JPS61207605A

JPS61207605A - 使い捨てパンツ

Info

Publication number: JPS61207605A
Application number: JP61003357A
Authority: JP
Inventors: ウイリアム　エム　ハーレン; グレン　ロイ　フレイシヤー; ジヨイス　エイ　ダーミコ; ポール　テイ　ヴアン　ゴンペル; デイヴイツド　テイ　ストロービーン; ジヨン　アイ　ヴアン　デユアゼン
Original assignee: Kimberly Clark Corp
Current assignee: Kimberly Clark Corp
Priority date: 1985-01-10
Filing date: 1986-01-10
Publication date: 1986-09-16
Also published as: US4641381A; ZA86113B

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、一般に、伸縮自在な脚部開口及び腰部開口を
有する使い捨てのパンツに係り、特に、子供用の使い捨
てトレーニングパンツ及びこれと同様の衣類に係る。

従来の技術良く知られているように、現在、使い捨てのおむつは、
幼児用として広く利用され、一般に。

布製のおむつに代わって使用されてきている。典型的な
使い捨ておむつは、３層複合構造であり、身体側の液体
浸透性内部ライナと、液体を浸透しない外側のカバーと
、これらライナとカバーとの間にサンドイッチされた吸
収性の芯材とで構成される。使い捨ておむつのこれら３
つの主たる要素として現在一般的に使用されている材料
は、身体側のライナについては種々の形式の不織布であ
り。

外側のカバーについては薄いサーモプラスチックフィル
ムでありそして吸収性の芯材についてはセルロース系の
綿毛である。

現在市販されている形式の使い捨ておむつは、幼児を寝
かせて親が幼児に取り付けるような側部の開いた平らな
ものである。おむつの平らな後部を幼児の下に入れ、幼
児の脚間を通すように平らな前部を引っ張り、その後、
側部を重ね、感圧接着テープで留めるようにする。おむ
つは、子供が幼い時に親の判断でその目的のために使用
する手段である。

使い捨ておむつの普及により、子供がおむつから離れる
時に使用することのできる使い捨てのトレーニングパン
ツのような使い捨てパンツの需要が生じてきている。お
むつは、典型的に、幼児が１５ケ月位までのときに使用
される。然し乍ら、子供が１５ケ月ないし３０ケ月程度
に達すると、子供が親から離れられるように一般に親は
トイレの訓練を開始しようとする。トレーニングパンツ
は、子供がそれまで使用していた使い捨ておむつに代わ
るものとしてパンツ式の衣類を使用できる年齢に成長し
た時に使用されるものである。従って、これに適したト
レーニングパンツは、子供が親の助けをかりずに必要に
応じて上げ下げできるように側部の閉じたものでなけれ
ばならない。これと同時に、トレーニングパンツは、液
体や固形物を吸収す色と共に、排出物の漏れを防ぐとい
った機能を発揮するものでなければならない。

発明が解決しようとする問題点布製のトレーニングパンツが広く利用されているが、こ
れには幾つかの欠点がある。現在の布製トレーニングパ
ンツは、吸収性がほとんどなく、その外側にゴム又はプ
ラスチックのパンツを使用しなければならないことがし
ばしばある。子供が布製のトレーニングパンツを濡らし
た時には、はとんどの場合、子供の衣類を全部取り換え
ねばならなくなる。更に、子供が大便をした場合には、
布製パンツを汚さずに脱がせることは困難であり、パン
ツを水に漬けて漂白しなければならない。これら全ての
要因から、子供にとっても親にとってもトイレの訓練過
程は挫折しがちなものとなる。

更に、トイレの訓練段階における心理としては、使い捨
ておむつとは異なった衣類を身に付けているという感覚
を子供にもたせねばならないと考えられる。トレーニン
グパンツのような使い捨てパンツについて要求される事
柄は、現在知られている使い捨ておむつの構造によって
満足されるものではない。この点については、例えば、
前記した典型的な使い捨ておむつは、液体を通さないプ
ラスチックフィルムのシートより成る外部層を有してい
る。プラスチックシートに織物のような見掛けと肌触り
を与えるために種々の技術が利用されているが、これら
衣類の外面は、おむつの感じを全く連想させるようなプ
ラスチックの肌触りもしくは見掛けをしており、使い捨
てのトレーニングパンツとしては甚だ不適当である。ト
レーニングパンツの目的は、子供がおむつから洗濯可能
もしくは再使用可能な布製パンツへ移行しやすくするも
のであるから、使い捨てのトレーニングパンツは、でき
るだけ布製パンツに類似したものでなければならない。

この種の需要に合致することのできる使い捨てのトレー
ニングパンツ又は同様のパンツが要求されていることか
ら本発明が開発されるに至った。

問題点を解決するための手段本発明の目的は、公知の使い捨てパンツの欠点を解消す
ることである。

本発明の別の目的は、使い捨て衣類のための個別の側部
シールを形成することである。

本発明の更に別の目的は、使い捨て衣類の製造を簡単化
することである。

本発明の更に別の目的は、衣類のための強力な側部シー
ルを提供することである。

本発明は、閉じた側部シーム、伸縮自在な腰部開口及び
伸縮自在な脚部開口を有すると共に、身体側のライす、
外部カバー及びこれらの間にサンドイッチされた吸収性
の芯材を含んでいて、外部カバーが液体を通さず且つ布
状の見掛けを呈するという２つの特性を発揮する２層の
複合材料で構成された立体的な衣類である使い捨てパン
ツ、特に、使い捨てトレーニングパンツを提供する。

パンツの製造工程は、側部シールを施すために内面が外
部を向いた衣類を形成し、その後、この衣類を裏返して
、販売用として包装することが必要である。完成した伸
縮自在な衣類を裏返すには、外部から機械的な処理段階
を施すことが必要であるが、これは、複雑な上に経費高
となるので排除することが望ましい。然し乍ら、一般に
、下着類は、外面にフラップを出さなくすることによっ
て見掛けが良くなることから内面のシームをシールする
ようにして形成されている。更に、衣類の内側にフラッ
プを折り返す場合には、内側のシールを慎重に施さない
限り肌にちくちくするという点で更に問題となる。一方
、一般的なやり方で外側にシールを施す場合には、フラ
ップが飛びだして見掛けが悪くなる。というのは、これ
らの衣類は、外面にシームをもたない布製のパンツに似
せて作られるからである。それ故、使い捨ての衣類には
、個別の強力な形成し易い外部シールが要求される。

一実施例において、本発明の側部シームは、特に低コス
トでの製造が所望される使い捨て衣類にとって特に効果
的である。本発明の側部シールは２強力である上に、更
に、多層式の衣類に特に効果的で、シーム内に伸縮性の
材料がある時でもシームの接着を果たす。更に、多線接
合部は、縁において１つの大きなシール部よりも強い接
着力を与える。多線シールを施すことにより、はとんど
目に見えない見掛けの良い縁となる。外部シールを施す
場合には、着用者にちくちくした感じを与えるようなシ
ームが衣類の内側にできない。これら及び他の効果は以
下の詳細な説明から明らかとなろう。

この構造により、幼児への使用に関連したおむつではな
くて子供の保護用下着のような感覚の使い捨て下着が提
供される。トイレの訓練中の子供、或いは、失禁の傾向
のある子供又は大人が使用するのに適した下着は、ａ）
前部、後部及びこれらの部分を結ぶ又部分を有する不織
の織物カバーを備え、前部の両側縁が後部の各側縁に接
合されて一対の脚部開口と腰部開口とを有する立体的な
下着を形成し、ｂ）液体を通す内部ライナを備えている
と共に、このライナとカバーとの間に吸収性の芯材を備
え、更に、一方の脚部開口のまわりに延びる第１の伸縮
手段と、他方の脚部開口のまわりに延びる第２の伸縮性
の手段と、腰部開口のまわり′に延びる第３の伸縮手段
とを備えていなければならない。

実施例第１図及び第２図は、各々、本発明によって構成された
使い捨てパンツ１０の前面図及び側面図である。このパ
ンツ１０は、前板１１と、後板１２とを備え、これらは
、シーム１３に沿って接合され、一対の脚部開口１４及
び腰部開口１５を有する側部の閉じた立体的な衣類を形
成する。第３図を説明すれば、パンツ１０は、水分を通
す身体側のライナ１６と、水分を通さない外部カバー１
７と、これらライナとカバーとの間に配置された吸収性
の芯材１８とを含んでいる。この吸収性の芯材は、公知
の適当な手段、例えば、線模様又は他の模様に施された
接着剤、感圧テープ、熱シール、音波シール、等によっ
て身体側のライす、外部カバー又はその両方に固定され
る。

再び第１図を説明すれば、パンツ１０の腰部開口１５は
、周囲の伸縮性バンド２０で取り巻かれ、各々の脚部開
口１４は、周囲の伸縮性バンド２１によって取り巻かれ
る。伸縮性バンド２０及び２１の適当な構造については
、以下で詳細に説明する。

身体側のライナ１６は、吸収性の芯材１８によって吸収
さるべき流体を通すフレキシブルな多孔性シート、即ち
、水分浸透性の材料である。ライナは、不織ウェブ又は
ポリオレフィンファイバのシート、例えば、ポリプロピ
レン、ポリエチレン又はポリエステルファイバや、スピ
ン接合されたポリプロピレン、ポリエチレン又はポリエ
ステルファイバのウェブや、レーヨンファイバのウェブ
や、合成又は天然ファイバの接合されたカード化ウェブ
や、合成及び天然ファイバの混合物、等で構成される。

又、ライナ１６は、所望の程度の水分浸透性を得るため
に穴があけられたプラスチックフィルムで構成されても
よいし、或いは、伸長されたプラスチックウェブ材又は
スクリム材で構成されてもよい。身体側のライナ１６は
、肌触りが柔らかいと共に子供や大人の皮膚になじみや
すい材料で形成されるのが好ましい。

吸収性の芯材１８は、ライナ１６を通過した排出物を吸
収して保持することのできる適当な材料で構成される。

従って、吸収性の芯材は、「綿毛（ｆｌｕｆｆ）　Ｊと
して一般的に知られている木材パルプファイバの空気成
形芯材のようなセルロース系の材料や、ポリプロピレン
、ポリエチレン、ポリエステル、等のマクロファイバ又
はマイクロファイバのような溶融吹き付は合成ファイバ
の芯材や、合成又はセルロースファイバ材の接着したカ
ード化ウェブや、パルプファイバと混合したポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリエステル等のマクロファイバ
又はマイクロファイバのような溶融吹き付はファイバの
複合体や、綿毛とレーヨン等の原料織物ファイバの混合
物で構成される。芯材は、堅木パルプを多量に含むのが
好ましい。というのは、これにより、溶融吹き付は及び
これと同様な芯材において微細なマクロファイバの穴構
造が増大し、ひいては、液体の吸収性及び保持性が改善
されるからである。又、芯材は、１つ以上の層で構成さ
れてもよいし、前記材料を組み合わせて含んでもよい。

芯材は、その吸収性を増加するために化合物が添加され
るのが好ましい。吸収性の芯材として選択された材料は
、Ｑ、５　ｐ　ｓ　ｉの圧力に保たれた人造法を約３０
ないし５５０グラム吸収できるという吸収力を有してい
るのが最も有用である。

おむつの段階の後に幼児が使用するための使い捨てのト
レーニングパンツとしては、芯材の吸収力が、Ｑ、５ｐ
ｓｉに保たれた人造法を約３５０ないし５００グラム吸
収できるものであるのが好ましい。更に、パンツ１０は
、おむつのような見掛けをしていないのが望ましく、そ
れ故、吸収性の芯材は、かさが小さく然も吸収力の高い
材料であるのが最も有用である。更に、芯材は、水を通
さないヒドロコロイドポリマの粒子を３次元的に分散さ
せて含むのが好ましい、外側の織物カバーに最も接近し
た領域を除きファイバ状芯材の空所内に超吸収材を３次
元的に均一に分散して、芯材に接触する液体が芯材内を
着用者の皮膚から最も離れた超吸収材粒子へと自由に浸
透できるようにするのが好ましい。市場で入手できる超
吸収材には次のような幾つかの種類がある。

ａ、グラフトデンプン、ｂ、デンプンポリアクリル酸グラフトコポリマ、Ｃ，グ
ラフトセルロース−（ＣＭＣ）カルボキシ−メチルセル
ロース、ｄ、変性ＰＶＡ（ポリビニルアルコール）、そして好ま
しくは。

００日本のセイテツ（Ｓｅｉｔｅｔｓｕ）によって製造
されているウォーターロッチ（Ｗａｔｅｒ−Ｌｏｃｈ）
　Ｊ　５００（アクアキープ（Ａｃｑｕａｋｅｅｐ）　
ＯＳ　Ｈ）のような吸収材ポリマを形成するように交差
リンクされたポリアクリル酸塩。

好ましくは、吸収性芯材の引張強度は、約１゜７５ｐｓ
ｉないし約５．００ｐｓｉでなければならない。又、好
ましくは、吸収性芯材の破壊強度は、乾燥状態で約２５
０エルグ／ｃｍ２ないし約５５０エルグ／ａｔそして湿
った状態で約３００エルグ／ｃｍ２ないし約５００エル
グ／ｄでなければならない。

吸収性の芯材は、外側に張出した又部分を有するように
形成されるのが好ましい。又部分に張出しを設けるよう
に芯材を輪郭形成することにより、下着の又部分が相当
量の吸収材を有し、最も必要とされる領域において漏れ
の防止性能を改善することができる。更に、好都合なこ
とに、吸収性芯材及び下着の周囲部分、即ち、長手方向
縁もしくは端縁５４及び５３に近づくにつれて吸収材の
量及び厚みを減少することにより、着用者に対して充分
な思慮が払われている。従って、この下着は、使用中に
突き出すことがない、更に、吸収性の芯材は、外部カバ
ーに付着した時に、耳部分、即ち、カーブした脚部開口
の最も内側の部分から延びる長手方向縁より外側にある
外部カバーの部分に吸収性の芯材が存在しないような形
状とされるのが好ましい。というのは、この領域では下
着に吸収力が要求されず、吸収材をなくすことによって
着用者にぴったりフィツトし、使用中に突き出すことが
なくなるからである。

下着は、吸収性芯材の又部分の横方向寸法が約３インチ
（７，５０１１）未満となるように形成するのが好まし
い。更に、全体の横方向寸法を約４インチ（１０ｃｍ）
未満とするのがより好ましい。

又部分に設けられる吸収性芯材の張出部分の厚みは、吸
収性芯材の前部及び後部に設けられる吸収材の厚みの約
１．５ないし５倍であるのが好ましい。更に、又部分に
設けられる吸収性芯材の厚みは、前部及び後部の吸収材
の厚みの約２倍であるのが好ましい。吸収性芯材の形成
中には、脚部領域に一般的に楕円形の欠切部ができるよ
うに吸収材のウェブを横方向に切断するのが好ましい。

この脚部領域の楕内部は、又部分の上部に折り返される
。この楕内部は、第５図に１５４で示されており、この
楕内部は、次いで、又領域１５６において第６図の吸収
性芯材の上に配置される。又部分における吸収材の横方
向の巾は、前部及び後部の最も広い横方向の長さの和の
１／４であるのが好ましい。吸収性の芯材をこのように
形成する場合には、吸収材の浪費を排除できる一方、意
外にも、必要な領域に付加的な吸収性を与えると共に腰
部を適切な寸法とするような吸収性芯材が形成される。

脚頭域の槽内部は、吸収性芯材の少なくとも３０％、好
ましくは５０％を網羅するような寸法とされ、且つ、ト
レーニングパンツの前部に向かって寸法がかたよるよう
にされるのが好ましい。

本発明の非常に好ましい特徴によれば、外部カバー１７
は、水分を通さないと共にパンツ１０に対して織物の肌
触りと見掛けを与えるという２つの機能を発揮する。第
３図を説明すれば、この目的のために、外部カバー１７
は、内層３０及び外層３１を有する２層の複合材料で構
成される。

内層３０は、水分の障壁即ち液体を通さないプラスチッ
ク材料の層である。

内層３０として適したポリマ材料は、ポリエチレン又は
ポリプロピレンのようなポリオレフィンポリマや、エチ
レンビニルアセテート、エチレンメチルアクリレート又
はエチレンエチルアクリレートのようなポリオレフィン
コポリマや、塩化ポリビニルや、ナイロンや、液体を通
さない他のサーモプラスチック材料である。外部カバー
の内層３０は、排出流体が外部カバーに当たったり外部
カバーに浸透したりしないように充分な液体不浸透性を
呈するものでなければならない。カバー１７の外層３１
は、不織繊維材料の層で構成されるのが最も好ましい、
外層３１に適した材料は。

ポリプロピレン、ポリエチレン又はポリエスタファイバ
のような合成ファイバのスピン接合された不織ウェブや
；セルロースファイバ又は織物ファイバ例えばレーヨン
ファイバ、コツトン等、或いは、これらセルロースファ
イバ及び織物ファイバの混合物より成る不織ウェブや；
セルロース、パルプファイバ又は織物ファイバと混合さ
れたポリプロピレン、ポリエチレン又はポリエステルフ
ァイバのような合成ファイバのスピン接合不織ウェブや
：ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル又は他
のサーモプラスチック材料のマクロファイバ又はマイク
ロファイバのような溶融吹き付けされたサーモプラスチ
ックファイバ、或いは。

このようなサーモプラスチックのマクロファイバ又はマ
イクロファイバとセルロース、パルプ又は織物ファイバ
との混合物を含む。

カバー１７の内層３０及び外層３１は、これら２つの層
に対して選択された特定の材料に適した手段によって互
いに接合されるのが便利である。

これら２つの層は、熱又は圧力もしくはその両方を用い
て積層することができる。又、これら２つの層は、接着
剤、熱シール又は超音波シールで接合されてもよい。更
に、サーモプラスチックのコポリマ材の内層３０を不織
外層３１に押出し被覆することもできる６所望ならば、
不織外層３１の織物効果を種々のエン永スパターンによ
って更に増大することもできる。

第３図は、前板及び後板の外部カバー１７の外層３１の
外部の接触側縁部分を互いに接合することによって形成
されたパンツ１０の側部シーム１３の一例を示している
。これは、目に見えるシームの大きさを最小とするよう
に、巾が約３７１６ないし１７２インチ（４，７ないし
１２．５１）といった比較的中の狭いフィン状のシーム
を形成する。外部カバーの外側の接触側縁部分間のシー
ム１３は、カバーの外ＪＩｌｔ３１と゛して使用される
特定の材料に適した公知の適当な手段によって形成する
ことができ、従って、音波シール、熱シール。

接着材による接合、等が適当が技術である。第４図は、
側部シーム１３の別の構造を示しており、この場合は、
パンツの側縁部分が重ねられて、その対向する両面に被
覆された接着素子３５並びに感圧接着材の層３６．３７
と接合される。この別の実施例では、パンツの後板１２
の身体側の内部ライナ１６の側縁部分が前板１１の外部
カバーの外層３１の側縁部分に接合される。この場合も
。

音波シールや熱シールの技術を用いて、第４図に示すよ
うに重ねられた部分を接合することができる。側部の閉
じたパンツを形成するのに有用なその他の側部シーム構
造を用いて、パンツ１ｏを形成することもでき、ある種
の大人用パンツにつぃては縫合した側部シームでもよい
。更に別の実施例では、外部シームも含まれるが、これ
は図示されていない。

側部シーム１３として特に有用な構造は、手で剥離でき
るシームもしくは手で引き剥ぐシームである。これは、
互いに接触する側縁部分を側部シーム部分内の細い接合
領域に沿って接合することによって達成できる。手で引
き剥ぐシームを形成するには、シーム長さ１インチにつ
いて約２０００グラムの接合強度（インストロン（Ｉｎ
ｓｔｒｏｎ）張力テスタのような適当な器具で測定して
）が適当であり、然も、これはパンツを互いに保持する
のに充分な強度でもある。この種のシームを形成する１
つの方法は、巾が約１／８インチ（約３゜１ｍｍ）の細
い接合部分に沿って適当に制御した音波シールを施すこ
とにより互いに接触する側部を接合することである。こ
のような引き剥ぎシームが非常に便利で且つ好ましい理
由は、子供からパンツを脱がせるために親が手で側部シ
ームを引き剥がすことができるからであり、これは、パ
ンツがかなり汚れていて通常の脱がせ方では不潔となる
ような時に特に有用である。手で引き剥ぐシームは、第
３図に示すように内方に曲げられたフィン状シームであ
ってもよいし、第４図のような重ねたシームであっても
よい。このような引き剥ぎ機能を与える強力な接合を形
成する際に考慮すべき別の重要な事柄は、カバーに適し
た材料を選択することである。この材料としては、プロ
ピレン、エチレンビニルアクリレート、エチレンエチル
アクリレート及びエチレンメチルアクリレートが好まし
い。ポリエチレンは、好ましくないが、エチレンのエチ
レンメチルアクリレートコポリマは使用できる。

第３図の側部シーム１３は、別の有用な構造特徴を組み
込むものとして示されている。パンツの互いに接触する
側縁固定部分は、側縁部分の自由端２６から離間された
細い接合部分２５に沿って接合される。これにより、パ
ンツの内側にフラップ部分２７を有する側部シームが形
成され、これに沿った側縁部分は互いに接合されず、互
いに自由であるようにされる。音波シール、熱シール、
又は接着材による接合によって形成された接合部分は、
比較的堅固である。フラップ部分２７は、着用者の身体
と堅い接合部分２５との間のクッションとして働き、パ
ンツ１０の着用性即ちはき心地のよさを高める。このた
めには、接合部の巾が約１／１６ないし１７８インチ（
約１．６ないし３．１ｍｍ）で、フラップ部分の巾が約
１７８ないし３／８インチ（３，１ないし９．４圓）で
あるのが適当であり、パンツ１０を着用する子供又は大
人にちくちくした感じを与えないようなフィン状シーム
が形成される。

パンツ１０は、適当な形状に切断された素材から迅速に
製造することができる。第５図に適当な素材５０が示さ
れている。外部カバー１７の材料シートが、パンツの脚
部開口を画成する弧状欠切部を有した砂時計の形状に切
断される。吸収性の芯材１８も弧状の脚部欠切部を有す
る砂時計の形状に切断され、外部カバー上の所望の位置
に配置され、離間された平行なのり線５１によって固定
される。芯材は、内側の又部分の横縁から延びる第６図
の長手方向線２５８及び２６０より外側の領域において
芯材の延びが制限されるような形状とされるのが好まし
い。弧状の伸縮手段５２が各脚部欠切部のまわりに配置
されるが、この手段は、以下で述べるように、欠切部に
沿いカバー１７の外縁に沿って配置されるのが好ましい
、まっすぐな伸縮手段５３は、素材の各端５４に沿って
配置され、これは、出来上がったパンツの腰部の伸縮手
段を形成する。第５図に示すように、伸縮手段５２は、
姿形にフィツトするパンティ型の下着を形成するように
吸収性芯材の至近縁のすぐ近くに配置されるのであって
、成る種の使い捨ておむつにおいてそうであるように伸
縮手段と芯材との間に材料ウェブをもたせるように芯材
から離間されるのではない。次いで、これも砂時計の形
状に切断された身体側の内部ライナ１６が外部カバー及
び芯材の組立体の上に配置される。ライナ１６及びカバ
ー１７は、芯材１８の縁を越えて突出する重畳された縁
部分を有し、ライナ及びカバーは、これらの重畳された
縁部分内に伸縮材５２及び５３を含むようにして互いに
接合される。完全に組み立てがなされた後、素材５０は
その中央の横方向領域に沿って折り曲げられ、第３図に
示すようにパンツの前部及び後部の側縁が接合されて、
完成したパンツ１０となる。

第６図は、第４図に示した形式の側部シームを有するパ
ンツ１０を形成するのに適した素材６０を示している。

素材６０の殆どの素子は、素材５０の場合と同じであり
、従って、対応する素子は同じ参照番号で示されている
。素材６０は、感圧式の両面接着テープである接着素子
３５をパンツの後板１２の各側縁部分６１に沿って含ん
でいる。従って、（特に、第４図に示すように）各素子
３５の接着層３６は、後板１２の外部カバーの側縁部分
に接着される。素材６０からパンツ１０を形成するため
に、素材６０がその横方向の中間部分に沿って折り返さ
れ、そしてパンツの前板の側縁部分６１が第４図に示す
ように各素子３５の感圧接着材の層３７に接合される。

又、素材６０は、芯材と外部カバー１７との間に感圧両
面接着素子６２を使用することにより芯材１８を固定す
るという別の形態をとることもできる。

第７図は、第３図のシーム１３の拡大断面図である。こ
のシームは、外部の織物層３１と、カバーシートの内側
の液体不浸透層３ｏと、パンツのライナを形成する浸透
層１６との６層構造で形成される。それ故、シーム１３
は、６枚の層を有し、これら全ての層をシールして小さ
な目立たない接合部を形成しなければならない。これは
、加圧領域８０及び持ち上がった線状領域８２を形成す
る一連の線８０でシールすることによって行なわれる。

このシール作業は、約１／８インチ（約３．１ｍ）の好
ましい巾で行なわれ、このスペース内に複数のシール線
が形成される。図示されたように、シール１３内には３
本のシール線８ｏ、８４．８６がある。意外なことに、
超音波シール法で形成される多線シールは、大きな連続
したシール領域ではなくて一連の細い線を形成した時に
より強いものとなることが分かった。

一連のシール線は、所望の方法で形成することができる
。典型的な方法は、接着材及び熱シールによるものであ
る。本発明についての特に好ましい方法は、超音波シー
ルであることが分かった。

１／８インチ（約３．１＋ａ）ないし３７１６インチ（
約４．７ｍｍ）の好ましいスペース内に４本のシール線
を適合させるように至近離間された複数の線を有する超
音波シールアンビルが特に望ましいと分かった。シール
線は１点線を形成するような断続的なものであってもよ
い。

線を形成するのに適した超音波装置は、ブランソン（Ｂ
ｒａｎｓｏｎ）モデル８５１超音波シールユニツトであ
り、好ましいアンビルは、巾が１／８インチ（約３．１
ｍｍ）で、長さが６．０インチ（１５０）であり、約１
７８インチの命中内に４本の線を形成するように約０．
４５ａｍ巾の山と約０．３５薗巾の谷の線パターンがア
ンビル上に刻まれている。このアンビルは、３５０−１
７００ｐｓｉの力で０．０５−２．０秒間複合体に適当
に押しつけられ、パンツの前板と後板を互いに積層する
ようにパンツの側部シールを形成する。アンビルの力と
しては、約４００−６００ｐｓｉの力を約０゜３秒間加
えるのが好ましい。

第８図は、腰部の伸縮手段においてシーム１３の断面を
見るように第１図の線６に沿って切断したパンツ１０の
断面図である。意外なことに。

シールされる谷９２及びこれら谷間の持ち上がった線９
４のパターンを形成するような超音波シールにより、腰
部の前後の伸縮手段９６及び９８がシーム内に存在する
領域もシールされることが分かった。

第９図は、本発明のパンツの別の実施例を示しており、
この場合、パンツ１０′は、別々の前板１１と後板１２
を備え、これらは、中央の又シーム６５に沿って互いに
接合される。パンツ１０’の他の部分は前記のパンツ１
０と同じであり、これらの共通部分は、第１図に使用さ
れた対応する参照番号で示されている。第７図は、第５
図の折り返された素材５ｏを有するパンツを形成する方
法に対して、本発明のパンツを形成する別の方法を示し
てい葛。

本発明の個別の強力な漏れのない側部シールは、所望の
巾で形成することができる。一般に、シームの巾は、約
１／１６インチ（１，６ｍｍ）ないし約３／１６インチ
（４，７ｍｍ）である。シームは、全巾が約１／８イン
チ（３，１ｍｍ）であるのが好ましい。シームの接合領
域においてシール線によって囲まれたシーム領域内では
、シールされる各部分が一般的に全体の約２５％ないし
約１００％である。線の本数は、１より大きい所望の数
である。一般に、約５０％のシール領域で約１７８イン
チのスペース内に４本のシール線があるのが適当である
と分かった。

本発明のパンツにおいては、少なくとも５％ないし３０
０％、好ましくは２５％ないし２００％の伸縮性（ここ
では、Ｌｓ−Ｌｒ／Ｌｒと定義する。但し、Ｌｓは、伸
縮性素子の伸長時の長さであり、Ｌｒは、縮んだ時の長
さであり、伸縮性をパーセントで表わすために１００で
乗算される）を呈するような適当なエラストマ材を伸縮
手段として使用することができる。更に、これらの伸縮
手段の伸縮性に鑑み、設計上選ばれた幾何学形状に対し
これらの線に沿って幾つかの優先的な変則部が設けられ
る。例えば、上記の好ましい範囲内において、脚部の伸
縮手段に対する最も好ましい範囲は、ロープ状の伸縮手
段については約８０ないし約１１０でありそしてリボン
状の伸縮手段については約４０ないし約７０であるとさ
れている。

又、腰部の伸縮手段としては、好ましい範囲が。

ロープ状伸縮手段の場合約２００ないし約２５０であり
そしてリボン状伸縮手段の場合約６０ないし約２００で
ある。伸縮手段は、好ましくは、約５ないし約４０グラ
ム／ａ１の弾性定数を有し、更に好ましくは、約１５な
いし約２２グラム／ｌの弾性定数を有する。

これらの材料としては、天然ゴム、ブチルゴム又は他の
合成ゴム、ビー・エフ・グツドリッチ社（Ｂ、　Ｆ、　
Ｇｏｏｄｒｉｃｈ　Ｃｏｍｐａｎｙ）からＴＵＦＴＡＮ
Ｅという商標で販売されているようなウレタンエラスト
マ材料、及びエイチ・ビー・ヒューラ社（Ｈ。

Ｂ、　Ｆｕｌｌｅｒ　Ｃｏａ＋ｐａｎｙ）からＦＵＬＬ
ＡＳＴＩＣ：という商標で販売されているエラストマ材
料のような種々の市販の材料を使用することができる。

この後者のエラストマ材料（例えば、米国特許第４゜４
１８．１２３号を参照されたい）は、ブタジェン又はイ
ソプレン及びポリスチレンの終了ブロックのようなゴム
状中間ブロックを有していてシェル・ケミカル社（Ｓｈ
ｅｌｌ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ）からＫＲＡＴＯＮという商
標で販売されているようなＡ−Ｂ−Ａ型のサーモプラス
チックエラストマコポリマ系のもので、これは、自己接
着性の材料であるために特に有用であり、伸縮手段と層
との間に接着材を追加しなくてもパンツの層に付着する
ことができる。伸縮手段は、この伸縮手段として選択さ
れた特定の材料に対してどれが適しているかによって、
接着材による接合、熱シール又は音波接着を含むいずれ
かの適当な手段によってパンツに付着することができる
。

第１２図は、本発明のパンツを構成する別の態様を示し
ており、この場合、パンツ１０’は、別々の前板１１及
び後板１２を備え、これらは、又部分の中心シーム６５
に沿って互いに接合される。このパンツ１０′の他の部
分は、前記のパンツ１０の場合と同じであり、これらの
共通部分は、第１図に使用した対応する参照番号で示さ
れている。第１２図は、第５図及び第６図の折り返され
た素材５０及び６ｏを有するパンツを形成する方法に対
して、本発明のパンツを形成する別の方法を示している
。

第１０図及び第１１図は、パンツ１０の脚部開口及び腰
部開口に使用するための伸縮手段の特に有用な形態を示
している。第１０図及び第１１図に示す伸縮手段の構造
は、参考としてここに取り上げる１９８５年１月１０日
出願の［使い捨て衣類のための伸縮性のフオームフィッ
ティング閉止構造（Ｅｌａｓｔｉｃ　Ｆｏｒｍ−Ｆｉｔ
ｔｉｎｇ　Ｃ１ｏｓｕｒｅ　Ｃｏｎ５ｔｒｕｅｔｉｏｎ
ｓ　ｆｏｒ　Ｄｉｓｐｏｓａｂｌｅ　Ｇａｒｍｅｎｔ）
Ｊと題するエルス（Ｅｌｅｓ）氏等の米国特許出願第６
９０，３４８号に開示されている。第１０図に示された
ように、伸縮手段５４は、対向面７１及び７２を有する
伸綿材のストリップ７０を備え、面７１は、外部カバー
１７の内層３０の縁部に沿って至近離間された接合部に
接合され、面７２は、身体側のライナ１６の内面の縁部
に接合される。更に、ライナ１６、カバー１７及び伸縮
ストリップ７０の外縁は、互いに隣接している。伸縮ス
トリップ７０は、その付着時に延びた即ち伸長した状態
でその面７１及び７２の全面に沿ってライナ１６及びカ
バー１７に接合され、従って、伸縮ストリップ７０が収
縮すると、接合点間の外部カバーの微細なゆがみによっ
て、腰部開口又は脚部開口が伸縮可能な状態となり、滑
らかで然も細かい肋材のある即ちひだの付いた見掛けと
なる。第１０図は、パンツ１０の脚部開口のまわりの伸
縮バンド２１の断面図であり、腰部開口のまわりの伸縮
バンド２０も同じ構造である。

第１１図に示された構造は、第１０図の構造と同様であ
るが、伸縮手段５３は、伸縮材の複数の平行離間された
ストランド７δ、７６及び７７より成り、各ストランド
は、円形の断面を有している。これについては、参考と
してここに取り上げる「多ストランドの伸縮自在な開口
を有する使い捨て衣類（Ｄｉｓｐｏｓａｂｌｅ　Ｇａｒ
ｍｅｎｔ　ｗｉｔｈ　ＭｕｌｔｉｐｌｅＳｔｒａｎｄ　
Ｅｌａｓｔｉｃｉｚｅｄ　Ｏｐｅｎｉｎｇｓ）Ｊと題す
るエルス（Ｅｌｅｓ）氏等の米国特許出願第６９０，３
４９号に開示されている。第１１図に示された伸縮手段
の構造は、パンツの腰部開口のまわりの伸縮バンド２０
に使用することもできるし、パンツの脚部開口１４のま
わりの伸縮バンド２１に使用することもできるし、或い
は、その両方に使用することもでき、パンツ１０のここ
に示す好ましい実施例では、腰部開口のまわりのバンド
２０に対して第１０図の伸縮手段の構造が使用され、そ
して脚部開口の伸縮バンド２１に対して第１１図の伸縮
手段の構造が使用され、流体の漏れに対して良好なシー
ルが形成される。然し乍ら、パンツ１０は、腰部開口及
び脚部開口に別の形式の伸縮バンドを設けて構成するこ
ともでき、例えば、腰部開口及び脚部開口に沿って外部
カバー１７又は内部ライナ１６或いはその両方に伸縮材
のストリップを間欠的に接合又は縫合してもよい。腰部
開口及び／又は脚部開口のまわりの伸縮手段は、少なく
とも２つのリボン又はロープであるのが好まし−、又、
伸縮手段は、第１０図及び第１１図に示すように伸縮可
能な開口に沿ってライナ及びカッ（−の外縁と隣接する
こともできるし、その内方に離間させることもでき、こ
の後者の場合、腰部開口及び脚部開口のまわりにひだを
付けないようにすることが所望されるならば、伸縮手段
をパンツの縁より若干内方に離すのが好ましい。

有用であると分かった張力の測定値は、脚部開口をＳサ
イズのトレーニングパンツについては１０．５インチ（
２６，３ｃ！ｍ）伸ばしく２０−２９ボンド）そしてＭ
サイズのトレーニングノくンツについては１１．５イン
チ（２８，８ｃｍ）伸ばしく３０−３９ポンド）、この
状態に５分間保持し、張力をダラムで測定することによ
って決定された。

腰部開口についても同様の手順をたどったが、この開口
の場合は、Ｓサイズのトレーニングパンツにライて１８
．５インチ（４６，３ｃｍ）そしてＬサイズのトレーニ
ングパンツについては１９．５インチ（４８，８ａｍ）
伸ばした。これらの伸長距離は、Ｓ及びＭサイズのトレ
ーニングパンツの着用者に対する平均的な脚及び腰のサ
イズとして決定した。伸縮手段により脚領域に与えられ
る張力は、好ましくは、約１６５ないし約２２０グラム
であり、更に好ましくは、約１８０ないし約２００グラ
ムである。脚部開口のまわりの伸縮手段は、少なくとも
２つの伸縮部材を含んでいて、吸収性の芯材に接近した
方の部材にかシる張力が吸収性の芯材から離れた方の部
材にかＮる張力より大きくなるようにするのが好ましい
。更に好ましくは、これらの部材にか＼る張力の比が約
４：３から約３：２である。層領域においては、好まし
い張力が約３３０から約４００グラムであり、更に好ま
しくは、約３６０から約３８０グラムである。

本発明のパンツにおいては、少なくとも５％ないし３０
０％、好ましくは２５％ないし２００％の伸縮性（ここ
では、Ｌｓ−Ｌｒ／Ｌｒと定義する。但し、Ｌｓは、伸
縮性素子の伸長時の長さであり、Ｌｒは、縮んだ時の長
さであり、伸縮性をパーセントで表わすために１００で
乗算される）を呈するような適当なエラストマ材を伸縮
手段５２及び５３として使用することができる６更に、
これらの伸縮手段の伸縮性に鑑み、設計上選ばれた幾何
学形状に対しこれらの線に沿って幾つかの。

優先的な変則部が設けられる。例えば、上記の好ましい
範囲内において１脚部の伸縮手段に対する最も好ましい
範囲は、ロープ状の伸縮手段については約８０ないし約
１１０でありそしてリボン状の伸縮手段については約４
０ないし約７０であるとされている。又、腰部の伸縮手
段としては、好ましい範囲が、ロープ状伸縮手段の場合
約２００ないし約２５０でありそしてリボン状伸縮手段
の場合約６０ないし約２ｏｏである。伸縮手段は、好ま
しくは、約５ないし約４０グラム／備の弾性定数を有し
、更に好ましくは、約１５ないし約２２グラム／ｌの弾
性定数を有する。

Ｂ、　Ｆｕｌｌｅｒ　Ｃｏｍｐａｎｙ）からＦＵＬＬＡ
ＳＴＩＣという商標で販売されているエラストマ材料の
ような種々の市販の材料を使用することができる。この
後者のエラストマ材料（例えば、米国特許第４゜４１８
．１２３号を参照されたい）は、ブタジェン又はイソプ
レン及びポリスチレンの終了ブロックのようなゴム状中
間ブロックを有していてシェル・ケミカル社（Ｓｈｅｌ
ｌ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ）からＫＲＡＴＯＮという商標で
販売されているようなＡ−Ｂ−Ａ型のサーモプラスチッ
クエラストマコポリマ系のもので、これは、自己接着性
の材料であるために特に有用であり、伸縮手段と層との
間に接着材を追加しなくてもパンツの層に付着すること
ができる。伸縮手段は、この伸縮手段として選択された
特定の材料に対してどれが適しているかによって、接着
材による接合、熱シール又は音波接着を含むいずれかの
適当な手段によってパンツに付着することができる。

ライナ１６及びカバー１７に対する伸縮手段２０及び２
１の接着力は、ライナ／カバー材料に異なったポリマを
添加することによって改善される。これは、エチレンメ
チルアクリレートのカバーにポリプロピレンを添加する
ことによって説明される。黄色のピグメントとポリプロ
ピレンのバインダとを含む黄色の着色剤アンパセト（Ａ
＋＊ｐａｃａｔ）を添加することによって異なったポリ
マを添加するのが便利である。このような添加は、フラ
スティック（Ｆｕｌｌａｓｔｉｃ）自己接着伸縮材をト
レーニングパンツに使用した時にＥＭＡにおいて特に効
果的であると分かった。

トレーニングパンツの前板及び後板は、着用者が自分で
きちんと着用できるような設計とするのが好ましい。こ
れは、トレーニングパンツの後部の内面にラベルを貼付
することによって適宜行なわれる。

例第１図に示す使い捨てパンツ１０を子供のトレーニング
パンツとして使用するのに適したサイズで構成し、伸縮
性の腰部開口を第１０図に示すようなものとし、伸縮性
の脚部開口を第１１図に示すようなものとし、そして側
部シームを引き剥がし式のものとした。使い捨てパンツ
の外部カバー即ち外面部の材料は、不織ポリプロピレン
ファイバの外層と、この外層上に押出し被覆されたエチ
レンメチルアクリレートの内層とを有する２層複合ウェ
ブであった。更に、パンツは、スピン接合されたポリプ
ロピレンファイバの身体側ライナを含む内面部を有する
ものであった。ポリプロピレンマイクロファイバ及びセ
ルロースファイバの複合体である吸収性の芯材を上記の
外面部と内面部との間にサンドインチした。

外部シームは、約１／８インチ（３，１■）の側部シー
ル部内に一連の４本の線を設けるようにして超音波シー
ルした。このパンツをテストしたところ、外部カバーの
プラスチック内層により液体を通さないと共に、外部カ
バーの織物状の外層により布の見掛けを呈するという特
徴を兼ね備えていることが分かった。側部シームのシー
ル部は、強力且つ完全なものであり、パンツ状の外観を
損なうものではなかった。これにより、親が充分に納得
すると期待され、然も、トイレの訓練段階を通じて子供
の成長を助長するような形式の有用な使い捨てトレーニ
ングパンツが提供された。

効果以上、別々の材料の２枚の層で構成した外部カバーであ
って、内側の層が所望程度の水分不浸透性を呈すること
のできるプラスチック材料でありそして外側の層が布状
もしくは織物状の見掛けと肌触りを呈することのできる
不織ファイバ材料であるような外部カバーを備えた使い
捨てパンツを説明した。このパンツは、更に、無理なく
パンツを保持しておくことのできる側部シールシームを
外面に有している。ここに開示した新規なパンツは、公
知の類似の下着に勝ると共に、特に、おむつの段階から
離れようとしている子供のトレーニングパンツとして使
用するようにその用途を拡張できる構造を備えていると
考えられる。本発明のパンツの織物状の感触、フィツト
感及び吸収容量により、排出流体を収容すると同時に、
布状の見掛けを呈することによって子供がおむつの使用
をやめるように助成することのできる使い捨ての下着が
提供される。上記の使い捨てパンツは、布製のトレーニ
ングパンツよりも吸収力が高く、パンツを覆う付加的な
保護ゴム又はプラスチックを必要としない。本発明のパ
ンツは、腰部開口及び脚部開口が伸縮自在にされている
ために、該当する年齢の幼い子供でもパンツを容易に上
げ下げすることができ、親の助けがなくてもトイレの使
用を習慣づけることができる。本発明のパンツは、見た
目がよく作られているので、おむつに代わってこのトレ
ーニングパンツを使用するように促すことができる。こ
こに開示するパンツについての他の重要な用途は、大人
の生理用下着や、ちらしの傾向にある大人のための下着
である。これらの最終用途製品に同じ効果を発揮させら
れる理由は、大人にとっても特に魅力的であるように見
掛けよく作られた布状の使い捨てパンツが提供されたが
らである。

本発明の外部シールのシームは、ポリプロピレンやポリ
エチレンのようなスピン接合材料を含む合成材料が存在
する時に特に望ましいものとなる。上記したシール方式
は、接着材の層を含む８枚の層が存在する時でも充分な
シール効果を果たすものであった。サーモプラスチック
材料の多層シールが特に所望される。本発明のシールは
、単一の大きなシールよりも強力であり、更に、その線
構造により、パンツのスピン接合面の布状外面を著しく
損なうことがない。

トレーニングパンツについて本発明を特に説明したが１
本発明のシール方式により、複数のシール線を有する超
音波シールされた巾の狭いシームを用いて、別の形式の
下着を形成することができる。本発明のシール方式を使
用することのできる他の下着は、上記した使い捨てパン
ツではなくて吸収性の挿入体を有するトレーニングパン
ツである。本発明の側部シームによって効果を発揮する
他の衣類は、使い捨ての水着である。又、本発明は、ガ
ウンのような病院用の衣類や、病院用の下着にも適して
いる。更に１本発明は、布状のバッグの製造にも使用で
き、特に、布状の使い捨てバッグの製造に適している。

というのは、本発明の方式を用いてこれらを容易に製造
できると共に。

衣類もバッグも製造後に内面を外側にひっくり返す必要
がないからである。

幾つかの特定の実施例について本発明を説明したが、使
い捨て衣類の製造に精通した当業者であれば、これらの
実施例に種々の変更を加えられることが明らかであり、
従って１本発明の精神及び範囲内に入るこの種の変更は
全て特許請求の範囲内に網羅されるものとする。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明による使い捨てパンツの斜視図。第２図は、第１図の使い捨てパンツを横から見た斜視図
、第３図は、第１図の使い捨てパンツの横断面図、第４図は、第３図に類似した部分的な横断面図であり、
第１図の使い捨てパンツの側部シームの変形態様を示す
図。第５図は、第１図のパンツを製造するのに適した平らな
素材を示す部分破断平面図、第６図は、第１図のパンツ
を製造するのに適した平らな素材の別の態様を示す部分
破断平面図。第７図は１本発明による側部シームの断面図。第８図は、本発明による使い捨てパンツの腰部ψ側部シ
ームを示す断面図。第９図は、第１図の使い捨てパンツの別の態様を示す側
部斜視図、第１０図は、第１図のパンツの伸縮自在な脚部及び／又
は腰部開口の１つの態様を示す部分断面図、第１１図は、第１図のパンツの伸縮自在な脚部及び／又
は腰部開口の別の態様を示す部分断面図、そして第１２図は、第１図の使い捨てパンツの別の態様を示す
側部斜視図である。１０・・・使い捨てパンツ１１・・・パンツの前部　　１２・・・後部１３・・・
シーム　　　　　１４・・・脚部開口１５・・・腰部開
口１６・・・身体側のライす１７・・・外部カバー１８・・・吸収製の芯材２０．２１・・・伸縮性のバンド３０・・・カバーの内層　　３１・・・外層３５・・・
接着素子　　　　３６・・・接着層５０・・・素材　　
５２．５３・・・伸縮手段６０・・・素材　　　　　　
９２・・・谷６５・・・又部シーム８０．８４．８６・・・シール線９４・・・持ち上がった線９６．９８・・・伸縮手段７ｚψ、ｉ１セ≦、Ａ　　　　　　　　　　ノ士’ｅ７．４！ＦＩ
Ｇ、９

Claims

【特許請求の範囲】

（１）液体浸透性の内部の身体側ライナと、前板及び後
板を画成する液体不浸透性の外部カバーと、これらライ
ナとカバーとの間に配置された吸収性の芯材とを具備す
る形式の使い捨てパンツにおいて、一対の脚部開口と腰部開口とを有する立体的なパンツを
形成するように上記の前板及び後板の側縁部分の一部を
互いに接合する側部シームと、一方の脚部開口のまわり
に延びる第１の伸縮手段、他方の脚部開口のまわりに延
びる第２の伸縮手段及び腰部開口のまわりに延びる第３
の伸縮手段とを具備し、更に、上記外部カバーは、液体不浸透性のプラスチック材料の
内層と、不織ファイバ材料の外層とで構成され、上記内
層は吸収性の芯材に面し、上記外層はパンツの外面を構
成することを特徴とする使い捨てパンツ。
（２）側部シームは少なくとも１つのシールされた外部
シームを含み、少なくとも１つの上記シームは２本の細
い線でシールされそして全シームはその巾が約３／１６
インチ（約４．７ｍｍ）未満である特許請求の範囲第（
１）項に記載のパンツ。
（３）上記側部シームは、パンツ内に配置された前板及
び後板の内方に曲げられて接触する側縁部分を互いに接
合する特許請求の範囲第（１）項に記載のパンツ。
（４）上記側部シームは、内方に曲げられた側縁部分間
に１／１６インチないし１／８インチ（約１．６ｍｍな
いし３．１ｍｍ）巾の接合部を有すると共に、この接合
部と内方に曲げられた側縁部分の自由端との間に１／８
インチないし３／８インチ（約３．１ｍｍないし９．４
ｍｍ）巾のフラップ部分を含み、上記内方に曲げられた
側縁部分は、これに沿って互いに自由となるようにされ
る特許請求の範囲第（３）項に記載のパンツ。
（５）上記側部シームは、前板及び後板の重ねられた接
触側縁部分を互いに接合する特許請求の範囲第（１）項
に記載のパンツ。
（６）上記側部シームは、前板と後板との間に手で引き
剥がす接合部を含む特許請求の範囲第（１）項、第（２
）項、第（３）項、第（４）項又は第（５）項に記載の
パンツ。
（７）上記シームは、腰部の伸縮手段を横切ってシール
される特許請求の範囲第（１）項に記載のパンツ。
（８）上記シールは、超音波シールである特許請求の範
囲第（１）項に記載のパンツ。
（９）上記シームは、巾が約１／８インチ（約３．１ｍ
ｍ）であり、全シーム領域の約５０％に接合される特許
請求の範囲第（１）項記載のパンツ。
（１０）上記シームは、伸縮性の脚部及び伸縮性の腰部
にも設けられる特許請求の範囲第（１）項に記載のパン
ツ。
（１１）上記少なくとも１つのシームは、上記パンツの
各側に超音波シールされたシームを含む特許請求の範囲
第（１）項に記載のパンツ。
（１２）上記シームは、４本の細いシール線を含む特許
請求の範囲第（１）項に記載の方法。
（１３）上記シールは、約４００ないし６００ｐｓｉの
圧力をパンツに加えながら巾１／８インチ（約３．１ｍ
ｍ）の超音波アンビルによって行なう特許請求の範囲第
（１）項に記載の方法。
（１４）上記アンビルは、約０．３５ｍｍ巾の谷によっ
て分離された約０．４５ｍｍ巾の４本の平行な山より成
る面を有している特許請求の範囲第（１３）項に記載の
方法。
（１５）上記シームは、巾が約１／８インチ（約３．１
ｍｍ）であり、４本のシール線を含む特許請求の範囲第
（１）項に記載の方法。
（１６）上記線は、不連続である特許請求の範囲第（１
）項に記載の方法。
（１７）上記少なくとも２つの線は、４本の線である特
許請求の範囲第（１）項に記載の方法。
（１８）上記外部カバーの内層は、外部カバーの外層に
押出し被覆されたサーモプラスチック材料の層である特
許請求の範囲第（１）項、第（２）項、第（３）項、第
（４）項又は第（５）項に記載のパンツ。
（１９）上記吸収性の芯材は、前部と、後部と、上記カ
バーの織物外面に対応する又部分とを有するように形成
される特許請求の範囲第（１８）項に記載のパンツ。
（２０）上記吸収性芯材の又部分の横幅は、約３インチ
（７．５ｃｍ）未満である特許請求の範囲第（１８）項
に記載のパンツ。
（２１）上記又部分の吸収材の横幅は、前板及び後板の
最も広い横幅の和の１／４である特許請求の範囲第（１
８）項に記載のパンツ。
（２２）トイレの訓練中の子供或いは失禁傾向のある子
供又は大人に有用な下着であって、不織の織物カバーを
具備し、このカバーは、ａ）前部、後部及びこれらの部
分を結ぶ又部を有し、上記前部の両側縁は、上記後部の
各側縁に接合されて、一対の脚部開口と腰部開口とを有
する立体的な下着を形成し、更に、ｂ）液体浸透性の内
部ライナと、ｃ）このライナと織物カバーとの間に設け
られた吸収性の芯材、一方の脚部開口のまわりに延びる
第１の伸縮手段、他方の脚部開口のまわりに延びる第２
の伸縮手段及び腰部開口のまわりに延びる第３の伸縮手
段とを有していることを特徴とする下着。
（２３）上記又部分における吸収性芯材の厚みは、上記
前部及び後部における吸収性芯材の厚みの約１．５ない
し約５倍である特許請求の範囲第（２２）項に記載の下
着。
（２４）上記又部分における吸収性芯材の厚みは、上記
前部及び後部における吸収性芯材の厚みの約２倍である
特許請求の範囲第（２２）項に記載の下着。
（２５）吸収性の芯材は、上記又部分において外方に張
出している特許請求の範囲第（２２）項に記載の下着。
（２６）吸収性の芯材は、上記織物カバーに取り付けら
れる特許請求の範囲第（１８）項に記載の下着。
（２７）吸収性の芯材は、超吸収材を含む特許請求の範
囲第（２２）項に記載の下着。
（２８）上記超吸収材は、上記吸収性の芯材と共に所定
の領域に閉じ込められる特許請求の範囲第（２５）項に
記載の下着。
（２９）上記超吸収材は、上記織物カバーのすぐ近くで
上記芯材の層領域に配置される特許請求の範囲第（２６
）項に記載の下着。
（３０）上記第１及び第２の伸縮手段は、少なくとも２
つの伸縮部材を有し、上記吸収性の芯材に近い方の部材
にかゝる張力が上記吸収性の芯材から離れた方の部材に
かゝる張力より大きくなるようにされる特許請求の範囲
第（１８）項に記載の使い捨て下着。
（３１）上記吸収性の芯材に近い方の部材にかゝる張力
と上記吸収性の芯材から離れた方の部材にかゝる張力と
の比は、約４：３ないし約３：２である特許請求の範囲
第（３０）項に記載の下着。
（３２）上記第１及び第２の伸縮手段にかゝる張力は、
約１６５ないし約２２０グラムである特許請求の範囲第
（１８）項に記載の下着。
（３３）上記第１及び第２の伸縮手段にかゝる張力は、
約１８０ないし約２００グラムである特許請求の範囲第
（３２）項に記載の下着。
（３４）第３の伸縮手段にかゝる張力は、約３３０ない
し約４５０グラムである特許請求の範囲第（１８）項に
記載の下着。
（３５）第３の伸縮手段にかゝる張力は、約３６０ない
し約３８０グラムである特許請求の範囲第（３４）項に
記載の下着。
（３６）上記織物カバーは、伸長不能な材料である特許
請求の範囲第（１８）項に記載の下着。
（３７）上記吸収性の芯材は、上記又部分の横方向外縁
から延びる長手線を横方向に越える前板及び後板部分に
は実質的に存在しないようにされる特許請求の範囲第（
１８）項に記載の下着。
（３８）上記織物カバーは、伸長可能な材料である特許
請求の範囲第（１８）項に記載の下着。
（３９）上記吸収性の芯材は、約２５０エルグ／ｃｍ＾
２ないし約５５０エルグ／ｃｍ＾２の乾燥引張強度を有
する材料である特許請求の範囲第（１８）項に記載の下
着。