JPH0842725A - 水栓におけるディスク弁体の消音構造 - Google Patents

水栓におけるディスク弁体の消音構造

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JPH0842725A
JPH0842725A JP21166894A JP21166894A JPH0842725A JP H0842725 A JPH0842725 A JP H0842725A JP 21166894 A JP21166894 A JP 21166894A JP 21166894 A JP21166894 A JP 21166894A JP H0842725 A JPH0842725 A JP H0842725A
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JP
Japan
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valve body
faucet
water
disc valve
disc
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JP21166894A
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English (en)
Inventor
Hideji Motobayashi
秀治 本林
Kentaro Masuoka
兼太郎 増岡
Takashi Yasuo
貴司 安尾
Kuniaki Sakakibara
邦昭 榊原
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Inax Corp
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスク弁体の混合室から消音具が出てこない
水栓におけるディスク弁体の消音構造。 【構成】水栓本体1に内蔵したディスク弁体31の水室
53がディスクキャップ30で覆蓋され、この水室53
に消音具78が配置され、ディスク弁体31とディスク
キャップ30との間に、消音具78の周縁部78aを挟
み込んだこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一つのハンドルレバー
を操作することにより、止水,吐水の切り換え、流量の
制御、混合水温度の制御等を行うシングルレバー式水栓
等の水栓の本体に内蔵したディスク弁体の消音構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシングルレバー式水栓を示せば、
図12〜図14の通りである。同図に示す如く、この水
栓にあっては、水栓本体1の底面側に湯供給管2と水供
給管3とが連通接続されており、中央部の前面には吐水
管4が一体成形されている。また水栓本体1の中央上部
側には、筒状のヘッド部5が組み込まれている。ヘッド
部5は、筒状のヘッドケース6を有し、その下部側に固
定ディスク弁体7と可動ディスク弁体8とが内嵌装着さ
れている。固定ディスク弁体7は、湯流入ポート7a及
び水流入ポート7bと、混合水の吐出ポート7dとを有
し、可動ディスク弁体8は、湯と水とを混合する混合室
8aを有している。
【0003】この可動ディスク弁体8の混合室8aは、
消音具10が内嵌され、混合室8aを通過する混合水の
通水音を消音するようにしてある。消音具10は、金網
から形成され、円板部10aと、円板部周縁から延設し
た周壁部10bと有している。消音具10は、周壁部1
0bを混合室8aの周壁8bに圧着させて内嵌してあ
る。
【0004】またヘッドケース6内の上部側には、回転
軸11が装着されている。この回転軸11には、上端側
をハンドルレバー12に連結されたレバー軸13が挿通
されており、上下方向の中間部をピン14によって上下
方向へ回動自在に支承されている。レバー軸13の下端
には、ボール状の操作部15が形成されており、該操作
部15はディスクキャップ16を介して可動ディスク弁
体8に係合し、連結されている。
【0005】更に、ヘッドケース6の上端面外周には、
図14で最もよく表されているように、回転軸11の水
平方向の回動角度を規制するためのストッパー筒体17
が配置されている。このストッパー筒体17は、前記回
転軸11の筒状部18へ外嵌装着され、前述したピン1
4によってレバー軸13及び回転軸11へ一体的に連結
結合されるようになっている。これにより、ヘッドケー
ス6の天井板をストッパー筒体17と回転軸11とが挟
持するようになる。尚、回転軸11の回動角度の規制
は、ストッパー筒体17の外周面に突出形成した係止爪
部19と、ヘッドケース6の上端側内周面に形成したス
トッパー20とによって行われるようになっている。
【0006】このように構成されたヘッド部5は、水栓
本体1内に裏蓋21を介して配設され、長尺のビス22
によって連結固定されている。この場合に、裏蓋21に
形成された湯,水の各流入ポート21a,21b及び混
合水の流出ポート21cに筒状のゴムパッキン24を配
設することにより、水栓本体1の区画壁23と固定ディ
スク弁体7との間で前記ゴムパッキン24を弾性圧縮し
て両部材間のシールを行っている。同時にゴムパッキン
24は、その弾性反発力により、固定ディスク弁体7を
可動ディスク弁体8に対して押圧し、これら両弁体7及
び8間のシールをも行うようにしている。
【0007】このように構成された従来のシングルレバ
ー式水栓にあって、ハンドルレバー12を上下方向に回
動操作すると、レバー軸13のボール状の操作部15が
ピン14を中心に揺動し、可動ディスク弁体8を図12
の左右方向へ移動させるようになる。これにより、可動
ディスク弁体8の混合室8aと重なり合う固定ディスク
弁体7の湯及び水の各流入ポート7a,7bの開口面積
の大きさが変化し、吐出流量が変化することになる。
【0008】一方、ハンドルレバー12を、図13の矢
符で示す水平方向へ回動操作すると、レバー軸13を介
して回転軸11がヘッドケース6の中心軸線の回りに回
動し、可動ディスク弁体8も水平面内で回動するように
なる。そのため、可動ディスク弁体8の混合室8aと重
なり合う固定ディスク弁体7の湯流入ポート7aの開口
面積と、水流入ポート7bの開口面積との比率が変化
し、結果的に湯と水の混合比率が変化し、混合水の温度
が変化する。
【0009】このように、シングルレバー式の水栓は、
ハンドルレバー12を上下方向及び水平方向へそれぞれ
単独又は複合的に回動操作することで、吐出される混合
水の温度と、流量とを制御するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のシングルレ
バー式の水栓にあっては、この可動ディスク弁体8の混
合室8aに消音具10が内嵌され、混合室8aを通過す
る混合水の通水音を消音するようにしてある。しかし、
消音具10は、周壁部10bを混合室8aの周壁8bに
圧着させて内嵌しただけであるため、混合室8aを通過
する水の勢いにより混合室8aから引き出さされること
がある。引き出さされた消音具10は、その一部が固定
ディスク弁体7の各ポート7a,7b,7dに噛み込
み、可動ディスク弁体8の操作不良や異常音を発生させ
ることがある。
【0011】本発明は従来の問題を解決するために、デ
ィスク弁体の混合室から消音具が出てこない水栓におけ
るディスク弁体の消音構造を提供せんとするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明が採用した手段
は、水栓本体に内蔵したディスク弁体の水室がディスク
キャップで覆蓋され、この水室に消音具が配置された水
栓におけるディスク弁体の消音構造において、前記ディ
スク弁体とディスクキャップとの間に、前記消音具の周
縁部を挟み込んだことを特徴とする水栓におけるディス
ク弁体の消音構造である。
【0013】
【作用】本発明にあっては、ディスク弁体とディスクキ
ャップとの間に消音具の周縁部を挟み込んであるため、
ディスク弁体の水室から消音具が出ることはない。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の構成を図面に示す実施例に
基づいて説明すると次の通りである。図1乃至図11
は、本発明の一実施例に係るシングルレバー式水栓を示
すものである。この実施例の水栓にあっては、図1に示
すように、シングルレバー式水栓のヘッド部5を、ヘッ
ドケース27、レバー軸28、回転軸29、ディスクキ
ャップ30、可動ディスク弁体31、固定ディスク弁体
32、裏蓋33とで構成している。
【0015】前記ヘッドケース27は、図4の図(a)
及び図(b)に示すように、その内周面の円周方向数カ
所に、ガイド34が軸方向に沿って突出形成されてい
る。レバー軸28は、図6及び図7に示すように、本体
部分が四角柱状であり、その下端側にインボリュート曲
面を備えたメイン操作部35及びサブ操作部36が二股
状に形成されている。
【0016】またレバー軸28のピン孔37の一端面側
には、ボス部38が突出形成されている。このボス部3
8は、レバー軸28の装着に際し、その向きを間違えな
いようにするためのものである。
【0017】回転軸29は、小径の上部筒状部39と、
大径の下部筒状部40とからなり、上部筒状部39の上
端面のエッジ部は、R面部になされている。また上部筒
状部39には、側面を貫通してピン14の挿通孔41が
形成されており、挿通孔41の一端側の外周面周囲に
は、グリス溜用の凹部42が穿設されている。
【0018】一方、下部筒状部40の下面側には、R面
状の二本のスライド溝43,43がその直径方向に形成
されている。また下部筒状部40の外周側面の数箇所に
は、前記ヘッドケース27の内周面側に形成されたガイ
ド34に係合し得る係止凸部44が突出形成されてい
る。
【0019】更に、この回転軸29には、上下部の筒状
部39及び40を上下方向に貫通するレバー軸28の装
着孔45が形成されている。装着孔45は、レバー軸2
8を下方から挿通して上部へ抜け出ないように、レバー
軸28のボス部38に係合しこれを案内する溝が装着孔
45の下面側から上端面側へ向けたその途中まで形成さ
れている。
【0020】ディスクキャップ30は、その上面側に回
転軸29の下面側に設けられた二本のスライド溝43,
43に係合し得る凸条46,46を有し、該凸条46,
46どうしの中間部に、レバー軸28のメイン操作部3
5及びサブ操作部36と係合し得るラック溝47及び凸
状歯48が形成されている。またディスクキャップ30
の下面側には、小判形又は楕円状の凸部49が形成され
ている。
【0021】更に、ディスクキャップ30の下面側に
は、湯と水の混合室を形成するための凹部50が形成さ
れており、該凹部50に連通して(図1参照)ウォター
ハンマー緩和具用装着孔51が形成されている。装着孔
51の一端側は、ディスクキャップ30の側面に開口し
ている。装着孔51は、ウォターハンマー緩和具76が
嵌入挿着されている。ウォターハンマー緩和具76は、
止水時に、ディスクキャップ30の混合室を形成する凹
部50に導かれたウォーターハンマーを起こす水の衝撃
力を緩和するものである。
【0022】可動ディスク弁体31の上面側には、前記
ディスクキャップ30の小判形又は楕円状の凸部49と
嵌合する凹部52が形成されており(図7参照)、両者
間にはシールリング53(図1参照)が装着されてシー
ル構造が形成されるようになっている。また可動ディス
ク弁体31の下面側には混合室形成用の凹部54が形成
されており、該凹部54と前記凹部52とは連通してい
る。
【0023】これに対して、固定ディスク弁体32は、
平面視した状態で金魚の形をしている。この固定ディス
ク弁体32には、図9の図(a)及び図(b)に示すよ
うに、湯の流入ポート55と、水の流入ポート56と、
混合水の流出ポート57とが上下面を貫通して形成され
ている。これらのポート55,56,57のディスク弁
体下面側には、それぞれ凹部58が形成されている。
【0024】また裏蓋33には、図10の図(a)及び
図(b)に示すように、前記固定ディスク弁体32と同
位置に同じ形状の湯水の流入ポート59,60及び混合
水の流出ポート61が形成されており、これらの各ポー
トのディスク弁体上面側には、上方に向かって縮径する
テーパー面62が形成された凸部が設けられている。な
お、このテーパー面62と、各ポートの凹部58との間
には、ゴムパッキン63(図1参照)が装着されるよう
になっている。しかも、この裏蓋33の上面側には、前
記固定ディスク弁体32と同一形状且つ同一大きさの凹
部64が形成されている。この凹部64の周囲には、図
10の図(a)に示すように、部分的に凸部65が形成
されている。
【0025】前記可動ディスク弁体31とディスクキャ
ップ30との間には、図1に示すように、網材等からな
る消音具78が配設されている。この消音具78は、図
11の図(a)乃至図(c)に示すように、100メッ
シュ程度の金網から鍔付き帽子状に形成されたものであ
つて、膨出部78aと、膨出部78aの周縁から張り出
した周縁部78bとを有している。消音具78は、図1
に示すように、周縁部78aが可動ディスク弁体31と
ディスクキャップ30とで挟み込まれ、可動ディスク弁
体31及びディスクキャップ30の混合室形成用の凹部
54,50に膨出部78aを位置させてある。これら凹
部54,50がウォターハンマー緩和具76に連通する
ため、消音具78は、その網目がウォターハンマー緩和
具76に対してストレーナーの役目を発揮して、ウォタ
ーハンマー緩和具76の目詰まりを防止する。
【0026】次に、このように構成されたシングルレバ
ー式水栓のヘッド部5の組付要領を説明する。組み付け
は、先ず、回転軸29の装着孔45へその下方側からレ
バー軸28を上方へ向けて挿通する。そして、レバー軸
28に設けたボス部38が装着孔45の一側面に形成し
た案内溝の奥部へ係止する位置で、ピン14を回転軸2
9及びレバー軸28へ挿通し、両者を一体的に且つ装着
孔45内でレバー軸45が前記ピン14を枢支点として
揺動できるように連結する。
【0027】このように本実施例にあっては、ピン14
による連結は、回転軸29とレバー軸28との二部材の
みであり、しかもヘッドケース27の外での連結である
ため、極めて容易である。
【0028】然る後は、ヘッドケース27の上下を反転
させた状態で、その装着孔66へ前記レバー軸28と回
転軸29とを装着する。装着は、回転軸29の外周面側
を図4の図(a)に示すヘッドケース27内周面のガイ
ド34へ当接させることにより、容易に行うことが可能
である。しかも、この場合に、回転軸29の上部筒状部
39の上端面のエッジ部はR面に形成されており、前記
装着孔66への装着は非常にスムーズである。
【0029】装着後の回転軸29は、その外周面の係止
凸部44が前記ガイド34に係止するようになり、回転
軸29の回動範囲を規制するようになる。図5の図
(a)及び図(b)は、回転軸29の係止凸部44がそ
れぞれの回動範囲の限界位置でガイド34に当接し、回
動が規制されている状態を示すものである。このように
回転軸29とガイド34とにストッパー機能を持たせる
ことにより、図12及び図14で示す、従来のストッパ
ー筒体17の部品を省略することが可能である。
【0030】然る後は、ヘッドケース27を逆さまにし
た状態で、回転軸29の下面側にディスクキャップ30
を載置し、更にディスクキャップ30の小判形又は楕円
状の凸部49に、消音具78を介して可動ディスク弁体
31の同形状の凹部52を外嵌装着する。これにより、
ディスクキャップ30と可動ディスク弁体31とは、水
平面内でのあらゆる方向へ隙間無く一体的に動作するこ
とが可能である。
【0031】そして、可動ディスク弁体31上に固定デ
ィスク弁体32を載置し、裏蓋33の固定ディスク弁体
32と同一形状の凹部64を、前記固定ディスク弁体3
2へ外嵌装着し、裏蓋33に対して固定ディスク弁体3
2が移動しないように両者を固定する。
【0032】最後に、このようにして組み込んだヘッド
ケース27の全体を、上下が元の状態へ復帰するように
反転させ、従来の場合と同要領で裏蓋33と共に、長尺
のビスを用いて水栓本体1へ固定すればよい。これによ
り、水栓本体1と裏蓋33とヘッドケース27とがビス
で一体的に連結されることになる。そのため、裏蓋33
の凹部64へ嵌合装着された固定ディスク弁体32は、
水栓本体1と一体化されることになり、可動ディスク弁
体31に対してむやみに、相対移動することはない。
【0033】而して、この実施例の水栓の使用態様は、
従来の場合と同じように、ハンドルレバー12を上げ下
げと、回動操作とによって、吐出流量と混合水温度とを
制御する。ハンドルレバー12を上げ下げすることによ
ってレバー軸28のメイン操作部35及びサブ操作部3
6を介してディスクキャップ30及びこれと一体的に動
作する可動ディスク弁体31が図1の止水状態から図2
の最大吐出流量の状態まで移動する。
【0034】このとき、前記メイン操作部35と、サブ
操作部36とは、インボリュート曲面を介してディスク
キャップ30と接合しており、その接合面が相互に変化
するので、局部的に摩耗が進行し、ガタツキの原因とな
る等のことはない。またインボリュート曲面を利用する
ことにより、レバー軸28のピン14を支点とする回動
動作があっても、ディスクキャップ30をこじあげるこ
となく、水平移動させることが可能であり、弁体の円滑
な動作を確保することが可能である。なお、前記インボ
リュート曲面は、サイクロイド曲面であっても同一の効
果を得ることが可能である。
【0035】またハンドルレバー12を回動操作するこ
とによって、回転軸29のスライド溝43,43とディ
スクキャップ30の凸条46,46との係合によって両
者が一体的に回動動作するようになる。ディスクキャッ
プ30の下面側には、小判形又は楕円状の凹凸部49,
52を介して可動ディスク弁体31が装着されているの
で、可動ディスク弁体31は、その混合室54へ連通開
口する固定ディスク弁体32の湯ポート55と、水ポー
ト56との開口面積比率を変更するようになり、混合水
の温度を変更する。
【0036】この場合にあっては、前記回転軸29とデ
ィスクキャップ30との係合を、スライド溝43,43
と凸条46,46にすることによって、両者間の回動方
向の間隙を除去することができる。またディスクキャッ
プ30と可動ディスク弁体31とを、小判形又は楕円形
状の凹凸部を介して嵌合させることにより、両者間の回
動方向の間隙を除去することが可能である。
【0037】従って、この実施例の水栓にあっては、ハ
ンドル操作の遊びを無くすことが可能であり、操作感が
よい。しかも、固定ディスク弁体32がむやみに移動す
ることがないので、可動ディスク弁体31の操作に対応
した混合水の温度制御を行うことができ、その制御が正
確である。
【0038】更に、この実施例の水栓にあっては、可動
ディスク弁体31とディスクキャップ30との間に消音
具78の周縁部78bを挟み込んであるため、混合室形
成用の凹部54,50に位置する消音具78の膨出部7
8aが、凹部54,50を通過する水の勢で凹部54,
50から引き出さされるとこはない。従って、実施例の
水栓は、消音具78の一部が固定ディスク弁体32の各
ポート55,56,57に噛み込むこともなく、操作不
良や異常音を発生することは決してない。
【0039】ところで、本発明は上述した実施例に限定
されるものではなく、水栓本体に内蔵したディスク弁体
と該ディスク弁体の水室を覆蓋するディスクキャップと
を備え、前記ディスク弁体とディスクキャップとの間
に、消音具の周縁部を挟み込むことができる水栓であれ
ば適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
ディスク弁体とディスクキャップとの間に消音具の周縁
部を挟み込んであるため、ディスク弁体の水室から消音
具が出ることはなく、操作不良や異常音のない水栓を提
供できる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すものであって、水栓の閉
栓時のヘッド部を示す縦断面図である。
【図2】同実施例における水栓の最大吐出流量時のヘッ
ド部を示す縦断面図である。
【図3】同実施例における水栓の全体を示す部分断面側
面図である。
【図4】同実施例における水栓のヘッドケースを示すも
ので、図(a)は底面図、図(b)は図(a)のA−A
線断面図である。
【図5】同実施例における水栓のヘッドケースと回転軸
との係合関係を示すもので、図(a)は湯のみの吐出状
態を示す底面図、図(b)は水のみの吐出状態を示す底
面図である。
【図6】同実施例における水栓のヘッド部の主要部品を
分解して示す一部縦断面した正面図である。
【図7】同実施例における水栓のヘッド部の主要部品を
分解して示す一部縦断面した側面図である。
【図8】同実施例における水栓の可動ディスク弁体を示
すもので、図(a)は平面図、図(b)は底面図であ
る。
【図9】同実施例における水栓の固定ディスク弁体を示
すもので、図(a)は平面図、図(b)は底面図であ
る。
【図10】同実施例における水栓の裏蓋を示すもので、
図(a)は平面図、図(b)は底面図である。
【図11】同実施例における消音具を示すもので、図
(a)は平面図、図(b)は図(a)のB−B線断面
図、図(c)は図(a)のC−C線断面図である。
【図12】従来のシングルレバー式水栓の全体を示す縦
断面側面図である。
【図13】従来のシングルレバー式水栓の全体を示す部
分断面正面図である。
【図14】従来のシングルレバー式水栓のヘッド部を示
す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…水栓本体 31…可動ディスク弁体(ディスク弁体) 53…凹部(水室) 30…ディスクキャップ 78…消音具 78a…周縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊原 邦昭 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓本体に内蔵したディスク弁体の水室
    がディスクキャップで覆蓋され、この水室に消音具が配
    置された水栓におけるディスク弁体の消音構造におい
    て、前記ディスク弁体とディスクキャップとの間に、前
    記消音具の周縁部を挟み込んだことを特徴とする水栓に
    おけるディスク弁体の消音構造。
JP21166894A 1994-08-01 1994-08-01 水栓におけるディスク弁体の消音構造 Pending JPH0842725A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009041600A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Maezawa Kyuso Industries Co Ltd 性能点検機構付逆止弁ユニット
CN115199811A (zh) * 2022-07-05 2022-10-18 开平市凯赛德水暖配件有限公司 一种阀芯及阀门

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