JPS61208799A - 高速原子線源装置 - Google Patents

高速原子線源装置

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JPS61208799A
JPS61208799A JP4941785A JP4941785A JPS61208799A JP S61208799 A JPS61208799 A JP S61208799A JP 4941785 A JP4941785 A JP 4941785A JP 4941785 A JP4941785 A JP 4941785A JP S61208799 A JPS61208799 A JP S61208799A
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cathode
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博喜 桑野
一敏 長井
房男 下川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は効率良く簡便に高速原子線を得る高速原子線源
装置に関する。
く従来の技術〉 高速原子線を得る従来の方法としては、イオン線に熱電
子線を照射してイオンと電子との結合により、イオンを
中和して高速原子線とする方法がある。もう一つの方法
としては、高密度ガス原子・分子の充満した電荷交換器
にイオン線を導いて、イオン線をガス分子に衝突させる
ことによシ、イオンから電荷を失わせて高速原子線とす
るものである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上述した従来の方法にあっては、イオン線を得るイオン
源及び熱電子線を供給する熱電子源が必要であり、又は
高密度ガス原子・分子を導入した電荷変換器等が必要で
あシ、装置が複雑かつ高価なものとなっていた。更にイ
オン線から高速原子線に変換される効率が、数チル20
%程度と非常に低いのが欠点であった。本発明は、上述
した従来の技術に鑑み、簡便・安価しかも効率良く高速
原子線を得ることのできる高速原子線源装置を提供する
ことを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 斯かる目的を達成する本発明に係る高速原子線源に係る
構成はアノードの両側にカソードを各々配置して該カソ
ードに対してアノードを高電位に保持することにより、
アノード。
カソード間にグロー放゛亀ヲ生起すると共に前記アノー
ドを中心として両カンード間で原子を振動させる一方、
前記カソードに粒子線引き出し口及び該粒子線引き出し
口に直結する筒状をなす中性化機構を設けることにより
、該引き出し口を通過したイオンを該中性化機構の内壁
に衝突させて高速原子線とすることを特徴とするもので
ある。
く作用〉 アノードを中心として両カンード間で振動する原子がガ
ス分子と衝突してプラズマが形成されることとなシ、こ
のプラズマ中のプラスイオンはカソードに引き付けられ
て加速する。そしてプラスイオンは、粒子線引き出し口
を通って中性化機構に入射し、中性化機構内においてt
a1壁に衝突する。側壁に衝突したイオンは、側壁から
イオン衝撃により生じた二次電子と結合して中和し高速
原子線となるか、あるいは側壁に衝突する際に電荷変換
を行い、高速原子線となるのである。
〈実施例〉 以下、本発明の一実施例について詳細に説明する。
第1図に、本発明の一実施例に係る高速原子線源装置を
示す。同図に示されるように、中空な円柱体であるカソ
ードケースの両端面がカソード3,4となると共にこの
カソード3.4が接地される一方、カソード4にはガス
導入口1が設けられている。カソードケースの内部には
、その中央における上方及び下一方に各々九禅状をなす
アノード2が配置され、外部に浪けられた電源8に接続
している。一方、カソード3の中央には粒子線引き出し
口5が設けられ、この粒子線引き出し口5に円筒状をな
す中性化機構6が直結されている。
上記構成を有する本実施例の高速原子線源装置は次の様
に使用する。
まず、ガス導入口1からカソードケース内に不活性ガス
又は活性ガスを導入して1O−1Torr〜10  T
orr程度とし、カソード3,4に対してアノード2を
数100vから数kVの高電位に保持する。すると、ア
ノード2.カソード3,4間でクロー放電が生起する一
方、この時カソード3,4から放出された電子がアノー
ド2へ向けて加速し、2本のアノード2の中間を通シ越
して反対側のカソード4゜3へ達して速度を失い、更に
アノード2へ向けて加速されて上述した振舞を繰シ返す
。いわゆるパルクハウゼンークルツの振動と名づけられ
る高周波振動がアノード2を中心としてカソード3,4
間で行われることとなシ、このように振動する電子がガ
ス分子と衝突して、4効果的にプラズマが形成されるこ
ととなる。形成されるプラズマ中のプラスイオンは□カ
ソード3.4に引き付けられて加速し、粒子線引き出し
口5を通って円筒状をなす中性化機構6に入射すること
となる。入射したイオン線が中性化機構6内における側
壁に衝突すると、9Il1mからイオン衝撃によシ生じ
た二次電子と結合して中和し、高速原子線となる。
また、イオン線が中性化機構6の側壁に衝突する際に電
荷変換を行い、高速原子線となることもある。更にバル
クハウゼンークルツの振動を行っている電子が速度0と
なるカソード3付近で、イオンに結合してこれを中和し
、高速原子を作ることとなる。このような主なメカニズ
ムによシ、イオン線が高速原子線となって中性化機構6
から真空中へ放射されることとなる。
尚、中性化機構6の材質としては、二次電子放射比が高
く、かつスパッタ率が小さなものが望しい。二次電子放
射比が高ければ、イオンと再結合して高速原子とする確
率が大きくなシ、中性化機構構成原子による汚染を防ぐ
ことができるからである。本実施例では、二次電子放射
比が0.5程度と高く、かつスパツタ率が0.1程度と
低い焼結グラフアイ)Kよシ中性化機構6を構成した。
また、本実施例では、アノード2として2本の棒状のも
のを使用したが、バルクハウゼンークルツの振動をする
原子やカソード3に向って加速するイオンの障害となら
なければ、円環状その他の形状のものを使用することが
できる。更に、本実施例では粒子線引き出し口5及び中
性化機構6はカソード3のみに設けられていたが、これ
に限らず双方のカソード3,4に設けても良い。
次に1上記実施例の高速原子線源装置にりいて実測した
中性化率について説明する。中性化率とは高速原子線源
装置にArガスを導入した場合に線源から引き出される
イオン線、高速原子線からなる粒子線中における高速原
子線の割合をいう。
中性化率の実測には第2図に示す装置を使用した。同図
に示されるように、中性化機構6の出口側においては二
枚のスリン) 9 、10が平行に設置されると共にこ
れらスリット9゜10の間における上方及び下方に平行
平板壓の偏向電極11.12を配置してなるものであシ
、偏向電極11.12に印加される電圧Vdを変化させ
て、コレクタ13に流れる電流iを測定できるようにな
っている。ここで粒子線中に電子が含まれていないと仮
定すれば中性化IKR1oは次式(1)で表わされる。
五〇 但し、Noはコレクタに流入する高エネルギ粒子のイオ
ン電流換算値、 N+はコレクタに流入するイオンビ ーム電流値、 δは二次電子放射比、 i6は偏向電圧vd=oの時のコレク タ電流、 i(1は偏向電圧を印加した時のコレ クタ電流の飽和値である。
第3図に、偏向電圧Vdを変化させた場合におけるコレ
クタ電流lの変化を2つの作動条件について示すように
、いずれの作動条件においてもl。Sldであシ、これ
を(1)式に代入するとRn6 、’q lとなる。即
ち、本発明によれば中性化率はぼ100チの高速原子線
を引き出すことができるのである。
〈発明の効果〉 以上実施例に基づいて具体的に説明したように本発明を
適用した高速原子線源装置によれば、高速原子線を、安
価・簡便に、かつ効率良く引き出すことができる。高速
原子線は、電荷を持たないので、これを絶縁性の試料に
照射した場合、表面帯電など表面電位の影響を受けるこ
となく、エツチング、スパッタリング、イオン注入など
の加工が進行する利点がある。半導体試料に照射した場
合でもイオン線などの場合に問題となる、界面電荷密度
の上昇を伴なう表面損傷を生じにくい利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置の一実施例の断面図、第2図は、
中性化率測定のための実験装置の構成図、第3図は、本
発明装置の中性化率測定実験の結果を示すグラフである
。 図面中、 1はガス導入口、2はアノード、3,4はカソード、5
は粒子線引き出し口、6は中性化機構、7は高速原子線
、8は電源、9.10はスリット、11.12は偏向電
極、13はコレクタである。 時計出願人 日本電信電話公社 代理人 弁理士 光石士部(他1名) 第1図 一一一一一一 亀 〜 第3図 偏向電圧(kV)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アノードの両側にカソードを各々配置して該カソードに
    対してアノードを高電位に保持することにより、アノー
    ド、カソード間にグロー放電を生起すると共に前記アノ
    ードを中心として両カソード間で原子を振動させる一方
    、前記カソードに粒子線引き出し口及び該粒子線引き出
    し口に直結する筒状をなす中性化機構を設けることによ
    り、該引き出し口を通過したイオンを該中性化機構の内
    壁に衝突させて高速原子線とすることを特徴とする高速
    原子線源装置。
JP4941785A 1985-03-14 1985-03-14 高速原子線源装置 Expired - Lifetime JPH0665200B2 (ja)

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JPH0665200B2 JPH0665200B2 (ja) 1994-08-22

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02201200A (ja) * 1989-01-30 1990-08-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 高速原子線源装置
US5432342A (en) * 1993-04-20 1995-07-11 Ebara Corporation Method of and apparatus for generating low-energy neutral particle beam
JP2007317650A (ja) * 2006-04-27 2007-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高速原子線源および高速原子線放出方法ならびに表面改質装置
JP2014086400A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高速原子ビーム源およびそれを用いた常温接合装置

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JP2007317650A (ja) * 2006-04-27 2007-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高速原子線源および高速原子線放出方法ならびに表面改質装置
JP2014086400A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高速原子ビーム源およびそれを用いた常温接合装置

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JPH0665200B2 (ja) 1994-08-22

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