JPS61197487A - 耐摩耗焼結球 - Google Patents

耐摩耗焼結球

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JPS61197487A
JPS61197487A JP60035078A JP3507885A JPS61197487A JP S61197487 A JPS61197487 A JP S61197487A JP 60035078 A JP60035078 A JP 60035078A JP 3507885 A JP3507885 A JP 3507885A JP S61197487 A JPS61197487 A JP S61197487A
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JP
Japan
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sphere
outer layer
sintered
wear
spheres
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JP60035078A
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田中 一彌
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TOUKEN SANGYO KK
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TOKEN INDUSTRIES
TOUKEN SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐摩耗性に優れる球体に関するもので、機械要
素としての軸受用ポール或いはボールミル等の分散、粉
砕機に用いるポール(以下、粉砕用ポールという)等広
く工業的に有効使用されるものである。
(従来の問題点) この種の球体は近年において、より一層優れる耐摩耗性
が要求されており、素材をセラミックスとした球体等も
開発されている。しかしながら1、球体の作用9例えば
粉砕又は分散作用を目的とするものではその能率向上の
ため次第に高比重の別の素材が使われ始め、このため各
種の無駄や問題点を生ずることが多い、即ち、新たな素
材による球体のコスト高の点、また球体の新たな素材の
ために生ずる必要以上の粉砕力をコントロールできない
エネルギーロスの問題点、そのため或いは素材の変更の
ために現在使用中の7トライター等の装置が使用不能と
なって取り換える必要が生じ設備的にも多大なロスとな
る大きな問題点等である(発明の目的) そこで本発明は高比重の素材を用いても、その使用目的
或いは使用中の機器や設備に応じて耐摩耗性で且つ重量
をコントロールできるよう球体自身の構成に着目して問
題点を解決できた焼結球を提供することを目的としてい
る。即ち、軸受用ポ−ルにあっては優れた耐摩耗性と小
球軽量化を図り、また粉砕用ポールにあっては優れた耐
摩耗性の他、余分な「力」を要せず必要なだけのエネル
ギーをもつ重量に構成し、いずれも高品質で応分なコス
ト安に製造できるようにしたものである。
(発明の構成) このため本発明は外層部と内層部とから成る直径51以
下の微小球で、相対密度95%以上の緻密な耐摩耗性焼
結セラミック又は焼結金属で0.1鵬纏以上の厚さの外
層部を形成すると共に核球の平均嵩密度が外層部素材の
40〜70%であることを要旨とした構成をしている。
(A)ここで外層部を相対密度を95%以上に焼結させ
る理由は直接の接触部である球表部組織を緻密にして耐
摩耗性を向上させるためであり、95%以下1は焼結不
足で耐摩耗性が不良となり且つ球体の強度も低下するこ
とから使用に適さないものである。
また、外層部の厚さを0.1腸腸以上としたのはこれ以
下にすると急速に球体の強度が低下し実用性が少なくな
るためである。
(B)また、球体を外層部と内層部の構成としたのは、
内層部に軽量な素材を用いること或いは中空状にするこ
とによって球体の比重を調整するためである。なお、従
来でも中空球体が開発されているが、それは耐火物とし
ての使用で軽量及び断熱化を図るだけのものであり、本
発明のように高い耐摩耗性を必要とする場合には使用で
きないものであって別用途のものである。
(C)さらに球体の平均嵩密度が外層部素材の40〜7
0%としたのは、実験によって適度な耐摩耗性及び軽量
化が図れた範囲であり、それが40%未満では球体の強
度が低下して破損し易く、また70%以上では球体に必
要以上の重量を保有させることになって現存設備が有効
に使用できないことになり採用できないのである。
なお、ここでいう平均嵩密度とは球体の重量を球体の体
積で割ったものである。
(D)そして球体を直径5mm以下としたのは、第一に
本発明が効果を発揮できる大きさの限界が直径5腸腸の
大きさであり、これ以上になると比較的割れ易くなるか
らである。また第二の理由は球体にかかる応力を最良に
できるためである。即ち、粉砕用ボールでは小球化によ
って単独の粉砕力自体は小さくなるものの被粉砕物との
接触点が多くなることから全体として適度の粉砕力を保
つことができるのである。必要な粉砕ができれば破損し
難い小球体の方が良好である。
(実施例1) 次に本発明の詳細を図示実施例について説明すると、第
1図に示す本例焼結球は、外層部lを厚み0.2 am
で相対密度99%のジルコニア焼結体とし、内層部2を
空間率55%の多孔質アルミナで形成した平均嵩密度が
外層部素材の50%である直径4鵬纏の大きさの球体で
ある。
その製造は、純度99%、平均粒径0.04 ミクロン
のジルコニア粉末及び3モル%のイツトリア粉末をボー
ルミルで12時時間式混合し、得られた泥漿を乾燥後乾
式解砕する。そして4.5 ms+径の多孔質アルミナ
を芯材として解砕粉で被覆造粒し、乾燥させた後、15
50℃で2時間焼成して得たのである。
嵩密度を異にした他側と共に本例をジルコニア焼結中実
球と比較すると表1のような結果が得られた。
なお摩耗率の実験は、ボットミルの一定回転数(遠心分
離速度の65〜80%)においての減量%が一般的であ
るが、高性能材質で小径球の場合は数百時間を要するた
め本発明における実験は衝撃力が約30倍と考えられる
方法を用いた。また条件中、試料と水の対比も同等量の
場合は約2分の1の摩耗量となるが、最も難しい次の条
件とした。その条件は、商標名「ハイスイングミル(R
3−R30型)」(敷島チブトン株式会社製造)の六角
柱形四槽架で各種の容量が7,500 cg+!iのゴ
ムライニングされたものを用い、各試料800ct3.
水3,000 am3 を加え回転数185RPmにて
2時間運転を行ない試料の減量比率を摩耗率とした。
これによると、いずれも破壊は生ぜず、摩耗率も小さく
中実球体でなくても嵩密度が40〜70%の球体が充分
使用に耐え得るのである。
(実施例2) 次に外層部を厚み0.17mmで相対密度95%のアル
ミナ焼結体とし、内層部を空間率68%のシリカ多孔体
で形成した平均嵩密度が外層部素材の50%である直径
2.51層の大きさの球体とした場合のアルミナ焼結中
実球との比較をその他例と共に次の表2に示す(実験条
件は実施例1と同じ)。
民−ヱ これによると、いずれも破壊は生ぜず充分使用できるの
である。
(実施例3) 第2図で示す焼結球は、外層部3を厚み0.25mmで
相対密度99%のジルコニア焼結体とし、内層部4を中
空状として平均嵩密度が外層部素材の50%である直径
2.5■塵の大きさのものである。その製造は、実施例
1で得られたジルコニアの解砕粉を発泡樹脂球体に被覆
造粒し、1550℃で2時間焼成して中空球体を得たの
である。
嵩密度を異にした他例と共に本例の実験結果を次の表3
に示す(実験条件は実施例1と同じ)。
友−1 (実施例4) クロム1.2%及び炭素1.0%を含むクロム鋼粉末を
実施例3と同様に造粒し、真空中にて焼成して外層部の
相対密度98%、内層部が中空状、外径2.5 amの
焼結クロム鋼球を得た0球体の平均嵩密度を異にした本
例の実験結果を次の表4に示す(実験条件は実施例1と
同じ)。
U 各実施例は夫々前記のような構成をしているが本発明に
おいてはこれに限定されない0例えば内層部をさらに二
層構成として球体を三層構成としてもよい、また内層部
の材質は問わないが、軽い材質或いは気泡素材が好適で
ある。内層部を中空とするものでは焼失する芯材として
小麦粉等デンプン買、セルローズ買等の天然質又は高分
子樹脂等が使用できるが最良の素材は発泡体である。こ
の際、芯材への焼結材質の被覆は転勤造粒機による積層
着肉方法が優れていた。
要するに本発明は、外層部と内層部とから成る直径5m
m以下の微小球で、相対密度95%以上の緻密な耐摩耗
性焼結セラミック又は焼結金属で0.1 am以上の厚
さの外層部を形成すると共に線球の平均嵩密度が外層部
素材の40〜70%であることを要旨としている。
(発明の効果) 本発明によると次の効果がある。
(イ)まず、外層部を耐摩耗性の焼結セラミック又は焼
結金属で緻密に焼結構成しているため耐摩耗性に優れる
ことから軸受用ポール、粉砕用ポール等の各種工業用ポ
ールとして耐久性が向上し有効に使用できるのである。
(a)球体を外層部と内層部の構成とし、内層部の素材
を選定し或いは中空状にすることによって球体の平均嵩
密度を調節できるもので、軸受用ポールでは耐摩耗性に
富むと共に軽量化が図れて使用機器の小型化に合致し、
また粉砕用ポールにあっては耐摩耗性が一層良好な球体
を現在設備2例えばボールミルをそのまま使用でさる効
果が極めて大きいものである。即ち、現在用いているガ
ラス球を耐摩耗性向上のためアルミナ球やジルコニア球
に変更したい場合、従来構成の中実球体として変更する
だけでは使用中の駆動系に余力がなければ現在設備で使
用できないことになるが、本発明では嵩密度の調節によ
ってガラス球と同径且つ同密度のアルミナ球やジルコニ
ア球にすることができて現在設備をそのまま使用できる
のである。
(ハ)また、従来の中実球では粉砕用ポールにおいては
粉砕に必要とする以上の嵩密度のため1球の衝突等で過
大応力がかかって球体自身の摩耗を速めたのであるが、
本発明では嵩密度の調節により小球化と相俟って過大応
力がかからないことから均一な粉砕ができ且つ球体の耐
久性が一層向上する効果がある。
(ニ)その他、外層部にジルコニア等の高価な耐摩耗性
素材を用いる場合は軽重量球体のためコスト安に製造で
きるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す一部断面拡大斜視図、
第2図は別個の一部断面拡大斜視図である。 l、3:外層部、2,4:内層部。 昭和60年 2月25日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外層部と内層部とから成る直径5mm以下の微小
    球で、相対密度95%以上の緻密な耐摩耗性焼結セラミ
    ック又は焼結金属で0.1mm以上の厚さの外層部を形
    成すると共に該球の平均嵩密度が外層部素材の40〜7
    0%であることを特徴とする耐摩耗焼結球。
JP60035078A 1985-02-22 1985-02-22 耐摩耗焼結球 Granted JPS61197487A (ja)

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JPH0261440B2 JPH0261440B2 (ja) 1990-12-20

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