JPS6120358Y2 - - Google Patents

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JPS6120358Y2
JPS6120358Y2 JP17944583U JP17944583U JPS6120358Y2 JP S6120358 Y2 JPS6120358 Y2 JP S6120358Y2 JP 17944583 U JP17944583 U JP 17944583U JP 17944583 U JP17944583 U JP 17944583U JP S6120358 Y2 JPS6120358 Y2 JP S6120358Y2
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valve
water inlet
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movable
plate
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JP17944583U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、衛生機器のうち、板状の対の弁体
による吐水、止水及び湯水切換えの方向と、把手
軸の操作方向とを一致させるようにして誰にでも
間違いなく操作できるようにしたものである。
従来、板状の対の弁体を有する混合水栓に於い
て、弁を開閉する可動弁板を把手軸の軸端に係合
させて単一のレバーによる操作性の向上を計つた
ものに、特開昭55−82873号公報の第1図及び第
4図乃至第6図(本願図面の第7図及び第8図イ
乃至ハ)のものがある。上記第7図及び第8図イ
乃至ハに就いて説明すると、このシングル式のレ
バー42は、混合室45′の可動弁板41と作用
端48をもつて係合する把手軸49にキヤツプ5
0を介して連繋しており、その可動弁板41は固
定弁板40と上下に重ねられていてレバー42を
中央で上傾させたとき、湯入口43及び水入口4
4を第8図イのように閉塞し、レバー42を同じ
く下傾させると湯入口43及び水入口44を同図
ロように同時に同量開放し、レバー42を一旦上
傾させたのち、その傾斜角のまま左右何れかえ、
同図ハのように回転することによつて湯と水を別
個に供給できるようにした通常の弁機構を有する
ものである。
上記のものにあつては、レバーの操作方向と可
動弁板の連動方向とが逆になつておるうえに、可
動弁板の混合室及び制御弁部の複雑な形状によつ
て混合水の吐出時はもとより、湯又は水のみの何
れの吐出時にも可動弁板の何処かによつて固定弁
板の湯入口、水入口又は吐出口の一部を覆つてい
るために、流量を著しく制限される不都合があつ
た。従つて可動弁板の連動範囲を大きく制限し、
ひいては湯入口、水入口及び吐出口を固定弁板の
中心部に集中させなければならなかつた。従つて
湯入口、水入口及び吐出口の各口径が制限を受け
ることにより、それぞれの流通量を充分に得られ
ないばかりでなく、温度調節を著しく複雑にする
うえに、レバーの誤操作により、湯水を無駄に放
出する不都合が多かつた。
この考案は、上記の問題を解消し、可動弁板と
把手軸とを連繋させる操作機構を改良することに
より、弁開閉時の誤操作を皆無にすると共に、温
度調節を容易にし、併せて流通性の向上を計るこ
とを目的とする。
この考案の基本的な構成は、両面に貫通する湯
入口、水入口及び混合水の吐出口を有し、これら
湯入口及び水入口の中心部を底辺で結ぶほぼ正三
角形の頂点を中心位置とする前記吐出口を配した
固定弁板と、該固定弁板より小形で中心部に平断
面がほぼ前方後円墳形状の混合室を凹設した可動
弁板の一対と、同じく円板形を呈して湯入口、水
入口及び吐出口を両面に貫通させると共に一面
に、ホゾの複数個を突設した弁座板と、平断面が
矩形の筒状で一対辺の側壁に共通の長孔の複数を
有し、該長孔及び両長孔の間の軸挿孔に介在させ
た把手軸を一方向のみの傾動自在に支承すると共
に、下部に下向きのホゾの複数個を備えた可動座
板と一体の可動軸受と、平面円板形で直径方向に
ピン挿孔と共通するピン挿孔を有し、このピン挿
孔とは直角方向の両面に、前記可動軸受と断面が
同一で僅かに大き目の角穴を有するリンクと、円
筒状を呈する上面に、小径でフランジ状の案内溝
及び該案内溝の内側に回り止めを有し、円筒周面
の下部から底面に掛けて複数個のホゾ孔を有する
弁ケースとにより構成し、前記弁座板、固定弁
板、可動弁板を重ね合せて内装すると共に把手軸
を支承した可動軸受と、該可動軸受にリングを嵌
装して前記弁ケースに結合することにより、把手
軸の傾動又は回動方向と、可動弁板の弁開閉の運
動方向とを一致させるようにしたものである。
以下、この考案の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。
この考案の実施例は、第1図乃至第4図に示す
ように対の弁体としての固定弁板1は、円板形を
呈して両面に貫通させた湯入口2及び水入口3及
び混合水の吐出口4を有し、周面には回り止め用
の切欠部5の複数個を配置すると共に底面(図に
於いて)に、後記のリングパツキング6,6′を
嵌着させて互いに通じる座7,7′,7′を有す
る。前記湯入口2及び水入口3の中心部を底辺で
結ぶほぼ三角形の頂点を中心として吐出口4を配
置する。可動弁板8は、前記固定弁板1より小形
の同じく円板形を呈しており、底面即ち前記固定
弁板1の上面に重ね合される面に、平断面がほぼ
前方後円墳形状の混合室9を盲穴状に凹設する。
この可動弁板8の上面周縁には後記の可動軸受1
0のホゾ11と嵌め合されるホゾ孔12の複数個
を有する。弁座板13は、同じく円板形を呈して
上面周縁に、後記の弁ケース14のホゾ孔12′
と対応するホゾ11′及び前記リングパツキング
6,6′の挿孔15,15′を両面に貫通して設け
る。前記可動軸受10は平断面を矩形とする筒形
を呈すると共に底面に前記ホゾ11を有する円板
形の可動座板16を備え、この可動軸受10の広
い幅をもつ対辺の壁には横長にした長孔17を矩
形平断面の軸挿孔18を横切つて反対側の壁に貫
通して設ける。把手軸19は、前記軸挿孔18の
断面形状と均しい断面を有する平板状で僅かに小
形にすると共に平板でない側の両側に、軸挿孔1
8の狭い幅の内壁面20,20に接触して前記可
動軸受10を前進、後退させるための作用端2
1,21を突設すると共に、下端部にピン挿孔2
2を有する。リング23は、同じく円板形を呈し
た周面に、環状の溝24及び該溝24を直径方向
に貫通させて前記ピン挿孔22と共通のピン挿孔
22′を備え、このリング23は、両面に貫通さ
せて前記可動軸受10を挿入させる角穴25及び
該角穴25の両端の上面には前記弁ケース14の
上面に設けた対の回り止め26と対応する同じく
対の回り止め26′を有する。弁ケース14の上
部周縁には断面L字形を呈して後記の蓋板27の
開放側口縁に設けた突起部28に対応する案内溝
29を環状に設けて弁操作機構30を構成する。
上記弁操作機構30を第3図イ乃至チの分解時の
ものから第1図、第2図及び第4図に示す湯水混
合栓の本体31の弁室32に結合するには、弁座
板13の挿孔15,15′にリングパツキング
6,6′を嵌着し、この弁座板13の上に固定弁
板1を載せて切欠部5と弁座板13のホゾ11′
とを嵌合させ、この固定弁板1の上に可動弁板8
を載せることにより、混合室9側と固定弁板1の
湯入口2、水入口3及び吐出口4とを向合せて回
動自在に対応させる。次に可動弁板8の上に可動
軸受10を載せて底面のホゾ11と可動弁板8の
ホゾ孔12とを嵌め合せ、その後にリング23を
可動軸受10の上方から嵌挿すると共に、把手軸
19を可動軸受10の軸挿孔18に落し込み、リ
ング23、可動軸受10及び把手軸19の各ピン
挿孔22,22′及び長孔17を一線上に一致さ
せ、ピン33を挿通して弁ケース14に組込んで
弁操作機構30を組立て、この弁操作機構30を
前記本体31の弁室32に内装したのち、弁室3
2を蓋板27により施蓋して本体31を組立てる
ものとする。上記の組立によつて本体31の湯流
路34と固定弁板1の湯入口2が通じ、水流路3
5と固定弁板1の水入口3が通じ、同時に吐出口
4と吐出路36とが通じるので把手軸19の操作
によつて弁の切換えを行なう。
いま、第1図及び第6図イに示す把手軸19の
位置では可動弁板8によつて湯入口2及び水入口
3は共に全閉塞の状態であつて、操作する位置の
矢印P側、即ち吐出管37に対して反対側に傾斜
している。次に把手軸19を第5図に示すように
矢印P方向へ引付けるように操作すると、把手軸
19は、ピン33を支点として傾斜する側の作用
端21によつて可動軸受10の内壁に圧力を加え
ながら該可動軸受10を同一方向へ変位させ、同
時に可動軸受10とホゾ11及びホゾ孔12を介
して連結している可動弁板1を矢印D方向へ移動
させることができる。この操作によつて混合室9
と吐出口4とが第6図ロのように一致して吐出口
4と全開の状態で通じるので吐出口4を通過する
流量に制限を加えることがなく設定量を円滑に吐
出させられ、同時に混合室9と湯入口2及び水入
口3を等分に連通するので、湯と水を限られた口
径一杯に流出させることができる。従つて同量の
湯と水は混合室9、吐出口4を経て第5図の吐出
路36に達し、該吐出路36に通じている吐出管
37へ流出する間に適宜に混合される。この間、
把手軸19のピン33が支点となるので、可動軸
受10の移動の自由は長孔17の余裕によつて得
られる。次に湯のみを供給する場合は、把手軸1
9を第5図の位置から右方向へ回転させると可動
軸受10は、その軸挿孔18の内壁面と平面的に
接触している把手軸19の一面で押圧されながら
同一方向へ回転する。この際可動軸受10とリン
グ23はピン33による連繋によつて同一方向へ
回動し、この可動軸受10と連繋している可動弁
板8を同様に回動させるので、可動弁板8は第6
図ニに示すように固定弁板1上を湯入口2側へ変
位するので、湯入口2からの湯の流入量及び吐出
口4からの流出量を少しも制限しない。また水の
みを供給するには、把手軸19を前記湯のみの場
合の反対側へ操作することにより、混合室9と水
入口3とが一致するので同じく水の流量に少しも
制限を加えない。
この考案は、上記の構成であるから、次の利点
を有する。
(1) 傾動方向の前後に作用端を有する把手軸をピ
ンを介して可動軸受に傾動並びに回動自在に支
承すると共に、該可動軸受を、ピンを中心にし
てリング内部の前、後進運動及び左右回動自在
に支承したので、把手軸の操作方向と可動軸受
に連結されている可動弁板の弁開閉の運動方向
とを一致させることができる。
(2) 混合水、湯のみ又は水のみの吐出方向と把手
軸の操作方向とを一致させて把手軸の誤操作を
皆無にしたので、突然熱湯を放出させるような
危険を確実に防止し、併せて湯水の無駄な放出
をも防止できる。
(3) 可動弁板に設けた混合室を、ほぼ前方後円墳
状に形成して混合水、湯のみ又は水のみの何れ
の場合にも吐出口が全開の状態で流体に対応で
きるようにしたので、何れの場合にも流量に全
く制限を加えることなく湯水を円滑に供給でき
る。
(4) 従来のものと比較して弁操作の機構を簡略に
することによつて操作性を高めるようにしたの
で、流体の流通性の向上と相俟ち実用性に富ん
だ弁操作機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案を装置した混合水栓の部分
側断面図、第2図は、第1図に於けるY−Y線の
縦断面図、第3図は、この考案の切換弁ユニツト
の分解時の説明図で、イは、可動弁板の平面及び
底面の斜視図、ロは、固定弁板の平面及び底面の
斜視図、ハは、弁座板の平面斜視図、ニは、可動
軸受の平面斜視図、ホは、把手軸の側面斜視図、
ヘは、弁ケースの側面斜視図、トは、リングの平
面斜視図、チは、リングパツキングの平面斜視
図、第4図は、弁ケースの組立時の縦断面、第5
図は、作動要領の説明図、第6図イ乃至ニは弁開
閉要領の説明図で、イは弁閉塞時、ロは湯水同時
の全開時、ハは水のみの全開時、ニは湯のみの全
開時を示し、第7図及び第8図イ乃至ハは従来技
術の説明図である。 主要部分の符号の説明、1……固定弁板、2…
…湯入口、3……水入口、4……吐出口、8……
可動弁板、9……混合室、10……可動軸受、1
3……弁座板、17……長孔、18……軸挿孔、
19……把手軸、22′……ピン挿孔、23……
リング、25……角穴、26,26′……回り止
め、27……蓋板、29……案内溝、31……本
体、32……弁室、33……ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円板形を呈して両面に貫通する湯入口2、水入
    口3及び混合水の吐出口4を有し、湯入口2及び
    水入口3の中心部を底辺で結ぶほぼ正三角形の頂
    点を中心位置とした前記吐出口4を有する固定弁
    板1と、該固定弁板1より小形で前記湯入口2及
    び水入口3に、同時に又は交互に通じる混合室9
    を配した可動弁板8の一対と、 平断面がほぼ矩形を呈する軸挿孔18に同一断
    面形の把手軸19を介挿し、この把持軸19を側
    壁に設けた長孔17に挿通したピン33を介して
    把手軸19を一方向のみの傾動自在に支承した可
    動軸受10と、 平面円板形で直径方向に前記ピン33を挿通さ
    せるピン挿孔22を有し、該ピン挿孔22′と交
    叉する方向に前記可動軸受10の断面形と同一で
    僅かに大き目の角穴25を両面に貫通させたリン
    グ23と、 円筒形を呈する上面に、断面L字形の案内溝2
    9及び該案内溝29の内周面に回り止め26を有
    する弁ケース14と から構成され、該弁ケース14を、弁座板13
    及び蓋板27を介して湯水混合栓の本体31の弁
    室32に結合することにより、把手軸19の操作
    方向と、可動弁板8の弁開閉の動作とを一致させ
    ることを特徴とする混合水栓に於ける弁開閉操作
    装置。
JP17944583U 1983-11-18 1983-11-18 混合水栓に於ける弁開閉操作装置 Granted JPS6086675U (ja)

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JPS6086675U JPS6086675U (ja) 1985-06-14
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