JPS6119729Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 長尺のカウンタは、運搬が困難なため、通常設
置現場において組立てるが、従来は、前面パネル
を脚あるいは脚同士の連結杆に、ボルト等で固着
していたので、組立てが面倒であるばかりでな
く、相隣る前面パネルの側端同士の突き合せ部が
不揃いになり易く、その調節が困難であるという
欠点があつた。

本考案は、上述の欠点を解消した組立式カウン
タに関するもので、以下添付の図面に基いて具体
的に説明する。

側面形コ字形に屈曲し、互に平行をなして相隣
る脚杆１，１の、上方水平片１ａ，１ａには、天
板２が架設され、同じく垂直片１ｂ，１ｂの対向
面の上端同士と下端同士は、それぞれ前面開口す
るチヤンネル状の連結杆３，４をもつて連結され
ている。

上下幅が脚杆１の垂直片１ｂより若干短寸、か
つ左右長が天板２と等長の前面パネル５の裏面上
部左右両端近くには、側面形ほぼ第２図逆向Ｌ字
形に屈曲する係止金具６が、垂直片６ａの中央に
設けた段部より上方の前方突出部において固着
し、係止金具６の水平片６ｂの中央には、ビス７
が上方より螺挿されている。

８は、上方連結杆３の上片３ａにおける、ビス
７の上方に穿設した調節孔である。

前面パネル５の下端裏面部は、全長にわたつて
肉薄に切欠され、裏面下端における上記係止金具
６の下方に垂設した係止板９が、切欠の後面を覆
うことにより、係合溝１０が形成されている。

１１は幅木で、裏面要所には、上面形Ｕ字形に
屈曲する取付金具１２が固設され、幅木１１は、
下方連結杆４の中央片４ａに穿設した縦長孔１３
を後方より挿通するビス１４を、取付金具１２の
螺孔に螺挿することにより、連結杆４の前面に、
若干の間隙を設けて取付けられている。

前面パネル５は、その裏面上部の係止金具６の
水平片６ｂとビス７を、上方連結杆３の前面開口
部より挿入して、下片３ｂにビス７を係止させる
とともに、下部の係止溝１０に、幅木１１の上部
を嵌合させ、下方連結杆４のビス１４を締めつけ
て、幅木１１と連結杆４の間に、係止板９を挾持
することにより、脚杆１に、上下調節可能に取付
けられている。なお、１５は、前面パネル５の裏
面に貼着したパツキング材である。

本考案のカウンタは、上述のように構成されて
いるので、前面パネル５の取付が極めて簡単であ
り、かつカウンタを側方に連設する場合、床面の
不整あるいは部材の寸法精度の若干の誤差等によ
り、相隣る前面パネル５，５の側端突合せ部が不
揃いになつても、係止金具６のビス７を、上方連
結杆３の上片３ａに穿設してある調節孔８よりド
ライバを挿入して、適宜回転させることにより、
容易に調節することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案カウンタの斜視図、第２図
は、同じく要部縦断側面図、第３図は、第２図Ａ
−Ａ線矢視図である。 １……脚杆、１ａ……上方水平片、１ｂ……垂
直片、２……天板、３……上方連結杆、３ａ……
上片、３ｂ……下片、４……下方連結杆、４ａ…
…中央片、５……前面パネル、６……係止金具、
６ａ……垂直片、６ｂ……水平片、７……ビス、
８……調節孔、９……係止板、１０……係合溝、
１１……幅木、１２……取付金具、１３……縦長
孔、１４……ビス、１５……パツキング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天板を架設した、相隣る脚杆の対向面の上端同
   士と下端同士を、それぞれ前面開口するチヤンネ
   ル状の連結杆をもつて連結し、上方連結杆の上面
   要所に調節孔を穿設するとともに、下方連結杆の
   前面に、若干の間隙を設けて幅木を取付け、前面
   パネルの裏面上部要所に固設した係止金具の後向
   水平片を、上記上方連結杆の開口部より挿入し
   て、後向水平片に上方より螺挿したビスを、上方
   連結杆の下片における上記調節孔の下方に係止さ
   せるとともに、前面パネルの下端に形成した下向
   Ｕ字形の係合溝を、上記幅木の上部に嵌合させ
   て、前記パネルを脚杆に取付けた組立式カウン
   タ。