JPS61209648A - レ−ザプロ−ブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はレーザ光が出射する先端付近の送水構造を改良
したレーザプローブに関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

近年、内視鏡の観察の下で体腔内の患部をレーザ光で治
療することができるように々りだ（特表昭５７−５０２
１８７号公報）。この場合圧使用するレーザプローブは
その内視鏡に形成された挿通チャンネルを通じて体腔内
に導入される。そして、接触型のレーザプローブにあっ
てはその透明な先端チップを体腔内の組織に当て組織の
切開や凝固止血を行なう。

ところで、上記先端チップには患部を切開しだシ凝固止
血するとき焼けた組織が付着しやすい。そして、レーザ
光がその付着物に当って加熱し、先端チップはよシ高湛
になりやすい。また、先端チップの円錐形先端部位では
レーザ光が特に強く収束するので組織を硬ませるのに充
分なほど高温となり、組織が強く付着することがある。

す々わち、第１図で示すように先端チップ１を接触させ
た組織には焼灼された組織部分２の周囲に熱によシ固形
化された組織部分３が広がシ、この組織部分３が上記先
端チップ１の周側面に固着しやすいのである。

そして、このような付着現象が生じると、切開や凝固手
術の進行を著しく阻害する。さらに、第２図で示すよう
に先端チッ７０１を引くとその生体組織まで引き上げ、
組織を損傷させて再出血する危険があった。

そこで、第３図で示すように先端チップ１を取付は固定
する筒状の固定具４の側壁部分を切欠き、これを送水口
５としてこれよυレーデ照射申送水することにより組織
を冷却し、その組織が熱により固化するのを防止するこ
とが考えられる。

しかしながら、上記固定具４の筒状側壁に切欠きを設け
てこれを送水口５とする方式ではレーザプローブの先端
を下へ向けているときは上記送水口５から出た水は先端
チップ１の先端側へ流れ落ち組織を冷却するので、その
固着を防ぐことができるが、レーザプローブの先端を横
方向や上方へ向けると、送水口５から出た水、は先端テ
ツｆノに接触する組織には供給され彦い。

つまり、組織を有効に冷却できず、上記目的を達成でき
々いことが起る。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは先端チップの向きがどのような方向に向
いていても先端チップに接触する組織部分に冷却水を供
給できるようにしたレーザプローブを提供することにあ
る。

〔発明の概要〕

本発明は先端チップの側面部側へ向けて開口する送水口
を構成したレーザプロー！である。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の各実施例を図面にもとづいて説明する。

第４図ないし第７図は本発明の第１の実施例を示す。第
４−図および第５図はレーザプローブの先端部付近を示
す。

すなわち、Ｖ−デプｑ−プの外装チューブ１１の先端部
分には、金属製でほぼ円筒状のチ、！固定具１２の基端
部が嵌挿して接着取付は固定されている。このチップ固
定具１２の先端部分には先端チップ１３が嵌挿してかし
め付けによシ取付は固定されている。外装チューブ１１
内には被覆チューブ１４で被覆してなる導光ファイバ１
５が挿通されておシ、導光ファイバ１５の先端は先端チ
ップ１３の内方端に近接して対向設置される。また、外
装チューブ１１内において被覆チューブ１４で被覆した
導光ファイバ１５の外側には送水のための通路１６が形
成されている。

上記先端チップ１３は透光性のある耐熱性材料、たとえ
ば酸化アルミニウム等のセラミックからカシ、基端部は
等径な外周面を有する嵌合取付は部１７を構成しである
。′また、チップ先端部１８はレーザ光を集束して先端
から出射する円錐形状に形成されている。そして、上記
嵌合取付は部１７および一部のチップ先端部１８にわた
ってそれらの外周にはチップ固定具１２の先端周壁部１
９が被嵌されてかしめ固定されている。

さらに、先端テラ７′′１３の嵌合取付は部１７の外周
部およびこれに続くチップ先端部１８の一部外周部には
第６図および第７図で示すように軸方向に沿う切欠き溝
２０を形成してなシ。

この切欠き溝２０によりチップ固定具１２の先端周壁部
１９との間で送水口２１を構成する。

上記先端周壁部１９の先端部分はチップ先端部１８のと
ころで絞シ込まれているので、上記送水口２１は先端チ
ップ１３のチップ先端部１８の局面に沿いその先端中心
に向って開口している。

しかして、上記レーデグローブを使用するときには先端
チッｆｘｓのチップ先端部１８を生体組織に接触させな
がらそのチップ先端部１８の先端からレーザ光を出射す
る。これによシ上記テッゾ先端部１８に接触した生体組
織はレーザ光によって加熱され、消散、切開または凝固
止血される。さらに、この処理時においてレーザプロー
ブの通路１６を通じて冷却水を供給することによう送水
口２１から生体組織側へ送水する。送水口２１はチップ
先端部１８の周側面部に沿う向きで開口するため、冷却
水はそのチップ先端部１８の周側面に向って放出する。

したがって、積極的かつ確実に生体組織に冷却水をかけ
チップ先端部１８の周側面に接触する組織を冷却するこ
とができる。このため、チップ先端部１８への組織の凝
固付着を防止できる。

したがって、レーザプローブの先端チップ１３を引いた
とき、そのチップ先端部１８が組織から容易に離れる。

このため、凝固した部分が破壊され、再び出血を引き起
すことがない。

また、チップ先端部１８と組織との付着が起らないので
、組織へ接触したまま先端チップ１３の移動も容易で円
滑な切開ができる。

さらに、チップ先端部１８が常に冷却されるので、その
チップ先端部１８に凝固付着して黒色化した組織により
レーザ光が吸収されても、チップ先端部１８が過度に熱
っせられることがない。つまシ、先端チップ１３が過度
の高温となシ、これを組織に接触させたときの急冷によ
り熱的々衝撃を受け、先端チップ１３が破壊する事態を
未然に防止できる。

第８回および第９図は本発明の第２の実施例を示すもの
である。この実施例は先端チップ１３の周側面に切欠き
溝２ｏを形成することなく、代りにチップ固定具１２の
先端周壁部１９の一部におけるかしめ込みを行なわず、
通孔２２を形成し、これを送水口２１としたものである
。

第１Ｏ図および第１１図は本発明の第３の実施例を示す
ものである。この実施例は第１の実施例における切欠き
溝２０の代りにその先端チップ１３の一部側面部を平ら
に削シ取り、この部分２３とチップ固定具１２の先端周
壁部１９の内面との間に通孔を形成し、これを送水口２
１としたものである。

力お、送水口を形成する手段としてはこの他　　　□に
様々な変形例が考えられる。また、上記各実施例では、
チップ固定具１２の先端周壁部１９は先端方向にかしめ
られ、かつ絞られている。

これは、先端チップ１３を固定すると同時に、送られた
冷却水を先端チップ１３の先端周側面部方向に向けると
いう役割も、果している。

第１２図は本発明の第４の実施例を示すものである。こ
の実施例は導光ファイバ１５の先端を先端チップ１３に
対して熱溶着等の手段で一体化したものであシ、しだが
って、この形式の場合にはチップ固定具１２を先端チッ
プ１３の位置決めストッパとしての役割で利用する必要
が必ずしもなく、その固定が容易である。

第１３図および第１４図は本発明の第５の実施例を示す
ものである。この実施例は先端チップ１３に対して直接
その軸方向に沿う複数の通孔２４を貫通して形成し、こ
れによシ送水口２１を構成したものである。先端チツｆ
１３それ自体によシ送水口２１を形成し、かしめによる
寸法のばらつきもなく、安定した水流が得られる。

第１５図および第１６図は本発明の第６の賀施例を示す
ものでこれは第５の実施例の構成において送水口２１が
それぞれ開口するチップ先端部１８の周面に、その周方
向に沿う周回溝２５を形成したものである。この周回溝
２５を形成したことによりその部分には組織が触れにく
くなり、全周にわたシ水の流れる通路を確保し、より組
織の固着を有効に防止できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、レーザ処置中チッ
プ先端部１８の側面部に接触する組織に向けて冷却水を
積極的に吹き付けることができる。しかも、先端チップ
の向きが水平横方向あるいは上向きであってもその組織
に向けて冷却水を吹き付けることができるため、先端チ
ップに対する組織の付着固定を有効に防止できる。

さらに、組織の凝固付着が少々ぐなるので、その付着に
よｔ）ｖ−導光で先端チップが過度に熱っせられること
もなく、また、上記冷却水でチップ先端部自体も冷却で
きる。したがって、先端チップを組織に接触させたとき
の熱的衝撃が少ない。このため、先端チップの破壊を防
止し、かつ寿命を長くできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はレーザ処置の説明図、第２図は先端チップに組
織が付着した状態説明図、第３図はレーザプローブの先
端部の側断面図、第４図は本発明の第１の実施例のレー
ザプローブの先端部の側断面図、第５図は同じくその先
端部の正面図、第６図は同じくその先端チップの側断面
図、第７図は同じくその先端チップの正面図、第８図は
本発明の第２の実施例のレーデグローブの先端部の側断
面図、第９図は同じくその先端部の正面図、第１０図は
本発明の第３の実施例のレーザプローブに使用する先端
チップの側面図、第１１図は同じくその先端チップの正
面図、第１２図は本発明の第４の実施例のレーザプロー
ブの先端部の側断面図、第１３図は本発明の第５の実施
例のＶ−ザブロープの先端部の側断面図、第１４図は同
じくその先端部の正面図、第１５図は本発明の第６の実
施例のレーザプローブの先端部の側断面図、第１６図は
同じくその先端部の正面図である。 １２・・・チップ固定具、１３・・・先端チップ、１５
・・・導光ファイバ、１６・・・通路、１８・・・チッ
プ先端部、１９・・・先端周壁部、２０・・・切欠き溝
、２１・・・送水口、２２．２４・・・通孔。 出願人代理人　　弁理士　坪　井　　　淳−＼、

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）先端部に送水するための通路を有するレーザプロ
   ーブにおいて、上記先端部に、先端チップの側面部に向
   けて送水口を設け、上記通路を通じて供給された冷却水
   を先端チップの側面部付近に送水するようにしたことを
   特徴とするレーザプローブ。
2. （２）上記先端チップとこの先端チップに被嵌して保持
   する固定具とにより送水口を形成したことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載のレーザプローブ。
3. （３）上記先端チップ自体に開孔して上記送水口を形成
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のレ
   ーザプローブ。