JPS61201888A

JPS61201888A - 騒音発熱体用遮音箱

Info

Publication number: JPS61201888A
Application number: JP60042279A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Oota; 浩太田
Original assignee: RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Current assignee: RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority date: 1985-03-04
Filing date: 1985-03-04
Publication date: 1986-09-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は騒音を発し、かつ熱を放出する騒音発熱体を収
容するのに適する遮音箱に関する。

（従来の技術）コンプレッサー等の騒音を発し、かつ熱を放出する装置
（本明細書においては騒音発熱体と呼ぶ）の遮音を十分
に行うための手段は知られていない。

騒音発熱体に不十分ながらも従来用いられた遮音箱とし
ては、内部の騒音発熱体を冷却するファンが設けられる
部分に開口が設けられたものがある。

（発明が解決しようとする問題点）騒音発熱体に用いられていた上記従来の遮音箱において
は、外気を導入する開口が設けられていたため、遮音が
十分に行なわれないという問題があった。また、騒音発
熱体の冷却も十分ではなかった。

（問題点を解決するための手段）遮音箱にわずかな解放部分があっても、遮音箱は十分な
遮音効果をもはや有さなくなることを、本発明者は実験
によってこれを見い出した。本発明はかかる知見に基づ
くものであり、上記問題点は冷却用解放口が設けられな
でいない遮音箱を用い、内部の騒音発熱体の冷却は、遮
音箱外部に設けられたラジェターによって除熱された冷
却媒体を介して行うことにより解決される。

（作　用）本発明においては、遮音箱に開口が設けられていないの
で十分な遮音効果を得ることができる。

また、内部の騒音発熱体は遮音箱外部に設けられたラジ
ェターによって除熱された冷却媒体が遮音箱内部に設け
られたラジェターに流入されて、これによって遮音箱内
部の空気が冷却され、これによって冷却される。あるい
は外部に設けられたラジェターによって除熱された冷却
媒体が、騒音発熱体の発熱部分と金属等の熱伝導体を介
して熱交換を行うことにより冷却される。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面と参照しつつ説明する。第
１図は本発明の第１の発明の実施例を示す側面図である
。

本実施例においては、エアーコンプレッサ１が騒音発熱
体である。このエアーコンプレッサ１はモータＭによっ
て作動され、発熱を共なうエアー圧搾部分２を有してい
る。遮音箱３はエアーコンプレッサ１を完全に密閉して
包囲し、開放部分を有さない。遮音箱３の外部には外部
ラジェタ４が、遮音箱３の内部には内部ラジェタ５が設
けられており、両方のラジェタ４．５は、これらラジェ
タ４．５の間を水等の冷却媒体が＠環するように、バイ
ブロ、７によって接続されている。冷却媒体の循環路の
一部には冷却媒体を循環させるためのポンプＰが設けら
れている。但し、循環する冷却媒体がフレオンの場合に
はポンプＰは不要である。

内部ラジェタ５の前面にはファン８が設けられており、
ラジェタ５によって冷却された空気が遮音箱３内を攪拌
するようになっている。図示された実施例においては外
部ラジェタ５に対向してファン９が設けられており、冷
却効率が高められるようになっているが、自然の対流現
象を利用して熱交換が行われるようにしてもよい。また
、発熱部分であるエアー圧搾部分２に対向してファンｌ
０１１１を図示するようにさらに設けることも有効であ
る。

第２図は本発明の第２の発明の実施例を示す側面図であ
る。

本実施例においては、外部ラジェタ４によって除熱され
た冷却媒体は内部ラジェタではなく、冷却手段である冷
却パイプ１２ヘボンプＰによって送られる。このパイプ
１２はコンプレッサ１のエアー圧搾部分２に巻回されて
熱的に接続されている。従って、発熱部分であるエアー
圧搾部分２の冷却を効率よく行うことができる。本実施
例においても遮音箱３は完全に密閉した形態を有してお
り、十分な遮音効果を得ることができる。

第３図は本発明の別の実施例を示す側面図である。

本実施例においては、外部ラジェタ４によって除熱され
た冷却媒体は内部ラジェタ５および発熱部分であるエア
ー圧搾部分２に熱接触した冷却パイプ１２の両方へ送ら
れる。即ち、本実施例は第１図および第２図に示された
実施例を組合せたものである。本実施例においては内部
ラジェタ５とパイプ１２は外部ラジェタ４に対して直列
に接続されているが、並列に接続してもよいこぶは言う
までもない。

次に、本発明に関する実験結果を示す。市販のエアーコ
ンプレッサにｌ　ＱｃｍＸ　Ｉ　Ｑｃｍの冷却ファン用
の開口を有する１３ｍｍ厚のベニア阪から形成される１
　４　ＱｃｍＸ　ｌ　ＯＱｃｍＸ　４５ｃｍの遮音箱を
用いたところ７３デシベルの騒音であった。これに対し
て、開口を有さない以外は全く同一の本発明の遮音箱に
あっては６３デシベルの騒音であり、騒音を約８分の１
に低減することができた。また、第１図、第２図および
第３図のいずれの実施例に示される冷却系を有しても内
部のエアーコンプレッサは十分に冷却された。

（発明の効果）本発明においては、遮音箱が開口を有さないので十分に
遮音効果を得ることができる。また、冷却媒体が循環使
用されるので、エアーコンプレッサ等の騒音発熱体を自
由にどこにでも移送配置することが可能となる。さらに
、冷却媒体の消費がないので使用によるコストは全く発
、生しない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の発明の実施例の側面図、第２図
は本発明の第２の発明の実施例の側面図、第３図は本発
明の別の実施例の側面図である。１・・・・・・エアーコンプレッサ、２・・・・・・エアー圧搾部分、３・・・・・遮音箱、　　　　　４・・・・・・外部ラ
ジエタ、５・・・・・・内部ラジエタ、　　６．７・・
・・・・パイプ、８．９．１０．１１・・・・・・ファ
ン、１２・・・・・・冷却パイプ。第１図ら１　エアーコンプレッサ　　　　Ｐ、ポンプ２　エアー
圧搾部分　　　　　Ｍ　モータ３・遮音箱４−外部ラジエク５・・・内部ラジエク８・ファン第２図１　エアーコンプレッサ　　　　　Ｐ・・・ポンプ２　
エアー圧搾部分　　　　　　　Ｍ　モータ３遮音箱４　外部ラジエタ１２　冷却パイプ第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）騒音発熱体を包囲し、この騒音発熱体の騒音を遮
断する遮音箱、この遮音箱の外部に設けられ、冷却媒体の放熱を行う外
部ラジエター、前記遮音箱の内部に設けられ、前記冷却媒体が前記外部
ラジエターとの間で循還される内部ラジエター、および前記遮音箱中の空気を攪拌するファンが設けられてなる
騒音発熱体用遮音箱。
（２）騒音発熱体を包囲し、この騒音発熱体の騒音を遮
断する遮音箱、この遮音箱の外部に設けられ、冷却媒体の放熱を行うラ
ジエター、および前記騒音発熱体の発熱部分に熱的に接続し、前記冷却媒
体が前記ラジエターとの間で循還される冷却手段が設け
られてなる騒音発熱体用遮音箱。