JPH02203017A - セラミック軸受とその製造法 - Google Patents
セラミック軸受とその製造法Info
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- JPH02203017A JPH02203017A JP2285789A JP2285789A JPH02203017A JP H02203017 A JPH02203017 A JP H02203017A JP 2285789 A JP2285789 A JP 2285789A JP 2285789 A JP2285789 A JP 2285789A JP H02203017 A JPH02203017 A JP H02203017A
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Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はOA機器用プリンターの回転軸受、マイクロベ
アリングのような小型部品用軸受として用いるに適した
セラミック軸受とその製造法に関するものである。
アリングのような小型部品用軸受として用いるに適した
セラミック軸受とその製造法に関するものである。
(従来の技術)
軸受として最も一般的に用いられているのはボールベア
リングであり、回転摩擦が小さいこと、負荷荷重が大き
いこと、大きい周速に耐えることなどの多くの利点を有
するが、構造が複雑であるため小型化することが困難で
あり、また製造コストが高価となる欠点があった。そこ
で小型の軸受として、多孔質金属体にオイルを含浸させ
たプレーンベアリングも一部で用いられているが、小型
化が容易で製造コストも安価であるという利点がある反
面、回転摩擦が大きく、負荷荷重が小さく、大きい周速
に耐えられないことなどの欠点があり、いずれも一長一
短があった。
リングであり、回転摩擦が小さいこと、負荷荷重が大き
いこと、大きい周速に耐えることなどの多くの利点を有
するが、構造が複雑であるため小型化することが困難で
あり、また製造コストが高価となる欠点があった。そこ
で小型の軸受として、多孔質金属体にオイルを含浸させ
たプレーンベアリングも一部で用いられているが、小型
化が容易で製造コストも安価であるという利点がある反
面、回転摩擦が大きく、負荷荷重が小さく、大きい周速
に耐えられないことなどの欠点があり、いずれも一長一
短があった。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は上記したようなボールベアリングとプレーンベ
アリングの両方の長所を併せ持ち、小型で回転摩擦が小
さく、負荷荷重及び耐え得る周速が大であるにもかかわ
らず安価に製作することができるセラミック軸受とその
製造法を目的として完成されたものである。
アリングの両方の長所を併せ持ち、小型で回転摩擦が小
さく、負荷荷重及び耐え得る周速が大であるにもかかわ
らず安価に製作することができるセラミック軸受とその
製造法を目的として完成されたものである。
(課題を解決するための手段)
上記の課題を解決するためになされた本発明は、セラミ
ック基材の内部に多数のセラミック球体が回転自在に埋
設されていることを特徴とするセラミック軸受に関する
第1の発明と、セラミック球体の表面を樹脂コーティン
グし、基材となるセラミックス原料と混合、成形したう
え焼成し、セラミック球体の周囲に樹脂の焼失による間
隙が形成されたセラミック基材を製造し、更にこの間隙
内にオイルを含浸させることを特徴とするセラミック軸
受の製造法に関する第2の発明とからなるものである。
ック基材の内部に多数のセラミック球体が回転自在に埋
設されていることを特徴とするセラミック軸受に関する
第1の発明と、セラミック球体の表面を樹脂コーティン
グし、基材となるセラミックス原料と混合、成形したう
え焼成し、セラミック球体の周囲に樹脂の焼失による間
隙が形成されたセラミック基材を製造し、更にこの間隙
内にオイルを含浸させることを特徴とするセラミック軸
受の製造法に関する第2の発明とからなるものである。
以下にこれらの発明を図面を参照しつつ更に詳細に説明
する。
する。
まず第1図に示すように、アルミナ、SiCのような硬
質のセラミックスによって、直径が50〜300μ翔程
度のセラミック球体(1)を製造する。その製法は従来
知られている任意の球状セラミックス製造技術を採用す
ればよく、また各セラミック球体(1)の粒径は必ずし
も、一定に揃える必要はない。
質のセラミックスによって、直径が50〜300μ翔程
度のセラミック球体(1)を製造する。その製法は従来
知られている任意の球状セラミックス製造技術を採用す
ればよく、また各セラミック球体(1)の粒径は必ずし
も、一定に揃える必要はない。
次に第2図に示されるように、各セラミック球体<1)
の表面に樹脂コーティング層(2)を形成する。樹脂コ
ーティング層(2)は例えばアクリル樹脂からなるもの
で、その厚みは基材の収縮分以上とする必要があり、一
般的なセラミックスの場合には数十μ−の膜厚とすれば
十分である。
の表面に樹脂コーティング層(2)を形成する。樹脂コ
ーティング層(2)は例えばアクリル樹脂からなるもの
で、その厚みは基材の収縮分以上とする必要があり、一
般的なセラミックスの場合には数十μ−の膜厚とすれば
十分である。
次に樹脂コーティングされたセラミック球体(1)は基
材となるセラミックス原料と混合され、任意の形状に成
形される。基材となるセラミックス原料は特に限定され
るものではないが、薄くて小さい軸受とすることができ
る点でPSZ(部分安定化ジルコニア)のような強度と
靭性に優れた材料を用いることが好ましく、また後述す
るオイルの含浸を行わせるために多孔質のセラミックス
を用いることが好ましい0次に成形されたセラミックス
原料を常法により焼成すると樹脂コーティング層(2)
は焼失し、第3図に示されるようにセラミック球体(1
)の周囲に樹脂の焼失により均一な厚さの間隙(3)が
形成されたセラミック基材(4)が得られる。このよう
にして製造されたセラミック基材(4)の内部には多数
のセラミック球体(1)が間隙(3)の内部で回転自在
に埋設されており、セラミック基材(4)の表面を研摩
すれば各セラミック球体(1)がボールベアリングにお
けボールと同様に作用するセラミック軸受となる。
材となるセラミックス原料と混合され、任意の形状に成
形される。基材となるセラミックス原料は特に限定され
るものではないが、薄くて小さい軸受とすることができ
る点でPSZ(部分安定化ジルコニア)のような強度と
靭性に優れた材料を用いることが好ましく、また後述す
るオイルの含浸を行わせるために多孔質のセラミックス
を用いることが好ましい0次に成形されたセラミックス
原料を常法により焼成すると樹脂コーティング層(2)
は焼失し、第3図に示されるようにセラミック球体(1
)の周囲に樹脂の焼失により均一な厚さの間隙(3)が
形成されたセラミック基材(4)が得られる。このよう
にして製造されたセラミック基材(4)の内部には多数
のセラミック球体(1)が間隙(3)の内部で回転自在
に埋設されており、セラミック基材(4)の表面を研摩
すれば各セラミック球体(1)がボールベアリングにお
けボールと同様に作用するセラミック軸受となる。
このセラミック軸受はこのまま使用することもできるが
、第2の発明の製法により更にセラミック基材(4)の
間隙(3)の内部にオイルを含浸させると、オイル膜上
にセラミック球体が浮いた状態となり、極めて回転摩擦
の小さいセラミック軸受となる。
、第2の発明の製法により更にセラミック基材(4)の
間隙(3)の内部にオイルを含浸させると、オイル膜上
にセラミック球体が浮いた状態となり、極めて回転摩擦
の小さいセラミック軸受となる。
本発明のセラミック軸受は上記したように、樹脂コーテ
ィングしたセラミック球体(1)をセラミックス原料と
混合、成形したうえ焼成することにより製造されるもの
であるから、大型のものから小型のものまで自由な寸法
とすることができる。またセラミック基材(4)の内部
に多数のセラミック球体(1)を回転自在に埋設したも
のであるから、回転摩擦は橿めて小さく、しかも負荷荷
重は従来のボールベアリングと同様に大きいうえ、大き
い周速にも耐えることができる。更に本発明のセラミッ
ク軸受は表面が磨耗しても内部から次々と新しいセラミ
ック球体(1)が表面に現れて(るので寿命が長い利点
がある。また第2の発明によれば、樹脂コーティングし
たセラミック球体(1)を利用することにより第1の発
明のセラミック軸受を容易に製造することができ、製造
コストを安価とすることができる。
ィングしたセラミック球体(1)をセラミックス原料と
混合、成形したうえ焼成することにより製造されるもの
であるから、大型のものから小型のものまで自由な寸法
とすることができる。またセラミック基材(4)の内部
に多数のセラミック球体(1)を回転自在に埋設したも
のであるから、回転摩擦は橿めて小さく、しかも負荷荷
重は従来のボールベアリングと同様に大きいうえ、大き
い周速にも耐えることができる。更に本発明のセラミッ
ク軸受は表面が磨耗しても内部から次々と新しいセラミ
ック球体(1)が表面に現れて(るので寿命が長い利点
がある。また第2の発明によれば、樹脂コーティングし
たセラミック球体(1)を利用することにより第1の発
明のセラミック軸受を容易に製造することができ、製造
コストを安価とすることができる。
(実施例)
次の表に示す通り、本発明の実施例1と実施例2のセラ
ミック軸受を第2の発明の方法によって製造し、比較例
としての鋼製ボールベアリング及び多孔質金属軸受と、
摩擦係数、345C材への傷付き、最高適用周速の3点
について比較した。
ミック軸受を第2の発明の方法によって製造し、比較例
としての鋼製ボールベアリング及び多孔質金属軸受と、
摩擦係数、345C材への傷付き、最高適用周速の3点
について比較した。
この結果、実施例1.2のセラミック軸受は鋼製ボール
ベアリングよりも性能が劣るものの、油を含浸させた多
孔質金属軸受よりもはるかに優れた性能を示した。
ベアリングよりも性能が劣るものの、油を含浸させた多
孔質金属軸受よりもはるかに優れた性能を示した。
(発明の効果)
本発明は以上に説明したように、セラミック球体をセラ
ミック基材の内部で自由に回転できるように埋設してボ
ールベアリングのボールと同様の役割を持たせたもので
あり、小型化が容易であること、回転摩擦が小さく負荷
荷重が大きいこと、大きい周速に耐えること、コストが
安いことなどの利点を有するとともに、全体がセラミッ
クス製であるために摩耗が少な(寿命が長いこと、高温
の場所に用いても焼付きのおそれがないことなどの多く
の利点を併せ持ったものである。よって本発明は従来の
問題点を一掃したセラミック軸受とその製造法として、
産業の発展に寄与するところは極めて大きいものがある
。
ミック基材の内部で自由に回転できるように埋設してボ
ールベアリングのボールと同様の役割を持たせたもので
あり、小型化が容易であること、回転摩擦が小さく負荷
荷重が大きいこと、大きい周速に耐えること、コストが
安いことなどの利点を有するとともに、全体がセラミッ
クス製であるために摩耗が少な(寿命が長いこと、高温
の場所に用いても焼付きのおそれがないことなどの多く
の利点を併せ持ったものである。よって本発明は従来の
問題点を一掃したセラミック軸受とその製造法として、
産業の発展に寄与するところは極めて大きいものがある
。
第1図はセラミック球体を示す断面図、第2図は樹脂コ
ーティングされたセラミック球体を示す断面図、第3図
は得られたセラミック軸受の断面図である。 (1):セラミック球体、(3)二間隙、(4);セラ
ミック基材。
ーティングされたセラミック球体を示す断面図、第3図
は得られたセラミック軸受の断面図である。 (1):セラミック球体、(3)二間隙、(4);セラ
ミック基材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、セラミック基材(4)の内部に多数のセラミック球
体(1)が回転自在に埋設されていることを特徴とする
セラミック軸受。 2、セラミック球体(1)の表面を樹脂コーティングし
、基材となるセラミックス原料と混合、成形したうえ焼
成し、セラミック球体(1)の周囲に樹脂の焼失による
間隙(3)が形成されたセラミック基材(4)を製造し
、更にこの間隙(3)内にオイルを含浸させることを特
徴とするセラミック軸受の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1022857A JPH0758097B2 (ja) | 1989-02-01 | 1989-02-01 | セラミック軸受とその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1022857A JPH0758097B2 (ja) | 1989-02-01 | 1989-02-01 | セラミック軸受とその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02203017A true JPH02203017A (ja) | 1990-08-13 |
JPH0758097B2 JPH0758097B2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=12094390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1022857A Expired - Lifetime JPH0758097B2 (ja) | 1989-02-01 | 1989-02-01 | セラミック軸受とその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0758097B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5711912A (en) * | 1996-06-10 | 1998-01-27 | Eastman Kodak Company | Method for encapsulating elements such as magnets is sintered ceramic materials |
US9217472B2 (en) | 2008-11-06 | 2015-12-22 | Ntn Corporation | Seal equipped bearing assembly |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6320525U (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-10 |
-
1989
- 1989-02-01 JP JP1022857A patent/JPH0758097B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6320525U (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-10 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5711912A (en) * | 1996-06-10 | 1998-01-27 | Eastman Kodak Company | Method for encapsulating elements such as magnets is sintered ceramic materials |
US9217472B2 (en) | 2008-11-06 | 2015-12-22 | Ntn Corporation | Seal equipped bearing assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0758097B2 (ja) | 1995-06-21 |
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