JPS61204166A - マレイミド類の精製方法 - Google Patents
マレイミド類の精製方法Info
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- JPS61204166A JPS61204166A JP60042798A JP4279885A JPS61204166A JP S61204166 A JPS61204166 A JP S61204166A JP 60042798 A JP60042798 A JP 60042798A JP 4279885 A JP4279885 A JP 4279885A JP S61204166 A JPS61204166 A JP S61204166A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明はマレイミド類の精製方法に関するものである。
マレイミド類は樹脂原料、医薬、農薬などの原料として
有用な化合物であるが、本発明は高純度のマレイミド類
を収量よく得る精製方法を提供するものである。
有用な化合物であるが、本発明は高純度のマレイミド類
を収量よく得る精製方法を提供するものである。
〈従 来技術〉
マレイミド類の製造方法は古くから研究されており、多
数の文献が見うけられる。すなわち、無水マレイン酸と
アミン化合物とを有機溶媒中で反応させ生成するマレイ
ンアミド酸を単離し、単離したマレインアミド酸類を無
水酢酸のような脱水剤を用いてイミド化させる方法(米
国特許第2.444.536号明細書):単離したマレ
インアミド酸類をトルエン、キシレン、クロロベンゼン
などの有機溶剤を稀釈剤として用い、酸触媒の存在下に
加熱してイミド化させる方法(特公昭57−42043
号公報明細書):稀釈剤を用いずにマレインアミド酸類
を酸触媒の存在下に直接加熱してイミド化させる方法(
特開昭47−27974号公報明細書);生成したマレ
インアミド酸類を有機溶媒から単離覆ることなしにこの
反応混合物に酸触媒を添加してイミド化する方法(特公
昭51−40078号、特開昭53−68770号、特
公昭59−42043号各公報明細書)等数多くの製造
方法が知られている。しかし何れのマレイミド類の製造
方法においても問題があり、イミド化反応の過程におい
て無視しえない量の副生成物が生成し、高純度のマレイ
ミド類をえようとすれば精製する必要がある。
数の文献が見うけられる。すなわち、無水マレイン酸と
アミン化合物とを有機溶媒中で反応させ生成するマレイ
ンアミド酸を単離し、単離したマレインアミド酸類を無
水酢酸のような脱水剤を用いてイミド化させる方法(米
国特許第2.444.536号明細書):単離したマレ
インアミド酸類をトルエン、キシレン、クロロベンゼン
などの有機溶剤を稀釈剤として用い、酸触媒の存在下に
加熱してイミド化させる方法(特公昭57−42043
号公報明細書):稀釈剤を用いずにマレインアミド酸類
を酸触媒の存在下に直接加熱してイミド化させる方法(
特開昭47−27974号公報明細書);生成したマレ
インアミド酸類を有機溶媒から単離覆ることなしにこの
反応混合物に酸触媒を添加してイミド化する方法(特公
昭51−40078号、特開昭53−68770号、特
公昭59−42043号各公報明細書)等数多くの製造
方法が知られている。しかし何れのマレイミド類の製造
方法においても問題があり、イミド化反応の過程におい
て無視しえない量の副生成物が生成し、高純度のマレイ
ミド類をえようとすれば精製する必要がある。
従来、マレイミド類の精製方法としては、反応液を人聞
の冷水中へ注入して、析出する結晶を炉別し、この結晶
を更に条間の水で洗浄したり、或いは稀薄な炭酸ナトリ
ウム水溶液や苛性ソーダ水溶液で洗浄したのち乾燥させ
る方法(米国特許第2.444.536号明細書、特開
昭55−149253号公報明細書)やマレイミド含有
の有機溶媒の反応液を稀薄な弱アルカリ水溶液で中和後
、水洗し、有機溶媒を分離する方法(特開昭53−68
770号公報明細書)が提案されている。
の冷水中へ注入して、析出する結晶を炉別し、この結晶
を更に条間の水で洗浄したり、或いは稀薄な炭酸ナトリ
ウム水溶液や苛性ソーダ水溶液で洗浄したのち乾燥させ
る方法(米国特許第2.444.536号明細書、特開
昭55−149253号公報明細書)やマレイミド含有
の有機溶媒の反応液を稀薄な弱アルカリ水溶液で中和後
、水洗し、有機溶媒を分離する方法(特開昭53−68
770号公報明細書)が提案されている。
〈発明層解決しようとする問題点〉
しかし、上記のような方法では、イミド化工程で発生ず
る副生成物が樹脂状の物質やマレイミド類と同様に水に
不溶性の物質であるため高純度のマレイミド類を得るこ
とは困難である。
る副生成物が樹脂状の物質やマレイミド類と同様に水に
不溶性の物質であるため高純度のマレイミド類を得るこ
とは困難である。
さらに天吊の水を使用するのでその処理も含めて極めて
実用性に欠け、工業的に不利な方法である。
実用性に欠け、工業的に不利な方法である。
〈問題点を解決するための手段〉
かかる現状に鑑み、本発明者らは高純度のマレイミド類
を得る精製方法について鋭意研究した結果、マレインア
ミド酸を有機溶媒中酸触媒の存在下イミド化閉環反応さ
せ、えられる反応混合物を特定の条件下酸処理すること
により、高純度のマレイミド類が得られることを見い出
し本発明を完成させた。
を得る精製方法について鋭意研究した結果、マレインア
ミド酸を有機溶媒中酸触媒の存在下イミド化閉環反応さ
せ、えられる反応混合物を特定の条件下酸処理すること
により、高純度のマレイミド類が得られることを見い出
し本発明を完成させた。
すなわら、本発明は以下にように特定される。
(1)一般式
0 式中、Rは炭素数1〜20のア
11 ルキル基、フェニル基、ベン
ジルCl−1−C−Of−11、シクロヘキシル基、ピ
リジル11 基、キノリル基
およびこれらの基CH−C−NH−Rにハロゲン置換、
カルボキシル基11 置換、ニトロ
M置換のあるもののO中から選ばれるものである。
11 ルキル基、フェニル基、ベン
ジルCl−1−C−Of−11、シクロヘキシル基、ピ
リジル11 基、キノリル基
およびこれらの基CH−C−NH−Rにハロゲン置換、
カルボキシル基11 置換、ニトロ
M置換のあるもののO中から選ばれるものである。
で表わされるマレインアミド酸を、有機溶媒中酸触媒の
存在下イミド化閉環反応させ、えられる反応混合物に原
料マレインアミド酸に対して少なくとも1小母%の母の
有機酸または無機M(ただし、硫酸の単独使用は除く。
存在下イミド化閉環反応させ、えられる反応混合物に原
料マレインアミド酸に対して少なくとも1小母%の母の
有機酸または無機M(ただし、硫酸の単独使用は除く。
)を添加し、5〜100℃の温度範囲で処理後、えられ
た有機層を水洗処理して水溶性混在物を除去することを
特徴とするマレイミド類の精製方法。
た有機層を水洗処理して水溶性混在物を除去することを
特徴とするマレイミド類の精製方法。
(2)イミド化閉環反応接、酸触媒層を分液除去し、え
られた有機層に有81酸まlζは無機酸くただし、硫酸
の単独使用は除く。)を添加して処理することを特徴と
する上記(1)記載の方法。
られた有機層に有81酸まlζは無機酸くただし、硫酸
の単独使用は除く。)を添加して処理することを特徴と
する上記(1)記載の方法。
(3)酸触媒層の分液除去操作を50〜140℃の温度
範囲で行うことを特徴とする上記(2)記載の方法。
範囲で行うことを特徴とする上記(2)記載の方法。
以下、本発明の具体的態様を説明する。
本発明の精製方法を適用出来る粗マレイミド類は従来公
知の製造方法によってえられる。すなわら、上記の原料
マレインアミド酸類は通常無水マレイン酸とアミン類と
の反応により容易にえられるものであり、このもののイ
ミド化閉環反応は酸触媒の存在下、トルエン、キシレン
、クロロベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシドなどの溶媒中加熱脱水して行われる。
知の製造方法によってえられる。すなわら、上記の原料
マレインアミド酸類は通常無水マレイン酸とアミン類と
の反応により容易にえられるものであり、このもののイ
ミド化閉環反応は酸触媒の存在下、トルエン、キシレン
、クロロベンゼン、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシドなどの溶媒中加熱脱水して行われる。
このようにえられる反応混合物に対して、好適にはこの
混合物から50〜140℃の温度範囲でまず酸触媒を分
離除去後、原料として用いたマレインアミド酸に対して
少くとも1重量%の酸を添加し、5〜60分間、5〜1
00℃の温度範囲で撹拌上酸処理を行う。
混合物から50〜140℃の温度範囲でまず酸触媒を分
離除去後、原料として用いたマレインアミド酸に対して
少くとも1重量%の酸を添加し、5〜60分間、5〜1
00℃の温度範囲で撹拌上酸処理を行う。
この酸処理に使用される酸は無1aRまたは有機酸が有
効であり、オルソリン酸、ビロリン酸、硫酸、無水硫酸
、発煙硫酸、メタンスルホン酸、クロルスルホン酸、ク
ロルマレイン酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオ
ロ酢酸などを挙げることができ、好ましくはスルホン酸
系の酸である。そして、これらの酸は甲独あるいは混合
物で使用することもできる。
効であり、オルソリン酸、ビロリン酸、硫酸、無水硫酸
、発煙硫酸、メタンスルホン酸、クロルスルホン酸、ク
ロルマレイン酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオ
ロ酢酸などを挙げることができ、好ましくはスルホン酸
系の酸である。そして、これらの酸は甲独あるいは混合
物で使用することもできる。
酸の使用量は粗マレイミド類中の不純物の吊や、えよう
とする製品純度、精製収率、作業効率、経済性等を考慮
して適宜決定されるものであり、この使用量が本願発明
を左右するものではない。しかし、通常の粗マレイミド
類を本発明に従って精製する場合にはこの使用量が原料
マレインアミド酸に対しで少なくとも1重量%であれば
その処理効果がえられる。そして上限量についても本質
的には任意の値をとることができるが、精製収率、作業
効率、経済性等を考慮するならば、30重量%までの借
を使用すればよい。
とする製品純度、精製収率、作業効率、経済性等を考慮
して適宜決定されるものであり、この使用量が本願発明
を左右するものではない。しかし、通常の粗マレイミド
類を本発明に従って精製する場合にはこの使用量が原料
マレインアミド酸に対しで少なくとも1重量%であれば
その処理効果がえられる。そして上限量についても本質
的には任意の値をとることができるが、精製収率、作業
効率、経済性等を考慮するならば、30重量%までの借
を使用すればよい。
酸処理は5〜100℃の温度範囲で行なわれる。100
℃を越える温度で処理を行うと副生物の処理と同時にマ
レイミド類の重合等が起り、実質的に収量が減り好まし
くない。また5℃未満の温度で処理を行う場合、処理効
果が充分でなく、反応液中のマレイミド類も同時に析出
し副生物と同時に除去され、えられるマレイミド類の純
度低下と収量低下が起り好ましくない。
℃を越える温度で処理を行うと副生物の処理と同時にマ
レイミド類の重合等が起り、実質的に収量が減り好まし
くない。また5℃未満の温度で処理を行う場合、処理効
果が充分でなく、反応液中のマレイミド類も同時に析出
し副生物と同時に除去され、えられるマレイミド類の純
度低下と収量低下が起り好ましくない。
上述のように、本発明が特定する酸処理を行なうことに
よって、反応混合物に含まれるイミド化閉環反応時の副
生成物を実質的に全量反応混合物から粘性を帯びた樹脂
状物質として沈殿析出させることが可能になったのであ
る。そして、この沈殿物は通常の手段である濾過又はデ
カンテーションなどの方法により容易に反応混合物から
分離することができ、実質的にマレイミド類だけを含有
する有改層がえられる。また、酸処理は反応混合物から
イミド化閉環反応に使用した酸触媒を分離除去すること
なしに直接実施しても該酸触媒を分離除去した場合にお
けると同様の効果かえられる。
よって、反応混合物に含まれるイミド化閉環反応時の副
生成物を実質的に全量反応混合物から粘性を帯びた樹脂
状物質として沈殿析出させることが可能になったのであ
る。そして、この沈殿物は通常の手段である濾過又はデ
カンテーションなどの方法により容易に反応混合物から
分離することができ、実質的にマレイミド類だけを含有
する有改層がえられる。また、酸処理は反応混合物から
イミド化閉環反応に使用した酸触媒を分離除去すること
なしに直接実施しても該酸触媒を分離除去した場合にお
けると同様の効果かえられる。
つづいて、酸処理後えられた有機層にマレインアミド酸
に対して重量比で1〜5倍の範囲の量の水を添加し、1
0〜50℃の温度範囲で洗浄することにより、有機層中
に残存する微hiの酸および副生成物を除く。この水洗
処理に使用する水は純水、■水、上水等に限らず弱アル
カリ性あるいは弱酸性の水も使用することが可能である
。そして、この水洗処理により有機層中の酸は0.5重
量%以下、好ましくは0.1重量%以Fの含量とされる
必要がある。そののち、有機層から有機溶媒を蒸発除去
することにより安全にかつ実質的に不純物を含まない高
純度のマレイミド類がえられる。
に対して重量比で1〜5倍の範囲の量の水を添加し、1
0〜50℃の温度範囲で洗浄することにより、有機層中
に残存する微hiの酸および副生成物を除く。この水洗
処理に使用する水は純水、■水、上水等に限らず弱アル
カリ性あるいは弱酸性の水も使用することが可能である
。そして、この水洗処理により有機層中の酸は0.5重
量%以下、好ましくは0.1重量%以Fの含量とされる
必要がある。そののち、有機層から有機溶媒を蒸発除去
することにより安全にかつ実質的に不純物を含まない高
純度のマレイミド類がえられる。
この工程における水洗処理によって、酸処理で完全に除
去しきれない少量の不純物を除去するとともに、残存す
る酸も同時に除去される。
去しきれない少量の不純物を除去するとともに、残存す
る酸も同時に除去される。
なお、酸処理後の反応液から、有機溶媒を蒸発分離する
工程において、酸が反応液中に残存すれば、マレイミド
類の重合反応が起り、えられるマレイミド類の純度低下
を来たすばかりでなく、重合熱によるトラブルも予測さ
れ、安全状も好ましくないことが見出されている。
工程において、酸が反応液中に残存すれば、マレイミド
類の重合反応が起り、えられるマレイミド類の純度低下
を来たすばかりでなく、重合熱によるトラブルも予測さ
れ、安全状も好ましくないことが見出されている。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
実施例 1
温度計、水分離器を備えた冷却管、滴下ロートおよび撹
拌機を備えたフラスコにオルソキシレン100gを仕込
み、これに無水マレイン酸100qを加えてフラスコ内
の温度を70℃にして無水マレイン酸を溶解した。
拌機を備えたフラスコにオルソキシレン100gを仕込
み、これに無水マレイン酸100qを加えてフラスコ内
の温度を70℃にして無水マレイン酸を溶解した。
ついでオルソキシレン630qにアニリン90gを溶解
した溶液を撹拌下に30分間で全邑滴トしてN−フェニ
ルマレインアミド酸のオルソキシレンのスラリー液を合
成した。アニリンのオルソキシレン溶液を滴下すると同
時に発熱するので冷却して液温を70℃に調節した。
した溶液を撹拌下に30分間で全邑滴トしてN−フェニ
ルマレインアミド酸のオルソキシレンのスラリー液を合
成した。アニリンのオルソキシレン溶液を滴下すると同
時に発熱するので冷却して液温を70℃に調節した。
次に上記のスラリー液にオルソリン酸(85重量%水溶
液)2C1、酢酸亜鉛0.06 gおよびメトキノン0
.29を加えて加熱して撹拌下140℃に保ち、反応に
より生成する水をオルソキシレンとの共沸により除去し
つつ3時間反応させた。反応終了後、反応液を100℃
に降温し、反応液から下層に分離した酸触媒層を分離除
去した。
液)2C1、酢酸亜鉛0.06 gおよびメトキノン0
.29を加えて加熱して撹拌下140℃に保ち、反応に
より生成する水をオルソキシレンとの共沸により除去し
つつ3時間反応させた。反応終了後、反応液を100℃
に降温し、反応液から下層に分離した酸触媒層を分離除
去した。
続いて反応液を70℃に降温して、ビロリン酸(98重
a%以上のもの)30Qを加えて60分間撹拌処理した
。酸処理により反応液から析出する樹脂状物質を反応液
から分離したのち、反応液に2009の水を加えて15
分間撹拌水洗して水層を分離した。
a%以上のもの)30Qを加えて60分間撹拌処理した
。酸処理により反応液から析出する樹脂状物質を反応液
から分離したのち、反応液に2009の水を加えて15
分間撹拌水洗して水層を分離した。
最後に有機層を15st−1gの減圧下オルソキシレン
を留去して黄色のN−フェニルマレイミドの結晶142
gをえた。
を留去して黄色のN−フェニルマレイミドの結晶142
gをえた。
このものは高速液体クロマトグラフィー分析で96.7
重量%の純度であり、アニリン基準収率は82.0モル
%であった。
重量%の純度であり、アニリン基準収率は82.0モル
%であった。
比較例 1
実施例1において、酸処理を行わず、酸触媒層を分離し
た反応液をそのまま水洗して、オルソキシレンを留去し
てえられたN−フェニルマレイミドの純度は90.0重
量%であった。
た反応液をそのまま水洗して、オルソキシレンを留去し
てえられたN−フェニルマレイミドの純度は90.0重
量%であった。
実施例 2
実施例1においてビロリン酸30Gの代わりにメタンス
ルホンM!(98重ffi%以上のもの)10C7を用
いた以外は実施例1と同様の操作を行ったところ彩やか
な黄色のN−フェニルマレイミドの結晶138gをえた
。このものの純度は98.7重量%であり、アニリン基
準収率は81.4モル%であった。
ルホンM!(98重ffi%以上のもの)10C7を用
いた以外は実施例1と同様の操作を行ったところ彩やか
な黄色のN−フェニルマレイミドの結晶138gをえた
。このものの純度は98.7重量%であり、アニリン基
準収率は81.4モル%であった。
実施例 3
実施例1においてピロリンM30gの代わりにクロルス
ルホン酸(98fflff1%以上のもの)10gを用
いた以外は実施例1と同様の操作を行ったところ彩やか
な黄色のN−フェニルマレイミドの結晶132gをえた
。このものの純度は98.2重R%であり、アニリン基
準収率は77.4モル%であった。
ルホン酸(98fflff1%以上のもの)10gを用
いた以外は実施例1と同様の操作を行ったところ彩やか
な黄色のN−フェニルマレイミドの結晶132gをえた
。このものの純度は98.2重R%であり、アニリン基
準収率は77.4モル%であった。
実施例 4
温度計、水分離器を備えた冷却管、滴下ロートおよび撹
拌機を備えたフラスコにオルソキシレン1009を仕込
み、これに無水マレイン酸100Gを加えてフラスコ内
の温度を70℃にして無水マレイン酸を溶解した。
拌機を備えたフラスコにオルソキシレン1009を仕込
み、これに無水マレイン酸100Gを加えてフラスコ内
の温度を70℃にして無水マレイン酸を溶解した。
ついでオルソキシレン870qにO−クロロアニリン1
24gを溶解した溶液を撹拌下に30分間で全量滴下し
てO−クロロフェニルマレインアミド酸のオルソキシレ
ンのスラリー液を合成した。
24gを溶解した溶液を撹拌下に30分間で全量滴下し
てO−クロロフェニルマレインアミド酸のオルソキシレ
ンのスラリー液を合成した。
次に上記のスラリー液にオルソリンM(85重量%水溶
液)20g、酢酸亜鉛0.07 gおよびメトキノン0
.2 Qを加えて加熱撹拌下140℃に保ち、反応によ
り生成する水をオルソキシレンとの共沸操作により除去
しつつ3時間反応させた。反応終了後、反応液を100
℃まで降温しで反応液から下層に分離している触IjX
層を分離除去した。
液)20g、酢酸亜鉛0.07 gおよびメトキノン0
.2 Qを加えて加熱撹拌下140℃に保ち、反応によ
り生成する水をオルソキシレンとの共沸操作により除去
しつつ3時間反応させた。反応終了後、反応液を100
℃まで降温しで反応液から下層に分離している触IjX
層を分離除去した。
続いて反応液を30℃まで降温しで、メタンスルホン酸
(98fflffi%)15%を加え30分間撹拌処理
した。酸処理により反応液から析出する樹脂状物質を反
応液から分離したのち、反応液に20(lの水を加えて
30℃で15分間撹拌水洗して水層を分離した。
(98fflffi%)15%を加え30分間撹拌処理
した。酸処理により反応液から析出する樹脂状物質を反
応液から分離したのち、反応液に20(lの水を加えて
30℃で15分間撹拌水洗して水層を分離した。
えられた有機層を30allHQの減圧下、オルソキシ
レンを留去して、N−(2−クロロフェニル)マレイミ
ドをえた。
レンを留去して、N−(2−クロロフェニル)マレイミ
ドをえた。
このものは高速液体クロマトグラフィー分析で99.2
重量%の純度であり、原料O−りoaアニリン基準で8
2.3モル%の収量であった。
重量%の純度であり、原料O−りoaアニリン基準で8
2.3モル%の収量であった。
比較例 2
実施例4において酸処理を行わず、酸触媒を分離した反
応液をそのまま水洗してオルソキシレンを留去してえら
れたN−(2−クロロフェニル)マレイミドの純度は8
8.3111%であった。
応液をそのまま水洗してオルソキシレンを留去してえら
れたN−(2−クロロフェニル)マレイミドの純度は8
8.3111%であった。
5、補正の対象
手続補正書(自発)
昭和60年Δ 月77日
特許庁長官 志 賀 学 殿
1、事件の表示
昭和60年特許M第42798号
2、発明の名称
マレイミド類の精製方法
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
大阪府大阪市東区高麗橋5丁目1番地
(462) l:1本触媒化学工業株式会社代表取締
役 石 川 三 部 4、代理人 〒−100 東京都千代田区内幸町1丁目2番2号 日本触媒化学工業株式会社 東京支社内置 03−
502−1651 6、補正の内容 (1)明細書第11頁下から第6行および第14頁第1
2行においてそれぞれ、 「メトキノン」とあるのを「パラメトキシフェノール」
と補正する。
役 石 川 三 部 4、代理人 〒−100 東京都千代田区内幸町1丁目2番2号 日本触媒化学工業株式会社 東京支社内置 03−
502−1651 6、補正の内容 (1)明細書第11頁下から第6行および第14頁第1
2行においてそれぞれ、 「メトキノン」とあるのを「パラメトキシフェノール」
と補正する。
Claims (3)
- (1)一般式▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Rは炭素数1〜20のア ルキル基、フェニル基、ベンジル 基、シクロヘキシル基、ピリジル 基、キノリル基およびこれらの基 にハロゲン置換、カルボキシル基 置換、ニトロ基置換のあるものの 中から選ばれるものである。 で表わされるマレインアミド酸を、有機溶媒中酸触媒の
存在下イミド化閉環反応させ、えられる反応混合物に原
料マレインアミド酸に対して少なくとも1重量%の量の
有機酸または無機酸(ただし、硫酸の単独使用は除く。 )を添加し、5〜100℃の湿度範囲で処理後、えられ
た有機層を水洗処理して水溶性混在物を除去することを
特徴とするマレイミド類の精製方法。 - (2)イミド化閉環反応後、酸触媒層を分液除去し、え
られた有機層に有機酸または無機酸 (ただし、硫酸の単独使用は除く。)を添加して処理す
ることを特徴とする特許請求の範囲(1)記載の方法。 - (3)酸触媒層の分液除去操作を50〜140℃の温度
範囲で行うことを特徴とする特許請求の範囲(2)記載
の方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60042798A JPS61204166A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | マレイミド類の精製方法 |
EP85107397A EP0165574B1 (en) | 1984-06-18 | 1985-06-14 | Method for production of maleimides |
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-
1985
- 1985-03-06 JP JP60042798A patent/JPS61204166A/ja active Granted
Cited By (2)
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JP2019199474A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-21 | ユニチカ株式会社 | マレイミドの製造方法 |
JP2019199465A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-21 | ユニチカ株式会社 | マレイミドの製造方法 |
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