JPS61200102A - 吸水性樹脂の製造法 - Google Patents

吸水性樹脂の製造法

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JPS61200102A
JPS61200102A JP4102785A JP4102785A JPS61200102A JP S61200102 A JPS61200102 A JP S61200102A JP 4102785 A JP4102785 A JP 4102785A JP 4102785 A JP4102785 A JP 4102785A JP S61200102 A JPS61200102 A JP S61200102A
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meth
acrylic acid
powder
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Kiichi Hosoda
喜一 細田
Seiichiro Sakimoto
咲本 征一郎
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸水性樹脂の製造法に関する。更に詳しく述
べるならば、本発明は、吸水性の改良された水性樹脂の
製造方法、特に短時間に多量の水を吸収することができ
、しかも吸水後の形状保持力に優れた吸水性樹脂を提供
することのできる方法に関する。
〔従来の技術〕
吸水性樹脂は、その吸水性や保水性を利用して、医療、
食品工業、農芸等の分野に近年広く用いられるようにな
ってきた。特に、生理用品、オムツなどの衛生材料に用
いられる場合は、単位当りの吸収量が大きいことが求め
られると同時に、吸収速度が速いことも求められている
。吸収量は樹脂の分子構造に依存し、吸収速度はその表
面積に依存すると考えられている。従って、同重量では
、粉末の径が細かいほど表面積が大きくなるので、吸水
速度も速くなると考えられる。例えば、特開昭57−1
67302では、界面活性剤の選択によって微細な粒子
(1〜40μ)を得ることで、吸水速度の改良を試みた
提案がなされている。しかし、親水性の高分子の場合、
微粒子は、所謂ままこ現象を起しやす(、そのため粒径
を細かくするだけでは必ずしも全体として速い吸水速度
は得られないことが多い。
また、特開昭59−8711によれば、油中水滴型の逆
相懸濁重合法により重合した、媒体の分離前にあるスラ
リーに、実質的に水に不)容な、粒子径100μ以下の
無機物質の粉末を添加し、平均粒子径が5〜50μと非
常に小さい懸濁粒子を、添加した無機粉末により、0.
1〜31IIの粒子に凝集させて、濾過等の通常の方法
による有機媒体と凝集粒子との分離を容易にする方法が
提案されている。
しかし、−成粒子が比較的密に粘着している凝集粒子が
生成するためか、得られる樹脂の吸水速度は十分速いと
はいい難い。さらに、粒径の小さい吸水性樹脂が水を吸
収した場合、ペースト状となり、ゲルの流動性が生じた
り、感触が好ましくなかったり、吸水状態の形状保持力
が小さかったりして、衛生材料として不向きな点がある
のが通例である。
つまり、粒径が大きく、一般に嵩密度が0.6以上の吸
水性樹脂は、吸水後の形状保持力は大きいが、吸水速度
はおそく、粒径の小さい、嵩密度0.6以下の、表面積
の大きな吸水性樹脂は、吸水速度は大きいが、吸水後の
形状保持力が小さく、ペースト状になる傾向が強いので
ある。
〔発明が解決しようとする問題点] 本発明は、上記の如き従来技術における問題点を解決し
ようとするものである。
本発明者らは、これらの問題点を解消するべく鋭意検討
した結果、(メタ)アクリル酸および/また(メタ)ア
クリル酸アルカリ金属塩を、親油性界面活性剤を脂肪族
炭化水素溶媒中に懸濁させ、逆相懸濁重合するに際し、
重合を低温で開始するとともに、所定の重合率になるま
で重合の系を低温に保持することにより、吸水速度が改
良され、吸水後の形状保持性に優れた吸水性樹脂が得ら
れることを見出し、本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、即ち、(メタ)アクリル酸および/ま
たは(メタ)アクリル酸アルカリ金属塩を・親油性界面
活性剤を含有する脂肪族炭化水素溶媒中に懸濁させ、油
中水滴型の逆相)調温重合に付して吸水性樹脂を製造す
る方法が提供されるのであって、この方法は、0〜20
°Cの温度において重合を開始させ、この重合の系を前
記(メタ)アクリル酸および/または(メタ)アクリル
酸アルカリ金属塩の重合率が少くとも30%に達するま
で前記温度に保持することを特徴とする。
本発明の方法により得られる吸水性樹脂が、大きい吸水
速度と吸水後における優れた形状保持力を有する理由に
ついては、今のところ明確ではない。しかし、生成した
吸水性樹脂の電子顕微鏡による観察および油中水滴型の
逆相懸濁重合中の凝集粒子の生成状況等からみて、以下
のように推測される。即ち、親油性界面活性剤を含有す
る脂肪族炭化水素溶媒中で油中水滴型の逆相懸濁重合を
実施するわけであるが、0〜20“Cの低温では親油性
界面活性剤は脂肪族炭化水素溶媒に対する溶解度が低い
ので、一部溶解、一部微粉の懸濁状態で系内にあり、重
合の開始とともに生成してくるl〜40μの微細な粒子
はただちにお互いにゆるく粘着し、そのままの状態で重
合が進行するのであろう。
一般に、懸濁重合に於いて、懸濁状態が不安定で、系が
凝集する場合は、重合水滴相はもら状に大きく密にかた
まるのが通例である。しかし、本発明の場合には、重合
の開始とともに微細粒子が1〜3龍程に凝集しはじめ、
凝集粒子は溶媒中に分散している親油性界面活性剤のた
め、またモノマーの重合率が少くとも30%に達してい
るため、それ以上の大きなかたまりに生長することもな
く、また凝集粒子も微細粒子がゆるく粘着している状態
の、空隙率の大きな多孔体が得られる。しかして、本発
明では、これを顆粒状態の粒子と呼ぶ。
モノマーの重合率が30%以下の状態で20℃以上に昇
温させると、凝集体はもち状に大きくかたまる。また、
微細粒子どうしの粘着結合状態は、乾燥吸水性樹脂を吸
水させた場合、もとの微細粒子にバラバラにわかれるこ
となく、空隙粒子体全体が大きくふくらんでいくことが
出来る程度に強く粘着結合していることが観察される。
また、20°Cで重合を開始した場合には、重合速度が
大きいためか、微細粒子の凝集体は、生成する場合でも
、吸水したときにバラバラの微細粒子にもどってしまう
。つまり、結合状態が弱いと、吸水時に顆粒状態からバ
ラバラの微細粒子にもどってしまい、ベースト状になり
、形状保持はできない。また、微細粒子どうしが密に、
強く結合していると、吸水後の形状保持状態は良好であ
るが、空隙率が小さいために、吸水速度は小さくなる。
更に、40°C以上の温度で重合を開始する場合には、
安定な懸濁系において微細粒子の凝集体を得ることはで
きない。
吸水時に顆粒状態よりバラバラの微細粒子にもどらない
強さに結合している状態にするためには、単量体の変化
率が60%以下の状態で微細粒子を合着させ、合着後そ
のままの状態で重合させる必要があり、また吸水速度を
充分なものとするためには、空隙率及び表面積が大きい
こと、つまり嵩密度にして0.6以下にする必要がある
。そして、そのような吸水性樹脂は、油中水滴型の逆相
Q iJ3重合を、親油性界面活性剤を含有する脂肪族
炭化水素溶媒中、0〜20℃の低温で重合を開始し、重
合の開始とともに生成してくる懸濁粒子の顆粒状凝集ス
ラリーを、モノマーの重合率が少くとも30%になるま
で、0〜20’Cで重合し、重合の完了後顆粒状凝集ス
ラリーを乾燥させることにより、容易に得られるのであ
る。
油中水滴型の逆相懸濁重合法は、特公昭34−1064
4に開示されている。
一般に、親油性界面活性剤を含有する脂肪族炭化水素溶
媒中において油中水滴型の逆相懸濁重合を40〜80°
Cで実施する場合は、懸濁重合系は安定なので、重合微
細粒子は凝集することなく、1〜40μ程度の範囲で得
られる。これら微細粒子をさらに凝集させるためには、
特開昭59−8711の例のように、無機物質粉末の添
加等の別の操作が必要とされる。本発明の方法では、0
〜20℃での重合開始が、準安定懸濁重合状態で行われ
るので、何ら特別な操作を加えることなく、重合の開始
とともに微細重合粒子の0.1〜5鰭のゆるい多孔性凝
集が生起する。この凝集状態は、重合率が少くとも30
%になるまで、0〜20℃の温度において、重合が続け
られるならば、粒子が更に大きく凝集することなく、維
持される。そして、この凝集粒子を多孔性を損うことな
く乾燥させれば、吸水速度が大きく、吸水後の形状保持
性に優れた吸水性樹脂が得られる。微細重合粒子の0.
1〜5m銀のゆるい多孔性凝集体を、多孔性を出来るだ
けそこなうことなく乾燥する方法としては、懸濁重合後
、凝集体が含有している水分を、系中の溶媒ともども留
去乾燥させる方法、水分の一部を溶媒との共沸により留
去し、水分の一部が留去された凝集体を濾取し、しかる
のち乾燥する方法、凝集体を溶媒より濾別濾取後乾燥す
る等の方法をとり得るが、その際乾燥後の粉体の嵩密度
が0.6以下になるように乾燥することが大切であり、
乾燥中に水の薄光とともに粉体が圧着、多孔性がつぶれ
るような状態をさけることが肝要である。
0〜20℃の温度における重合後、必要ならば、通常の
条件下に更に重合を続けてもよい。この重合は、例えば
、20〜70°Cの温度において1〜3時間行うのがよ
い。
本発明に用いられる界面活性剤としては肝B3〜6の非
イオン性の界面活性剤が適しており、ソルビタン脂肪酸
エステル、特にソルビタンモノステアレートが好ましい
。使用量は、モノマー水溶液に対して好ましくは、0.
1〜20重量%、更に好ましくは0.5〜10重量%で
ある。0.1%以下では分散は安定せず、20%以上で
は吸水性樹脂の経済性が低下し、工業的にみて不適当で
ある。
重合時のモノマー水溶液の濃度は10〜45重世%であ
り、45重量%は室温におけるアクリル酸ナトリウムの
飽和濃度である。10%以下では多量の水を反応終了後
に除去して樹脂を回収しなければならず、工業的にみて
適当ではない。
分散媒として用いられる有機溶媒としては、脂肪族炭化
水素が適しており、好ましくは沸点40〜120”Cの
脂肪族炭化水素、特にヘキサン、シクロヘキサン、ヘプ
タン等がある。特に、ヘプタンは水と沸点が近く、共沸
奈溜によって水を除去する場合に適している。
架橋剤は、重合性不飽和結合を有する橋かけ剤で、共重
合と同時に架橋反応を起こさせてもよく、例えば、ジア
リルフタレート、ジアリルマレエート、ジアリルテレフ
タレート、トリアリルンアヌレート等のポリアリル化合
物、ジビニルヘンゼン、N 、 N−メチレンビスアク
リルアミド、エチレングリコールジアクリレート、エチ
レングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコー
ルジメタクリレー+−、グリセリンジメタクリレート等
のビニル化合物などが挙げられる。また、グリシジル基
の様なカルボン酸との反応性を有する化合物、例えば、
グリセリンジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル等を用いることも可能である
橋かけ剤を用いる場合、その使用量は、種類によっても
異なるが、(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸
塩類七ツマ−の総量に対して0.0001〜10モル%
の範囲であり、好ましくは0.001〜5モル%の範囲
である。
重合開始剤としては、一般に知られているラジカル重合
開始剤を使用することができる。例えば、過酸化水素、
過硫酸塩、セリウム塩、ベンゾイルパーオキサイド、ラ
ウロイルパーオキザイト等の有機過酸化物等が挙げられ
る。また、還元剤である亜硫酸塩、ハイポ等と組合せた
レドックス系、有機過酸化物とアミンとのレドックス系
等が特に好ましい。
重合の開始温度は、モノマー水溶液の氷点以上であれば
原理的には可能であるが、反応時間等からみて実際的に
は0”C以上であるのが好ましい。
一方、20°C以上では得られる粉末が微粒化し、微細
粒子の凝集体が得られないので、目的を達し得ない。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれによってなんら限定されるものではない。実
施例中の吸水率は、6 cm X 16.5c+iの大
きさのティッシュペーパー2枚の間に0.3 gの吸水
性樹脂を均一に挿み、これを人工尿C純水97.09%
、尿素1.94%、NaC(! 0.85%、Mg5o
4 ・711.00.11 %、CaCj! 20.0
6%(重量%)〕に浸し、所定時間(A:1分、B:1
0分)後に取り出して、その重量増加分を吸収量とした
く吸水率−吸収量10.3g)。
実施例1 あらかじめ蒸溜精製したアクリル酸324.3gに水2
55、7gを加え、冷却下に30%水酸化ナトリウム4
20gを加えて中和した。これにメチレンビスアクリル
アミド0.35F、を加え、溶解した。系内を窒素置換
した還流冷却器付きの31フラスコに、n −ヘプタン
1000 gとソルビタンモノステアレート5gを入れ
、30°Cに加温し、溶解させた後、前記千ツマー水溶
液を攪拌下に加えて懸濁させた。再び系内を窒素で充分
置換した後、冷却して系を10゛Cとした。保温材でフ
ラスコを包み、断熱すると共に、28.8%チオ硫酸ソ
ーダl Om!!及び5.4%過硫酸ソーダlomff
を加え、重合を開始した。
重合の開始とともに粉末状に重合系が凝集し始め、その
ままのスラリー状で重合した。重合温度の推移は、0−
20℃ 30分、20−40℃ 15分、40−62”
C15分を要した。62〜55°Cでさらに1時間重合
した。20℃に達したとき、サンプリングした。
反応率は45%であった。その後、フラスコ中の水およ
びn−へブタンを攪拌しながら蒸発乾固して、380g
の顆粒状ポリマー粉末を得た。
この粉末をコーヒーミルにてかるく粉砕し、ふるい分け
し、30メソシユバス、100メソシユオンの顆粒状ポ
リマー粉末348gを得た。本粉末の嵩密度は0.46
 g / rnβであった。本粉末1gを200m6ビ
ーカーに入れ、水道水100mnを加えると、直ちに白
いザラメ状に吸水し、見かけ体積も10%程度増加した
。これは吸水性樹脂粉末が、吸水後も形状保持性が良好
で、−粒ごとに白いザラメ状になるためであり、見掛け
の体積増加は吸水後の各粒子の間?、こ、空隙が生じた
ことによる。
人工尿による吸収率は表1のとおりであり、吸水速度は
吸収率の1分間値より十分に大きいことがわかる。
実施例2 あらかじめ7溜精製したアクリル酸162.15gに水
112.85gを加え、冷却下に30%水酸化すトリウ
ム水?容’l(1210g、を加えて中和した。これに
グリセリンジグリシジルエーテル る。系内を窒素置換した還流冷却器付きの31フラスコ
にn−ヘキサン1000gとソルビタンモノステアレー
ト5gを入れ、30℃で溶解させた後、前記七ツマー水
溶液を攪拌下に加えて懸濁させた。
再び系内を窒素で充分置換した後、冷却して系を5°C
とした。保温材でフラスコを包み、断熱すると共に過硫
酸アンモニウムの5、1%水溶液5m7!及び亜硫酸ソ
ーダの8.5%水溶液5m6を加え、実施例1と同様に
2時間重合させた。20℃になるのに45分間を要し、
そのときの重合率は35%であった。その後、実施例1
と同様にf全乾固し、170gの顆粒状ポリマー粉末を
得た。粉砕し、ふるい分けして、30メツシユパス、1
00メソシユオンの粉末の嵩密度は0.43g/mlで
あった。
本粉末1gを200mffビーカーに入れ、実施例1と
同様に、lQQrnt’の水道水を吸水させた。ままこ
にならずに直ちに白いザラメ状に吸水し、見掛けの体積
は108〜110ml程度に増加した。
人工尿による吸収率は、表1のとおりである。
実施例3 99、8%粗製アクリル酸216gに水504gを加え
、冷却下に30%水酸化すl− IJウム水溶液280
gを加えて中和した。これに、メチレンビスアクリルア
ミド0.07gを加えて溶解する。系内を窒素置換した
還流冷却器付きの31フラスコに、n−へブタン100
0 gとソルビタンモノオレエートを10g入れ、30
℃で溶解させた後、前記モノマー水溶液を攪拌下に加え
てQiさせた。再び系内を窒素で充分置換したのち冷却
して系を10℃とし、保温材でフラスコを包み、断熱す
ると共に、19.2%チオ硫酸ソーダlQmff及び3
.6%過硫酸ソーダ10mlを加え、攪拌下に3時間重
合させた。20℃になるのに35分を要し、そのときの
重合率ば42%であった。その後、90℃に昇温し、共
沸にて300mRの水を除去した後濾別し、120℃で
真空乾燥し、実施例1と同様の処理をして、30メソシ
ユ〜100メツシユの顆粒状粉末330gを得た。
本粉末の嵩密度は0.40 g / m!であり、本粉
末1gに100mAの水道水を吸水させた後の形状は、
白いザラメ状で形状保持性は良好であり、見掛は体積は
115m/程度に増加した。吸水速度は表1の1分値吸
水率よりわかるとおり、良好であった。
実施例4 あらかじめ7溜精製したメタアクリル酸344.4gに
水286.2gを加え、冷却下に30%水酸化ナトリウ
ム373gを加えて中和した。これにメチレンビスアク
リルアミド0.31gを加え、溶解した。系内を窒素置
換した還流冷却器付きの3℃フラスコに、n−へブタン
1000 gとソルビタンモノステアレート5gを入れ
、30℃に加温し、溶解させた後、前記七ツマー水溶液
を攪拌下に加えて懸濁させた。
再び系内を窒素で充分置換した後、冷却して系を10℃
とした。保温材でフラスコを包み、断熱すると共に、2
5.6%チオ硫酸ソーダl Omj!及び4、8%過硫
酸ソーダ10mlを加え、重合を開始した。重合の開始
とともに粉末状に重合系が凝集し始め、そのままのスラ
リー状で重合した。重合温度の推移は、0−20°C 
 40分、20−40°C  20分、40−55℃ 
20分を要した。55〜45°Cでさらに1時間重合し
た。20゛Cに達したとき、サンプリングした。反応率
は36%であった。その後、フラスコ中の水およびn−
へブタンを攪拌しながら蒸発乾固して、390gの顆粒
状ポリマー粉末を得た。
この粉末をコーヒーミルにてかるく粉砕し、ふるい分け
し、30メツシユパス、100メソシユオンの顆粒状ポ
リマー粉末350gを得た。本粉末の嵩密度は0.46
g/meであった。本粉末1gを200mnビーカーに
入れ、水道水100mlを加えると、直ちに白いザラメ
状に吸水し、見かけ体積も10%程度増加した。これは
吸水性樹脂粉末が、吸水後も形状保持性が良好で、−粒
ごとに白いザラメ状になるためであり、見掛けの体積増
加は吸水後の各粒子の間に、空隙が生じたことによる。
人工尿による吸収率は表1のとおりであり、吸水速度は
吸収率の1分間値より十分に大きいことがわかる。
比(咬例1 10°Cで重合するかわりに60°Cの水浴で1時間重
合する以外は実施例1と全く同様の処方で重合を行った
結果、凝集物のまったく生成しない、微細な安定スラリ
ー状で重合は完結し、微粉末状のポリマーを得た。本微
粉末のうち30メソシユバス100メソシユオンにふる
い分けた粉末(見掛は密度0.45g/mりIgを20
0mNのビーカーに入れ、水道水100m1を加え、吸
水させた。よく攪拌したにもかかわらず、ビーカーの底
にはままこが掻く少量ではあるが生じ、吸水後の樹脂も
半透明のペースト状であり、ビーカーをかたむけると、
流動性があった。見掛は体積は100m4程度で、増加
はなかった。
吸水速度は、表1の1分間吸収率かられかるとおり、不
十分であった。
比較例2 未精製のアクリル酸を用い、実施例3と同様の処方で反
応液を調製し、70℃の水溶液中で3時間重合を行った
結果、微粉末状のポリマーを得た。
本微粉末よりのふるい分は粉末(30〜100メソシユ
)の嵩密度は、0.46g/mEであり、ふるい分は粉
体1gに、実施例1と同様に200mNビーカー中でL
oom 1の水道水を吸水させた。ビーカーの底には少
量のままこが生じ、半透明ペースト状の吸水樹脂100
mIlが生じ、ビーカーをかたむけると流動性があった
。人工尿による吸水速度は表1かられかるとおり不十分
であった。
比較例3 粗製アクリル酸162.2gに水113gを加え、冷却
下に30%水酸化ナトリウム210gを加え、中和した
窒素導入管、排出管及び温度計付きの11フラスコに前
記モノマー水溶液を仕込み、冷却して系を5℃とした。
保温材でフラスコを包み、断熱するとともに、過硫酸ア
ンモニウムの5.1%水溶液5ml及び亜硫酸ソーダの
8.5%水溶液5 m lを加え、窒素バブルでよく攪
拌するとともに、系内を窒素で充分置換し、5時間静置
して断熱重合した。
重合後生成ゲルの内100gをミンサーにより径51I
I程度のヒモ状にし、55%メタノール水溶液11中に
)懸濁させ、グリセリンジグリシジルエーテル0.03
gを加え、1時間攪拌後、溶剤を蒸発乾固し、120°
Cで真空乾燥した。得られた固結体を粉砕し、ふるい分
けして、30〜100メソシユの粉体を得た。
木粉体の嵩密度は0.8であり、吸水速度は表1かられ
かるとおり、不十分であった。
以下余白 表1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、(メタ)アクリル酸および/または(メタ)アクリ
    ル酸アルカリ金属塩を、親油性界面活性剤を含有する脂
    肪族炭化水素溶媒中に懸濁させ、油中水滴型の逆相懸濁
    重合に付して吸水性樹脂を製造するに当り、0〜20℃
    の温度において重合を開始させ、この重合の系を前記(
    メタ)アクリル酸および/または(メタ)アクリル酸ア
    ルカリ金属塩の重合率が少くとも30%に達するまで前
    記温度に保持することを特徴とする方法。
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