JPS6119465Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6119465Y2
JPS6119465Y2 JP13810180U JP13810180U JPS6119465Y2 JP S6119465 Y2 JPS6119465 Y2 JP S6119465Y2 JP 13810180 U JP13810180 U JP 13810180U JP 13810180 U JP13810180 U JP 13810180U JP S6119465 Y2 JPS6119465 Y2 JP S6119465Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
flange
section
gas
cylinders
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13810180U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5761729U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13810180U priority Critical patent/JPS6119465Y2/ja
Publication of JPS5761729U publication Critical patent/JPS5761729U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6119465Y2 publication Critical patent/JPS6119465Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、がい管の破損時に飛散を防止する形
のガスブツシングに関する。
がい管内部に圧縮SF6ガスを充すガスブツシン
グにおいて、がい管の破損時に破片が飛散しない
ようにし、かつ全体の電界分布を適切にして良好
な電気特性を維持するガスブツシングについて、
例えば本考案者が考案したガスブツシングは第1
図に示すものである。がい管1の内部2には例え
ば0.15MP(1MPすなわち1メガパスカルは概略
10気圧であり、0.15MPは約0.5気圧・ゲージに相
当する)の圧力のSF6ガスをみたし、破損時に殆
んど破片が飛散しない構造である。そして、キヤ
パシタシリンダ3の異径のものを多段に積み、電
界分布を適切に調整する。また、その内部4には
例えば0.4MP(約3気圧・ゲージ)の圧力のSF6
ガスをみたして、特に導体5とキヤパシタシリン
ダ3及びケース6の間の絶縁を十分に維持してい
る。
ここで、各段のキヤパシタシリンダ3は金具7
によつて連結されているが、内外のガス圧力の差
を長期にわたつて気密に維持し、さらに内部のガ
ス圧力による軸方向の張力に耐える必要があるた
め、形状例えば接着接続などに極めて厳密な管理
が必要であり、またこの部分における電界の集中
を避けることもまた肝要である。
本考案は上記の点を考慮してなされたもので、
その目的とするところは、キヤパシタシリンダの
連結部において、電界集中がなく、またガス気密
に対する信頼性が高く、さらに工作が容易な構造
を有するガスブツシングを提供することにある。
以下、本考案を第2図ないし第4図に示す一実
施例を参照して説明する。第2図において、がい
管11の両端に夫々がい管フランジ12a及ぶ1
2bを取付け、上部のがい管フランジ12aには
パツキング(図示せず)を介して、端子13aを
設けたキヤツプ部13を取付ける。このキヤツプ
部13にはがい管11内部に挿通される中心導体
15aの一端がキヤツプ部13の中空部13bに
開口して固着されている。一方下部のがい管フラ
ンジ12aには端板16を介してケース17に気
密に取付けられている。この端板16はリング状
に形成されており、中央に配設される中心導体1
5と十分な絶縁耐力を有している。この端板16
の中空部16aを囲むようにして、キヤパシタシ
リンダ18をシリンダフランジ18とパツキング
(図示せず)を介して気密に取付け、このキヤパ
シタシリンダ18の上側に径の小さいキヤパシタ
シリンダ19を積み、さらにその上にさらに径の
小さいキヤパシタシリンダ20を積み上げ、夫々
連結部21によつて気密に接続し、さらにキヤパ
シタシリンダ20の上端は、中心導体15aの一
端に固着された蓋板22によつて気密に蓋をして
キヤパシタ部23が形成され、このキヤパシタ部
23の中には蓋板22の内側に固着された中心導
体15が貫通されている。
そして、がい管11内側とキヤパシタ部23と
の間の低圧ガス部25は、キヤツプ部13の中空
部13bと孔13cによつて連通し、また中心導
体15aの孔15bによて連通しており、低圧ガ
スとして例えばSF6ガスが0.15MP(約0.5気圧ゲ
ージ)の圧力で封入されている。また、キヤパシ
タ部23内部の高圧ガス部26は例えば0.4MP
(約3気圧ゲージ)の圧力のSF6ガスが封入され
ている。
そして、キヤパシタ部23を形成するキヤパシ
タシリンダ18,19,20は図示しないが、例
えば金属箔からなる電極が絶縁部材を介して多層
に形成されていて、これら電極によつて形成され
る静電容量によつて、がい管11と中心導体15
aとの間の電界を適切に調整するように設定され
て、十分な絶縁耐力を保つている。また、蓋板2
2の縁端にシールド22aが設けられ、またキヤ
パシタシリンダ18の下側のフランジ18aも丸
味をもたせて形成し、後述するように連結部21
もまた電界を緩和するように形成されている。
連結部21は第3図に示すように、例えばキヤ
パシタシリンダ19,20間について説明する。
連結部21は径の小さい方のキヤパシタシリンダ
20の下端部を太く形成し、ここにフランジ27
を接着し、またキヤパシタシリンダ19の上端部
にフランジ28を取付ける。フランジ27,28
は外径をほぼ同径に形成し、複数箇のボルト(図
示せず)によつて締付ける。両キヤパシタシリン
ダ19,20の端面間には両面にオーリングのよ
うなパツキング29を溝に収納したシールリング
30が挿着されている。
さらに、この連結部21を詳述すると、第4図
に示すように、キヤパシタシリンダ20,19に
は夫々複数枚の例えば導電性部材箔からなる電極
31a,31b,31c…、及び電極32a,3
2b,32c…、が絶縁部材35を介在して多層
に巻回されている。またこれらの電極のそれぞれ
の端にはシールドリングが設けられている。キヤ
パシタシリンダ20の下端を太くして突部36を
形成し、この内径部は切欠いたように形成されて
いる。このように太く形成した突部36の面及び
これに挿着するフランジ27も接着面に適切な凹
凸を形成して両接続面間に接着剤を注入して突部
36とフランジ27とを強固に接着する。このフ
ランジ27の外径は下側のキヤパシタシリンダ1
9の上端に接着して取付けられるフランジ28の
外径とほぼ同寸法に形成されている。また、キヤ
パシタシリンダ19の上部にもフランジ28を上
記と同様にして接着し、両フランジ27,28を
ボルト37によつて締付けている。両フランジ2
7,28は夫々キヤパシタシリンダ20,19の
夫々の端面より突出して接着取付けられているの
で、キヤパシタシリンダ20,19の端面間にシ
ールリング30が挿入され、このシールリング3
0の両面には夫々オーリングのようなパツキング
29が設けら、このパツキング29,29によつ
て気密が保持されている。
そして、キヤパシタシリンダ20の最外層の電
極31aはフランジ27と接続片27aによつて
接続され、またフランジ28はキヤパシタシリン
ダ19の最内層の電極32aに接続片28aによ
つて接続されている。すなわち、キヤパシタシリ
ンダ20,19の夫々の静電容量はフランジ2
7,28によつて直列接続されている。さらに、
導電性のシールリング30は電気的に浮かないよ
うに、両フランジ27,28の接合面の内側に形
成される隅部の空間に例えばスパイラルに形成さ
れた導電性部材からなる紐状のスプリング38が
挿入され、シールリング30と両フランジ27,
28との接続を保つている。なお、両フランジ2
7,28の夫々の接着側の先端部27b,28b
は夫々丸味を形成し、またシールリング30の内
側も円弧状に形成し、夫々電界緩和を計つてい
る。
次に、本考案のガスブツシングの作用効果につ
いて説明する。
(i) 接合部21の例えばフランジ27,28はキ
ヤパシタシリンダ20,19に夫々取付けられ
ているので、キヤパシタシリンダの各段毎に個
別に接着するのでフランジの接着作業が容易で
ある。
(ii) キヤパシタシリンダとフランジとの接着部に
はガス気密機能を要求していないので、工作上
の管理が容易である。特に接着面のキヤパシタ
シリンダ及びフランジの双方に適度の凹凸を設
けることにより、接着剤を充填させるのみで接
着に期待せずに引張力に耐えさせることができ
る。
(iii) 上段側キヤパシタシリンダの下側の外側を大
きくし、下段側キヤパシタシリンダの外径に近
付けることによつて、フランジ27,28の形
状が単純化される。
(iv) 気密機能はシールリング30のパツキング2
9及び相対するキヤパシタシリンダ端面に集約
される。また(iii)により上下の気密位置をほぼ一
致させることができ、シールリング30の径方
向寸法を小さくできるため、中心導体15aと
の距離を確保でき、電界の集中がない。
(v) 両フランジ27,28は夫々電極31a,3
2aとを接続しているので丸味を形成して電界
の緩和をはかつている。
以上、説明したように本考案のガスブツシング
によれば、がい管内部に低圧ガス部と、キヤパシ
タ部内部に高圧ガス部とを形成し、キヤパシタ部
は下より順次径の小さいキヤパシタシリンダを積
上げて、夫々のキヤパシタシリンダ間は接合部に
よつて気密に接合し、この接合部は上側の径の小
さいキヤパシタシリンダの下端部の外径を大きく
した突部を形成し、この突部にフランジを挿入し
て接着し、またこのフランジの外径とほぼ同寸法
の対向したフランジを下側のキヤパシタシリンダ
の上部に取付け、これら両フランジを締付け、ま
た接合部の両キヤパシタシリンダの夫々の端面間
に、両面にパツキングを設けたシールリングを挿
着して気密を保持することによつて、ガス気密に
対する信頼性が高く、電界の集中など電気的特性
を損うことのない防飛散形構造を有するガスブツ
シングを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガスブツシングを示す縦断面
図、第2図ないし第4図は夫々本考案のガスブツ
シングを示し、第2図は縦断面図、第3図及び第
4図は夫々キヤパシタシリンダの連結部を示す断
面図である。 11……がい管、12a,12b……がい管フ
ランジ、13……キヤツプ部、13a……端子、
15,15a……中心導体、16……端板、17
……ケース、18,19,20……キヤパシタシ
リンダ、21……連結部、22……蓋板、23…
…キヤパシタ部、25……低圧ガス部、26……
高圧ガス部、27,28……フランジ、29……
パツキング、30……シールリング、31a,3
1b,31c,32a,32b,32c……電
極、35……絶縁部材、36……突部、38……
スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) がい管内部に中心導体を同心的に包囲して下
    側より順次径を小さくした複数個のキヤパシタ
    シリンダを連結部を介して積み上げてなるキヤ
    パシタ部の内部及び外部に絶縁ガスを封入して
    なるガスブツシングにおいて、キヤパシタ部の
    中心導体側の空間に高圧ガス部を形成し、また
    前記キヤパシタ部のがい管側の空間に低圧ガス
    部を形成し、連結部は、この連結部の上段側の
    キヤパシタシリンダの端部の外径を太くした突
    部を形成し、この突部に第1のフランジを固着
    し、前記連結部の下段側のキヤパシタシリンダ
    の上端部に前記第1のフランジと同じ外径の第
    2のフランジを固着し前記第1のフランジ及び
    第2のフランジを連結し、かつこれら第1及び
    第2のフランジ内側に、双方の前記上側及び下
    側キヤパシタシリンダの夫々の対向する端面を
    封止する導電性の密封部材を挿着して構成した
    ことを特徴とするガスブツシング。 (2) 密封部材は上側及び下側キヤパシタシリンダ
    の夫々の対向する端面間に挟まれる導電性の平
    板状のシールリングを挿着し、このシールリン
    グの両面に夫々シール部材を収納した溝を形成
    し、このシールリングの中心導体に対向する側
    に丸味を形成した実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のガスブツシング。
JP13810180U 1980-09-30 1980-09-30 Expired JPS6119465Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13810180U JPS6119465Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13810180U JPS6119465Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5761729U JPS5761729U (ja) 1982-04-12
JPS6119465Y2 true JPS6119465Y2 (ja) 1986-06-12

Family

ID=29498152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13810180U Expired JPS6119465Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6119465Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5965426U (ja) * 1982-10-25 1984-05-01 株式会社東芝 プツシング

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5761729U (ja) 1982-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7286335B2 (en) Electric double layer capacitor
JPH03175683A (ja) 圧電アクチュエータおよびその製造方法
US3555370A (en) Electrolytic capacitors having improved seal and vent
JP7032326B2 (ja) 低プロファイル平板湿式電解タンタルキャパシタ
CN104412413A (zh) 电池
JPS6119465Y2 (ja)
CN209929072U (zh) 一种具有储胶防潮密封结构的高压避雷器
US20010022235A1 (en) Monolithic insulating bushing
CN1055158C (zh) 测压装置
CN206450347U (zh) 一种压力传感器的封装结构
CN106783093A (zh) 一种油浸式变压器用全密封组合式1kV级套管
KR20190114610A (ko) 압력 센서
JPH0622946Y2 (ja) ガス入り放電管
JPH05101989A (ja) 固体電解コンデンサ
JPH0454660Y2 (ja)
JPS60721A (ja) コンデンサ容器
KR940006078Y1 (ko) 전기 이중층 콘덴서
FI81679B (fi) Taetningstruktur foer en elektrod.
JPH03283335A (ja) 放電管
JPS605459Y2 (ja) ブツシング
JPS6321899Y2 (ja)
JPS61109410A (ja) ガス絶縁電気装置
RU2190894C2 (ru) Конденсатор с двойным электрическим слоем (варианты)
JPH0445233Y2 (ja)
SU1224836A1 (ru) Герметичный ввод