JPS63297408A - 改良された高吸水性樹脂の製造方法 - Google Patents

改良された高吸水性樹脂の製造方法

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JPS63297408A
JPS63297408A JP13139487A JP13139487A JPS63297408A JP S63297408 A JPS63297408 A JP S63297408A JP 13139487 A JP13139487 A JP 13139487A JP 13139487 A JP13139487 A JP 13139487A JP S63297408 A JPS63297408 A JP S63297408A
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JP
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acrylic acid
monomer
aqueous solution
polymer
meth
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JP13139487A
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Yoshitane Chiba
千葉 慶胤
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Toho Chemical Industry Co Ltd
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Toho Chemical Industry Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F20/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride, ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F20/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms, Derivatives thereof
    • C08F20/04Acids, Metal salts or ammonium salts thereof
    • C08F20/06Acrylic acid; Methacrylic acid; Metal salts or ammonium salts thereof

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、生理用ナプキン、紙おむつ等の衛生医療用品
に、土壌の保水剤、苗木の移植用保水剤等の農園芸分野
に、難燃化剤、結露防止剤、上水剤等の土木建築分野に
、その他脱水剤、消火剤、保香剤、凝固剤等いろいろな
分野に幅広い用途を持った特性の改良された高吸水性樹
脂の製造方法に関する。
[従来技術] 本発明に使用する逆相懸濁重合法の技術は、特公昭34
〜10644号公報にアクリルアミドポリマー及びアク
リルアミドコポリマーの製造法を中心に開示されており
、更にこの技術をベースにして幾多の高吸水性樹脂の製
造方法が知られている。
例えば、特開昭53−48389号公報は分散剤として
HLBが3〜6の界面活性剤を用)%且つ単量体濃度を
40%以上にして自己架橋方法、特開昭56−1316
08号公報は分散剤として、HLBが8〜12の界面活
性剤を用(X方法など力くある。
しかしながら1分散剤として界面活性剤を用し\ると、
得られる重含体である高吸水性樹BM&±微粉体になり
、即ち粒径が80μ以下、平均粒径力<20〜50μで
あるため、取扱It上種々の困難を伴う。
例えば、逆相懸濁重合に用ysf4溶媒力亀ら重合体の
分離が困難であり、又乾燥工程における粉塵対策を必要
とするという欠点を有する。
更に、高吸水性樹脂の微細な粒子力(水性液体と接触し
た場合、所謂継物現象で吸水速度力(著しく低下してし
まう、従ってこれらの問題点を解決するために、例えば
、特開昭57−158209号公報、特開昭57−15
8210号公報、特開昭57−74308号公報、特開
昭57−98512号公報などに界面活性剤の代わ1月
こ油溶性の高分子分散剤を用い1重合体として得られる
高吸水性樹脂の粒径な大きくする方法が開示されてし)
る。
これらの特許で使用されている高分子分散剤はセルロー
スエステル、セルロースエーテルである。
これらの方法で得られる高吸水性樹脂の粒径は数倍にな
るがまだ十分とはいえない。
[発明が解決しようとする問題点] 従って、本発明は粒子径の大きい重合体が得られ且つ高
吸水性であり、そして吸水速度が速ν1とν1つ優れた
性能を有する高吸水性樹脂が得られる製造方法を提供す
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は、逆相懸濁重合法により高吸水性樹脂を製造
するに当り、分散剤は特公昭34−10644号公報、
特開昭53−46389号公報などで既に公知であるH
LBが3〜6のソルビタン脂肪酸エステルを使用して、
アクリル酸単量体およびアクリル酸アルカリ金属塩単量
体に一定量のポリオキシエチレングリコールモバメタ)
アクリレートを共重合することによって、従来技術で(
ま微粉体状の重合体のみしか得られなかったが、本光明
では0.5〜2111Imの顆粒状の高吸水性樹脂が形
成されることの知見を得て本発明を完成するに至った。
即ち、本発明はアクリル酸単量体及びアクリル酸アルカ
リ金属塩単量体の水溶液な脂環族又は脂肪族炭化水素溶
媒中で水溶性ラジカル重合開始剤の存在下に、逆相懸濁
重合法により高吸水性樹脂を製造するに当り、 一般式 [但し、Rは水素原子又はメチル基を示し、nは2〜2
0の整数を示す、〕 で表されるポリオキシエチレングリコールモノ(メタ)
アクリレートの一種又は2種以上を共重合させることを
必須の条件として、重合体である高吸水性樹脂の製造方
法に関するものである。
本発明では高吸水性樹脂の主形成用単量体としてアクリ
ル酸単量体及びアクリル酸アルカリ金属塩単量体を使用
する。アクリル酸単量体の中和度は、50〜90モル%
、好ましくは65〜85モル%である。ポリオキシエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレートのポリオキシ
エチレン鎖の重合度、即ちnは2〜20の整数であり、
好ましく(13〜15の整数である。nが2に満たな)
sと本発明の目的である顆粒状重合体が得られず、微粉
体になってしまう、20を越えると顆粒状重合体力;得
られるものの吸水能力が低下してしまう。ボ1ノオキシ
エチレングリコールモバメタ)アクリレートのポリオキ
シエチレン鎖の重合度を変えたボーノオキシエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレートの2種以上を適度に
混合して用いることも出来る1重合体の主要部分になる
アクリル酸単量体およびアクリル酸アルカリ金属塩単量
体とポリオキシエチレングリコールモバメタ)アクリレ
ートのモル比が98:2〜70 : 30、好ましく番
ま97:3〜75 : 25である。ポリオキシエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレートが3モル%を割
ると重合体は微粉体となってしまし1.30モル%を越
えると高吸水性樹脂の本来の目的である吸水能の低下が
大きくなってしまう。アク1ノル酸単量体およびアクリ
ル酸アルカリ金属塩単量体とポリオキシエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレートの混合物の水溶液濃度は
40〜48重量%にすねのが好ましい。このような単量
体水溶液濃度で指環族又は脂肪族炭化水素溶媒中で逆相
懸濁重合すると特徴的に架橋された重合体が生成するこ
とは既に特開昭53−46389号公報に公知であり、
本発明はこの技術をそのまま応用できる。
本発明に使用される有機溶媒は、脂環族又は脂肪族炭化
水素の中から選ばれる。脂環族炭化水素はシクロペンタ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等が好まし
い。脂肪族炭化水素としてはn−ペンタン、n−ヘキサ
ン、n−へブタン等が好ましい。本発明の逆相懸濁重合
を行う際の上記有機溶媒の単量体水溶液に対する量は、
容量比で0.8〜5.0倍、好ましくは1.Q〜3.0
倍がよい。
界面活性剤はアクリル酸等の単量体水溶液を油中に分散
するために重要な要因であり、本発明では、分散剤とし
ての界面活性剤はHLBが3〜6のソルビタン脂肪酸エ
ステルが用いられる。このソルビタン脂肪酸エステルは
単量体の保護コロイドとしても作用するものである。
分散剤としては、具体的にはソルビタンモノパルミテー
ト、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレ
エート、ソルビタンセスキオレエート等が用いられる。
好ましくは常温で固体であるソルビタンモノパルミテー
ト、ソルビタンモノステアレートを用いるのが好都合で
ある。ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオ
レエートは常温で油状液体のため重合体表面に晴着して
分散剤に由来するべとつきが残る0分散剤は重合体であ
る高吸水性樹脂形成単量体に対して0.5〜15重量%
、好ましくは、1〜lO重量%の範囲で用いるのがよい
本発明の製造方法においては、重合開始剤は一般的に使
用されるラジカルを発生する水溶性の重合開始剤が用い
られる。具体的には過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウ
ム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩、過酸化水素、ベン
ゾイルパーオキサイド等の有機過酸化物から選ばれた1
種を重合開始剤として用いるが、2種以上の混合物とし
て用いてもよい。場合によっては、これらの重合開始剤
に還元剤、例えば亜硫酸水素ナトリウム、L−アスコル
ビン酸、第−硫酸鉄等と相合わせるレドックス系で重合
させることも出来る。重合開始剤の使用量は単量体に対
し0.01〜5.0重量%、好ましくは0.01〜3.
0重量%を用いるのがよい。重合開始剤は予め有機溶媒
中にその水溶液として分散させておくことも出来るが、
単量体水溶液中に溶解させておき、該単量体水溶液を連
続的に、分散剤を溶解した有機溶媒中に滴下して重合す
るのが好ましい。重合温度は10〜80℃、好ましくは
20〜60°Cで一時間〜6時間かけて重合するのが好
ましい。
本発明によって得られる顆粒状の重合体は52〜58%
重量%の含水したゲル体として、溶媒から50〜100
メツシユの金網を使って容易に分離出来る。含水ゲル体
に付着した溶媒を遠心分離機により除去したあと、減圧
乾燥器や流動乾燥器等を用いて乾燥し、使用目的によっ
てはそのままの形状で使用する事が出来る。又必要に応
じて粉砕や造粒処理を施したものを利用することも出来
る。
本発明によって得られる含水ゲル体は、−次粒子が適度
に二次凝集したものと考えられ、その凝集状態が適度で
あり、ポリオキシエチレングリコール(メタ)アクリレ
ートを共重合させることの大きな特徴の一つである。更
には吸水されて平衡状態にある含水樹脂においてもべた
つきが全く認められないことは、ポリオキシエチレング
リコール(メタ)アクリレートを共重合させることのも
う一つの大きなな特徴といえる。分離された溶媒は全く
透明であり含水率も0.01%と小さく、未反応単量体
は事実上はとんどなく、次の高吸水性樹脂生産用にその
まま繰返し使用することが可能である。
[発明の効果コ 本発明の高吸水性樹脂は、アクリル酸単量体およびアク
リル酸アルカリ金属塩単量体の重合物の分子内にポリオ
キシエチレン鎖が適度に分散された構造をとることが、
重合体の粒径を大きくすることとその重合体機能におけ
る効果に十分有効に寄与していると考えられる。即ち、
逆相懸濁重合においては効果的な粒子の二次凝集によっ
て、平均的に0.5〜2111程度に適度な二次凝集が
起きる。
この重合体を50〜150μに粉砕された粉体において
はポリオキシエチレン鎖が適度に吸水速度の調節効果を
持つためにいわゆる綿粉現象は、殆ど認められない、む
しろ綿粉現象を起さないために、吸水速度が非常に速く
なっている。
本発明による高吸水性樹脂は前記のような優れた吸水性
を持つことから、生理用ナプキンや紙おむつ、病人用シ
ーツ等の吸水性シートのように薄用紙などの2枚の紙で
サンドイッチした形の製品化に好適である。又土壌の保
水剤、苗木の移植用保水剤、止水剤、難燃化剤、結露防
−止剤、脱水剤、消火剤、保香剤、凝固剤等のいろいろ
な分野に幅広く利用出来る。
[実施例] 以下に本発明の実施例を示すが本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
実施例において吸水量および吸水速度は次の方法で測定
した。
■吸水量 高吸水性樹脂0.5gを不織布製の袋に精秤して封入し
た0次にこれを300m1の生理食塩水が入ったと一方
、−中に30分間浸積漬した後、試料を引き揚げ10分
間吊りさげ、水切りして計量した。一方、別に高吸水性
樹脂が入っていない不織布製の袋を同時に浸漬してブラ
ンクとした。ブランクを補正して、高吸水性樹脂1g当
りの重量に換算した値を吸水量とした。
■吸水速度 高吸水性樹脂0.5gを不織布製の袋に精秤して封入し
た0次にこれを300m1の生理食塩水が入ったビーカ
ー中に2分間浸漬した後、試料を引き揚げ2分間吊りさ
げ、水切りして計量した。一方、別に高吸水性樹脂が入
っていない不織布製の袋を同時に浸漬してブランクとし
た。ブランクを補正して、高吸水性樹脂1g当りの重量
に換算した値な吸水量とした。
(実施例 l) 攪拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび窒素ガス導入管
を付けたILの凹径フラスコにシクロヘキサン495 
g、分散剤ソルビタンモノパルミテート6.8g<東邦
化学工業製:商品名ツルポンS−40)とL−アスコル
ビン酸5%水溶液2.2gを仕込んだ後、窒素ガスを吹
き込んで溶存酸素を除−去し40℃まで昇温した。
一方で、別のフラスコ中で80%アクリル酸水溶液64
.5gを32%NaOH水溶液71.7gで中和してア
クリル酸の80モル%を中和した水溶液を得た。この単
量体水溶液にポリオキシエチレングリコールモノメタア
クリレート(n=4)20゜9gと過硫酸カリウム(K
 P S)0.42 g、脱イオン水39gを添加溶解
し、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を除去した。この単
量体水溶液中の単量体濃度は43重量%であった1次に
この単量体水溶液を、滴下ロートから上記凹径フラスコ
の溶媒中に30分で滴下した。更に40℃に3時間保持
して反応を完了した0反応終了後、攪拌を止めると重合
体は直ちに沈降分離し、上層に分離したシクロヘキサン
は完全に透明であった。シクロヘキサンをデカントした
あと100メツシユの金網上に重合体を移して溶媒を切
り、80℃で5時間減圧乾燥した。平均粒径が1mmの
顆粒状重合体を得た。その顆粒状重合体の一部をとり粒
径100〜150μに粉砕して吸水量、吸水速度測定用
試料とした。
(実施例 2) 攪拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび窒素ガス導入管
を付けたILの凹径フラスコにシクロヘキサン495 
g、分散剤ソルビタンモノパルミテート6.8g(東邦
化学工業製:商品名ツルポンS−40)とL−アスコル
ビン酸5%水溶液2.2gを仕込んだ後、窒素ガスを吹
き込んで溶存酸素を除去し40℃まで昇温した。
一方で、別のフラスコ中で80%アクリル酸水溶液74
.1gを32%NaOH水溶液82.3 gで中和して
アクリル酸の80モル%を中和した水溶液を得た。この
単量体水溶液にポリオキシエチレングリコールモノメタ
アクリレート(n=4)11.3gと過硫酸力!J ’
7ム(K P S)0.43 g、脱イオン水30gを
添加溶解し、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を除去した
。この単量体水溶液中の単量体濃度は43重量%であっ
た。次にこの単量体水溶液を、滴下ロートから上記凹径
フラスコの溶媒中に30分で滴下した。更に40’Cに
3時間保持して反応を完了した1反応終了後、攪拌を止
めると重合体は直ちに沈降分離し、上層に分離したシク
ロヘキサンは完全に透明であった。シクロヘキサンをデ
カントしたあと100メツシユの金網上に重合体を移し
て溶媒を切り、80℃で5時間減圧乾燥した。平均粒径
が0.7mmの顆粒状重合体を得た。その顆粒状重合体
の一部をとり粒径100〜150μに粉砕して吸水量、
吸水速度測定用試料とした。
(実施例 3) 攪拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび窒素ガス導入管
を付けたILの凹径フラスコにシクロヘキサン424g
、分散剤ソルビタンモノパルミテート6.8g(東邦化
学工業製:商品名ツルポンS−40)とL−アスコルビ
ン酸5%水溶液1.8gを仕込んだ後、窒素ガスを吹き
込んで溶存酸素を除去し45℃まで昇温した。
一方で、別のフラスコ中で80%アクリル酸水溶液60
.8gを32%NaOH水溶液67.5gで中和してア
クリル酸の80モル%を中和した水溶液を得た。この単
量体水溶液にポリオキシエチレングリコールモノメタア
クリレート(n=6)12゜4gと過硫酸アンモニウム
(A P S)0.38 g、脱イオン水27gを添加
溶解し、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を除去した。こ
の単量体水溶液中の単量体濃度は43重量%であった0
次にこの単量体水溶液を、滴下ロートから上記凹径フラ
スコの溶媒中に30分で滴下した。更に45℃に3時間
保持して反応を完了した1反応終了後、攪拌を止めると
重合体は直ちに沈降分離し、上層に分離したシクロヘキ
サンは完全に透明であった。シクロヘキサンをデカント
したあと100メツシユの金網上に重合体を移して溶媒
を切り、80℃で5時間減圧乾燥した。平均粒径が0.
7mmの顆粒状重合体を得た。その顆粒状重合体の一部
をとり粒径100〜150μに粉砕して吸水量、吸水速
度測定用試料とした。
(実施例 4) 攪拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび窒素ガス導入管
を付けたILの凹径フラスコにシクロヘキサン495g
、分散剤ソルビタンモノパルミテート6.8g(東邦化
学工業製:商品名ツルポンS−40)とL−アスコルビ
ン酸5%水溶液2.2gを仕込んだ後、窒素ガスを吹き
込んで溶存酸素を除去し40℃まで昇温した。
一方で、別のフラスコ中で80%アクリル酸水溶液65
.4 gを32%NaOH水溶液72.6 gで中和し
てアクリル酸の80モル%を中和した水溶液を得た。こ
の単量体水溶液にポリオキシエチレングリコールモノア
クリレート(n+1)20.9gと過硫酸カリウム(K
 P S)0.43 g、脱イオン水38gを添加溶解
し、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を除去した。この単
量体水溶液中の単量体濃度は43重量%であった0次に
この単量体水溶液を、滴下ロートから上記凹径フラスコ
の溶媒中に30分で滴下した。更に45℃に3時間保持
して反応を完了した0反応終了後、攪拌を止めると重合
体は直ちに沈降分離し、上層に分離したシクロヘキサン
は完全に透明であった。シクロヘキサンをデカントした
あと100メツシユの金網上に重合体を移して溶媒を切
り、80’Cで5時間減圧乾燥した。平均粒径が0.7
mmの顆粒状重合体を得た。その顆粒状重合体の一部を
とり粒径100〜150μに粉砕して吸水量、吸水速度
測定用試料とした。
(実施例 5) 分散剤にソルビタンモノステアレート6.8g(東邦化
学工業製、ツルポンS−5O)とした以外は実施例1と
同様にして高吸水性樹脂を製造した。
平均粒径が1mmの顆粒状重合体を得た。その顆粒状重
合体の一部をとり、粒径100〜150μに粉砕して吸
水量、吸水速度測定用試料とした。
(比較例 1) 攪拌機、還流冷却器、滴下ロートおよび窒素ガス導入管
を付けたILの凹径フラスコにシクロヘキサン521g
、分散剤ソルビタンモノパルミテー)、7.2g(東邦
化学工業製:商品名ツルポンS−40)とL−アスコル
ビン酸5%水溶液2.2gを仕込んだ後、窒素ガスを吹
き込んで溶存酸素を除去し40℃まで昇温した。
一方で、別のフラスコ中で80%アクリル酸水溶液90
.1gを32%NaOH水溶液100gで゛中和してア
クリル酸の80モル%を中和した水溶液を得た。この単
量体水溶液に過硫酸カリウム(KPS)0.45g、脱
イオン水legを添加溶解し、窒素ガスを吹き込んで溶
存酸素を除去した。
この単量体水溶液中の単量体濃度は43重量%であった
0次にこの単量体水溶液を(滴下ロートから上記凹径フ
ラスコの溶媒中に30分で滴下した。
更に40℃に3時間保持して反応を完了した。反応終了
後、攪拌を止めても重合体の沈降分離が遅いため、溶媒
シクロヘキサンの大部分は凹径フラスコ中で減圧除去し
た後、トレーに移して、80℃で5時間減圧乾燥した。
平均粒径が0.05mmの粉体であった。
(比較例 2) 分散剤にソルビタンモノステアレート7.2g(東邦化
学工業製、ツルポンS−60)とした以外は比較例1と
同様にして高吸水性樹脂を製造した。
反応終了後攪拌を止めても重合体の沈降分離が遅いため
、溶媒シクロヘキサンの大部分は凹径フラスコ中で減圧
除去した後、トレーに移して、80℃で5時間減圧乾燥
した。平均粒径が0.05mmの粉体であった。
実施例1〜6及び比較例1〜2で得られた高吸水性樹脂
の性能を表1に示した0表1から明らかなように1本発
明の製造方法によれば、吸水量が大きく且つ吸水速度が
速い高吸水性樹脂が得られることが判る。
又実施例1〜6の高吸水性樹脂の粒径は0.5〜2mm
であるため、用途によってはそのまま利用出来るし、更
に目的に応じて、粉砕又は造粒して利用する事が出来る

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アクリル酸単量体およびアクリル酸アルカリ金属
    塩単量体の水溶液を脂環族又は脂肪族炭化水素溶媒中で
    親油性界面活性剤を共存させ、水溶性ラジカル重合開始
    剤の存在下に、逆相懸濁重合せしめる際に 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [但し、Rは水素原子又はメチル基を示し、nは2〜2
    0の整数を示す。] で表されるポリオキシエチレングリコールモノ(メタ)
    アクリレートの一種又は2種以上を共重合させることを
    必須の条件とする高吸水性樹脂の製造方法。
  2. (2)アクリル酸単量体およびアクリル酸アルカリ金属
    塩単量体とポリオキシエチレングリコールモノ(メタ)
    アクリレートの1種又は2種以上を共重合させるにあた
    り、そのモル比が98:2〜70:30である特許請求
    の範囲第1項記載の高吸水性樹脂の製造方法。
JP13139487A 1987-05-29 1987-05-29 改良された高吸水性樹脂の製造方法 Pending JPS63297408A (ja)

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