JP3183741B2 - 顔色改善剤 - Google Patents

顔色改善剤

Info

Publication number
JP3183741B2
JP3183741B2 JP2947893A JP2947893A JP3183741B2 JP 3183741 B2 JP3183741 B2 JP 3183741B2 JP 2947893 A JP2947893 A JP 2947893A JP 2947893 A JP2947893 A JP 2947893A JP 3183741 B2 JP3183741 B2 JP 3183741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
blood
complexion
effect
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2947893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06239758A (ja
Inventor
桂一 西村
剛 大倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP2947893A priority Critical patent/JP3183741B2/ja
Publication of JPH06239758A publication Critical patent/JPH06239758A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3183741B2 publication Critical patent/JP3183741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顔色改善剤に関し、詳
しくは顔面皮膚のくすみ改善作用に優れた顔色改善剤に
関する
【0002】
【従来の技術】従来、美肌作用を有するものとして種々
の成分が化粧料等に用いられている。これらは皮膚細胞
に直接働き、代謝を促進したり、保湿作用等により老化
を防止したりするものが一般的である。
【0003】これに対し、肌細胞への血行を促進するこ
とにより、くすみのない健康的な顔色を実現させるとい
う試みがある。すなわち、血行を促進して皮膚細胞層へ
栄養成分や水分を十分に補給し、それによって新陳代謝
が活発化され、かつ皮膚末梢での血液循環がよく保たれ
た結果、皮膚細胞は理想的な状態に維持され、顔面にお
いてくすみのない美しく健康的な皮膚色が創り出せると
いう考えによる。
【0004】ところで、近年いわゆる機能性食品の有用
性が指摘されるようになっているが、顔面部の皮膚色を
改善する作用を有するものは知られていない。肌の状態
は健康状態と関わりが深く、また、人の健康は食生活に
よるところが大きい。そこで、食品から、血行促進作用
を有する成分と血液粘性低下作用を有する成分を摂取し
て、皮膚での新陳代謝を活発にして、皮膚末梢での血液
循環をよく保ち、顔面部の皮膚色をくすみのない健康的
なものに改善することは望ましいことと考えられる。し
たがって、顔面部の皮膚色を改善する作用を有する機能
性食品やこれを実現させる顔色改善物質が望まれる。
【0005】従来、血行を促進する薬剤としては、酒石
酸ニコチニックアルコール、ニコチン酸トコフェロー
ル、プロスタグランジンE1、塩酸チクロピジン、シロ
スタゾール、アセチルサリチル酸、ジアゼパム、ジルチ
アゼム、プラゾシン、ペントキシフィリン等種々のもの
が知られているが、これらを食品に添加し、日常摂取す
ることは安全性からみて好ましいことではない。
【0006】これに対し、より安全であると考えられる
生薬抽出物には、循環器系に関与するものが多くあり、
最近の研究で、ショウガ、薬用人参、朮、まむし、霊芝
等の生薬抽出物に、組織血流量を増加させたり、組織血
流阻害を改善したりする血行促進作用があることがわか
ってきている(フレグランス ジャーナル No.88
(1988))。また、ショウガ抽出物やその分画成分
は、血小板凝集抑制作用(特開昭63−72625
号)、炎症防止作用(特開昭61−263909号)を
有することが知られており、さらに美白作用(特開昭6
1−50909号)、強心作用(特開昭57−5980
9号)、鎮痛作用(特公昭59−1684号)等種々の
生理作用も知られている。しかし、これらの生薬の持つ
作用のみで顔色を改善することは望めない。
【0007】一方、微小循環系の血流停滞や微小血栓の
易発状態等を改善する薬剤としては、塩酸イソクスプリ
ン、シンナリジン、マレイン酸シネパシド等の薬剤が従
来用いられているが、これらの多くは、平滑筋弛緩作用
により血管を拡張させ、末梢血行を改善する効果を持つ
ものである。しかし、微小循環を改善するためには、こ
れらによって血管を拡張させるだけでなく、赤血球変形
能を向上させて血液粘性を低下させる等、血液の流れの
性質改善が重要となるが、微小循環を改善するための血
液粘性低下剤として現在知られているものはない。
【0008】ところで、艾葉等の生薬に関しては、止血
作用(特公昭55−21039号)、創傷治癒作用(特
開平5−962号)、浄血作用・増血作用(特開昭61
−166379号)、抗肥満作用(特開昭61−407
63号)、健胃作用(特開昭60−160856号)、
血流促進作用(特開昭3−188009号)を示す成分
が含まれていることが知られており、また、収斂性止血
剤あるいは鎮痛薬として広く利用されている。また艾葉
等に含まれる成分中には、血液凝固時間抑制作用、プロ
トロンビン時間及び活性化部分トロンボプラスチン時間
を延長する作用、抗プラスミン活性、血小板凝集活性阻
害等の作用をもつものがあることも知られているが、上
記成分が血液の粘性を低下させ、それによって微小循環
を改善するということは知られていない。
【0009】さらに、これら微小循環系の血流改善作用
を有する血液粘性低下剤と上記生薬由来の血行促進剤を
組み合わせて、顔面部の皮膚色を改善しようという試み
もなされていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記観点か
らなされたものであり、皮膚での新陳代謝を活発にし、
かつ皮膚末梢での血液循環をよく保つことで、顔面部の
皮膚色をくすみのない健康的なものに改善することがで
き、しかも安全性の高い顔色改善剤を提供することを課
題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を行った結果、艾葉の抽出物
血液粘性を低下させる作用を有し、さらに、この抽出物
と血行促進作用を有するショウガ抽出物とを併用するこ
とにより、顔面部の皮膚色をくすみのない健康的なもの
に改善することができることを見出し、本発明に至っ
た。
【0012】すなわち本発明は、ショウガの抽出物及び
/又はその分画成分と艾葉の抽出物及び/又はその分画
成分とを有効成分として含有する顔色改善剤である。
下、本発明を詳細に説明する。
【0013】<1>ショウガ抽出物 本発明に用いる血行促進作用を有する生薬の抽出物とし
ては、ショウガの抽出物が挙げられる。この抽出物は、
ショウガ(生姜)から熱水等で抽出されるものであり、
例えば100℃の水で還流抽出したものが挙げられる。
また、市販されている抽出物を使用してもよい。ショウ
ガ抽出物はショウキョウエキスとして市販されている。
【0014】ショウガの抽出物はそのまま使用してもよ
く、又その抽出物のうち血行促進作用を有する有効成分
が含まれる分画物を使用してもよい。分画物としては、
血行促進作用を有する成分として6−ショウガオールや
6−ジンゲロールが挙げられ、ショウガから以下のよう
にして得ることができる。乾燥させたショウガの根茎を
エーテルで抽出した抽出物を濃縮し、例えばシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフィーにかけ、ヘキサンと
エーテルの濃度勾配で溶出すると、ヘキサンとエーテル
の混合比が1〜3:1で溶出される分画に主としてショ
ウガオールが、エーテルで溶出される分画に主としてジ
ンゲロールが得られる。これらは分取用薄層クロマトグ
ラフィー等によりさらに精製することができる。
【0015】上記方法の他に、高速液体クロマトグラフ
ィー等によっても単離、精製が可能である。
【0016】<2>艾葉抽出物 本発明に用いる血液粘性低下作用を有する生薬抽出物と
しては、艾葉の抽出物が挙げられる。この抽出物は、艾
葉(チョウセンヨモギの葉)から熱水等で抽出されるも
のであり、例えば100℃の水で還流抽出したものが挙
げられる。
【0017】艾葉の抽出物はそのまま使用してもよく、
又その抽出物のうち血液粘性低下作用を有する有効成分
が含まれる分画物を使用してもよい。例えば、艾葉抽出
物を巨大網目構造合成吸着剤を充填したカラムに通す
と、血液粘性低下作用を有する有効成分は前記吸着剤に
吸着されず通過する。この際、艾葉抽出物のうち苦み成
分や、水溶液とした場合に濁りの原因となる成分は吸着
剤に吸着されるので、有効成分を含む画分から除くこと
ができる。特に食品に添加する場合や液体として使用す
る場合には、このような分画物を用いることが好まし
い。
【0018】上記艾葉の血液粘性低下成分は、血液粘度
低下作用を有し、更には赤血球変形能促進作用を有し、
その結果、これを投与すると血液粘度が低下する。
【0019】<3>本発明の顔色改善剤 本発明の顔色改善剤は、上記のショウガ抽出物及び/又
はその分画物と、艾葉抽出物及び/又はその分画物と
、そのまま、あるいは凍結乾燥等したものを飲食品、
医薬品、医薬部外品等の経口用基剤中に配合することに
より得られる。またその剤形としては錠剤、カプセル剤
あるいはドリンク剤等が好ましい
【0020】上記顔色改善剤では、艾葉抽出物とショウ
ガ抽出物とが、通常は1:5〜5:1、好ましくは1:
2〜2:1の割合で配合される。本発明の顔色改善剤の
投与量は特に限定されないが、通常は、水抽出物として
成人1日当り0.001g以上であり、好ましくは0.
01〜5gである。この範囲で使用することにより、所
期の効果が期待できる。ショウガ、ヨモギ等は古くから
食用に用いられているものであり、長期連用が可能であ
る。
【0021】
【0022】
【作用】本発明の顔色改善剤は、主として血行促進作用
と血液粘性低下作用により、顔のくすみを改善する効果
を発揮する。以下、血液粘性低下作用について詳しく説
明する。
【0023】艾葉を熱水抽出し、その抽出液を凍結乾燥
したものを動物に投与して、全血粘度を測定し、艾葉、
甘草については赤血球変形能を測定した。
【0024】また、比較品として、川キュウ、桃仁、柴
胡を、上記と同様に熱水抽出し、凍結乾燥したものを用
い、全血粘度を測定し、川キュウ、柴胡については赤血
球変形能を測定した。
【0025】<全血粘度の測定>艾葉 抽出物をマウスに経口投与して、全血粘度の変化を
調べた。1群5匹づつのICP系雄性マウス(9週齢、
日本クレア)に、CE−2(日本クレア)80%、ミル
クカゼイン20%の固形飼料を自由に摂取させる一方、
各抽出物5重量%を1重量%のカルボキシメチルセルロ
ースナトリウム(cmc−Na)水溶液に溶解させたも
のを、0.5ml/匹/日で14日間連続して投与し
た。また、対照群には、1重量%cmc−Na水溶液を
0.5ml/匹/日で14日間連続して投与した。
【0026】14日後から、各群のマウスを絶食させ、
絶食開始から18時間後に頚静脈から採血を行い、エチ
レンジアミン四酢酸二カリウム(EDTA−2K)(全
血1mlあたり1mg)を加えて非凝固血とした。その
うち0.5mlを、コーン・プレート・ビスコメータ
(cone-plate-viscometer:バイオレオライザーBRL
−500、東京計器製)にとり、37.5sec-1のず
り応力で、全血粘度の測定を行った。その結果を表1に
示す。尚、表中の数値は、対照群の全血粘度に対する各
抽出物投与群の全血粘度の百分率を表す。また、有意差
検定は、スチューデントt−検定により行った。尚、表
中*印は危険率5%未満で、**印は危険率1%未満
で、それぞれ有意差があることを示す。
【0027】
【表1】
【0028】この結果から、艾葉抽出物は、著しい血液
粘性を低下する作用を有することが明らかである。
【0029】艾葉抽出物の分画物に関し、後述の製造例
で得られた各分画物を用いて同様の試験をしたとこ
ろ、非吸着画分に有意に血液粘性低下作用が見られた。
その他、結果は示さないが、紅花、当帰、赤芍、牛膝、
大黄、沙棘、莪朮、白芍、宇金、延胡索、益母草、茯
苓、人参、三七、大薊に関しても同様の試験を行ったと
ころ、有意な効果は得られなかった。
【0030】<赤血球変形能の測定> 次に、艾葉、川キュウ、あるいは柴胡の抽出物をマウス
に経口摂取させた後の赤血球変形能の変化を調べた。
【0031】上記全血粘度の測定と同様に、固形飼料を
摂取させ、あるいは各抽出物を投与した。抽出物の投与
14日目から絶食させ、絶食開始18時間後に頚静脈か
ら採血を行い、EDTA−2K(全血1mlあたり1m
g)を加えて非凝固血とした。そのうち0.1mlを、
4.9mlの生理食塩水に加えて、37℃、5分間イン
キュベートし、直径13mm穴径3μmのヌクレポアフ
ィルター(Costar Corp.製)付注射筒に入れ、減圧下
(−15mmHg)で、最初の1mlがフィルターを通
する時間を測定することにより、赤血球変形能を測定
した。結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】この結果から明らかなように、艾葉抽出物
赤血球の変形能を有意に向上させる作用を有する。赤
血球変形能が向上することは全血粘性を低下させること
の大きな要因となる。末梢血管の直径は、赤血球の大き
さと同程度あるいはそれ以下であり、赤血球が末梢血管
を通過するには変形する必要があるといわれていること
から、赤血球変形能の向上は、全血粘度の低下と併せて
血行促進に寄与すると考えられる。
【0034】本発明の顔色改善剤は、上記血液粘性低下
作用と血行促進作用に基づいて、皮膚の新陳代謝を活発
にし、かつ皮膚末梢での血液循環をよく保たせ、顔面部
の皮膚色のくすみを改善する効果を奏する。
【0035】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。はじめ
に、実施例に用いる生薬抽出物の製造例について説明す
る。
【0036】
【製造例1】 血行促進作用を有する生薬抽出物(ショ
ウガ抽出物) 日本薬局方「ショウキョウ」1kgを熱水10lで3時
間還流抽出して、その抽出液を濾過して、その濾液を凍
結乾燥してショウガの熱水抽出物114gを得た。
【0037】
【製造例2】血液粘性低下作用を有する生薬抽出物(艾
葉抽出物)艾葉の乾燥物1kgを熱水10lで3時間還
流抽出して、その抽出液を濾過して、その濾液を凍結乾
燥して艾葉の熱水抽出196gを得た。
【0038】
【製造例3】艾葉抽出物分画物 艾葉300gを3lの水を用いて、100℃、3時間還
流抽出し、濾過して水抽出物を得る。この抽出物を60
0mlのXAD−2(巨大網目構造合成吸着剤;オルガ
ノ(株)製)に通し、非吸着画分として通過液を得る。
【0039】次に、前記カラムに2lの20vol%エ
タノール液を通し、20%エタノール溶出画分を得る。
更に2lの99.5vol%エタノール液をカラムに通
して、99.5%エタノール溶出画分を得る。それぞれ
の分画物溶液を、減圧下で溶媒留去して、各々49g、
5.3g、5.1gの固形分として分画物を得た。
【0040】これらの分画物を、記に示したように、
動物に摂取させ、血液粘性低下効果を調べたところ、非
吸着画分にのみこの効果が認められた。
【0041】
【実施例】製造例1のショウガ抽出物100mg、製造
例2の艾葉抽出物100mg、サフラワー油150m
g、活性剤30mgを、1粒中に含むソフトカプセル
(実施例)を製造した。同様にして、上記ソフトカプセ
ルからショウガ抽出物を抜いたソフトカプセル(比較例
1)、艾葉抽出物を抜いたソフトカプセル(比較例2)
及びショウガ抽出物と艾葉抽出物とを抜いたソフトカプ
セル(コントロール)を製造した。
【0042】次に、この顔色改善剤の効果を示す。健常
成人女性55名をパネラーとして選び、図1に示す顔面
部の3部位(額中央、頬前面、頬側面)の皮膚色を測定
した。このうち10名(29.4±1.52歳)をテス
ト群、20名を比較例群(比較例1の10名(27.3
±4.25歳)、比較例2の10名(28.2±4.6
7歳))、25名(26.6±7.90歳)をコントロ
ール群として、テスト群には、上記顔色改善剤のソフト
カプセルを朝、夕2粒ずつ一日4粒、6週間毎日飲用し
てもらい、比較例群とコントロール群にも、比較例のソ
フトカプセル、コントロールのソフトカプセルを、テス
ト群と同様に飲用してもらった。その間一週間毎に、顔
面部3部位の皮膚色測定を行い、テスト群、比較例群と
コントロール群の皮膚色を比較した。
【0043】尚、顔面部の皮膚色は、分光測色計(ミノ
ルタ社製、CM−2001)を用いて測定し、L**
*表示において明度を表すL*値を、顔色改善のパラメー
タとして用いた。また、固体差をなくすために、6週間
経過時における明度(L*値)からテスト開始時の明度
(L*値)を差し引いた値(△L*値)を用いてデータ処
理を行った。尚、有意差検定は、スチューデントt−検
定により行った。
【0044】テスト群と比較例群の顔面各部のL*値の
経時変化を、10人の平均値を用いて図2から図4に示
す。さらにサンプル投与6週間後のテスト群、比較例
、コントロール群の顔面各部の明度変化量(△L*
を、各群の平均値を用いて図5に示す。尚、図中*印は
危険率5%未満で有意差があることを示す。
【0045】この結果から、本発明の顔色改善剤の投与
を受けたパネラーは、経時的に顔面各部の明度(L
*値)が上昇した。特に、頬側部では、テスト開始時と
比較して、4週目からL*値が有意に高くなっている。
また、サンプルを投与して6週間経過時における本発明
△L*値は、比較例やコントロールの投与を受けたパ
ネラーのそれと比較して、顔面3部位全てにおいて有意
に高くなることが明かである。
【0046】尚、マンセル表示による明度とくすみ印象
との関係については、平成4年第32回SCCJ研究討
論回講演要旨集62〜69ページに記載されており、さ
らにマンセル表示による明度とL*値とは正の相関関係
にあることから、△L*値が高いということは、くすみ
が低減されたということを意味する。
【0047】
【発明の効果】本発明の顔色改善剤は、顔面部の皮膚色
をくすみのない健康的なものに改善することができ、し
かも安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】皮膚色測定部位を示す図
【図2】顔面各部(額中央部)の明度(L * )の平均値
の経時変化を示す図
【図3】顔面各部(頬前面部)の明度(L * )の平均値
の経時変化を示す図
【図4】顔面各部(頬側面部)の明度(L * )の平均値
の経時変化を示す図
【図5】サンプル投与6週間後の顔面各部の明度変化量
(△L * )を示す図
【符号の説明】
図中*印は危険率5%未満で有意差があることを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−103005(JP,A) 特開 昭60−199810(JP,A) 特開 昭60−262552(JP,A) 特開 昭53−91109(JP,A) 特開 昭56−92216(JP,A) 特開 昭58−222028(JP,A) 特開 平2−258725(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 35/78 A61P 7/00 A61P 17/00 BIOSIS(DIALOG) CA(STN) MEDLINE(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ショウガの抽出物及び/又はその分画成分
    と艾葉の抽出物及び/又はその分画成分とを有効成分と
    して含有する顔色改善剤。
  2. 【請求項2】経口用である請求項1記載の顔色改善剤。
JP2947893A 1993-02-18 1993-02-18 顔色改善剤 Expired - Lifetime JP3183741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2947893A JP3183741B2 (ja) 1993-02-18 1993-02-18 顔色改善剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2947893A JP3183741B2 (ja) 1993-02-18 1993-02-18 顔色改善剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06239758A JPH06239758A (ja) 1994-08-30
JP3183741B2 true JP3183741B2 (ja) 2001-07-09

Family

ID=12277201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2947893A Expired - Lifetime JP3183741B2 (ja) 1993-02-18 1993-02-18 顔色改善剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3183741B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1067674A (ja) * 1996-06-19 1998-03-10 Advanced Sukin Res Kenkyusho:Kk 細胞外マトリツクスの異常蓄積抑制剤
CN102579678B (zh) * 2012-04-11 2013-10-02 高天文 用于治疗白癜风的药物组合物
CN104491157A (zh) * 2014-11-29 2015-04-08 孙晓兵 一种治疗光敏性皮肤病的中药组合物
JP2016216373A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 株式会社東洋新薬 血流改善剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06239758A (ja) 1994-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4708949A (en) Therapeutic composition from plant extracts
US4795742A (en) Therapeutic composition from plant extracts
JP4542300B2 (ja) ヒアルロン酸蓄積促進剤
KR101863739B1 (ko) 치매를 예방하고/하거나 치료하기 위한 약물의 제조에서의 진세노사이드-rg3의 용도 및 약물
JPH1036276A (ja) 抗アレルギー剤及びこれを含有する抗アレルギー性化粧料並びに食品
JP2000086510A (ja) ヒスタミン遊離抑制剤
JP2006306804A (ja) シワ形成抑制剤
CN107260710B (zh) 雪松醇在制备促进毛发生长和缓解脱发的药物中的应用
KR0128057B1 (ko) 피부 미소순환에 작용하는 약리적 조성물
JP2001240539A (ja) 血圧上昇または血糖上昇を抑制するための薬剤または機能性食品
KR100529793B1 (ko) 솔잎 추출물 및 이것의 용도
RU2396940C2 (ru) Тоник для волос
JPH10120583A (ja) 抗アレルギー剤、ケミカルメディエーター遊離抑制剤及びこれを含有する抗アレルギー性化粧料,医薬品並びに食品
JP2540581B2 (ja) 外用剤
JP3183741B2 (ja) 顔色改善剤
JP3164455B2 (ja) 角層修復促進剤
JP2000191493A (ja) 薬用化粧料
CN104435045A (zh) 一种治疗中风及其后遗症的中药组合物及其制备方法
JPH0153255B2 (ja)
KR101789875B1 (ko) 베트남 인삼 추출물을 유효성분으로 포함하는 여드름 개선용 화장료 조성물
CN106880834A (zh) 一种用于缓解高血压症状的植物精油复合物及制备方法
JP2014091721A (ja) セラミド産生促進剤
JP4105498B2 (ja) アトピー性疾患の症状の予防・緩和に有効な組成物
KR20010009653A (ko) 성기능 장애를 위한 치료용 조성물
JP2009114083A (ja) 抗菌剤及び皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term