JPS61204018A - 炭化水素含有ガスの処理装置 - Google Patents
炭化水素含有ガスの処理装置Info
- Publication number
- JPS61204018A JPS61204018A JP60043354A JP4335485A JPS61204018A JP S61204018 A JPS61204018 A JP S61204018A JP 60043354 A JP60043354 A JP 60043354A JP 4335485 A JP4335485 A JP 4335485A JP S61204018 A JPS61204018 A JP S61204018A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- activated carbon
- layer
- pore volume
- adsorption
- hydrocarbon
- Prior art date
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- Granted
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、炭化水素含有ガスの処理装置に関するもので
ある。
ある。
(従来の技術)
車両のガンリンタンク、ガソリンスタンドの燃料地下タ
ンク、又は給油装置等の燃料給油口などから発生する炭
化水素含有ガス、あるいは有機溶剤含有ガス中の炭化水
素を回収又は分離するには、それらの炭化水素含有ガス
を活性炭充填層に通しそれらのガス中に含まれ、る炭化
水素を活性炭に吸着させた後、キャリア−ガス(水蒸気
、窒素、空気等)により脱着を行うのが従来の一般的方
法である。
ンク、又は給油装置等の燃料給油口などから発生する炭
化水素含有ガス、あるいは有機溶剤含有ガス中の炭化水
素を回収又は分離するには、それらの炭化水素含有ガス
を活性炭充填層に通しそれらのガス中に含まれ、る炭化
水素を活性炭に吸着させた後、キャリア−ガス(水蒸気
、窒素、空気等)により脱着を行うのが従来の一般的方
法である。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記のような従来の一般的方法では、炭
化水素の活性炭による吸着と被吸着活性炭からの脱着と
を長期間繰り返すと、炭化水素の高沸点成分(例えばC
8以上で沸点が100℃以上の炭化水素)が活性炭細孔
内に残存して活性炭の炭化水素吸着能を大幅に低下させ
、その結果炭化水素が吸着されずに大気中へ漏出しある
いは炭化水素の回収効率が低下する等の不都合を生じる
、という問題点があった。
化水素の活性炭による吸着と被吸着活性炭からの脱着と
を長期間繰り返すと、炭化水素の高沸点成分(例えばC
8以上で沸点が100℃以上の炭化水素)が活性炭細孔
内に残存して活性炭の炭化水素吸着能を大幅に低下させ
、その結果炭化水素が吸着されずに大気中へ漏出しある
いは炭化水素の回収効率が低下する等の不都合を生じる
、という問題点があった。
(問題点を解決するだめの手段)
、一本発明者らは、炭化水素の吸脱着により生起する活
性炭の劣化防止策につき種々検討した結果、細孔径が5
0〜300Aの比較的大きい細孔を有する活性炭(以下
、「活性炭A」という。)の層と細孔径が15〜50A
の比較的小さい細孔を有する活性炭(以下、「活性炭B
」という。)の層とを直列に接続して用いる方法が好ま
しいとの知見を得、これに基づき本発明に到達したもの
である。
性炭の劣化防止策につき種々検討した結果、細孔径が5
0〜300Aの比較的大きい細孔を有する活性炭(以下
、「活性炭A」という。)の層と細孔径が15〜50A
の比較的小さい細孔を有する活性炭(以下、「活性炭B
」という。)の層とを直列に接続して用いる方法が好ま
しいとの知見を得、これに基づき本発明に到達したもの
である。
すなわち、本発明は、上記した従来の一般的方法が有す
る問題点を簡易に解決しうる炭化水素含有ガスの処理装
置の提供を目的とする。その目的は、50〜300Aの
細孔が有する細孔容積が全細孔容積の少なくとも15チ
を占める活性炭Aの層と15〜50Aの細孔が有する細
孔容積が全細孔容積の少なくとも55チを占める活性炭
Bの層とを接続してなり、活性炭Aの層における15〜
50Aの細孔が有する細孔容積の全細孔容積に対する割
合は活性炭Bの層における当該割合よりも小さく、活性
炭Bの層における50〜300Aの細孔が有する細孔容
積の全細孔容積に対する割合は活性炭Aの層における当
該割合よりも小さく、かつ処理すべき炭化水素含有ガス
の流れに対しては活性炭Aの層が活性炭Bの層の上流側
に位置するとともに、活性炭に吸着された炭化水素の脱
着操作時におけるキャリア−ガスの流れに対しては活性
炭Bの層が活性炭Aの層の上流側に位置するよう構成し
たことを特徴とする炭化水素含有ガスの処理装置により
達成される。
る問題点を簡易に解決しうる炭化水素含有ガスの処理装
置の提供を目的とする。その目的は、50〜300Aの
細孔が有する細孔容積が全細孔容積の少なくとも15チ
を占める活性炭Aの層と15〜50Aの細孔が有する細
孔容積が全細孔容積の少なくとも55チを占める活性炭
Bの層とを接続してなり、活性炭Aの層における15〜
50Aの細孔が有する細孔容積の全細孔容積に対する割
合は活性炭Bの層における当該割合よりも小さく、活性
炭Bの層における50〜300Aの細孔が有する細孔容
積の全細孔容積に対する割合は活性炭Aの層における当
該割合よりも小さく、かつ処理すべき炭化水素含有ガス
の流れに対しては活性炭Aの層が活性炭Bの層の上流側
に位置するとともに、活性炭に吸着された炭化水素の脱
着操作時におけるキャリア−ガスの流れに対しては活性
炭Bの層が活性炭Aの層の上流側に位置するよう構成し
たことを特徴とする炭化水素含有ガスの処理装置により
達成される。
本発明において、活性炭Aの層としては、50〜300
Aの細孔の容積が全細孔容積の15チ以上、好ましくは
20%以上を占めることに加えて、15〜50Aの細孔
の容積の全細孔容積に対する割合が後記する活性炭Bの
層における当該割合よりも小さいことを必須要件とする
。又、活性炭Bの層としては、15〜50又の細孔の容
積が全細孔容積の55%以上、好ましくは60%以上を
占めることに加えて、5(L−30OAの細孔の容積の
全細孔容積に対する割合が前記した活性炭Aの層におけ
る当該割合よりも小さいことを必須要件とする。
Aの細孔の容積が全細孔容積の15チ以上、好ましくは
20%以上を占めることに加えて、15〜50Aの細孔
の容積の全細孔容積に対する割合が後記する活性炭Bの
層における当該割合よりも小さいことを必須要件とする
。又、活性炭Bの層としては、15〜50又の細孔の容
積が全細孔容積の55%以上、好ましくは60%以上を
占めることに加えて、5(L−30OAの細孔の容積の
全細孔容積に対する割合が前記した活性炭Aの層におけ
る当該割合よりも小さいことを必須要件とする。
なお、活性炭A1活性炭Bには、平均粒径が1〜50I
a11好ましくは1〜25Ia11細孔容積が0.3
me/y −7,0mg/lのものが用いられる。
a11好ましくは1〜25Ia11細孔容積が0.3
me/y −7,0mg/lのものが用いられる。
本発明の処理装置における活性炭Bの層の容積の活性炭
Aの層の容積に対する割合は、処理すべき炭化水素中の
高沸点成分の含有量によって異なるが、通常30〜70
チ、好ましくは40〜60チのものが用いられる。
Aの層の容積に対する割合は、処理すべき炭化水素中の
高沸点成分の含有量によって異なるが、通常30〜70
チ、好ましくは40〜60チのものが用いられる。
以下、本発明を図面と共に説明するに、第1図の本発明
の処理装置の一例の略図に示すように、まず活性炭を、
一つの容器からなる本発明の装置1の炭化水素含有ガス
導入口及びキャリア−ガス排出口2の側に活性炭Aの層
4が、キャリア−ガス導入口及び炭化水素含有ガス排出
口3の側に活性炭Bの層5がそれぞれ形成されるように
、充填する。活性炭Aの層4と活性炭Bの層5との間に
は、両者の混合防止や流通ガスの整流を行うために、多
孔板や金網6を設けておくのが好ましい。
の処理装置の一例の略図に示すように、まず活性炭を、
一つの容器からなる本発明の装置1の炭化水素含有ガス
導入口及びキャリア−ガス排出口2の側に活性炭Aの層
4が、キャリア−ガス導入口及び炭化水素含有ガス排出
口3の側に活性炭Bの層5がそれぞれ形成されるように
、充填する。活性炭Aの層4と活性炭Bの層5との間に
は、両者の混合防止や流通ガスの整流を行うために、多
孔板や金網6を設けておくのが好ましい。
また、別々の容器に活性炭Aの層と活性炭Bの層を形成
する場合(図示せず。)は、両容器を導管で連結して用
いる。この場合、活性炭Aの層を形成した容器に炭化水
素含有ガス導入口を、活性炭Bの層を形成した容器にキ
ャリア−ガス導入口をそれぞれ設けることとなる。即ち
、活性炭Aの層と活性炭Bの層との任意の結合方式にお
いて、活性炭Aの層の側には炭化水素含有ガスの導入口
と脱着時のキャリア−ガスの排出口を、又活性炭のBの
層の側には炭化水素含有ガスの排出口とキャリア−ガス
の導入口をそれぞれ設け、処理すべき炭化水素含有ガス
の流れに対しては活性・炭Aの層が上流側となり、キャ
リア−ガスの流れに対しては活性炭Bの層が上流側とな
るように、活性炭を充填構成することが重要でちる。
する場合(図示せず。)は、両容器を導管で連結して用
いる。この場合、活性炭Aの層を形成した容器に炭化水
素含有ガス導入口を、活性炭Bの層を形成した容器にキ
ャリア−ガス導入口をそれぞれ設けることとなる。即ち
、活性炭Aの層と活性炭Bの層との任意の結合方式にお
いて、活性炭Aの層の側には炭化水素含有ガスの導入口
と脱着時のキャリア−ガスの排出口を、又活性炭のBの
層の側には炭化水素含有ガスの排出口とキャリア−ガス
の導入口をそれぞれ設け、処理すべき炭化水素含有ガス
の流れに対しては活性・炭Aの層が上流側となり、キャ
リア−ガスの流れに対しては活性炭Bの層が上流側とな
るように、活性炭を充填構成することが重要でちる。
なお、図面では炭化水素含有ガスの導入口及び排出口が
それぞれキャリア−ガスの排出口及び導入口を兼ねる兼
用方式を示したが、本発明は、これに限定されず、それ
ぞれのガスが専用の導入、排出の各日を経て流通する完
全別系統方式や、これら両方式の中間として一部兼用方
式等、場合に応じて種々の方式を採用してもよいことは
勿論である。
それぞれキャリア−ガスの排出口及び導入口を兼ねる兼
用方式を示したが、本発明は、これに限定されず、それ
ぞれのガスが専用の導入、排出の各日を経て流通する完
全別系統方式や、これら両方式の中間として一部兼用方
式等、場合に応じて種々の方式を採用してもよいことは
勿論である。
次に、本発明の処理装置の使用方法を説明するに、まず
本発明の装置によシ処理される炭化水素含有ガス中の炭
化水素成分の例としては、ガソリンあるいは有機溶剤等
に存在する脂肪族化合物及び芳香族化合物が挙げられる
。
本発明の装置によシ処理される炭化水素含有ガス中の炭
化水素成分の例としては、ガソリンあるいは有機溶剤等
に存在する脂肪族化合物及び芳香族化合物が挙げられる
。
かかる炭化水素の吸着時には、第1図の本発明の装置の
一例による略図に示すように、炭化水素含有ガスを該ガ
ス導入口2から活性炭Aの層4を経て活性炭Bの層5に
実線矢印7の方向へ流す。吸着した後行う脱着時は、同
図に示すように、キャリア−ガスを該ガス導入口3から
活性炭Bの層5を経て活性炭AのΦ 層4に点線矢印の方向へと吸着時とは逆の順に流せば良
い。
一例による略図に示すように、炭化水素含有ガスを該ガ
ス導入口2から活性炭Aの層4を経て活性炭Bの層5に
実線矢印7の方向へ流す。吸着した後行う脱着時は、同
図に示すように、キャリア−ガスを該ガス導入口3から
活性炭Bの層5を経て活性炭AのΦ 層4に点線矢印の方向へと吸着時とは逆の順に流せば良
い。
(作用)
上記の場合、炭化水素の吸着と脱着は次のように行われ
るものと推定される。すなわち、吸着時は、まず活性炭
Aの層4にて、その細孔径と合致する炭化水素中の高沸
点成分(例えばC8以上で沸点がioo℃以上の炭化水
素)が主に捕集され、ついで活性炭Bの層5にて、活性
炭Aの層4では吸着されなかった低沸点成分(例えばC
7以下で沸点が100℃以下の炭化水素化合物)が吸着
される。したがって、活性炭Aの層では劣化の主原因と
なる高沸点成分が吸着され、活性炭Bの層では吸着保持
力の弱い低沸点成分が吸着されることになる。
るものと推定される。すなわち、吸着時は、まず活性炭
Aの層4にて、その細孔径と合致する炭化水素中の高沸
点成分(例えばC8以上で沸点がioo℃以上の炭化水
素)が主に捕集され、ついで活性炭Bの層5にて、活性
炭Aの層4では吸着されなかった低沸点成分(例えばC
7以下で沸点が100℃以下の炭化水素化合物)が吸着
される。したがって、活性炭Aの層では劣化の主原因と
なる高沸点成分が吸着され、活性炭Bの層では吸着保持
力の弱い低沸点成分が吸着されることになる。
それ故脱着時は、活性炭Bの層5の側に設けたキャリア
−ガス導入口3からキャリア−ガスを通気することによ
って、まず活性、炭Bの層5では低沸点成分が容易に脱
着され、次に活性炭Aの層4では高沸点成分が、活性炭
Bの層5での吸着力の弱い脱着成分と共に容易に脱着さ
れることになる。したがって、活性炭劣化の主原因とな
る高沸点成分は、活性炭Aの層と活性炭Bの層のいずれ
にも残存しない、という好ましい結果が得られるのであ
る。
−ガス導入口3からキャリア−ガスを通気することによ
って、まず活性、炭Bの層5では低沸点成分が容易に脱
着され、次に活性炭Aの層4では高沸点成分が、活性炭
Bの層5での吸着力の弱い脱着成分と共に容易に脱着さ
れることになる。したがって、活性炭劣化の主原因とな
る高沸点成分は、活性炭Aの層と活性炭Bの層のいずれ
にも残存しない、という好ましい結果が得られるのであ
る。
(実施例)
次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限9下記の実施例に限定さ
れるものではない。
本発明はその要旨を超えない限9下記の実施例に限定さ
れるものではない。
有効吸着量の測定方法:
実施例、比較例における有効吸着量は次のようにして測
定した値である。すなわち、活性炭を充填した容器を2
5℃の恒温槽に入れ、ブタンガスを4o、orna/分
で導入し、排出側でのブタンガス濃度がx、0vo1%
になるまで吸着させ、吸着前後の重量差を吸着量とする
。脱着は、25℃の恒温槽に吸着後の容器を入れ、乾燥
空気を151/分の流量で20分間導入して脱着し、脱
着前後の重量差を脱着量とする。
定した値である。すなわち、活性炭を充填した容器を2
5℃の恒温槽に入れ、ブタンガスを4o、orna/分
で導入し、排出側でのブタンガス濃度がx、0vo1%
になるまで吸着させ、吸着前後の重量差を吸着量とする
。脱着は、25℃の恒温槽に吸着後の容器を入れ、乾燥
空気を151/分の流量で20分間導入して脱着し、脱
着前後の重量差を脱着量とする。
この吸脱着のサイクルを6回繰り返し、4回目から6回
目の吸脱着量の平均を有効吸着量とする。
目の吸脱着量の平均を有効吸着量とする。
耐久試験の実施方法:
実施例、比較例における耐久試験は次のようにして実施
した。すなわち、25℃の防爆型恒温槽内に、活性炭を
充填した本発明の処理装置を設置する。次いで吸着用の
ガソリン蒸気を7分間導管により本発明装置の活性炭A
の層側から導入して活性炭の充填層に吸着させる。この
時の吸着量は、活性炭100P当り201になるように
調整する。吸着後、7分間放置してから、脱着用乾燥空
気を25l7分の割合で7分間導管によシ本発明の装置
の活性炭Bの層側から導入して脱着を行う。
した。すなわち、25℃の防爆型恒温槽内に、活性炭を
充填した本発明の処理装置を設置する。次いで吸着用の
ガソリン蒸気を7分間導管により本発明装置の活性炭A
の層側から導入して活性炭の充填層に吸着させる。この
時の吸着量は、活性炭100P当り201になるように
調整する。吸着後、7分間放置してから、脱着用乾燥空
気を25l7分の割合で7分間導管によシ本発明の装置
の活性炭Bの層側から導入して脱着を行う。
脱着後、7分間放置する。このようなサイクルを250
回繰シ返し、試験前後での有効吸着量を測定して劣化率
を算出する。
回繰シ返し、試験前後での有効吸着量を測定して劣化率
を算出する。
実施例1
第1図に示すように、本発明装置1にて全細孔容積に対
する50〜300Aの細孔が有する細孔容積の割合が3
7dl)、同じく15〜50^の細孔が有する細孔容積
の割合が43%の活性炭Aの層4と、全細孔容積に対す
る15〜50Aの細孔が有する細孔容積の割合が69チ
、同じ(50〜300Aの細孔が有する細孔容積の割合
が8チの活性炭Bの層5との、それぞれ同容量充填した
ものを組合せた装置を用い、上記の通り耐久試験を実施
した。有効吸着量は試験前の16t/活性炭100fか
ら142/活性炭100tに低下し、劣化率は□X10
0=IL5%となった。
する50〜300Aの細孔が有する細孔容積の割合が3
7dl)、同じく15〜50^の細孔が有する細孔容積
の割合が43%の活性炭Aの層4と、全細孔容積に対す
る15〜50Aの細孔が有する細孔容積の割合が69チ
、同じ(50〜300Aの細孔が有する細孔容積の割合
が8チの活性炭Bの層5との、それぞれ同容量充填した
ものを組合せた装置を用い、上記の通り耐久試験を実施
した。有効吸着量は試験前の16t/活性炭100fか
ら142/活性炭100tに低下し、劣化率は□X10
0=IL5%となった。
比較例1
実施例1における活性炭Bの層と同じもの単味を充填し
てなる、従来の単味処理装置を用い耐久試験を実施した
ところ、有効吸着量は試験前の191/活性炭1002
から132/活性炭1001に低下し、劣化率は劣化率
が大きいのは、高沸点成分が置換吸着することによシ細
孔内に残存し、劣化が進行したためと推定される。
てなる、従来の単味処理装置を用い耐久試験を実施した
ところ、有効吸着量は試験前の191/活性炭1002
から132/活性炭1001に低下し、劣化率は劣化率
が大きいのは、高沸点成分が置換吸着することによシ細
孔内に残存し、劣化が進行したためと推定される。
比較例2
実施例1における活性炭Aの層と同じもの単味を充填し
てなる、従来の単味処理装置を用い耐久試験を実施した
ところ、有効吸着量は試験前の132/活性炭1002
から11f/活性炭10(M’に低下し、劣化率は試験
前の有効吸着量がとくに低いのは、マクロポアの多い活
性炭Aの層単味では低沸点成分の吸着が悪いためと推定
される。
てなる、従来の単味処理装置を用い耐久試験を実施した
ところ、有効吸着量は試験前の132/活性炭1002
から11f/活性炭10(M’に低下し、劣化率は試験
前の有効吸着量がとくに低いのは、マクロポアの多い活
性炭Aの層単味では低沸点成分の吸着が悪いためと推定
される。
(発明の効果)
以上の結果から、本発明の組合せ処理装置を用゛いれば
、従来の単味処理装置を用いた比較例1,2の場合に比
べ、活性炭の劣化率°、吸着性能共に優れた結果が得ら
れることが分かゐ。すなわち、本発明の処理装置は、吸
着の場合は、マクロポア(50〜300Aの細孔)の多
い活性炭Aの層を前段に、ミクロボア(15〜50Aの
細孔)の多い活性炭Bの層を後段に組合せて用い、かつ
脱着の場合は、吸着時とは逆の順に組合せて用いうるよ
うな構成にしたことによって、高い炭化水素吸着性能を
有しかつ長期間の使用においても劣化しにくい、という
工業的価値、ある顕著な効果を奏するものでちる。
、従来の単味処理装置を用いた比較例1,2の場合に比
べ、活性炭の劣化率°、吸着性能共に優れた結果が得ら
れることが分かゐ。すなわち、本発明の処理装置は、吸
着の場合は、マクロポア(50〜300Aの細孔)の多
い活性炭Aの層を前段に、ミクロボア(15〜50Aの
細孔)の多い活性炭Bの層を後段に組合せて用い、かつ
脱着の場合は、吸着時とは逆の順に組合せて用いうるよ
うな構成にしたことによって、高い炭化水素吸着性能を
有しかつ長期間の使用においても劣化しにくい、という
工業的価値、ある顕著な効果を奏するものでちる。
第1図は本発明の装置の一例を示す略図である。
1・・・本発明装置、
2・・・炭化水素含有ガス導入口及び
キャリア−ガス排出口、
3・・・キャリア−ガス導入口及び
炭化水素含有ガス排出口、
4・・・活性炭Aの層、
5・・・活性炭Bの層、
7・・・炭化水素含有ガス流通方向、
8・・・キャリア−ガス流通方向。
Claims (1)
- (1)50〜300Åの細孔が有する細孔容積が全細孔
容積の少なくとも15%を占める活性炭Aの層と15〜
50Åの細孔が有する細孔容積が全細孔容積の少なくと
も55%を占める活性炭Bの層とを接続してなり、活性
炭Aの層における15〜50Åの細孔が有する細孔容積
の全細孔容積に対する割合は活性炭Bの層における当該
割合よりも小さく、活性炭Bの層における50〜300
Åの細孔が有する細孔容積の全細孔容積に対する割合は
活性炭Aの層における当該割合よりも小さく、かつ処理
すべき炭化水素含有ガスの流れに対しては活性炭Aの層
が活性炭Bの層の上流側に位置するとともに、活性炭に
吸着された炭化水素の脱着操作時におけるキャリア−ガ
スの流れに対しては活性炭Bの層が活性炭Aの層の上流
側に位置するよう構成したことを特徴とする炭化水素含
有ガスの処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60043354A JPH0638891B2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | 炭化水素含有ガスの処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60043354A JPH0638891B2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | 炭化水素含有ガスの処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61204018A true JPS61204018A (ja) | 1986-09-10 |
JPH0638891B2 JPH0638891B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=12661516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60043354A Expired - Fee Related JPH0638891B2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 | 炭化水素含有ガスの処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638891B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06510734A (ja) * | 1991-09-14 | 1994-12-01 | フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 炭化珪素製の多孔質貫通成形体の製造方法およびディーゼル排気微粒子のフィルタ部材 |
US6165252A (en) * | 1999-05-21 | 2000-12-26 | Alzeta Corporation | Adsorption process and apparatus |
EP1491559A1 (en) * | 2002-03-29 | 2004-12-29 | Mitsui Chemicals, Inc. | Method of recycling waste gas in polymer production plant |
KR100753207B1 (ko) | 2006-04-05 | 2007-09-03 | (주)하나플랜트 | 질소 발생장치의 흡착탑 구조 |
-
1985
- 1985-03-05 JP JP60043354A patent/JPH0638891B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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