JPS61200985A - 新規なジフエニルピロリルチアゾ−ル誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする医薬組成物 - Google Patents

新規なジフエニルピロリルチアゾ−ル誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする医薬組成物

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JPS61200985A
JPS61200985A JP4080285A JP4080285A JPS61200985A JP S61200985 A JPS61200985 A JP S61200985A JP 4080285 A JP4080285 A JP 4080285A JP 4080285 A JP4080285 A JP 4080285A JP S61200985 A JPS61200985 A JP S61200985A
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JP
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bis
diphenylpyrrolylthiazole
methoxyphenyl
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JP4080285A
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Koichiro Yoshino
公一郎 吉野
Norihiko Seko
世古 典彦
Koichi Yokota
耕一 横田
Keizo Ito
敬三 伊藤
Goro Tsukamoto
悟郎 塚本
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なジフェニルピロリルチアゾール誘導体、
その製造法およびそれを有効成分とする医薬組成物に関
する。さらに詳しくは、一般式(I) (式中、Aは酸素原子またはイオウ原子を表わし、Rは
低級アルキル基または低級アルケニル基を表わす、nは
l、2または3である。) で示されるジフェニルピロリルチアゾール誘導体、その
製造法および該・化合物を有効成分として含有する血小
板凝集阻害剤に関する。
〔従来の技術〕
従来1種々の化合物、例えば填酸チクロピジン、アスピ
リン等が血小板凝集阻害剤として臨床に供せられている
ところで米国特許4.1[18,315号公報およびJ
Med、 Chew、 24,1507(1981)に
は血小板凝集阻害作用を有する4、5−ジフェニル−2
−1を換または無置換アルキルチアゾールが開示されて
おり、なかでも下式で示される4、5−ビス−(4−メ
トキシフェニル)−2−)リフルオロメチルチアゾール
(化合物A)が代表的な化合物として例示されている。
(化合物A) また、米国特許4,322,428号公報には4,5−
ビス−(4−メトキシフェニル) −2−(4−ハロフ
ェニル)チアゾールが抗炎症剤および血小板凝集阻害剤
として開示されており、血小板凝集阻害作用についての
具体的な薬理試験結果は記載されていないが、代表的化
合物として下式で示される4、5−ビス−(4−メトキ
シフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)チアゾー
ル(化合物B)が例示されている。
(化合物B) また一方、ヨーロッパ特許77.024号公報には4.
5−ビス−(4−メトキシフェニル)−2−ピロリルイ
ミダゾール誘導体が抗炎症剤として開示されており、下
式で示される4、5−ビスー(4−メトキシフェニル)
−2−(1−メチルピロール−2−イル)イミダゾール
(化合物C)が例示されている・ (化合物C) 〔発明が解決しようとする問題点〕 血小板凝集阻害作用に優れ、しかも低毒性である新しい
タイプの血小板凝集阻害剤を見い出すべく種々研究を行
った。
本発明の目的は血小板凝集に対して強い阻害作用を示し
、かつ低毒性であって血小板凝集に起因する種々の血栓
性疾患の予防・治療に市川な新規化合物を提供すること
にある0本発明の他の目的は該化合物を製造する方法を
提供することにある。本発明のいま一つの目的は該化合
物を有効成分とする血小板凝集阻害剤を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは種々検討を重ねた結果、前記一般式(I)
で示される新規ジフェニルピロリルチアゾール誘導体が
かかる要請を満足することを見い出し、本発明を完成し
た。
本発明のジフェニルピロリルチアゾール誘導体(I)に
おけるRで定義される基のうち、低級アルキル基として
は1例えばメチル基、エチル基。
n−プロピル基が、低級アルケニル基としては例え本発
明のジフェニルピロリルチアゾール誘導体(1)は、 で示される化合物と 下式(m) X (CH2)nA R(III ) (式中、A、Rおよびnは前記に同じ、又はハロゲン原
子を表わす、) で示される化合物とを反応させることによって製造する
ことができる。
即ち、塩基または相間移動触媒の存在下、化合物(TI
)と、化合物(II )に対して1〜1.2当量の化合
物(m)とを反応させることによって本発明化合物(I
)を製造することができる。塩基として金属カリウム、
金属ナトリウム、カリウム三級ブトキシド等を用いる場
合には、例えばN 、N−ジメチルホルムアミド(DM
F) 、ジメチルスルホキシド(DMSO) 、テトラ
ヒドロフランあるいはジメトキシエタン中室温から溶媒
の沸点温度で、1〜24時間反応させる。また相聞移動
触媒として臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム、増化
メチルトリオクチルアンモニウム等の四級アンモニウム
塩等を用いる場合には、例えばベンゼンまたはジクロル
メタンと、50%水酸化ナトリウムあるいは60%水酸
化カリウム水溶液との二層溶液中で0℃から溶媒の沸点
温度で通常10分〜24時間反応させる0、原料として
用いられる化合物([)は文献未記載の新規化合物であ
り、例えば 下式(1’V) で示される化合物と 下式(V) Y (式中、Yは臭素原子または塩素原子を表わす、) で示される化合物とを反応させることによって製造中る
ことができる。
即ち、化合物(IV)と、化合物(17)に対して当量
の化合物(V)とを、例えばアセトニトリル、 DMF
、DMSOまたはエタノール等のアルコール類中50℃
から溶媒の沸点温度で、10分〜4時間反応させること
によって製造することができる。
本発明化合物CI)は、後述する如く強い血小板凝集阻
害作用を示し、しかも低毒性であり血小板凝集に起因す
る種々の疾患1例えば血栓症、虚血性心疾患、一過性脳
虚血の予防ならびに治療に有用である。
本発明化合物(I)を血小板凝集に起因する各種疾患の
治療ないし予防のために使用するには、通常経口投与剤
として用いる。
経口投与剤として用いる場合は、本発明化合物(1)を
通常の剤型に製剤して用いる。経口投与剤型としては1
錠剤、顆粒剤、散剤、細粒剤、硬カプセル剤等の固形製
剤等のほか、シロップ剤、軟カプセル剤等の液剤が含ま
れる。かかる製剤の調製は常法によって行われる。例え
ば固形製剤については1通常の医薬添加物1例えば乳糖
、でんぷん、結晶セルロース、タルク等を用いて製剤化
される。硬カプセル剤はそのようにして調製された細粒
剤、散剤等を適当なカプセルに充填して得られる。シロ
ップ剤は白糖、カルボキシメチルセルロース等を含む水
溶液に本発明化合物(I)を溶解または懸濁させて得ら
れる。軟カプセル剤は脂質賦形剤、例えば植物油、油性
エマルジョン、グリコール類等を用いて調製された本発
明化合物(I)を適当な軟カプセルに充填して得られる
本発明の化合物(I)の投与量は疾病の種類と程度、体
重、年令等によって一定しないが、成人1日当たり通常
1〜100■gであり、これを1度にまたは2〜3回に
分けて投与する。
〔発明の効果〕
以下に本発明化合物CI)の血小板凝集阻害作用および
急性毒性の試験結果を示す。
1、血小板凝集阻害作用 〔供試化合物〕 (1)実施例1〜8で得た6sの化合物(本発明化合物
) (2)化合物A、B、C(比較化合物・・・・各々。
前記引例の化合物) (3)塩酸チクロピジン(対照化合物)(4)アスピリ
ン(対照化合物) 〔試験方法〕 一夜絶食したハートレイ系モルモット(体重300〜3
50g、 1群3匹)に、各供試化合物をコーン油−1
0%アラビアゴムエマルジョンに溶解または懸濁させて
経口投与し、3時間後に腹部大動脈より採血してクエン
酸増加血液(3,8%クエン酸ナトリウム水溶液1/l
O容量:血液9/lO容量)を得た。このクエン酸増加
崩液を1?OOrpm、10分間遠心分離し、上清より
多血小板崩漿(PPP)を得、PRP採取後さらに30
00rpm、10分間遠心分離し、上清より乏血小板血
漿(ppp)を得た。
このようにして得られたPRP450ILfLを37℃
で3分間インキュベーションし、凝集剤として1.0 
mWのアラキドン酸ナトリウム50g文を添加後、プレ
ートレッド・アグリゲーション・プロフィラー(Bio
 Data Carp Model PAP−3)を用
いて上記PPPをブランクとして血小板凝集率を測定し
た。また対照として、薬物非投与群の該凝集率を同様に
して測定した。
血小板凝集阻害率は次式により算出した。
次に、上記血小板凝集阻害率が50%となる投4量(E
 D 50)を回帰式より求めた。
また、アラキドン酸ナトリウムのかわりに100μg/
−のコラーゲン50ル交を凝集剤として上記と同様の試
験を行った。
〔試験結果〕
第1表に結果を示した。
2、急性毒性 〔供試化合物〕 前記「血小板凝集阻害作用」の場合に同じ。
〔試験方法〕
ddY系雄性マウス(体重18〜23g、 1群5匹)
を−夜絶食し、各供試化合物を1%アラビアゴム溶液に
懸濁して経口投与した。急性毒性値(L 050)は投
与後10日の死亡数よりワイル(Weil)法を用いて
算出した。
〔試験結果〕
第1表 以上の薬理試験結果から本発明の化合物(I)が、公知
の血小板凝集阻害剤である塩酸チクロピジン、アスピリ
ンおよび前記先行文献記載の化合物A、B、Cに比して
すぐれた血小板凝集阻害作用を有しており、しかも低毒
性であり血小板凝集に起因する種々の疾患、例えば血栓
症、虚血性心疾患、一過性脳虚血の予防ならびに治療に
有用であることは明らかである。
〔実施例〕
次に参考例および実施例を挙げて、本発明をさらに具体
的に説明する。
参考例 ピロール−2−カルボチオアミドCJ、Org、Che
層、 、38.1387(1973)参照) 1.51
g(12ミリモル)オよびα−ブロム−4,4゛−ジメ
トキシデオキシベンゾイy (Aust、 J、 Ch
ev、、旦、385(11355)参照) 4.02g
(12ミリモル)をアセトニトリル120 @Qに溶解
し、80℃で50分間攪拌した0反応終了後溶媒を減圧
下に留去し、得られた残渣にクロロホルムと炭酸ナトリ
ウム水溶液を加えて振盪した0次いで、クロロホルム層
を分取し、さらに水層をクロロホルムで抽出してこれと
合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち溶媒を減
圧下に留去した。得られた残渣をリグロインから再結晶
することにより4,5−ビス−(4−メトキシフェニル
)−2−(ピロール−2−イル)チアゾール3.74g
を得た(収率8B%)。
融点:L31.5〜134.0℃ NMR(CDCQ:+ 、 8 pp+w ):3.7
(8)1)、[i、1(IH,dd)、865〜13.
9(8H) 、?、 1〜7.5(4M)、9.4〜9
.8(IH)。
元素分析値(C21H18N 20゜Sとして):計算
値(%)  C,139,513;H,5,01:N、
7.73実測値(%)  C,70,08:H,4,9
0;N、7.88実施例1 4.5−ビス−(4−メトキシフェニル)−2−(ピロ
ール−2−イル)チアゾール(参考側参照) 1.El
lg(5ミリモル)、クロロメチルエチルエーテル0.
57g(6ミリモル)、臭化テトラ−n−ブチルアンモ
ニウム0.16g(0,5ミリモル)をベンゼン20d
 、 50%水酸化ナトリウム水溶液204Qの二層溶
液中、20分間還流した0次いで、水冷下に水、ベンゼ
ンを加えて振盪し、ベンゼン層を分取した。水洗後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、溶媒を減圧下に留
去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー〔展開溶媒:酢酸エチル:シクロヘキサン(1:
20))に付し1次いで、n−ヘキサンから再結晶する
ことにより、4.5−ビス−(4−メトキシフェニル)
−2−(1−エトキシメチルビロール−2−イル)チア
ゾール1.01gを得た(収率48%)。
融点: 49.0〜52.0℃ NMR(COO,、δ pp曹):1.15(3H,t
)、3.5(2H。
quartet) 、3.8(88) 、5.85(2
H,s) 、8.2(II、dd) 、8.8〜7.0
(8H) 、7.2〜7.55(4H)。
元素分析値(C24H24N203Sとして)二計算値
(%)  C,88,55,[(,5,75:N、8.
86実測値(%)  C,88,50,H,5,84:
N、8.88実施例2 4.5−ビス−(4−メトキシフェニル)−2−(ピロ
ール−2−イル)チアゾール(参考例参照) 1.81
g(5ミリモル)、クロロメチル−n−プロピルエーテ
ル0.85g(6ミリモル)、臭化テトラ−n−ブチル
アンモニウムo、 18g(0,5ミリモル)をベンゼ
ン20@Q、50%水酸化ナトリウム水溶液20@Qの
二層溶液中、20分量流した0次いで、水冷下に水、ベ
ンゼンを加えて振盪し、ベンゼン層を分取した。水洗後
、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、溶媒を減圧下
に留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー〔展開溶媒:酢酸エチル:シクロヘキサン(
1:20))に付し、油状の4,5−ビス−(トメトキ
シフェニル)−2−(1−n−プロポキシメチルピロー
ル−2−イル〕チアゾール1.80gを得た。(収率8
3%)。
NMR(CDα3.δPP!1 ):0.85(3H,
t)、1.35〜1゜75(2H)、3.45(2H,
t)、3.8(8H)、5.9(2H,s)、6.2(
IH,dd)、8.8〜7.0(8H)、7.2 〜7
.55(41()。
元素分析値(C25H28N203Sとして):計算値
(%)  C,f19.10.H,!3.03:N、8
.45実測値(%)  C,89,41;H,8,22
:N、8.19実施例3 4.5−ビス−(4−メトキシフェニル)−2−(ピロ
ール−2−イル)チアゾール(参考例参照) 1.81
g(5ミリモル)、2−ブロモエチルエチルエーテル0
.92g(6ミリモル)、臭化テトラ−n−ブチルアン
モニウムO6leg(0,5ミリモル)をベンゼン20
J、50%水酸化ナトリウム水溶液2011Qの二層溶
液中、4時間還流した0次いで、水冷下に水、ベンゼン
を加えて振盪し、ベンゼン層を分取した。水洗後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥したのち、溶媒を減圧下に留去
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー〔展開溶媒;酢酸エチル:シクロヘキサン(1:2
0))に付し、次いで、n−ヘキサンから再結晶するこ
とにより、4.5−ビス−(4−メトキシフェニル)−
2−(1−(2−エトキシエチル)ピロール−2−イル
〕チアゾール0.98gを得た。(収率44%)融点:
 88.0〜71.0℃ NMR(CDGI:z  、δpp謬):1.15(3
H,t)、3.5(2H。
quartet) 、3.8〜3,9(8H) 、4.
7(2H,t) 、8.15(IH。
dd) 、8.13〜6.9(8H) 、7.2〜7.
55(4H)。
元素分析値(C25H28N203Sとして)二計算値
(%)  C,139,10:H,111,03:N、
8.45実測値(%)  C,89,21:H,8,0
0;N、8.49実施例4 ル」− 4,5−ビス−(トメトキシフェニル) −2−(ピロ
ール−2−イル)チアゾール(参考例参照) 2.19
g(6ミリモル)、カリウムtert−ブトキシド0.
71g(8,3ミリモル)を[1MFIOd中、室温で
1時間攪拌したのち、2−クロロエチルビニルエーテル
0.70g(8,6ミリモル)を加え、30分室温で攪
拌した0次いで、水、酢酸エチルを加え!IL、酢酸エ
チル層を分取した。水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥したのち、溶媒を減圧下に留去した。残液をシリカゲ
ルカラムクロマトグチフィー〔展開溶媒;シクロへ私サ
ン:酢酸エチル(20:1))に付し、次いでn−へキ
サンから再結晶し、4.5−ビス−(4−メトキシフェ
ニル)−2−(1−(2−ヒニロキシエチル)ピロール
−2−イル〕チアゾール1.38gを得た。(収率83
%) 融点: 81.5〜84.5℃ NMR(CDG!i 、δppm)=3.8(8H)、
3.95〜4.3(4H)、4.75(2H,t) 、
13.15(IH,dd) 、8.4(IH,dd) 
、13.85〜8.9(IIIH) 、7.2〜7.5
5(4H)。
元素分析値(C25H2,N203Sとして):計算値
(%)  C,89,42:H,5,59;N、8.4
8実測値(%)  C,89,40,H,5,42:N
、8.130実施例5 45−ビス−4−メ キシ  ニル−2−1−2−エル
ニー 4.5−ビス−(4−メトキシフェニル)−2−(ピロ
ール−2−イル)チアゾール(参考側参照) 1.81
g(5ミリモル)、2−ブロモエチルエチルスルフィF
 1.01g(6ミリモル)、臭化テトラ−n−ブチル
アンモニウム0.18g(0,5ミリモル)をベンゼン
20−、50%水酸化ナトリウム水溶液20−の二層溶
液中、4時間量流した0次いで、氷冷下に水、ベンゼン
を加えて振盪し、ベンゼン層を分取した。水洗後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥したのち、溶媒を減圧下に留去
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー〔展開溶媒;酢酸エチル:シクロヘキサン(1:2
0))に付し、油状の4.5−ビス−(4−メトキシフ
ェニル)−2−(1−(2−エチルチオエチル)ピロー
ル−2−イルフチアゾール2.01gを得た。
(収率8B%) NMR((OC93,5ppm):1.I(3H,t)
、2.45(2H。
quartet) 、3.0(2H,dd)、3.8(
8H)、4.85(2H,dd) 。
El−15(IH,dd) 、6.8〜13.9(8)
1)、7.2〜7.55(4)1)。
元素分析値(C25H26N202S2として):計算
値(%)  C,8B、133;H,5,82:N、8
.22実測値(%)  C,$8.51:H,1,78
:N、8.21実施例6 L二 2−ブロモエチルエチルスルフィドのかわりに3−ブロ
モプロピルエチルエーテル1.oog(6ミ1ノモル)
を用いた他は実施例5と同様にして、油状の4.5−ビ
ス(4−メトキシフェニル)−2−(1−(3−エトキ
シプロピル)ピロール−2−イルフチアゾール0゜50
gを得た。(収率22%) NMR(CDCQ3 、δpp■)=1.2(314,
t)、2.Q〜2.35(2H) 、3.4〜3.8(
4H) 、3−85(8)1) 、4.85(2H,t
) 、8.2(IH,dd)、8.85〜B、95(8
)1) 、7.2〜7.8(48)。
元素分析値(C26H28N203Sとして):計算値
(%”)  C,139,81;H,8,29:N、8
−25実測値(%)  C,69,41:H,8,28
;N、8.17実施例7 製剤例(錠剤) 1錠中に増動成分として4.5−ビス−(4−メトキシ
フェニル)−2−(1−(2−エトキシエチル)ピロー
ル−2−イルフチアゾール(実施例3の化合物)2■g
を含む圧縮錠剤を以下の処方により調製した。
〔処 方〕
量 実施例3の化合物 ・・・・・・・・     40結
晶セルロース ・・・・・・・・   1580乳糖 
            1600カルボキシメチル セルロース カルシウム・φ    120タルク  
            40ステアリン酸 マグネシウム・・・φ・・     20上記の各成分
を均一に混合し、常法に従って1錠170■gとなるよ
うに打錠した。
実施例8 製剤例(散剤〕 1g中に有効成分として4.5−ビス−(4−メトキシ
フェニル)−2−(1−(2−ビニロキシエチル)ピロ
ール−2−イルフチアゾール(実施例4の化合物)2m
gを含む散剤を以下の処方により調製した。
〔処 方〕
実施例4の化合物 ・・・・・・・・      2乳
糖              598でんぷん   
         400E記の各成分を十分混合して
均一な粉末とした。
実施例9 製剤例(散剤) 1g中に有効成分として4,5−ビス−(4−メトキシ
フェニル)−2−(1−(2−エチルチオエチル)ピロ
ーIt/−2−イル)チアゾール(実施例5の化合物)
2■gを含む散剤を以下の処方により調製した。
〔処 方〕
分                   (実施例5
の化合物 ・・・・・・・・      2乳糖   
           300結晶セルロース 寺争・
11o・・    400でんぷん         
   298上記の各成分を十分混合して均一な粉末と
した。
実施例10 製剤例(硬カプセル剤) 1カプセル中に有効成分として4,5−ビス−(4−メ
トキシフェニル)−2−(1−(2−エトキシエチル)
ピロール−2−イルフチアゾール(実施例3の化合物)
2■gを含む硬カプセル剤を以下の処方により調製した
〔処 方〕
実流側3の化合物 ・・・・・・・・     4゜結
晶セルロース ・・・・・・・・    880乳糖 
            2000タルク      
         60ステアリン酸 マクネシウム・・・・・・     20上記の各成分
を十分混合して均一な粉末とし、これを150■gずつ
3号硬カプセルに充填した。
実施例11 製剤例(軟カプセル剤) 1カプセル中に有効成分として4.5−ビス−(4−メ
・トキシフェニル)−2−(1−(2−エトキシエチル
)ピロール−2−イルフチアゾール(実施例3の化合物
)2■gを含む軟カプセル剤を以下の処方により調製し
た。
〔処 方(1)〕 実流側3の化合物 ・・・・・・・・     40コ
ーン油           1960〔処 方(2)
〕 ゼラチン           2000グリセリン 
         660パラオキシ 安息香酸メチル ・・・・・・      4パラオキ
シ 安息香酸プロピル・・・・・・      1精製水 
           1600処方(1)により実施
例3の化合物をコーン油に溶解し、次い!、これを処方
(2)によって調製したゼラチジ皮膜で包み軟カプセル
剤を得た。
実施例12 製剤例(軟カプセル剤) 実施例11において実施例3の化合物のかわりに実施例
6の化合物(4,5−ビス(4−メトキシフェニル)−
2−(1−(3−エトキシプロピル)ピロール−2−イ
ルフチアゾール)を用いるほかは同様にして、1カプセ
ル中に有効成分として実施例6の化合物2mgを含む軟
カプセル剤を調製した。
手続補正書(自船 1.事件の表示 昭和Bθ年特許願第40802号 2、発明の名称 新規なジフェニルピロリルチアゾール誘導体、その製造
法およびそれを有効成分とする医薬組成物 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所 東京都墨田区墨田五丁目17番4号〒534  
大阪市部島区友淵町1丁目 5番90号鐘紡株式会社特
許部 電話(08) 921−1251 4、補正命令の日付 5、補正により増加する発明の数  なし6、補正の対
象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 明細書環28頁2行目と3行目の間に「 なお、−ヒ記
油状物を室温に放置し、得られた結晶をn−へキサンか
ら再結晶することにより標記化合物を結晶として得た。
融点:88.O〜71.0℃ 1を挿入する。
以上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aは酸素原子またはイオウ原子を表わし、Rは
    低級アルキル基または低級アルケニル基を表わす、nは
    1、2または3であ る。) で示されるジフエニルピロリルチアゾール誘導体。
  2. (2)下式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物と 下式 X(CH_2)nAR (式中、Xはハロゲン原子を表わし、Aは酸素原子また
    はイオウ原子を表わし、Rは低級アルキル基または低級
    アルケニル基を表わ す、nは1、2または3である。) で示される化合物とを反応させることを特徴とする 下式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、A、Rおよびnは前記に同じ。) で示されるジフエニルピロリルチアゾール誘導体の製造
    法。
  3. (3)下式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aは酸素原子またはイオウ原子を表わし、Rは
    低級アルキル基または低級アルケニル基を表わす、nは
    1、2または3であ る。) で示されるジフエニルピロリルチアゾール誘導体を有効
    成分とする血小板凝集阻害剤。
JP4080285A 1984-04-19 1985-02-28 新規なジフエニルピロリルチアゾ−ル誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする医薬組成物 Pending JPS61200985A (ja)

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US06/722,322 US4659726A (en) 1984-04-19 1985-04-12 Novel 4,5-Bis (4-methoxyphenyl)-2-(pyrrol-2-yl) thiazoles and pharmaceutical composition containing the same
AT85104786T ATE40890T1 (de) 1984-04-19 1985-04-19 4,5-bis-(4-methoxyphenyl)-2-(pyrrol-2-yl)thiazole, verfahren zu ihrer herstellung und pharmazeutische zusammensetzungen die sie enthalten.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5643932A (en) * 1990-11-30 1997-07-01 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Superoxide radical inhibitor

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US5677319A (en) * 1990-11-30 1997-10-14 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Superoxide radical inhibitor
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USRE37556E1 (en) 1990-11-30 2002-02-19 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Superoxide radical inhibitor

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