JPS6120286A

JPS6120286A - Ｖｔｒのシヤ−シ構造

Info

Publication number: JPS6120286A
Application number: JP14047984A
Authority: JP
Inventors: Sanji Aman; 阿万　三司; Shinya Tsubota; 伸也坪田
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1984-07-09
Filing date: 1984-07-09
Publication date: 1986-01-29
Also published as: JPH0412553B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、回転磁気ヘッドを備えたシリンダ等を支持す
るためのヘリカルスキャン方式のＶＴＲにおけるシャー
シ構造に係り、特に軽量化が必要とされるポータプルＶ
ＴＲに好適な一シャーシ構造に関する。

〔発明の背景〕

一般にテープカセットを用いて信号の記録再生を行なう
ヘリカルスキャン方式のＶＴＲにおいては、リールを回
転させてリールに巻回された磁気テープを所定方向へ走
行させるテープ走行機構と、テープカセットから磁気テ
ープを引き出して回転磁気ヘッドの周囲のテープ走行経
路にローディングするテープローディング機構とが用い
られており、これらテープ走行機構とテープローディン
グ機構の主要構成部品はシャーシの水平面に取り付けら
れ、また回転磁気ヘッドを備えたシリンダは該シャーシ
の傾斜面に取り付けられている。

従来、かかるシャーシとしては、大きく分けるとダイキ
ャストにより一体形成するものと、水平部分を平板のプ
レス加工で形成し、シリンダを取り付ける傾斜部分をダ
イ中・ヤストー等で形成し、しかる後に両者をネジ等に
より固着して一体化するものと、強化プラスチックで一
体形成するものとが知られている。これらのうち、シャ
ーシをダイキャストにより製造する場合は、水平面と傾
斜面とを一体形成できるという利点を有するが、肉厚を
薄くすると浸流れが悪くなり、それ故、薄肉で軽量のシ
ャーシを提供することが困難になるという欠点がある。

また、シャーシをプレス部分とグイキャスト部分との組
合体で製造する場合は、水平部分の肉厚を比較的自由に
設定できるが、プレス部分の剛性を確保するためには肉
厚をあまり薄くできず、しかもシャーシが２部材からな
るため組立作業も煩雑になるという欠点がある。さらＫ
、シャーシを強化プラスチックで製造する場合は、材料
の性質上、剛性及び強度に限界があるため、これまた肉
厚をあまり薄くできないという欠点がある。以上説明し
た従来技術のそれぞれの欠点は、いずれもシャーシの軽
量化に対する阻害条件であり、特に軽量化が必要とされ
るボータプルＶＴＲＫかかるシャーシを適用する場合は
大きな問題であった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を除き、全体
の剛性を確保しつつ軽量化が可能なＶＴＲのシャーシ構
造を提供するととＫある。

〔発明の概要〕

この目的を達成するために、本発明は、シャーシをブレ
ス加工によって一体形成する際に、シリンダを支持する
傾斜面に絞り加工を施して当該傾斜面の剛性を他の部分
よりも高め、しかも傾斜面の周囲にテープローディング
用の案内孔を打抜き加工してシャーシ全体の変形が傾斜
面まで及ばないようにした点に特徴がある１、〔発明の実施例〕以下、本発明の実施例を図面により説明する。

第１図、第２図は本発明によるシャーシが具備されたＶ
ＴＲの一例を示す平面図であり、第１図はアンローディ
ング状態を、ｆｓ２図はローディング状態を示している
。これらの図において、１はシャーシ、２はキャプスタ
ン３を回転駆動するキャプスタンモータ、４はピンチロ
ーラ、５は供給リール台、６は巻取リール台、７，８，
９．１０は歯車、１１はキャプスタンモータ２のプーリ
部（図示せず）と歯車７とに巻回されたベルトであり、
キャプスタンモータ２０回転はベルトエＩ。

歯車７，８，９．１０を介して巻取リール台６に伝達さ
れる。１２はシャーシ１に固定されたローディングモー
タ、１３はプーリ、１４はプーリ１３とローディングモ
ータ１２のプーリ１２ａとに巻回されたベルト、１５は
プーリ１３の回転軸に固定されたウオーム、１６はウオ
ーム１５と噛合するウオーム歯車、１７はウオーム歯車
１６と噛合するウオームホイール、１８は支軸１９に支
承されたアームであり、該アーム１８はアーム１８のピ
ン（図示せず）がウオームホイール１７上のカム溝（図
示せず）に係合することにより、ウオームホイール１７
の回転に連動して支軸１９を中心に時計および反時計方
向へ回転される。２ｏはアーム１８の先端に刻設された
ギア部と噛合する歯車、２１は該歯車２ｏと噛合する歯
車二２２，２３は歯車２０，２１に固着されたア・−ム
、２４，２５はリンク２６．２７を介してアーム２２．
２３に回転可能）Ｃ連結されたガイドブロックであり、
これらガイドブロック２４．２５はシャーシ１に形成し
た一対の案内孔２８．２９に泪って第１図に示すテープ
収納位置と第２図に示すテープ走行位置との間で往復移
動される。

３０はテープカセットであり、テープカセット３゜内に
は磁気テープ３１を巻回した供給側リール３２および巻
取側り−ｈ３３が平行に配置されている。

３４は水平面に対して傾斜した状態でシャーシ１に取り
付けられたシリンダであり、磁気テープ３１ヲ該シ１７
　：ｙ！　３４　Ｋ正しく巻付けるための傾斜ビン３５
．３６と、走行時に磁気テープ３１の上下位置を規制す
るだめのガイドローラ３７．３８とが前記ガイドブロッ
ク２４．２５に備えられている。

上述したＶＴＲＪＣおいては、第１図に示すアンローデ
ィング状態でローディングモータ１２が回転すると、該
回転力がベルト１４．プーリ１３゜ウォーＪ−１５およ
びウオーム歯車】６を介してりオームホイール１７に伝
達され、ウオームホイール１７上のカム溝とアーム１８
のピンとの係合により、アーム１８が支軸１９を中心に
反時計回り方向に回転し、これにより歯車２０が時計回
り方向に、歯車２１が反時計回り方向に回転する。する
と、歯車２０．２１に連動して回転するアーム２２．２
３と、該アーム２２．２３に枢着されたリンク２６．２
７とＫよって、両ガイドブロック２４．２５が案内孔２
８，２９１Ｃ沿って第２図に示すローディング位置まで
移動され、これにより磁気テープ３１が両ガイドブロッ
ク２４．２５によってテープカセット３０から引き出さ
れてシリンダ３／１巻き付けられる周知のテープローデ
ィング機構を構成している。また、磁気テープ３１は、
キャプスタンモータ２からベルト１１および歯車７．８
，９．１０を介して回転する巻取リール台６の駆動力と
、キャプスタンモータ２により回転するキャプスタン３
と該キャプスタン３に圧接されるピンチローラ４との定
速駆動とＫより、テープカセット３０の供給側リール３
２から巻取側リール３３に巻き取られる周知のテープ走
行機構を構成している。そして、これらテープローディ
ング機構とテープ走行楼竿との主要構成部品は、シャー
シ】の水平面の所定位盈に取り付けられ、シリンダ３４
はシャーシ１の傾斜面に取り付けられている。

第３図ないし第５図は前記シャー７１の詳細を示す説明
図であり、第３図はシャーシの平面図、第４図は第３図
の１−１線断図、第５図はシャーシの傾斜面に設けられ
た凸部の拡大断面図であるーシャーシ１け材料としてア
ルミニウム合金からなる金属薄板が用いられ、この金属
薄板に曲げや打Ｉ８キあるいは絞り等のプレス加工が施
されて一体形成される。すなわち、シャーシ１の四辺に
は全体の剛性を高めるために曲げ加工が施され、水平面
には前記案内孔２８．２９を含むｔＪｌＪ個の孔が打抜
き加工により形成され、両案内孔２８．２９の間にはＭ
Ｊ記フシリング３４取り付けるための傾斜面３９が絞り
加工により形成されている。この傾斜面３９は、第４図
に示すように図示左側が水平面の下方に位置し、図示右
側が水平面の上方に位置し、水平面を横切るようにシャ
ーシ１０表裏両方向に絞られているため、シャーシ１の
表裏面いずれか一方側に傾斜面３９を絞り加工する場合
に比べてその絞り量を少なくすることができ、加工を簡
単なものＫできる。また、傾斜面３９の３箇所には、取
付穴４０を有する凸部４１が押抜き加工により半抜状に
形成され、この凸部４１０表面を基準面としてシリンダ
３４が傾斜状態に３点支持される。

このように構成されたシャーシ１にあっては、傾斜面３
９を絞り加工することによってシリンダ３４を取り付け
る部分の剛性を他の部分より高めることができ、また傾
斜面３９に形成した各凸部４１をシリンダ３４の取付基
準面とすることによって取付精度を高めることができ、
さらに傾斜面３９を囲むように案内孔２８．２９を杓抜
き加工することにより、シャーシｌ全体の変形が傾斜面
３９に影響を及ぼさないようＫできる。

第６図は前記シリンダ３４の詳細を示す正面図である。

この第６図に示すように、シリンダ３４は回転可能な土
部シリンダ３４Ｒと固定の下部シリンダ３４ｂとからな
り、上部シリンダ３４ａには磁気ヘッド４２が取り付け
らね、下部シリンダ３４ｂＶＣはモータ４３が取り付け
られてい、る。かかるシリンダ３４は下部シリンダ３４
下面の取付面３４Ｃが前記シャーシ１の傾斜面３９に散
り付けられるようになっており、また下部シリンダ３４
０周面には該取付面３４Ｃを基助としてリード３４ｄが
切削加工されている。このリード３４ｄは、走行時の磁
気テープ３１の下縁と接帥して磁気テープ３１の走行路
をつくるためのものであり、それ故、シリンダ３４のつ
何面３４ｃをシャー７１の傾斜面３９にウリ付けた際に
該リード３４ｄの直線性が保たれないと、磁気テープ３
１に記録されるビデオトラック幅が数１０ミクロンと非
常に狭いＶＴＲにおいては、磁気テープの完全な互換性
がとれなくなるという欠点がある。しかるに本実施例に
おいては、前述の如く、シャーシ１の傾斜面３９の剛性
および面精度を高く、かつシャ−シ１全体の変形が傾斜
面３９に及ぼす影響を少なくできるため、かかる傾斜面
３９ＶＣシリンダ３４を取り付けた際のり一ド３４ｄの
直線性を数ミクロン以内の誤差範囲に抑えることができ
る。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、必要とされる剛
性を確保しつつ軽量で安価なシャーシを提供でき、それ
故、軽量化が要望されているボータプルＶＴＲＩＣおい
ては大きな効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図は全て本発明の詳細な説明するもので、第１図はＶＴ
Ｒのアンローディング状態を示す平面図、第２図はＶＴ
Ｒのローディング状態を示す平面図、第３図はシャーシ
の平面図、菓４図は第３図のＩ−Ｔ＃断面図、第５図は
シャーシの傾斜面に形成される凸部を示す拡大断面図、
第６図はシリンダの正面図である。１・・・・・・シャーＺ／、２８，２９・・・・・・案
内孔、３４・・・・・・シリンダ、３４ａ・旧・・上部
シリンダ、３４ｂ・・・・・：下部シリンダ、３４ｃ・
・・・・・取付面、３４ｄ・・・・・リード、３９・・
・・・・傾斜面、４ｏ・・・・・・取付孔、４１・・・
・・・凸部、４２・・・・・・磁気ヘッド。第１図第２図第３図第４図第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】

回転磁気ヘッドを備えたシリンダと、２個のリール間に
巻回した磁気テープをテープ収納位置からテープ走行位
置まで案内孔に沿って移動するテープローディング機構
と、前記リールを回転駆動するテープ走行機構とを備え
、これらシリンダとテープローディング機構とテープ走
行機構とをシャーシに取り付けてなるＶＴＲにおいて、
前記シリンダを傾斜状態に支持する部分の傾斜面を絞り
加工により形成するとともに、該傾斜面の周囲に前記案
内孔を打抜き加工により形成し、これにより前記シャー
シをプレス加工によって一体形成したことを特徴とする
ＶＴＲのシャーシ構造。