JPS6120444B2 - - Google Patents
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- JPS6120444B2 JPS6120444B2 JP55145874A JP14587480A JPS6120444B2 JP S6120444 B2 JPS6120444 B2 JP S6120444B2 JP 55145874 A JP55145874 A JP 55145874A JP 14587480 A JP14587480 A JP 14587480A JP S6120444 B2 JPS6120444 B2 JP S6120444B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C25/00—Apparatus or tools adapted for mounting, removing or inspecting tyres
- B60C25/01—Apparatus or tools adapted for mounting, removing or inspecting tyres for removing tyres from or mounting tyres on wheels
- B60C25/05—Machines
- B60C25/132—Machines for removing and mounting tyres
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Testing Of Balance (AREA)
Description
本発明はタイア交換機械に関しより詳しくは交
換するタイアを水平位置に支持する支持台並びに
タイアビードをホイールリムから分離するための
上部および下部タイア外し具を具備した形式のタ
イア交換機械に関し、その中特に上部タイア外し
シユーの支持構成に関している。 少なくとも特許文献で見る限りでは多くの先行
技術がある。ある種の特許は上部ビード外し機構
に関し、他の特許は下部ビード外し機構に関し、
そして更に他の特許はタイア支持台面から突出す
る中央ポストの駆動機構に関し、更に他の特許は
これらの組合せ構造および他の特徴を付加したも
のに関するものである。 本発明者の知つている最も関連ある先行文献は
次の通りである。
換するタイアを水平位置に支持する支持台並びに
タイアビードをホイールリムから分離するための
上部および下部タイア外し具を具備した形式のタ
イア交換機械に関し、その中特に上部タイア外し
シユーの支持構成に関している。 少なくとも特許文献で見る限りでは多くの先行
技術がある。ある種の特許は上部ビード外し機構
に関し、他の特許は下部ビード外し機構に関し、
そして更に他の特許はタイア支持台面から突出す
る中央ポストの駆動機構に関し、更に他の特許は
これらの組合せ構造および他の特徴を付加したも
のに関するものである。 本発明者の知つている最も関連ある先行文献は
次の通りである。
【表】
【表】
これらの構造の要素は市販の機械に永らく用い
られてきたと同時に依然用いられており、例えば
米国特許第3158190号明細書には複合された下部
ビード外しシユーが述べられ、米国特許第
3212552号明細書には上部よび下部ビード外し具
並びに中央駆動ポスト間に設けた単一レバーによ
る協働連結機構を具備する空気圧駆動機械;米国
特許第3255800号明細書の鉤形上部ビード外し
具;そして米国特許第3847198号、第3807477号お
よび第3742999号明細書には種々の機構が開示さ
れている。 しかしながら、マグネシウムまたは合金製ホイ
ール等の別形式ホイールリムの開発はホイールリ
ムの広範な寸法範囲と相俟つてこれらの機械の使
用を著しく困難としかつその作動を不満足として
いた。例えば、標準ホイール構造では通常ホイー
ルリム上のフランジとして3/8″(9.5mm)から1/2
″(12.7mm)を用いておりこれに対して合金ホイ
ールの広フランジは3/4″(9.5mm)である。単一
または双腕下部ビード外し形式の何れでも従来の
多くのタイア交換機では下部ビード外しシユー先
端接触縁の描く軌跡は通常円弧である。ホイール
載置台の上表面は種々の大きさのホイールリムを
乗せうるようになつているがかかる円弧運動は異
なる幅をもつホイールリムフランジを乗せること
を許さない。従つてかかる下部ビード外し具は標
準ホイールリムのビードについては効率よく外せ
るとしても、その他のリムについてしばしば第1
または第2の下部ビード外しシユーの何れかによ
りホイールリムを打つことがある。タイアが作業
者から見えにくくなるので著しい損傷が合金また
はマグネシウムホイール上に生ずることがあり得
る。作業者が不完全な係合状態を見付けられない
こともあり、このような場合にリムが損傷したり
凹んだりすることがある。 同様の問題が従来技術の上部ビード外し具につ
いても生じる。これらは、前述したストラングの
米国特許第3255800号明細書や、米国特許第
3807477号明細書の方式を採用するに至る。この
2つの方式は構造および作動において全く異なつ
ており異なる難しさを生じる。 上記第2番目形式において、上部ビード外し具
を支持するコラムは単一の枢動点まわりに移動す
るよう枢着されておりビード外し具は円弧に沿つ
て移動する。この形式の構造ではビード外しアー
ムの先端部分がタイアのビードまたは側壁に係合
する。このビード外し具の弧状運動はビード外し
具の先端部分を外方かつ下向きに引張る傾向があ
り、かつビード外し具の先端と側壁間の係合状態
が確保できない。このためその先端部分はしばし
ば壁面上を空滑りしたり或はタイア壁面に外方下
向きに引張る力が作用することになる。この作動
態様はホイールリム部からタイアビードを外すの
に必らずしも有効ではない。 更に前記第1方式の構造では、先端部がホイー
ルリムの内面に係合するように設けられている。
ビード外しコラムの回転的な引張り力はホイール
リムに逆つた外向き水平力を生じそしてタイア側
壁またはビードに逆つた下向き力を生ずる。水平
力は11300Kg(25000lbs)もの大きさになる。こ
の力はしばしばホイールリムを損傷し特に合金製
のときに著しい。 この第1に述べた上部ビード外し具の先端部
は、更に第2のアームを具備し、該第2アームは
ばね付勢されてタイアビードと係合を保ちながら
タイアビードをホイール凹部内に押し込むように
している。しかしながら、この機構は実際にはビ
ード外しコラムの全長に亘つてこのような作用は
できない。しばしば、上部ビード外しコラムがそ
の経路の一部を完了後に垂直力がビードを外すの
に十分でないためにビードが外れない。すると作
業者は上部ビード外しコラムを回動レバーに対し
下降させビード外し工程を繰り返してビードが外
れるようにする。上述した上部外し機構は更に他
の困難を具備している。すなわち、垂直コラムの
底部の限られた位置に枢動点を設置することおよ
びビード外しシユーがそれ自体一点に枢着された
先端に対して比較的固定した関係位置にあるた
め、作業員による調整可能な範囲が制限されてい
ることにある。ビードを外すためのビードに加わ
る力を変えることなく十分に横方向の調整ができ
ない。 先行技術の機械は更に3つの主だつた欠点を有
している。すなわち、第1点はその複雑さと価格
と作業上の問題である。第2点は中央ポスト駆動
機構は通常限られた範囲だけを駆動しかつ通常1
個の簡単な油圧動力源によるが逆方向運動はばね
の複元力によつていることである。しかしなが
ら、作動に際し作業員がタイア工具をビードに挿
入しかつ中央駆動ポストに引掛けてタイア工具を
回転してビードをホイールリムから外そうとする
ときに、ビードは通常小なる限定範囲のビード外
し作業を行つて外されるために、タイア工具はリ
ム上の外れていない部分およびビード間にしばし
ば噛み込まれる。この結果は工具が引掛かり、ば
ねの復帰力だけではタイア工具を外すに十分な力
を出せず他の助けを必要とする。 これらの困難に留意しつつ本発明の目的は改良
されたタイア交換機械であつて製作が経済的であ
り、操作が容易でかつホイールリムをほとんど損
傷することのないものを提供することにある。 本発明によれば中央凹部を具備したタイアホイ
ール上のタイアビードを外すためのタイア交換機
械において、動力駆動源、タイアビードと係合可
能な先端縁を具備した上部ビード外しシユー、前
記動力駆動源の出力部に連結されたビード外しシ
ユー用水平支持アーム、並びに前記ビード外しシ
ユーの先端を前記タイアビードおよび前記ホイー
ルリム中央凹部に向け内向き軌跡を通り案内する
案内部材からなる改良されたビード外し機構を有
することを特徴とするタイア交換機械が提供され
る。 本発明に係る上部ビード外し機構は上部シユー
の空間的位置調整のために垂直支持コラム上にお
いてその水平方向および垂直方向に手動により容
易に調節可能な調整機構が提供され、しかも該機
構は手動調節された位置へ摩擦的鎖錠手段により
自動的に固定化されるものである。前記上部タイ
ア外し用水平支持アームは、動力駆動源の出力部
に連結した駆動レバーの外端に略垂直状態に保持
される直立支持コラムが枢着され、該垂直支持コ
ラムの上部に略水平方向に延びかつその先端に上
部シユーを取着した上部シユー支持アームが設け
られ、該支持アームは第1摺動溝を構成する水平
方向の案内部材内に摩擦的鎖錠手段を含んで調節
可能に挿通されると共に、更に垂直支持コラム側
には前記案内部材と一体に形成した方形管部材内
に摩擦的鎖錠手段を含んで上記支持コラムに沿い
摺動可能でかつ錠鎖機能をもつ第2摺動溝を設け
て構成されたものである。 前記上部シユーを水平方向に摺動自在に設けた
第1摺動溝を有する案内部材の水平方向鎖錠手段
は、上記支持アームの下側表面と上記第1摺動溝
の底部表面間に形成した隙間にピンを介装するこ
とにより構成される。更にまた前記方形管部材に
は貫通開口を有する水平方向の上部壁と下部壁を
一体的に形成して垂直支持コラム21上を摺動可
能にする第2摺動溝が形成される。この場合に前
記上部壁と下部壁の厚みを薄くしそれらの相互間
隔をその厚みより大なるように設定して垂直支持
コラム上下の垂直方向に対する鎖錠手段を提供し
ている。 本発明の上述の目的および特徴は本発明の実施
例を例示的に説明する以下の説明および図面から
一層明瞭となろう。 なお、ブツシユ、軸受、ねじ、ナツトおよびボ
ルト等々の詳細は通常の技術に要求されるところ
のものである。かかる詳細はこの説明から省略さ
れている。それはそれらの図示および説明は本質
的な構造の説明をおろそかにするばかりでなく、
図面および説明の理解を妨げることになりかねな
いからである。 第1図において、本発明に係るタイア交換機械
は総括的に10で示されている。図示の如く機械
の機枠を構成するフレーム上部はカバー11が蔽
われ、このカバー11の上表部床面14上にホイ
ールリムを乗せるためのホイール受け支持台12
が設けられている。この支持台12は一般的に取
付けたリムの内方に向つて傾斜する上方向きの傾
斜面27,28を有する円錐台形状をなす。本機
械のような第3図に13で示す膨張用空気チユー
ブを具備する形式のものではタイア壁の隣接下面
に接合可能に組合わされる円錐状形態は他の円形
形状の形式に比して、タイア膨張時に加圧空気を
タイア内に導入するためには一そう有効な構造形
態である。床面14には2つの長溝がある。すな
わち1つはリム支持台12に隣接して横方向に長
溝15が延在し、他の長溝16は支持台12に関
して長溝15の反対側に床面14の長手方向に沿
つて設けられている。 長溝15からは下部ビード外しシユー20が突
出し他の反対側の長溝16からは上部ビード外し
用垂直支持コラム21が突出する。 リム受け支持台12の上面から回転可能な中央
ポスト23が垂直方向に突出し、その傍には長溝
24を突き抜けてピン25が突出している。ピン
25はホイールリムのボルト孔に嵌め込まれホイ
ールリムの回転作用を止めるようにしている。 機枠フレーム26は一般的に中空の四角形管状
体から成形した矩形状中空機枠で、この機枠フレ
ーム26は一対の側板30,31(第2図参照)
を具備する。床面14はその上部に形成されてい
る。側板30,31は互いに離れていてその間に
横方向に延在する支軸32,33,34,35,
36が架け亘されている。これらの支軸はそれぞ
れ空気油圧シリンダ37,38と上部ビード外し
用の駆動レバー39,40と下部ビード外し用案
内レバー41,42および上部ビード外し案内ア
ーム43,44の枢着支持部材として作用する。 第3図を参照するに、1対になつて作動される
空気油圧シリンダ37,38は油圧ホース47に
よつて互に逆向きになつて相互に連結されかつ圧
縮機(図示せず)の如き空気圧源から足動ペダル
150により操作される切換弁(図示せず)を介
して空気ホース45,46により連結されてい
る。更に前記圧縮機および切換弁間の配管から分
岐した分岐管がサージタンク155へ連結されて
いる。加圧空気の供給作用は従来方法により足動
ペダル150により操作される切換弁により制御
される。 再び第2図を参照するに、空気油圧シリンダ3
7,38はそれぞれ支軸環50,51を介して支
軸32,33に担持され、かつそれらの上部にお
けるピストンロツド52,53もまた結合杆5
4,55に回動可能に枢着されている。結合杆5
4それ自体は下部ビード外し案内アーム41,4
2に枢着されている。 上部ビード外し用駆動レバー39,40は前述
の如く支軸34に揺動可能に枢着された一対の平
行板によつて構成される。これらの平行板はそれ
ぞれ形状が不規則的形状をなし56のような開口
を具備し、該開口56を支軸35が貫通し、そし
て該支軸35は下部ビード外し用案内アーム4
1,42を揺動可能に枢着するとともにこれら案
内アーム41,42を駆動レバー39,40の平
行板面外側において支持する。 駆動レバー39,40左端の結合55はそれら
を離隔し同様に結合杆57,58もその用に供さ
れる。結合杆58は回動可能に前記平行板上に枢
着されるとともに上部ビード外し用垂直コラム2
1の下端に固着されている。 上部結合杆57もまたレバーアーム59の一端
を運動可能に枢着する。レバーアーム59の他端
は60においてラツク61に揺動可能に連結され
該ラツク61は中央ポスト軸23の下端のピニオ
ン62に噛合する。必要な軸受は図示していない
が言うまでもなく設けてある。ラツク61はラツ
ク案内63により支持され、この組立て部はフレ
ームを横切り溶接されて更に強度を高めるための
2つの垂直なブラケツト64,65により支持さ
れる。簡単のためこれらブラケツトは第2図に示
していないが第3図には示している。 ボルト孔係合ピン25もまたこの組立部に設け
られていて、中央ポスト軸23に対し溝24内を
移動調節可能に設けられている。しかしながらそ
れは輪金67およびばね68を具備しており輪金
67は支持台上部の凹状壁体の下面にばねにより
押し付けて係合される。このような構成はホイー
ルリムのボルト孔およびピン間の係合を容易にす
る。 前述の如く下部ビード外しシユー或は下部シユ
ー20は結合杆54上に枢動可能に取付けられて
いる。下部シユー20はタイアビードに係合する
弓形状の先端を有する。この先端は外方下部部分
71に対してある角度をなして傾斜した内方上部
部分70上の尖端に相当する。外方下部部分71
の下面から垂れ下る一対の離れた垂下ブラケツト
上に枢着結合部が設けられている。先端72の調
整位置は案内アーム41,42に設けた板74に
ねじ込んだ73のような一対の調整可能なねじに
より決定される。案内アーム41,42は下部シ
ユー20が所定の経路に沿つてタイアビードに適
当な角度で衝合して駆動する。ねじによる調整は
常時の調整作用を可能とする。 第4図を参照するに、上部ビード外し機構は衝
合先端縁81を有する上部ビード外しシユー又は
上部シユー80を具備する。先端縁81は上部タ
イアビードに係合するように平面図でみて弓形を
している。上部シユー80の垂直部83から垂下
し下方内側に傾斜した舌部82の最内端に沿つて
先端縁81が延在する。上部シユーの逆U字形成
形部85および上部ビード外し支持アーム86を
通り延在するピン84により上部シユーの垂直部
83がヒンジ結合される。上部シユー支持アーム
86は87(第5,6図参照)で示す端部で環状
に面取りされておりかつばね88が支持アーム8
6の上部面および上部シユーの逆U字状成形部8
5の下面間に設けられている。 支持アーム86がアーム案内部材89内部を貫
通している。アーム案内部材89は該案内部材の
側壁間に止着されたピン90を具備している。支
持アーム86およびアーム案内部材89を貫通す
る溝間の嵌合は摺動可能な遊合的嵌合であり上部
シユー80が支持アーム86とともに横方向に移
動することを許容する。しかしながら、上部シユ
ー80にF(第5図)で示すように上向き分力が
作用するときに、該上部シユー80を取付けた端
部において支持アーム86が上向き移動されて支
持アーム86の上面が案内部材89の上壁と強く
係合しまた支持アーム86の下面がピン90の上
面と強く接触させられる。これにより支持アーム
86および強く接触する面間に咬合作用を生じこ
の強力接触は支持アーム86がアーム案内部材を
貫通して溝内を横方向に移動することを阻止する
摩擦的鎖錠機能を確保する。 アーム案内部材89に水平に突出した方形管部
材91を取付けており該部材91はその水平方向
上部壁を貫通する上部開口91aおよび上記上部
壁に平行な下部壁を貫通する下部開口91bを有
している。上、下部開口91a,91bは円形開
口にすることができ、上部ビード外し用垂直支持
コラム21の直径より僅かに大きな直径であり従
つて上記方形管部材91はこれら上下の開口に挿
通された垂直支持コラムに上下方向に摺動可能に
嵌合される。 垂直上向き力Fが上部シユー8に加えられると
方形管部材91は第5図でみて垂直支持コラム2
1に関してその半径方向に軸線について時計方向
に回転する。この場合に上部開口91aの左側お
よび下部開口91bの右側が垂直支持コラム21
の外表面に強く係合する。方形管部材91の上下
壁が比較的薄くコラム21に接触している開口の
内周縁部の接触された面積部分が比較的小さいの
で、上部シユー80に上向き力が作用して偶力が
作用するにつれて開口および垂直支持コラムの接
触縁間に高い圧力が発生される。この結果、方形
管部材91の開口内周縁部は該コラムの表面に文
字通り咬合してコラムおよび方形管部材間に摩擦
的鎖錠結合作用を生ずる。上部シユー80はこの
ようにして垂直支持コラム上で垂直方向に移動す
ることが防止される。 静止状態ではシユー80の重さで第5図で反時
計方向に方形管部材91が傾動されるために、垂
直支持コラム21および方形管部材91間に係合
を生じて摩擦的鎖錠作用を生じる。かかる場合
に、上部開口91aの右側面および下部開口91
bの左側面はコラム21と強く接触されて咬合作
用をなし上部シユー80に作用する上向き力につ
いて上述した垂直鎖錠機能に対応する。符号10
0,101で示す一対の把手が方形管部材91お
よび上部水平支持アーム86にそれぞれ取付けら
れ上部ビード外し構成体を垂直支持コラム21上
に機械的な錠止め部材またはねじを何ら要するこ
となく調整可能としている。上部ビード外し構成
体が静止状態にあるときに把手100をもち上げ
て構成体を第5図で時計方向に回転させるだけで
上、下部開口91a,91bの内周縁およびコラ
ム21間の摩擦的鎖錠結合作用は解除される。こ
のようにして上部ビード外し構成体はコラム21
上で垂直方向の任意位置に調整可能である。 垂直支持コラム21はその下端近傍が駆動レバ
ー39,40に結合杆58を介して揺動可能に支
持されその長手方向の中間を連結杆96により案
内アーム43,44に揺動可能に支持されてい
る。ここに案内アーム43,44それ自体は支軸
36を介してフレーム25に揺動可能に支持され
ている。 第3図から明らかなように結合杆96と支軸3
6への枢着は実質的に同一水平面内で行われてお
り、更に結合杆58の枢着点が当初第3図で上部
ビード外し用駆動レバー39,40の枢着点の上
方にあることがわかろう。この駆動レバーは連結
杆58の平面より下方の平面で支軸34まわりに
枢支されている。 更に支軸36、結合杆96間の案内アーム4
3,44の長さは駆動レバー39,40の支軸3
4と結合杆58間の距離より長い。 これらの関係の意味は以下に記す上部ビード外
し機構の作動および運動の説明からより明らかと
なろう。しかし上部シユー80の初期運動はホイ
ール中央凹部への内側下向きでありこれに対して
先行技術の上部ビード外し機構は下方および外向
きである。 上部シユー80の調整および垂直支持コラム2
1との係合が容易になつたために上部ビード外し
構成体を自由自在に揺動して床面14およびホイ
ールリム支持台12への接近は一そう容易にな
る。 図面において、ホイールリム201に担持され
たタイア200はリム支持台12に担持される。
中央ポスト軸23はホイールリムのハブ孔を貫通
しピン25はボルト孔を貫通する。ポスト軸23
に螺合した円錐102がホイールリム201を下
向きに保持しピン25が相対回転を防止する。 支持台12は直径10インチ(254mm)から直径
171/2インチ(444.5mm)までのホイールリムを収
容する。リム支持台12上のホイールリムの位置
は勿論その直径に依存する、すなわち径が最大の
ホイールは支持台12の最下位置に着座し一方径
が最小のホイールは支持台のより上部に着座す
る。作業者は、ホイールリムのフランジの大きさ
およびホイールの直径に応じてねじ73を調整し
下部シユー20の先端72の状態を調整して下部
シユー20およびシユー支持板74間の距離を変
えるようにする。ここでシユー支持板74は下部
シユー20よりも著しく短かく、ビード外し機能
を有さないものである。 作業者は次いで上部シユー80を調整してその
先端縁81を第3図に示すように上部ビードに隣
接したタイア上に載せる。上部ビード外しシユー
構成体の説明から上部シユーおよびタイアビード
間に適切な係合をなすことは簡単かつ容易である
ことは明らかであろう。高さの調整のためには、
ホイール幅に応じて、作業者は単に把手100を
握りそれを第5図に示す位置から時計方向に倒
し、しかして方形管部材91および垂直支持コラ
ム21間の摩擦鎖錠を解除し構成体をコラム21
上の所望位置へ上下移動する。方形管部材を分り
易くするためにコラム鎖錠部材と称してもよい。
選定位置において作業者は単に把手100を解除
し再びコラム鎖錠部材91は上述のように垂直支
持コラム21と摩擦係合する。 同様に上部ビード外しシユーを横方向に調整す
るべく作業者は単に把手101を持上げて上部シ
ユー用の水平支持アーム86を水平に移動する。
水平支持アーム86並びにピン90およびアーム
案内部材89間の摩擦係合は把手に加えられた持
上力により解除され上部シユー80が移動後に選
定された横方向位置にあるときに把手を離せばタ
イア200、上部シユー80および垂直支持コラ
ム21間の相対移動は起らない。タイアが支持台
12上に固定されユー位置が調整された後に作業
者は次いで足踏ペダル150を操作し空気油圧シ
リンダ37,38を作動する。 当初シリンダ38に供給された空気はピストン
ロツド53を伸張させピストン上部に存在する油
はシリンダ37の方へ油圧ホース43を通り入り
ピストン上の空気を追い出しピストンロツド52
を伸張せしめる。ピストンロツド52,53がそ
れぞれ下部シユー20および上部ビード外し用駆
動レバー39,40に揺動可能に連結されてお
り、そして各シリンダが支軸32,33に揺動可
能に連結されているのでレバーおよびシユーは第
10図に示す位置へ移動される。 空油圧シリンダ37のピストンロツド52が伸
張するにつれ結合杆54上に揺動可能に担持され
た下部シユー20および案内アーム41,42は
当初下部シユー20およびその先端縁72を円弧
に沿い移動せしめる。先端縁72の描く円弧形状
は言うまでもなく支持板74に対する下部シユー
20の関係に応じて変化させる。しかしながら3/
8インチ(9.5mm)リムが係合するであろう上部点
によつてこの関係での最下端の設定がされる。 案内アーム41,42が揺動しピストン52が
伸張されるにつれて下部シユー20はその先端以
外でタイア側壁に係合し下部シユー20の先端が
下部タイアビードに自由に係合するよ係合させ
る。枢着点35が枢着点54の下方にあるので、
下部シユーの軌跡は内向きにホイールリム中央凹
部に向う。 下部シユー20がタイア側壁に係合するにつれ
それはゆつくりとその支持板74から遠くへ移動
し次いで先端縁はビードへ向けて移動する。更に
移動するにつれ下部シユー20の先端縁72は一
層ホイールリム壁に追従し得る。 この動きは第11図に示されておりここで種々
の要素の開始位置は実線外観で示されており最終
位置は点線で示されている。本機械の上部および
下部ビード外し具はタイアの直径線上に対向した
タイアビードに作用するから、圧力が作用されて
いる側面のビード外しを助ける付加的な抵抗を生
じる。ピストン53が伸張するにつれてシリンダ
38内の油は他のシリンダ37内へ油圧ホース4
7を通り移動し、従つて空気油圧シンダ37,3
8は自己緩衝作用があり作動の円滑が達せられ
る。空気油圧シリンダ38のこの作動は平行板状
の駆動レバー39,40を枢着支軸34まわりに
回転せしめる。この枢着作用により結合杆58を
介しての垂直支持コラム21の下端を先ず外方へ
動かし次いで内側下方へ移動させる。この作動は
第9図に示されている。同時に枢着点36,39
を通じ案内アーム44,43はコラム21を内方
へ回動せしめて案内アーム43,44および駆動
レバー39,40の協動連結作用により垂直支持
コラム21の上部部分が当初内側下方へ動き次い
で下方内方へ移動する。この動きは第7図および
第9図に示されておりここで当初の開始位置は実
線外観で示されており後の位置は点線で示されて
いる。 第5図を参照しての構造説明で述べた如く上部
シユー80が支持アーム86に揺動可能に担持さ
れている。垂直支持コラム21が下方へ移動する
につれ上部シユー80の当初の枢着ピン84のま
わりの揺動運動および先端縁81はばね88のね
じりに僅かに抗してビードに向かい移動する。下
方内向き運動が続くにつれてタイア壁およびビー
ドに対する圧力係合が継続的に維持されビードは
外されるようになる。 ビードの外し点において上部シユー80上の圧
力は除かれコラム21の経路は継続的に維持され
る必要はなくなる。 この点に関し上部シユー80はコラム21まで
持し上げられ側方へ揺動される。第2図を再び参
照して、駆動レバー39,40が下方に動くにつ
れ支軸57を通じて案内アーム59は下方へ引張
られラツク61は図で右方へ引張り出される。ラ
ツク61およびピニオン62間の係合は中央ポス
ト軸23の回転を生じる。 従来技術の機械と同様な方法により作業者は次
いでビード外し工具をタイアビードの下方および
中央ポスト軸23上に挿入する。足踏ペダル15
0は離されポスト軸23は上述の方法にて回転さ
れる。もし工具が引掛つても作業者は次いで足踏
みペダルの作用により機構を逆に作動させて初期
のサイクルにおいて付与されたと同じ力が逆に付
与されて工具は離なくしかも危険なく取り外せ
る。 タイアの再取付け作業は逆の方法によりホイー
ルリム支持台12の下端を周囲する膨張用配管1
3(第3図参照)を具備した方式によりサージタ
ンクからの空気を配管13に通じタイアに大量の
空気を供給して達成される。支持台上面の円錐形
状はビード内へ空気を案内して弓形に反つた形の
タイア支持台に付随する空気が反るという問題も
なくより容易に膨脹作用を行なわせることができ
る。 上述の説明から本発明によりマグネシウムおよ
び他の合金ホイールリムへの損傷の可能性は減殺
され改良タイア交換機械が提供される。同時に作
業実施において著しい効果もある。 上部および下部ビード外し具用の2個1対をな
す動力駆動装置の使用および空気油圧動力装置の
使用は作動を円滑にする。空気油圧装置は更に自
己緩衝作用があるのでビードが外されたときまた
はビードを外すのにより大きい力が必要とされる
ようなときに抵抗が急になくなる結果として突然
に生じる力の変動や不均一性はより一層この構造
により解消される。上部および下部ビード外しシ
ユーの内向き経路はまた従来得られなかつた効果
を与える。ホイールリム上の外向き力を補償する
必要のないことがホイールリムの損傷を大いに減
じ更により効率的なビード外しを行う。わずかな
内向き成分をもつ直接的な垂直方向の力はタイア
ビードを効率よく外さない。この圧力から解除さ
れた組合せは上部ビードが外れたときに一そう効
率のある早いタイア交換を許すようになる。 上述の実施例は種々の変更が可能であり特許請
求の範囲の記載に基き定まる技術的範囲から逸脱
することなく上述の各要素を他の要素に置換して
もよい。
られてきたと同時に依然用いられており、例えば
米国特許第3158190号明細書には複合された下部
ビード外しシユーが述べられ、米国特許第
3212552号明細書には上部よび下部ビード外し具
並びに中央駆動ポスト間に設けた単一レバーによ
る協働連結機構を具備する空気圧駆動機械;米国
特許第3255800号明細書の鉤形上部ビード外し
具;そして米国特許第3847198号、第3807477号お
よび第3742999号明細書には種々の機構が開示さ
れている。 しかしながら、マグネシウムまたは合金製ホイ
ール等の別形式ホイールリムの開発はホイールリ
ムの広範な寸法範囲と相俟つてこれらの機械の使
用を著しく困難としかつその作動を不満足として
いた。例えば、標準ホイール構造では通常ホイー
ルリム上のフランジとして3/8″(9.5mm)から1/2
″(12.7mm)を用いておりこれに対して合金ホイ
ールの広フランジは3/4″(9.5mm)である。単一
または双腕下部ビード外し形式の何れでも従来の
多くのタイア交換機では下部ビード外しシユー先
端接触縁の描く軌跡は通常円弧である。ホイール
載置台の上表面は種々の大きさのホイールリムを
乗せうるようになつているがかかる円弧運動は異
なる幅をもつホイールリムフランジを乗せること
を許さない。従つてかかる下部ビード外し具は標
準ホイールリムのビードについては効率よく外せ
るとしても、その他のリムについてしばしば第1
または第2の下部ビード外しシユーの何れかによ
りホイールリムを打つことがある。タイアが作業
者から見えにくくなるので著しい損傷が合金また
はマグネシウムホイール上に生ずることがあり得
る。作業者が不完全な係合状態を見付けられない
こともあり、このような場合にリムが損傷したり
凹んだりすることがある。 同様の問題が従来技術の上部ビード外し具につ
いても生じる。これらは、前述したストラングの
米国特許第3255800号明細書や、米国特許第
3807477号明細書の方式を採用するに至る。この
2つの方式は構造および作動において全く異なつ
ており異なる難しさを生じる。 上記第2番目形式において、上部ビード外し具
を支持するコラムは単一の枢動点まわりに移動す
るよう枢着されておりビード外し具は円弧に沿つ
て移動する。この形式の構造ではビード外しアー
ムの先端部分がタイアのビードまたは側壁に係合
する。このビード外し具の弧状運動はビード外し
具の先端部分を外方かつ下向きに引張る傾向があ
り、かつビード外し具の先端と側壁間の係合状態
が確保できない。このためその先端部分はしばし
ば壁面上を空滑りしたり或はタイア壁面に外方下
向きに引張る力が作用することになる。この作動
態様はホイールリム部からタイアビードを外すの
に必らずしも有効ではない。 更に前記第1方式の構造では、先端部がホイー
ルリムの内面に係合するように設けられている。
ビード外しコラムの回転的な引張り力はホイール
リムに逆つた外向き水平力を生じそしてタイア側
壁またはビードに逆つた下向き力を生ずる。水平
力は11300Kg(25000lbs)もの大きさになる。こ
の力はしばしばホイールリムを損傷し特に合金製
のときに著しい。 この第1に述べた上部ビード外し具の先端部
は、更に第2のアームを具備し、該第2アームは
ばね付勢されてタイアビードと係合を保ちながら
タイアビードをホイール凹部内に押し込むように
している。しかしながら、この機構は実際にはビ
ード外しコラムの全長に亘つてこのような作用は
できない。しばしば、上部ビード外しコラムがそ
の経路の一部を完了後に垂直力がビードを外すの
に十分でないためにビードが外れない。すると作
業者は上部ビード外しコラムを回動レバーに対し
下降させビード外し工程を繰り返してビードが外
れるようにする。上述した上部外し機構は更に他
の困難を具備している。すなわち、垂直コラムの
底部の限られた位置に枢動点を設置することおよ
びビード外しシユーがそれ自体一点に枢着された
先端に対して比較的固定した関係位置にあるた
め、作業員による調整可能な範囲が制限されてい
ることにある。ビードを外すためのビードに加わ
る力を変えることなく十分に横方向の調整ができ
ない。 先行技術の機械は更に3つの主だつた欠点を有
している。すなわち、第1点はその複雑さと価格
と作業上の問題である。第2点は中央ポスト駆動
機構は通常限られた範囲だけを駆動しかつ通常1
個の簡単な油圧動力源によるが逆方向運動はばね
の複元力によつていることである。しかしなが
ら、作動に際し作業員がタイア工具をビードに挿
入しかつ中央駆動ポストに引掛けてタイア工具を
回転してビードをホイールリムから外そうとする
ときに、ビードは通常小なる限定範囲のビード外
し作業を行つて外されるために、タイア工具はリ
ム上の外れていない部分およびビード間にしばし
ば噛み込まれる。この結果は工具が引掛かり、ば
ねの復帰力だけではタイア工具を外すに十分な力
を出せず他の助けを必要とする。 これらの困難に留意しつつ本発明の目的は改良
されたタイア交換機械であつて製作が経済的であ
り、操作が容易でかつホイールリムをほとんど損
傷することのないものを提供することにある。 本発明によれば中央凹部を具備したタイアホイ
ール上のタイアビードを外すためのタイア交換機
械において、動力駆動源、タイアビードと係合可
能な先端縁を具備した上部ビード外しシユー、前
記動力駆動源の出力部に連結されたビード外しシ
ユー用水平支持アーム、並びに前記ビード外しシ
ユーの先端を前記タイアビードおよび前記ホイー
ルリム中央凹部に向け内向き軌跡を通り案内する
案内部材からなる改良されたビード外し機構を有
することを特徴とするタイア交換機械が提供され
る。 本発明に係る上部ビード外し機構は上部シユー
の空間的位置調整のために垂直支持コラム上にお
いてその水平方向および垂直方向に手動により容
易に調節可能な調整機構が提供され、しかも該機
構は手動調節された位置へ摩擦的鎖錠手段により
自動的に固定化されるものである。前記上部タイ
ア外し用水平支持アームは、動力駆動源の出力部
に連結した駆動レバーの外端に略垂直状態に保持
される直立支持コラムが枢着され、該垂直支持コ
ラムの上部に略水平方向に延びかつその先端に上
部シユーを取着した上部シユー支持アームが設け
られ、該支持アームは第1摺動溝を構成する水平
方向の案内部材内に摩擦的鎖錠手段を含んで調節
可能に挿通されると共に、更に垂直支持コラム側
には前記案内部材と一体に形成した方形管部材内
に摩擦的鎖錠手段を含んで上記支持コラムに沿い
摺動可能でかつ錠鎖機能をもつ第2摺動溝を設け
て構成されたものである。 前記上部シユーを水平方向に摺動自在に設けた
第1摺動溝を有する案内部材の水平方向鎖錠手段
は、上記支持アームの下側表面と上記第1摺動溝
の底部表面間に形成した隙間にピンを介装するこ
とにより構成される。更にまた前記方形管部材に
は貫通開口を有する水平方向の上部壁と下部壁を
一体的に形成して垂直支持コラム21上を摺動可
能にする第2摺動溝が形成される。この場合に前
記上部壁と下部壁の厚みを薄くしそれらの相互間
隔をその厚みより大なるように設定して垂直支持
コラム上下の垂直方向に対する鎖錠手段を提供し
ている。 本発明の上述の目的および特徴は本発明の実施
例を例示的に説明する以下の説明および図面から
一層明瞭となろう。 なお、ブツシユ、軸受、ねじ、ナツトおよびボ
ルト等々の詳細は通常の技術に要求されるところ
のものである。かかる詳細はこの説明から省略さ
れている。それはそれらの図示および説明は本質
的な構造の説明をおろそかにするばかりでなく、
図面および説明の理解を妨げることになりかねな
いからである。 第1図において、本発明に係るタイア交換機械
は総括的に10で示されている。図示の如く機械
の機枠を構成するフレーム上部はカバー11が蔽
われ、このカバー11の上表部床面14上にホイ
ールリムを乗せるためのホイール受け支持台12
が設けられている。この支持台12は一般的に取
付けたリムの内方に向つて傾斜する上方向きの傾
斜面27,28を有する円錐台形状をなす。本機
械のような第3図に13で示す膨張用空気チユー
ブを具備する形式のものではタイア壁の隣接下面
に接合可能に組合わされる円錐状形態は他の円形
形状の形式に比して、タイア膨張時に加圧空気を
タイア内に導入するためには一そう有効な構造形
態である。床面14には2つの長溝がある。すな
わち1つはリム支持台12に隣接して横方向に長
溝15が延在し、他の長溝16は支持台12に関
して長溝15の反対側に床面14の長手方向に沿
つて設けられている。 長溝15からは下部ビード外しシユー20が突
出し他の反対側の長溝16からは上部ビード外し
用垂直支持コラム21が突出する。 リム受け支持台12の上面から回転可能な中央
ポスト23が垂直方向に突出し、その傍には長溝
24を突き抜けてピン25が突出している。ピン
25はホイールリムのボルト孔に嵌め込まれホイ
ールリムの回転作用を止めるようにしている。 機枠フレーム26は一般的に中空の四角形管状
体から成形した矩形状中空機枠で、この機枠フレ
ーム26は一対の側板30,31(第2図参照)
を具備する。床面14はその上部に形成されてい
る。側板30,31は互いに離れていてその間に
横方向に延在する支軸32,33,34,35,
36が架け亘されている。これらの支軸はそれぞ
れ空気油圧シリンダ37,38と上部ビード外し
用の駆動レバー39,40と下部ビード外し用案
内レバー41,42および上部ビード外し案内ア
ーム43,44の枢着支持部材として作用する。 第3図を参照するに、1対になつて作動される
空気油圧シリンダ37,38は油圧ホース47に
よつて互に逆向きになつて相互に連結されかつ圧
縮機(図示せず)の如き空気圧源から足動ペダル
150により操作される切換弁(図示せず)を介
して空気ホース45,46により連結されてい
る。更に前記圧縮機および切換弁間の配管から分
岐した分岐管がサージタンク155へ連結されて
いる。加圧空気の供給作用は従来方法により足動
ペダル150により操作される切換弁により制御
される。 再び第2図を参照するに、空気油圧シリンダ3
7,38はそれぞれ支軸環50,51を介して支
軸32,33に担持され、かつそれらの上部にお
けるピストンロツド52,53もまた結合杆5
4,55に回動可能に枢着されている。結合杆5
4それ自体は下部ビード外し案内アーム41,4
2に枢着されている。 上部ビード外し用駆動レバー39,40は前述
の如く支軸34に揺動可能に枢着された一対の平
行板によつて構成される。これらの平行板はそれ
ぞれ形状が不規則的形状をなし56のような開口
を具備し、該開口56を支軸35が貫通し、そし
て該支軸35は下部ビード外し用案内アーム4
1,42を揺動可能に枢着するとともにこれら案
内アーム41,42を駆動レバー39,40の平
行板面外側において支持する。 駆動レバー39,40左端の結合55はそれら
を離隔し同様に結合杆57,58もその用に供さ
れる。結合杆58は回動可能に前記平行板上に枢
着されるとともに上部ビード外し用垂直コラム2
1の下端に固着されている。 上部結合杆57もまたレバーアーム59の一端
を運動可能に枢着する。レバーアーム59の他端
は60においてラツク61に揺動可能に連結され
該ラツク61は中央ポスト軸23の下端のピニオ
ン62に噛合する。必要な軸受は図示していない
が言うまでもなく設けてある。ラツク61はラツ
ク案内63により支持され、この組立て部はフレ
ームを横切り溶接されて更に強度を高めるための
2つの垂直なブラケツト64,65により支持さ
れる。簡単のためこれらブラケツトは第2図に示
していないが第3図には示している。 ボルト孔係合ピン25もまたこの組立部に設け
られていて、中央ポスト軸23に対し溝24内を
移動調節可能に設けられている。しかしながらそ
れは輪金67およびばね68を具備しており輪金
67は支持台上部の凹状壁体の下面にばねにより
押し付けて係合される。このような構成はホイー
ルリムのボルト孔およびピン間の係合を容易にす
る。 前述の如く下部ビード外しシユー或は下部シユ
ー20は結合杆54上に枢動可能に取付けられて
いる。下部シユー20はタイアビードに係合する
弓形状の先端を有する。この先端は外方下部部分
71に対してある角度をなして傾斜した内方上部
部分70上の尖端に相当する。外方下部部分71
の下面から垂れ下る一対の離れた垂下ブラケツト
上に枢着結合部が設けられている。先端72の調
整位置は案内アーム41,42に設けた板74に
ねじ込んだ73のような一対の調整可能なねじに
より決定される。案内アーム41,42は下部シ
ユー20が所定の経路に沿つてタイアビードに適
当な角度で衝合して駆動する。ねじによる調整は
常時の調整作用を可能とする。 第4図を参照するに、上部ビード外し機構は衝
合先端縁81を有する上部ビード外しシユー又は
上部シユー80を具備する。先端縁81は上部タ
イアビードに係合するように平面図でみて弓形を
している。上部シユー80の垂直部83から垂下
し下方内側に傾斜した舌部82の最内端に沿つて
先端縁81が延在する。上部シユーの逆U字形成
形部85および上部ビード外し支持アーム86を
通り延在するピン84により上部シユーの垂直部
83がヒンジ結合される。上部シユー支持アーム
86は87(第5,6図参照)で示す端部で環状
に面取りされておりかつばね88が支持アーム8
6の上部面および上部シユーの逆U字状成形部8
5の下面間に設けられている。 支持アーム86がアーム案内部材89内部を貫
通している。アーム案内部材89は該案内部材の
側壁間に止着されたピン90を具備している。支
持アーム86およびアーム案内部材89を貫通す
る溝間の嵌合は摺動可能な遊合的嵌合であり上部
シユー80が支持アーム86とともに横方向に移
動することを許容する。しかしながら、上部シユ
ー80にF(第5図)で示すように上向き分力が
作用するときに、該上部シユー80を取付けた端
部において支持アーム86が上向き移動されて支
持アーム86の上面が案内部材89の上壁と強く
係合しまた支持アーム86の下面がピン90の上
面と強く接触させられる。これにより支持アーム
86および強く接触する面間に咬合作用を生じこ
の強力接触は支持アーム86がアーム案内部材を
貫通して溝内を横方向に移動することを阻止する
摩擦的鎖錠機能を確保する。 アーム案内部材89に水平に突出した方形管部
材91を取付けており該部材91はその水平方向
上部壁を貫通する上部開口91aおよび上記上部
壁に平行な下部壁を貫通する下部開口91bを有
している。上、下部開口91a,91bは円形開
口にすることができ、上部ビード外し用垂直支持
コラム21の直径より僅かに大きな直径であり従
つて上記方形管部材91はこれら上下の開口に挿
通された垂直支持コラムに上下方向に摺動可能に
嵌合される。 垂直上向き力Fが上部シユー8に加えられると
方形管部材91は第5図でみて垂直支持コラム2
1に関してその半径方向に軸線について時計方向
に回転する。この場合に上部開口91aの左側お
よび下部開口91bの右側が垂直支持コラム21
の外表面に強く係合する。方形管部材91の上下
壁が比較的薄くコラム21に接触している開口の
内周縁部の接触された面積部分が比較的小さいの
で、上部シユー80に上向き力が作用して偶力が
作用するにつれて開口および垂直支持コラムの接
触縁間に高い圧力が発生される。この結果、方形
管部材91の開口内周縁部は該コラムの表面に文
字通り咬合してコラムおよび方形管部材間に摩擦
的鎖錠結合作用を生ずる。上部シユー80はこの
ようにして垂直支持コラム上で垂直方向に移動す
ることが防止される。 静止状態ではシユー80の重さで第5図で反時
計方向に方形管部材91が傾動されるために、垂
直支持コラム21および方形管部材91間に係合
を生じて摩擦的鎖錠作用を生じる。かかる場合
に、上部開口91aの右側面および下部開口91
bの左側面はコラム21と強く接触されて咬合作
用をなし上部シユー80に作用する上向き力につ
いて上述した垂直鎖錠機能に対応する。符号10
0,101で示す一対の把手が方形管部材91お
よび上部水平支持アーム86にそれぞれ取付けら
れ上部ビード外し構成体を垂直支持コラム21上
に機械的な錠止め部材またはねじを何ら要するこ
となく調整可能としている。上部ビード外し構成
体が静止状態にあるときに把手100をもち上げ
て構成体を第5図で時計方向に回転させるだけで
上、下部開口91a,91bの内周縁およびコラ
ム21間の摩擦的鎖錠結合作用は解除される。こ
のようにして上部ビード外し構成体はコラム21
上で垂直方向の任意位置に調整可能である。 垂直支持コラム21はその下端近傍が駆動レバ
ー39,40に結合杆58を介して揺動可能に支
持されその長手方向の中間を連結杆96により案
内アーム43,44に揺動可能に支持されてい
る。ここに案内アーム43,44それ自体は支軸
36を介してフレーム25に揺動可能に支持され
ている。 第3図から明らかなように結合杆96と支軸3
6への枢着は実質的に同一水平面内で行われてお
り、更に結合杆58の枢着点が当初第3図で上部
ビード外し用駆動レバー39,40の枢着点の上
方にあることがわかろう。この駆動レバーは連結
杆58の平面より下方の平面で支軸34まわりに
枢支されている。 更に支軸36、結合杆96間の案内アーム4
3,44の長さは駆動レバー39,40の支軸3
4と結合杆58間の距離より長い。 これらの関係の意味は以下に記す上部ビード外
し機構の作動および運動の説明からより明らかと
なろう。しかし上部シユー80の初期運動はホイ
ール中央凹部への内側下向きでありこれに対して
先行技術の上部ビード外し機構は下方および外向
きである。 上部シユー80の調整および垂直支持コラム2
1との係合が容易になつたために上部ビード外し
構成体を自由自在に揺動して床面14およびホイ
ールリム支持台12への接近は一そう容易にな
る。 図面において、ホイールリム201に担持され
たタイア200はリム支持台12に担持される。
中央ポスト軸23はホイールリムのハブ孔を貫通
しピン25はボルト孔を貫通する。ポスト軸23
に螺合した円錐102がホイールリム201を下
向きに保持しピン25が相対回転を防止する。 支持台12は直径10インチ(254mm)から直径
171/2インチ(444.5mm)までのホイールリムを収
容する。リム支持台12上のホイールリムの位置
は勿論その直径に依存する、すなわち径が最大の
ホイールは支持台12の最下位置に着座し一方径
が最小のホイールは支持台のより上部に着座す
る。作業者は、ホイールリムのフランジの大きさ
およびホイールの直径に応じてねじ73を調整し
下部シユー20の先端72の状態を調整して下部
シユー20およびシユー支持板74間の距離を変
えるようにする。ここでシユー支持板74は下部
シユー20よりも著しく短かく、ビード外し機能
を有さないものである。 作業者は次いで上部シユー80を調整してその
先端縁81を第3図に示すように上部ビードに隣
接したタイア上に載せる。上部ビード外しシユー
構成体の説明から上部シユーおよびタイアビード
間に適切な係合をなすことは簡単かつ容易である
ことは明らかであろう。高さの調整のためには、
ホイール幅に応じて、作業者は単に把手100を
握りそれを第5図に示す位置から時計方向に倒
し、しかして方形管部材91および垂直支持コラ
ム21間の摩擦鎖錠を解除し構成体をコラム21
上の所望位置へ上下移動する。方形管部材を分り
易くするためにコラム鎖錠部材と称してもよい。
選定位置において作業者は単に把手100を解除
し再びコラム鎖錠部材91は上述のように垂直支
持コラム21と摩擦係合する。 同様に上部ビード外しシユーを横方向に調整す
るべく作業者は単に把手101を持上げて上部シ
ユー用の水平支持アーム86を水平に移動する。
水平支持アーム86並びにピン90およびアーム
案内部材89間の摩擦係合は把手に加えられた持
上力により解除され上部シユー80が移動後に選
定された横方向位置にあるときに把手を離せばタ
イア200、上部シユー80および垂直支持コラ
ム21間の相対移動は起らない。タイアが支持台
12上に固定されユー位置が調整された後に作業
者は次いで足踏ペダル150を操作し空気油圧シ
リンダ37,38を作動する。 当初シリンダ38に供給された空気はピストン
ロツド53を伸張させピストン上部に存在する油
はシリンダ37の方へ油圧ホース43を通り入り
ピストン上の空気を追い出しピストンロツド52
を伸張せしめる。ピストンロツド52,53がそ
れぞれ下部シユー20および上部ビード外し用駆
動レバー39,40に揺動可能に連結されてお
り、そして各シリンダが支軸32,33に揺動可
能に連結されているのでレバーおよびシユーは第
10図に示す位置へ移動される。 空油圧シリンダ37のピストンロツド52が伸
張するにつれ結合杆54上に揺動可能に担持され
た下部シユー20および案内アーム41,42は
当初下部シユー20およびその先端縁72を円弧
に沿い移動せしめる。先端縁72の描く円弧形状
は言うまでもなく支持板74に対する下部シユー
20の関係に応じて変化させる。しかしながら3/
8インチ(9.5mm)リムが係合するであろう上部点
によつてこの関係での最下端の設定がされる。 案内アーム41,42が揺動しピストン52が
伸張されるにつれて下部シユー20はその先端以
外でタイア側壁に係合し下部シユー20の先端が
下部タイアビードに自由に係合するよ係合させ
る。枢着点35が枢着点54の下方にあるので、
下部シユーの軌跡は内向きにホイールリム中央凹
部に向う。 下部シユー20がタイア側壁に係合するにつれ
それはゆつくりとその支持板74から遠くへ移動
し次いで先端縁はビードへ向けて移動する。更に
移動するにつれ下部シユー20の先端縁72は一
層ホイールリム壁に追従し得る。 この動きは第11図に示されておりここで種々
の要素の開始位置は実線外観で示されており最終
位置は点線で示されている。本機械の上部および
下部ビード外し具はタイアの直径線上に対向した
タイアビードに作用するから、圧力が作用されて
いる側面のビード外しを助ける付加的な抵抗を生
じる。ピストン53が伸張するにつれてシリンダ
38内の油は他のシリンダ37内へ油圧ホース4
7を通り移動し、従つて空気油圧シンダ37,3
8は自己緩衝作用があり作動の円滑が達せられ
る。空気油圧シリンダ38のこの作動は平行板状
の駆動レバー39,40を枢着支軸34まわりに
回転せしめる。この枢着作用により結合杆58を
介しての垂直支持コラム21の下端を先ず外方へ
動かし次いで内側下方へ移動させる。この作動は
第9図に示されている。同時に枢着点36,39
を通じ案内アーム44,43はコラム21を内方
へ回動せしめて案内アーム43,44および駆動
レバー39,40の協動連結作用により垂直支持
コラム21の上部部分が当初内側下方へ動き次い
で下方内方へ移動する。この動きは第7図および
第9図に示されておりここで当初の開始位置は実
線外観で示されており後の位置は点線で示されて
いる。 第5図を参照しての構造説明で述べた如く上部
シユー80が支持アーム86に揺動可能に担持さ
れている。垂直支持コラム21が下方へ移動する
につれ上部シユー80の当初の枢着ピン84のま
わりの揺動運動および先端縁81はばね88のね
じりに僅かに抗してビードに向かい移動する。下
方内向き運動が続くにつれてタイア壁およびビー
ドに対する圧力係合が継続的に維持されビードは
外されるようになる。 ビードの外し点において上部シユー80上の圧
力は除かれコラム21の経路は継続的に維持され
る必要はなくなる。 この点に関し上部シユー80はコラム21まで
持し上げられ側方へ揺動される。第2図を再び参
照して、駆動レバー39,40が下方に動くにつ
れ支軸57を通じて案内アーム59は下方へ引張
られラツク61は図で右方へ引張り出される。ラ
ツク61およびピニオン62間の係合は中央ポス
ト軸23の回転を生じる。 従来技術の機械と同様な方法により作業者は次
いでビード外し工具をタイアビードの下方および
中央ポスト軸23上に挿入する。足踏ペダル15
0は離されポスト軸23は上述の方法にて回転さ
れる。もし工具が引掛つても作業者は次いで足踏
みペダルの作用により機構を逆に作動させて初期
のサイクルにおいて付与されたと同じ力が逆に付
与されて工具は離なくしかも危険なく取り外せ
る。 タイアの再取付け作業は逆の方法によりホイー
ルリム支持台12の下端を周囲する膨張用配管1
3(第3図参照)を具備した方式によりサージタ
ンクからの空気を配管13に通じタイアに大量の
空気を供給して達成される。支持台上面の円錐形
状はビード内へ空気を案内して弓形に反つた形の
タイア支持台に付随する空気が反るという問題も
なくより容易に膨脹作用を行なわせることができ
る。 上述の説明から本発明によりマグネシウムおよ
び他の合金ホイールリムへの損傷の可能性は減殺
され改良タイア交換機械が提供される。同時に作
業実施において著しい効果もある。 上部および下部ビード外し具用の2個1対をな
す動力駆動装置の使用および空気油圧動力装置の
使用は作動を円滑にする。空気油圧装置は更に自
己緩衝作用があるのでビードが外されたときまた
はビードを外すのにより大きい力が必要とされる
ようなときに抵抗が急になくなる結果として突然
に生じる力の変動や不均一性はより一層この構造
により解消される。上部および下部ビード外しシ
ユーの内向き経路はまた従来得られなかつた効果
を与える。ホイールリム上の外向き力を補償する
必要のないことがホイールリムの損傷を大いに減
じ更により効率的なビード外しを行う。わずかな
内向き成分をもつ直接的な垂直方向の力はタイア
ビードを効率よく外さない。この圧力から解除さ
れた組合せは上部ビードが外れたときに一そう効
率のある早いタイア交換を許すようになる。 上述の実施例は種々の変更が可能であり特許請
求の範囲の記載に基き定まる技術的範囲から逸脱
することなく上述の各要素を他の要素に置換して
もよい。
第1図は本発明に係るタイア交換機械の全体斜
視図、第2図は従来の構造要素を省略して本発明
を構成する部品の空間的位置関係を一層明瞭とな
したカバーを除去しかつ部分的に断面となした全
体斜視図、第3図は第1図の3―3線に沿う概略
断面図で取外し用タイアを具備したホイールリム
タイアに対する本発明に係るタイア交換機械を示
す。第4図は本発明に係る上部ビード外し具の概
略斜視図、第5図は第4図の5―5線に沿う断面
図、第6図は第4図に示した上部ビード外し機構
の側面図で本発明の横方向調整法を示す。第7図
は本発明に係る上部ビード外し機構の拡大側面図
で上部ビード外しシユーの経路の初期部分の間の
上部シユー、タイア、ホイールリムおよびタイア
交換の上部部分の関係を示す。第8図は中央ポス
ト軸並びに該軸駆動用ラツクおよびピニオン間の
関係を示す部分的に断面となした部分平面図、第
9図は上部ビード外し機構のタイア、ホイールリ
ムおよびその作動レバーに対する経路および動き
を示す部分的に断面となした側面図、第10図は
ビード外し作動の完了およびこの作動時点での機
械の種々の部品の関係を示す部分的に断面となし
た側面図、第11図はタイアに対する下部ビード
シユーの拡大概略断面図でその作動を示す。 10…タイア交換機械、11…ケーシング、1
2…ホイールリム支持台、20…下部ビード外し
シユー、21…上部ビード外し用垂直支持コラ
ム、23…中心ポスト軸、37,38…対をなす
空気油圧シリンダ、80…上部ビード外しシユ
ー、86…水平支持アーム、91…方形管部材、
100,101…把手。
視図、第2図は従来の構造要素を省略して本発明
を構成する部品の空間的位置関係を一層明瞭とな
したカバーを除去しかつ部分的に断面となした全
体斜視図、第3図は第1図の3―3線に沿う概略
断面図で取外し用タイアを具備したホイールリム
タイアに対する本発明に係るタイア交換機械を示
す。第4図は本発明に係る上部ビード外し具の概
略斜視図、第5図は第4図の5―5線に沿う断面
図、第6図は第4図に示した上部ビード外し機構
の側面図で本発明の横方向調整法を示す。第7図
は本発明に係る上部ビード外し機構の拡大側面図
で上部ビード外しシユーの経路の初期部分の間の
上部シユー、タイア、ホイールリムおよびタイア
交換の上部部分の関係を示す。第8図は中央ポス
ト軸並びに該軸駆動用ラツクおよびピニオン間の
関係を示す部分的に断面となした部分平面図、第
9図は上部ビード外し機構のタイア、ホイールリ
ムおよびその作動レバーに対する経路および動き
を示す部分的に断面となした側面図、第10図は
ビード外し作動の完了およびこの作動時点での機
械の種々の部品の関係を示す部分的に断面となし
た側面図、第11図はタイアに対する下部ビード
シユーの拡大概略断面図でその作動を示す。 10…タイア交換機械、11…ケーシング、1
2…ホイールリム支持台、20…下部ビード外し
シユー、21…上部ビード外し用垂直支持コラ
ム、23…中心ポスト軸、37,38…対をなす
空気油圧シリンダ、80…上部ビード外しシユ
ー、86…水平支持アーム、91…方形管部材、
100,101…把手。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 タイアホイールリムを水平に載置して固定化
する支持台がタイア交換機械の機枠上に設けら
れ、該支持台の左右に配置した上部シユーおよび
下部シユーが駆動レバーを介してそれぞれ動力駆
動源の出力部へ結合されているホイールリム上の
タイアを離脱可能にしたタイア交換機械におい
て、前記動力駆動源の出力部に連結した駆動レバ
ー39,40の外端に略垂直状態に保持される垂
直支持コラム21が枢着され、該垂直支持コラム
21の上部に略水平方向に延びかつその先端に上
部シユー80を取着した上部シユー用水平支持ア
ーム86が取付けられ、該水平支持アーム86は
第1摺動溝を構成する水平方向の案内部材89内
に摩擦的鎖錠手段を含んで調節可能に挿通される
と共に、更に垂直支持コラム側には前記案内部材
89と一体に形成した方形管部材91内に摩擦的
鎖錠手段を含んで上記支持コラム21に沿い上下
摺動可能でかつ鎖錠機能をもつ第2摺動溝を設け
ていることを特徴とするタイア交換機械。 2 前記上部シユー用水平支持アーム86を水平
方向に摺動自在に設けた第1摺動溝を有する案内
部材89の水平方向鎖錠手段は、上記支持アーム
86の下側表面と上記第1摺動溝の底部表面間に
形成した隙間にピン90を介装することにより形
成され、これによつてタイアビード面に衝合する
上部シユー80に上方向き押圧力が作用すると
き、前記ピン90の圧接上下面に大なる摩擦係合
力を生じさせて支持アーム86の横方向摺動作用
を阻止するようにしたことを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載のタイア交換機械。 3 前記垂直支持コラム21を上下方向に摺動可
能でかつ鎖錠機能を有する前記方形管部材の第2
摺動溝は方形管部材91を形成する水平方向の上
部壁に穿つた上部開口91a及び該上部壁に平行
な下部壁に穿つた下部開口91bとにより形成さ
れ、上部壁と下部壁の厚みを薄くしそれらの相互
間隔をその厚みより大なるように選定して垂直運
動を阻止する鎖錠手段が形成され、これによつて
休止時には水平支持アーム86の自重に基く反時
計回りの回転トルクにより摩擦的咬合作用を前記
支持コラム表面と前記水平の上下部壁に形成した
各開口91aと91bの対向内縁間に生じさせ
て、前記方形管部材91の摺動降下を阻止すると
共にその作動時には上部シユーに作用する上向き
作動力に基く時計回りの回転トルクの発生により
前記上、下部壁の休止時と異なる上下開口の対向
内縁間に咬合作用を生じて方形管部材91の上昇
移動を阻止するようにしたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項または第2項記載のタイア交換
機械。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CA000295475A CA1117858A (en) | 1978-01-23 | 1978-01-23 | Tire-changing apparatus with bead breaker mechanism |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56142706A JPS56142706A (en) | 1981-11-07 |
JPS6120444B2 true JPS6120444B2 (ja) | 1986-05-22 |
Family
ID=4110607
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP562379A Granted JPS54113107A (en) | 1978-01-23 | 1979-01-23 | Tire changing machine |
JP14587480A Granted JPS56142706A (en) | 1978-01-23 | 1980-10-20 | Exchanging machine for tire |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP562379A Granted JPS54113107A (en) | 1978-01-23 | 1979-01-23 | Tire changing machine |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4335772A (ja) |
JP (2) | JPS54113107A (ja) |
AU (4) | AU527200B2 (ja) |
BE (1) | BE873643A (ja) |
CA (1) | CA1117858A (ja) |
DE (1) | DE2902021A1 (ja) |
GB (5) | GB2070529B (ja) |
IT (1) | IT1110767B (ja) |
ZA (1) | ZA79263B (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4865104A (en) * | 1986-12-05 | 1989-09-12 | Fmc Corporation | Tire changer safety apparatus and method |
US4840215A (en) * | 1987-02-02 | 1989-06-20 | Fmc Corporation | Tire changer safety post |
US4809759A (en) * | 1987-02-02 | 1989-03-07 | Fmc Corporation | Tire changer safety arm |
US4811774A (en) * | 1987-02-02 | 1989-03-14 | Fmc Corporation | Tire Changer safety arm |
US4765387A (en) * | 1987-02-02 | 1988-08-23 | Fmc Corporation | Tire changer safety foot |
DE3801857A1 (de) * | 1987-02-02 | 1988-08-11 | Fmc Corp | Sicherheitsvorrichtung fuer eine reifenwechselmaschine |
US4969498A (en) * | 1987-11-30 | 1990-11-13 | Sheets John W | Tire bead breaker |
JPH08442B2 (ja) * | 1993-08-23 | 1996-01-10 | レンゴー株式会社 | シングルフェーサ |
IT1289137B1 (it) | 1996-10-22 | 1998-09-25 | Butler Eng & Marketing | Macchina smontagomme |
DE19653664C1 (de) * | 1996-12-20 | 1998-02-12 | Hofmann Werkstatt Technik | Verfahren und Vorrichtung zum Behandeln eines Scheibenrades eines Kraftfahrzeugrades an einer Reifenmontiermaschine |
US6305453B1 (en) * | 2000-04-28 | 2001-10-23 | Robert Zielewicz | Tire bead breaker |
KR100457983B1 (ko) * | 2002-05-22 | 2004-11-18 | 리싸이클링일성(주) | 랙 기어를 이용한 폐 타이어의 비-드 자동 인출기(引出機) |
DE102007016073B4 (de) * | 2007-04-03 | 2009-05-07 | Beissbarth Gmbh | Werkzeug zum Abdrücken eines Reifens von einer Radfelge und/oder zum Montieren eines Reifens auf eine Radfelge und Reifenmontiermaschine hiermit |
IT201600071778A1 (it) * | 2016-07-08 | 2018-01-08 | Butler Eng And Marketing S P A | Gruppo di stallonamento di una ruota gommata e/o di spinta di una porzione di un pneumatico di una ruota gommata |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3180392A (en) * | 1962-06-14 | 1965-04-27 | Coats Company Inc | Tire bead breaking apparatus |
US3581796A (en) * | 1968-10-31 | 1971-06-01 | Erhard J Alm | Tire changer |
US3780785A (en) * | 1971-09-27 | 1973-12-25 | M Schultz | Bead breaker and tire removal and replacement device |
US3877505A (en) * | 1973-01-30 | 1975-04-15 | David W Besuden | Upper bead breaker mechanism |
US4114672A (en) * | 1977-05-09 | 1978-09-19 | The Coats Company, Inc. | Tire changing apparatus |
US4168733A (en) * | 1978-05-19 | 1979-09-25 | The Coats Company, Inc. | Tire changing apparatus |
-
1978
- 1978-01-23 CA CA000295475A patent/CA1117858A/en not_active Expired
-
1979
- 1979-01-19 DE DE19792902021 patent/DE2902021A1/de not_active Ceased
- 1979-01-22 AU AU43539/79A patent/AU527200B2/en not_active Expired
- 1979-01-22 GB GB8111927A patent/GB2070529B/en not_active Expired
- 1979-01-22 GB GB8111928A patent/GB2070530B/en not_active Expired
- 1979-01-22 GB GB8111925A patent/GB2070527B/en not_active Expired
- 1979-01-22 GB GB7902266A patent/GB2013144B/en not_active Expired
- 1979-01-22 GB GB8111926A patent/GB2070528B/en not_active Expired
- 1979-01-23 JP JP562379A patent/JPS54113107A/ja active Granted
- 1979-01-23 BE BE193027A patent/BE873643A/xx not_active IP Right Cessation
- 1979-01-23 IT IT19514/79A patent/IT1110767B/it active
- 1979-01-23 ZA ZA79263A patent/ZA79263B/xx unknown
-
1980
- 1980-10-20 JP JP14587480A patent/JPS56142706A/ja active Granted
- 1980-11-18 US US06/208,106 patent/US4335772A/en not_active Expired - Lifetime
-
1982
- 1982-07-21 AU AU86273/82A patent/AU533534B2/en not_active Expired
- 1982-07-21 AU AU86275/82A patent/AU533573B2/en not_active Expired
- 1982-07-21 AU AU86274/82A patent/AU533572B2/en not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2013144A (en) | 1979-08-08 |
GB2070528A (en) | 1981-09-09 |
JPS54113107A (en) | 1979-09-04 |
IT1110767B (it) | 1986-01-06 |
BE873643A (fr) | 1979-05-16 |
GB2070530B (en) | 1982-12-08 |
AU533572B2 (en) | 1983-12-01 |
AU533534B2 (en) | 1983-12-01 |
AU533573B2 (en) | 1983-12-01 |
AU8627582A (en) | 1982-10-28 |
GB2070527A (en) | 1981-09-09 |
US4335772A (en) | 1982-06-22 |
GB2070528B (en) | 1982-12-08 |
GB2070530A (en) | 1981-09-09 |
ZA79263B (en) | 1980-09-24 |
AU8627382A (en) | 1982-10-28 |
GB2013144B (en) | 1982-11-24 |
GB2070527B (en) | 1982-12-08 |
IT7919514A0 (it) | 1979-01-23 |
JPS56142706A (en) | 1981-11-07 |
GB2070529A (en) | 1981-09-09 |
JPS6354566B2 (ja) | 1988-10-28 |
DE2902021A1 (de) | 1979-09-06 |
GB2070529B (en) | 1982-12-08 |
AU8627482A (en) | 1982-10-28 |
CA1117858A (en) | 1982-02-09 |
AU527200B2 (en) | 1983-02-24 |
AU4353979A (en) | 1979-08-02 |
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