜好中球3X10’個を
、−7,4の50 mM )リス含有のダルペッコス(
Dulbecaom)緩衝液中で、37℃においてイン
キ−ベートした。
アラキドン酸100ミクロモルとカルシウム・イオノフ
オア(A23187)対照ベヒクル20ミクロモルとを
加える5分前に、ニンニク油またはその抽出物を好中球
中に加えた。アラキドン酸とカルシウム・イオンフォア
とを加えた3分径K、5−ヒドロキシエイコセイトトラ
エノン酸とロイコトリエンB4とを抽出して測定し、リ
ポキシゲナーゼ活性の阻害を決定した。前記の5′!!
Aのフラクションは、リポキシゲナーゼに対して以下の
阻害活性を示した。
フラクション         阻害 チ15−16分
       0 17−18分      38 19−20分      50 21−22分      61 23−24分      37 15−i6分フラクションは、リポキシゲナーゼの阻害
剤として本質的に不活性であることが分かる。他の4m
のフラクションは活性であシ、最も有効なフラクション
は21−22分範囲に得られた。
第1図のグラフは、ヒスタミン解放および好中球リポキ
シゲナーゼ(5−eTK )の阻害に関し、前記のHP
LCによって分離した各種のニンニク油フラクシ、ンに
よって得られた結果を示すものである。更に具体的に述
べれば、第1図は、抗原により刺激された好塩基球(混
合白血球)から解放されたヒスタミンの阻害、ならびに
外因性アラキドン酸およびA23187(カルシウムイ
オニフォア)によりインキュベートしたモルモット好中
球からの5ヒドロキシエイコセイトラエノン酸(5−M
ETE : 5=hydroxye1cosatetr
aenoicmaid)生合成の阻害を示すものである
。5−HETE生合成の阻害は、リポキシゲナーゼ阻害
の関数である。第1図の破線は、ニンニク成分の分離を
示しでいる。
第1図において、Y軸は比較吸光度、リポキシゲナーゼ
またはヒスタミン解放の阻害チを示す。
X軸は、HPLCカラム上への油の注入後の時分(分)
によって示したフラクション番号を表わす。
第1図に示すとおシ、21分にカラムから溶離するニン
ニク成分がヒスタミン解放およびリポキシゲナーゼ活性
の最良の阻害を示す。これは、非分別油(第1図の右側
の単独の点)と比較したものである。
第2図は、ニンニク油ならびにアレルギーおよび他の炎
症状態に対する投薬に関する情報を提供するものである
。第2図は、アレルギーが発生する、アラキドン酸の代
謝の各種経路を示すものである。本発明は、ニンニク油
およびタマネギ油ならびに特にその抽出物が5−リポキ
シゲナーゼを有効に阻害し、そして従って、望ましくな
いヒスタミン解放を阻害する発見に基づくものである。
この点については第2図の最左端の経過を参照されたい
。前記したVanderhoek等の文献は、第2図に
示す他の酵素の阻害に関するものである。これらのいず
れもが、ロイコトリエン生合成またはヒスタミン解放に
関連しないものと思われる。
例3 本例および関連する第3図〜第6図は、分別を行なって
いないニンニク油およびタマネギ油を使用して得られる
阻害の結果を示すものである。
粗製ニンニク油100■(100,000meg )を
アルコール(エタノール)中に溶かした。血液中の声値
(pH7,4)と同様の中性声値に保つこと以外は食塩
水と同様の溶液である緩衝液(PAGCM )中に、前
記のアルコール忙溶かした油を希釈した。
好塩基球白血球(すなわち、ヒスタミンを含み、LTC
4を作る白血球)も前記緩衝液中に希釈した。
各種の量の油−緩衝液溶液を含む試験管の中に、前記の
好塩基球を等分に分割した。好塩基球を含む試験管内に
ある油のミクロダラム(mcg)数を、第3図および第
4図のY軸に示す。その油が37℃(体温)で10分間
好塩基球と相互作用するにまかせた後で、好塩基球にヒ
スタミンを解放(分泌)させそしてLTC4を作らせる
物質(例えば、抗ヒ)IgE)を加えた。この物質がな
いと、ヒスタミンまたはLTC4は、好塩基球から解放
されない。若干の試験管は好塩基球およびヒスタミン解
放性物質だけを含み、そして他の試験管は、試験管内の
体積の1ゴあたシ、油200 mcg 、50mcg 
slomeg、2 mcgまたは0.5mcgを含んで
いた。
油、好塩基球および解放物質を含む試験管を37℃で4
5分間保ち、できるだけ最大の解放が起きるようにした
。物質例えば油が、ヒスタミンまたはLTC4の解放を
阻害するかまたは低下させる場合には、油を含む試験管
内の前記物質の量は、解放を起こす物質のみを含む試験
管内の量よりも低い。この阻害チは第3図および第4図
のX軸に示す。
45分間インキュベートした後で、試験管を遠心機中に
置いた。細胞が試験管底部に行き、透明な緩衝液層がそ
の上に残った。ヒスタミンとLTC4とを含む前記の上
部層を新しい試験管に注ぎ込み、細胞を棄てた。各試験
管内のヒスタミン量は、螢光分析系を使用して決定した
。各試験管内のLTC4量は、LTC4にだけ結合する
抗体を使用する標識免疫検定法を使用して測定した。
以下の計算を行なった。
第3図および第4図に示す曲線は、解放の阻害チ対この
量の阻害に必要な油の量をプロットすることによって作
成した。図から明らかなとおシ、第3図は、各種の濃度
のニンニク油を使用したヒスタミン解放の阻害チを示し
、第4図はロイコトリエンC4解放の阻害チ対ニンニク
油濃度(ミクログラム/ミリリットル)をプロットした
ものである。
前記の試験手順を、各種の濃度のタマネギ油を使って繰
返した。阻害の結果を第5図および第6図に示す。
例4 例3の手順を繰返したが、但し好塩基球の代わシにマス
ト細胞を使用した。種々の濃度におけるニンニク油およ
びタマネギ油についてのヒスタミン解放の阻害チを第7
図および第8図に示す。
以上の説明から、ニンニク油、タマネギ油およびそれら
油の各種抽出物がヒスタミン解放およびロイコトリエン
解放を阻害する有効な機能をもっていることが理解され
よう。従って、前記の油、そして好ましくはその中の活
性成分の濃縮物または抽出物は、ヒスタミンおよび(ま
たは)ロイコトリエン解放を原因とするアレルギーおよ
び炎症状態の治療に有用である。本発明の特に有利な特
徴は、ニンニク油およびタマネギ油が、無毒性の天然物
であることである。従って、前記の油およびそれらの抽
出物または濃縮物は、一般に、アレルギー性疾患の治療
に使用するのに適し“〔いると考えられる。
本明細書に記載の本発明については各種の変形が可能で
ある。本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の記載に
基づいて定めるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、I(P LOで分離した各種のニンニク油フ
ラクションによって得られた結果を示すグラフである。 第2図は、アラキドン酸の代謝経路を示す説明図である
。 第3図〜第8図は1分別を行なっていないニンニク油お
よびタマネギ油を使って得られる阻害を示すグラフであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有効量のニンニク油、タマネギ油またはそれらの抽
    出物を投与することを含んでなる、アレルギー性疾患の
    原因となるメディエータを阻害する方法。 2、望ましくないヒスタミン解放の阻害を必要とする温
    血動物に対して、ヒスタミン解放阻害量のニンニク油、
    タマネギ油またはそれらの抽出物を投与することを含ん
    でなる、望ましくないヒスタミン解放を阻害する特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 3、前記の油がニンニク油である特許請求の範囲第2項
    記載の方法。 4、前記の油がタマネギ油である特許請求の範囲第2項
    記載の方法。 5、室温において流速1.5ml/分でエタノール/水
    混合物を使用して19〜24分の時間範囲でニンニク油
    を処理した後でHPLCによって得たフラクションに相
    当する抽出物を使用する特許請求の範囲第2項記載の方
    法。 6、前記のフラクションが21〜22分に得られたもの
    である特許請求の範囲第5項記載の方法。 7、ヒスタミン解放阻害量のニンニク油、タマネギ油ま
    たはそれらの抽出物と医薬的に受け入れることのできる
    それらの担体とを含んでなる、ヒスタミン解放阻害用の
    医薬組成物。 8、経口投与が可能な形の特許請求の範囲第7項記載の
    組成物。 9、局所投与が可能な形の特許請求の範囲第7項記載の
    組成物。 10、室温において流速1.5ml/分でエタノール/
    水混合物を使用してタマネギ油またはニンニク油のHP
    LC分別により時間範囲19〜24分において得られた
    ものに相当するタマネギ油またはニンニク油の抽出物。 11、エタノール/水混合物を移動相として使用するH
    PLC分別にタマネギ油またはニンニク油をかけること
    を含んでなる、タマネギ油またはニンニク油の分別方法
    。 12、エタノール対水の体積比が約3:1である特許請
    求の範囲第11項記載の方法。 13、望ましくないヒスタミン解放を原因とするぜん息
    もしくは他のアレルギーまたは炎症疾患の治療に使用す
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP60040340A 1984-03-02 1985-03-02 アレルギ−および炎症状態の治療用医薬組成物 Pending JPS6120A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US58537484A 1984-03-02 1984-03-02
US585374 1984-03-02

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JPS6120A true JPS6120A (ja) 1986-01-06

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