JPS61197422A - 導電性チタン酸アルカリ金属塩及び製法 - Google Patents

導電性チタン酸アルカリ金属塩及び製法

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JPS61197422A
JPS61197422A JP4011985A JP4011985A JPS61197422A JP S61197422 A JPS61197422 A JP S61197422A JP 4011985 A JP4011985 A JP 4011985A JP 4011985 A JP4011985 A JP 4011985A JP S61197422 A JPS61197422 A JP S61197422A
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琢郎 森本
Kihachirou Nishiuchi
西内 紀八郎
Kenichi Wada
和田 憲一
Masayoshi Suzue
鈴江 正義
Yukiya Haruyama
幸哉 晴山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、導電性チタン酸アルカリ金属塩及びその製法
に関する。
(背景) 近年、新規な導電性材料に対するニーズが増大しており
、静電気除去材料や帯電防止材料又は導電性材料となり
うる素材の研究、開発が活発に行なわれている。
これらの導電性素材としては、一般に金、銀、白金1銅
、ニッケル等の導電性金属類、カーボンブラックなどの
炭素材料類、酸化錫、酸化アンチモン等の金属酸化物、
更にはポリピロール、ポリアセチレン等の有機導電性化
合物等が知られており、これらの導電性素材を利用した
導電性の塗料、接着剤、インキ、布帛、m雑、成形体及
び焼結体等が各種の用途に応用されている。
(従来の技術) チタン酸塩に導電性を付与する一般的な方法としては、
チタン酸塩の表面を導電性物質で被覆する方法及びチタ
ン酸塩を還元して低次酸化物からなるチタン酸塩を得る
方法が知られている。
前者の被覆法は、チタン酸塩の表面に導電性物質を物理
的又は化学的方法により沈着させることにより、導電性
物質で被覆されたチタン酸塩を得るものであって、ここ
に導電性物質としては、銀、#1.ニッケル、錫、アン
チモン等が用いられる。この方法は、無電解メッキ関連
技術の適用が可能で、操作が簡単であり、かつ基質とな
るチタン酸塩を何ら変質させることなしに これに導電
性を付与しうるという利点がある。しかし、原料となる
チタン酸塩は通常5〜100m2/gもの比表面積を有
する微細粉末の形で供給されるため、本粉体の表面を充
分な導電性を発揮する程度に均一に被覆するためには、
原料チタンMfn1g’6たり1〜5gもの被覆用導電
性物質を必要とする。このことは、製品である導電性チ
タン酸塩のfflffi組成として、被覆物質がチタン
酸塩と同量又はそれ以上となることを意味し、このため
、チタン酸塩本来の特性が減殺されるのみならず、価格
的にも高価となるから、その産業的利用性が低下する。
後者の還元法においては、チタン酸塩を還元雰囲気で焼
成するか、チタン酸塩を還元雰囲気下で製造することに
より、一般式、 M、O・nTiO2−に(式中、Mはアルカリ金属、n
は2〜12の整数、XはO<x≦lの実数である) で表わされる導電性を示す低次酸化物からなるチタン酸
塩が得られる。この還元法により得られる導電性チタン
酸塩は、還元条件の制御により任意の低次酸化物からな
るチタン酸塩を得ることができ、これにより導電性を自
由に制御できる点で極めて有用性の高いものではあるが
、チタン酸塩の種類によっては還元しにくい場合があり
、かつ還元を高温下で又は長時間行う必要があるため、
還元処理に際してチタン酸塩が熔融して焼結体を作った
り又は結晶状態が変化したりする等の好ましくない現象
を起こすことがあった。
(発明の目的) 本発明の目的は、少量の周期律表第■族の元素の使用に
よって公知の導電性チタン酸塩における以上の問題点を
解決し、チタン酸アルカリ金属塩本来の特性を保持した
導電性チタン酸アルカリ金属塩を提供することである。
本発明のまた別の目的は、導電性チタン酸アルカリ金属
塩を製造するにあたり、熔融したり結晶状態が変化した
りしない温度領域で目的物を収得できる製法を提供する
こと〒ある。
本発明の更に他の目的は、原料非導電性チタン酸塩の物
性をそのまま保有する導電性チタン−アルカリ金属塩の
製法を提供することである。
本発明のなお別の目的は、導電性にバラツキのない導電
性チタン酸アルカリ金属塩を得ることである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は1周期律表第II族の元素でドープされている
ことを特徴とする新規な導電性チタン酸アルカリ金属塩
及びその製法に係る。
本発明の製法における原料物質となるチタン酩アルカリ
金属塩は、一般式。
M20 * nTiO2(式中Mはアルカリ金属、nは
2〜12の整数である) で示されるが、目的上微細粉末状又は繊維状のものが好
ましい、具体的には、チタン酸リチウムチタン触ナトリ
ウム、チタン酸カリウムなどが挙げられる。これらチタ
ン酸塩の中1代表的なチタン酸カリウムを例にあげて説
明すると、ニチタン酸カリウム、四チタン酸カリウム、
六チタン酸カリウムなどが工業的に生産されている。四
チタン酸カリウムは層状構造をもつ繊維状体であり、ま
た六チタン酸カリウムはトンネル構造をもつ繊維状体で
ある。しかし本発明においては、特に式、K20・6T
iO2で表わされる六チタン酸カリウムが、耐火φ断熱
性、機械的強度が優れているのみでなく、充填剤として
用いたとき、成形物の表面平滑性が優れている点で有利
である。
本発明の原料として縞使用されるチタン酸アルカリ金属
塩としては、特に繊維状のものが好ましく、一般的には
#a維状のチタン酸カリウムが実用上好適であって、殊
に繊維長5圃以上、アスペクト比(縦横比)20以上、
特に100以上のものが補強性充填剤として適している
本発明における周期律表第■族の元素(以下「ドープ金
属」と呼ぶ)は、アルカリ土類金属類の他、亜鉛、カド
ミウム及び水銀を包含するが1後二者は人体への毒性、
環境汚染等の恐れが懸念されるので、目的上好適とは言
えない、そして、性能、無公害性その他の見地から、亜
鉛が最も実用的である。
本発明に係る導電性チタン酸アルカリ金属塩は。
l)一般式M20 ・nTiO2(M、nの意味は前記
と同じ)で示されるチタン酸アルカリ金属塩と、ベリリ
ウム、マグ半シウム、カルシウム、ストロンチウム、バ
リウム、亜鉛、カドミウム、水銀等の本発明のドープ金
属又はこれらの金属を含む化合物との混合物を焼成する
か、或は、 2)一般式M20・nTiO2(M、nの意味は前記と
同じ)で示されるチタン酸アルカリ金属塩を本発明のド
ープ金属の蒸気雰囲気中で処理し、金属をチタン酸アル
カリ金属塩の表面に付着させること。
等により製造されうる。
本発明の実施に使用されるドープ金属としては、結晶状
又はアモルファス状の亜鉛、カドミウム、水銀が好まし
い、またドープ金属の化合物としては、当該金属の、■
酸化物、■水酸化物、■炭酸塩、硫酸塩、亜硫醸塩、硝
酸塩もしくは亜硝酸塩等の無機酸塩、■塩化物、臭化物
、沃化物もしくは弗化物等のハロゲン化物、■ギ酸、酢
酸。
プロピオン酸、カプロン酸もしくはシュウ酸等の有機酸
塩、■金属アルフラート及び■アセチルアセトナート等
のキレート化物などを挙げることができる。
本発明おいては、上の金属や金属化合物が粉末状の場合
はなるべく粒径が小さい方が良い、そして混合の仕方と
して直接原料チタン酸アルカリ金属塩と混合してもよい
が、成るべく少量の水等の分散媒を加えて原料チタン酸
アルカリ金属塩と混合、スラリー化後、噴霧乾燥して均
一な混合体を調製するのが良い、また、水等の溶媒に可
溶性のものの場合でも、当該金属化合物の溶液を単に原
料チタン酸塩上に散布するよりは、当該溶液中に原料チ
タン酸アルカリ金属塩を混合してスラリー化した後、噴
霧乾燥して均一な混合体とするのが好ましい。
本発明において、ドープ金属又はその化合物の添加量に
つき特に制限がある訳ではないが、通常、チタン酸アル
カリ金属塩100ffi量部に対し、ドープ金属約2〜
15重量部程度又はこれに対応する量のドープ金属化合
物を添加すれば充分本発明の目的を達成することができ
る。
本発明の導電性チタン酸アルカリ金属塩は、上述のドー
プ金属又はその化合物より選ばれた一種又はそれ以上の
ドープ物質を混合されたチタン酸アルカリ金属塩を、不
活性ガス雰囲気中又は還元性雰囲気下に500〜100
0℃の温度で焼成することにより製造することができる
。?&に実施例で詳述するが、例えばチタン酸アルカリ
金属塩を密閉型高温加熱炉に入れてから減圧下で系内の
空気を除去するか又は炉内に窒素ガスを導入して空気を
窒素で先ず置換し、次いで昇温させ500〜1000℃
になった後にそのまま反応させるか、或は水素ガスを炉
内に導入しつつ加熱して反応させることにより、チタン
酸アルカリ金属塩の結晶ム 中から酸素が引き抜かて導電性となった導電性チタン酸
アルカリ金属塩が得られる。
ドープ金属として亜鉛が混合された系においては、系が
500〜1000℃に加熱されると、亜鉛が熔融し又は
気化してチタン酸アルカリ金属塩と接触し、この活性亜
鉛がチタン酸アルカリ金属塩の格子を構成している酸素
原子と反応して該酸素を引き抜く、そしてここに生成し
た酸化亜鉛の一部は、導電性チタン酸アルカリ金属塩結
晶中にに固溶するが、殆どは蒸発、揮散するから、原料
チタン酸アルカリ金属塩の物性は殆ど変化しない、また
水素ガスを導入した場合には、更に水素による引き抜き
が起こるから、短時間内に導電性チタン酸アルカリ金属
塩を収得することができる。なおこの場合、反応容器の
素材としてカーボン製の素材を使用すると一層良い結果
が得られる。
ドープ金属化合物として亜鉛系化合物を混合した場合に
は、炉内の雰囲気が500℃を越えた頃から亜鉛系化合
物が分解又は熔融を始め、チタン酸アルカリ金属塩中に
酸化亜鉛が固溶、拡散する。そして、次いで水素ガスが
導入されることにより、酸素の引き抜きと同時にイオン
価の異なる亜鉛イオンが導入されるから、著しい導電性
を有する還元チタン酸アルカリ金属塩を収得することが
できる。この場合も、容器としてカーボン系素材を使用
した方が良い結果を与える。これは、カーボン系材料の
使用により、炉内の雰囲気が還元雰囲気化するためと解
訳される。
以上の反応において、ドープ金属が亜鉛の場合には、窒
素ガスもしくはアルゴンガスなどの不活性ガス雰囲気又
は水素ガスなどの還元雰囲気いずれでもよい、またドー
プ金属化合物が亜鉛系化合物の場合には、不活性ガスと
カーボン系素材の組合せ及び水素ガスを使用する還元雰
囲気下での焼成が好ましい。
本発明の反応における焼成温度は、通常500〜100
0℃、好マシくは600−900℃の範囲内であって、
焼成時間は、通常15〜120分、好ましくは20〜7
0分の範囲内である。
本発明の方法では、焼成に際し通常用いられる還元助剤
を併用することができる。好適な還元助剤の例としては
、例えば炭素粉末、炭化珪素、炭化硼素もしくは炭化チ
タン等の炭化物、メタン。
プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、リグロイン、ケロシン等の脂肪族も
しくは芳香族炭化水素又はそれらの混合物及びその他各
種の高炭素含有物質、更にはヒドラジン等の水素化窒素
化合物等を例示できる。これらの還元助剤は、焼成前に
予め原料中に混合するのみでよいが、焼成時の温度で気
化する性質を有する炭化水素等の助剤の場合には、別個
にガス化させて不活性ガスと共に焼成炉中に導入しても
よい、特にトルエン、ベンゼン、四塩化炭素及びメタン
は、夫々700〜750℃。
750〜800℃、850〜900℃及び900〜95
0℃の温度範囲内の温度で鵡気的に熱分解して炭素質を
チタン酸アルカリ金属塩の表面に沈着させるので、自体
還元助剤として作用すると同時に、沈着物(炭素質)に
よる被覆が成績体の導電性を更に向上させる。
本発明の製法で得られた導電性チタン酸アルカリ金属塩
は、微細粉末状、微細繊維状、微細層状等の形状を有す
る導電性素材であって、焼結することにより導電性焼結
体を、結合剤と混練することにより導電性塗料、インキ
又は接着剤を、また樹脂と混練することにより導電性フ
ンバウンド又はシート等を、更に他の布帛材料と抄造又
は混紡することにより、導電性布帛、繊維又はペーパー
を夫々収得することができる。特に1本発明に係る導電
性チタノ酸アルカリ金属塩は、従来の無機、と− 質導電性素材の特徴である#熱性を備えるノ(に。
優れた寸法安定性1表面平滑性及び補強性を有するから
、導電性複合材料を生産するための導電性素材として、
極めて有用である。
(実 施 例) 以下、実施例を挙げて発明実施の諸悪様について説明す
るが、例示は邑然説明用のものであって1発明思想の限
定乃至制限を意図したものではない。
実」1例」2(製造例) チタン酸カリウム[大塚化学■製、商品名ティスモD]
5g及び塩化亜鉛[半井化学薬品■製] 0.5 gに
水を加えて混合、スラリー化した後、スプレードライし
て小顆粒状の混合体を形成させた。この混合体を301
容の黒鉛坩堝内に収容し、該坩堝をシリコニット製管状
電気炉内に移して密封した0次いで、室温下に該電気炉
内に窒素ガスを150m1/分の流量割合で約1時間流
通させ、雰囲気を調整した後、窒素ガスの導通を継続し
たまま炉温を500℃まで昇温させた。その後、導入ガ
スを水素ガスに切り換え、該ガスを流量120m1/分
の割合で導入しながら、徐々に昇温させ、850 ’O
に約1時間保持した後、電気炉の電源を切って水素ガス
の導入を続けたまま放冷し、温度が200℃まで低下し
たとき導入ガスを窒素ガスに切り換え、室温まで放冷後
、坩堝を炉外に取り出した。
得られた導電性チタン酸カリウムは青色に帯色していた
実施例2(同上) チタン酸カリウム[ティスモDI  (前掲)5g及び
塩化亜鉛(前掲)Igに水を加えて混合、スラリー化後
、スプレードライして小顆粒状混合体を作成した。当該
混合体を301容の磁製容器内に収容し、容器をシリコ
ニット製管状電気炉内に移し、室温で該炉内に窒素ガス
を150m1/分の流量割合で約1時間流通させて、雰
囲気を調整した0次いで、窒素ガスの導入を続けなから
炉温を600℃まで昇温させ。
約20分間同温度に保持した後、導入ガスを水素ガスに
切り換え、該ガスを流量120m1/分の割合で導入し
ながら徐々に昇温させた。炉温丘 が900℃達した後、同温度で更に約1時間保持した。
その後、電気炉の電源を切り、引続さ水素ガスの導入を
続けながら200℃まで放冷し1次いで導入ガスを窒素
ガスに切り換え、室温まで冷却した後、炉外に取り出し
た。
以上の還元処理により、青色に帯色した導電性チタン酸
カリウムが得られた。
友亙亘ユ(同上) 実施例1において、導入ガスを水素ガスに変更し、同ガ
スを120m1/分の割合で導入しながら、750℃に
約1時間保持した以外は全て実施例1と同様に操作して
、青色に帯色した導電性チタン酸カリウムを得た。
及凰璽A(同上) チタン酸ナトリウム[大塚化学輛製] 15gと粉末マ
グネシウム[上掲会社製]0.5gを乳鉢内で充分混合
した後、301容の白金坩堝内に収容した。この坩堝を
シリコニット製管状電気炉に移し、室温で該炉内に窒素
ガスを150m1/分の流量割合で約1時間流して雰囲
気を調整した1次いで、窒素ガスの導入を続けたまま5
00℃まで昇温させた後、導入ガスを水素ガスに切り換
え、同ガスを流量120m1/分の割合で導入し、徐々
に昇温させて900℃で50分間保持した。後、電気炉
の電源を切り、水素ガスの導入を続けたまま200℃ま
で放冷させ、その後、導入ガスを窒素ガスに切り換え、
室温まで冷却してから炉外に取り出した。
かくして、青色に帯色した導電性チタン酸ナトリウムが
得られた。
X立1(同上) チタン酸ナトリウム[1掲15gと基本酸化亜鉛1gと
の混合物に水を加え、混捏してスラリー状とした後、噴
霧乾燥して小顆粒状の混合体を調製した。得られた混合
体を501容の黒鉛坩堝内に収容し、坩堝をシリコニー
/ )製管状電気炉に移し、窒素ガスを導入して炉内の
雰囲気を調整した0次いで、炉内に150m1/分の割
合で窒素ガスを導入しながら徐々に昇温させ、炉温か5
00℃に達した後、導入ガスを水素ガスに切り換えて更
に昇温させ、約1時間850℃に保持した。後、電源を
切って水素ガスを流したまま放冷し、炉温か200℃ま
で低下したとき、導入ガスを窒素ガスに切り換え、室温
まで放冷後、炉外に取り出した。
上記方法で還元処理された成績体は、青色に帯色した導
電性チタン酸ナトリウムであった。
衷l輿j(同上) チタン酸カリウム[大塚化学■製15gと亜鉛アセチル
アセトネート [半井化学薬品■製]tgを7セチルア
セトンlOg中に分散させた液をスプレードライして小
顆粒状の混合体を作成し、以下実施例1と同様に還元処
理することにより、青色に帯色した導電性チタン酸カリ
ウムを得た。
K厳重1(同上) チタン酸カリウム[大塚化学輛製15gとカルンウム[
半井化学薬品昧製30.5gを乳鉢中で研磨して両者の
均質な混合物を調製した。別に、窒素導入管と加熱器と
を付した気化容器にベンゼンを所定量満たした気化器付
石英管を塗面し、これに前記混合物を収容、石英綿で刃
止後、該石英管をシリコニー、ト製管状電気炉に移し、
別個の導入管から室温で窒素ガスを150m1/分の流
量割合で約1時間導入して雰囲気を調整した。その後、
炉内へ窒素ガスの導入を続けながら500℃まで昇温さ
せた後、本炉内へ上記ベンゼン気化器からベンゼン蒸気
を濃度2000pp麿、150m1/分の流量割合で併
せ導入して、導入ガスをベンゼン・窒素混合ガスに切り
換え、更に800℃まで昇温させた後、同温度になお約
1時間保持した0次いで。
電気炉の電源を切り、導入ガスを窒素ガスに切り換えな
がら放冷し、炉温か200℃まで冷却した後、炉外に取
り出した。
上述の方法で還元処理することにより黒紫色に帯色した
導電性チタン酸カリウムが得られ尺亀勇1(同上) 実施例7において、気化容器をメタンガスボンベに、処
理温度を900℃に変えた以外、回倒と同様に処理した
ところ、濃紫色の導電性チタン酸カリウムが得られた。
X凰璽ユ(同上) チタン酸カリウム[大塊化学■製]5gと亜鉛粉末[半
井化学■製]及び炭素粉末[三菱化成■、MA100]
0.5gを充分混合してから301の白金坩堝に収容し
、この坩堝をシリコニー/ )製管状電気炉内に移し、
室温で窒素ガスを150m1/分の流量割合で約1時間
導入して雰囲気を調整した。その後、窒素ガス導入を続
けたまま900℃まで昇温させ、同温度に50分間保持
後、電気炉の電源を切り、窒素ガスを導入したまま室温
まで放冷し、炉外に取り出した。
坩堝の内容物から炭素粉末を分離することにより、青色
に帯色した導電性チタン酸ナトリウムが得られた。
実施例10(試験例) 実施例1〜9によって得られた各々の導電性チタン酸ア
ルカリ金属塩90重量部を、流動パラ74710重量部
と乳鉢で良く混合後、直径10mmφ、長さ20m5の
金型内にて、50Kg/cm2の圧力を加えながら10
分間、加圧成形して円柱形の試験用成形体を得た。これ
らの成形体の両面に銀ペーストを塗布後、デジタルマル
チメーター[タケダ理研■製1を用いて導電性を測定し
、求められた抵抗値から各試料の体積抵抗率を下式に従
って算出した。結果は下表−1の通りであった。
(以下余白) 表−1 (発明の効果) 本発明によれば、チタン酸アルカリ金属塩本来の耐熱性
及び補強性等の物性と、望まれる任意の高導電性とを兼
備した優れたチタン酸アルカリ金属塩が提供されうる。
加えてその製造面において1本チタン酸アルカリ金属塩
の製造に際しても比較的低温かつ短時間の焼成条件で足
りるから。
本発明は極めて高い産業上の利用性を有するものである
特許出願人  大塚化学株式会社 −抄凹

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)周期律表第II族の元素でドープされていることを
    特徴とする導電性チタン酸アルカリ金属塩。
  2. (2)周期律表第II族の元素が亜鉛である特許請求の範
    囲第1項記載の導電性チタン酸アルカリ金属塩。
  3. (3)チタン酸アルカリ金属塩と周期律表第II族の元素
    を含む化合物を焼成することを特徴とする導電性チタン
    酸アルカリ金属塩の製法。
  4. (4)チタン酸アルカリ金属塩を周期律表第II族元素の
    蒸気雰囲気下で処理することを特徴とする導電性チタン
    酸アルカリ金属塩の製法。
  5. (5)周期律表第II族の元素が亜鉛である特許請求の範
    囲第3項記載の導電性チタン酸アルカリ金属塩の製法。
  6. (6)周期律表第II族の元素が亜鉛である特許請求の範
    囲第4項記載の導電性チタン酸アルカリ金属塩の製法。
JP4011985A 1985-02-27 1985-02-27 導電性チタン酸アルカリ金属塩及び製法 Granted JPS61197422A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0632181A (ja) * 1992-07-10 1994-02-08 Yoshikoo:Kk 伸縮ポール機構
JP2007147156A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Daikin Ind Ltd 熱交換器用取付板およびそれを用いた空気調和機、ならびに空気調和機の組立方法
WO2008099967A1 (ja) * 2007-02-16 2008-08-21 Sumitomo Chemical Company, Limited 薄片状化合物

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US8119232B2 (en) 2007-02-16 2012-02-21 Sumitomo Chemical Company, Limited Flake compound

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