JPS61194214A - ポリアミドモノフイラメントおよびその製造方法 - Google Patents
ポリアミドモノフイラメントおよびその製造方法Info
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- JPS61194214A JPS61194214A JP3455085A JP3455085A JPS61194214A JP S61194214 A JPS61194214 A JP S61194214A JP 3455085 A JP3455085 A JP 3455085A JP 3455085 A JP3455085 A JP 3455085A JP S61194214 A JPS61194214 A JP S61194214A
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- Japan
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- monofilament
- dry
- knot strength
- strength
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- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は乾引嘘強度、乾結節強度および湿結節強度が均
衡してすぐれるという新規な特性を有し、とくに釣糸と
して適したポリアミドモノフィラメントおよびそれを効
率的に製造する方法に関するものである。
衡してすぐれるという新規な特性を有し、とくに釣糸と
して適したポリアミドモノフィラメントおよびそれを効
率的に製造する方法に関するものである。
(従来技術)
ポリアミドモノフィラメント、なかでもポリカプラミド
(ナイロン6)モノフィラメントは強靭で、柔軟性およ
び透明性がすぐれ、適度なこしを持つなどの有用な特性
を備えているため、釣糸や漁網などの漁業用途をはじめ
として種々の工業用途などに広く利用されている。
(ナイロン6)モノフィラメントは強靭で、柔軟性およ
び透明性がすぐれ、適度なこしを持つなどの有用な特性
を備えているため、釣糸や漁網などの漁業用途をはじめ
として種々の工業用途などに広く利用されている。
しかるにポリアミドモノフィラメントを釣糸として用い
る場合には、高い引張強度とともに高い結節強度が要求
され、とくに乾燥状態での乾結節強度と湿潤状態での連
結節強度が均衡してすぐれていることが望ましいとされ
ている。したがって従来からポリアミドモノフィラメン
トの結節強度向上のための試みが数多く検討されており
、たとえば特公昭58−14111丹公報ではいわゆる
ナイロン6の代りにポリカプラミド成分が85%以上か
らなる共重合または混合ポリアミドを素材とし、これを
ポリエチレングリコールに代表される液体熱媒中で延伸
する方法が提案されているが、この方法で得られるモノ
フィラメントはある程度の結節強度向上効果は認められ
るものの、その結節強度および引張強度は未だに不十分
であり、しかも直線性にもに雌があるなど、ざらに特性
改良の余地が残されている。
る場合には、高い引張強度とともに高い結節強度が要求
され、とくに乾燥状態での乾結節強度と湿潤状態での連
結節強度が均衡してすぐれていることが望ましいとされ
ている。したがって従来からポリアミドモノフィラメン
トの結節強度向上のための試みが数多く検討されており
、たとえば特公昭58−14111丹公報ではいわゆる
ナイロン6の代りにポリカプラミド成分が85%以上か
らなる共重合または混合ポリアミドを素材とし、これを
ポリエチレングリコールに代表される液体熱媒中で延伸
する方法が提案されているが、この方法で得られるモノ
フィラメントはある程度の結節強度向上効果は認められ
るものの、その結節強度および引張強度は未だに不十分
であり、しかも直線性にもに雌があるなど、ざらに特性
改良の余地が残されている。
(本発明が解決しようとする問題点)
そこで本発明者らは乾引張強度、乾結節強度および連結
節強度が均衡してすぐれ、とくに釣糸として適したポリ
アミドモノフィラメントの取得を目的として鋭意検討し
た結果、特定の共重合ポリアミドに対しさらに特定のポ
リアミドを特定量配合した組成物を素材とするモノフィ
ラメントが上記目的とする新規特性を満たすばかりか、
直線性および透明性などもすぐれたものであることを見
出すと共に、ざらにはこのポリアミドモノフィラメント
の効率的な製造プロセスを確立するに至り、本発明に到
達した。
節強度が均衡してすぐれ、とくに釣糸として適したポリ
アミドモノフィラメントの取得を目的として鋭意検討し
た結果、特定の共重合ポリアミドに対しさらに特定のポ
リアミドを特定量配合した組成物を素材とするモノフィ
ラメントが上記目的とする新規特性を満たすばかりか、
直線性および透明性などもすぐれたものであることを見
出すと共に、ざらにはこのポリアミドモノフィラメント
の効率的な製造プロセスを確立するに至り、本発明に到
達した。
(問題点を解決するための手段)
すなわち本発明はポリカプロアミドを主成分とするカプ
ロアミド/ヘキサメチレンアジパミド(6/66)共重
合ポリアミドに対し、ポリヘキサメチレンアジパミド(
66)を5〜30重量%配合した組成物を素材としてな
り、下記特性を有するポリアミドモノフィラメントおよ
び上記組成物を溶融紡糸、冷却後、常圧の水蒸気雰囲気
中で3.1〜4.5倍に1段延伸し、次いで総合延伸倍
率が6.2倍以上になるまで2段以降の延伸を行なった
後、弛緩熱処理することを特徴とする特許 造方法を提供するものである。
ロアミド/ヘキサメチレンアジパミド(6/66)共重
合ポリアミドに対し、ポリヘキサメチレンアジパミド(
66)を5〜30重量%配合した組成物を素材としてな
り、下記特性を有するポリアミドモノフィラメントおよ
び上記組成物を溶融紡糸、冷却後、常圧の水蒸気雰囲気
中で3.1〜4.5倍に1段延伸し、次いで総合延伸倍
率が6.2倍以上になるまで2段以降の延伸を行なった
後、弛緩熱処理することを特徴とする特許 造方法を提供するものである。
乾引張強度 10.0a/cJ以上
乾結節強度 8.2g/d以上
湿結節強度 7. 8g/d以上
本発明のポリアミドモノフィラメントはその直径が0.
05〜0.5mm、とくに0.07〜0、35mmとい
う広い範囲にあってもその乾引張強度が10.0g/d
以上と高く、しかも乾結節強度が8.2g/d以上と従
来のナイロン6モノフィラメントに比較して著しくすぐ
れているばかりか、連結節強度もまた7. 8g/d以
上と高い水準にあることを特徴とするものである。
05〜0.5mm、とくに0.07〜0、35mmとい
う広い範囲にあってもその乾引張強度が10.0g/d
以上と高く、しかも乾結節強度が8.2g/d以上と従
来のナイロン6モノフィラメントに比較して著しくすぐ
れているばかりか、連結節強度もまた7. 8g/d以
上と高い水準にあることを特徴とするものである。
本発明のポリアミドモノフィラメントの素材は、ポリカ
プロアミドを主成分とするカブロアミド/ヘキサメチレ
ンアジパミド共重合ボリアミド(以下ナイロン6/66
ト呼ぶ)に対し、ポリヘキサメチレンアジパミド(以下
ナイロン66と呼ぶ)を5〜30重量%、とくに7〜2
5重量%配合した組成物である。ここでナイロン6/6
6におけるヘキサメチレンアジパミド成分の共重合量は
5〜20重量%、とくに7〜15重量%が適当であり、
20重m%を越える場合には連結節強度が低下するため
好ましくない。
プロアミドを主成分とするカブロアミド/ヘキサメチレ
ンアジパミド共重合ボリアミド(以下ナイロン6/66
ト呼ぶ)に対し、ポリヘキサメチレンアジパミド(以下
ナイロン66と呼ぶ)を5〜30重量%、とくに7〜2
5重量%配合した組成物である。ここでナイロン6/6
6におけるヘキサメチレンアジパミド成分の共重合量は
5〜20重量%、とくに7〜15重量%が適当であり、
20重m%を越える場合には連結節強度が低下するため
好ましくない。
またナイロン6/66に対するナイロン66の配合量が
5重量%未満では目的とする結節強度の向上効果が小さ
く、30重量%を越えると逆に諸強度の低下が著しくな
るため好ましくない。
5重量%未満では目的とする結節強度の向上効果が小さ
く、30重量%を越えると逆に諸強度の低下が著しくな
るため好ましくない。
上記ナイロン6/66およびナイロン66の粘度は相対
粘度で表示して、前者が3.40〜4、50,とくに3
.70〜4.40,後者が2、95〜4.50の範囲に
あることが好適である。
粘度で表示して、前者が3.40〜4、50,とくに3
.70〜4.40,後者が2、95〜4.50の範囲に
あることが好適である。
なお素材たるポリアミド組成物には染料、顔料、酸化防
止剤、耐光剤、紫外線吸収剤および可塑剤などの慣用の
添加剤を配合して用い得ることはいうまでもない。
止剤、耐光剤、紫外線吸収剤および可塑剤などの慣用の
添加剤を配合して用い得ることはいうまでもない。
上記特性を有する本発明のポリアミドモノフイラメント
は上記の素材組成物を次に述べる製造プロセスに供する
ことにより得られる。
は上記の素材組成物を次に述べる製造プロセスに供する
ことにより得られる。
まず素材たるポリアミド組成物はペレット同志の混合、
トライブレンド−再ペレタイズおよびエクストルーダへ
別々に供給して溶融混合などの慣用の手段で調製される
。
トライブレンド−再ペレタイズおよびエクストルーダへ
別々に供給して溶融混合などの慣用の手段で調製される
。
組成物の溶融紡糸は通常のエクストルーダ型またはプレ
ッシャーメルター型紡糸機を用い、溶融ポリマを口金か
ら紡出することにより行なわれる。
ッシャーメルター型紡糸機を用い、溶融ポリマを口金か
ら紡出することにより行なわれる。
紡出されたモノフィラメントの冷却には水およびトリク
レン、n−ヘキサンなどの不活性液体が用いられるが、
なかでも水冷塔の採用が望ましい。
レン、n−ヘキサンなどの不活性液体が用いられるが、
なかでも水冷塔の採用が望ましい。
冷却されたモノフィラメントは、冷却液として溶媒を使
用した場合には冷却液を除去した後、次いで1段目の延
伸域に送られる。1段目延伸域は常圧の加熱水蒸気雰囲
気が適用されるが、この延伸域の入口付近は蒸気で高温
となっており、延伸域に入る前に延伸点が生じて、延伸
ムラが起こるため、モノフィラメントの結節強度がばら
つくことがある。したがって延伸域に入る直前までモノ
フィラメントを冷却し、確実に延伸域内で延伸点を生じ
せしめるために、延伸域の直前にざらに第2冷却水浴を
設(プで、モノフィラメントの表面に水が付着した状態
でただちに1段目延伸域に送ることが望ましい。この1
段目延伸域の具体例としては、モノフィラメントの入口
と出口を糸に傷を付けないようなブラシで遮蔽した密閉
式の蒸気槽であって、モノフィラメントの入口および中
央部に水蒸気の吹出管を設けたものが挙げられる。
用した場合には冷却液を除去した後、次いで1段目の延
伸域に送られる。1段目延伸域は常圧の加熱水蒸気雰囲
気が適用されるが、この延伸域の入口付近は蒸気で高温
となっており、延伸域に入る前に延伸点が生じて、延伸
ムラが起こるため、モノフィラメントの結節強度がばら
つくことがある。したがって延伸域に入る直前までモノ
フィラメントを冷却し、確実に延伸域内で延伸点を生じ
せしめるために、延伸域の直前にざらに第2冷却水浴を
設(プで、モノフィラメントの表面に水が付着した状態
でただちに1段目延伸域に送ることが望ましい。この1
段目延伸域の具体例としては、モノフィラメントの入口
と出口を糸に傷を付けないようなブラシで遮蔽した密閉
式の蒸気槽であって、モノフィラメントの入口および中
央部に水蒸気の吹出管を設けたものが挙げられる。
1段目延伸域での延伸倍率は3.1〜4.5倍、とくに
3.4〜4.0倍の範囲が選択され、3.1倍未満では
モノフィラメントが失透し、4.5倍を越えると延伸点
が不安定となり、結節強度がばらつくばかりか、低下す
るため好ましくない。
3.4〜4.0倍の範囲が選択され、3.1倍未満では
モノフィラメントが失透し、4.5倍を越えると延伸点
が不安定となり、結節強度がばらつくばかりか、低下す
るため好ましくない。
1段目延伸域の通過時間は通常0.5〜2.0秒の範囲
が好適であり、上記の延伸倍率の設定は、延伸域の前後
に設置した2対のローラなどを使用する通常の方法で行
なうことができる。
が好適であり、上記の延伸倍率の設定は、延伸域の前後
に設置した2対のローラなどを使用する通常の方法で行
なうことができる。
1段目の延伸を終了したモノフィラメントは次いで2段
目以降の多段延伸域に送られ、通常は2〜3段の追徴延
伸段階を経て総合延伸倍率が6.2倍以上とくに6.4
倍以上となるまで延伸される。ただし総合延伸倍率が6
.2倍未満では引張強度が低くなるため好ましくない。
目以降の多段延伸域に送られ、通常は2〜3段の追徴延
伸段階を経て総合延伸倍率が6.2倍以上とくに6.4
倍以上となるまで延伸される。ただし総合延伸倍率が6
.2倍未満では引張強度が低くなるため好ましくない。
ここで総合延伸倍率の上限にはとくに制限はないが、通
常は6.8倍程度が限界である。
常は6.8倍程度が限界である。
2段目以降の延伸手段についてはとくに制限がなく、熱
風や液体熱媒などを用いる通常の高温延伸が適用できる
。また2段目以降の延伸温度は180〜260℃の範囲
が好適である。
風や液体熱媒などを用いる通常の高温延伸が適用できる
。また2段目以降の延伸温度は180〜260℃の範囲
が好適である。
延伸を終了したポリアミドモノフィラメントは、次いで
歪を除去し、安定な繊維構造を形成させるための弛緩熱
処理工程へと送られる。熱処理は通常0.85〜0.9
5、好ましくは0.86〜0.89の弛緩倍率で150
〜250℃程度の空気浴にモノフィラメントを通過させ
ることにより行なわれ、弛緩倍率が上記よりも大きいと
、モノフィラメントの直線性が低下するため好ましくな
い。弛緩熱処理が終了した後、次いでモノフィラメント
に通常の柔軟剤などの界面活性剤を付与し、これを適宜
の巻取機に巻き取ることにより、本発明のモノフィラメ
ントが得られる。
歪を除去し、安定な繊維構造を形成させるための弛緩熱
処理工程へと送られる。熱処理は通常0.85〜0.9
5、好ましくは0.86〜0.89の弛緩倍率で150
〜250℃程度の空気浴にモノフィラメントを通過させ
ることにより行なわれ、弛緩倍率が上記よりも大きいと
、モノフィラメントの直線性が低下するため好ましくな
い。弛緩熱処理が終了した後、次いでモノフィラメント
に通常の柔軟剤などの界面活性剤を付与し、これを適宜
の巻取機に巻き取ることにより、本発明のモノフィラメ
ントが得られる。
なお上記した本発明の製造プロセスにおいては、1段目
に水蒸気延伸を採用することにより、高い結節強度と直
線性が得られる。
に水蒸気延伸を採用することにより、高い結節強度と直
線性が得られる。
かくして得られる本発明のポリアミドモノフィラメント
は通常その直径が0.05〜Q、5mmの範囲において
上記したごときすぐれた特性を有しており、とくにこれ
らの特性を生かした釣糸用途に好ましく適用できる。
は通常その直径が0.05〜Q、5mmの範囲において
上記したごときすぐれた特性を有しており、とくにこれ
らの特性を生かした釣糸用途に好ましく適用できる。
以下に実施例を挙げて、本発明の効果をざらに説明する
。
。
なお本発明でいう乾引張強度、乾結節強度a5よび湿結
節強度は、いずれもJIS L−1013の基準によ
り測定した値(ただし湿結節強度はモノフィラメントを
室温の水中に24時間放置した後測定)である。
節強度は、いずれもJIS L−1013の基準によ
り測定した値(ただし湿結節強度はモノフィラメントを
室温の水中に24時間放置した後測定)である。
(実施例1)
相対粘度4.3のナイロン6/66 (66共重合!:
10重量%)ペレットに対し、相対粘度3.40のナイ
ロン66ベレットを第1表の割合で配合し、ざらに滑剤
としてNSN”−ビスステアリルアジパミドを0.2重
量%添加してトライブレンドした組成物を、4Qmmψ
のエクストルーダ型紡糸機に供給して285℃で溶融さ
せ、孔径がそれぞれA、0.6mmおよびB、1.0m
mの口金を通して18ONy/iの圧力で紡糸した。紡
出糸を水温5℃で長さ1.5mの水浴を通、 通させ
て冷却し、次いでさらに水温5℃で長さ5cmの第2冷
却浴で再度冷却した後、ただちに1段目延伸域に供した
。第1延伸域は長さ1.5m。
10重量%)ペレットに対し、相対粘度3.40のナイ
ロン66ベレットを第1表の割合で配合し、ざらに滑剤
としてNSN”−ビスステアリルアジパミドを0.2重
量%添加してトライブレンドした組成物を、4Qmmψ
のエクストルーダ型紡糸機に供給して285℃で溶融さ
せ、孔径がそれぞれA、0.6mmおよびB、1.0m
mの口金を通して18ONy/iの圧力で紡糸した。紡
出糸を水温5℃で長さ1.5mの水浴を通、 通させ
て冷却し、次いでさらに水温5℃で長さ5cmの第2冷
却浴で再度冷却した後、ただちに1段目延伸域に供した
。第1延伸域は長さ1.5m。
圧力1.0KI/ci、温度99.5℃の水蒸気雰囲気
であり、モノフィラメントの通過時間はAの場合1.3
秒、Bの場合1.8秒であった。この第1延伸域におけ
る延伸倍率はいずれも3.6倍である。
であり、モノフィラメントの通過時間はAの場合1.3
秒、Bの場合1.8秒であった。この第1延伸域におけ
る延伸倍率はいずれも3.6倍である。
次にこのモノフィラメントを総合延伸倍率が6.5倍と
なるまで第2段目の延伸を行ない、引き続いて弛緩倍率
0.89で弛緩熱処理し、巻き取った。
なるまで第2段目の延伸を行ない、引き続いて弛緩倍率
0.89で弛緩熱処理し、巻き取った。
第2段目の延伸雰囲気および弛緩熱処理雰囲気としては
、いずれも長さ4mの熱風循環式乾熱炉を用い、延伸温
度はAの場合20g℃、Bの場合210°Cであり、弛
緩熱処理温度はAの場合180℃、Bの場合20g℃と
した。
、いずれも長さ4mの熱風循環式乾熱炉を用い、延伸温
度はAの場合20g℃、Bの場合210°Cであり、弛
緩熱処理温度はAの場合180℃、Bの場合20g℃と
した。
このようにして得られたポリアミドモノフィラメントの
直径はAの場合0.17mm、Bの場合0.30mmで
あった。これらのモノフィラメントの特性を評価した結
果を第1表に併せて示す。
直径はAの場合0.17mm、Bの場合0.30mmで
あった。これらのモノフィラメントの特性を評価した結
果を第1表に併せて示す。
(以下本頁余白)
第1表から明らかなように、ナイロン6/66のみから
なるモノフィラメント(NQl)は湿結節強度が低いが
、これにナイロン66を所要量配合して得られる本発明
のモノフィラメント(Nα2〜5)は、乾引張強度、乾
結節強度および湿結節強度が均衡してすぐれている。し
かしナイロン66の配合足が30重」%を越えるモノフ
ィラメント(Nα6)はとくに乾・湿結節強度が低下し
、好ましくない。
なるモノフィラメント(NQl)は湿結節強度が低いが
、これにナイロン66を所要量配合して得られる本発明
のモノフィラメント(Nα2〜5)は、乾引張強度、乾
結節強度および湿結節強度が均衡してすぐれている。し
かしナイロン66の配合足が30重」%を越えるモノフ
ィラメント(Nα6)はとくに乾・湿結節強度が低下し
、好ましくない。
(実施例2)
相対粘度4.3のナイロン6/66 (66共重合量=
10重置%)ペレット80重量部に対し、相対粘度3.
4のナイロン66ペレット20重量部およびN、N”−
ビスステアリルアジパミド0.2重量%をトライブレン
ドした組成物を、40mmψのエクストルーダ型紡糸機
に供給して285℃で溶融させ、孔径がそれぞれA、0
.6mmおよびB、1.0mmの口金を通して180K
g / CIiの圧力で紡糸した。紡出糸を水温5℃で
長さ1.5mの水浴を通過させて冷却し、次いでざらに
水温5℃で長さ5cmの第2冷却浴で再7度冷却した後
、ただちに1段目延伸域に供した。ここで第1延伸の熱
媒を第2表に示した種々のものに変更し、それぞれ第2
表に示した倍率となるように1段延伸を行なった。
10重置%)ペレット80重量部に対し、相対粘度3.
4のナイロン66ペレット20重量部およびN、N”−
ビスステアリルアジパミド0.2重量%をトライブレン
ドした組成物を、40mmψのエクストルーダ型紡糸機
に供給して285℃で溶融させ、孔径がそれぞれA、0
.6mmおよびB、1.0mmの口金を通して180K
g / CIiの圧力で紡糸した。紡出糸を水温5℃で
長さ1.5mの水浴を通過させて冷却し、次いでざらに
水温5℃で長さ5cmの第2冷却浴で再7度冷却した後
、ただちに1段目延伸域に供した。ここで第1延伸の熱
媒を第2表に示した種々のものに変更し、それぞれ第2
表に示した倍率となるように1段延伸を行なった。
すなわち水蒸気とは実施例1と同様に長さ1.5m、圧
力1.OK’J/crA、温度99.5℃の水蒸気雰囲
気であり、モノフィラメントの通過時間はAの場合1.
3秒、Bの場合1.8秒である。
力1.OK’J/crA、温度99.5℃の水蒸気雰囲
気であり、モノフィラメントの通過時間はAの場合1.
3秒、Bの場合1.8秒である。
またPEGとはポリエチレングリコールを満たした槽で
あり、槽の長さ、温度およびモノフィラメントの通過時
間はそれぞれ、Aの場合1Qcm。
あり、槽の長さ、温度およびモノフィラメントの通過時
間はそれぞれ、Aの場合1Qcm。
170℃および0.07秒、Bの場合20am。
20g℃および0.2秒である。
乾熱とは長さ4.0m、温度145℃の熱風循環式乾熱
炉であり、モノフィラメントの通過時間はAの場合3.
3秒、Bの場合4.8秒である。
炉であり、モノフィラメントの通過時間はAの場合3.
3秒、Bの場合4.8秒である。
清水とは長さ1.5mの水槽に?111m水を満たした
もので、モノフィラメントの通過時間はAの場合1.3
秒、Bの場合1.8秒である。
もので、モノフィラメントの通過時間はAの場合1.3
秒、Bの場合1.8秒である。
次にこのモノフィラメントを総合延伸倍率が6.5倍と
なるまで第2段目の延伸を行ない、引き続いて弛緩倍率
0.90で弛緩熱処理し、巻ぎ取った。
なるまで第2段目の延伸を行ない、引き続いて弛緩倍率
0.90で弛緩熱処理し、巻ぎ取った。
第2段目の延伸雰囲気および弛緩熱処理雰囲気としては
、いずれも長さ4mの熱風循環式乾熱炉を用い、延伸温
度はAの場合20g℃、Bの場合210°Cであり、弛
緩熱処理温度はAの場合180℃、Bの場合20g℃と
した。
、いずれも長さ4mの熱風循環式乾熱炉を用い、延伸温
度はAの場合20g℃、Bの場合210°Cであり、弛
緩熱処理温度はAの場合180℃、Bの場合20g℃と
した。
このようにして得られたポリアミドモノフィラメントの
直径はAの場合0.17mm、3の場合0.30mmで
あった。これらのモノフィラメントの特性を評価した結
果を第1表に併せて示す。
直径はAの場合0.17mm、3の場合0.30mmで
あった。これらのモノフィラメントの特性を評価した結
果を第1表に併せて示す。
(以下重置余白)
第2表の結果から明らかなように、本発明の方法(Nα
8)で得られるモノフィラメントは、乾引張強度、乾結
節強度および湿結節強度が均衡してすぐれている。しか
し1段目水蒸気延伸であっても、その延伸倍率が低い場
合(Nα7)は強度が低いばかりか失透し、高い場合(
Nα9)はとくに湿結節強度が低下するため好ましくな
い。また1段目延伸がPEG雰囲気(Nα10)では湿
結節強度が低いばかりかモノフィラメントの直線性に劣
り、乾熱(Nα11)および清水(Nα12)雰囲気で
は全体に強度の低いモノフィラメントしか得られない。
8)で得られるモノフィラメントは、乾引張強度、乾結
節強度および湿結節強度が均衡してすぐれている。しか
し1段目水蒸気延伸であっても、その延伸倍率が低い場
合(Nα7)は強度が低いばかりか失透し、高い場合(
Nα9)はとくに湿結節強度が低下するため好ましくな
い。また1段目延伸がPEG雰囲気(Nα10)では湿
結節強度が低いばかりかモノフィラメントの直線性に劣
り、乾熱(Nα11)および清水(Nα12)雰囲気で
は全体に強度の低いモノフィラメントしか得られない。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明のモノフィラメン1〜は乾
引張強度、乾結節強度および湿結節強度が均衡してすぐ
れるという新規な特性を満たすばかりか、直線性および
透明性などもすぐれたものであって、釣糸として最適で
あり、また本発明の方法によれば、上記特性を有するポ
リアミドモノフィラメントを効率的に製造することがで
きる。
引張強度、乾結節強度および湿結節強度が均衡してすぐ
れるという新規な特性を満たすばかりか、直線性および
透明性などもすぐれたものであって、釣糸として最適で
あり、また本発明の方法によれば、上記特性を有するポ
リアミドモノフィラメントを効率的に製造することがで
きる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ポリカプロアミドを主成分とする力プロアミド/ヘ
キサメチレンアジパミド(6/66)共重合ポリアミド
に対し、ポリヘキサメチレンアジパミド(66)を5〜
30重量%配合した組成物を素材としてなり、下記特性
を有するポリアミドモノフィラメント。 乾引張強度 10.0g/d以上 乾結節強度 8.2g/d以上 湿結節強度 7.8g/d以上 2、ポリカプロアミドを主成分とするカプロアミド/ヘ
キサメチレンアジパミド(6/66)共重合ポリアミド
に対し、ポリヘキサメチレンアジパミド(66)を5〜
30重量%配合した組成物を溶融紡糸、冷却後、常圧の
水蒸気雰囲気中で3、1〜4.5倍に1段延伸し、次い
で総合延伸倍率が6.2倍以上になるまで2段以降の延
伸を行なった後、弛緩熱処理することを特徴とする下記
特性を有するポリアミドモノフィラメントの製造方法。 乾引張強度 10.0g/d以上 乾結節強度 8.2g/d以上 湿結節強度 7.8g/d以上
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3455085A JPH076088B2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | ポリアミドモノフィラメントおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3455085A JPH076088B2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | ポリアミドモノフィラメントおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61194214A true JPS61194214A (ja) | 1986-08-28 |
JPH076088B2 JPH076088B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=12417416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3455085A Expired - Fee Related JPH076088B2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | ポリアミドモノフィラメントおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076088B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63296641A (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-02 | Toray Monofilament Co Ltd | 釣糸 |
JPH06299415A (ja) * | 1993-04-14 | 1994-10-25 | Toray Ind Inc | ポリアミドモノフィラメント |
JPWO2017209268A1 (ja) * | 2016-06-03 | 2019-03-28 | ユニチカ株式会社 | 耐摩耗性に優れるポリアミド繊維およびその製造方法 |
-
1985
- 1985-02-25 JP JP3455085A patent/JPH076088B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63296641A (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-02 | Toray Monofilament Co Ltd | 釣糸 |
JPH06299415A (ja) * | 1993-04-14 | 1994-10-25 | Toray Ind Inc | ポリアミドモノフィラメント |
JPWO2017209268A1 (ja) * | 2016-06-03 | 2019-03-28 | ユニチカ株式会社 | 耐摩耗性に優れるポリアミド繊維およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH076088B2 (ja) | 1995-01-25 |
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