JPS61201240A - 写真印画紙用支持体の製造方法 - Google Patents

写真印画紙用支持体の製造方法

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JPS61201240A
JPS61201240A JP4241485A JP4241485A JPS61201240A JP S61201240 A JPS61201240 A JP S61201240A JP 4241485 A JP4241485 A JP 4241485A JP 4241485 A JP4241485 A JP 4241485A JP S61201240 A JPS61201240 A JP S61201240A
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organic compound
unsaturated organic
photographic paper
producing
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JP4241485A
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Kimio Ichikawa
紀美雄 市川
Keiji Kitagawa
北川 恵司
Tetsuo Fuchizawa
渕沢 徹郎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/775Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of paper
    • G03C1/79Macromolecular coatings or impregnations therefor, e.g. varnishes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、写真印画紙用支持体の製造方法に関し、特に
耐水性の写真印画紙用支持体の製造方法に関するもので
ある。
[発明の背景] 写真用印画紙は基本的に、支持体、ハロゲン化銀乳剤層
(写真乳剤M)、および保護ゼラチン層から構成される
が、支持体としてパルプなどから製造した原紙などを用
いる場合、現像処理薬品が原紙内部に浸透しないように
する必要が、ある・。
般的に用いられている方法は、ポリエチレンのような、
ボ゛りオレフィン樹脂で原紙の両面を被覆して防水層を
形成する方法である。このポリオレフィン樹脂による被
覆は、原紙の表面にポリオレフィン樹脂を溶融押出によ
り塗布し、クーリングロールなどを用いて冷却する方法
により一般的に実施されている。なお表面ポリオレフィ
ン樹脂層(写真乳剤層が設けられる側の樹脂層)には認
蔽力を向上させる目的で二酸化チタンなどの白色顔料が
加えられている。
上記のように一般的に用いられている写真印画紙用支持
体は、白色顔料を含有するポリオレフィン樹脂層が原紙
の一方の表面(写真乳剤層が設けられる側の表面)に形
成され、他の一方の表面には、単なるポリオレフィン樹
脂層、あるいは上述のような白色含有ポリオレフィン樹
脂層などの防水性樹脂層が影成された構成をとる。この
ような印画紙支持体の構成において、生産効率の向上と
価格低減のためには、ポリオレフィン樹脂層ヲ−t’き
るだけ薄くすることが望ましい、ただし、写真乳剤層側
のポリオレフィン樹脂層に存在させる白色顔料量め低下
は隠蔽力の低下につながるため、ポリオレフィン樹脂層
の薄層化は、そのポリオレフィン樹脂層への白色顔料充
填量の増加を伴なう必要がある。
ところが、溶融下のポリオレフィン樹脂は高粘度である
ため、白色顔料の分散性が悪く、その充横置(含有量)
の増加にも限度がある。従って、従来より一般的な溶融
押出によるポリオレフィン樹脂層の形成方法を利用する
限り、白色顔料の存在量の低下を伴なうことなく、ポリ
オレフィン樹脂層の薄層化を実現することが困難である
。白色顔料の存在量の低下は、その樹脂層の隠蔽力の低
下をもたらすため、そのような支持体から製造された印
画紙を用いた場合には、解像力の高い写真プリントを得
ることができない。
また溶融押出法による樹脂の塗布工程においては、高温
でポリオレフィン樹脂を溶融するため、ポリオレフィン
樹脂が熱分解して黄変したり樹脂塗布面にピンホールが
生じたりして、高品質の支持体が得られない欠点がある
[従来技術及びその問題点] 溶融押出法を利用する防水性樹脂層の形成法では、隠蔽
力を低下させることなく樹脂層の薄層化を実現すること
が困難であるため、重合性有機化合物を支持体上に塗布
し、これを電子線照射により硬化せしめて防水性樹脂層
を形成する方法が、既に提案されている(特開昭5フー
27257号公報、特開昭5フー49946号公報)。
この方法は、基本的には、分子内に不飽和結合を有する
有機化合物を溶媒に溶解させて調製したの低粘度溶液中
に白色顔料を高濃度に分散せしめた塗布液を原紙上に塗
布し、この塗布層に電子線照射を施し硬化させて、原紙
表面に重合体被覆層を形成する方法である。この方法に
おいては、塗布液中に白色顔料を高濃度で分散できるた
め、隠蔽力を低下させることなく、防水性樹脂層の薄層
化が実現できるとの利点がある。さらに、、電子線照射
により硬化がなされるため常温で重合体が形成され、熱
分解による黄変やピンホール等の問題が解消される。
しかしながら、上記のような公知の方法で得られる支持
体は、現像工程において写真用現像処理薬品が吸着残留
し、現像処理後に黄色に着色すること、さらに重合体被
覆層と該被覆層上に設けられて写真乳−剤層が現像処理
液中で剥離する等の問題点がある。
[発明の目的] 本発明の第一の目的は、隠蔽力を低下させることなく、
白色顔料含有樹脂層の薄層化を可能にする写真印画紙用
支持体を製造する方法を提供することにある。
本発明の第二の目的は、隠蔽力を低下させることなく、
白色顔料含有樹脂層の薄層化を可能にする、現像処理に
よる着色のない写真用印画紙支持体の製造法を提供する
ことにある。
本発明の第三の目的は、隠蔽力を低下させることなく、
白色顔料含有樹脂層の薄層化を可能にする、現像処理に
よる着色、および写真乳剤層との剥離のない写真用印画
紙支持体の製造法を提供することにある。
[発明の要旨] 本発明は、原紙の両面のそれぞれに防水性樹脂層を形成
することからなる写真印画紙用支持体の製造方法におい
て、少なくとも写真乳剤層が設けられる側の防水性樹脂
層を、 1分子中に2個のC=C二重結合を有する不飽和有機化
合物(A)、、1分子中3個のC=C二重結合を有する
不飽和有機化合物(B)、無色合成樹脂球状粒子(C)
、および無機白色顔料(D)を含み、 不飽和有機化合物(A)、不飽和有機化合物(B)、お
よび無色合成樹脂球状粒子(C)と無機白色顔料CD)
との組成比((A十B +、−c、、) 、−/DJが
重量比で3/1〜1/9の範囲にあり、そして 不飽和有機化合物(A)および不飽和有機化合物CB)
と無色合成樹脂球状粒子(C)との組成比[(A+B)
/CFが重量比で8/1〜1/4の範囲にある組成物を
含む塗布液を、 原紙表面に塗布して塗布層を形成したのち、該塗布層に
電子線照射を施して硬化させることにより形成すること
を巷徴とする写真印画紙用支持体の製造方法にある。
原紙の他の一方の表面に設けられる樹脂層は、上記の樹
脂層でもよ、く、あるいは公知技術に従う一般的な樹脂
層でもよい。
[発明の効果1 本発明により、隠蔽力を低下させることなく、白色顔料
含有樹脂層の薄層化を可能にする写真用印画紙支持体を
製造することができる。また、本発明により製造される
写真用印画紙支持体は、現像処理工程において現像液の
吸着が発生しにくいため、現像後に着色することが実質
的になく、また現像処理工程における支持体と写真乳剤
層との剥離も実質的に発生することがない。
[発明の詳細な記述] 本発明の写真印画紙用支持体の製造方法は、原紙の両面
のそれぞれに防水性樹脂層を形成することからなる写真
印画紙用支持体の製造方法において、少なくとも写真乳
剤層が設けられる側の防水性樹脂層を、1分子中に2個
のC=C二重結合を有する不飽和有機化合物(A)、1
分子中3個のC−C二重結合を有する不飽和有機化合物
(B)、無色合成樹脂球状粒子(C)、および無機白色
顔料(D)を含み、かつそれぞれの含有量の比率が特定
の範囲にある組成物を含む塗布液を、原紙表面に塗布し
て塗布層を形成したのち、該塗布層に電子線照射を施し
て硬化させることにより形成することを特徴とする特 未発明において用いられる原紙の材料は公知の支持体用
原料の材料から選ぶことができる。その例として天然パ
ルプよりなる紙、ポリエチレンやポリプロピレンなどプ
ラスチック材料性の合成パルプよりなる紙、あるいは天
然パルプと合成パルプの混抄により作られた紙、あるい
は天然パルプと合成パルプの抄き合せにより作られた紙
等種々のものが用いられる。
1分子中に2個のC=C二重結合を有する不飽和有機化
合物(A)および1分子中3個のC=C二重結合を有す
る不飽和有機化合物(B)は共に電子線照射により重合
可能な化合物である。
電子線照射により重合可能な1分子中に2個のC=C二
重結合を有する不飽和有機化合物(A)の例としては、
エステル、エーテル、エポキシ。
ウレタン系のジアクリレートあるいはジメタクリレート
があげられる。その中でも特に下記一般式(I)で表わ
されるエーテル系ジアクリレートが好ましい。
CH2= CHGO−(OCHGHYloGOCI  
= OH2(I )一般式(I)において、11111
2は、それぞれ同一でも相異なっていてもよく、水素、
ヒドロキシル基、炭素−数1〜6のアルキル基、炭素数
1〜6のアルコキシ基、およびフリール基のいずれかを
表わし、nは1〜15の整数を表わす。
一般式(I)において HzおよびR2は、水素、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル
、インブチル、ペンチル、フェニルのいずれかであって
、nが1〜5の整数であることが好ましい。
一般式(I)の化合物の具体例を以下に示す。
下記の具体例において、次のようにオキシアルキレン基
を略記する。
オキシエチレン基:E、0 オキシイソプロピレン基:P、0 オキシイソブチレン基:B、0 オキシスチレン基:S、0 なお、下記の具体例においてオキジアルキレン基が異性
体を有する場合それを含むものである。
(i)   CH2= CHCO−fE−o)−trO
cOcH= C112n=2.3.4.5 (ii)  CH2= C−CO+P、ohO(:OC
H= (J2n=2.3.4.5 (ii(B)  Gi12= CMGO−fR−0)−
fOCOGH= CI2n=2.3.4.5 (1v)  GH2= CHC0−+5−0)−,oc
ocu = CH2n=2.3.4.5 これらは種々のn値を有するものの混合物の中の主成分
である。
電子線照射により重合可能な1分子中に3個のC−C二
重結合を有する不飽和有機化合物(B)の例としては、
エステル、エーテル、エポキシ、ウレタン系のトリアク
リレート或はトリメタクリレートがあげられる。その中
でも特に下記一般式(n)で表されるエーテル系トリア
クリレートが好ましい。
CH2 coco+ocn H +T−0−?H2 一般式(rI)において、R1、R2、R3は、それぞ
れ同一でも相異なっていてもよく、水素、ヒドロキシル
基、ヒドロキシメチル基、炭素I&1〜6のアルキル基
、度素数1〜6のアルコキシ基およびアリール基のいず
れかを表わし、l+m+nは1〜20の整数を表わす。
一般式(■)において、、lli 1 、 R2、およ
びR3は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イン
プロピル、n−ブチル、イソブチル、ペンチルのいずれ
かであって、、11 + m +、 nは2〜9の整数
であることが好ましい。
一般式(II)の化合物の具体例を以下に示す。
下記具体例におイテ、E、O,−P、O,8,0および
S、Oは前述と同義である。また、具体例においてオキ
シアルキレン基が異性体を有する場合それを含むもので
ある。
(i)   CH2=  CHCO−(E、Oト「−一
−OCH2CH2= GHCO−(E、O+−N−OC
H2G−CH2CH30H2=  CHCO−(E、0
辷「−−−ocn 2文+m + n = 3.4.5 CH2= coc。
(E、0汁70CH2 2士m + n = 3. 4、 0R,= HCO (P 、 Oh−OCH2 旦+m + n = 3. 4、 CH2= CH2= (IC[l−(P、Ohr−OCRTC−CH20H8
HCO−(P 、 Oh−Do H22士m +  n
 =  3 。
4、 CH2= CH2= CHGO−(B、O)−m−OCHyC−OH2CHI
Cl(GO−(8,0辷−= OCU 2立 +m+ 
n= 3、−4、 OH2= an2= 0H,= CI{CO−(B、OYT−OCR2 CIGO−CB、0)−F−OCH−i−C−C’)1
20HCIGO−(B、−0}1−OCH2 立 十m+n、=3 、4、 0H,= coco−(s、oすr OCH2 Cl12= CHCO−(S、O$00H2 立 +m+’n = 3 、4、 0H2= GHCO−(S、0+T−OC’HTC−C
H20H0H,−CHCO−(3,0チ丁−−0(H2
文+m+n=3、4、5 なお、これらは種々の(立+m+n)値を有するものの
混合物の中の主成分である。
なお、1分子中に2個のC鯰C二重結合を有する不飽和
有機化合物(A)゛および1分子中3個のC=C二重結
合を有する不飽和有機化合物(B)とともに、C=C二
重結合1個とエポキシ基を1個有する有機化合物、例え
ばグリシジルアクリレートを併用することも有用である
無色合成樹脂球状粒子(C)の好適な例はポリオレフィ
ン樹脂球状粒子である。、ボリオレフィ、ン、の例とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなα−オレ
フィンの重合体、エチレーン・酢酸ビニル共重合体、エ
チレン・アクリル酸共重合体、エチレン・、メタアクリ
ル酸共重合体、・ポリ−エチレーンワ・ツクス及びそれ
らの混合物を挙げることができる。
無色合成樹脂球状粒子の粒径は0.1gmカ)ら20−
p−mの範囲にあることが好ましく、また密度は0−+
 85g/ccから0 、98 g / c cの範囲
にあるこ−とが好ましい。
無機白色顔料CD)としては、従来より・写真印画紙の
隠蔽用に用いられているもの、あるいは提案されている
7ものを用いることができる。その例としては、二酸化
チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、炭酸バリウム
、炭酸カルシウム、リトポン、アルミナ白、a化亜鉛、
シリ力、三酸化アンチモン、m酸チタン等があげられる
。これら単独で、或は混合して用いることができる。
無機白色顔料としては、二酸化チタンが隠蔽力が大きい
ので特に好ましい、二酸化チタンはルチル型であっても
、アナターゼ型でも良く、それらを単独又は混合して使
用してもよい、また。硫酸法で作られたもの、塩素法で
作られたものでもよい。二酸化チタンとしては、含水ア
ルミナ処理、含水二酸化ケイ素処理等の111機物質に
よる表面被覆処理したもの、トリメチロールメタン、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、2゜4
−ジヒドロキシ−2−メチルペンタン等のアルコールで
表面被覆処理したもの、あるいはシロキサン処理したも
のを適宜用いることができる。
無機白色顔料の平均粒径は0.1#Lmよりも大きいこ
とが好ましい、直径0−1p、m以下の粒径は、所望の
改善された解像力を生じにくい。
本発明において、不飽和有機化合物(A)、不飽和有機
化合物(B)、および無色合Jf、樹脂球状粒子(C)
[すなわち、白色顔料含有樹脂層において樹脂成分とな
る物質]と無機白色顔料(D)との組成比[(A+B+
C)/Dlは、重量比で371−179の範囲、好まし
くは2/l−174の範囲にある。
(A+B十G)/Dが371より大きい場合には、その
支持体より製造された印画紙が満足すべき解像力を示さ
ない、またl/9より小さい場合にはピンホール等が発
生し、良好な樹脂層が得られない。
また、不飽和有機化合物(A)および不飽和有機化合物
(B)[すなわち、電子線照射により重合可能な不飽和
有機化合物1と無色合成樹脂球状粒子(C)との組成比
[(A+B)/CIは、重量比で8/l−174の範囲
、好ましくは5/1〜1/lの範囲、より好ましくは3
/l〜1/1の範囲にある。
(A+B)/Cが8/1より大きい場合には、現像処理
液中での写真乳剤層の剥離防止の効果がなく、また1/
4より小さい場合には、電子線を照射しても重合体積W
IMの硬化が不十分となる。
なお、1分子中に2個のC=C二重結合を有する不飽和
有機化合物(A)と1分子中に3個のC=C二重結合を
有する不飽和有機化合物CB)との混合比率は、重量比
で49751−1/99の範囲で選ぶことが好ましい。
本発明において、白色顔料含有樹脂層の形成に際しては
、上記の各成分からなる組成物からなる塗布液を調製し
、この塗布液を原紙表面に塗布する。上記の組成物中に
は、組成物の粘度を調整するために有機溶剤を添加して
もよい。
有機溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン:
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢
酸グリコールモノエチルエーテル等のエステル:エーテ
ル:グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチ
ルエーテル。
ジオキサン等のグリコールエーテル:ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素:メチレンクロリド、
エチレンクロリド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレ
ンクロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水
素等が使用できる。
上記組成物は公知の混合機を用いて混線分散して塗布液
とすることができる。混合機としては、例えば、二本ロ
ールミル、三本ロールミル、ポルミル、ベブルミル、ト
ロンミル、サンドグライダ−、Szegvariアトラ
イター、高速インペラー分散機、高速ストーンミル、高
速度衝撃ミル、ディスパー、ニーダー、高速ミキサー、
ホモジナイザ、超音波分散機などが使用できる。
白色顔料含有樹脂層形成用の上記塗布液を原紙上へ塗布
する方法としては、たとえば、エアードクターコート、
ブレードコート、エアナイフコト、スクイズコート、含
浸コート、りバースロールコート、トランスファーロー
ルコート、クラビヤコート、キスコート、キャストコー
ト、スプレィコート、スピンコード等の従来より公知の
塗布方法を挙げることができる。
塗布層の厚みは、一般には37100p、mであリ、好
ましくは5〜50pmである。この範囲をはずれると、
塗布ムラを生じたり、硬化のために多大なエネルギーが
必要とされ硬化が不充分になって品質上好ましくない。
なお原紙と塗布層との濡れ、および接着を向上する目的
で厚紙表面を予めコロナ処理等の表面処理を施した後、
前記の塗布液を塗布してもよい。
本発明において、原紙上に塗布された組成物は、電子線
照射により重合することによって硬化する。電子線重合
は従来より公知の電子線加速器を利用して行なう。加速
器により加速された電子によって塗布層においてラジカ
ル重合反応が発生する。
電子線加速器としてはパンデグラーフ型のスキャニング
方式、ダブルスキャニング方式あるいはカーテンビーム
方式が採用1きるが、好ましいのは比較的安価で大出力
が得られるカーテンビーム方式である。電子線特性とし
ては、加速電圧が100〜1000Kv、好ましくは1
00〜300KVであり、吸収線量として0.5〜20
メガラッド、好ましくは2〜10メガランドである。加
速電圧が100KV以下の場合はエネルギーの透過量が
不足し100OKVを越えると重合に使われるエネルギ
ー効率が低下し経済的でない。吸収線量として0.5メ
ガラー/F以下では硬化反応が不充分で望ましい品質が
得られず、20メガラッド以上になると、硬化に使用さ
れるエネルギー効率が低下したり、被照射体が発熱し、
好ましくない。
照射時における酸素濃度は5000ppm以下であるこ
とが望ましく、5000ppmより大きい場合酸素が反
応を妨害するため硬化反応が不充分になりやすい。
上記塗布層は、塗布後もしくは硬化後に鏡面ロールによ
って表面を平滑化させたり、絹目ロール等のマツトロー
ルによって表面をマット化させたりすることもできる。
また写真乳剤層との接着性を向上する目的でコロナ処理
等の表面処理を塗布層の表面に施してもよい。あるいは
、塗布層の表面に下塗層を設けてもよい。
本発明の支持体は、公知技術に従って、その上に写真乳
剤層(銀・ゼラチン系感光乳剤層)を形成することによ
り写真用印画紙として用いることができる。
次に本発明を更に具体的に説明するために実施例および
比較例を示す。
なお、実施例および比較例中のr部」との表示は「重量
部」を示すものである。
[比較例1] 下記に示す組成の塗布液を、ボールミルで20時間混合
して調製した後、乾燥後の塗布層の厚さが208mとな
るように、厚さ180#Lmの原紙上に塗布した。
以下余白 塗布液組成 アナターゼ型二酸化チタン      50fiGH2
=GHCO−GOCs  Ha h−OCOCI=GH
z(エーテル系ジアクリレー):A)   20gCH
2−CHC()+ DC’ 3 Haヒno −OH。
G、H2−CHCO+ QCs H−taヤ10CHt
−c =GH2CHsCH2=CIGO+QCx Hs
辷、0−CH2(4+  m+  n=  3) (エーテル系トリアクリレート:B)  301gこの
塗布層に加速電圧200KV、吸収線量3メガラッドに
て電子線を照射した。得られた重合体層は充分に硬化し
た。なお、この硬化性の評価は手の触覚により、被覆層
に粘着感がなければ充分に硬化したものと、粘着感があ
れば硬化は不充分であると判断した。
この支持体を現像処理液中に浸漬し着色性を評−価した
、、、着色性の評価は現像処理後に該支持体の着色の有
無を、視覚的に評価して判断した。本比較例の支持体は
現象処理後何ら着色しなかまた。
次に、この支持体表面をコロナ放電処理した後、水・ゼ
ラチン系下塗り液を塗布し、乾燥し、さらに銀・ゼラチ
ン系写真感光乳剤を塗布し、乾燥して写真用印画紙を得
た。
この写真用印画紙について、支持体と写真乳剤層の接着
性を評価した。接着性の評価は、この印画紙を現像処理
液中に浸漬し、銀・ゼラチン系写真感光乳剤層の表面を
スポンジでこすり、支持体から剥離した乳剤層の面積で
接着性を評価した。
本比較例で製造された写真用印画紙は乳剤層面積のlθ
〜20%が剥離した。従って、写真乳剤層の接着性は充
分でなかった。
[実施例11 下記に示す組成の塗布液をボールミルで20時間混合し
て調製した後、乾燥後の塗布層の厚さが20#Lmとな
るように、厚さl 80 p、mの原紙上に塗布した。
塗布液組成 (A+B+C)/D= 1./1 (A+B)/C=4/1 アナターゼ型二酸化チタンCD)    50m比較例
1と同じ構造式の エーテル系ジフクリレート(A)    16部比較例
1と同じ構造式の エーテル系トリアクリレート(B)  24mポリエチ
レン樹脂球状粒子(C) (粒径5p、m、密度0−92g/cc)     l
 O部この塗布層に加速電圧200KV、吸収線量3メ
ガラフトにて電子線を照射した。得られた白色顔料含有
樹脂層は充分に硬化していた。次いで硬化性を比較例1
と同様にして触覚的に評価した。
なお、原紙の他の一方の面には、高密度ポリ工flyン
CMI=26gll O分、密度0.960g / c
 c )を、厚さ30pmで溶融押出塗布した樹脂被覆
層を設けた。
この支持体の着色性について、比較例1と同様にして、
該支持体を現像処理液中に浸漬して評価した。現像処理
後の該支持体の着色の有無を視覚的に判断した。
次に、この支持体表面をコロナ放電処理した後に、水・
ゼラチン系下塗り液を塗布し、乾燥し。
さらに銀・ゼラチン系写真感光乳剤を塗布し、乾燥して
写真用印画紙を得た。この写真用印画紙について、支持
体と感光乳剤層の接着性を比較例1と同様にして、乳剤
層の剥離面積を求めて評価した。
評価基準は、全く尉離しないものをA、乳剤層面積の0
〜10%が剥離するものをB、そして乳剤層面積のlθ
〜20%が剥離するものをCとじた。
結果を第2表に示す。
〔実施例2〜4.比較例21 各成分の組成比が異なる以外は実施例1と同様にして、
第1表に示す組成の塗布液を調製し、原紙上に塗布し、
同様に電子線照射して写真印画紙用支持体を得た。得ら
れた重合体層は実施例2〜4では充分に硬化したが、比
較例2では硬化が充分ではなかった。硬化性は、実施例
1と同様にして、触覚的に評価した。
また、原紙の他の一方の表面は実施例1と同様に樹脂層
を形成した。
以下余白 第1表 (部) 二酸化チタン(ロ) ジアクリレート(A) トリアクリレート(B) 樹脂球状粒子(C) 組成比(轟音B+C)/D 組成比(轟音B)/C?/31/12/3  9/41
塗布液の調製に用いた各成分は実施例1と同一のもので
ある。
これらの支持体の着色性を実施例1と同様の方法で、該
支持体を現像処理液中に浸漬して評価した。次に、これ
らの支持体上に実施例1と同様の方法で銀・ゼラチン系
写真感光乳剤を塗布して写真用印画紙を得た。
これらの写真用印画紙について支持体と写真乳剤層の接
着性を、実施例1と同様にして、乳剤層の濁離面積を求
めて評価した。
結果を第2表に示す。
第2表 着色性     接着性 実施例 着色無し 着色無し 着色無し 着色無し 比較例 着色無し 着色有り

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原紙の両面のそれぞれに防水性樹脂層を形成するこ
    とからなる写真印画紙用支持体の製造方法において、 少なくとも写真乳剤層が設けられる側の防水性樹脂層を
    、 1分子中に2個のC=C二重結合を有する不飽和有機化
    合物(A)、1分子中3個のC=C二重結合を有する不
    飽和有機化合物(B)、無色合成樹脂球状粒子(C)、
    および無機白色顔料(D)を含み、 不飽和有機化合物(A)、不飽和有機化合物(B)、お
    よび無色合成樹脂球状粒子(C)と無機白色顔料(D)
    との組成比[(A+B+C)/D]が重量比で3/1〜
    1/9の範囲にあり、そして 不飽和有機化合物(A)および不飽和有機化合物(B)
    と無色合成樹脂球状粒子(C)との組成比[(A+B)
    /C]が重量比で8/1〜1/4の範囲にある組成物を
    含む塗布液を、 原紙表面に塗布して塗布層を形成したのち、該塗布層に
    電子線照射を施して硬化させることにより形成すること
    を特徴とする写真印画紙用支持体の製造方法。 2、不飽和有機化合物(A)、不飽和有機化合物(B)
    、および無色合成樹脂球状粒子(C)と無機白色顔料(
    D)との組成比[(A+B+C)/D]が重量比で2/
    1〜1/4の範囲にあることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の写真印画紙用支持体の製造方法。 3、不飽和有機化合物(A)と不飽和有機化合物(B)
    との組成比[A/B]が重量比で49/51〜1/99
    の範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の写真印画紙用支持体の製造方法。 4、不飽和有機化合物(A)が、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1、R^2は、それぞれ同一でも相異なっ
    ていてもよく、水素、ヒドロキシル基、炭素数1〜6の
    アルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、およびアリ
    ール基のいずれかを表わし、nは1〜15の整数を表わ
    す] で表わされるエーテル系ジアクリレートであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかの
    項記載の写真印画紙用支持体の製造方法。 5、不飽和有機化合物(B)が、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1、R^2、R^3は、それぞれ同一でも
    相異なっていてもよく、水素、ヒドロキシル基、ヒドロ
    キシメチル基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜
    6のアルコキシ基およびアリール基のいずれかを表わし
    、l+m+nは1〜20の整数を表わす] で表わされるエーテル系トリアクリレートであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    の項記載の写真印画紙用支持体の製造方法。 6、無色合成樹脂球状粒子が、粒径0.1〜20μmの
    範囲、そして密度0.85〜0.98g/ccの範囲に
    あるポリオレフィン樹脂粒子であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかの項記載の写
    真印画紙用支持体の製造方法。 7、無機白色顔料が二酸化チタンであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかの項記載
    の写真印画紙用支持体の製造方法。 8、無色合成樹脂球状粒子がポリエチレン樹脂球状粒子
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3
    項のいずれかの項記載の写真印画紙用支持体の製造方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05323494A (ja) * 1992-05-25 1993-12-07 New Oji Paper Co Ltd 写真印画紙用支持体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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