JPS61209898A - 豆腐切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分骨〕 この発明は型箱から取出された豆腐を水槽内の水中で所
要の寸法に自動的に切断する豆腐切断装置に関するもの
である。

〔従来の技術〕

従来、型箱から取出された凝固状態の豆腐を、例えば一
般に市販されている一丁分の大きさに切断加工する場合
は、型箱から取出された豆腐を水槽中に浮遊させた浮し
板上に載せ、包丁により手作業で縦、横に切断していた
。このため、豆腐の切断加工に手数がかかり、熟練を要
するほか、切断された豆腐の大きさ客とばらつきが生じ
商品価値を下げる問題がある。

そこで、カッタ刃を縦、横に配列して切断加工される豆
腐の大きさに合わせたます目状のカッタを用意し、との
カッタを型箱から取出した豆腐に押付けることで、該豆
腐を切断することも考えられるが、これではカッタを豆
腐に押付けたとき、豆腐が切断される前に豆腐への押付
力によって豆腐が押し潰されたり、型くずれしたりして
しまう問題がある。

また、本出願人は上記問題を解決したものとして、実願
昭！！９−３９９５２号に示すものを提案している。

上記出願にかかる豆腐切断装置は、水槽の水中に浸漬さ
れる豆腐収容枠体の下部開口にＸ軸カッタ及びＹ軸カッ
タを互いに上下にして配設し、このＸ軸カッタ及びＹ軸
カッタをトラバース運動させ、その上方から豆腐を加圧
機構により押圧することで切断するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような豆腐切断装置では、型箱から取出された大
面積の豆腐を水槽中で所要の寸法に型くずれなどを生じ
させることなく、かつ人手を要することなく切断するこ
とが可能であるが、Ｘ軸カッタ及びＹ軸カッタにより切
断された豆腐は収容枠体の真下に位置する水槽底部に沈
降されるため、この切断豆腐を水槽外へ取出してパッケ
ージングする場合、その取出しに多くの人手を要し、作
業性が悪いほか、切断からパッケージングまでの自動化
を極めて難しくする問題があった。

この発明は上記のような従来の問題を解決するためにな
されたもので、カッタにより自動的に切断された豆腐の
次工程への移送等の処理を容易にし、切断からパッケー
ジングまでの自動化を可能にするとともに、型くずれの
ない正確な豆腐切断を可能にした豆腐切断装置を提供す
ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明にかかる豆腐切断装置は、水槽内に水平に配置
され、かつ上下面が開放する豆腐収容枠体と、この豆腐
収容枠体の上部開口側に上下に位置して配設され、かつ
上記豆腐収容枠体の上部開口をＸ方向及びＹ方向に横切
る複数の豆腐カッタ刃を等間隔に平行に配列してなるＸ
軸カッタ及びＹ軸カッタと、このＸ軸及びＹ軸カッタを
トラバース連動させる駆動装置と、上記豆腐収容枠体の
下部開口に対向して配置され被切断豆腐を載置する受台
と、上記豆腐収容枠体及び上記豆腐受台の少なくとも一
方を相対的に上下動作させる手段とから構成したもので
ある。

〔作　用〕

この発明においては、豆腐が載置された受台と豆腐収容
枠体とを接近方向に相対移動することで、トラバース運
動するＸ軸及びＹ軸カッタにより受台上の豆腐を所要寸
法に切断し、そして当該切断豆腐を収容枠体の上方に位
置する水面付近に押し出すものであり、これにより切断
された豆腐の移送コンベア等への受は渡しを簡便、かつ
確実にし、さらに移送コンベア等の切断機構部への接近
配置を容易にして切断からパッケージングまでの自動化
を可能にする。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を第１図乃至第７図について説
明する。

第１図乃至第５図において、１はオーバフローする豆腐
冷却水２が充填された水槽、３は水槽１の縁上をその長
手方向に水平移動する第１の架台であり、この架台３は
、上記水槽１の左右１１１１　ｍ　。

ｌｂ上に、その長手方向に沿って走行可能に載置された
一対の台車４ａ、４ｂと、この台車４ａ。

４ｂ上に垂直に立設した支柱５ａ、５ｂと、この支柱５
ａ、５ｂの上端間に水平に横架固定した互いに平行な一
対のレール部材６ｍ、６ｂとから構成されている。

７は上記第１の架台３のレール部材６ｍ、６ｂに、その
長手方向（第１の架台３の移動方向と直角な方向）に沿
って移動可能に取付けた第２の架台で、この第２の架台
７はレール部材６ａ、６ｂ上に走行に保持する複数のロ
ーラ８、及びレール部材６ａ、６ｂからの離脱を防止す
るためレール部材６ｇ、６ｂに摺接する案内板９と、架
台７の左右両端に位置して垂下固着した一対の平行な案
内支柱１０ａ、１０ｂを備え、この案内支柱１０ａ。

１０ｂの垂下端は水平部材１０Ａによって一体に連結さ
れており、そして、上記案内支柱１０８゜１０ｂの内側
には、その凹溝１１ａ、ｌｌｂに沿って案内される可動
枠１２が上下動可能に取付けられているとともに、可動
枠１２の上部片１２ａは、第２の架台７上に設置したエ
アシリンダ１３のピストンロッド１３ａに連結されてい
る。

また、上記可動枠１２の下部には、図示しない型箱から
取出した豆＠１４を（第７図参照）を収容する収容枠体
１５の左右両側が連結部材１２ｂにより水平に支持され
ており、この収容枠体１５は第６図に示す如く上下が開
放され、かつ型箱から取出された豆１１１１４の大きさ
及び外形に対応した四角筒状をなし、そして前面側には
豆腐挿入開口１５ｍが形成されているとともに、その上
部開口側には、豆１１１４を所要寸法の四角状に切断す
るＸ軸カッタ１６及びＹ軸カッタ１７が装着され、この
各カッタ１６，１７は可動枠１２の上部片１２＆上に設
置した駆動装置１８によってトラバース運動されるよう
になっている。

上記駆動装置１８ば、電動機１８ａと、この電動機１８
ｇに直結されブラケット１８ｂに回転可能に軸着された
回転軸１８ａと、この回転軸１８ｅに偏心して取付けた
円板カム１８ｄと、この円板カム１８ｄの外周に相対回
転可能に嵌合したリング１８ａとから構成されている。

また、１９は上記豆腐収容枠体１５の下部開口に対向し
て上記水平部材１０Ａ上設置した豆腐受台で、この受台
１９は、上記Ｘ、Ｙ軸カツカツタ。

１７により切断分離される各豆腐の大きさに対応した多
数の受板１９ｇと、これら各受板１９ａを同一平面内に
水平に支持する多数のロッド１９ｂ及びこれらロッド１
９ｂを保持する支持板１９ｃとから構成され、そして上
記受板１９ｍは第５図に示す如＜ｘ、Ｘ軸カッタ１６，
１７により切断分離される各豆腐に対応したマトリック
ス状に配列されている。

第６図は上記豆腐収容枠板１５及びこれに装着されるＸ
、Ｙ軸カッタ１６，１７の詳細を示す分離斜視図である
。同図において、Ｘ軸カッタ１Ｂは上記豆腐秋春枠体１
５の外周に緩嵌合する大きさで水平に支持されるカッタ
枠１６ａを有し、とのカッタ枠り６ａ内には矢印Ｘ方向
に延びる複数のカッタ刃１ｊｂが矢印Ｙ方向に等間隔に
平行配列され、その両端はカッタ枠１６ａに固着されて
いる。このようにしたＸ軸カッタ１６は収容枠体１５に
対しＸ方向にトラバース運動されるために、カッタ枠１
６ａの左右外側壁にピン２０によってレバー２１ｍ、２
１ｂの一端をｒＭＩ［＋可能に連結し、その他端はリン
ク２２ａ、２２ｂに回動可能に連結され、リンク２２ａ
、２２ｂは上記収容枠体１５の外側にブラケット２３に
より回転可能に軸着した軸２４に固着されているととも
に、上記軸２４には、さらにＬ状リンク２５の一端を固
着し、その他端は連結部材２６を介して上記駆動装置１
８のリング１８ｅに連結したクランクレバー２７に連結
されている。また、上記収容枠体１５には上記各カッタ
刃１６ｂがスライド自在に係合するスリット１５ｂが形
成されている。

また、Ｙ軸カッタ１７は、上記！！冑収容枠体１５の外
周に緩嵌合する大きさで水平に支持されるカッタ枠１７
ａを有し、とのカッタ枠り７ａ内には矢印Ｙ方向に延び
る複数のカッタ刃１７ｂが矢印Ｙ方向に等間隔に平行配
列され、その両端はカッタ枠１７ｍに固着されている。

このようにしたＹ軸カッタ１７は収容枠体１５に対しＹ
方向にトラバース運転されるために、カッタ枠１７ｍの
前後外側壁にピン２８によってレバー２９ｍ、２９ｂの
一端を回転可能に連結し、その他端はりンク３０ａ。

３０ｂの一端に回動可能に連結され、リンク３０ａ。

３０ｂの他端は上記収容枠体１５の外側に固定したブラ
ケット３１により回転可能に軸着した軸３２に固着され
ているとともに、上記軸３２にはさらにＬ状リンク３３
の一端が固着され、その他端は連結部材２６を介して上
記クランクレバー２７に連結されている。また５、上記
収容枠体１５には上記カッタ刃１７ｂがスライド自在に
係合するスリブ）１５ａが形成されている。

なお、第６図において、１５ｄ、１５ｅはそれぞれＸ軸
及びＹ軸カッタ１６，１？を収容枠体１５に移動可能に
水平支持するための支持片である。

また、第２図及び第３図において、３４はエアシリンダ
１３等を収容するケーシングを兼ねた操作盤で、この操
作盤３４Ｌｔ可動枠１２の上部片１２ａ上に設置され、
その前面パネルには電源スィッチ３５、運転指令スイッ
チ３６等が設けられ、さ、らに操作盤３４の内部には、
上記エアシリンダ１３およびカッタトラバース用駆動装
Ｍ１８をシーケンシャルに１１１＃ＩＪするための制御
１回路（図示せず）等が設けられている。

次に上記のように構成された本実施例の動作について説
明する。

豆腐の切断に際しては、まず、電源スィッチ３５をＯＮ
！、、てエアシリンダ１３及び電動機１８ａの制御回路
（図示せず）をイニシャライズさせる。

このとき、エアシリンダ１３は後退しており、これに伴
いＸ、Ｙ軸カッタ１６，１７を含めた豆腐収容枠体１５
は第２図、第３図の実線に示す上昇端位置に停止してい
る。

その後、水槽１外で型箱（図示せず）から取出した大き
な豆ｌＲ１４を図示しない浮かし板とともに水槽１の水
中に入れ、この浮かし板を利用して豆腐１４を挿入開口
１５ａから収容枠体１５内に挿入し、受台１９の受板１
９ａ上に載置する。次に、運転指令スイッチ３６を押す
と、図示しない制御回路が作動して、先ずエアシリンダ
１３が前進動作する。これにより収容枠体１５を含めた
可動枠１２全体が第２図の矢印Ａ方向に下降され始め、
そして、下側にあるＸ軸カッタ１６のカッタ刃１８ｂが
受台１９上の豆１ｉ１４　　の上面に接触する直前にな
になると、トラバース用駆動操作１８の電動機１８ａが
起動され、これにより円板カム１８ｄが偏心回転すると
ともに、リング１８ｅを介して連結されたクランクレバ
ー２７が第２図の矢１１１ｐＢ方向に上下運動する。こ
のため、クランクレバー２７を介して連結されたリンク
２５が軸２４と一体に第６図の矢印Ｃ方向に揺動回転し
、さらにとの揺動回転運動はリンク２２ｍ、　２２ｂを
介してレバー２１１゜２１ｂに伝達され、Ｘ軸カッタ１
６を矢印Ｘ方向にトラバース運動させる。これと同時に
クランクレバー２７の上下運動は連結部材２６を介して
リンク３３に伝達され、これにより、リンク３３及び軸
３２を第６図の矢印り方向に揺動回転させるとともに、
該揺動回転運動はリンク３０ｍ、３０ｂを介してレバー
２９ｍ、２９ｂに伝達され、Ｙ軸カッタ１７を矢印Ｙ方
向にトラバース運動させる。

従って、上記収容枠体１５の矢印Ａ方向への下降に伴い
受台１９上の豆１１１４は、第７図（ａ）に示す如くま
ずトラバース連動するＸ軸カッタ１６のカッタ刃１６ｂ
によりＹ方向に複数の短冊状に切断され、この短冊状に
切断された豆１ｉ１４は、第７図（ｂ）に示す如くトラ
バース運動するＹ軸カッタ１７のカッタ刃１７ｂにより
ｘ方向に複数に切断され、直方体状の切断豆１ｉ　１４
　ｍとなって、Ｙ軸カッタ１７の上方へ押し出される。

そして、受台１９の受板１９ａが収容枠体１５の上面よ
り僅かに突出する時点になると、エアシリンダ１３の前
進動が停止し、同時に電動機１８ａも停止する。

この状態での各受板１９ａ上の豆ｇｌｉ　１４　ａは、
第７図（ｅ）に示す如く冷却水２の水面近くに位置され
ている。また、この切断豆１１１４ｍを受板１９凰上か
ら排除すゐ場合は、切断豆１ｉ　１４　ａ全体を第７図
（ｅ）の矢印Ｅ方向へ手作業あるいは水面付近に設けた
押出装置（図示せず）などにより押し出すことにより行
われる。

一方、収容枠体１５の上方に押し出された切断豆１ｉ　
１４　ａの排除作業が完了すると（この排除操作時間は
タイマにより設定される）、工１シリンダ１３の制御回
路に後退指令が与えられ、これによりエアシリンダ１３
を後退動作して収容枠体１５を含む可動枠１２全体を上
昇させ、第２図の実線の状態に復帰させて、次の豆腐切
断動作に待機する。

従って、上記のような本実施例にあっては、所要寸法に
切断された豆＠　１４　ａをカッタ機構の上面側へ押し
出し、かつ水槽１の水面近くに位置させるため、豆腐の
パッケージング等に際し、切断された豆腐１４　ａをコ
ンベアなどにより水槽から自動パッケージング装置へ移
送するとき、水槽へのコンベアの設置が簡便となり、切
断装置からコンベアへの切断豆腐の受は渡しも確実、か
つ安定化するほか、豆腐の切断からパフケージングの自
動化が容易になる。

なお、上記実施例では、豆腐収容枠体１５を含むＸ、Ｙ
軸カッタ１６，１７を上下動可能にし、受台１９を固定
とした場合について説明したが、ｘ、Ｘ軸カッタ１６，
１７側を固定にし、受台１９を上下動可能にしても上記
実施例と同様な効果が得られるほか、水槽内の冷却水の
水面レベルが高い（水槽が深い）場合に特に有効となる
。

また、上記実施例でば、第１の架台３と第２の架台７に
より水槽上を水平移動可能にしたが、これに限定されず
、水槽上に固定した定置式としても良い。

〔発明の効果〕

思上説明した通り、この発明によれば、水槽内に上方に
位置して、トラバース運動するＸ軸及びＹ軸カッタを備
えた豆腐収容枠体を配置させ、その下方には豆腐受台を
配置し、この豆腐収容枠体及び豆腐受台の少なくとも一
方を上下動操作可能にし、これにより両者を接近方向へ
の相対動作させろとともに両カッタをトラバース運動さ
せることで豆腐を所要寸法に自動的に切断し、この切断
された豆腐をカッタの上方へ押し出すようにしたので、
カッタ刃の配列に応じた所要寸法の豆腐を型くずれさせ
ることなく正確に切断でき、商品価値の高いものとする
ことができるとともに、切断された豆腐の次工程への移
送等の処理が容易となす、かつ切断からパフケージング
までの自動化も容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる豆腐切断装置の一例を示す全
体構成図、第２図はこの発明における豆腐切断機構部の
拡大正面図、第３図はその側面図、第４図は同じく第２
図の上面図、第５図は第２図の■−■線に沿う断面図、
第６図はこの発明における収容枠体、Ｘ軸及びＹ軸カッ
タとその動力伝達機構部の詳細を示す分解斜視図、第７
図（ａ）。 （ｂ）、（ｅ）はこの発明におけろ豆腐切断時の動作説
明図である。 １・・・水槽、２・・・冷却水、３・・第１の架台、７
・・第２の架台、１２・・・可動枠、１３・・・エアシ
リンダ、１４・・・豆腐、１４ｍ・・・切断豆腐、１５
・・・豆腐収容枠体、１ｇ・・・Ｘ軸カッタ、１７・・
・Ｙ軸カッタ、１８・・・カッタトラバース用駆動装置
、１９・・・受台、１９ｍ・・・受板、３４・・・操作
盤。 １３図　゛ 才　５　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水槽内に水平に配置され、かつ上下面が開放する豆腐収
   容枠体と、この豆腐収容枠体の上部開口側に上下に位置
   して配設され、かつ上記豆腐収容枠体の上部開口をＸ方
   向及びＹ方向に横切る複数の豆腐カッタ刃を等間隔に平
   行に配列してなるＸ軸カッタ及びＹ軸カッタと、このＸ
   軸及びＹ軸カッタをトラバース運動させる駆動装置と、
   上記豆腐収容枠体の下部開口に対向して配置され被切断
   豆腐を載置する受台と、上記豆腐収容枠体及び上記豆腐
   受台の少なくとも一方を相対的に上下動作させる手段と
   から構成したことを特徴とする豆腐切断装置。