JPS6120741B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6120741B2 JPS6120741B2 JP55134616A JP13461680A JPS6120741B2 JP S6120741 B2 JPS6120741 B2 JP S6120741B2 JP 55134616 A JP55134616 A JP 55134616A JP 13461680 A JP13461680 A JP 13461680A JP S6120741 B2 JPS6120741 B2 JP S6120741B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- gear
- shaft
- transmission
- clutch gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 30
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は例えば耕耘機などの稼動農機を主体
とする走行車両における走行部の変速伝導装置に
関するものである。
とする走行車両における走行部の変速伝導装置に
関するものである。
この変速伝導装置に使用されるクラツチをクラ
ツチ切状態で坂道などにて駐車したときには走行
部とエンジン側との動力伝導径路が断たれてしま
うのでエンジンブレーキの作用が期待できなくな
り、駐車ブレーキ力不足のときなど走行車両が自
然に転動する恐れがある。そして特に油圧式のク
ラツチを使用している変速装置の場合には、エン
ジンを停止すれば圧力油の発生が無くなるので常
にクラツチ切となるため、例えばバツテリ過放電
の際のいわゆるエンジン押しかけも不可能となつ
てしまうのである。
ツチ切状態で坂道などにて駐車したときには走行
部とエンジン側との動力伝導径路が断たれてしま
うのでエンジンブレーキの作用が期待できなくな
り、駐車ブレーキ力不足のときなど走行車両が自
然に転動する恐れがある。そして特に油圧式のク
ラツチを使用している変速装置の場合には、エン
ジンを停止すれば圧力油の発生が無くなるので常
にクラツチ切となるため、例えばバツテリ過放電
の際のいわゆるエンジン押しかけも不可能となつ
てしまうのである。
そこでこの発明においてはエンジンを停止して
クラツチ切状態で坂道で駐車するときにおいても
エンジンブレーキの作用が期待できるように構成
した変速伝導装置を提案するものであつてその構
成は、エンジン側の入力軸３及びこれに並列して
駆動される中間軸１２に、夫々遊転させた正転用
変速装置Ｎの複数のクラツチギヤ６，７を、出力
軸９の夫々の出力ギヤ１０，１１に夫々噛合せ、
中間軸１２に遊転させた逆転用変速装置Ｂのクラ
ツチギヤ１５を、上記他の出力ギヤ１０に噛合わ
せ、上記正転用変速装置Ｎのクラツチギヤ６，７
を択一に入力軸３に結合できる油圧クラツチ４及
び逆転用変速装置Ｂのクラツチギヤ１５を、中間
軸１２に結合できる油圧クラツチ１３を夫々設
け、入力軸３とこれに遊転状態にある上記クラツ
チギヤ６，７の１つとを結合するために設けた正
転用の一方向回転クラツチ８は、この入力軸３の
側から上記１のクラツチギヤを正転方向にのみ駆
動できるように設け、中間軸１２とこれに遊転状
態にある逆転用変速装置Ｂのクラツチギヤ１５と
を結合するために設けた逆転用の一方向回転クラ
ツチ１６は、この中間軸１２の側からこのクラツ
チギヤ１５を逆転方向にのみ駆動できるように設
けてなる走行車両における変速伝導装置である。
クラツチ切状態で坂道で駐車するときにおいても
エンジンブレーキの作用が期待できるように構成
した変速伝導装置を提案するものであつてその構
成は、エンジン側の入力軸３及びこれに並列して
駆動される中間軸１２に、夫々遊転させた正転用
変速装置Ｎの複数のクラツチギヤ６，７を、出力
軸９の夫々の出力ギヤ１０，１１に夫々噛合せ、
中間軸１２に遊転させた逆転用変速装置Ｂのクラ
ツチギヤ１５を、上記他の出力ギヤ１０に噛合わ
せ、上記正転用変速装置Ｎのクラツチギヤ６，７
を択一に入力軸３に結合できる油圧クラツチ４及
び逆転用変速装置Ｂのクラツチギヤ１５を、中間
軸１２に結合できる油圧クラツチ１３を夫々設
け、入力軸３とこれに遊転状態にある上記クラツ
チギヤ６，７の１つとを結合するために設けた正
転用の一方向回転クラツチ８は、この入力軸３の
側から上記１のクラツチギヤを正転方向にのみ駆
動できるように設け、中間軸１２とこれに遊転状
態にある逆転用変速装置Ｂのクラツチギヤ１５と
を結合するために設けた逆転用の一方向回転クラ
ツチ１６は、この中間軸１２の側からこのクラツ
チギヤ１５を逆転方向にのみ駆動できるように設
けてなる走行車両における変速伝導装置である。
次にこの発明を１実施例にもとづいて説明すれ
ば、第１図に示した走行車両の走行電動機構は、
エンジン１の回転を巻掛電動機構２を介して入力
軸３を駆動し、この入力軸３には油圧クラツチ４
のクラツチハウジング５を嵌着して、クラツチギ
ヤ６は入力軸３へ直接に遊嵌するが、クラツチギ
ヤ７は正転用の一方向回転クラツチ８を介して入
力軸３に遊嵌して、この正転用の一方向回転クラ
ツチ８は、入力軸３の側からの正転用方向駆動力
のみをクラツチギヤ７に伝えることができるもの
を用いる。そして入力軸３に隣接して設けた出力
軸９にはクラツチギヤ６と７に夫々噛合う出力ギ
ヤ１０と１１を嵌着して入力軸３の回転を、クラ
ツチギヤ６と出力ギヤ１０の噛合い又は、クラツ
チギヤ７と出力ギヤ１１の噛合いによつて出力軸
９に伝達する正転用変速装置Ｎに構成し、又、入
力軸３に隣接して設けた中間軸１２には油圧クラ
ツチ１３のクラツチハウジング１４を嵌着してク
ラツチハウジング５，１４に夫々形成したギヤ５
ａ，１４ａを互に噛合せ、出力ギヤ１０にクラツ
チギヤ１５を噛合せて、ギヤ５ａ，１４ａの噛合
い及び、クラツチギヤ１５と出力ギヤ１０の噛合
いによつて上記クラツチギヤ６と出力ギヤ１０の
噛合い又はクラツチギヤ７と出力軸１１の噛合い
によるときは逆方向に出力軸９を入力軸３にて駆
動する逆転用変速装置Ｂに構成し、このクラツチ
ギヤ１５は逆転用の一方向回転クラツチ１６を介
して中間軸１２に遊嵌して、この逆転用の一方向
回転クラツチ１６は、中間軸１２の側からの逆転
方向駆動力のみをクラツチギヤ１５に伝えること
ができるものを用いる。そして、中間軸１２へ直
接に遊嵌したクラツチギヤ１７はアイドルギヤ１
８を介して出力ギヤ１１に噛合せ、図示外のピス
トンに圧力油を供給することにより、クラツチギ
ヤ６の摩擦板とクラツチハウジング５の摩擦板と
を合着すれば、クラツチギヤ６が入力軸３に固定
されてクラツチギヤ６と出力ギヤ１０とが最も遅
い速度で出力軸９を前進方向に駆動する前進１速
となり、又、クラツチギヤ１７の摩擦板とクラツ
チハウジング１４の摩擦板とをピストンの動作に
て合着すれば、クラツチギヤ１７は中間軸１２に
固定されるので入力軸３の回転はギヤ５ａ，１４
ａ、クラツチギヤ１７、アイドルギヤ１８、出力
ギヤ１１を介して入力軸９を前進２速にて駆動す
ることになり、又、クラツチギヤ７の摩擦板とク
ラツチハウジング５の摩擦板とを合着すれば、ク
ラツチギヤ７が入力軸３に固定されて出力軸９が
最も速い前進３速にて駆動することになり、さら
に、クラツチギヤ１５の摩擦板とクラツチハウジ
ング１４の摩擦板とを合着すればクラツチギヤ１
５が中間軸１２に固定されて、入力軸３の回転は
ギヤ５ａ，１４ａ、クラツチギヤ１５、出力ギヤ
１０を介して出力軸９を逆転方向に駆動するよう
に構成している。
ば、第１図に示した走行車両の走行電動機構は、
エンジン１の回転を巻掛電動機構２を介して入力
軸３を駆動し、この入力軸３には油圧クラツチ４
のクラツチハウジング５を嵌着して、クラツチギ
ヤ６は入力軸３へ直接に遊嵌するが、クラツチギ
ヤ７は正転用の一方向回転クラツチ８を介して入
力軸３に遊嵌して、この正転用の一方向回転クラ
ツチ８は、入力軸３の側からの正転用方向駆動力
のみをクラツチギヤ７に伝えることができるもの
を用いる。そして入力軸３に隣接して設けた出力
軸９にはクラツチギヤ６と７に夫々噛合う出力ギ
ヤ１０と１１を嵌着して入力軸３の回転を、クラ
ツチギヤ６と出力ギヤ１０の噛合い又は、クラツ
チギヤ７と出力ギヤ１１の噛合いによつて出力軸
９に伝達する正転用変速装置Ｎに構成し、又、入
力軸３に隣接して設けた中間軸１２には油圧クラ
ツチ１３のクラツチハウジング１４を嵌着してク
ラツチハウジング５，１４に夫々形成したギヤ５
ａ，１４ａを互に噛合せ、出力ギヤ１０にクラツ
チギヤ１５を噛合せて、ギヤ５ａ，１４ａの噛合
い及び、クラツチギヤ１５と出力ギヤ１０の噛合
いによつて上記クラツチギヤ６と出力ギヤ１０の
噛合い又はクラツチギヤ７と出力軸１１の噛合い
によるときは逆方向に出力軸９を入力軸３にて駆
動する逆転用変速装置Ｂに構成し、このクラツチ
ギヤ１５は逆転用の一方向回転クラツチ１６を介
して中間軸１２に遊嵌して、この逆転用の一方向
回転クラツチ１６は、中間軸１２の側からの逆転
方向駆動力のみをクラツチギヤ１５に伝えること
ができるものを用いる。そして、中間軸１２へ直
接に遊嵌したクラツチギヤ１７はアイドルギヤ１
８を介して出力ギヤ１１に噛合せ、図示外のピス
トンに圧力油を供給することにより、クラツチギ
ヤ６の摩擦板とクラツチハウジング５の摩擦板と
を合着すれば、クラツチギヤ６が入力軸３に固定
されてクラツチギヤ６と出力ギヤ１０とが最も遅
い速度で出力軸９を前進方向に駆動する前進１速
となり、又、クラツチギヤ１７の摩擦板とクラツ
チハウジング１４の摩擦板とをピストンの動作に
て合着すれば、クラツチギヤ１７は中間軸１２に
固定されるので入力軸３の回転はギヤ５ａ，１４
ａ、クラツチギヤ１７、アイドルギヤ１８、出力
ギヤ１１を介して入力軸９を前進２速にて駆動す
ることになり、又、クラツチギヤ７の摩擦板とク
ラツチハウジング５の摩擦板とを合着すれば、ク
ラツチギヤ７が入力軸３に固定されて出力軸９が
最も速い前進３速にて駆動することになり、さら
に、クラツチギヤ１５の摩擦板とクラツチハウジ
ング１４の摩擦板とを合着すればクラツチギヤ１
５が中間軸１２に固定されて、入力軸３の回転は
ギヤ５ａ，１４ａ、クラツチギヤ１５、出力ギヤ
１０を介して出力軸９を逆転方向に駆動するよう
に構成している。
そして、出力軸９の回転は、副変速軸１９に嵌
合した副変速ギヤ２０の大小の歯部２０ａ，２０
ｂを出力軸９に嵌着しているギヤ２１ａ，２１ｂ
に択一に噛合せることによつて副変速軸１９に伝
え、クラツチ軸２２に逆転したクラツチギヤ２３
を変速軸１９に嵌着したギヤ２４に噛合せ、クラ
ツチ軸２２へ軸方向にのみ移動自在に左右のクラ
ツチギヤ２５と２６を嵌合し、ミツシヨンケース
２７に夫々左右のブレーキハウジング２８，２９
を固定し、１方のブレーキハウジング２８のブレ
ーキピストンに圧力油を供給することによりブレ
ーキハウジング２８の摩擦板とクラツチギヤ２５
の摩擦板とを合着すれば、このクラツチギヤ２５
が静止することになり、同様に他のブレーキハウ
ジング２９のブレーキピストンに圧力油を供給す
ることによりブレーキハウジング２９とクラツチ
ギヤ２６の夫々の摩擦板を合着すれば、クラツチ
ギヤ２６が静止することになつて、逆にピストン
に圧力油を供給しないときは戻しばね３０又は３
１によつてクラツチギヤ２５のクラツチ爪２５ａ
がクラツチギヤ２３のクラツチ爪２３ａに、又、
クラツチギヤ２６のクラツチ爪２６ａがクラツチ
ギヤ２３のクラツチ爪２３ｂに係合するように構
成し、夫々のクラツチギヤ２５，２６に形成した
歯部２５ｂ，２５ｂは、一方のホイル軸３２のホ
イルギヤ３２ａがこの歯部２５ｂに、又、他方の
ホイル軸３３のホイルギヤ３３ａが歯部２６ｂ
に、夫々噛合うよう構成している。
合した副変速ギヤ２０の大小の歯部２０ａ，２０
ｂを出力軸９に嵌着しているギヤ２１ａ，２１ｂ
に択一に噛合せることによつて副変速軸１９に伝
え、クラツチ軸２２に逆転したクラツチギヤ２３
を変速軸１９に嵌着したギヤ２４に噛合せ、クラ
ツチ軸２２へ軸方向にのみ移動自在に左右のクラ
ツチギヤ２５と２６を嵌合し、ミツシヨンケース
２７に夫々左右のブレーキハウジング２８，２９
を固定し、１方のブレーキハウジング２８のブレ
ーキピストンに圧力油を供給することによりブレ
ーキハウジング２８の摩擦板とクラツチギヤ２５
の摩擦板とを合着すれば、このクラツチギヤ２５
が静止することになり、同様に他のブレーキハウ
ジング２９のブレーキピストンに圧力油を供給す
ることによりブレーキハウジング２９とクラツチ
ギヤ２６の夫々の摩擦板を合着すれば、クラツチ
ギヤ２６が静止することになつて、逆にピストン
に圧力油を供給しないときは戻しばね３０又は３
１によつてクラツチギヤ２５のクラツチ爪２５ａ
がクラツチギヤ２３のクラツチ爪２３ａに、又、
クラツチギヤ２６のクラツチ爪２６ａがクラツチ
ギヤ２３のクラツチ爪２３ｂに係合するように構
成し、夫々のクラツチギヤ２５，２６に形成した
歯部２５ｂ，２５ｂは、一方のホイル軸３２のホ
イルギヤ３２ａがこの歯部２５ｂに、又、他方の
ホイル軸３３のホイルギヤ３３ａが歯部２６ｂ
に、夫々噛合うよう構成している。
したがつて、油圧クラツチ４のピストンに圧力
油を供給してクラツチギヤ６を入力軸３に固定す
れば、入力軸３の回転は、クラツチギヤ６、出力
ギヤ１０を経て出力軸９からギヤ２１ａ又は２１
ｂと噛合う副変速ギヤ２０に伝えられ、副変速軸
１９のギヤ２４と噛合うクラツチギヤ２３から左
右のクラツチギヤ２５，２６に伝えられて、これ
らのクラツチギヤ２５，２６と噛合うホイルギヤ
３２ａ，３２ａは左右のホイル軸３２，３３を前
進１速にて駆動するものである。そして、油圧ク
ラツチ１３のピストンに圧力油を供給してクラツ
チギヤ１７を中間軸１２に固定すれば、入力軸３
の回転はギヤ５ａ，１４ａ、出力ギヤ１１を介し
て出力軸９を前進２速にて駆動することになり、
さらに油圧クラツチ４のピストンに圧力油を供給
してクラツチギヤ７を入力軸３に固定すれば、入
力軸３の回転はクラツチギヤ７と噛合う出力ギヤ
１１によつて出力軸９を前進３速にて駆動するこ
とになる。さらに油圧クラツチ１３のピストンに
圧力油を供給してクラツチギヤ１５を中間軸１２
に固定すれば、入力軸３の回転はギヤ５ａ，１４
ａ、クラツチギヤ１５、出力ギヤ１０を介して出
力軸９を上述の前進１速〜前進３速とは逆方向の
後進に駆動することになる。
油を供給してクラツチギヤ６を入力軸３に固定す
れば、入力軸３の回転は、クラツチギヤ６、出力
ギヤ１０を経て出力軸９からギヤ２１ａ又は２１
ｂと噛合う副変速ギヤ２０に伝えられ、副変速軸
１９のギヤ２４と噛合うクラツチギヤ２３から左
右のクラツチギヤ２５，２６に伝えられて、これ
らのクラツチギヤ２５，２６と噛合うホイルギヤ
３２ａ，３２ａは左右のホイル軸３２，３３を前
進１速にて駆動するものである。そして、油圧ク
ラツチ１３のピストンに圧力油を供給してクラツ
チギヤ１７を中間軸１２に固定すれば、入力軸３
の回転はギヤ５ａ，１４ａ、出力ギヤ１１を介し
て出力軸９を前進２速にて駆動することになり、
さらに油圧クラツチ４のピストンに圧力油を供給
してクラツチギヤ７を入力軸３に固定すれば、入
力軸３の回転はクラツチギヤ７と噛合う出力ギヤ
１１によつて出力軸９を前進３速にて駆動するこ
とになる。さらに油圧クラツチ１３のピストンに
圧力油を供給してクラツチギヤ１５を中間軸１２
に固定すれば、入力軸３の回転はギヤ５ａ，１４
ａ、クラツチギヤ１５、出力ギヤ１０を介して出
力軸９を上述の前進１速〜前進３速とは逆方向の
後進に駆動することになる。
そして、エンジン１を停止して上り坂道に駐車
したとき、この走行車両が後方へ自然転動を始め
ると、油圧クラツチ４のクラツチギヤ７はホイル
軸３２，３３と同じ方向に回転するので、このと
き静止している入力軸３に対するこのクラツチギ
ヤ７の回転方向は、エンジン１が駆動されている
ときの入力軸３とクラツチギヤ７との相対的回転
方向と同一であるので、正転用の一方向回転クラ
ツチ８はクラツチギヤ７と入力軸３とを１体に結
合し、この結果、エンジン１は回転を始めたホイ
ル軸３２，３３によつて駆動されることになるの
で、エンジンブレーキが作用してこの走行車両の
自然転動は阻止されるのである。
したとき、この走行車両が後方へ自然転動を始め
ると、油圧クラツチ４のクラツチギヤ７はホイル
軸３２，３３と同じ方向に回転するので、このと
き静止している入力軸３に対するこのクラツチギ
ヤ７の回転方向は、エンジン１が駆動されている
ときの入力軸３とクラツチギヤ７との相対的回転
方向と同一であるので、正転用の一方向回転クラ
ツチ８はクラツチギヤ７と入力軸３とを１体に結
合し、この結果、エンジン１は回転を始めたホイ
ル軸３２，３３によつて駆動されることになるの
で、エンジンブレーキが作用してこの走行車両の
自然転動は阻止されるのである。
又、下り坂道に駐車したときに走行車両が前方
へ自然転動を始めると、油圧クラツチ１３の後進
用のクラツチギヤ１５はホイル軸３２，３３の回
転方向とは逆に回転することになるので、このと
き静止している中間軸１２に対するこのクラツチ
ギヤ１５の回転方向は、エンジン１が駆動されて
いるときの中間軸１２とクラツチギヤ１５との相
対的回転方向と同一であるので、逆転用の一方向
回転クラツチ１６はクラツチギヤ１５と中間軸１
２とを１体に結合することになり、ギヤ１４ａ，
５ａを介して入力軸３もこのクラツチギヤ１５と
１体に結合るので、エンジン１は回転を始めたホ
イル軸３２，３３によつて駆動されることになつ
てエンジンブレーキが作用するのである。又、エ
ンジンの押しかけを行うときは、上述の下り坂道
の駐車時の自然転動の場合と同様に前方へ走行車
両を押動することによつて逆転用の一方向回転ク
ラツチ１６がホイル軸をエンジン１に結合するこ
ととなるのである。
へ自然転動を始めると、油圧クラツチ１３の後進
用のクラツチギヤ１５はホイル軸３２，３３の回
転方向とは逆に回転することになるので、このと
き静止している中間軸１２に対するこのクラツチ
ギヤ１５の回転方向は、エンジン１が駆動されて
いるときの中間軸１２とクラツチギヤ１５との相
対的回転方向と同一であるので、逆転用の一方向
回転クラツチ１６はクラツチギヤ１５と中間軸１
２とを１体に結合することになり、ギヤ１４ａ，
５ａを介して入力軸３もこのクラツチギヤ１５と
１体に結合るので、エンジン１は回転を始めたホ
イル軸３２，３３によつて駆動されることになつ
てエンジンブレーキが作用するのである。又、エ
ンジンの押しかけを行うときは、上述の下り坂道
の駐車時の自然転動の場合と同様に前方へ走行車
両を押動することによつて逆転用の一方向回転ク
ラツチ１６がホイル軸をエンジン１に結合するこ
ととなるのである。
以上にようにこの発明装置は変速装置のクラツ
チが切状態であつても走行車両の自然転動を阻止
し、又、エンジンの押しかけを可能とするもので
あつて、特に油圧式のクラツチを使用している変
速装置において大きい効果を発揮するものであ
る。
チが切状態であつても走行車両の自然転動を阻止
し、又、エンジンの押しかけを可能とするもので
あつて、特に油圧式のクラツチを使用している変
速装置において大きい効果を発揮するものであ
る。
第１図はこの発明装置の１実施例における動力
伝導線図、第２図は同上実施例における縦断正面
図である。 符号説明、１……エンジン、２……巻掛電動機
構、３……入力軸、４，１３……油圧クラツチ、
５，１４……クラツチハウジング、５ａ，１４
ａ，２１ａ，２１ｂ，２４……ギヤ、６，７，１
５，１７，２３，２５，２６……クラツチギヤ、
８，１６……一方向回転クラツチ、９……出力
軸、１０，１１……出力ギヤ、１２……中間軸、
１８……アイドルギヤ、１９……副変速軸、２０
……副変速ギヤ、２０ａ，２０ｂ，２５ｂ，２６
ｂ……歯部、２２……クラツチ軸、２３ａ，２５
ａ，２６ａ……クラツチ爪、２７……ミツシヨン
ケース、２８，２９……ブレーキハウジング、３
０，３１……戻しばね、３２，３３……ホイル
軸、３２ａ，３３ａ……ホイルギヤ、Ｎ……正転
用変速装置、Ｂ……逆転用変速装置。
伝導線図、第２図は同上実施例における縦断正面
図である。 符号説明、１……エンジン、２……巻掛電動機
構、３……入力軸、４，１３……油圧クラツチ、
５，１４……クラツチハウジング、５ａ，１４
ａ，２１ａ，２１ｂ，２４……ギヤ、６，７，１
５，１７，２３，２５，２６……クラツチギヤ、
８，１６……一方向回転クラツチ、９……出力
軸、１０，１１……出力ギヤ、１２……中間軸、
１８……アイドルギヤ、１９……副変速軸、２０
……副変速ギヤ、２０ａ，２０ｂ，２５ｂ，２６
ｂ……歯部、２２……クラツチ軸、２３ａ，２５
ａ，２６ａ……クラツチ爪、２７……ミツシヨン
ケース、２８，２９……ブレーキハウジング、３
０，３１……戻しばね、３２，３３……ホイル
軸、３２ａ，３３ａ……ホイルギヤ、Ｎ……正転
用変速装置、Ｂ……逆転用変速装置。
Claims (1)
- １ エンジン側の入力軸３及びこれに並列して駆
動される中間軸１２に遊転させた正転用変速装置
Ｎの複数のクラツチギヤ６，７を、出力軸９の
夫々の出力ギヤ１０，１１に、夫々噛合せ、中間
軸１２に遊転させた逆転用変速装置Ｂのクラツチ
ギヤ１５を、上記他の出力ギヤ１０に噛合わせ、
上記正転用変速装置Ｎのクラツチギヤ６，７を択
一に入力軸３に結合できる油圧クラツチ４及び逆
転用変速装置Ｂのクラツチギヤ１５を、中間軸１
２に結合できる油圧クラツチ１３を、夫々設け、
入力軸３とこれに遊転状態にある上記クラツチギ
ヤ６，７の１つとを結合するために設けた正転用
の一方向回転クラツチ８は、この入力軸３の側か
ら上記１のクラツチギヤを正転方向にのみ駆動で
きるように設け、中間軸１２とこれに遊転状態に
ある逆転用変速装置Ｂのクラツチギヤ１５とを結
合するために設けた逆転用の一方向回転クラツチ
１６は、この中間軸１２の側からこのクラツチギ
ヤ１５を逆転方向にのみ駆動できるように設けて
なる走行車両における変速伝導装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55134616A JPS5761846A (en) | 1980-09-26 | 1980-09-26 | Speed change transmission device in vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55134616A JPS5761846A (en) | 1980-09-26 | 1980-09-26 | Speed change transmission device in vehicle |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5761846A JPS5761846A (en) | 1982-04-14 |
| JPS6120741B2 true JPS6120741B2 (ja) | 1986-05-23 |
Family
ID=15132549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55134616A Granted JPS5761846A (en) | 1980-09-26 | 1980-09-26 | Speed change transmission device in vehicle |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5761846A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60121351A (ja) * | 1984-07-05 | 1985-06-28 | Kamizaki Kokyu Koki Seisakusho Kk | 変速装置 |
| JPS60211147A (ja) * | 1984-07-14 | 1985-10-23 | Kamizaki Kokyu Koki Seisakusho Kk | 刈取収穫機 |
-
1980
- 1980-09-26 JP JP55134616A patent/JPS5761846A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5761846A (en) | 1982-04-14 |
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