JPS6119652A - 耐衝撃性に優れたオキシメチレン系ポリマー成形材料および成形品 - Google Patents

耐衝撃性に優れたオキシメチレン系ポリマー成形材料および成形品

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JPS6119652A
JPS6119652A JP60142394A JP14239485A JPS6119652A JP S6119652 A JPS6119652 A JP S6119652A JP 60142394 A JP60142394 A JP 60142394A JP 14239485 A JP14239485 A JP 14239485A JP S6119652 A JPS6119652 A JP S6119652A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はオキシメチレン系ポリマーの成形材料に関する
。より具体的には、本発明は、ある種のエラストマー性
ポリウレタンを含有し、高い衝撃強度を有する成形品を
製造することのできる、オキシメチレン系ポリマー成形
材料に関する。
(従来の技・術) −CHJ−反復単位を有するオキシメチレン系ポリマー
は従来より知られている。このポリマーは、無水ホルム
アルデヒドの重合もしくはホルムアルデヒドの環状三量
体であるトリオキサンの重合により製造することができ
る。
オキシメチレン系ポリマーの成形材料としての有用性も
また以前から公知である。たとえば、米国特許第3,2
75,604号は、オキシメチレン基およびオキシメチ
レン基からなる成形可能なオキシメチレンコポリマーを
開示している。このオキシメチレン基は、連鎖からの側
鎖として−CI+20R基を有しており、かかるコポリ
マーはトリオキサンのようなオキシメチレン華位供給源
をグリシジルエーテルと重合させるごとにより製造でき
る。
たとえば自動車の外装車体部品などのある種の成形用途
にとっては、成形品に良好な衝撃強度を付与するような
成形材料が非常に望ましい。しかも、成形物が室温およ
びそれより高温で優れた衝撃強度を示すだけでは十分で
なく、多くの用途にとって、−20°F  (−28,
41℃)以下という低温においても高い衝撃特性を保持
している必要がある。
たとえば、成形物品を戸外で使用したり、しばしば戸外
に置くような場合には、低温衝撃保持特性が特に重要で
ある。さらに、オキシメチレン成形材料に耐衝撃性改良
剤を添加した時に、得られる成形品の曲げ弾性率が許容
できない値まで低下しないことも重要である。すなわち
、室温および低温c例、−20°F以下)の両方で優れ
た衝撃強度を有し、商品としてを用な曲げ弾性率の値を
保持するような成形品を製造できる、耐衝撃性改良剤を
含有するオキシメチレン成形材料が要求されている。
(発明が解決しようとする問題点) したがって、本発明の目的は、高い衝撃強度を示す成形
品を形成することができるオキシメチレン系ポリマー成
形材料を提供することである。
本発明の別の目的は、高い衝撃強度を示し、−20’F
 (−28,9℃)程度の低温においてもその高い衝撃
強度の値を保持している成形品を形成することのできる
、オキシメチレン系ポリマー成形材料を提供することで
ある。
本発明のさらに別の目的は、耐衝撃性改良剤を含有する
オキシメチレン成形材料から製造した成形品に、有用な
曲げ弾性率の値を持たせることである。
本発明の以上およびその他の目的、ならびにその範囲、
特徴および用途については、以下の詳細な説明から当業
者には明らかになろう。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、下記ratと(b):(a)成形材料
の全重量に基づいて約5〜50重量%の量の、下記(i
)〜(iii): い) 4.4′=メチレンビス (フェニルイソシアネ
ー ト) 、 (11)分子量が約1500〜3000の範囲内のポリ
オキシテトラメチレングリコール、ならびに(iii 
)炭素数2〜約6の脂肪族直鎖ジオール、ヒドロキノン
のビス(2−ヒドロキシエチル)エーテルおよびレゾル
シンのビス(2−ヒドロキシエチル)エーテルよりなる
群から選ばれた少なくとも1種のジオール系伸長剤、の
反応生成物からなるエラストマー性ポリ゛ウレタン; Tbl成形材料の全重量に基づいて約50〜95重量%
の量のオキシメチレン系ポリマー; との均質ブレンドからなる、成形により高い衝撃強度を
示す成形品を形成しうるオキシメチレン系ポリマー成形
・材料が提供される。
ただし、ポリウレタン生成反応において、ジオール系伸
長剤は、ポリオキシテI・ジメチレングリコール1当量
に対して伸長剤約0.5〜2.5当量の範囲内の量で使
用し、フェニルイソシアネートは、イソシアネート基:
全ヒドロキシル基の比が約1゜0 : 1.0〜1.0
8 : 1.0の範囲内になるような量で反応に使用す
る。
(作用) オキシメチレン系ポリマ一 本発明の成形材料に使用するオキシメチレン系ポリマー
は、当該技術分野で周知のものである。
このポリマーは、オキシメチレン反復基もしくは反復単
位、ずなわら−CIl□〇一単位を有することを特徴と
する。本明細書で使用した「オキシメチレン系ポリマー
」なる用語は、−CH20−基を反復単位の少なくとも
約50%の量で含有するすべてのオキシメチレン系ポリ
マー、すなわちホモポリマー、コポリマー、クーポリマ
ーなどを包含する意味である。
−fOに、オキシメチレンホモポリマーは、無水ホルム
アルデヒドの重合、もしくはホルムアルデヒドの環状三
量体であるトリオキサンの重合により製造される。たと
えば、高分子量ポリオキシメチレンは、フッ化アンチモ
ンなどのある種のフッ化物触媒の存在下でのトリオキサ
ンの重合により製造されており、また米国特許出願第6
91 、143号(1957年10月218出願)に記
載のような、フッ化ホウ素と有機化合物との配位錯体か
らなる触媒を使用して高収率かつ高い反応速度で製造す
ることもできる。
ホモポリマーは、通常、末端キャップまたは米国特許第
3,133,896号に記載のような安定剤化合物の配
合により、熱分解に対して安定化させる。
本発明の成形材料に使用するのに特に適したオキシメチ
レン系ポリマーは、米国特許第3,027,352号に
記載のように、たとえばトリオキサンを少なくとも2個
の隣接炭素原子を有する各種環状エーテル(例、エチレ
ンオキシド、ジオキソランなど)と共重合させることに
より製造できるオキシメチレンコポリマーである。
本発明の成形材料に使用しうる特に好適なオキシメチレ
ンコポリマーは、通常比較的高水準、すなわち約70〜
80%のポリマ・−結晶化度を有する。
この種の好ましいオキシメチレンコポリマーは、本質的
に、(al−OCR2−基に、(b)一般式:(式中、
R1およびR2はそれぞれ水素、低級アルキルおよびハ
ロゲン置換低級アルキル基よりなる群から選ばれ、各R
1はメチレン、オキシメチレン、低級アルキルおよびハ
ロアルキル置換メチレン、ならびに低級アルキルおよび
)\ロアルキル置換オキシメチレン基よりなる群から選
ばれ、nはO〜3の整数である) で示される基が散在してなる反復単位構造を有している
各低級アルキル基は炭素数1〜2のものであるのが好ま
しい。(alの一〇GHz一単位は、反復単位の約85
〜99.9%を占める。(blの単位は、隣接炭素原子
を有する環状エーテルの環の酸素−炭素結合の破断によ
る開環によって、コポリマーを製造する共重合過程に、
J6いてコポリマ一連鎖中に存在させることができる。
かかる望ましい構造のコポリマーは、トリオキサンを少
なくとも2個の隣接炭素原子を有する環状エーテル約0
.1〜15モル%と共に、好ましくはルイス酸(例、■
+:l、 PFsなど)または他の酸(例、lI C1
0a、1%11□SOxなど)のような触媒の存在下に
重合させることにより製造できる。
一般に、この好適なオキシメチレンコポリマーの製造に
使用される環状エーテルは、次の一般式で示されるもの
である: (式中、R4およびR2はそれぞれ水素、低級アル・キ
ルおよびハロゲン置換低級アルキル基よりなる群から選
ばれ、R3はメチレン、オキシメチレン、低級アルキル
およびハロアルキル置換メチレン、ならびに低級アルキ
ルおよびハロアルキル置換オキシメチレン基よりなる群
から選ばれ、nは0〜3の整数である)。各低級アルキ
ル基は炭素数1〜2のものが好ましい。
好適なオキシメチレンコポリマーの製造に使用する好ま
しい環状エーテルは、一般式:(式中、nは0〜2の整
数を意味する)で示すことのできる、エチレンオキシド
および1,3−ジオキソランである。使用しうるその他
の環状エーテルには、1,3−ジオキサン、トリメチレ
ンオキシド、■、2−プロピレンオキシドー1,2−ブ
チレンオキシド、1、訓ブチレンオキソ、ド、および2
,2−ジー(クロロメチル)−1,3−プロピレンオキ
シドがある。
所望のオキシメチレンコポリマーの製造に使用しうる好
適触媒は、上記米国特許第3,027,352号に記載
の前述した三フッ化ホウ素である。重合条件、触媒の使
用量などに関しての詳細は、この米国特許を参照された
い。
この好適な環状エーテルから製造したオキシ、メチレン
コポリマーは、実質的にオキシメチレン基とオキシエチ
レン基とを約6:1ないし約1000 :1の比率で含
有してなる構造を有する。
本発明の成形材料に存在させるのが好ましいオキシメチ
レンコポリマーは、融点が150℃以上の熱可塑性材料
であり、普通約180〜200℃の温度で混線または処
理可能である。その数平均分子量は少なくとも10,0
00である。好ましいオキシメチレンコポリマーは、対
数粘度数が少なくとも1.0(2重量%のα−ピネンを
含有するp−クロロフェノール90.1重量%溶液とし
て60℃で測定)である。
本発明の成形材料のオキシメチレンコポリマー成分は、
予め実質的程度に安定化処理しであるオキシメチレンコ
ポリマーであるのが好ましい。かかる安定化法として、
ポリマ一連鎖の分子両端を、各末端に比較的安定な炭素
−炭素結合が存在するようになるまで分解させることに
より安定化させる方法を採用できる。たとえば、かかる
分解は、米国特許第3,219,623号に開示のよう
に加水分解により実施できる。
所望により、オキシメチレンコポリマーは当業者に公知
の方法で末端キャップすることもできる。
好ましい末端キャンプ処理は、酢酸ナトリウム触媒の存
在下で無水酢酸によりアセチル化することにより達成さ
れる。好ましいオキシメチレンコポリマーは、セラニー
ズ社(Celanese Corporation)よ
り、セルコン(CELCON 、登録商標)アセタール
コポリマーという名称で市販されており、特にASTM
 01238−82により試験した時に約2.5g/1
0分のメルトインデックスを示すセルコンM25が好ま
しい。
オキシメチレンターポリマーに関しては、これば、たと
えばトリオキサンと環状エーテルおよび/もしくは環状
アセタール(オキシメチレンコポリマーの製造に使用し
たものと同様)とを、第三のモノマーとして2官能性化
合物と反応させることにより製造できる。この第三のモ
ノマーの例は、たとえば下記一般式のジグリシドである
:〔式中、Zは炭素−炭素結合、酸素原子、炭素数1〜
8、好ましくは炭素数2〜4のオキジアルコキシ基(こ
れは炭素数4〜8のオキシシクロアルコキシ基であって
もよい)、またはオキシポリ(低級アルコキシ)基(好
ましくは各炭素数1〜2の反復基2〜4個からなるもの
)を意味する〕。
かかるジグリシトの例は、エチレンジグリシド、グリシ
ド2モルとホルムアルデヒド、ジオキサンもしくはトリ
オキ971モルとのジグリシジルエーテルおよびジエー
テル、グリシド2モルと炭素数2〜8、有利には炭素数
2〜4の脂肪族ジオールまたは炭素数4〜8の環状脂肪
族ジオール1モルとのジエーテルである。
好適な2官能性化合物の例としては、エチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール
、シクロブタン−1,3−ジオール、■、2−プロパン
ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、および
2−ジメチル−4−ジメチルシクロブタン−1,3−ジ
オールのジグリシジルエーテルが挙げられ、ブタンジオ
ールジグリシジルエーテルが特に好ましい。
一般に、トリオキサン、環状エーテルおよび/もしくは
環状アセタール、ならびに少なくとも1種の2官能性ジ
グリシジル合物からなるターポリマーを製造する場合、
トリオキサン99.89・−89,0重量%、環状エー
テルおよび/もしくは環状アセタール0.1〜10重量
%、ならびに2官能性化合物0.01〜1重量%の割合
で使用するのが好ましい。
この重量%の数値は、ターポリマーの形成に使用するモ
ノマーの全重量に基づくものである。こうして得られた
クーポリマーは、木質的に白色であり、特に良好な押出
適性を有しているという特徴を示す。
ターポリマーの重合は、上記のターポリマーの量的割合
のモノマー成分を使用して、公知方法、すなわち実質的
には溶液もしくは懸濁法で行う−ことができる。溶媒と
しては、不活性の脂肪族もしくは芳香族炭化水素、ハロ
ゲン化炭化水素、またはエーテルを使用するのが有利で
ある。
場合によっては、次の量的割合を使用するのが有利であ
るニトリオキサン99.85〜89.5重量%、環状エ
ーテルおよび/もしくは環状アセタール0゜1〜10重
量゛%、ならびにジグリシジルエーテル0゜05〜0.
5重量%。この重量%の数値は、クーポリマーの製造に
使用したモノマー混合物の合計重量に基づいて算出した
ものである。
トリオキサン系クーポリマーの重合は、トリオキサンが
晶出しない温度、すなわち使用溶媒に応じて一50°C
から+100°Cの範囲内の温度で、溶媒を使用しない
場合には+20℃から+100 ’Cの範囲内の温度モ
行うのが有利である。
トリオキサン系ターポリマーの重合触媒として、カチオ
ン重合を開始させることのできるすべての物質、たとえ
ば有機もしくば無機酸、酸ハロゲン化物、好ましくはル
イス酸を使用することができる。ルイス酸としては、フ
ッ化ホウ素およびその錯体化合物、たとえばフッ化ホウ
素のエーテレートを使用するのが有利である。ジアゾニ
ウムフルオロボレートも特に有利である。
触媒の使用量は、使用触媒の性質および目的とするター
ポリマーの分子量に依存する限度内で変動しよう。一般
に触媒の使用量は、モノマー混合物の全量に対して算出
して0.0001〜1重量%の範囲内、有利には0.0
01〜0.1重量%の範囲内である。
触媒はターポリマーを分解する傾向があるので、重合直
後に触媒を、たとえばアンモニアまたはアミンのメタノ
ールもしくはアセトン溶液で中和しておくのが有利であ
る。
不安定な末端ヘミアセクール基を、他のオキシメチレン
ポリマーについて公知の方法と同様にしてターポリマー
から除去してもよい。有利な方法は、ターポリマーを1
00℃〜200℃の範囲内の温度でアンモニア水に懸濁
させる方法であり、所望により、メタノールもしくはn
−プロパツールなどの膨潤剤を併用する。また、ターポ
リマーを100“Cより高温でアルカリ性媒質に溶解さ
せ、続いて再沈殿させる方法もある。適当な溶媒の例は
、ヘンシルアルコール、エチレングリコールモノエチル
エーテルまたはメタノール60重量%と水40重量%と
の混合物である。アルカリ性反応を行う適当な化合物の
例には、アンモニアおよび脂肪族アミンがある。
溶媒を使用せずに、溶融状態で安定剤を使用してターポ
リ−?−の末端基を熱安定化させることも可能である。
また、ターポリマーの重量に基づいて約、1〜50%の
範囲内の量の水をターポリマーの溶融物に加えて、ター
ポリマーを不均質加水分解することもできる。触媒は使
用しなくてもヰいが、例えば脂肪族もしくは芳香族アミ
ンなどの触媒を存在させてもよい。ターポリマーの混合
物を、約170〜250℃の範囲内の温度に所定時間保
持し、次いで水洗し、乾燥もしくは遠心分離する。
好ましいオキシメチレンターポリマーは、セラニーズ社
より商品名UIOとして市販されており、これはブタン
ジオールジグリシジルエーテル/エチレンオキシド/ 
トリオキサンを、それぞれ約0゜05重量%、2゜0重
量%および97.95重量%含有するターポリマーであ
る。
所望により、可塑剤、ホルムアルデヒド掃去剤、離型剤
、酸化防止剤、充填材、着色剤、強化材、光安定剤、顔
料、他の安定剤等を、かかる添加剤が得られた成形材料
およびこれから成形した成形品の衝撃強度の向上を始め
とする望ましい性質に実質的影響を与えない限り、オキ
シメチレンポリマーに配合してもよく、かかる配合物の
使用も本発明の範囲内に包含される。
適当なホルムアルデヒド掃去剤には、シアノグアニジン
、メラミン、ポリアミド、アミン置換トリアジン、アミ
ジン、尿素類、カルシウム、マグネシウム等のヒドロキ
シル塩、カルボン酸の塩、ならびに金属酸化物および水
酸化物がある。シアノグアニジンが好ましいホルムアル
デヒド掃去剤である。適当な離型剤には、アルキレンビ
スステアルアミド、長鎖アミド、ワックス、オイル、お
よびポリエーテルグ°リシドがある。好ましい離型剤は
、グライコ・ケミカル社(Glyco Chemica
l、 Inc、)より商品名アクラワンクス(Acra
wax) Cとして市販されており、ごれはアルキレン
ビスステアルアミドである。好ましい酸化防止剤は、ヒ
ンダードビスフェノールである。特に好ましいのは、チ
バ・ガイギー社(Ciba −Geigy Corp、
)より商品名イルガノックス(I rganox) 2
59として市販されている1、6−へキサメチレンビス
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナメート)である。
本発明に使用するのに特に好ましいオキシメチレンコポ
リマーは、セラニーズ社から商品名セルコン(CELC
ON)RM25−04として市販されている。このオキ
シメチレンコポリマーは、メルトインデックスが約2.
5g/10分で、0.5重量%のイルガノックス259
.0.1重量%のシアノグアニジン、および0.2重量
%のアクラワソクスCを含有している。
特に好ましいオキシメチレンターポリマーは、セラニー
ズ社より商品名[10−11として市販されている。0
10−11は、既述のU−10ターポリマーを、0゜5
重量%のイルガノックス259および0.1重量%のリ
シノール酸カルシウムで安定化したものである。
エラストマー性ポリウレタン 本発明の成形材料に使用するエラストマー性ポリウレタ
ンは、 (i )4,4°−メチレンビス(フェニルイソシアネ
ーート)、 (ii)分子量が約1500〜3000の範囲内のポリ
オキシテトラメチレングリコール、ならびに(iii 
)炭素数2〜約6の脂肪族直鎖ジオール、ヒドロキノン
のビス(2−ヒドロキシエチル)エーテル、レゾルシン
のビス(2−ヒドロキシエチル)エーテル、およびこれ
らの2種以上の混合物よりなる群から選ばれたジオール
系伸長剤、 の反応生成物である。
好ましくは、ポリオキシテトラメチレングリコールの分
子量は、約2000〜2900の範囲内である。
ここで、ポリオキシテトラメチレングリコールの分子量
とは、数平均分子量のことである。上記分子量範囲内の
ポリオキシテトラメチレングリコールを使用する以外に
、上記範囲より低分子量または高分子量のポリオキシテ
トラメチレングリコールを別の分子量のポリオキシテト
ラメチレングリコールとブレンドして、最終ブレンドの
分子量が上記分子量の範囲内になるようにすることもま
た、本発明の範囲に包含される。
「炭素数2〜約6の脂肪族直鎖ジオール」とは、式: 
110 (CHz) llOHのジオールを意味し、式
中、nは2〜約6であり、2個のO)I基を結合する脂
肪族鎖に分岐はない。かかるジオールには、エチレング
リコール、1,3−プロパンジオール、1.4−ブタン
ジオール、1,5−ペンクンジオールおよび1゜6−ヘ
キサンジオールが含まれる。
好ましいジオール系伸長剤は、1,4−ブタンジオール
、1,6−ヘキサンジオールおよびヒドロキノンのビス
(2−ヒドロキシエチル)エーテルであり、最も好まし
いジオール系伸長剤は1,4−ブタンジオールである。
ポリウレタン生成反応媒質中に、ポリオキシテトラメチ
レングリコールとジオール系伸長剤とを、グリコール1
当量に対してジオール系伸長剤約0゜5〜2.5当量(
例、モル当量)の比率で使用する。
好ましくは、この当量比は約1〜2である。特に好まし
い当量比は、ポリオキシテトラメチレングリコールの分
子量ケ約2000であり、特にジオール系伸長剤が脂肪
族直鎖ジオールである場合に、グリコール1当量に対し
てジオール系伸長剤約1.2〜1.6当量の比率である
。ヒドロキノンもしくはレゾルシン型の伸長剤を使用す
る場合には、当量比は上記好適範囲より低くてもよく、
例えば、グリコール1当量に対して伸長剤約0.5当量
程度まで低くしてもよい。
採用するポリウレタン生成反応の方法の如何にかかわら
ず、ヒドロキシル成分(即ち、ポリオキシテトラメチレ
ングリコールおよびジオール系伸長剤)とジイソシアネ
ートの使用量は、イソシアネート当量もしくはイソシア
ネート基とヒドロキシル当量もしくはヒドロキシル基の
合計(グリコール+ジオール系伸長剤)との系全体での
比率が、約1:1〜1.08:1.0、好ましくは約1
.02:1.0〜1.07:1.Oの範囲内になるよう
にする。イソシアネー) (NGO)基:全ヒドロキシ
ル(OH)基の特に好ましい比率は、約1.03:1.
0〜1.06:1.0の範囲内である。
本明細書でポリウレタンの製造に関して用いた「当量」
なる用語は、反応物質のヒドロキシル基およびイソシア
ネート基に基づくものである。
本発明の熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、ポリウ
レタンエラストマーの合成に従来慣用されている方法に
より製造できる。かかる方法の例には、米国特許第3,
493,634; 4.169,196; 4.′2o
2,9s7および3,642,964号に記載の方法が
ある。かかる方法には、全反応成分を同時に接触させる
ワンショット法と、イソシアネートを第1段階でポリオ
キシテトラメチレングリコールと反応させ、こうして製
造したイソシアネート末端プレポリマーを続いてジオー
ル系伸長剤と反応させるプレポリマー法とがある。ワン
ショット法には、ポリウレタン生成反応を行う前に、ジ
イソシアネートを微量(即ち、当量基準で約10%未満
)のグリコールと反応させて予じめ準プレポリマーに転
化させておく方法も含まれる。ワンショット法が本発明
のエラストマー性ポリウレタンの好ましい製造方法であ
る。特に好ましい態様において、本発明のエラストマー
性ポリウレタンは、米国特許第3,642゜964号に
記載のような連続式ワンショット法により製造される。
ワンショット法(連続式ワンショ・ノド法も含む)にお
いて、各反応成分の混合順序は任意でよい。
有利には、ポリオキシテトラメチレングリコールとジオ
ール系伸長剤を予備ブレンドし、これを単一成分として
反応帯域に装入する。装入するもう一方の主要反応成分
はジイソシアネート(もしくは使用する場合には準プレ
ポリマー)である。反応成分の混合および反応は、従来
一般に利用されている任意の方法および装置により達成
することができる。使用する各反応成分を、例えば、ベ
ンゼン、トルエン等を用いた共沸蒸留、使用圧力におけ
る水の沸点より高温での減圧加熱などの慣用手段により
、外部水分が実質的に存在しないように脱水しておくの
が好ましい。当業者には周知のように、水はジイソシア
ネートおよび生成ポリウレタンと反応するので、ポリウ
レタン生成反応にとって障害となる。したがって、水分
量はできるだけ低くすることが望ましく、典型的には全
反応成分の0.1重量%より十分に低い量、より好まし
くは0.05重量%未満もしくはそれ以下が望ましい。
有利には、パンチ式ワンショット法において、加熱した
ヒドロキシル成分の一方、もしくは好ましくは両方を、
残留水分の除去のために脱ガスして、ポリウレタン反応
が起こる前に空気または他のガスの気泡に同伴させて水
分を除く。この脱ガスは、反応成分を気泡の発生がそれ
以上起こらなくなるまで減圧下に保持することにより行
うのが好都合である。一般に、かかる脱ガスには、約8
5℃〜110℃で約1〜3時間かかる。脱ガス中ヒドロ
キシル成分は攪拌するのが好ましい。脱ガスしたヒドロ
キシル成分を、次いでジイソシアネート(もしくは使用
する場合には準プレポリマー)と混合する。この時の温
度は典型的には約60°Cである。次に、得られた脱ガ
ス混合物を攪拌しながら反応させ、エラストマー性ポリ
ウレタンを生成させる。このポリウレタン生成反応は発
熱反応である。
反応温度は普通には約80℃〜200℃もしくはそれ以
上である。
得られたポリウレタンは、次いで適当な金型もしくは押
出装置などに移し、約り0℃〜115°C程度の温度で
硬化させる。硬化に要する時間は、硬化温度と使用組成
の性質により変動する。一定条件での必要な硬化時間は
試行錯誤法により決定できる。通常、本発明のポリウレ
タンは、バッチ式ワンショット法を採用した場合、約1
00℃で約1時間、約20℃〜23℃では24時間で硬
化させることができる。
本発明のポリウレタンを製造する際に用いる反応混合物
に触媒を存在させることは、必須ではないが望ましいこ
とが多い。イソシアネートと反応性水素含有化合物との
反応の触媒として当該分野で慣用されている任意の触媒
をこの目的に使用できる。触媒については、サンダーズ
(Saunders)ら、「ポリウレタン、ケミストリ
ー・アンド・テクノロジー(Polyurethane
s、 Chemistry and Technol。
gy)、パート11インターサイエンス(Inters
cience)、米国ニュヨーク、(1963)、22
8〜232ページならびに、プリテン(Britain
) ら、「ジャーナル・オブ・アプライド・ポリマー・
サイエンス(J。
八pplied  Plymer  5cience)
  J  4−1207〜211 、 (1960)を
参照されたい。かかる触媒には、ビスマス、鉛、スズ、
珠、アンチモン、ウラン、カドミウム、コバルト、トリ
ウム、アルミニウム、水銀、亜鉛、ニッケル、セリウム
、モリブデン、バナジウム、銅、マンガンおよびシルコ
ニろムの有機および無機酸塩もしくは有機金属誘導体、
ならびにホスフィン類および第三有機アミン類がある。
代表的な有機スズ触媒は、オクタン酸第−スズ、オレイ
ン酸第−スズ、ジブチルスズジオクトエート、ジブチル
ス、ズジラウレート等である。代表的な第三有機アミン
触媒は、トリエチルアミン、トリエチレンシアミン、N
、 N、 N’ 、 N′=テトラメチルエチレンジア
ミン、N、N、N’、N”−テトラエチルエチレンジア
ミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルボリン、
N、 N、 N”、N”−テトラメチルグアニジン、N
、 N、 N’ 、 N′=テトラメチル−1,3−ブ
タンジアミン、N、N−ジメチルエタノールアミン、N
、N−ジエチルエタノールアミン等である。触媒の使用
量は、一般にポリウレタン生成反応成分の合計重量に基
づいて約0.002〜2.0重量%の範囲内である。
前述のプレポリマー法はあまり好ましくないが、この方
法で本発明のエラストマー性ポリウL/タンを製造する
場合には、挙備段階でまずジイソシアネートとポリオキ
シテトラメチレングリコール(全量もしくは一部)とを
、所望により上記のような触媒を存在さゼで反応させ、
イソシアネート末端プレポリマーを生成させる。このプ
レポリマーの製造に使用するジイソシアネートとグリコ
ールの割合は、上述範囲内と同様である。このジイソシ
アネートとグリコールとを、プレポリマーの生成を行う
前に、前述の方法を用いて外部水分が実質的に存在しな
いように脱水しておくのが好ましい。プレポリマーの生
成は、従来法に従い、窒素ガスなどの不活性雰囲気下で
約70℃〜130℃の範囲内の温度で行うのが有利であ
る。生成したプレポリマーを次いでジオール系伸長剤(
および第一段階でジイソシアネートと反応させなかった
ポリオキシテトラメチレングリコールがある場合にはそ
の残部)゛と所望時間にわたって反応させると、本発明
のポリウレタンエラストマーが生成しうる。
この反応は、ワンショット法に関して既述−した反応温
度の範囲内で行うのが有利である。一般に、上記のワン
ショット法と同様に、プレポリマーとジオール系伸長剤
(好ましくは、前述のように脱ガスしたもの)とを混合
し、所要温度範囲内に加熱し、次いで適当な金型、押上
装置などに移し、硬化させる。
所望により、本発明のポリウレタンエラストマーには、
通常ポリウレタンエラストマーに配合されている、顔料
、充填材、滑剤、安定剤、酸化防止剤、着色剤、難燃剤
等の添加剤を、任意の適当な製造段階で配合することが
できる。本発明のオキシメチレン成形材料に使用するの
に特に好ましいポリウレタンエラストマーは、分子量が
約2000のポリオキシテトラメチレングリコール1.
0当量に対して、1.5当量の1,4−ブタンジオール
と2゜63当量の4,4′−メチレンビス(フェニルイ
ソシアネート)とを反応させて製造したものである。こ
のポリウレタンに、0.25重量%のアドハワソクス(
Advawax) 280、〔シンシナティ・ミラクロ
ン・ケミカルズ社(Cincinnati Milac
ron Chemicals、 InC,)から市販の
N、N”−エチレンビスステアルアミド〕 (滑剤)、
および0.25重量%のイルガノックス1010 (チ
ハ・ガイギー社(C4ba−Geigy Corp、)
から市販のテトラキス〔メチレン3−(3’、5°−ジ
−t−フチルー4′−ヒト′ロキシフェニル)プロピオ
ネートコメタン〕 (酸化防止剤)を混合する。
この添加剤の重量%は、ポリウレタン反応成分の合計重
量に基づくものである。
本発明のエラストマー性ポリウレタンは、さらにクラ、
7シユ・ハーグ モジュラス(C1ash−Bergm
odulus) (Tf)が約−40℃未満、好ましく
は約−60°C未満であることを特徴とする。このポリ
ウレタンのTg (ガラス転移温度)は、本質的に上記
Tfと同じ値である。本発明の好ましいポリウレタンは
また、ショアー八硬度が90八以下、重量平均分子量が
100,000を超えることを特徴とする。
木光夙■戊瓜杯社■製逍 本発明のオキシメチレン系ポリマー成形材料は、エラス
トマー性ポリウレタンを約5〜50重量%、好ましくは
約15〜50重量%、特に好ましくは約20〜40重量
%含有する。したがって、オキシメチレン系ポリマーの
方は約50〜95重量%、好ましくは約50〜85重量
%、特に好ましくは約60〜80重量%の量で存在する
ことになる。この重量%は、成形材料の全重量に基づく
ものである。
本発明の成形材料は、使用成分の均質ブレンドもしくは
混合物を生ずる任意の慣用法により適宜製造しうる。好
ましくは、乾式もしくは溶融ブレンド法および装置を用
いる。例えば、ポリウレタン(ペレ7)、チップもしく
は粒状形態)をオキシメチレン系ポリマー(ペレット、
チップ、粒状もしくは粉末形態)と通常は室温で乾式混
合し、得られた混合物を慣用の種類の押出装置で、約1
80℃〜230℃、好ましくは約185℃〜205℃の
温度に加熱して溶融ブレンドする。
好ましくは、均質ブレンド処理を行う前に、ポリウレタ
ンエラストマーおよびオキシメチレン系ポリマーを乾燥
(別個か一緒に)しておく。この乾燥は、露点が約−3
0℃〜−40℃もしくはそれ以下の乾燥空気中において
、約70℃〜110℃、好ましくは80℃を超える温度
で行うことができる。この乾燥はまた、例えば、約90
℃より高温の真空オーブンで行うこともできる。乾燥時
間は、主として含水量、乾燥温度、および使用装置の種
類により変動するが、一般には約2〜6時間もしくはこ
れ以上である。乾燥をさらに長時間、例えば−晩行う場
合には、乾燥温度を約り0℃〜約85℃とするのが好ま
しい。一般に、任意の慣用乾燥手段を利用して、ポリウ
レタンおよびオキシメチレン系ポリマーの合計重量に基
づいて約0.1重量%以下、好ましくは約0.05重量
%以下、特に好ましくは約0.01重量%以下まで含水
量を減少させることができる。当業者には周知のように
、水は高温でポリウレタンを処理する際に、ポリウレタ
ンと反応することになる。
均質ブレンド操作により得たオキシメチレン成形材料は
、次いで機械的細分化処理、たとえば細断、ペレット化
もしくは粉砕により、粒状、ペレット、チップ、フレー
クもしくは粉末にし、熱可塑性状態で、例えば、射出成
形もしくは押出成形により処理して、パー、ロンド、プ
レート、シート、フィルム、リボン、チューブ等の成形
品にす細分化したオキシメチレン成形材料を成形前に乾
燥(前述のように)するのが好ましい。
本発明のオキシメチレン成形材料から得た成形物は、A
STM D256の方法により試験した場合、ノツチ付
アイゾツト衝撃試験による測定で高い衝撃強度すなわち
耐衝撃性を示す。オキシメチレンコポリマー、特にメル
トインデックスが約2.5g/10分のオキシメチレン
コポリマーを成形材料に使用−した場合、得られた成形
物は、−20°F (−28,9℃)以下の低温に至る
まで高い衝撃強度の値を保持しており、この成形物はガ
ードナー型の衝撃試験において一40°F(−40℃)
程度の低温まで若干の延性すら示す。
かかるオキシメチレン成形材料は、低温耐衝撃性がこの
ように高いために、自動車用車体部品、工具ケーシング
等の戸外での使用もしくは保管が行われるような成形品
の製造に使用することができる。
以下、実施例により本発明の具体例を例示する。
ただし、実施例に記載した具体的内容は単に例示にすぎ
ず、制限を目的とするものではないことは理解されよう
。実施例を含む明細書においてご部および%は、特に指
定のない限り、組成物全重量に基づくものである。
実施例1 本実施例で使用したオキシメチレン系ポリマーは、−0
CI+□−反復基約98重量%と、エチレンオキシドか
ら誘導した式ニーOCH,CH,〜のコモノマ一単位約
2重■%とを含有するトリオキサン−エチレンオキシド
コポリマーであった。このオキシメチレンコポリマーは
、本明細書に既に記載した方法、より具体的には前述の
米国特許第3,027,352号に記載のように調製し
、ポリマ一連鎖の末端を既に加水分解により安定化した
ものである。このオキシメチレンコポリマーは、結晶化
度約75%、数平均分子量約35,000、対数粘度数
(1,V、)約1.3(2重量%のα−ピネンを含有す
るp−クロロフェノール中の0.1重量%溶液として6
0℃で測定)、融点165℃、ならびにメルト・インデ
ックス約2.58710分(八STM 01238−8
2に従って測定)であった。
このオキシメチレンコポリマーはさらに、安定剤パンケ
ージとして、0.5重量%のイルガノックス(Irga
nox) 259.0.1重量%のシアノグアニジンお
よび0.2重量%のアクラヮノクス(Acrawax)
Cを含有していた。この重量%は、オキシメチレンコポ
リマーと安定剤パッケージとの合計重量に基づくもので
あった。
下記第1表(反応物質の量は当量数で示す)に示す反応
物質を使用し、下記のバッチ式ワンショット法によって
一連のポリウレタンエラストマーを製造した。
ポリオキシテトラメチL/ングリコール(PTM[;)
を、減圧下で100℃に1時間加熱して脱ガスした。脱
ガスしたPT?lGに1,4−ブタジオール(L4−B
D)をジオール系伸長剤として加え、得られた混合物を
減圧下、90℃で1時間以上脱ガスした。この脱ガス中
、グリコールと1.、 t −B Dとを攪拌した。な
お90℃の温度にある脱ガスしたヒドロキシル基混合物
に、0.005%(ジイソシアネ−1・も含めた全反応
物質の重量に基づく)のオクタン酸第−スズ触媒t−加
工、続いて4.4′−メチレンビス(フェニルイソシア
ネー1− ) (MDI)を加えた。オクタン酸第−ス
ズは、商品名T−10としてM&Tケミカルズ(Che
micals)社より市販の、オクタン酸第−スズの5
00重量%ジオクチルツクレート液として添加した。
こうして得られた混合物を攪拌すると、約15秒で粘度
の急激な増加が起こった。次いでこれをアルミニウムの
浅皿に注いだ。このエラストマーの入った皿を100℃
で1時間保持し、次いで室温(約20℃)で24時間放
置した。この後、このエラストマーを細断して小片とし
、粗砕し、90℃で3時間乾燥した。
0.25重量%のアドバワソクス(Advawax) 
280および0.25重重量のイルガノックス、、 1
010からなる安定剤−潤滑剤バソケージを脱ガス中の
PTMGと混合した。この安定剤−潤滑剤バソケージの
重量%は、ウレタン反応物質、すなわちPTMG + 
1 、4−−BD+MDIの合計重量に基づくものであ
る。
第1表 FIDI   2.042.0B 2.34.2.58
2.683.03.093.09PTMG    1.
0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
 −(Mh12000ン PTMG、    −−−”  −−−−−1,0(肚
2900) 1.4−BD   1.0 1.0 1.251.5 
1.5 2.0 2.0 2.0NCO10H比 1.
02 1.04 1.04 1.03 1.07 1.
00 1.03 1.03*M−は数平均分子量を意味
する。
比較のため、さらにいくつかのポリウレタンエラストマ
ーを調製した。反応物質の種類および使用割合(当量数
で表示)を次の第2表に示す。エラストマーJは、第1
表に関して説明したのと同じハツチ式ワンショット法で
調製したが、ただしポリオキシテトラメチレングリコー
ルの代わりにポリブチレンアジペートジオールを使用し
た。エラストマーIは、別のポリブチレンアジペートジ
オールを使って調製した。さらに、2種のエラストマー
におよびLを数平均分子量がわずか1000のPTMG
を使って調製した。エラストマー1、K、LおよびHは
、第り表に関して説明したのと本質的に同じ方法で調製
したが、ただし、次の実施例2のようにワーナーーープ
レイダラー(Werner−Pf 1eiderer)
押出−混合機を使用した連続式ワンショット法に基いて
反応を行い、実施例2のようにペレット化した。各エラ
ストマーには、第1表に関して説明したのと同し安定剤
−潤滑剤パンケージをほぼ同じ重■%で含有させた。
第2表 M D I ’     3.06 、3.09 2.
25 2.35 2.05PTMG (M讐1000)
   −−1,01,0−PTMG(MW2000) 
  −−−−1,0(MW 2000) (MW 2600) L4−BD    2.0 2.0 1.3 1.3 
1.0NCO10’H比    1.02 1.03 
0.98 1.02 1.0175本この組成物は、ブ
チルカルピトールを[1,012当量含有し、そのため
ブチルカルピトールを含有しない同様の組成物に比べて
、得られるポリウレタンの分子量はさらに低下した。
次いで、各ポリウレタンエラストマー (第1表および
第2表)の一部を上記オキシメチレンコポリマーと乾式
混合し、得られた混合物を除湿式乾燥i(空気露点−2
8,9℃)により約70〜93℃の範囲内の温度で約4
〜16時間乾燥した。乾燥時間が長い場合には使用温度
を低くした。いずれの場合も、ポリウレタンとオキシメ
チレンコポリマーとの合計重量に基づいて、72重量%
のオキシメチレンコポリマーと28重量%のポリウレタ
ンとを使用した。得られた各ポリウレタン−オキシメチ
レン混合物を、次いで直径1インチ(2,54cm)の
単軸押出機により、約190℃の温度で約20ル30レ
ット状に細断″した。ポリウレタンエラストマーには、
オキシメチレンコポリマーとの混合および溶融ブレンド
を行う前に、上記と同じ条件で車軸押出機により処理し
、ストランド状に押出し、ペレット化した。このエラス
トマーにの予備押出により、その分子量はさらに減少し
た。
得られたポリウレタン−オキシメチレンコポリマーのペ
レットを再び乾燥して、水分量を約0.03重量%未満
に低下させてから、175tのリードプレンティス(R
eed Prentice)射出成形機で成形して、5
 Xi/2 Xi/4インチ(12.7cm X 1.
27cm X 0.635cm)の試験棒と、ノツチ(
」アイゾツト試験用のASTMD−638に規定のT字
棒とを作った。ノツチ付アイゾツト試験用にこのT字棒
から1/2 XI/8インチ(1,27cm ’X 0
.32cm)のサンプルを切り取った。次の第3表に本
実施例のブレンド組成およびノツチ付アイゾツト衝撃試
験の結果を示す。
なお、実施例1〜7に示したすべてのノツチ付アイゾツ
ト衝撃試験の結果は、ASTM D−256の方法に従
って得たものである。
なお、参考のために記載すれば、前述のオキシメチレン
コポリマー自体くポリウレタン系耐衝撃性改良剤を含有
しないもの)は、室温(73°F=22.8℃)でのノ
ツチ付アイゾツト(178インチ−0゜32cm)の値
が約1.5〜2.0.10 ’F(−28,9°C)お
よび−40°F(−40,0℃)でのノツチ付アイシソ
)(1/8インチー0.32cm)の値が各約1.2で
ある。
実施例2 下記の反応物質および使用割合で、本質的に実施例1と
同じ方法により、ポリウレタンエラストマーを調製した
。ただし、反応はワーナーープレインダラー押出−混合
機を使用した連続式ワンショット法により行った。この
押出−混合機には、安定剤−潤滑剤パンケージを反応物
質と共に添加した。生成ポリウレタンはストランドの形
状で押出し、細断してペレ”ソトにした。このペレット
の一部を射出成形して試験シー)(5X5 xO,06
0インチ=12.7cmX12.7cmX0.152c
m)を形成し、これを物理試験に付した。こうして測定
した物理的性質を次に示す。
王うストマー糺戊 MDI               2.63(当量
)PTMG (MW 2000)        1.
0 (当量)1.4−BD  、          
1.5 (当量)アドバワンクス280    0.2
5重量%*イルガノックス1010    0.25重
量%才オクタン酸第−スズ    0.025重量%*
N G O/ 011比          1.05
* 重量%は全反応物質に基づく値。
物質的性質 ショア^硬度       75±5 比重           1.09 引張胛性率: ps4 100%        700 300%        1300 引張強さ: I)Si        4500引張永
久伸び二%      25 破断点伸び 二%      550 メルトインデツクス     1.0g/10分(19
0℃、予熱5分、870h) Tg (“C)        約−65実施例3 下記(第4表)に示す反応物質および(史用割合ゴー当
量数)で、実施例2と本質的に同じ連続式ワンショット
法および装置により、3種類のポリウレタンエラストマ
ーを調製した。得られたポリウレタンは、次いでストラ
ンドの形状に押出し、細断してペレット化した。次いで
、各ポリウレタンのペレットの一部を、実施例1に記載
のオキシメチレンコポリマーの一部と溶融ブレンドした
く同じ72/28の重量比のブレンドを使用)。混合、
溶融ブレンドおよび乾燥操作は実施例1に記載のように
行った。得られた乾燥ポリウレタン−オキシメチレンコ
ポリマーブレンドを、次いて実施例1に記載のように射
出成形して、厚さ1/4インチ(0,635cm)およ
び178インチ(0,318cm)の試験片を製作し、
これを使ってノツチ付アイゾツト衝撃試験を行った。こ
の衝撃試験の結果を第5表に示す。
第4表 ポリウレタンエラス;・マー記号  NOPMDI(当
量)2.58 2.63 2.681’TMG (MW
 2000)  (当量>       1.0 1.
0  1.OL4−−BD (当量)        
  1.5 1.5 1.5アドハワソクス280(重
量%)*  0.25 0.25 0.25イルガノツ
クス1010(重量%)*  0.25 0.25 0
.25オクタン酸第−スス (重量%)*  0.02
50.0250.025NCO10R比       
     1.03 1.05 1.07* MDI、
 PTMGおよび1.4−BDの合計重量に基づく重量
%第5表 ポリウレタンエラストマー記号    NOPオキシメ
チレンコポリマー(重量%)72  72  72ポリ
ウレタン(重量%”)        2B   28
  28NCO10H比              
1.03 1.05 1.07アイゾソト値(174イ
ンチ)$      23.5 12.5 13.5〜
20°Fでのノツチ付 アイゾツト値(178インチ’)*      2.9
 3.5 2.8*ノツチ付アイゾツト値の単位は、す
べてft・1b/in−ノツチ 実施例4 さらに比較のため、モーヘイ・ケミカル(MobayC
hemical)より商品名テキシン(Texin)5
91^として市販のエステル系ポリウレタンエラストマ
ーを、実施例1と同じブレンド方法により、実施例1に
記載のオキシメチレンコポリマーとブレンドした。
30重量%のテキシン591八と70重量%のオキシメ
チレンコポリマーとのブレンドを使用した。得られたペ
レットを実施例1と同様、に成形して、厚さ174イン
チ(0,635ci)および1/8インチ(0,318
c+n)の衝撃試験棒を作り、試験を行った。室温(7
3°F =22.8℃)でのノツチ付アイゾツト値は、
厚さ174インチおよび178インチのいずれの試料の
場合も、4.0 ft−IMin−ノツチであった。
実施例5 実施例2に記載のように調製したポリウレタンの一部を
、実施例1に記載のオキシメチレンコポリマーの一部と
溶融ブレンドした。このブレンドの調製に使用したオキ
シメチレンコポリマーおよびポリウレタンの重量%を下
記の第6表に示す。
混合、溶融ブレンドおよび乾燥操作は、実施例1の記載
のように行った。得られた乾燥ポリウレタン−オキシメ
チレンコポリマーのブレンドを、次いで実施例1の記載
のように射出成形して、厚さ174インチ(0,635
cm)および1/8インチ(0,318cm)の試験片
を作り、曲げ弾性率の測定およびノツチ付アイゾツト衝
撃試験を行った。衝撃試験の結果および曲げ弾性率を第
6表に示す。曲げ弾性率の測定は、ASTM試験法D7
90に従い、厚さ174インチの試験片を使って行った
第6表 ポリウレタン(重量%)20  25’  30   
’35実施例6 実施例1に記載のオキシメチレンコポリマーの一部を、
次の第7表に示す重量割合で、実施例2に記載のポリウ
レタンとブレンドした。このオキシメチレン−ポリウレ
タン混合物を80”Cの真空オーブンで一晩乾燥し、3
74インチ(1,91C!11)のブラペングー(Br
abender)単軸押出機で押出し、ペレット化し、
得られたペレット状ブレンドを上記と同じ条件の真空オ
ーブンで再び乾燥し、次いで22オンス(70,9g)
のアーブルグ(^rburg)射出成形機で成形して5
 xi/2 xi/8インチ(12,7cm XI。
27cm X 0.318cin)の試験片およびAS
TM D−6387−試験片を作って、ノツチ付アイゾ
ツトおよび引張弾性率の試験を行った。引張弾性率試験
はインストロン試験機で行った。
第7表 (178インチ) 引張弾性率(X10”psi)  271 205’ 
 171’  128 102実施例7 実施例1に記載したオキシメチレンコポリマーの一部を
、実施例2に記載のポリウレタンおよび異なるガラス転
移温度(Tg)を有する2種の比較用ポリウレタンと各
々ブレンドした(各々ブレンド3.1および2)。コポ
リマーおよびポリウレタンは乾燥して水分量を減少させ
た。次に、コポリマーとポリウレタンとの混合物を溶融
ブレンドし、ペレット化および乾燥処理した後、得られ
たペレットブレンドを成形して、厚さ178インチ(0
,318cm)の試験片を作り、ノツチ付アイゾツト試
験を行った。ノツチ付アイゾツト試験の結果を第8表に
示す。
第8表 コポリマー  (重量%) ポリウレタン(重量%)   20   20  20
Tg* (”c)       −48,2−36,8
−64(178インチ) 以上に本発明を各種の好適態様に関連して説明したが、
本発明の範囲内において各種の変更が可能なこりは、当
業者には明らかであろう。
出願人 セラニーズ・コーポレーションク

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記(a)と(b)との均質ブレンドからなる、
    成形により高い衝撃強度を示す成形品を形成しうるオキ
    シメチレン系ポリマー成形材料。 (a)成形材料の全重量に基づいて約5〜50重量%の
    量の、下記(i)〜(iii): (i)4,4′=メチレンビス(フェニルイソシアネー
    ト)、 (ii)分子量が約1500〜3000の範囲内のポリ
    オキシテトラメチレングリコール、ならびに (iii)炭素数2〜約6の脂肪族直鎖ジオール、ヒド
    ロキノンのビス(2−ヒドロキシエチル)エーテルおよ
    びレゾルシンのビス(2−ヒドロキシエチル)エーテル
    よりなる群から選ばれた少なくとも1種のジオール系伸
    長剤、 の反応生成物からなるエラストマー性ポリウレタン(た
    だし、該ジオール系伸長剤は、該ポリオキシテトラメチ
    レングリコール1当量に対して伸長剤約0.5〜2.5
    当量の範囲内の量で反応に使用し、該フェニルイソシア
    ネートは、イソシアネート基:全ヒドロキシル基の比が
    約1.0:1.0〜1.08:1.0の範囲内になるよ
    うな量で反応に使用する); (b)成形材料の全重量に基づいて約50〜95重量%
    の量のオキシメチレン系ポリマー。
  2. (2)該オキシメチレン系ポリマーが、 (i)オキシメチレンホモポリマー、 (ii)−OCH_2−反復基約85〜99.9%に、
    一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1およびR_2はそれぞれ水素、低級アル
    キルおよびハロゲン置換低級アルキル基よりなる群から
    選ばれ、各R_3はメチレン、オキシメチレン、低級ア
    ルキルおよびハロアルキル置換メチレン、ならびに低級
    アルキルおよびハロアルキル置換オキシメチレン基より
    なる群から選ばれ、nは0〜3の整数であり、各低級ア
    ルキル基は炭素数1〜2のものである)で示される基が
    散在してなる、数平均分子量が10,000以上、融点
    が150℃以上のオキシメチレンコポリマー、ならびに
    (iii)トリオキサン、環状エーテルおよび/もしく
    は環状アセタール、ならびに一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Zは炭素−炭素結合、酸素、炭素数1〜8のオ
    キシアルコキシ基、およびオキシポリ(低級アルコキシ
    )基よりなる群から選ばれる)で示されるジグリシドの
    反応生成物であるオキシメチレンターポリマー、 よりなる群から選ばれたものである、特許請求の範囲第
    1項記載のオキシメチレン系ポリマー成形材料。
  3. (3)エラストマー性ポリウレタンの量が約20〜40
    重量%であり、オキシメチレン系ポリマーの量が約60
    〜80重量%である、特許請求の範囲第1項記載のオキ
    シメチレン系ポリマー成形材料。
  4. (4)(i)ポリオキシテトラメチレングリコールの分
    子量が約2000〜2900の範囲内であり、また(i
    i)ジオール系伸長剤が炭素数2〜約6の脂肪族直鎖ジ
    オールである、特許請求の範囲第3項記載のオキシメチ
    レン系ポリマー成形材料。
  5. (5)ポリオキシテトラメチレングリコールの分子量が
    約2000であり、反応に使用するジオール系伸長剤の
    量が、ポリオキシテトラメチレングリコール1当量に対
    してジオール系伸長剤約1.2〜1.6当量の範囲内で
    あり、反応に使用するフェニルイソシアネートの量が、
    イソシアネート基:全ヒドロキシル基の比を約1.02
    :1.0〜1.07:1.0の範囲内とする量である、
    特許請求の範囲第4項記載のオキシメチレン系ポリマー
    成形材料。
  6. (6)成形品の形態の特許請求の範囲第1項記載のオキ
    シメチレン系ポリマー成形材料。
  7. (7)下記(a)と(b)との均質ブレンドからなる、
    成形により高い衝撃強度を示す成形品を形成しうる、特
    許請求の範囲第1項記載のオキシメチレンコポリマー成
    形材料。 (a)成形材料の全重量に基づいて約5〜50重量%の
    量の、下記(i)〜(iii): (i)4,4′−メチレンビス(フェニルイソシアネー
    ト)、 (ii)分子量が約1500〜3000の範囲内のポリ
    オキシテトラメチレングリコール、ならびに (iii)炭素数2〜約6の脂肪族直鎖ジオール、ヒド
    ロキノンのビス(2−ヒドロキシエチル)エーテルおよ
    びレゾルシンのビス(2−ヒドロキシエチル)エーテル
    よりなる群から選ばれた少なくとも1種のジオール系伸
    長剤、 の反応生成物からなるエラストマー性ポリウレタン(た
    だし、該ジオール系伸長剤は、該ポリオキシテトラメチ
    レングリコール1当量に対して伸長剤約0.5〜2.5
    当量の範囲内の量で反応に使用し、該フェニルイソシア
    ネートは、イソシアネート基:全ヒドロキシル基の比が
    約1.0:1.0〜1.08:1.0の範囲内になるよ
    うな量で反応に使用する); (b)成形材料の全重量に基づいて約50〜95重量%
    の量の下記オキシメチレンコポリマー: −OCH_2−反復基約85〜99.9%に、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1およびR_2はそれぞれ水素、低級アル
    キルおよびハロゲン置換低級アルキル基よりなる群から
    選ばれ、各R_3はメチレン、オキシメチレン、低級ア
    ルキルおよびハロアルキル置換メチレン、ならびに低級
    アルキルおよびハロアルキル置換オキシメチレン基より
    なる群から選ばれ、nは0〜3の整数であり、各低級ア
    ルキル基は炭素数1〜2のものである)で示される基が
    散在してなる、数平均分子量が10,000以上で、融
    点が150℃以上のオキシメチレンコポリマー。
  8. (8)エラストマー性ポリウレタンの量が約15〜50
    重量%であり、オキシメチレンコポリマーの量が約50
    〜85重量%である、特許請求の範囲第7項記載のオキ
    シメチレンコポリマー成形材料。
  9. (9)エラストマー性ポリウレタンの量が約20〜40
    重量%であり、オキシメチレンコポリマーの量が約60
    〜80重量%である、特許請求の範囲第7項記載のオキ
    シメチレンコポリマー成形材料。
  10. (10)ポリオキシテトラメチレングリコールの分子量
    が約2000〜2900の範囲内である、特許請求の範
    囲第7項記載のオキシメチレンコポリマー成形材料。
  11. (11)ジオール系伸長剤が、1,4−ブタンジオール
    および1,6−ヘキサンジオールよりなる群から選ばれ
    た脂肪族直鎖ジオールである、特許請求の範囲第7項記
    載のオキシメチレンコポリマー成形材料。
  12. (12)ポリオキシテトラメチレングリコールの分子量
    が約2000であり、反応に使用するジオール系伸長剤
    の量が、ポリオキシテトラメチレングリコール1当量に
    対してジオール系伸長剤約1〜2当量の範囲内であり、
    反応に使用するフェニルイソシアネートの量が、イソシ
    アネート基:全ヒドロキシル基の比を約1.02:1.
    0〜1.07:1.0の範囲内とする量である、特許請
    求の範囲第11項記載のオキシメチレンコポリマー成形
    材料。
  13. (13)(i)ポリオキシテトラメチレングリコールの
    分子量が約2000〜2900の範囲内であり、また(
    ii)ジオール系伸長剤が1,4−ブタンジオールおよ
    び1,6−ヘキサンジオールよりなる群から選ばれた脂
    肪族直鎖ジオールである、特許請求の範囲第7項記載の
    オキシメチレンコポリマー成形材料。
  14. (14)エラストマー性ポリウレタンの量が約20〜4
    0重量%であり、オキシメチレンコポリマーの量が約6
    0〜80重量%である、特許請求の範囲第13項記載の
    オキシメチレンコポリマー成形材料。
  15. (15)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される基が、該オキシメチレンコポリマーを製造す
    るための共重合工程において、一般式:▲数式、化学式
    、表等があります▼ (式中、nは0〜2の整数を意味する)で示される、隣
    接炭素原子を有する環状エーテルの環の酸素−炭素結合
    の破断による開環によって、連鎖中に存在させる特許請
    求の範囲第14項記載のオキシメチレンコポリマー成形
    材料。
  16. (16)該オキシメチレンコポリマーが、約98%の−
    OCH_2−反復基と約2%の−OCH_2CH_2−
    反復基とからなる、数平均分子量が10,000以上で
    、融点が150℃以上の、トリオキサンとエチレンオキ
    シドから誘導されたものである、特許請求の範囲第14
    項記載のオキシメチレンコポリマー成形材料。
  17. (17)該オキシメチレンコポリマーのメルトインデッ
    クスが約2.5g/10分である、特許請求の範囲第1
    6項記載のオキシメチレンコポリマー成形材料。
  18. (18)成形品の形態の特許請求の範囲第7項記載のオ
    キシメチレンコポリマー成形材料。
  19. (19)下記(a)と(b)との均質ブレンドからなる
    、成形により高い衝撃強度を示す成形品を形成しうる、
    特許請求の範囲第1項記載のオキシメチレンコポリマー
    成形材料。 (a)成形材料の全重量に基づいて約20〜40重量%
    の量の、下記(i)〜(iii): (i)4,4′−メチレンビス(フェニルイソシアネー
    ト)、 (ii)分子量が約2000〜2900の範囲内のポリ
    オキシテトラメチレングリコール、ならびに (iii)炭素数2〜約6の脂肪族直鎖ジオールよりな
    る群から選ばれた少なくとも1種のジオール系伸長剤、 の反応生成物からなるエラストマー性ポリウレタン(た
    だし、該ジオール系伸長剤は、該ポリオキシテトラメチ
    レングリコール1当量に対して伸長剤約1〜2当量の範
    囲内の量で反応に使用し、該フェニルイソシアネートは
    、イソシアネート基:全ヒドロキシル基の比が約1.0
    3:1.0〜1.06:1.0の範囲内になるような量
    で反応に使用する); (b)成形材料の全重量に基づいて約60〜80重量%
    の量の下記オキシメチレンコポリマー: 約98%の−OCH_2−反復基と約2%の−OCH_
    2CH_2−反復基とからなり、数平均分子量が10,
    000以上、融点が150℃以上、メルトインデックス
    が約2.5g/10分である、トリオキサンとエチレン
    オキシドから誘導されたオキシメチレンコポリマー。
  20. (20)脂肪族直鎖ジオールが1,4−ブタンジオール
    であり、ポリオキシテトラメチレングリコールの分子量
    が約2000であり、ジオール系伸長剤をポリオキシテ
    トラメチレングリコール1当量に対してジオール系伸長
    剤約1.2〜1.6当量の範囲内の量で反応に使用する
    、特許請求の範囲第19項記載のオキシメチレンコポリ
    マー成形材料。
JP60142394A 1984-06-29 1985-06-28 耐衝撃性に優れたオキシメチレン系ポリマー成形材料および成形品 Granted JPS6119652A (ja)

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