JPS6119764A - 靭性のすぐれた2相ステンレス鋼 - Google Patents
靭性のすぐれた2相ステンレス鋼Info
- Publication number
- JPS6119764A JPS6119764A JP59139074A JP13907484A JPS6119764A JP S6119764 A JPS6119764 A JP S6119764A JP 59139074 A JP59139074 A JP 59139074A JP 13907484 A JP13907484 A JP 13907484A JP S6119764 A JPS6119764 A JP S6119764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toughness
- stainless steel
- phase stainless
- steel
- exceeds
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
靭性のすぐれた2相ステンレス鋼に関してこの明細書で
述べる技術内容は、以下の使途における適合を目指した
新合金設計についての研究成果である。
述べる技術内容は、以下の使途における適合を目指した
新合金設計についての研究成果である。
すなわち近年、石油の需給のひっ迫から、掘削環境が従
来以上に、厳しい油井、ガス井についても開発が進めら
れている。
来以上に、厳しい油井、ガス井についても開発が進めら
れている。
このような油井、ガス井は高温、高圧でHzS。
CO□、CIl等が含有され、このような井戸において
は、油井管はもちろんのこと、ラインパイプにおいても
、腐食減量は著しく大きい。
は、油井管はもちろんのこと、ラインパイプにおいても
、腐食減量は著しく大きい。
(従来の技術)
上記の如き使途では、従来脱水処理、インヒビター処理
、そし等電気防食などがなされてきた。
、そし等電気防食などがなされてきた。
1掲のような防食処理はそそれを施こすためのコストが
嵩み、このようなコスト上昇は、高価なステンレス鋼を
使用することによるコストと比べて同程度となり、その
ためステンレス鋼をラインパイプ用鋼として使用する気
運が高まり、とりわけα/γ2相ステンレス鋼が注目を
集め、使用され始めるに至った。
嵩み、このようなコスト上昇は、高価なステンレス鋼を
使用することによるコストと比べて同程度となり、その
ためステンレス鋼をラインパイプ用鋼として使用する気
運が高まり、とりわけα/γ2相ステンレス鋼が注目を
集め、使用され始めるに至った。
ところが、最近になり掘削環境はさらに厳しく海底油田
、および極地油田が開発され、このような環境における
各種防食処理にがかるコストはぼう大となるばかりでな
く、材料には高度な低温靭性が要求されることも問題で
ある。
、および極地油田が開発され、このような環境における
各種防食処理にがかるコストはぼう大となるばかりでな
く、材料には高度な低温靭性が要求されることも問題で
ある。
すなわち2相ステンレス鋼は、耐食性、耐応力腐食割れ
性にすぐれていると言われ、特公昭45−28098号
、特公昭50−8970号公報などの2相ステンレス鋼
が提案されている。
性にすぐれていると言われ、特公昭45−28098号
、特公昭50−8970号公報などの2相ステンレス鋼
が提案されている。
しかしながらそれらの鋼種は、すぐれた耐食性を有す゛
るが、低温靭性に問題がある。
るが、低温靭性に問題がある。
(発明が解決しようとする問題点)
1掲のα/γ2相ステンレス鋼につき各種元素の靭性に
およぼす影響を検討した結果に基いて低温靭性の改善を
図ることがこの発明の目的である。
およぼす影響を検討した結果に基いて低温靭性の改善を
図ることがこの発明の目的である。
ここに発明者らはAIlを適正量添加すふとともに、S
i、P、S、Cr、NiさらにはCaそしてTi+Nb
、Vを適正範囲に限定することにより低温靭性が向上す
ることを知見した。
i、P、S、Cr、NiさらにはCaそしてTi+Nb
、Vを適正範囲に限定することにより低温靭性が向上す
ることを知見した。
(問題点の解決手段)
上記の知見に基づきα/γ2相ステンレス鋼の低温靭性
は、次の各事項により有利に改善される。
は、次の各事項により有利に改善される。
C<0.03WT% Si<1.0 WT%Mn
<2.OWT% P <0.040 WT%S
−≦−0,004WT% そして、 旧:l〜9WT% Cr : 20〜28WT%Mo
: 0.5〜.4.OWT% N : 0.05〜0
.30WT%および Ai : 0.005〜0.05
何T%を含み残部Feおよび不可避的な不純物からなる
靭性のすぐれた2相ステンレス鋼(第1発明)C<0.
03WT% Si<1.OWT%Mn<2.O
WT% P<0.040WT%S <0.00
4 WT% そして、 Ni : 1〜9 WT9ACr : 20〜2814
T%Mo : 0.5〜4.0 WT% N : 0.
05〜0.30WT%および ^1 : 0.005〜
0.0514T%舒含みかつ、 Ti<0.2WT%、Nb<0.2 WT% およびV
<0.2WT% のうちから選んだ1種又は2種以上 を含有し、残部Feおよび不可避的な不純物からなる靭
性のすぐれた2相ステンレス鋼(第2発明)。
<2.OWT% P <0.040 WT%S
−≦−0,004WT% そして、 旧:l〜9WT% Cr : 20〜28WT%Mo
: 0.5〜.4.OWT% N : 0.05〜0
.30WT%および Ai : 0.005〜0.05
何T%を含み残部Feおよび不可避的な不純物からなる
靭性のすぐれた2相ステンレス鋼(第1発明)C<0.
03WT% Si<1.OWT%Mn<2.O
WT% P<0.040WT%S <0.00
4 WT% そして、 Ni : 1〜9 WT9ACr : 20〜2814
T%Mo : 0.5〜4.0 WT% N : 0.
05〜0.30WT%および ^1 : 0.005〜
0.0514T%舒含みかつ、 Ti<0.2WT%、Nb<0.2 WT% およびV
<0.2WT% のうちから選んだ1種又は2種以上 を含有し、残部Feおよび不可避的な不純物からなる靭
性のすぐれた2相ステンレス鋼(第2発明)。
C<0.03WT% Si<1.0WT%Mn<
2.0 WT% P <0.040 WT%S
<0.004 WT% そして、 Ni:1〜9WT% Cr : 20〜28WT%
Mo : 0.5〜4.OWT% N : 0.05〜
0.30WT%および Al : 0.005〜0.0
5縁T%を含みかつS含を量の5倍以下に当るCaを含
有し、残部Feおよび不可避的な不純物からなる靭性の
すぐれた2相ステンレス!1iiI(第3発明)。
2.0 WT% P <0.040 WT%S
<0.004 WT% そして、 Ni:1〜9WT% Cr : 20〜28WT%
Mo : 0.5〜4.OWT% N : 0.05〜
0.30WT%および Al : 0.005〜0.0
5縁T%を含みかつS含を量の5倍以下に当るCaを含
有し、残部Feおよび不可避的な不純物からなる靭性の
すぐれた2相ステンレス!1iiI(第3発明)。
c<o、o3イT% Si<1.0 WT%Mn
<2.OWT% P < 0.040 WT%S
<0.004 WT% そして、 Ni : 1〜9WT% Cr : 20〜28W
T%Mo : 0.5〜4.0 WT% N : 0.
05〜0.’30WT%および Al : 0.005
〜0.05 WT%を含みかつS含有量の5倍以下に当
るCaを含有し、さらに、 Ti−≦−0,2WT%、Nb−≦−0.2−丁% お
よびv<0.2WT% のうちから選んだ1種又は2種以上 を含有し、残部Feおよび不可避的な不純物からなる靭
性のすぐれた2相ステンレス鋼(第4発明)。
<2.OWT% P < 0.040 WT%S
<0.004 WT% そして、 Ni : 1〜9WT% Cr : 20〜28W
T%Mo : 0.5〜4.0 WT% N : 0.
05〜0.’30WT%および Al : 0.005
〜0.05 WT%を含みかつS含有量の5倍以下に当
るCaを含有し、さらに、 Ti−≦−0,2WT%、Nb−≦−0.2−丁% お
よびv<0.2WT% のうちから選んだ1種又は2種以上 を含有し、残部Feおよび不可避的な不純物からなる靭
性のすぐれた2相ステンレス鋼(第4発明)。
すなわち上記各発明は、耐食性はもちろんのこと、とく
にすぐれた低温靭性をそなえる2相ステンレス鋼を開発
したものである。
にすぐれた低温靭性をそなえる2相ステンレス鋼を開発
したものである。
ここにCr+ Ni+ Mo+およびNを多量に含有し
かつ、p、sを低く抑え、/lを適量添加すること、ま
たさらにCa並びにTi、NbおよびVのうちすくなく
とも1種を添加することにより、低温靭性の向上に寄与
させる。何れの場合も熱間任延綱材を1000〜115
0℃で溶体化し、急冷することにより低温靭性のすぐれ
た2相ステンレス鋼が得られる。
かつ、p、sを低く抑え、/lを適量添加すること、ま
たさらにCa並びにTi、NbおよびVのうちすくなく
とも1種を添加することにより、低温靭性の向上に寄与
させる。何れの場合も熱間任延綱材を1000〜115
0℃で溶体化し、急冷することにより低温靭性のすぐれ
た2相ステンレス鋼が得られる。
(作 用)
化学成分を上記のように限定した理由から説明を進める
。
。
C:不可避的に鋼中に含まれる元素であるが、0.03
wt%(以下単に%で示す)を越えると耐食性、耐粒界
腐食性を劣化させるので0.03%以下に限定した。
wt%(以下単に%で示す)を越えると耐食性、耐粒界
腐食性を劣化させるので0.03%以下に限定した。
Si:溶解時に脱酸剤として使用される元素であるが1
.Oχを越えるとΣ相が急冷しても発生し、靭性を劣化
させるので1.0%以下とした。
.Oχを越えるとΣ相が急冷しても発生し、靭性を劣化
させるので1.0%以下とした。
Mn:αとγの相比率の調整に用いられるが、2.oχ
を越えると耐食性が劣化するので2.0%以下とした。
を越えると耐食性が劣化するので2.0%以下とした。
P;不可避的不純物元素として含有されるが、0.04
0χを越えると靭性が劣化するので、0.040%以下
とした。
0χを越えると靭性が劣化するので、0.040%以下
とした。
S:不可避的不純物元素として含有され、0.040χ
を越えると靭性が劣化するので、0.004%以下と限
定した。
を越えると靭性が劣化するので、0.004%以下と限
定した。
Ni:全面腐食に対する抵抗性の増加と2相組織形成の
面から不可欠な元素であるが、1.9χ未満では、十分
な耐食性が得られず、また9%を越すとその改善効果が
飽和し高価でもあるので、1.0〜9.0χの範囲に限
定した。
面から不可欠な元素であるが、1.9χ未満では、十分
な耐食性が得られず、また9%を越すとその改善効果が
飽和し高価でもあるので、1.0〜9.0χの範囲に限
定した。
Cr:耐食性を増加させ、またオーステナイトおよびフ
ェライトの2相組織を形成するため不可欠の元素であり
、孔食や隙間腐食に対する抵抗性を考慮すると20.0
%未満ではその効果が少なく、一方Crが増加するにし
たがい、耐孔食性は向上するが、28%を越えるとχ相
又はσ相が析出しやすくなり靭性が劣化するのでCrの
範囲を、20.0〜28.0%に限定した。
ェライトの2相組織を形成するため不可欠の元素であり
、孔食や隙間腐食に対する抵抗性を考慮すると20.0
%未満ではその効果が少なく、一方Crが増加するにし
たがい、耐孔食性は向上するが、28%を越えるとχ相
又はσ相が析出しやすくなり靭性が劣化するのでCrの
範囲を、20.0〜28.0%に限定した。
Mo:塩素イオンを含む腐食環境で生ずる局部腐食に対
する抵抗性を向上させる元素であるが、0.5χ未満で
は十分な耐食性が得られず、一方4χを越えて添加して
も改善効果は小さく、かつ非常に高価でもあるのでo、
5−L4.oχの範囲に限定した。
する抵抗性を向上させる元素であるが、0.5χ未満で
は十分な耐食性が得られず、一方4χを越えて添加して
も改善効果は小さく、かつ非常に高価でもあるのでo、
5−L4.oχの範囲に限定した。
N:2相組織を形成するために重要な元素であり、また
耐食性を向上させるが、0.05%未満では耐孔食性を
改善せず、一方0.30%を越えると靭性を劣化させる
ので0.05%〜0.30%の範囲に限定した。
耐食性を向上させるが、0.05%未満では耐孔食性を
改善せず、一方0.30%を越えると靭性を劣化させる
ので0.05%〜0.30%の範囲に限定した。
Al : Alが0.005yj−より低いと、鋼中の
酸素が高いため靭性が悪くなる。AIが0.05%を越
えると第1図の10000倍電子顕微鏡写真、第2図の
電子線回折および第3図の抽出プリ力のメツシュCuX
線写真に示すように(AI−Cr) Nが凝集粗大化す
るため靭性が悪くなる。一方、AIが0.02%の場合
の例を第4図の2500倍電子顕微鏡に示すように球状
の硫化物のみで、するどい切欠を有する六角形状の(A
I Cr)Nは存在せずAI 0.005%〜0.05
χの範囲にわたって、同様に挙動することからこの範囲
に限定した。
酸素が高いため靭性が悪くなる。AIが0.05%を越
えると第1図の10000倍電子顕微鏡写真、第2図の
電子線回折および第3図の抽出プリ力のメツシュCuX
線写真に示すように(AI−Cr) Nが凝集粗大化す
るため靭性が悪くなる。一方、AIが0.02%の場合
の例を第4図の2500倍電子顕微鏡に示すように球状
の硫化物のみで、するどい切欠を有する六角形状の(A
I Cr)Nは存在せずAI 0.005%〜0.05
χの範囲にわたって、同様に挙動することからこの範囲
に限定した。
上記のC,S+Mn+N+P+S+ そしてCr +
Mo l NおよびAIの各限定量をもってこの発明の
2相ステンレス鋼の基本成分とするが、さらにCa並び
にはTi。
Mo l NおよびAIの各限定量をもってこの発明の
2相ステンレス鋼の基本成分とするが、さらにCa並び
にはTi。
NbおよびVのうち少くとも1種を添加することにより
、より以上の低温靭性を付与させることが′できる。
、より以上の低温靭性を付与させることが′できる。
これらの限定理由は次の如(である。
Ca:強力な硫化物形成元素であり、さらに第4図につ
き、さきに触れた球状の硫化物を形成し、靭性向上に役
立ち、とくにIXS%以上で有効であるが、5XS%を
越えると溶接性が劣化するので5XS%以内の範囲に限
定した。
き、さきに触れた球状の硫化物を形成し、靭性向上に役
立ち、とくにIXS%以上で有効であるが、5XS%を
越えると溶接性が劣化するので5XS%以内の範囲に限
定した。
Ti、NbおよびVは何れも炭窒化物の析出により、圧
延時および溶体化処理時の加熱による結晶粒の粗大化を
防ぎ、靭性を向上させる寄与に関して同効であり、とく
に0.05%以上は有効であるが、0.2′1を越える
と結晶粒微細化効果よりも析出物の析出による悪影響が
大きくなり、却って靭性は劣化、するので、それぞれ0
.2%以下と限定した。
延時および溶体化処理時の加熱による結晶粒の粗大化を
防ぎ、靭性を向上させる寄与に関して同効であり、とく
に0.05%以上は有効であるが、0.2′1を越える
と結晶粒微細化効果よりも析出物の析出による悪影響が
大きくなり、却って靭性は劣化、するので、それぞれ0
.2%以下と限定した。
この発明による2相ステンレス鋼は電気炉にて溶製した
のち、転炉−VODで脱炭加窒し、AIなどの成分を調
整する。これらの工程は、ApD法でも十分可能である
。
のち、転炉−VODで脱炭加窒し、AIなどの成分を調
整する。これらの工程は、ApD法でも十分可能である
。
Caを添加する場合には、この工程で添加してもよい。
つぎに連続鋳造工程、又は造塊工程でスラブ。
ブムーム又はインゴットが製造される。その後、厚板圧
延、ホット圧延、ビレット圧延工程で厚板。
延、ホット圧延、ビレット圧延工程で厚板。
ホットコイル、丸ビレットが製造される。
丸ビレットに圧延されるものはその後、傾斜圧延方式又
は、熱間押し出し方式により継目無鋼管にすることがで
き、厚板、ホットコイルは、焼鈍。
は、熱間押し出し方式により継目無鋼管にすることがで
き、厚板、ホットコイルは、焼鈍。
酸洗後、このまま製品として出荷される場合もあるが、
もちろん製管工程を経て、管として出荷される場合もあ
る。なお継目無鋼管においても焼鈍。
もちろん製管工程を経て、管として出荷される場合もあ
る。なお継目無鋼管においても焼鈍。
酸洗後出筒されるのはいうまでもない。
(実施例)
表1に示す鋼を溶製し、熱間圧延して得られた1.2.
5mm厚の熱延鋼板を1050°c、30分の溶体化処
理を施こした後水冷し2mmVノノヂシャルピー衝撃試
験片(フルサイズ)(ノツチ:板厚方向1割れの進展:
圧延方向)を採取した。さらに−60℃にてシャルピー
衝撃試験を行った。
5mm厚の熱延鋼板を1050°c、30分の溶体化処
理を施こした後水冷し2mmVノノヂシャルピー衝撃試
験片(フルサイズ)(ノツチ:板厚方向1割れの進展:
圧延方向)を採取した。さらに−60℃にてシャルピー
衝撃試験を行った。
比較鋼No、 1はSiが上限を越えているため、衝撃
特性が悪い。No、 2はPが上限を越えているため、
衝撃特性が悪い。No、 3はSが上限を越えているた
め、衝撃特性が悪い。No、 4はCrが」二限を越え
ているため、衝撃特性が悪い。1llo、 5は八1が
下限値を下回り陶6,7は上限値を上回っているため衝
撃特性か悪い。隔8はNか上限値を上回っているため衝
撃特性が悪い。No、9.10.1.1はTi、Nb、
Vがそれぞれ上限を上回っているため衝撃特性が悪い。
特性が悪い。No、 2はPが上限を越えているため、
衝撃特性が悪い。No、 3はSが上限を越えているた
め、衝撃特性が悪い。No、 4はCrが」二限を越え
ているため、衝撃特性が悪い。1llo、 5は八1が
下限値を下回り陶6,7は上限値を上回っているため衝
撃特性か悪い。隔8はNか上限値を上回っているため衝
撃特性が悪い。No、9.10.1.1はTi、Nb、
Vがそれぞれ上限を上回っているため衝撃特性が悪い。
以上より発明鋼の例のみがずくれた靭性を有しているこ
とがわかる。
とがわかる。
(発明の効果)
2相ステンレス鋼の低温靭性を大幅に改善することがで
きる。
きる。
第1図は電子顕微鏡(10000倍)によるAIが0.
055χ含有されている2相ステンレス鋼に見られる析
出物を示す金属顕微鏡写真 第2図FB) (b)は上記析出物の電子線による回折
像金属組織写真と、結晶面の指数の説明図第3図はエネ
ルギー分散型分析法(EDX)による上記析出物に含ま
れている元素を示すX線写真第4図は八1が0.02%
、 Caが0.0032%添加された2相ステンレス鋼
の金属組織を示す電子顕微鏡写真である。 第1図 (xtoσ0θ) 第2図 <a)(b) 第3図 第4図 6\\\\鳩へ 5、゛・ 1、゛゛ 1、・、ド へ9.1 iwtxn
055χ含有されている2相ステンレス鋼に見られる析
出物を示す金属顕微鏡写真 第2図FB) (b)は上記析出物の電子線による回折
像金属組織写真と、結晶面の指数の説明図第3図はエネ
ルギー分散型分析法(EDX)による上記析出物に含ま
れている元素を示すX線写真第4図は八1が0.02%
、 Caが0.0032%添加された2相ステンレス鋼
の金属組織を示す電子顕微鏡写真である。 第1図 (xtoσ0θ) 第2図 <a)(b) 第3図 第4図 6\\\\鳩へ 5、゛・ 1、゛゛ 1、・、ド へ9.1 iwtxn
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、C≦0.03WT% Si≦1.0WT%Mn≦2
.0WT% P≦0.040WT%S<0.004WT
%そして、 Ni:1〜9WT% Cr:20〜28WT%Mo:0
.5〜4.0WT% N:0.05〜0.30WT%お
よびAl:0.005〜0.05WT% を含み残部Feおよび不可避的な不純物からなる靭性の
すぐれた2相ステンレス綱。 2、C≦0.03WT% Si≦1.0WT%Mn≦2
.0WT% P≦0.040WT%S<0.004WT
% そして、 Ni:1〜9WT% Cr:20〜28WT%Mo:0
.5〜4.0WT% N:0.05〜0.30WT%お
よびAl:0.005〜0.05WT% を含みかつ、 Ti≦0.2WT%、Nb≦0.2WT%およびV≦0
.2WT% のうちから選んだ1種又は2種以上 を含有し、残部Feおよび不可避的な不純物からなる靭
性のすぐれた2相ステンレス鋼。 3、C≦0.03WT% Si≦1.0WT%Mn<2
.0WT% P<0.040WT%S<0.004WT
%そして、 Ni:1〜9WT% Cr:20〜28WT%Mo:0
.5〜4.0WT% N:0.05〜0.30WT%お
よびAl:0.005〜0.05WT% を含みかつS含有量の5倍以下に当るCaを含有し、残
部Feおよび不可避的な不純物からなる靭性のすぐれた
2相ステンレス鋼。 4、C≦0.03WT% Si≦1.0WT%Mn≦2
.0WT% P≦0.040WT%S<0.004WT
% そして、 Ni:1〜9WT% Cr:20〜28WT%Mo:0
.5〜4.0WT% N:0.05〜0.30WT%お
よびAl:0.005〜0.05WT% を含みかつS含有量の5倍以下に当るCaを含有し、さ
らに、 Ti≦0.2WT%、Nb<0.2WT%およびV≦0
.2WT% のうちから選んだ1種又は2種以上 を含有し、残部Feおよび不可避的な不純物からなる靭
性のすぐれた2相ステンレス鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59139074A JPS6119764A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 靭性のすぐれた2相ステンレス鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59139074A JPS6119764A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 靭性のすぐれた2相ステンレス鋼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6119764A true JPS6119764A (ja) | 1986-01-28 |
JPH0148345B2 JPH0148345B2 (ja) | 1989-10-18 |
Family
ID=15236878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59139074A Granted JPS6119764A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 靭性のすぐれた2相ステンレス鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6119764A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62202021A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-05 | Nippon Chiyuutankou Kk | 溶接性と耐環境腐食性に優れた鋳鋼製品の製造法 |
JPS62222048A (ja) * | 1986-03-20 | 1987-09-30 | Kobe Steel Ltd | 時効後の極低温特性に優れたオ−ステナイト系ステンレス鋼 |
JPS63181804A (ja) * | 1987-01-23 | 1988-07-27 | Tobishima Kensetsu Kk | 消波堤とその構築方法 |
JPS63181805A (ja) * | 1987-01-23 | 1988-07-27 | Tobishima Kensetsu Kk | 消波堤とその構築方法 |
US4965048A (en) * | 1987-04-13 | 1990-10-23 | Iatron Laboratories, Inc. | Thin-layer chromatography flame ionization detector for quantitative analysis of chromatographically-separated substances |
JP2014074209A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Kobe Steel Ltd | 二相系ステンレス鋼材および二相系ステンレス鋼管 |
EP3604593A4 (en) * | 2017-03-30 | 2020-09-02 | NIPPON STEEL Stainless Steel Corporation | TWO-PHASE STAINLESS STEEL AND ITS MANUFACTURING PROCESS |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61564A (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-06 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 衝撃特性の優れた2相ステンレス鋼 |
-
1984
- 1984-07-06 JP JP59139074A patent/JPS6119764A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61564A (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-06 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 衝撃特性の優れた2相ステンレス鋼 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62202021A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-05 | Nippon Chiyuutankou Kk | 溶接性と耐環境腐食性に優れた鋳鋼製品の製造法 |
JPS62222048A (ja) * | 1986-03-20 | 1987-09-30 | Kobe Steel Ltd | 時効後の極低温特性に優れたオ−ステナイト系ステンレス鋼 |
JPS63181804A (ja) * | 1987-01-23 | 1988-07-27 | Tobishima Kensetsu Kk | 消波堤とその構築方法 |
JPS63181805A (ja) * | 1987-01-23 | 1988-07-27 | Tobishima Kensetsu Kk | 消波堤とその構築方法 |
US4965048A (en) * | 1987-04-13 | 1990-10-23 | Iatron Laboratories, Inc. | Thin-layer chromatography flame ionization detector for quantitative analysis of chromatographically-separated substances |
JP2014074209A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Kobe Steel Ltd | 二相系ステンレス鋼材および二相系ステンレス鋼管 |
EP3604593A4 (en) * | 2017-03-30 | 2020-09-02 | NIPPON STEEL Stainless Steel Corporation | TWO-PHASE STAINLESS STEEL AND ITS MANUFACTURING PROCESS |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0148345B2 (ja) | 1989-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2500162B2 (ja) | 耐食性に優れた高強度二相ステンレス鋼 | |
JP4363327B2 (ja) | 油井用ステンレス鋼管およびその製造方法 | |
JP7059357B2 (ja) | 二相ステンレスクラッド鋼板およびその製造方法 | |
EP1403391B1 (en) | Martensitic stainless steel | |
WO2013190834A1 (ja) | 耐食性に優れた油井用高強度ステンレス鋼継目無管およびその製造方法 | |
JP5499575B2 (ja) | 油井管用マルテンサイト系ステンレス継目無鋼管およびその製造方法 | |
JPWO2018003823A1 (ja) | オーステナイト系ステンレス鋼 | |
JPWO2007029687A1 (ja) | 低合金鋼 | |
JP6986455B2 (ja) | プレストレストコンクリート用緊張材用の二相ステンレス鋼線材、二相ステンレス鋼線及びプレストレストコンクリート用緊張材 | |
CA1149646A (en) | Austenitic stainless corrosion-resistant alloy | |
JPS6119764A (ja) | 靭性のすぐれた2相ステンレス鋼 | |
JP2006016637A (ja) | 耐炭酸ガス腐食性に優れる油井用高強度ステンレス鋼管 | |
JP3328967B2 (ja) | 靭性および耐応力腐食割れ性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法 | |
JP2002212684A (ja) | 高温強度の高いマルテンサイト系ステンレス鋼 | |
CA3139909C (en) | Electric-resistance-welded steel pipe or tube for hollow stabilizer | |
JP7457234B2 (ja) | ボルト及びボルトの製造方法 | |
JPS586927A (ja) | 耐応力腐食割れ性に優れた高強度油井管の製造法 | |
JP2672437B2 (ja) | 耐食性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法 | |
JP5136174B2 (ja) | 耐候性、耐遅れ破壊特性に優れた高強度ボルト用鋼 | |
JPS631387B2 (ja) | ||
JP6728817B2 (ja) | 高強度ばね用鋼及びばね | |
JPH07179943A (ja) | 耐食性に優れた高靭性マルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法 | |
JP7231136B1 (ja) | 締結部材の素材として用いられる鋼材、及び、締結部材 | |
JP6747628B1 (ja) | 二相ステンレス鋼、継目無鋼管、および二相ステンレス鋼の製造方法 | |
JPH07110970B2 (ja) | 耐応力腐食割れ性の優れた針状フェライトステンレス鋼の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |