JPS61194081A - 三環式化合物 - Google Patents

三環式化合物

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JPS61194081A
JPS61194081A JP61035371A JP3537186A JPS61194081A JP S61194081 A JPS61194081 A JP S61194081A JP 61035371 A JP61035371 A JP 61035371A JP 3537186 A JP3537186 A JP 3537186A JP S61194081 A JPS61194081 A JP S61194081A
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JP
Japan
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atom
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groups
phenyl
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Application number
JP61035371A
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English (en)
Inventor
クリスチヤン ジエラール ランバウル
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GSK Consumer Healthcare SARL
Original Assignee
Zyma SA
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D495/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D495/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D495/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D333/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom
    • C07D333/50Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D333/74Naphthothiophenes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D495/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D495/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、1,2−ジヒドロナフタレンおよびその1−
オキサ、1−チア、1−スルフィニルおよび1−スルホ
ニル誌導体を含む医薬製剤、これびその製法に関する。
これら化合物は価値ある治療特性を有する。
〔発明の構成および効果〕
本発明は、特に、次式I: (式中、 環Aは非を換であるかまたは置換されておシ、R1およ
びR2は、互いに独立して、各々水素原子、低級アルキ
ル基、アリール基またはへテロアリール基を表わすか、
または R1およびR2が一緒になって、場合によう酸素原子、
硫黄原子もしくは場合により置換された窒素原子で中断
されてもよい低級アルキレン基を表わし、 Yはメチレン基、低級アルキレン基で一置換もしくは二
置換されたメチレン基、酸素原子、硫黄原子、スルフィ
ニル基またはスルホニル基を表わし、Xは二価基−8−
C〔−B−(Z))=CH−であって該第の硫黄原子S
は二環式環系のα位またはβ位に直接結合している基を
表わし、 Bは直接結合、アルキレン基またはアルケニレン基を表
わし; nは1であるか、またはBがアルキレン基またはアルケ
ニレン基である場合には2または3でもよく、 2は遊離もしくは機能的に変性されたカルボキシ基、生
理的条件下で開裂されうる被&カルボキシ基、遊離もし
くは機能的に変性されたホルミル基、アシル基、遊離も
しくは機能的に変性されたスルホ基、遊離、エーテル化
もしくはエステル化ヒドロキシ基、遊離、エーテル化も
しくは酸化エーテル化メルカプト基、非置換もしくは置
換アミノ基、アンモニオ基、ニトロ基またはハロゲン原
子を表わす。) で表わされる化合物、またはその互変異性体、立体異性
体もしくは光学異性体、またはこれら光学異性体の混合
物;またはその医薬として許容されうる塩に関する。
式Iで表わされる化合物における置換基の位置番号は、
IUPAC命名規則にしたがって、次のようである: Yがスルフィニル基である場合には相当するスルホキシ
ド化合物がそのα形またはβ形で存在しホキシト型置換
基たとえば低級アルキルスルフィニル基についても言え
る。
1個級1という語は、このように定義された基がたとえ
ば炭素原子7個まで、好ましくは4個まで有することを
意味する。
置換された基は1個以上の同一または異なった置換基を
有していてよい;これらは適当な位置を置換してよい。
置換された基は一置換または二置換であるのが好ましく
、特に−置換であるのが好ましい。
環Aは非置換であるか、または1,2.3もしくは4個
の置換基、好ましくは1もしくは2個の置換基、特に好
ましくは1個の置換基で置換される。置換基は、とシわ
け、場合により置換された炭化水素基たとえば相当する
脂肪族、脂県式族、芳香族または芳香脂肪族炭化水素基
、たとえば低級アルキル基、低級アルケニル基、低級ア
ルキニル基、瞬接する2つの位置で&Aに連結して5員
、6負または7員環を形成する低級アルキレン基、級ア
ルキル基である;このような炭化水素基の置換基、特に
低級アルキル基、シクロアルキル基および/またはフェ
ニル−低級アルキル基の置換基は、たとえば、場合によ
ジエーテル化またはエステル化されたヒドロキシ基たと
えばヒドロキシ、低級アルコキシ、ハロー低級アルコキ
シ、低級アルケニルオキシ、低級アルキニルオキシ、低
級アルキレンジオキシもしくは低級アルカノイルオキシ
基、ハロゲン原子、および/または場合によ多機能的に
変性されたカルボキシ基たとえばカルボキシ基、エステ
ル化カルデキシ基たとえば低級アルコキシカルボニル基
、アミド化カルボキシ基たとえはカルバモイル、低級ア
ルキルカルバモイルもしくはジ−低級アルキルカルバモ
イル基、またはシアノ基でよい。さらに、壌状置挨基特
にフェニル基は、置換基として、場合により上述のよう
な基で置換されてもよい低級アルキル基を含んでもよい
。別の置換基としては、たとえば場合によジエーテル化
もしくはエステル化したヒドロキシ基、たとえばヒドロ
キシ、低級アルコキシ、ノーロー低級アルコキシ、低級
アルケニルオキシ、ハロー低級アルケニルオキシ、低級
アルキニルオキシ、低級アルキレンジオキシもしくは低
級アルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、場
合によりt換されたアミノ基たとえばアミノ、低級アル
キルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、N−低級アルキ
ル−N−7エールー低級アルキルアミノ、低級アルキレ
ンアミノ、オキサ−、チア−もしくはアゾー低級アルキ
レンアミノ基(このアザ−窒素原子は非置換であるかま
たは、好ましくは低級アルキル基により、ならびにフェ
ニル基もしくはフェニル−低級アルキル基であって置換
基自体が上述のような基で場合によ多置換されていても
よい基により、もしくはアシル基たとえば低級アルカノ
イルもしくはベンゾイル基によ多置換されてもよい);
またはアシルアミノ基たとえば低級アルカノイルアミノ
基、ホルミル基、アシル基たとえば低級アルカノイル基
、または場合によ多機能的に変性されたカルボキシ基た
とえばカルボキシ基、エステル化カル?キシ基たとえば
低級アルコキシカル?ニル基もしくはアミド化カルデキ
シ基たとえばカルバモイル、低級アルキルカルバモイル
もしくはノー低級アルキルカルバモイル基、またはシア
ノ基、場合によ多機能的に変性されたスルホ基たとえば
スルホ、スルファモイル、低級アルキル−、ジ−低級ア
ルキルもしくはフェニルスルファモイル基、および/ま
たはエーテル化メルカプト基であって場合により酸化さ
れてもよい基たとえば低級アルキルチオ、低級アルキル
スルフィニルもしくは低級アルキルスルホニル基である
好ましい猿人の置換基としては、低級アルキル基、ヒド
ロキシ基、低級アルコキシ基およびハロゲン原子である
低級アルキル基は、たとえば、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、5ec−ブチルもしく
はtert−ブチル、ならびにn−ペンチル、インペン
チル、ネオペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシルもし
くはn−ヘプチル基であり、エチル基が好ましく、特に
メチル基が最も好ましアリールまたはへテロアリール基
は、特に相当する単環式基が好ましいが二環式もしくは
多環式炭素環式基または芳香族性を有する複素環式基で
もよい。アリール基としてはフェニル基ならびにナフチ
ル基たとえば1−または2−す7チル基が好ましい。
ヘテロアリール基は単環式が好ましいが二環式または多
環式でもよい。後者の場合には幾つかの芳香族複素環犬
猿からなるか、または1個以上の縮合した芳香族炭素環
式環特に1個以上の縮合したベンゾ環を有する1個以上
の芳香族複素環式環からなる。通常存在し好ましくは5
個または6個のm!成員からなるヘテロアリール基は環
栴成員として4個までの同一または異なった異原子、好
ましくは窒素、酸素および/または硫黄原子を有してい
てよく、好ましくは1,2.3もしくは4個の窯素原子
、1個の&素原子もしくは1個の硫黄原子、または1も
しくは2個の窒素原子と1個の酸素原子もしくは1個の
硫黄原子を有していて単環式の5員ヘテロアリール基と
しては、たとえば相当するモノアゾ−、ジアザ−、トリ
アデー、テトラアザ−、モノオキサ−、モノチア−、オ
キサアゾ−、オキサシアデー、チアアザ−またはチアジ
アザ−環式基、たとえばピリジル、ピラゾリル、イミダ
ゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フリル、チェニ
ル、イソオキサシリル、オキサシリル、オキサジアゾリ
ル、イソチアゾリル、チアゾリルまだはチアジアゾリル
基であり、−万年環式の6負へテロアリール基としては
、たとえば、相当するモノアザ−、シアデーまたはトリ
アザ環式基たとえばピリジル、ピリメジニル、ピリミジ
ニル、ピラジニルまたはトリアジニル基である。
二環式へテロアリール基は、特に、給金ベンゾ禦を有す
る単環式へテロアリール基である;ヘテロ環は5員また
は6負でよく、5員ヘテロアリール基は、たとえばモノ
アゾ−、シアデー、モノオキサ−、モノチア−、オキサ
アゾ−またはチアアザ−m式基であり、6員ヘテロアリ
ール基は、たとえばモノアザ−もしくはシアデーへテロ
アリール基である。このような二環式基としては、たと
えば、インドリル、インインドリル、ペンゾイミダソリ
ル、ベンゾフラニル、ベンゾチェニル、ベンゾオキサシ
リル、ベンゾチアゾリル、キノリニルまたはインキノリ
ニル基である。
第一に、ヘテロアリール基は、ピリジル、ピラゾリル、
イミダゾリル、フリル、チェニル、ピリジル、ピリミジ
ニルまだはキノリル基である。
アリールおよびヘテロアリール基は非置換であるかまた
は置換されていてよく、環炭素原子だゆでなく環窒素原
子もまた置換されることができる。
環炭素原子の置換基としては、たとえばfiAについて
上述したようなものである。主窒素原子の置換基として
は、たとえは遊離もしくは機能的に変性されたカルボキ
シ基たとえば低級アルコキシカル?ニル基、脂肪族炭化
水素基たとえば低級アルキル基、低級アルカノイル基も
しくはベンゾイル基、ならびにヒドロキシ基、低級アル
コキシ基または低級アルカノイルオキシ基である。
ヘテロアリール基は、置換基の性質にしたがって様々な
互変異性体形をとシうる。
基R1とR2が一緒になって形成する、場合により酸素
、硫黄または窒素原子により中断されてもよい低級アル
キレン基としては、鎖の炭素原子が2〜6個、好ましく
は4″または5個の低級アルキレン基、または相当する
異原子の他に鎖の炭素原子3〜5個特に3または4個を
有するオキサ−、チア−もしくはアザー低級アルキレン
基でちるのが好ましい。
特に、X、S−−<メチレン基である。アゾー低級アル
キレン基の中には、アザ−窒素原子がたとえば脂肪族炭
化水素基たとえば低級アルキル基により、またはアシル
基たとえば低級アルカノイルもしくはベンゾイル基によ
り置換されてもよい。
アルキレン基は、たとえば炭素原子数1〜12のアルキ
レン基たとえばデシレン基であり、低級アルキレン基が
好ましい。低級アルキレン基は、たとえばプロピレン基
たとえば1,3−11,2−もしくは1,1−プロピレ
ン基、ブチレン基、で8シ、炭素原子数1〜4のフルキ
レン基、特にエチレン基が好ましく、メチレン基が特に
好ましい。
アルケニレン基は、たとえば炭素原子数2〜12のアル
ケニレン基たとえばデセニレン基であり、低級アルケニ
レン基が好ましい。低級アルケニレン基は、たとえば1
−もしくは2−プロペニレン基fcト、tiJ’ 1 
、3−fログ−1−エニレンもしくは1.2−fロブ−
1−エニレン、1−12−もしくは3−ブテニレン、1
−12−もしくは4−ペンテニレン、1−12−53−
もしくは5−ヘキセニレンまたは1−12−13−14
−もしくは6−へブテニレン基であり、好ましくは炭素
原子数2〜4のアルケニレン基、特にエテニレン基たと
えば1,2−エテニレン基である。
遊離または機能的に変性されたカルボキシ基は、たとえ
ば、カルボキシ基、エステル化カルボキシ基、好ましく
はアルコキシ部分が炭素原子数1〜16、好ましくは1
〜10、特に好ましくは1〜8のフルコキシカルゴニル
某、たと支はオクトキシカルが二JLM、%IIC低R
アルコそシカルーニル基たとえばメトキシカルボニルも
しくはエトキシカルボニル基であるが、フェニルオキシ
カルがニル基またはへテロサイクリルオキシカルボニル
基ニアミド化カルボキシ基たとえばカルバモイル基また
は場合によυ次の基からなる群から選択される1または
2個の同一もしくは異なった基で置換されたカルバモイ
ル基;低級アルキル、フェニル−低級アルキル、(ハロ
、低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、ニトロ
)−7工ニルー低級アルキル、フェニル、ヘテロサイク
リル、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキル
アミノ、フェニルアミノおよびジ−フェニルアミノ基;
好ましくはカルバモイル、低級アルキルカルバモイル(
−C0NH(低級アルキル)〕、〕フェニルー低級アル
キルカルバモイルハロ−フェニル−低級フルキルカルバ
モイル、ジ−低級アルキルカルバモイル(−CON (
低級アルキル)2〕またはアミノカルバモイル(−〇〇
NHNH2) *  ヒドロキシカルバモイル(−Cω
JHOH);またはシアノ基である。
さらに、カルボキシ基の複素環式誘導体は、5−テトラ
ゾリル基、非置換もしくは低級アルキル置換4,5−ジ
ヒドロ−2−オキサシリル基、場合により4位が遊離も
しくは機能的に変性されたカルボキシ基特にカルボキシ
基により置換された4、5−ジヒドロ−2−チアゾリル
基が好ましいが、非置換、低級アルキル−もしくはフェ
ニル置換5,6−シヒドロー4H−1,3−オキサノン
−2−イル基でもよい。
生理的条件下で開裂しうる被覆カルボキシ基は、生理的
条件下でカルボキシ基、特にその前駆薬エステル、また
はその前駆薬アミドへも転化しうるカルボキシ誘導体を
表わす。
前記前駆薬エステルは、アシルオキシメトキシカルがニ
ル基たとえば低級アルカノイルオキシ−メトキシカル?
ニル基たとえばピパロイルオキシ−メトキシカルボニル
もしくはアセトキシ−メトキシカル−ニル基;アミノー
低級アルカノイルオキシーメトキシカルデニル基、特に
α−アミノ−低級アルカノイルオキシ−メトキシカルブ
ニル基たとえばグリシル−1L−パリルーもしくはL−
ロイシルオキシ−メトキシカル−ニル基;低級アルカノ
イルアミノ−メトキシカル?ニル基;3−7タリジルオ
キシカルデニル基;1−低級アルコキシカルボニルオキ
シ−低級アルコキシカルブニル基7’cトエi!1−エ
トキシカル?ニルオキシーエトキシカルデニル基;1−
低Rアルコキシー低級アルコキシカルデニル基たとえば
メトキシ−メトキシカルがニルもしくは1−メトキシ−
エトキシカルボニル基;または場合によりジオキソレン
環の5位が低級アルキルもしくはフェニル基で置換され
てもよい2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル
メトキシカルボニル基である。
前記前駆薬アミドは、たとえばアミノ酸またはその機能
的に変性された誘導体たとえばその低級アルキルエステ
ルたとえばグリシン、アラニン、フェニルアラニン等か
ら構成される一置換カルバモイル基たとえばカル?キシ
メチルーカルバモイル基である。
ホルミル基またはイミノ基(−CH=NH)であって、
これらは遊離、エーテル化もしくはエステル化ヒドロキ
シ基たとえばヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルカ
ノイルオキシもしくはベンゾイルオキシ基により、低級
アルキル、フェニルもしくはアミノ基(アミノ基は場合
により置換基として1もしくは2個の低級アルキル基、
1もしくは2個のフェニル基または場合により低級アル
キル基で一置換もしくは二置換されたカルバモイル基を
含むことができる)により置換されてよい;またアセタ
ールたとえばジ−低級アルキルアセタールでもよい。さ
らにホルミル基の複素環式誘導体は、特に2−チアゾリ
ジニル基であり、これは場合により遊離または機能的に
変性されたカルボキシ基特にカルボキシ基により4位が
置換されてもよい。
アシル基はカル?ン酸の相当する残基、好ましくはベン
ゾイル基特に低級アルカノイル基またはハロー低級アル
カノイル基、ならびにフェニル−低級アルカノイル基、
ヘテロサイクリルカルデニ基である。
遊離もしくは機能的に変性されたスルホ基は、たとえば
スルホ基(−8o、H)、エステル化スルホ基りとえば
低級アルコキシスルホニル基、フェニルオキシスルホニ
ル基またはへテロサイクリルオキシスルホニル基;アミ
ド化スルホ基たとえばスルファモイル基であって場合に
よりクロアルキル、フェニルおよびヘテロサイクリル基
からなる群から選択される1iたは2餉の同一もしくは
異なった基により置換されてもよい基、好ましくはスル
ファモイル基、低級アルキルスルファモイル基マたはジ
−低級アルキルスルファモイル基;またはスルホニルハ
ライドたとえば塩化スルホニルである。
エーテル化ヒドロキシ基は、たとえば炭化水素基によジ
エーテル化されたヒドロキシ基、特に低級アルコキシ基
、ならびに低級アルケニルオキシ基、低級アルキニルオ
キシ基、フェニルオキシ基、フェニル−低級アルコキシ
基、ヘテロサイクリルオキシ基またはヘテロサイクリル
−低級アルコキシ基である。
エステル化ヒドロキシ基は、たとえばカルがン酸によジ
エステル化されたヒドロキシ基たとえばアシルオキシ基
、好ましくは炭素原子数1〜20さらに好ましくは炭素
原子数1〜16のアルカノイルオキシ基特に低級アルカ
ノイルオキシ基またはベンゾイルオキシ基であるが、た
とえば低級アルコキシカルボニルオキシ基でモヨい。
エーテル化メルカプト基は、たとえは炭化水素基により
エーテル化されだメルカプト基、特に低級アルキルチオ
基であって好ましくは非置換であるかまたは遊離もしく
はエステル化カル?キシ基により置換される基、たとえ
ばカルボキシ−メチルチオもしくは低級アルコキシカル
ぎニル−メチルチオ基、ならびにフェニルチオもしくは
フェニル−低級アルキルチオ基、ヘテロサイクリルチオ
基またはヘテロサイクリル−低級アルキルチオ基である
。酸化エーテル化メルカプト基は、たとえば前記定義の
エーテル化メルカプト基のスルホキシドまたはスルホン
であり、好ましくはフェニル−スルフィニル、フェニル
−低級アルキルスルフィニル、低級アルキルスルフィニ
ル、フェニルースルホニルマタはフェニル−低級アルキ
ルスルホニル基、および特に低級アルキルスルホニル基
である。
非置換または置換アミノ基は、第一、第二または第三ア
ミノ基である。最後に言及した2つのアミノ基において
、窒素原子は置換基としてたとえば非置換または置換さ
れた脂肪族、脂環式、脂環式−脂肪族、芳香族、芳香脂
肪族、複累積式または複累龜式−脂肪族炭化水素基、ま
たはアシル基を有していてよい。2個の置換基は一緒に
なって二価脂肪族炭化水素基たとえば低級アルキレン基
であって鎖の炭素原子1個(または2個)が場合により
酸素原子、硫黄原子または場合により置換された窒素原
子からなる群から選択される異原子1または2個好まし
くは1個で置き換えられている基であってもよい。
第ニアミノ基は、特に低級アルキルアミノ基、ノ基、フ
ェニル−低級アルキルアミノ基、ヘテロサイクリルアミ
ノ基、ヘテロサイクリル−低級アルキルアミノ基、アシ
ルアミノ基、特に低級アルカノイルアミノ基もしくはハ
ロー低級アルカノイルアミノ基、たとえばトリフルオロ
アセチルアミノ基、ならびにたとえばベンゾイルアミノ
基もしくはフェニル−低級アルカノイルアミノ基、また
は場合により炭化水累基たとえばフェニルおよび/″!
たは低級アルキル基により一置換、二置換または三置換
されたヒドラジ7基である。
第三アミノ基は、特にジ−低級アルキルアミノ基、なら
びにN−シクロアルキル−N−低級アルキルアミノ基た
とえばN−シクロペンチル−N−メチルアミノ基、N−
フェニル−N−低級アルキルアミノ基たとえばN−メチ
ル−N−フェニルアミノ基もしくはN−低級アルキル−
N−フェニル低級アルキルアミノ基たとえばN−ベンジ
ル−N−メチルアミノ基、低級アルキレンアミノ基、オ
キサ−、チア−もしくはアザー低級アルキレンア9ノ其
(il−夫のj怠r私層イ了−一@轡百工は用イレ水素
基たとえば低級アルキル、フェニルもしくはフェニル−
低級アルキル基により、またはアシル基たとえば低級ア
ルカノイル基にょジ置換されてもよい)、またはジ−ア
シルアミノ基たとえばジ−低級アルカノイルアミノ基ま
たはジ−ベンゾイルアミノ基である。
アンモニオ基はたとえは前述の相当する第三アミノ基か
ら誘導される第四アンモニウム塩からなり、これは第四
置換基として、たとえば場合にょジ置換された低級アル
キル基、好ましくは低級アルキル、ヒドロキシ−もしく
はハロー低級アルキル、フェニル−低級アルキル、フェ
ノキシ−低級アルキルまたはフェニルチオ−低級アルキ
ル基(各々の場合フェニル基部分は場合により低級アル
キル、低級アルコキシ、ハロゲン原子、トリフルオロメ
チル基および/またはニトロ基で置換されてもよい)を
含む。特にアンモニオ基は、トリー低級アルキルアンモ
ニオ基たとえばトリメチルアンモニオ基であるが、なら
びにたとえばフェニル−低級アルキル−ジ−低級アルキ
ルアンモニオ基またはフェノキシ−低級アルキル−ジ−
低級アルキルアンモニオ基でもよい。これらは後述の塩
、特に医薬として許容されうる非毒性酸付加塩として言
及される塩に相当し、特にハロゲン化水素酸、硫酸また
はリン酸とともに形成される塩に相当する0 基2において、アルキル基および低級アルキル基〔1個
以上のアルキルまたは低級アルキル部分を含むすべての
基、たとえばアルコキシカルビニル、アルカノイルオキ
シ、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルキル
アミノ、低級アルカノイル(オキシ)等を含む〕ならび
に特にフェニル基およびヘテロサイクリル基〔1個以上
のフェニルおよび/またはヘテロサイクリル部分を含む
すべての基、たとえばフェニルオキシ、ヘテロサイクリ
ルオキシ、フェニルアミノ、ヘテロサイクリルアミノ、
ベンゾイル、ヘテロサイクリルカルビニル等〕は、互い
に独立して、場合にょジヒドロキシ、低級アルコキシ、
低級アルカノイルオキシ、ハロゲン原子、メルカプト、
低級アルキルチオ、カルボキシ、低級アルコキシカルボ
ニル、カルバモイル、低級アルキルカルバモイル、ジ−
低級アルキルカルバモイル、シアノ、ニトロ、アミノ、
低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、低級ア
ルカノイルアミノ、ベンゾイルアミノ、ジ−低級アルカ
ノイルアミノ、ジ−ベンゾイルアミノ、低級アルキレン
アミノ、オキサ、チア−および/またはアゾー低級アル
キレンアミノ基によジ置換されてもよく、フェニル基な
らびにヘテロサイクリル基はさらに低級アルキル、ホル
ミル、スルホ、スルファモイル、低級アルキル−、ジ−
低級アルキル−および/またはフェニルスルファ七イル
基で置換されてもよい。
基2の範囲内で生じるアルキルおよび低級アルキル基の
好ましい置換基ならびに特にフェニルおよびヘテロサイ
クリル基の好ましい置換基は、ヒドロキシ、低級アルコ
キシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン原子、低級ア
ルキルチオ、カル?キ・シ、低級アルコキシカルボニル
、カルバモイル。
アルキルアミノ、低級アルカノイルアミノおよび/また
は低級アルキレンアミノ基であり、フェニル基およびヘ
テロサイクリル基についてはまた低級アルキル、ホルミ
ル、スルホおよび/またはスルファモイル基である。
2の意味としてのハロゲン原子は、臭素原子が好まし、
<、塩素原子が特に好ましいが、ヨウ素原子または7.
素原子でもよい。
一般にハロゲン原子は臭素原子またはヨウ素原子であり
、好ましくはフッ素原子、特に好ましくは塩素原子であ
る。
低級アルケニル基は、たとえばアリルまたはメタリル基
であり、低級アルキニル基はたとえばプロノやルギル基
で6る。
シクロアルキル基は好ましくは3〜8個、特に好ましく
は5または6個の壌構成員を含み、たとえばシクロペン
チルまたはシクロヘキシル基、ならびにシクロプロピル
およびシクロヘプチル基である。
7−ニルーイ庄巴丁ルルル」tL+ 秀’L、 5 I
rFΔ・ノーフル基または1−もしくは2−フェニルエ
チル基である。
低級アルコキシ基は好ましくはメトキシ基、ならびにエ
トキシ、n−プロポキシ、インプロポキシ、n−ブトキ
シ、インブトキシまたはtert −ブトキシ基、なら
びにn−ペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシまたはn
−へブチルオキシ基である。
ハロー低級アルコキシ基は1個以上のハロゲン原子好ま
しくはフッ素および/または塩素原子を含む。これはた
とえは1,1.2−トリフルオロ−2−クロロエトキシ
基または好ましくはジフルオロメトキシ基である。
フェニル−低級アルコキシ基はたとえばベンジルオキシ
基である。
低級アルケニルオキシ基は、たとえば、アリルオキシま
たはメタリルオキシ基およびノ10−低級アルケニルオ
キシ基でsb、これは1個以上の710rン原子好まし
くはフッ素原子および/または塩素原子であり、たとえ
ば1,2−ジクロロビニルオキシ基である。
低級アルキニルオキシ基は、たとえばグロパルギルオキ
シ基であり、一方低級アルキレンジオキシ基はたとえば
メチレンジオキシ基またはエチレンジオキシ基である。
アルカノイルオキシ基は、たとえは炭素原子数1〜20
のアルカノイルオキシ基たとえばパルミトイルオキシ基
または好ましくは低級アルカノイルオキシ基たとえばア
セトキシ、プロピオニルオキシまたはピパロイルオキシ
基、ならびにホルミルオキシ基である。
低級アルキルカルバモイル基は、たとえばメチルスルホ
ニルマタはエチルカルバモイル基であり、一方ジ−低級
アルキルカルバモイル基はたとえばジメチルカルバモイ
ル基またはジエチルカルバモイル基である。
低級アルキルアミノ基は、たとえばメチルアミノ、エチ
ルアミノ、n−プロピルアミノまたはイソプロピルアミ
ノ基である。
ジ−低級アルキルアミノ基は、たとえばジメチルアミノ
、エチルメチルアミノまたはジエチルアミノ基である。
シクロアルキルアミノ基はたとえばシクロヘキシル基で
あり、一方フェニルー低級アルキルアミノ基はたとえば
ベンジルアミノ基である。
低級アルキレンアミノ基は、たとえば環炭素原子2〜7
個、好ましくは4〜6個を含み、たとえはピロリジノ基
またはピペラジノ基であり、一方、オキサ−低級アルキ
レンアミノ基は、たとえば4−モルホリノ基であり、チ
アー低級アルキレンアミノ基はたとえば4−チアモルホ
リノ基であり、場合によジアザ−置換されたアゾー低級
アルキレンアミノ基は、たとえば1−ピペラジノ、4−
メチル−1−ピペラジノ、4−フェニル−1−ピペラジ
ノ、4−ベンジル−1−ピペラジノまたは4−(2−フ
ェニルエチル)−1−ピペラジノ基である。
低級アルカノイル基は、たとえばアセチル、プロピオニ
ルまたはピパロイル基である。ハロー低ましい。フェニ
ル−低級アルカノイル基はたとえばフェニルアセチル基
である。低級アルカノイルアミノ基はアセチルアミノま
たはプロピオニルアミノ基が好ましいが、ホルミルアミ
ノ基でもよい。
フェニル−低級アルカノイルアミノ基はたとえばフェニ
ルアセチルアミノ基である。
低級アルキルスルファモイル基はたとえばメチル−また
はエチルスルファモイル基であり、一方ジ−低級アルキ
ルスルファモイル基はたとえばジメチル−またはジエチ
ルスルファモイル基である。
低級アルキルチオ基は、たとえばエチルチオ、エチルチ
オ、U−プロピルチオまたはイソプロピルチオ基であり
、一方、低級アルキルスルフィニル基は、たとえはメチ
ルスルフィニル基であり、低級アルキルスルホニル基は
、たとえばメチルスルホニルまたはエチルスルホニル基
である。フェニル−低級アルキルチオ基は、たとえは4
ンジルチオまたは2−フェニルエチルチオ基であり、一
方、フェニル−低級アルキルスルフィニル基ハ、ルエチ
ルスルフィニル基であp、フェニル−低級アルキルスル
ホニル基は、りとエバベンジルスルホニルt7’cは2
−フェニルエチルスルホニル基である。
低級アルコキシカルボニルオキシ基は、たとえばメトキ
シカル?ニルオキシまたはエトキシカルボニルオキシ基
である。
ヘテロサイクリル部分を含む基、たとえばヘテロサイク
リルオキシカルボニル、ヘテロサイクリルカル?ニル、
ヘテロサイクリル−低級アルカノイル、ヘテロサイクリ
ルオキシスルホニル、ヘテロサイクリルオキシ、ヘテロ
サイクリル−低級アルコキシ、ヘテロサイクリルチオ、
ヘテロサイクリル−低級アルキルチオ、ヘテロサイクリ
ルアミノまたはヘテロサイクリル−低級アルキルアミノ
基におけるヘテロサイクリル基は好ましくは前述のへテ
ロアリール基を表わすが、しかし部分的または完全に飽
和したときは後者の場合炭素原子で結合することを条件
に前述のヘテロアリール基を表わす。
式!で表わされる化合物の塩は特に医薬として許容され
うる非毒性塩、たとえば式■で表わされる化合物と酸性
基たとえば遊離カル?キシまたはスルホ基との塩である
。このような塩は、特に金属またはアンモニウム塩たと
えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩、たとえば
ナトリウム、カリウム、マグネシウムまたはカルシウム
塩、ならびにアンモニウム塩であり、これはアンモニア
または適当な有機アミノとともに形成される。塩形成に
ついて考慮に入れるものは、特に脂肪族、脂環式、脂環
式−脂肪族または芳香脂肪族の第一、第ニーまたは第三
モノ−、ジ−またはポリ−アミノ、ならびに複素環式塩
基たとえば低級アルキルアミノたとえばジ−もしくはト
リーエチルアミノヒドロキシ−低級アルキルアミノたと
えば2−ヒドロキシエチルアミノ、ビス−(2−ヒドロ
キシエチル)−アミノもしくはトリス−(2−ヒドロキ
シエチル)−アミノ、塩基性脂肪族エステルもしくはカ
ルボン酸、たとえば4−アミノ安息香酸2−ジエチルア
ミノエチルエステル、低級アルキレンアミノ木とえば】
−エチルピペリジン、シクロアルキルアミノたとえばジ
シクロヘキシルアミノ、ベンジルアミノたとえばN 、
 N’−ジペ/ジルエチレンジアミノ、またはピリジン
型塩基たとえばピリジン、コリジンもしくはキノリンで
ある。
塩基性基を有する式■で表わされる化合物は酸付加塩を
形成するが、これは、無機酸たとえば塩酸、硫酸または
リン酸とともに、適当な有機カルボン酸もしくはスルホ
ン酸たとえば酢酸、トリフルオロ酢酸、コハク酸、フマ
ル酸、酒石酸、メタンスルホン酸モt、、<ハル−トル
エンスルホン酸トともに、またはアミノ酸たとえばアル
ギニンもしくはりシンとともに形成される。幾つかの酸
性または塩基性基の存在下に、七ノーまたはポリ塩が形
成されることもある。酸性基たとえば遊離カルボキシ基
および塩基性基たとえばアミノ基を有する式Iで表わさ
れる化合物は、また、分子内塩すなわち双性イオン形で
存在するかまたは分子の一部が分子内塩の形で存在し他
の部分が普通の塩の形で存在してもよい。
前述の医薬として許容されうる塩が好ましい。
単離または精製のために治療上許容されうる塩以外の他
の塩たとえばピクリン酸塩を使用することもできる。
式Iで表わされる化合物は価値ある薬理特性を有する。
たとえば、これらは気管支における粘液繊毛輸送を刺激
し、気管支および気管支脈で作られる粘液の分泌または
粘弾性を変える。これらの性質により、この化合物は、
ヒトを含む哺乳動物において、呼吸器系疾患の治療たと
えば優性気管支炎の治療に有効である。
粘液繊毛輸送の刺激は、カエル食道の薬理学的モデルで
示される。このシステムにおいて、カエル食道の繊毛上
皮による粒子の輸送速度は、プツシエルら(Puche
lle at al−)[ニブル、フィシオ。
パス、レスピ(Bull、 Physio、path、
 rasp、)12.771〜779(1976)〕の
方法で測定される。
被験化合物の溶液をカエル食道に加えるととにより、輸
送スピードの増加がみられる。この効果は、式Iで表わ
される化合物の溶液を単に] O”’−10”M以下使
用するだけで現われる。
第1表:粘液繊毛輸送の刺激 (] 0−’M)林8 8(ナトリウム塩)        9011(1#)
       104 13(1#)        、67 14(r   y)       16]15(II 
  /F)       14317(tt   #)
       12520(ナトリウム塩)82 29/30(] O”’M)          53
32(ナトリウム塩)62 ***)  特に記載がない限り **** )  活性率は、標準として使用されるピロ
カルピンのt4−セントとして表わされる。
気管支平滑筋におけるこれら化合物の緩和効果は、モル
モッ) (Gut旧+a pigg)においてヒスタミ
ンエーロゾルで起こされる気管支痙牽に対しこれら化合
物により示される保護により表わされる。
式■で表わされる化合物loo勢勺以下を腹腔内投与す
ることによりモルモットを予め処理すると、この動物は
ヒスタミンエーロゾルに対し5分以上の耐性を示す;対
照動物は1分30秒を越える耐性を示さない。
式Iで表わされる化合物により起こされる粘液サンプル
の粘弾性の変化は、シイ、マリオ(CoMarriot
t)[7ドパンスインエクスヘリメンタルメデイスンア
ンドパイオロジイ(Advancesin sxpsr
imental M@dlains and Biol
ogy)144.75−84(198]))によりミク
ロ流動計で測定される。
粘液を新しい豚の冑の切片から入手し、使用前に生化学
的方法により精製する。試験化合物を、特定の溶媒、蒸
留水、リン酸緩衝液、メタノール水性混液またはDMS
O(ジメチルスルホキシド)中に溶かす。試験溶液5−
】Oμlとともに粘液のアリコート5011I9を加え
る。サンプルを混ぜ、遠心分離し、相互作用を行なうた
めに30分間インキユヘートする。次いで、このサンプ
ルを振動している球状磁気ミクロ流動計のセルへ充てん
し、206μm鉄球をサンプルの中心に置く。このサン
プルは緩和を5分間生じさせたものである。流動性は、
周波数範囲0.1〜20Hzにかけて25℃で評価され
る。粘液の弾性モジュールG′は、式Iで表わされる化
合物を使用することにより変化し、好ましくは減少する
が増大することもある。
式Iで表わされる化合物の粘液調整性は、レスピラト・
エングアイロン・エクササイズフィシオール0(Res
pirat、 Environ、Exercie@Ph
ysio1.)  49 、] ]027−]031 
 (]980)に記載されている“ユージングチャンバ
ーメソッド(Useing Chamber Math
’od)”を用いて評価される。
この方法において、豚気管支の幾つかを生理食塩水中で
生存させておく。気管支の出口を光学顕微鏡で観察する
。電気的刺激またはインキュベーション媒体ヘピロカル
ピンを加えることにより粘液産生を触発する。粘液の丘
状物(hillocks)の数および表面をビデオテー
プレコーダーに記録スる。インキュベーション媒体に式
lで表わされる化合物を濃度10”M以下で添加すると
、粘液分泌の変化に影響する丘状物の数および表面を変
化させる。
式■で表わされる化合物は、また、肝朦壊死の予防およ
び免疫調節特性をも有する。
これら物質の抗肝臓壊死性は、ラットにおけるがラクト
サミン肝炎試験およびマウスにおける四塩化炭素肝炎試
験により示される。ラットにおけるがラクトサミン肝炎
は、ヒトのウィルス性肝炎の形態学的または生化学的変
化を忠実に再現するための良く知られたモデルである〔
ケイ、デツカ−ら(K、Deckar at al、)
アドヴア、エンザイムレギ、 −/l/ 、 (Adv
、 enzym@regul、)l l +205(1
973))。
式■で表わされる化合物を10〜zoo手旬の間を変化
する式1の化合物の投与量で腹腔内または経口投与によ
り処理したラットは、がラクトサミンまたは四塩化炭素
で起こされる肝臓壊死から保護される。肝臓作用は血漿
トランスラミナーゼの投与量およびベンドパルビタール
による睡眠時間の測定により評価される。睡眠時間は肝
機能を反映している。
これら化合物の免疫調節性は、免疫学で古典的に用いら
れている一群の試験により示されうる:a)体液免疫試
験:マウスにおけるウシ血清に対する抗体の産生。式I
で表わされる化合物を、抗原(ウシ血清)投与後15分
してから10〜]001n9Agの投与量で投与し、こ
の抗原に対する抗体産生を刺激し、15−28日後に受
動凝集法により測定する。
b)細胞免疫試験:マウスにおいてヒツジ赤血球細胞に
対する過敏反応の延長。抗原と同じ時期に式Iで表わさ
れる化合物を皮下注射により10〜100 rvAgの
投与量で投与し、抗原の皮下注射により2】口径に誘発
される延長した過敏反応を刺激する。
C)腫瘍細胞に対するマウスマクロファージの細胞毒試
験。
式Iで表わされる化合物】0〜1001n9AIの投与
量で処理されたマウスから集めたマクロファージは腫瘍
標的細胞に対し刺激された細胞毒を有する。
これらの試験により、免疫学的防御機構に含まれる3つ
の主な方法(体液性免疫、細胞性免疫およびマクロファ
ージ)は、式Iで表わされる化合物の活性により変化す
ることが確立し、その免疫調節性が示された。
これらの様々な特性により、式Iで表わされる化合物が
、ウィルス、毒またはアルコールにより引き起こされる
急性および慢性疾患の治療に指命される。実際のところ
、これらの疾患の間に、肝機能の悪化が実質的に肝臓壊
死から起こる。この変化は新規物質により軽くすること
ができる。
これら物質により起こされる免疫学的防御の刺激は、急
性および慢性のウィルス性肝炎における治療に有効であ
り、また免疫学的防御反応の変化があるすべての場合た
とえば細菌もしくはウィルス感染を繰り返すようなもの
または悪性腫瘍疾患の治療に有効である。後者の場合に
は、物質の興味は特に腫瘍細胞に対するマクロファージ
の細胞毒作用を活性化することにより示される。
式Iで表わされる化合物はまた増加する微小血管透過性
を減少することができ、それゆえ哺乳動物において非常
に潜在的々抗浮腫剤である。したがって、これらはたと
えば静脈疾患の治療に用いることもできる。
全身的浮腫を伴なう増加した微小血管透過性は、ラット
においてガラクトサミンとデキストランの投与により引
き起こされる。
腸管外または経口により投与される10〜500竪勺の
投与量で、式■の化合物は、あらかじめ1125標識化
アルブミンの静脈内注射を受けた動物の足における工1
25標識化アルブミンの蓄積を減少することによ抄測定
されるように、浮腫を減少することができることがわか
る。この測定は、オー、ビイ、グラナら(0,P、Gu
lati @t al)が、アチーブスイ/ターナショ
ネイルデファルマコダイナミイエデセラピ−(Arch
ives Int、 daPharmacodynam
ig at de Th5rapie)263 +27
2−287(3983)に報告しているように微小血管
透過性を評価することである。
本発明は特に、式I中、環Aは非置換であるかまたは低
級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキ
レンジオキシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン原子
、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、低級
アルカノイルアミノ、低級アルカノイル、カル?キシお
よび低級アルコキシカルボニル基からなる群から選択さ
れるしまたは2個の置換基で置換され、R1およびB2
は、互いに独立して、各々水素原子、低級アルキル基ま
たはフェニル基(場合により環Aについて上記で示した
ようにして置換されてもよい)を表わすか、またはR4
およびR2は一緒になって低級アルキレン基を意味し、
Yはメチレン基、低級アルキル基で一置換されたメチレ
ン基、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基またはスル
ホニル基を表わし、Xは二価基−8−C−[−B−(Z
)n〕=cH−であって該第の硫黄原子Sが二環式環系
のα位またはβ位に直接結合している基を表わし、Bは
直接結合、低級アルキレン基または低級アルケニレン基
を表わし、nは】であるか、またはBが低級アルキレン
基もしくは低級アルケニレン基である場合には2または
3でもよく、2はカルゲキシ基、アルコキシカル−ニル
基、場合により低級アルキル基、フェニル−低級アルキ
ル基(フェニル基は場合により環Aについて上記で示し
たようにして置換されてもよい)、アミノ基、低級アル
キルアミ7基およびジ−低級アルキルアミノ基からなる
群から選択される1個または2個の等しいまたは異なっ
た基により置換されていてよいカルバモイル基;生理的
条件下で開裂されうるエステル化またはアミド化カル?
キシル基;シアノ基;ヒドロキシカルバモイル基、5−
テトラゾリル基、非置換もしくは低級アルキル置換4.
5−ジヒドロ−2−オキサシリル基:ホルミル基、場合
によりヒドロキシ、低級アルコキシもしくは低級アルカ
ノイルオキシ基で置換されてもよいイミノ基、場合によ
り・・ロダン原子で置換されてもよい低級アルカノイル
基、ベンゾイル基またはフェニル−低級アルカノイル基
であってこれら2つの基は環Aについて上記で示したよ
うにして置換されてもよく、スルホ基、低級アルコキシ
スルホニル基、スルファモイル基、低級アルキルスルフ
ァモイル基、ジ−低級アルキルスルファモイル基、ヒド
ロキシ基、低級アルコキシ基、アルカノイルオキシ基、
アミノ基、低級。
アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、低級ア
ルキレンアミノ基、N−モルホリノ基、N−チオモルホ
リノ基、場合により4位にある窒素原子が低級アルキル
基で置換されてもよいN−ピイラノノ基、低級アルカノ
イルアミノ基、ハロー低級アルカノイルアミノ基、ニト
ロ基またはノ10rン原子を表わす化合物、またはその
互変異性体、立体異性体もしくは光学異性体、またはこ
れら光学異性体の混合物;またはその医薬として許容さ
れうる塩を含む医薬製剤に関する。
本発明は特に1式I中、環Aは非置換であるかまたは低
級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシもしくは・・
ロダン原子により一置換され、R1およびR2は、互い
に独立して、各々水素原子、低級アルキル基またはフェ
ニル基(非置換であるかまたは環AKついて上記で示し
たようにして一置換されてもよい)を表わすか、または
R1とR2は一緒になって低級アルキレン基を表わし、
Yはメチレン基・低級アルキル基で一置換されたメチレ
ン基、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基またはスル
ホニル基を表わし、Xは二価基−8−C[−B−(Z)
n〕=CH−であって該第の硫黄原子Sが二環式環系の
α位またはβ位に直接結合する基を表わし、Bは直接結
合、炭素原子数1〜4のアルキレン基または炭素原子数
2〜4のアルケニレン基を表わし、nげ】であり、そし
て2はカルデキ・シ基、炭素原子数1〜lOのアルコキ
シカルゲニル基、カルバモイル基、低級アルキルカルバ
モイル基、ジ−低級アルキルカルバモイル基、フェニル
−低級アルキルカルバモイル基(フェニル基は非置換で
あるかまたは環Aについて上記で示したようにして一置
換されてもよい)、アミノ−カルバモイル基、シアン基
、5−テトラゾリル基、ホルミル基、場合によりヒドロ
キシもしくは低級アルカノイルオキシ基で置換されても
よいイミノ基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、炭素
原子数1〜20のアルカノイルオキシ基、アミノ基、低
級アルキルアミノ基、ノー低級アルキルアミノ基、低級
アルカノイルアミノ基、ハロー低級アルカノイルアミノ
基またはへロrン原子を表わす化合物、またはその互変
異性体、立体異性体もしくは光学異性体、またはこれら
光学異性体の混合物;またはその医薬として許容されう
る塩を含む医薬製剤に関する。
本発明は特に、式I中、Aは非置換であるかまたは低級
アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシもしくは・−ロ
グン原子で一置換され、R1およびR2は、互いに独立
して、各々水素原子、低級アルキル基、フェニル基また
はヒドロキシ−フェニル基を表わすか、またはR1およ
びR2は一緒になって低級アルキレン基を表わし、Yは
メチレン基、酸素原子または硫黄原子を表わし、Xは二
価基−8−C[−B−(Z)n〕=cH−であって鉄基
の硫黄原子Sは二環式環系のα位に直接結合している基
を表わし、Bは直接結合、炭素原子数1〜4のアルキレ
ン基または炭素原子数2〜4のアルケニレン基を表わし
、nは】であり、そして2はカルボキシ基、炭素原子数
1〜8のアルコキシカルブニル基、カルバモイル基、低
級アルキルカルバモイル基、フェニル−低級アルキルカ
ルバモイル基、ノーローフェニル−低級アルキルカルバ
モイル基、アミノ−カルバモイル基、シアン基、5−テ
トラゾリル基、ホルミル基、ヒドロキシまたは低級アル
カノイルオキシ基で置換されたイミノ基、ヒドロキシ基
、炭素原子数1〜16のアルカノイルオキシ基、アミノ
基または・・ロー低級アルカノイルアミノ基を表わす化
合物;またはその互変異性体、立体異性体もしくは光学
異性体、またはこれら光学異性体の混合物;またはその
医薬として許容されうる塩を含む医薬製剤に関する。
本発明はさらに、式Iで表わされる化合物を医薬製剤の
製造に使用するかまたは薬理学的活性化合物として使用
することに関する。
本発明はまた、次式l: 式中、環Aは非置換であるかまたは置換されており、R
1およびR2は、互いに独立して、各々水素原子、低級
アルキル基、アリール基またはへテロアリール基を表わ
すか、またはR1およびR2が一緒になって、場合によ
り酸素原子、硫黄原子もしくは場合により置換された窒
素原子で中断されてもよい低級アルキレン基を表わし、
Yはメチレン基、低級アルキル基で一置換もしくは二置
換されたメチレン基、酸素原子、硫黄原子、スルフィニ
ル基またはスルホニル基を表わし、Xは二価基−8−C
〔−B−(Z)n〕=cH−でhって鉄基の硫黄原子S
は二環式環系のα位またはβ位に直接結合している基を
表わしBは直接結合、アルキレン基またはアルケニレン
基を表わし:nは1であるか、またはBがアルキレン基
またはアルケニレン基である場合には2または3でもよ
く、2は遊離もしくは機能的に変性されたカルボキシ基
、生理的条件下で開裂されうる被覆カルボキシ基、遊離
もしくは機能的に変性されたホルミル基、アシル基、遊
離もしくは機能的に変性されたスルホ基、遊離。
エーテル化もしくはエステル化ヒドロキシ基、遊離、エ
ーテル化もしくは酸化エーテル化メルカプト基、非置換
もしくは置換アミノ基、アンモニオ基、ニトロ基または
・・ロダン原子を表わし、ただしR2が水素原子であり
、Yがメチレン基であり、Xが((り−8−C〔−Z)
=CH−(β)であり、2がカルメキシ基、機能的に変
性されたカルボキシ基または生理的条件下で開裂されう
る被覆カルボキシ基であり、環Aが非置換であるかまた
はへログン原子および低級アルキル基から々る群から選
択される1もしくは2個の置換基によりもしくは2つの
隣接する位置で環Aに結合する置換基−(CH2)3−
もしくは−(CH2)4−により置換されている場合に
はR1はアリールまたはへテロアリール基を表わし、R
1とR2が両方とも水素原子を表わし、Yが酸素原子ま
たは硫黄原子を表わし、Xが(α)−8−C〔−COO
H)= CH−(1次ある場合には環Aは置換され、R
1とR2が両方とも水素原子を表わし、Xが(α)−8
−C〔−Z)=CH−(β)であり、2がカルボキシ基
、エトキシカル−ニル基、シアノ基、ホルミル基、アセ
チル基、ニトロ基または臭素原子を表わし、環Aが非置
換であるかまたはメトキシもしくはアセチル基により7
位が一置換される場合にはYは酸素原子、硫黄原子・ス
ルフィニル基またはスルホニル基である)で表わされる
新規化合物またはその互変異性体、立体異性体もしくは
光学異性体またはこれら光学異性体の混合物およびその
塩に関する。
好ましくは、式!中の環Aは非置換であるかまたは低級
アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキレ
ンジオキシ、低級アルカノイルオキシ、・・ロク゛ン原
子、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、低
級アルカノイルアミノ、低級アルカノイル、カルボキシ
および低級アルコキシカルボニル基から々る群から選択
される】または2個の置換基で置換され、R1およびR
2は、互いに独立して、各々水素原子、低級アルキル基
またはフェニル基(場合により環Aについて上記で示し
たようにして置換されてもよい)を表わすか、またはR
1およびR2は一緒になって低級アルキレン基を意味し
、Yはメチレン基、低級アルキル基で一置換されたメチ
レン基、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基またはス
ルホニル基を表わし、Xは二価基−8−C〔−B−(Z
)n〕=cH−であつて鉄基の硫黄原子Sが二環式環系
のα位またはβ位に直接結合している基を表わし、Bは
直接結合、低級アルキレン基または低級アルケニレン基
を表わし、nは1であるか、またはBが低級アルキレン
基もしくは低級アルケニレン基である場合には2または
3でもよく、2はカル?キシ基、アルコキシカルゲニル
基、場合により低級アルキル基、フェニル−低級アルキ
ル基(フェニル基は場合によ抄環Aについて上記で示し
たようにして置換されてもよい)、アミノ基、低級アル
キルアミノ基およびジ−低級アルキルアミノ基からなる
群から選択される1個または2個の等しいまたは異なっ
た基により置換されていてよいカルバモイル基;生理的
条件下で開裂されうるエステル化またはアミド化カル?
キシル基;シアノ基:ヒドロキシカルバモイル基・S−
テトラゾリル基、非置換もしくは低級アルキル置換4.
5−ジヒドロ−2−オキサシリル基:ホルミル基、場合
によりヒドロキシ、低級アルコキシもしくは低級アルカ
ノイルオキシ基で置換されてもよいイミノ基、場合によ
り・−ログン原子で置換されてもよい低級アルカノイル
基、ベンゾイル基またはフェニル−低級アルカノイル基
であってこれら2つの基は環Aについて上記で示したよ
うにして置換されてもよく、スルホ基、低級アルコキシ
スルホニル基、スルファモイル基。
低級アルキルスルファモイル基、ノー低級アルキルスル
ファモイル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、アル
カノイルオキシ基、アミ7基、低級アルキルアミノ基、
ジ−低級アルキルアミノ基、低級アルキレンアミノ基、
N−モルホリノl N−チオモルホリノ基、場合により
4位にある窒素原子が低級アルキル基で置換されてもよ
いN−ピ(ラソノ基、低級アルカノイルアミノ基、・・
ロー低級アルカノイルアミノ基、ニトロ基または・・ロ
グン原子を表わし、ただしR2が水素原子であり、Yが
メチレン基であり、Xが(α)−S−C〔−Z)=CH
−(β)であり、2がカル?キシ基、機能的に変性され
たカルゲキシ基または上記で定義したようなカル?キシ
基である場合にはR4は非置換フェニル基または上記定
義のように置換されたフェニル基であり、R1とR2が
両方とも水素原子を表わし、Yが酸素原子または硫黄原
子を表わし、Xが(α)−8−C〔−COOH)=CH
−(β)である場合には環Aは上記定義のように置換さ
れ、R1とR2が両方とも水素原子を表わし、Xが(α
)−S−C<−Z>=CH−(β)であり、2がカルゲ
キシ基、エトキシカルデニル基、シアノ基、ホルミル基
、アセチル基、ニトロ基または臭素原子を表わし、環A
が非置換であるかまたはメトキシもしくはアセチル基に
より7位が一置換される場合にはYは酸素原子、硫黄原
子、スルフィニル基またはスルホニル基である化合物、
その互変異性体、立体異性体もしくは光学異性体、また
はこれら光学異性体の混合物;およびその医薬として許
容されうる塩である。
一般的に好ましいのは、式I中の環Aは非置換であるか
または低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシもし
くはへロrン原子により一置換され、R1およびR2は
、互いに独立して、各々水素原子、低級アルキル基また
はフェニル基(非置換であるかまたは環Aについて上記
で示したようにして一置換されてもよい)を表わすか、
またはR1とR2は一緒になって低級アルキレン基を表
わし、Yはメチレン基、低級アルキル基で一置換された
メチレン基、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基また
はスルホニル基を表わし、Xは二価基−8−C〔−B−
(Z)n〕=cH−であッテ該第の硫黄原子Sが二環式
環系のα位またはβ位に直接結合する基を表わし、Bは
直接結合、炭素原子数】〜4のアルキレン基または炭素
原子数2〜4のアルケニレン基を表わし、nは1であり
、そして2はカルボキシ基、炭素原子数1〜10のアル
コキシカルボニル基、カルバモイルi、i級アルキルカ
ルバモイル基、ノー低級アルキルカルバモイル基。
フェニル−低級アルキルカルバモイル基(フェニル基は
非置換であるかまたは環Aについて上記で示したように
して一置換されてもよい)、アミノ−カルバモイル基、
シアノ基、5−テトラゾリル基、ホルミル基、場合によ
りヒドロキシもしくは低級アルカノイルオキシ基で置換
されてもよいイミノ基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基、炭素原子数1〜20のアルカノイルオキシ基、アミ
ノ基、低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルアミ7
基、低級アルカノイルアミノ基、・10−低級アルカノ
イルアミノ基または11ロrン原子を表わし、ただしR
2が水素原子であり、Yがメチレフ基であり、Xが(+
1)−8−C〔−Z)=C)I−(β)テアリ、2がカ
ルボキシ基または上記定義のように機能的に変性された
カルボキシ基である場合には、R7は非置換であるか上
記定義のように置換されたフェニル基であり、R1とR
2が両方とも水素原子を表わし、Yが酸素原子または硫
黄原子を表わし。
X 2>f (α) −S −C〔−COOH)=CH
−(β′fcある場合には環Aは上記定義のように置換
され、R4とR2が両方とも水素原子を表わし、Xが(
α)−S−C〔−Z)=CH−(β)であり、2がカル
ボキシ基、エトキシカルボニル基、シアノ基、ホルミル
基、または臭素原子を表わし、環Aが非置換であるかま
たはメトキシ基により一置換されている場合にはYは酸
素原子、硫黄原子、スルフィニル基またはスルホニル基
である化合物、またはその互変異性体、立体異性体もし
くは光学異性体、またはこれら光学異性体の混合物;お
よびその医薬として許容されうる塩である。
第一に好ましくは、式!中のAは非置換であるかまたは
低級アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシもしくは・
・ロダン原子で一置換され、R1およびR2は、互いに
独立して、各々水素原子、低級アルキル基、フェニル基
またはヒドロキシ−フェニル基を表わすか、またはR1
およびR2は一緒になって低級アルキレン基を表わし、
Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子を表わし、X
は二価基−8−C〔−B−(Z)n)−CH−であって
鉄基の硫黄原子Sは二環式環系のα位に直接結合してい
る基を表わし、Bは直接結合、炭素原子数1〜4のアル
キレ/基または炭素原子数2〜4のアルケニレン基を表
わし、nは】であり、セして2はカルボキシ基、炭素原
子数1〜8のアルコキシカルボニル基、カルバモイル基
、低級アルキルカルバモイル基、フェニル−低級アルキ
ルカルバモイル基、7%ローフェニル−低級アルキルカ
ルバモイル基、アミノ−カルバモイル基、シアノ基、5
−テトラゾリル基、ホルミル基、ヒドロキシもしくは低
級アルカノイルオキシ基で置換されたイミノ基、ヒドロ
キシ基、炭素原子数1〜】6のアルカノイルオキシ基、
アミノ基またはハロー低級アルカノイルアミ7基を表わ
し;ただしR2が水素原子であり、Yがメチレフ基であ
り、Xが(α)−8−C〔−Z)=CH−(β)であり
、2がカルボキシ基、または上記定義のように機能的に
変性されたカルボキシ基である場合にはR1はフェニル
基またはヒドロキシ−フェニル基を表わし、R4と82
が両方とも水素原子を表わし、Yが酸素原子または硫黄
原子を表わし、Xが(α)−8−C〔−COOH)=C
H−(β)である場合には環Aは上記定義のように置換
され、R1とR2が両方とも水素原子を表わし、Xが(
d)−8−C〔−Z)=CH−(β)であり、2がカル
ボキシ基、エトキシカルボニル基、シアン基、またはホ
ルミル基であり、環Aが非置換であるかまたは7位がメ
トキシ基により一置換されている化合物、またはその互
変異性体、立体異性体もしくは光学異性体、またはこれ
ら光学異性体の混合物;またはその医薬として許容され
うる塩である。
さらに好ましくは、式■中の環Aは非置換であるかまた
は低級アルキル、低級アルコキシもしくは・・ロrノ原
子で一置換され、R4はフェニル基を表わし、R2は水
素原子を表わし、Yはメチレン基、酸素原子または硫黄
原子を表わし、Xは二価基−8−C[ニーB−(Z)n
〕=cH−であって鉄基の硫黄原子Sが二環式環系のα
位またはβ位に直接結合する基を表わし、Bは直接結合
、炭素原子数1〜4のアルキレン基または炭素原子数2
〜4のアルケニレン基を表わし、nは]であり、2はカ
ルボキシ基、炭素原子数1〜8のアルコキシカルボニル
基、カルバモイル基、低級アルキルカルバモイル基、ア
ミノ−カルバモイル基、シアノ基、5−テトラゾリル基
、ホルミル基、ヒドロキシもしくは低級アルカノイルオ
キシ基で置換されたイミノ基、ヒドロキシ基、炭素原子
数1〜16のアルカノイルオキシ基、またはアミノ基を
表わす化合物:またはその互変異性体、立体異性体もし
くは光学異性体、またはこれら光学異性体の混合物;お
よびその医薬として許容されうる塩である。上述の化合
物であってYが低級アルキル基により一置換または二置
換好ましくは一置換されたメチレン基でありR4がフェ
ニル基または低級アルキル基である化合物は本発明の一
部を構成する。
同様に好ましいのは、式■中の環Aは非置換であるかま
たは低級アルキル、低級アルコキシもしくは・・ロダン
原子により一置換され、R1はフェニル基を表わし、R
2は水素原子を表わし、Yはメチレン基、酸素原子また
は硫黄原子を表わし、Xは二価基−8−C〔−Z)=C
H−であって鉄基の硫黄原子Sは二環式環系のα位に直
接結合する基を表わし、2はカル−キシ基、炭素原子数
1〜8のアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、シ
アノ基、5−テトラゾリル基またはヒドロキシメチル基
を表わすか、またはさらに低級アルキルカルバモイル基
を表わす化合物;またはその互変異性体、立体異性体も
しくは光学異性体、またはこれら光学異性体の混合物;
およびその医薬として許容されうる塩である。
本発明の別の実施態様は、上記で示されたすべての副グ
ループを含む上述の式!で表わされる新規化合物に関し
、そこで示された条件に係わりなく、R1が水素原子で
ありR2が水素原子または低級アルキル基を表わす場合
にはYは酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基またはス
ルホニル基であり;さらに環Aが非置換でありXが(α
) −S −C〔−COOH)=CH−(β)である場
合にはYはスルフィニル基ま、たはスルホニル基だけを
表わす。
以下に示される選択が式Iで表わされる化合物を含む医
薬製剤ならびに式■で表わされる新規化合物に同様に有
効である。
好ましくは式■中のR1およびR2がメチル基2個、水
素原子1個とフェニル基1個を表わすか、または−緒に
々って】、5−ペンチレン基を表わすか;さらに水素原
子1個とヒドロキシ−フェニル基1個、彦らびに水素原
子2個を表わす:式Iで表わされるこれら化合物におい
て特に重要なものは式中のR1とR2が水素原子1個と
フェニル基1個を表わす化合物である。
好ましくは、式■中のYが酸素原子、硫黄原子、スルフ
ィニル基またはスルホニル基さらにメチレン基を表わす
:好ましくは酸素原子または硫黄原子である。
また好ましくは、式I中のXが二価基 −8−C〔−B−(Z)n〕=cH−であって鉄基の硫
黄原子Sが二環式環系のα位に直接結合する化合物であ
る。式■中Bが直接結合、メチレン基またはエテニレン
基たとえば1,2−エテニレン基を表わす化合物、特に
式中のBが直接結合を表わす化合物が強調される。式■
中のBがアルキレン基またはアルケニレン基である化合
物においてはnが1であるものが特に重要である。
非常に重要々化合物は、式I中の基−B−(Z)nがカ
ルボキシ基、炭素原子数1〜8のアルコキシカルブニル
基、カルバモイル基、低級アルキルカルバモイル基、フ
ェニル−低級アルキルカルバモイル基、ハロ−フェニル
ー低級アルキルカルバモイル基、シアノ基、5−テトラ
ゾリル基、ホルミル基、ハロー低級アルカノイルアミノ
基、ヒドロキシメチル基、炭素原子数1〜16のアルカ
ノイルオキシメチル基、アミノメチル基、カルデキシメ
チル基または2−カル?キシエチニル基を表わす化合物
であり;最も興味のある化合物は、式中の−B−(Z)
nがカルボキシ基またはカルバモイル基である化合物で
ある。
以下余白 とりわけ好ましくは、実施例で記載の式Iで表わされる
化合物およびその医薬として許容されうる塩である。
本発明はまた式Iで表わされる新規化合物または上述の
ようにその好ましい実施態様のいずれかを含む医薬製剤
に関する。
式Iで表わされる化合物は、それ自体公知の方法で製造
される。
すなわち、式■中のBが直接結合であり、2が遊離もし
くは機能的に変性されたカルボキシ基、遊離もしくは機
能的に変性されたホルミル基、生理的条件下で開裂され
うる被覆カルボキシ基、アシル基、遊離もしくは機能的
に変性されたスルホ基、オキシド化エーテル化メルカプ
ト基またはニトロ基を表わす新規化合物は、たとえば(
&)次式■: (式中、基X、およびX2のうち1つは脱離性基を表わ
し、他の1つは遊離または変性ホルミル基を表わす。)
で表わされる化合物を、次式■、H8−CH2=Z  
       (II)。
(式中、2は前記定義の意味を有する。)で表わされる
化合物またはそのアルカリ金属メルカプト基と反応させ
ることにより調製されうる。
式l中のBがアルキレン基またはアルケニレン基であり
、2が式■で定義したような意味を有する新規化合物、
または式I中のBが直接結合であり2が遊離もしくは機
能的に変性されたカルボキシ基、遊離もしくは機能的に
変性されたホルミル基、生理的条件下で開裂されうる被
覆カルボキシ基、アシル基、遊離もしくは機能的に変性
されたスルホ基、酸化エーテル化メルカプト基またはニ
トロ基を表わす化合物を製造する場合には、たとえば(
、’)前記で定義した式■で表わされる化合物を、次式
■a: 以下余白 H8−CM −B −(Z)n        ([1
a)(式中、2およびnは式Iで定義した意味を有し、
Lは式■の遊離または変性されたホルミル基X1または
X2それぞれと反応するために隣接基CHを活性化し、
さらに任意に1つ以上の連続反応工程後にこの反応の間
に離脱する基を表わす。)またはそのアルカリ金属メル
カグチド塩で表わされる化合物と反応させることにより
調製されうる。
式Iで表わされる新規化合物は、また、b)次式■: (式中、X′は二価基−8−C[−M]=CH−であっ
て鉄基の硫黄原子Sが二環式環系のα位またはβ位に直
接結合する基を表わし、Mは基ニーB−■)nへ転化し
うる基である。)で表わされる化合物において基Mを基
−B−■)nへ転化することによっても調製されうる。
さらに、得られた式lの化合物を異なった式Iで表わさ
れる化合物へ転化し、および/または得られた塩を遊離
化合物または異なった塩へ転化し、および/″i!たは
塩形成性を有する得られた式Iで表わされる遊離化合物
を塩へ転化し、および/または得られた立体異性体また
は光学異性体の混合物たとえばノアステレオマ−混合物
を個々の立体異性体、光学異性体または光学的対掌体混
合物へそれぞれ分離し、および/または得られた光学的
対掌体混合物たとえばラセメートを光学的対掌体へ分離
することができる。
方法、)/、’)における式■の化合物において、脱離
性基X1  またはX2はそれぞれ、特にハロゲン原子
たとえば塩素または臭素原子が好ましいが、ヒドロキシ
基、低級アルコキシ基、低級アルカノイルオキシ基、メ
ルカプト基、低級アルキルチオ基、非置換もしくは置換
アミノ基、アンモニオ基またはピリジニウム塩である〔
後者については、ジャーナルフユアプラクティシェヘミ
ー(J、 Pr akt。
Chem、)341.499(1972)参照〕。
方法a)/a’)にしたがって式■の化合物において遊
離もしくは変性ホルミル基X、tたはX2はそれぞれ特
にホルミル基であるが、場合によりたとえば低級アルキ
ル基またはフェニル基で置換されてもよいイミノ基、ま
たはイミニウム塩特にジ−低級アルキルイミニウム塩で
もよい。
式■で表わされる化合物においてXlが脱離性基であり
X2が遊離または変性ホルミル基である場合、方法&)
/a’)は、式■中の二価基−8−C[−B−(2)n
:1=cH−の硫黄原子が二環式環系のα−位に直接結
合する化合物へ導びく。XlおよびX2の意味が変わる
場合には、式!中の硫黄原子Sがβ−位に直接結合する
透化合物が得られる。
アルドール縮金型反応のために式■におけるCH2基の
活性化は、ここで定義した基2により活性化され、一方
、式leaにおけるCH基の活性は基りにより活性化さ
れる。基りは特に遊離または機能的に変性されたカルボ
キシ基であり、最初の場合、反応の間に除去される必要
からカルボキシ基である。
方法、)/、’)によるチオフェン環形成は酸または好
ましくは塩基の存在により触媒化されうる。適当な塩基
は、たとえばアルカリ金属ハロrンカーデネート、たと
えばナトリウムハロrンカー〆ネート、アルカリ金属ヒ
ドロキシド、たとえば水酸化カリウム、または有機塩基
たとえばトリー低級アルキルアミノたとえばトリエチル
アミノである。
また、方法、)/、’)に対し弐■またはI[Imの化
合物の前駆体を使用することもできる。この前駆体はそ
れ自体で所望の弐■または[[a化合物、たとえば二量
体メルカグトアセトアルデヒドすなわち2.5−ジとド
ロキシ−1,4−ジチアンを形成スル。
式■中のXl(X2)が塩素原子でありX2(Xl)が
ホルミル基である出発物質は公知である〔たとえば、ボ
レッチノ(Bollettino)27 、279(1
969)、インディアンジャーナルオブケミストリイ(
Indi anJ、 Chem、 20B、243(1
981)参照〕か、または新規ならば公知化合物と同様
にして、たとえば、次式v′iたは■a: (V)(Va) で表わされる相当する二環式ケト化合物、たとえば1−
または2−テトラロンまたは3−もしくは4−(チオ)
クロマノン等をオキシ塩化リンおよびジメチルホルムア
ミド〔ウィルスメイヤーーハック(Vilsmeier
−Haack)]と反応させることにより調製される。
この反応は、単離することができそして方法&)/、’
)による反応にも用いられる中間体イミニウム塩を通過
する〔ジャーナルフーアグラクティッシェヘミー(J、
 Prakt、 Chem、 318 。
731(1976)参照〕。ヨーロッ・!特許出願第1
39.615号には、別の式■で表わされる出発物質な
らびにこの反応に関する詳細が記載されている。
ヨーロッ・母特許出願第140,830号には式■中の
Xl(X2)がハロゲン原子とは異なった脱離性基であ
り、および/またはX2(x、)がホルミル基の代わシ
に変性されたホルミル基である式■で表わされる出発物
質の調製が記載されている。このような化合物は、上述
の式■で表わされる相当するハロホルミル化合物から出
発して調製されるのが好ましい。ハロゲン原子と異なっ
た脱離性基は、ハロゲン基の親核性置換反応により、た
とえば低級アルカノールもしくは低級アルキルメルカプ
タン特にそのアルカリ金属塩、アンモニアまたは第一、
第二もしくは第三アミノと反応させることにより、低級
アルコキシ、低級アルキルチオ、非置換もしくは置換ア
ミノまたはアンモニオ基が導入される。他方、変性され
たホルミル基は、良く知られた手段たとえばイミン調製
の手段を用いてホルミル基から出発して好ましくは得ら
れる。
式VまたはVaの出発物質は公知であるかまたは公知化
合物と同様にして調製されうる。これら化合物の調製に
関する詳細は、たとえば次の文献に記載されている:デ
ケミストリイオプへテロサゴクリックコンパウンズ(T
he Chemistry ofHeterocycl
ic Compounds)、Vol  3Lシイ 、
ビイ、エリス(G、P、E]1]s)m −”クロメン
ズ、クロマノンズおよびクロモンス(Chromene
s +Chromanones and Chromo
nes)”、ニューヨークt1977 、 pp 20
7−428およびpp193−206゜たとえば、3−
フェニルチオ(オキシ)プロピオン酸、場合によりさら
に3位が一置換または二置換されたものを閉環すると式
■で表わされる4−(チオ)クロマノンが導びかれる〔
ジャーナルオブアメリカンケミカルソサイアティ(J。
Amer、Chem、Soc、)76 、5065(1
954)参照〕。エチニル−(2−ヒドロキシフェニル
)ケトン、場合によりエチニル基の2位が一置換または
二置換されたものを閉環すると、式Vで表わされる4−
クロマノンが得られる。2−低級アルコキシ−カルボニ
ルメチルフェニルオキシ(マタはチオ)−酢酸低級アル
キル、場合によりさらに酢酸基の2位が一置換または二
置換されたものをディークマン縮合すると、低級アルコ
キシカルブニル基により4位または2位がそれぞれ置換
された3−(チオ)クロマノンが得られる。後者は、最
初にたとえば塩基と加水分解し次いでたとえばキノリン
中の銅で脱カルゴキシル化することにより分割されうる
。同様にして、たとえば3−(2−低級アルコキシカル
?ニルメチルフェニル)フロピオン酸低級アルキルのデ
ィークマン縮合により最後は2−テトラロンが得られる
。1−テトラロンの合成は、たとえばジャーナルオプア
メリカンケミカルソサイアテ4 (J、Am5r、Ch
em、Soc、)89.386(1967)に記載され
ている。さらに式■の化合物を調製する有効な方法を記
載している別の文献はたとえば次のようであるニシンセ
ンス(Synthesis) 1980 、725 ニ
シンセンス(Synthesig)  1978 、8
86とアンrヴアルトヘミ4− (Angew、Che
m、) 94 、254(1982)。
弐■およびleaの化合物は公知であるか、または新規
であれば公知化合物と同様にして調製されうる。これら
の分子ヘメルカ7’)基を導入する好ましい方法は、相
当するハロ置換化合物をメルカプトを導入しうる試薬た
とえば硫化水素す) IJウムと反応させることである
。記載したハロ曾換化合物は、多くの場合、たとえば相
当する非置換化合物を直接ハロゲン化することにより得
られうる。
方法(b)にしたがって式■で表わされる化合物中基−
B−(Z)。へ転化しうる基Mは、好ましくは水素原子
、有機金属基または低級アルキル基であるが、低級アル
ケニル基でもよい。
式■中Mが水素原子である化合物が、通常の芳香族性求
電子置換反応たとえばハロゲン化特に臭素と酢酸を用い
た臭素化、ニトロ化、フリーデル−クラフッアシル化た
とえば塩化アセチルを用いたアセチル化、またはたとえ
ばオキシ塩化リンとジメチルホルムアミドを用いたホル
ミル化を受けると、弐■中の基−B−(Z)nがそれぞ
れハロゲン原子、アシル基、ニトロ基またはホルミル基
に相当する式■の化合物が得られる〔ジャーナルオブケ
ミカルソサイアティノぐ一キンチル、 (J、Chem
Soc、Perkin Tr、) 1 + 1977 
+ 63 〕。さらに、シンセシス(Synthesi
s) 1983 v 73にしたがって、式■中のMが
水素原子である化合物をN、N−ジ−低級アルキル−メ
チレン−アンモニウムハライドと反応させることにより
ジ−低級アルキルアミノメチル基が導入される。
式■中のMが低級アルキル基特にメチル基である化合物
を、たとえばハロゲン化剤たとえば塩素、臭素、N−ク
ロロ−1N−ブロモスクシンイミドまたは金属フルオリ
ドたとえば三弗化または三弗化アンチモンと反応させる
と、式I中の−B−(Z)nが相当するα−ハロ、α、
α−・ツノ・ローまたはα、α、α−トリハロー低級ア
ルキル基たとえばα−ブロモエチル、クロロメチル、・
ジクロロメチル、トリクロロ−またはトリフルオロメチ
ル基である成上の化合物が得られる。さらに、業界で公
知の方法により、式■中のMが低級アルキル特にメチル
基である化合物を酸化すると式I中の基−B −(Z)
nがヒドロキシメチル基または特にホルミルもしくはカ
ル?キシ基である化合物が得られる。
有機金属基Mは好ましくはリチウム基またはノーロマグ
ネシウム基であるがたとえば鋼含有基でもよい。式■中
Mが有機金属基である化合物は、有機金属化合物が通常
関与する反応たとえばカルボニル基含有化合物まだはハ
ロゲン基含有化合物との反応を受けることができる。す
なわち、二酸化炭素との反応により式■中の−B−(Z
)nがカル?キシ基である化合物が得られ、またホルミ
ルアルキル基含有化合物との反応により式■中のBがア
ルケニレン基である化合物が得られる〔ジャーナルオブ
ヘテロサイクリックケミストリイ(J。
Hat@rocyc1.Chem、)19 、871 
(1982) )。
式■中Mが水素原子、低級アルキル基または低級アルケ
ニル基である化合物は、たとえば方法、+)と同様にし
て、式■で表わされる化合物を、弐■a中りがたとえば
低級アルコキシカルブニル基であシ基〜B−(Z指がそ
れぞれ水素原子、低級アルキル基または低級アルケニル
基である化合物と反応させることにより調製される。続
いて、最初にアルカリ金属ヒドロキシドまたはアルコキ
シドで加水分解し次いで高めた温度たとえば210℃に
てキノリン中の銅で脱カルボキシル化することにより、
基りを分割除去して、所望の式■で表わされる化合物を
得る。式■中のMが有機金属基である化合物は、相当す
るMが水素原子である式■の化合物を金属化剤たとえば
ハロすン化リチウム、マグネシウム、銅(I)および/
または特にな−ブチルリチウムと反応させることにより
得られる。
式■中のMが低級アルケニル基、特にエチニル(ビニル
)基である化合物をたとえばオゾン分解すると、式l中
の基−B−(2))nがホルミル基である化合物が得ら
れる。さらに、式■中のMがたとえばエチニル基である
化合物を高圧下でニッケルカルゲニルおよび一酸化炭素
で処理すると、式l中の−B−(Z)nがたとえば2−
カルボキシエチニル基である化合物が得られる。
式Iで表わされる化合物は、それ自体公知の方法により
式■で表わされる異なった化合物へ転化されうる。
式l中の2がヒドロキシ基を表わしBが好ましくは直接
結合またはアルキレン基もしくはアルケニレン基でもよ
い式■で表わされる化合物は、式■中の2がホルミル基
またはアシル基である別の化合物から2段階合成により
得られうる。ベイヤー−グイリガー(Bayer−Vi
l 11gor)反応によジホルミル(またはアシル)
化合物を過酸で処理すると、式1中の2がホルミルオキ
シ(マたはアシルオキシ)基である相当する化合物が得
られる。
これはたとえば塩基性触媒たとえば水酸化す) IJウ
ムを用いて加水分解することにより遊離ヒドロキシ化合
物になる。
用いられろ過酸は、有機酸、たとえば過酢酸、トリフル
オロ過酢酸、過安息香酸、p−二トロ過安息香酸もしく
はm−クロロ過安息香酸、または無機酸、たとえば過硫
酸、たとえばモノ過硫酸である。用いられる過酸はまた
、相当する酸を過酸化水素と反応させることによりその
場で形成される。
式I中の2がエーテル化ヒドロキシ基である化合物は、
式■中の2がヒドロキシ基である相当する化合物から出
発して通常のエーテル化法により得られうる。たとえば
、有利には塩基性剤たとえはアルカリ金属ヒドロキシド
、炭酸塩もしくはアルコラードたとえば水酸化ナトリウ
ムもしくは水酸化カリウム、炭酸カリウムもしくはナト
リウムメトキシド、または第三有機窒素塩基たとえばト
リー低級アルキルアミノたとえばトリエチルアミノまた
はビリノンの存在下に、低級アルカノールの反応性エス
テルたとえば低級アルキルハライド、ノー低級アルキル
スルフェートまたは低級アルキル−もしくは場合によυ
置換されたフェニルスルホン酸低級アルキルエステルと
反応させることにより低級アルコキシが得られる。
式I中の2がエーテル化ヒドロキシ基たとえば低級アル
コキシ基ならびにフェニルオキシ基またはヘテロサイク
リルオキシ基であfiBがアルキレン基である式■の化
合物は、式l中の2が低級アルカノールについて上述し
たヒドロキシ基の反応性エステルである化合物を、ヒド
ロキシ置換炭化水素たとえばそれぞれ低級アルカノール
、適当なフェノールまたはヒドロキシ−ヘテロサイクリ
ル化合物と反応させることにより得られうる。Bが直接
結合である場合には、式I中の2がフェニルオキシまた
はヘテロサイクリルオキシ基である化合物は、たとえば
、式I中の2がヒドロキシ基である相当する化合物好ま
しくはそのアルカリ金属塩を、たとえばそれぞれ適当な
ノ・口rノー、特にブロモ−置換ベンゼンまたは複素環
式化合物とともに、好ましくは銅触媒たとえば銅粉の存
在下に、ジャーナルオプケミカルソサイアティ(J、 
Chem。
Soe、)1965 、4953にしたがって得られう
る。式■中の2がハロゲン原子である化合物とヒドロキ
シ−置換ベンゼンまたは複素環式化合物から出発する逆
反応もまた可能である。
式I中の2がヒドロキシ基である化合物を式I中の2が
アシルオキシ基である他の化合物ヘアシル化するには、
たとえば相当する酸無水物または塩化物、たとえば無水
酢酸、塩化ベンゾイルまたは塩化フェニルアセチルを用
いることにより行なう0 式I中の2がメルカプト基であシBが好ましくは直接結
合でありまたアルキレン基もしくはアルケニレン基でも
よい式Iの化合物は、式■中の2が塩化スルホニルを表
わす化合物をたとえば亜鉛末と塩酸または塩化スズ、ま
たは好ましくはアルミニウム水素化リチウムで還元する
ことにより調製されうる。
式I中2がエーテル化メルカプト基である化合物は、上
述の相当するエーテル化ヒドロキシ化合物と完全に同様
にして、ヒドロキシ基の代わシにメルカプト基を含む出
発物質を用いて得られうる。
−たとえば、式I中のBが直接結合であり2が7エニル
チオ基またはヘテロサイクリルチオ基である式■の化合
物は、fCとえば式I中の2がメルカプト基である相当
する化合物を、それぞれ適当なノ・ロダン置換ベンゼン
または複素環式化合物と反応させることにより調製され
る(GB−A−1,459゜571参照)。
式I中の−g−(Z)nがメルカプト基である化合物は
、また、式I中の−B−■)nが低級アルキルチオ基で
ある他の化合物から通常の脱アルキル化法を用いて得る
こともできる(シンセシス1983 。
751参照)。
式■中の2がアミノ基を表わしBが好ましくは直接結合
であるが、またアルキレン基もしくはアルケニレン基で
もよい式■で表わされる化合物は、たとえばホフマン反
応にしたがって式I中の2がカルバモイル基である相当
する化合物から、またはたとえばシュミット反応にした
がって式■中の2がカルゲキシ基である相当する化合物
から得ることができる。ホフマン分解において、カルバ
モイル化合物をたとえばアルカリ金属次亜ハロゲン化物
と反応させ相当するアミノ化合物を得る。アルカリ金属
次亜ハロゲン化物は、アルカリ金属水酸化物とハロゲン
元素たとえば臭素または塩素と反応させることにより調
製するのが好ましい。シュミット反応は、たとえばカル
?キシ化合物をヒドラゾ酸と反応させることにより相当
するアミノ化合物を得ることが特徴である。
さらに、式l中の2がアミノ基であ!1llBが好まし
くは直接結合であるがアルキレン基またはアルケニレン
基でもよい式Iで表わされる化合物は、2がニトロ基で
ある式■の相当する化合物を還元することによυ得られ
る。適当な還元法は、たとえばラニーニッケルを触媒と
して用い分子水素での接触還元、ヒドラジン、鉄および
塩酸、ジチオン酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウムまた
はアンモニウム、塩化スズ(II)等での還元である。
式I中の2がアミノ基である化合物は、2がアシルアミ
ノ、モノ−もしくはジ−低級アルキルアミノもしくは低
級アルキレンアミノ、アザ−、オキサ−またはチアー低
級アルキレンアミノ基を表わす他の化合物へ転化するこ
とができる。また、モノー低級アルキルアミノ基2は、
ジ−低級アルキルアミノ基へ転化することができる。ア
シル化は、たとえば、相当する酸無水物または塩化物た
とえば酢酸無水物または塩化フェニルアセチルを用いて
行なわれる。アルキル(アルキレン)ダンは、たとえば
、低級アルカノール、低級アルカンジオールまたはアゾ
−、オキサ−もしくはチアー低級アルカンジオール、た
とえば低級アルキル(アルケンジ)ノ・ライドたとえば
プロミドもしくはヨーシト、低級アルキル(アルキレン
ジ)−スルホネートたとえばメタンスルホネートもしく
はp−トルエンスルホネート、またはジ−低級フルキル
スルフェートたとえば硫酸ジメチルであり、好ましくは
塩基性条件下たとえばアルカリ金属水酸化物溶液および
有利には相転移触媒たとえばテトラブチルアンモニウム
プロミドもしくはベンジルトリメチルアンモニウムクロ
リドの存在下である。上述のアルキル化剤はまた第三ア
ミノ基2をアンモニオ基へ転化するのに有効である。全
く同じ方法で、カルバモイル基2をN−アシルカルバモ
イル基、モノ−もしくはジ−低級アルキルカルバモイル
基、低級アルキレンカルバモイル基または(アザ−、オ
キサ−もしくはチア)−低級アルキレンカルバモイル基
へ転化することができ、モノー低級アルキルカルバモイ
ル基をジ−低級アルキルカルバモイル基へ転化すること
ができるが、強塩基縮合剤たとえばアルカリ金属アミド
またはアルコラードたとえばアミド化ナトリウムまたは
ナトリウムメトキシドが必要かもしれない。
式■中の2がたとえばフェニルアミノ基またはヘテロサ
イクリルアミノ基を含む第一、第二または第三アミノ基
であり、Bがアルキレン基である式Iの化合物は、式■
中の2が上述したヒドロキシ基の反応性エステルであp
Bがアルキレン基である化合物をアンモニア、第一、第
二または第三アミノたとえば適当なアニリンまたはアミ
ノ−へテロサイクリル化合物と反応させることにより得
られる。Bが直接結合の場合には、式中2がたとえばフ
ェニルアミノ基またはヘテロサイクリルアミノ基である
化合物は、たとえば2がノ・ロダン原子特に臭素もしく
はヨウ素原子または水素原子である式■の相当する化合
物を、適当なアミノ置換ベンゼンまたはヘテロサイクリ
ル化合物それぞれで、有利には触媒の存在下に反応させ
ることにより得られる。2がノ・ロダン原子の場合には
、たとえば銅触媒たとえば銅粉またはノ・ログン化鋼(
1)が有用テアル〔オーガニツクシンセシスコール(D
rg、 5ynth、 Co11. )Vol I 、
 544 (1941))。
2がヒドロキシ基の場合には、好ましい触媒は塩化カル
シウム、スルファニル酸、ヨードまたハ塩化亜鉛である
式I中のBが直接結合でありzが2−フェニルヒドラジ
ノ基を表わす化合物は、たとえばチオウレア−8−ジオ
キシド(″ホルムアミノン硫酸”)で相当する2−7工
ニルアゾ化合物から還元することにより得られる。フェ
ニルアゾ化合物自体は、たとえば式I中のBが直接結合
であり2がアミノ基である化合物を場合により置換され
たニトロンベンゼンと反応させることにより調製される
式I中の2が塩素原子または臭素原子であり、Bが好ま
しくは直接結合であるが場合によりアルキレン基または
アルケニレン基でもよい式Iで辰わされる化合物は、た
とえば、フンスジ−カー分解型反応により、式I中の2
がカル?キシ基である他の化合物から得られうる〔ケミ
カルレビー−(Chem、 Rev、)56 、219
 (1956) ;オーガニックリアクションズ(Or
g、 React、) 9 +332(1957)]。
これらの場合、最初にカルボキシ化合物を塩好ましくは
重金属塩たとえば銀塩へ転化し、次いでノ・ログン元素
好ましくは臭素原子と反応させて所望のノ・ロダン化合
物とする。
式1中の2がカルボキシ基である化合物は、また、ヨウ
素と四酢酸鉛ならびに光線照射により式■中の2がヨウ
素である化合物へ転化される。
式i中の2が弗素原子でありBが直接結合である化合物
は、たとえば、式I中の2がアミノ基であ、9Bが直接
結合である他の化合物t、・ら、最初にこのアミノ化合
物をジアゾ化して四弗化ホウ木酸ノアゾニウムとし、次
いでこの塩をたとえばピロリシスによりまたは少量の銅
粉の存在下に分解して相当する弗素化合物とすることに
より得られる〔パルツージ−マン反応〕。
式I中の2が塩素、臭素またはヨウ素原子でありBが直
接結合である化合物は、サンドマイヤー反応により、式
■中の2がアミノ基でありBが直接結合である他の化合
物から製造されうる。後者の化合物をジアゾ化し、場合
によυ触媒として銅粉または銅(1)塩の存在下に、塩
素、臭素またはヨウ素陰イオンと反応させると式I中の
2がそれぞれ塩素、臭素またはヨウ素でありBが直接結
合である化合物が得られる。
式I中の2がsp’炭素原子と結合する・・ロダン原子
であり、nが1であり、Bがアルキレン基またはアルケ
ニレン基である化合物は、たとえば、式I中の2がヒド
ロキシ基である相当する化合物を、良く知られているハ
ロゲン化法、たとえばノ・ログン化水素酸特に臭化水素
酸もしくはヨウ化水素酸、塩化もしくは臭素化チオニル
、三ノ・ログン化リンまたは五ハロゲン化リン等を用い
て転化することにより得られうる。式I中の2が弗素原
子である化合物は同様に、たとえば相当するヒドロキシ
化合物をたとえば塩化p−)ルエンスルホニルで処理し
次いで弗化カリウムで処理することにより得られる。
式l中の2がたとえばアリール−低級アルコキシ基たと
えばベンジルオキシ基または低級アルコキシ基である化
合物は、たとえば画業界で公知の方法により、それぞれ
水素添加分解または加水分解することにより、2がヒド
ロキシ基である化合物へ転化される。
式■中の2がヒドロキシカルバモイル基(ヒドロキサム
酸)である化合物は、式l中の2がカルボキシ基または
その反応性機能誘導体基である化合物を、ヒドロキシル
アミノまたはその酸付加塩、有利にはヒドロキシルアミ
ノ塩酸塩を用いて、好ましくは塩基性剤たとえば水酸化
ナトリウムの存在下に縮合することにより、調製されう
る。この縮合は、たとえばパートンら(Barton 
et al、)によりコンプリヘンシブオーガニックケ
ミストリ((Comprehensive  Orga
nic  Chemi 3try)+Vo12.pp1
037−1038(1979)に記載されているような
、それ自体公知の方法にしたがって行なわれる。
式I中の2が5−テトラゾリル基である化合物は、たと
えば式■中の2が好ましくはシアノ基である化合物を、
ヒドラゾ酸またはヒドラゾ酸発生源として働く化合物た
とえばヒドラゾ酸の金属塩もしくはアンモニウム塩、好
ましくはアゾ化ナトリウムのようなアジ化アルカリ金属
もしくはアジ化アンモニウムを用いて縮合することによ
り調製されうる。この縮合は、たとえばパートンらによ
りコンプリヘンシブオーがニックケミストリイ、Vol
、4.pp、407−’409(1979)に記載され
たようなそれ自体公知の方法により、好ましくは晴、た
とえば塩酸または塩化アンモニウムの存在下に行なわれ
る。
前記テトラゾールは、たとえば式I中の2がシアン基ま
たはカルバモイル基である化合物を最初にハローまたは
低級アルコキシイミノ基へ転化し、たとえばアルカリ金
属アジドまたはアンモニウムアジドで縮合することによ
っても調製されうる。
式l中の2が低級アルキル基で置換された4、5−ジヒ
ドロ−2−オキサシリル基または4,5−ジヒドロ−2
−オキサシリル基を表わす化合物は、式I中の2がカル
ボキシ基またはその反応性機能誘導体基である化合物を
、場合により低級アルキルでモノ−もしくはジ−(ビシ
ナルもしくはジェム)−〇−置換された2−ヒドロキシ
エチルアミノまたは場合により低級アルキル基でモノ−
もしくはジ−(ビシナルまたはジェム)−C−置換され
たアジリジン、たとえば2−アミノエタノール、2−メ
チル−2−アミノプロパツールまたは2,2−ジメチル
アジリジンと縮合させることKよシ調製されうる。この
縮合は、ジャーナルオプオーガニックケミストリ4 (
J、 Org、 Chem、)3旦。
2787(1974)に記載されているようなそれ自体
公知の方法にしたがって行なわれる。この縮合は自然発
生するかまだは縮合剤たとえば二置換カルボジイミドた
とえばジシクロへキシルカルデジイミドの存在下に、た
とえば2がカルボキシ基の場合、生ずる。
式I中の2がハロゲン原子でl)Bがアルキレン基であ
る化合物を、たとえば常法によりシアン化金属たとえば
シアン化カリウムと反応させると式l中の2がシアノ基
である化合物が得られる。
これらは次に、当業界で公知の方法により式■中の2が
カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基またはカル
バモイル基である化合物へ転化される。
したがって、式■中の2がシアノ基である化合物を式I
中の2がカルボキシ基を表わす化合物へ転化するには、
たとえば無機酸たとえばハロゲン化水素酸または硫酸の
水溶液を用いた加水分解、またはアルカリ金属水酸化物
たとえば水酸化カリウムを用いた加水分解により行なう
前記ニトリルを式I中の2が低級アルコキシカル?ニル
基である化合物へ転化するには、最初に強酸たとえば塩
酸の存在下に低級アルカノールたとえば無水エタノール
で処理し続いて水で注意深く加水分解することにより行
なう。
さらに、前記ニトリルを式■中の2がカルバモイル基で
ある化合物へ転化するには、たとえばアルカリ金属水酸
化物たとえば希水酸化す) IJウムと過酸化木表で、
好ましくは室温にて処理することにより行々う。
さらに、式!中の2がハロゲン原子でありBがアルキレ
ン基である化合物を式■中の2がカルボキシ基であシ前
記アルキレン鎖がメチレン基1個で延長される化合物へ
転化するには、最初に、ジ−低級アルキルマロネートた
とえばマロン酸ゾエチルを用いて、塩基たとえば炭酸カ
リウムまたはナトリウムエトキシドの存在下に処理する
ことにより行なう。得られた置換ジ−低級アルキルマロ
ネートを、有利には水性塩基たとえば希水酸化ナトリウ
ムで加水分解して相当するマロン酸を得、これを一般的
条件下、たとえばキシレン溶液中で加熱することにより
脱カル?キシル化すると、所望の式■で表わされる化合
物が得られる。ジ−低級アルキルマロネートを低級アル
キルシアノアセテートで置換すると式I中の2がシアノ
基である相当する化合物が得られる。
Bが末端に二重結合を有するアルケニレン基であシzが
たとえば低級アルコキシカルボニル基である本発明化合
物は、また、式i中のBがアルキレン基であシzがハロ
ゲン原子である化合物からも調製される。たとえば、前
記中間体を、最初にα−(アリール−またはアルキル)
チオ酢酸の低級アルキルエステルたとえばα−(フェニ
ルチオ−酢酸エチルを用い、強塩基たとえば水素化ナト
リウムの存在下に処理する。続いて、得られたα−アリ
ールチオまたはα−アルキルチオ置換エステルを過ヨウ
素酸ナトリウムで酸化してα−アリールスルフィニルt
たはα−アルキルスルフィニルエステルとし、次ぎにた
とえばキシレン中で還流する等の加熱排除を行なうと、
式I中のBが末端二重結合を有するアルケニレン基を表
わし2がたとえば低級アルコキシカルぎニル基を表わし
、前記アルケニレン鎖が前のアルキレン鎖と比較して炭
素原子1個延長されている式Iで表わされる化合物が得
られる。同じ変換が、たとえばジャーナルオプアメリカ
ンケミカルソサイアティ(J。
Am、 Chem、Soe、) 95 、6137 (
1973)に記載されているようにα−(フェニルセレ
ノ)酢酸エチルを用いても行なわれる。同様に、式I中
の2がハロゲン原子であシBがアルキレン基である化合
物を、最初に、トリエチルアミノと四弗化ホウ木酸釧の
存在下にジメチルスルホキシドを用いて、または三酸化
クロムと塩化メチレン中のぎりノンを用いて相当するカ
ルデキシアルデヒドヘ転化する。続いて、たとえばトリ
メチルホスホノアセテートまたは(トリフェニルホスホ
アニリデン)−酢酸エチルでウィッチヒ縮合しても前記
α、β−不飽和エステルを得る。
一般に、その変形を含むウィッチヒ反応は、式I中の2
がホルミル基捷たはアシル基である化合物をBがアルケ
ニレン基である式Iの別の化合物へ転化するのに用いる
ことができる。ホルミルまたはアシル化合物は、たとえ
ばトリフェニルホスホアニリデン基またはジ−低級アル
キルホスホノ基を含む化合物と反応する。
Bが末端二重結合を有するアルケニレン基である式iで
表わされる化合物、たとえばα、β−不飽和エステルは
、まだ、たとえば、ジャーナルオブアメリカンケミカル
ソサイアティ95 、6137(1973)に記載され
た方法にしたがって強塩基の存在下に塩化フェニルセレ
ニルで処理することにより、相当するα、β−飽和化合
物(Bが相当するアルキレン基である)から調製されう
る。
式I中の2がエステル化カルボキシ基特に低級アルコキ
シカルボニル基である化合物は、アンモニア、モノ−ま
たはノー低級アルキルアミノたとえばメチルアミノまた
はジメチルアミノでアミド化して、式!中の2が非置換
の七ノーまたはジ−低級アルキル−置換カルバモイル基
を表わす化合物を得ることもできる。
以下余白 式I中の2が機能的に変性されたカルボキシ基たとえば
アルコキシカル?ニル基;シアノ基;非置換、−置換ま
たはニー(低級アルキル)−置換力ルバモイル基または
場合により低級アルキル基で置換されてもよい4,5−
ジヒドロ−2−オキサグリル基である式Iで表わされる
化合物を、2がカルボキシ基である式Iの化合物へ転化
するには、無機酸たとえばハロゲン化水素岐もしくは硫
酸または水性アルカリ好ましくはアルカリ金属水酸化物
たとえば水酸化リチウムもしくはすl−IJウムで加水
分解するのが有利である。
式■中の2がカルボキシ基またはアルコキシカルボニル
基である式Iの化合物を単独または複合軽金属水素化物
たとえば水素化アルミニウムリチウム、アランまたはヅ
デランで還元して式I中の2がヒドロキシ基であシ基B
がCH2基1個で延長された化合物にしてもよい。前記
アルコールは、また、たとえば式I中の2がノ・ロダン
原子であシBがアルキレン基である化合物を、たとえば
アルカリ金属水酸化物たとえば水酸化リチウムまたはナ
トリウムで処理することによっても得られうる。
前記アルコールは、次に、通常の酸化剤、有利には室温
にてジメチルホルムアミド中のジクロム酸ピリジンを用
いることにより、式I中の2がカルボキシ基であシ基B
がCH2基1個短かくした式■で表わされる化合物へ転
換される。
カルボキシ基を、たとえば強酸たとえば硫酸の存在下ア
ルカノールたとえばエタノールを用いて、またはジアゾ
低級アルカンたとえばジアゾメタンを用いてエステル化
すると、相当するエステルたとえば式■中の2が(低級
)アルコキシカルボニル基である化合物を得ることがで
きる。
さらに、カルざキシ基は、その反応中間体たとえば酸ハ
ライドたとえば酸塩化物、または混合無水物、たとえば
低級アルキルハロ炭酸塩たとえばクロロギ酸エチルから
誘導されるものを、アンモニア、モノ−またはノー低級
アルキルアミノとともに、好ましくは塩基性触媒たとえ
ばピリジンの存在下に処理することを経て、式I中の2
が非置換、七ノーまたはノー低級アルキル−置換力ルバ
モイル基を表わす化合物へ転化されうる。
さらに、式I中のBがアルケニレン基を表わす化合物を
、有利には穏やかな条件下でたとえば大気圧下に・母う
ノウム触媒を用いて接触水素添加することにより、式I
中のBがアルキレン基を表わす化合物へ転化することが
できる。
カルボキシアルデヒド、すなわち式I中の2がホルミル
基を表わす化合物は、式l中の2がヒドロギシ基または
ハロケ゛ン原子を表わし、Bが最終生成物と比較してメ
チレン基1個延長されている化合物を、たとえばジメチ
ルスルホキシドと触媒、たとえばトリエチルアミノと四
弗化ホウ酸銀の混合物、または二酸化クロムとピリジン
、または当業界で公知の酸化剤で酸化することにより調
製されうる。前記力ルデキシアルデヒドは、相当するア
セタール、すなわち、式l中の2がノー低級アルコキシ
メチル基またはアルキレンジオキシメチル基たとえばジ
メチルアセタールを表わす化合物へ、アルコールたとえ
ばメタノールで酸−触媒化給付により転化される。
式I中の2がカルボキシ基を表わす化合物は、式I中の
2がカルボキシ基を表わし鎖が炭素赤子1個延長された
化合物へ、よく知られたアルントーアイシュテルト反応
により転化される。さらに好ましくは、出発カルボン酸
の反応性機能誘得体たとえば酸塩化物をたとえばジエチ
ルエーテル中のソアゾメタンで処理すると式I中の2が
ソアゾアセチル基を表わす化合物を得る。たとえば酸化
銀で再転移すると式中の鎖が炭素原子1個で延長された
前記カルボン酸が得られる。
さらに、式I中の2がアセチル基を表わす化合物を、た
とえば最初に次亜臭素酸ナトリウムで処理することによ
り式■中の2がトリハロアでチル基たとえばトリブロモ
アセチル基である化合物へ転化し続いて水性塩基たとえ
ば水酸化す) リウムで開裂することにより、式l中の
2がカルボキシ基を表わす相当する化合物へ酸化的開裂
されうる。
式I中の2がアセチル基を表わす式Iの化合物は、たと
えば式I中の2がシアノ基である化合物を有機金属メタ
ン誘導体たとえば臭素化メチルマグネシウムまたはメチ
ルリチウムと一般的条件下で縮合させることにより調製
される。
式Iの中の2がホルミル基、ジ−低級アルコキシメチル
基またはアルキレンジオキシメチル基(アセタールの形
で保護されたホルミル基)たとえばジメチルアセタール
を表わす化合物を、たとえば硝酸銀、ジクロム酸ピリジ
ンまたはオゾンで酸化すると、式I中の2がカルボキシ
基を表わす相当する化合物となる。
式I中の2がハロケ゛ン原子を表わす化合物は、当業界
で良く知られた条件下で、相当する有機金属中間体たと
えば銅、リチウムまたはマグネシウム誘導体へ転化され
うる。
得られるオルガノマグネシウム(グリニヤール)試薬と
二酸化炭素との縮合により式■中の2がカルボキシ基で
ある化合物が得られる。前記グリニヤール試薬とたとえ
ば低級アルキルハロアセテートたとえばブロモ酢酸エチ
ルとを縮合し続いて加水分解すると、式I中の2がカル
ボキシ基を表わしBがCH2基1個で延長された化合物
が得られる。
前記グリニヤール試薬をハロゲン化鋼たとえば塩化鋼の
存在下にα、β−不飽和酸たとえばアクリル酸と縮合さ
せると、式f中の2がカルボキシ基を表わし基Bがたと
えば末端1,2−エチレン基で延長された式Iで表わさ
れる化合物が得られる。
式I中のYがスルフィニル基である化合物は、それ自体
公知の方法によυ式■のYが硫黄原子である相当する化
合物を酸化することにより製造される。スルフィニル基
への酸化は、無機過酸たとえば過ヨウ素酸または過硫酸
;有機過酸たとえば過炭fRまたは過スルホン酸、たと
えば過ギ酸、過酢酸またはトリフルオロ過酢酸、m−ク
ロロ過安息香酸またはpiミルエンスルホン酸;過酸化
水素と酸の混合物たとえば過酸化水素と酢酸の混合物に
より行なわれる。
酸化は、しばしば適当な触媒の存在下、たとえば場合に
より置換されてもよいカルd?ン酸たとえば酢酸もしく
はトリフルオロ酢酸、または遷移金属の酸化物たとえば
補助族■の元素たとえば酸化パナノウム、モリブデンま
たはタングステンの存在下に行なわれる。
式I中のYがスルホニル基である化合物は、たとえば式
I中のYが硫黄原子またはスルフィニル基である相当す
る化合物を、たとえば触媒として四酸化二窒素を用い、
酸素の存在下にて好ましくは低温で、スルフィニル基へ
の酸化について記載したばかりのものと同じ酸化手段で
ただし一般にはその過剰量を用いて、酸化することによ
り得られる。
これに対し、式■中のYがスルフィニル基またはスルホ
ニル基である式Iの化合物を還元して式I甲のYが硫黄
原子である相当する化合物とすることもできる。適当な
還元手段は、たとえば触媒として貴金属またはその酸化
物たとえばノやラジウム、プラチナもしくはロジウムま
たはそれぞれの酸化物であって場合により適当な担体た
とえば活性炭または硫酸バリウムに分散させているもの
を用いで、たとえば触媒で活性化された水素である。
さらに、たとえば還元性金属陽イオン、たとえばスズ(
■)、鉛(n)、銅(I)、マンガン(If)、チタン
(U)、バナジ9ム(n)、モリブデン(1)またはタ
ングステン(1)化合物;ハロゲン化水素たとえば塩化
、臭素化またはヨウ素化水素;水素化物たとえば複合金
属水素化物たとえば水素化アルミニウムリチウム、゛水
素化ホウ素ナトリウムまたは水素化スズトリブチル;リ
ン化合物たとえば/Sログン化リンたとえば三塩化リン
もしくは工具素化リン、五塩化リンまたはオキシ塩化リ
ン;ホスフィン、たとえばトリフェニルホスフィン;ま
たは五硫化リンーピリジン:または硫黄化合物たとえば
メルカプタン、チオ酸、チオリン酸またはジチオカルゲ
ン酸、ジチオナイトもしくは硫黄錯体たとえばヨウ素−
ピリジン−二酸化硫黄錯体が、還元剤として使用される
また、式lで表わされる化合物について上述したのとほ
とんど同じ方法で、中間体化合物たとえば式■および■
の化合物において硫黄基Sをスルフィニル基またはスル
ホニル基へ転化し、スルフィニル基Yをスルホニル基へ
、またはスルホニル基またはスルフィニル基Yを硫黄へ
転化することができるが、ただしこれに存在する官能基
は上記記載の酸化を受けやすくそして還元法は以下に記
載する通常の保護基により保護される。
式Iの化合物を、式Iについて定義したような基−B 
−(Z)nおよびYについて上述した式1丁表わされる
他の化合物へ転化するには、全分子における相当する置
換基の調製および変形へ移すこともできる。
記載した中間体が反応妨害基たとえばカルボキシ基、ヒ
ドロキシ基、アミノ基またはメルカプト基を含む場合に
は、このような化合物を容易に除去されうる保護基でい
かなる段階でも一時的に保護するのが有利である。特定
の反応に対する保護基の選択は幾つかの要素により、こ
れはたとえば保護されるべき官能基の性質、その置換基
が官能基である分子の安定性、および反応条件である。
これらの条件に会う保護基およびその導入と除去は当業
界で公知であり、たとえばノエイ・エフ・ダブリュ・?
:ff−ミイ(J、F、W、McOmie)、6グロテ
クテイブグルーグスインオーガニツクケミストリ4 (
Protective Groups in Orga
nicChemistry) ’ 、プレナムプレス(
Plenum Press)、ロンドン、ニューヨーク
1973に記載されている。すなわち、カルメキシ基は
たとえばエステル形たとえば非置換または置換低級アル
キルエステルたとえばメチルエステルまたはベンジルエ
ステル形で保護され、このようなエステル基は緩やかな
条件特にアルカリ性条件下で容易に除去されうる。緩や
かな条件下で除去されうるアミノ−およびヒドロキシ−
保護基は、たとえばアシル基、たとえば場合によりハロ
ケ゛ン原子で置換されてもよい低級アルカノイル基たと
えばホルミル基またはトリクロロアセチル基、または有
機シリル基たとえばトリー低級アルキルシリル基たとえ
ばトリメチルシリル基である。
反応条件に応じて、式Iで表わされる化合物は遊離形で
またはその塩の形で得られうる。得られる塩基は、好ま
しくは治療上有効な酸またはイオン交換剤を用いて相当
する酸付加塩へ転化するか。
または得られる塩は、たとえばより強い塩基たとえば金
属もしくはアンモニウム水酸化物または塩基性塩たとえ
ばアルカリ金属水酸化物もしくは炭酸塩、まだは陽イオ
ン交換剤を用いて相当する遊離塩基へ転化されうる。他
方、酸性基たとえばカルビキシ基またはフェノール性ヒ
ドロキシ基を含む式■で表わされる化合物を塩へ転化す
るには、それ自体公知の方法で、たとえば塩基たとえば
アルカリ金属水酸化物もしくはアルコキシド、アルカリ
金属もしくはアルカリ土類金属塩たとえば炭酸水素ナト
リウム、アンモニアまたは適当な有機アミノで処理する
ことにより行なわれる。遊離化合物は、このような塩を
酸で処理することにより得られうる。遊離化合物とその
塩の形の化合物との密接な関係の点から、化合物がこの
内容に関係する場合にはいつでも相当する塩も同様に含
まれ、このような化合物が状況下で可能であるかまたは
適当である。
基R4およびR2が異なった意味を有する場合には、式
Iで表わされる化合物は少なくとも1個の不整炭素原子
を含む。この場合これらはR−まだはS−鏡像体ならび
にこれらの鏡像体混合物たとえばラセメートとして見い
出される。本発明は、これらすべての型、またこれらの
別の異性体、および少なくとも2つの異性体の混合物た
とえばジアステレオマー混合物もしくは鏡像体混合物を
含むものであり、これは1個以上の別の不整中心が分子
内に存在する場合には可能になる。
得られたジアステレオマー混合物、ラセメートまたは幾
可異性体混合物は、公知方法で、たとえばクロマトグラ
フィおよび/または分別結晶法により構成成分の物理化
学的差異に基づいて、単一のジアステレオマー、ラセメ
ートまたは幾可異性体へ分割されうる。
得られた鏡像体混合物たとえばラセメートは、公知方法
により、光学異性体(対掌体)へ分割されうる。公知方
法としては、光学活性溶媒からの再結晶または微生物の
利用、またはたとえば酸性最終生成物を光学活性塩基と
反応させてラセミ酸を有する塩を形成し、このようにし
て得られた塩をたとえば分別結晶によりノアステレオマ
−塩へ分離してこれから光学活性カル?ン酸対掌体を酸
性化により遊離する方法である。塩基性ラセミ生成物は
、同様にして、たとえばそのノアステレオマ−塩を光学
活性酸で分離し、光学活性塩基化合物を一般的塩基で処
理して遊離することにより光学的対掌体へ分割されうる
。本発明のラセミ生成物は、しだがって、たとえばd−
もしくは1−(酒石酸塩、マンデル酸塩、樟脳スルホン
酸塩)またはd−もしくはz−(d−メチルベンノルア
ミノ、シンコニジン、シンコニン、キニン、キニジン、
エフェドリン、デヒドロアビエチルアミノ、プルシンも
しくはストリキニーネ)塩を分別結晶する等によりこれ
らの光学対掌体へ分割することができる。2つの対常体
のうちより活性な方を単離するのが有利である。
上述の反応は、一般的方法にしたがって、希釈剤好まし
くは反応物に対し不活性でありその溶媒である希釈剤、
触媒、縮合剤または前記他の試剤それぞれの存在または
不存在下に、および/または不活性雰囲気下、低温、室
温もしくは高温たとえば一200〜+200℃の温度範
囲、好ましくは使用される溶媒の沸点にて、そして大気
圧もしくは過大気圧にて行なわれる。好ましい溶媒、触
媒および反応条件は後述の実施例に記載されている。
これらの塩を含む化合物は、また、その水和物の形でも
得ることができ、またはそれらの結晶化に用いられる他
の溶媒を含むこともできる。
本発明は本発明方法のあらゆる変法をも含むものであり
、このうちには、そのいかなる段階でも得られうる中間
体生成物を出発物質として使用し残りの段階を実施した
り、または方法をいかなる段階でも停止したりすること
、または出発物質を反応条件下で形成すること、または
反応成分を塩の形もしくは光学的に純粋な対掌体の形で
使用することが含まれる。主にこれら出発物質は前記反
応で使用されるべきであり、これは、特に有用であると
して上述したこれら化合物の形成を導ひく。
本発明はまた新規出発物質およびその製法に関するもの
である。
本発明による医薬製剤は、有効成分として少なくとも1
つの式Iで表わされる化合物またはその医薬として許容
されうる塩を単独または通常のキャリヤーもしくは助剤
とともに含む。これらは、たとえば腸管投与たとえば経
口もしくは直腸、非腸管外投与たとえば皮下、筋肉内も
しくは静脈内投与または吸入法により投与される。体重
的70ゆの哺乳動物に対する一日の投与量は、疾患の種
類、個体の状態、年齢および投与形態にもよるが、好ま
しくは101n9〜10y、特に好ましくは50ダ〜3
gである。
新規医薬製剤は、好ましくは有効成分的0.1〜99%
、特に好ましくは約10〜約90%を含む。
本発明の医薬製剤は、たとえば単位投与形態がたとえば
錠剤、糖衣錠、カプセル剤もしくは坐剤またはエーロゾ
ルもしくはスプレーの形のもの、ならびにアンプルのも
のである。
本発明医薬製剤は、それ自体公知の方法により、たとえ
ば通常の混合、造粒、糖衣−形成、溶解または凍結乾燥
工程により製造される。すなわち、経口用の医薬製剤は
、有効成分を固形キャリヤー・と−緒にし、所望により
得られた混合物を造粒化し、混合物または粒剤を、所望
によりまたは必要に応じて適当な助剤を加えた後に処理
して、錠剤または糖衣錠コアとすることにより得られる
適当な担体は、特に充てん剤たとえば糖、たとえばラク
トース、サッカロース、マンニトールもしくはソルビト
ール、セルロース製剤および/またはリン酸カルシウム
たとえばリン酸三カルシウムもしくはリン酸水素カルシ
ウム、なラヒにバインダーたとえばトウモロコシ、コム
ギ、コメを用いたでん粉ペーストもしくはジャガイモデ
ングン、ゼラチン、トラガント、メチルセルロースおよ
び/またはポリビニルピロリドン、および/または、所
望により崩壊剤たとえば前述のでん粉、ならびにカルボ
キシメチルでん粉、架橋ポリビニルピロリドン、寒天、
アルギン酸もしくはその塩たとえばアルギン酸ナトリウ
ムである。助剤は、特に流れ調整剤および滑剤たとえば
シリカ、メルク、ステアリン酸もしくはその塩たとえば
ステアリン酸マグネシウムもしくはカルシウム、および
/lたはポリエチレングリコールである。糖衣錠コアは
、胃液に耐性のあるような適当なコーティングを有して
いてもよく、これらは、とりわけ、アラビアゴム、メル
ク、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールお
よび/もしくは二酸化チタンを含んでもよい濃縮砂糖、
溶液、または適当な有機溶媒または溶媒混液中のラッカ
ー溶液、または、胃液に耐性のコーティングを作るため
に、適当なセk o −スM 剤fc トエIdフタル
酸アセチルセルロースもしくはフタル酸ヒドロキシfロ
ピルメチルセルロースの溶液である。用途を同定するた
めまだは有効成分の異なった投与量を示唆するために、
錠剤または糖衣錠コーティングへ着色剤または顔料を加
えてもよい。
さらに、経口投与可能な医薬製剤は、ゼラチンからなる
乾燥光てんカプセル剤、ならびにゼラチン可塑剤たとえ
ばグリセリンまたはソルビトールからなる軟シールカプ
セル剤である。乾燥−充てんカプセル剤は、粒状の有効
成分をたとえば充てん剤たとえばラクトース、バインダ
ーたとえばでん粉、および/鷹たけ滑剤たとえばタルク
もしくはステアリン酸マグネシウム、および場合により
安定剤と混合して含んでもよい。軟カプセル剤において
、有効成分は適当な液体たとえば脂肪油、ノーラフイン
油または液状ポリエチレングリコールに溶解または懸濁
させてもよく、これへ安定剤を加えてもよい。
経腸投与可能な製剤として、たとえば有効成分と坐薬基
剤とからなる坐剤が考慮される。坐薬基剤としては、た
とえば天然もしくは合成トリグリセリド、パラフィン炭
化水素、ポリエチレングリコールまたは高級アルカノー
ルが適当である。有効成分と基剤材料とを組合わせて含
むゼラチン経腸カプセルを使用することもできる;基剤
材料としては、たとえば液状トリグリセリド、ポリエチ
レングリコールまたはパラフィン炭化水素である。
非経腸投与に適するものは、特に、水溶性形たとえば水
溶性塩の有効成分水溶液、ならびに和尚する油状注射懸
濁液のような有効成分の懸濁液であり、適当な親水性溶
媒または賦形剤たとえば脂肪油たとえばセサミ油、また
は合成脂肪酸エステルたとえばオレイン酸エチル、もし
くはトリグリセリド、または増粘性物質たとえばカル?
キシメチルセルロースナトリウム、ソルビトールおよび
/もしくはデキストランおよび場合により安定剤が使用
される。
吸入のために、有効成分は、揮発性賦形剤とともに、ク
リーム、ローション、ペーストもしくは軟膏またに微粉
砕乾朦粉末状で存在してもよいし、または鼻孔スプレー
、アトマイデー、吸入器による吸入のために溶液状で存
在してもよい。
鼻、頬または肺を通しての投与により呼吸器管の処置を
する吸入製剤は、たとえば薬理学的有効成分を粉末状ま
たは溶液もしくは懸濁液の滴状に分散させうるエーロゾ
ルまたはスプレーである。
粉末分散性を有する製剤は、一般に、有効成分とは別に
、室温以下の沸点を有する液状推進ガス、および所望に
より担体たとえば液状もしくは固形の、非−イオンもし
くは陰イオン表面活性剤および/または固形希釈剤を有
する。薬理学的有効成分が溶液中にある製剤は、さらに
適当な推進薬、ならびに必要ならば、別の溶媒および/
または安定剤を含む。推進ガスの代わりに、圧縮空気を
使用することもでき、これは必要によυ適当な圧縮およ
び放出装置を用いて作られうる。
次の例a)〜f)により幾つかの代表的投与形態の製造
を示すが、いずれにしてもこれらの投与形態の実施態様
のみを示すものではない。
a)有効成分250gをラクトース550gとジャガイ
モでん粉292Iと混合し、この混合物をゼラチン8y
のアルコール性溶液で湿めらせ、篩を通して造粒する。
乾燥後、メルク60g、ステアリン酸マグネシウム10
.9およびコロイド状シリカ20&を加え、混合物をプ
レスして、各々の重量119M9で有効成分25ダを有
する錠剤10.000個を作る。これは、所望によυ、
投与量のより細かい調節のだめの分割ノ、テを有してい
てよい。
b)有効成分10U#、ラクトース379Iおよびゼラ
チン6gのアルコール性溶液から粒状物を作り、乾燥後
、コロイド状シリカlOy、タルク4(1、ジャガイモ
でん粉60gおよびステアリン酸マグネシウム5gとと
もに混合し、プレスして糖衣錠コア10,000個を作
る。次いで、結晶状シヨ糖533.5,9、シェラツク
20g、アラビアゴム75g、タルク250g、コロイ
ド状シリカ20gおよび着色剤1.5gからなる濃縮シ
ロップで被覆し、乾燥する。得られた糖衣錠は各々15
0■の重量であり、各々有効成分10■を有する・C)
蒸留水500 (14!に有効成分5.0gが溶解した
滅菌溶液をアングル5dへ入れると、このアンプルは溶
液5d中に有効成分51n9を含む。
d)有効成分25gと微粉砕生薬基剤(たとえばココア
バター)1975.9を十分に混合し次いで溶融する。
攪拌して均一に保たれた溶融物から注型により2gの坐
剤1000個が作られる。これは各々有効成分25■を
有する。
e)たとえば塩のような水溶性形の有効成分2000■
を、2′N水酸化ナトリウム溶液等モル量を加えた新し
い蒸留水に溶かす。次いで、安定剤たとえばエチレンジ
アミノ四酢酸二ナトリウム塩10■と保存剤たとえば塩
化ペンデルコニウム1(1’を加える。すべての成分を
完全に溶解した後、得られた溶液を100m1とし、I
Jsさいビンに入れ、これらをガスが漏れないようにシ
ールする。
f)有効成分25.9と微粉砕ラクトース25.9を均
一に混合する。次いで得られた粉末を篩別し、501!
9ずつゼラチンカプセル1,000個に充てんする。
次の例により本発明を説明するが、本発明はこれらによ
り限定されるものではない。温度は摂氏度である。特に
記載がない限り、蒸発はすべて減圧下、好ましくは約0
.1〜130 ミIJパールの間で行なわれる。
〔実施例〕 例1: 乾燥どジノ7l50縮中に4−クロロ−3−ホルミル−
クラブ−3−エン40.57Fが隘解した攪拌溶液へ、
チオグリコール酸エテル21.6IIを加える。続いて
、反応温度を10℃以下に保ちながらトリエチルアミノ
21.2.9を滴加する。室温で2時間攪拌し、0〜5
℃まで冷却後、35チ水酸化力リウム水溶液3Qmを滴
加する。30分後、水1,51で希釈することによジエ
チルエステルが沈でんし、この懸濁液を3℃で90分攪
拌する。
沈でん物を濾過し、水で洗い、ヘキサン中で結晶化する
。純粋な(4H−4−フェニル−チェノ[3,z−c)
(t)ベンゾピラン)−2−カルボン酸エチルが黄色結
晶として得られる:m、p。
107−108℃。
例2: 4−クロロ−3−ホルミル−6−メチル−チオ7ラブー
3−エン15.9、チオグリコール酸エチル7.31R
1およびピリジン55m7を含む溶液を7℃で攪拌し、
10.8diJエチルアミノを一回加える。50℃で2
時間攪拌後、溶液を3℃まで冷却し、50%水散化カリ
ウム水溶液11dを滴加する。15分後に水550dを
一回加え、水浴中で2時間攪拌を続ける。沈でん物を塩
化メチレンに溶かし、この有機層を水でpH7まで洗い
、乾燥し、蒸発する。粗生成物を、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィにより、溶出液としてn−へキサンと塩
化メチレンの混液を用いて精製する。最も良いフラクシ
ョンをエタノールと水の混液から結晶化する。fi製(
4H−8−メチル−4−フェニル−チェノ[:3.2−
c〕[:1)ベンゾチオピラン)−2−カルボン酸エチ
ルが得られる;m、p、108−110℃。
例3: 例1のようにして、ただし4−クロロ−6−フルオロ−
3−ホルミル−クロム−3−エン(m−p。
86°)31.9.9から出発すると、精製(4H−8
−フルオロチェノ−[3,2−e)I:1)ベンゾピラ
ン)−2−カルメン酸エチルが得られる;m、p、 1
08℃。出発物質は、相当する4−クロマノン(m、p
、  114−116°)をクロロホルミル化し、次い
でこれをソヤックス(JAC8) 76 。
5065(1954)に記載された方法により合成する
ことにより調製される。
例4: 例1のようにして、ただし4−クロロ−2,2−#メf
ルー6−フルオロー3−ホルミル−クロム−3−エン(
m−p−66−69’)45.9gから出発すると、純
粋な(4H−4,4−ジメチル−8−フルオロ−チェノ
(:3.2−c)(:1〕ベンゾピラン)−2−カルボ
ン酸エチルが得られる:m、p、121−122℃。出
発物質は、相当する4−クロマノン(m、p、32−3
7°)をクロロホルミル化し、次いでシンセシス(5y
nthes is )1978 r886に記載の方法
にしたがって合成することにより調製される。
例5: 例1のようにして、ただし4−クロロ−3−ホルミル−
8−メトキシ−チオクロム−3−エン(m−p、 99
.5−100.5°)36.1Jから出発すると、純粋
な(4H−6−メドキシーチエノー〔3゜2−c〕(1
)ベンゾチオピラン)−2−カルボン酸エチルが得られ
る;m、p、66℃。出発物質は、相当する4−チオク
ロマノン(m、p、 106−108℃)をクロロホル
ミル化し、次いでジャックスフ6゜5065(1954
)に記載の方法により合成される。
例6: 例1のように、ただし4−クロロ−6−フルオロ−3−
ホルミル−1,2−ジヒドロナフタレン(m、p、53
−54°)31.6.9から出発すると、純粋な(4,
5−ジヒドロ−8−フルオロ−ナフト[1,2−b]チ
オフェノン)−2−カルボン酸エチルが得られる;m、
p、78−79℃。出発物質は、相当する1−デトラツ
ク(m、p、63.5−65°)を、ジャックス89,
386(1967)に記載のようにしてクロロホルミル
化することにより調製される。
例7: 例1のようにして、ただし3−クロロ−4−ホルミル−
1,2−ジヒドロナフタレン28.Jlから出発する。
水1.51で希釈してもエチルエステルは沈でんせず、
ジエチルエーテルとの混液から抽出する。乾燥し溶媒蒸
発後に純粋な(4,5−ノヒドロナフト(2,1−b)
チオフェン)−2−カルがン酸エチルが油状物として得
られる。
例8: (4H−4−フェニル−チェノI:3.2−c:1〔1
〕ベンゾピラン)−2−カルゲン酸エチル33.611
と水酸化カリウム201がエタノール11に溶解した溶
液を1時間還流する。反応混合物を蒸発乾固し、残渣を
水600dに溶かす。溶液を5チ塩酸水溶液235ゴで
酸性化する。発泡した沈でん物を濾過し、水で洗い、そ
して乾燥するこの固形物を98チエタノールで結晶化す
ると純粋な4H−4−フェニル−チェノ−[3,2−c
〕〔1〕ベンゾビラン−2−カルデン酸が得られる;m
、p、258−260℃。
カルがン酸のナトリウム塩を、熱水 (90−100℃
)中の酸の攪拌懸濁液を1当量水酸化ナトリウム水溶液
で処理することにより調製される。
クロロホルムで抽出後、透明な水溶液で減圧蒸発する。
残渣を減圧下に水酸化カリウムで乾燥する。
塩の水分含有量をジメチルスルホキシド中の’H−NM
R分光分析および微量分析により測定する;m、p、2
15℃(分解) 微量分析: 実測値 C63,55H3,59S  9.53 Na
  6.76計算値(C、a H13Na04 S ・
O−5’H20)C63,71H3,56S  9.4
4 Na  6.77例9: エタノール382d中に(4H−8−メチル−4−フェ
ニル−チェノ[3,2−c〕[:1〕ぺ/ジチオピラン
)−2−カルデン酸エテル151:水酸化すl−IJウ
ム8,9yが溶解している液を1時間還流し、蒸発する
。残渣を水に溶かし、この水層な塩化メチレンで洗う。
37%塩酸溶液で酸性化すると生成物が沈でんし、これ
は、n−へキサンとトルエンの混液から結晶化する。純
粋な4H−8−メチル−4−フェニル−チェノ[3,2
−e:lC1:lベンゾチオビラン−2−カルデン酸が
、黄色結晶物として得られる;m、p、205−209
00ナトリウム塩(例8に記載のように調製):m、p
195°(分解) 微量分析: 実測値: C59,82H4,07S L6.81 N
m 6.03計算1直(C,、H13NaO□S2・1
.17H2t)):C59,76H4,09S 16.
58 Na 5.88例10: 例8のようにして、ただしく4H−8−フルオロ−チェ
ノ(3,2−c〕(11ベンゾビラン)−2−カルボン
酸エチル27.8.9から出発すると、純粋な4H−8
−フルオロチェノ(3,2−c〕〔1〕ベンゾピラン−
2−カルヴン酸が得られる;m、p、 260°(分解
)。
ナトリウム塩微量分析: 実測値:  C46,74H3,34S  10.37
 F 5.95計算値(C,□H60,5FNa’2H
20) :C46,76H3,27810,40F  
6.16例11: 例8のようにして、ただしく4)(−4,4−ジメチル
−8−フルオロ−チェノ(3,2−c〕〔1〕ペンソヒ
ラン)−2−カルボン酸エチル30.6.9から出発す
ると、純粋な4H−4,4−ジメチル−8−フルオロ−
チェノ(3,2−c)〔1〕ベンゾビラン−2−カル?
ン酸が得られる:m、p、234−238℃。
ナトリウム塩彼量分析二 実測値:  C53,84H3,74S  Lo、33
 F 6.03計算値(C,4H1o03SFN&−0
,73H20) :C53,65H3,69S  10
.23  F  6.06例12: 例8のようにして、ただしく4H−8−フルオロ−4−
スピロシクロへキシル−f:r−lC3,2−c〕(1
1ベンゾピラ/)−2−カルデン酸エチル34.6.9
から出発すると、純粋な4H−8−フルオロ−4−スピ
ロシクロヘキシル−チェノ(:3.2−c)I:1’)
ぺ/ゾピランー2−カルざン酸が得られる;m、p、2
34−238℃。
ナトリウム塩微量分析: 実測値:  C56,95H4,51S  9.00 
 F 5.14計算値(C1,H140,5FNa H
I H2O) :C56,98H4,50S  8.9
5 F  5.30出発物質は、例1で記載した方法と
同様にして。
4−クロロ−6−フルオロ−3−ホルミル−2−スピロ
シクロへキシル−クロム−3−エン(m、p。
77−80°)をチオグリコール酸エチルと反応させる
ことにより得られる。記載したクロロホルミル化合物は
、相当する4−クロマノンから調製され(’H−NMR
:δ=x、t−2,2(10a、m);2.75(2H
,s);6.9−7.7(3H,m))、これは次いで
シンセシス1978.886に記載の方法にしたがって
合成される。
例13: 例8のようにしてただしく 4H−6−メドキシーチエ
ノ[3,z−c〕(1〕ベンゾチオピラン)・−2−カ
ルボン酸エチル30.6.9から出発すると、純粋な4
H−6−メドキシーチエノ[3,2−c〕〔1〕ペンツ
チオビラン−2−カルボン酸が得られる;m、p−26
0°。
ナトリウム塩微量分析: 実測値:  C47,18H3,63S  19.25
す、下余白 計算値(c 1sHqos 32N11 ・1.7 H
2O) ’C47,18H3,78S  19.37例
14: 例8のようにして、ただしく4,5−ジヒドロ−8−フ
ルオロ−ナフトし1.2−b)チオフェン)−2−カル
ざン酸エチル27.6 #から出発スると、純粋な4,
5−ジヒドロ−8−フルオロ−ナフト[1,2−b]チ
オフェン−2−カルボン酸が得られる:m、p、240
−242°。
ナトリウム塩微量分析: 実測値:  C54,34H3,46Nm  8.13
計算値(C13H802SFNa’ 0.9H20) 
:C54,50H3,45Na  8.03例15: 例8のようにして、ただしく4.5−ジヒドロ−ナフト
(2,t−b)チオフェン)−2−カルボン酸エチル2
5.8gから出発すると、純粋な4.5−ジヒドロ−ナ
フト(2,1−b、lチオフェン)−2−カルボン酸が
得られる; m、p、 205−208°。
ナトリウム塩微量分析 実測値 C58,50H4,02S  12.04計算
値(C,3H702SNa −0,8H20) :C5
8,55H4,02S  12.021’l、下余白 eグリ16 : 窒素下に乾燥ジメチルスルホキシド80ゴ中に4−クロ
ロ−3−ホルミル−チオクロム−3−二721gが溶解
している攪拌液へ、メルカプトコハク酸15gを加える
。次いでトリエチルアミノ36mを滴加し、続いて反応
混合物を30分間90−100℃に保つ。次いで混合物
を水で希釈し、塩酸で酸性化し、ジエチルエーテルで抽
出する。次いで有機層を重炭酸ナトリウム水溶液で抽出
する。水層を酸性化後、生成物がタールとして沈でんし
た。これをクロロホルムに吸収する。溶媒蒸発後、残渣
をクロロホルムとシクロヘキサンの混液かも再結晶する
。純粋な(4H−チェノ(3,2−c)C1:]ベンゾ
チオピラ/−2−イル)酢酸が得られる:m、p−10
6−110℃。
ナトリウム塩微量分析(例8に記載されているように調
製) 実測値     C54,26H3,35S 22.2
9計算値(C33H702S2Na・0.2H20):
C54,23H3,29S 22.27輿j17 : 例16のように、ただし4−クロロ−3−ホルミル−1
,2−ノヒドローナフタレン19.3gから出発すると
、純粋な(45−ジヒドロ−ナフトCI 、2−b、1
チオフェン−2−イル)酢酸が得られる; m、p、 
103−105°。
ナh IJウム塩微量分析(fF−IJ8に記載のよう
に調製):実測値     C62,72H4,30S
 11.60計算値(C14H1102SNa・0.I
n2O):C62,72H4,21S  11.96伊
j18: 例16のように、ただし4−クロロ−3−ホルミル−2
−フェニル−クロム−3−エン17gから出発すると、
純粋な(4)1−4−フェニル−チェノ(3,2−C)
[1)ベンゾビラン−2−イル)酢酸が、メタノールと
水の混液中で再結晶の後に、得られる。
ナトリウム塩微量分析(例8に記載のように調製):実
測値     C62,67H4,35S 8.70計
算値(C4,H13SO3Na・In2O):C62,
97H4,17S  8.84囮]19 ニ トリエチルアミノ9.8di、ピリノン60ゴ中に4−
クロロ−3−ホルミル−2−フェニル−クロム−3−エ
ン13.5gと新しく蒸留したばかりのチオグリコール
酸2−エチルヘキシル12.3pが溶解した冷却(10
℃)攪拌溶液へ滴加する。
室温での攪拌を2時間続ける。続いて混合物を冷却(3
−5℃)し、50チ水酸化カリウム水溶液10.1mを
ゆっくり加える。30分後、混合物を水809mA!で
希釈し、20°で2時間攪拌し、ジエチルエーテルで抽
出する。エーテル性抽出液を水、2N塩酸溶液、水で洗
い、次いで乾燥し蒸発する。残渣ヲクロロホルムを用い
てシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製する。
純粋な無色油状の(4H−4−フェニル−チェノ[3,
2−e〕〔1〕ベンゾピラン)−2−カルデノ酸2−エ
チルヘキシルが得られる: TLC〔Sin2) 、 
CHCt〆CCl41 : 1 ) : Rf=0.6
3゜例20: 4H−4−フェニル−チエノ〔3,2−C)〔1〕ベン
ゾピラン−2−カルボキシアルデヒド17.69、マロ
ン酸12.5gおよびピリジン24−の攪拌混液を軽く
加熱して透明溶液を得る。続いて、1w1l!ピペリノ
ンを加え、溶液をゆっくり還流加熱する。3時間還流後
、溶液を冷却し、水へ注入する。塩酸で散性化後、粗生
成物を戸去し、乾燥し、酢酸エチルから再結晶し、減圧
乾燥する。
純粋な3−(4H−4−フェニル−チェノ(3,2−e
 )C1:)ベンゾビラン−2−イル)プロペン酸が得
られる:m、p、2350(分解)。
微量分析: 実測値     C71,88H4,28014,46
89,59 計算値(C2oH14S03): C71,84H4,22014,35 S9.19 アセトン300m1にカルボン酸5gが溶解した液を1
当量のIN水酸化ナトリウムで処理することによりナト
リウム塩を調製する。溶媒を蒸発し、残渣を水から再結
晶する。この塩はやや感光性である。
例21 : ピリジン10atに4−、クロロ−3−ホルミル−フラ
ジ−3−エン4.2yが懸濁している液へ、ピリジンl
1mに2.5−ジヒドロキシ−1,4−ジチアン2.6
gとトリエチルアミノ2.2gが溶解している液を加え
る。−晩攪拌後、水1001!Llをゆっくり加え、沈
でん物を集め、水洗し、乾燥し、無水エタノールで結晶
化する。純粋な4)1−4−フェニル−チェノ[:3.
21](1)ベンゾビラン−2−カルボキシアルデヒド
が得られる:m、p、 l 17−118℃。
例j22: pJ21のようにして、ただし4−クロロ−3−ホルミ
ル−6−ノナルーチオフラグ−3−エン4.7gから出
発すると、純粋な4H−8−メチル−4−7エニルーチ
エノ[3,2−e )(1)ベンゾチオビラン−2−カ
ルボキシアルデヒドが、n−ヘキサンとアセトンの混液
中で再結晶後に黄色結晶として得られる: m、p、 
l 06’。
以下金白 し1423: ビリノン25 Od中に4H−4−フェニル−チェノ[
3,2−c)[1)ベンゾピラン−2−カルボキシアル
デヒド43.8pが溶解している液全室温で攪拌する。
この溶液へ塩酸ヒドロキシルアミノ20.859i加え
る。80℃で1時間攪拌し蒸発後、得られた固形物を塩
化メチレンに溶かし、2N塩酸溶液で洗い、次いで水洗
、乾燥および蒸発する。残渣をシリカゲルの高圧液体ク
ロマトグラフィによυ溶出液としてn−ヘキサンと塩化
メチレンの混液を用いて精製する。最も良いフラクショ
ンが純粋な4H−4−7エニルーチエノ[3,2−C)
(1)−ベンゾピラノ−2−カルボキシアルデヒド−(
E)−オキシムを提供する:m、p、164167℃。
例24: 一ノ23のようにして、ただし例23に記載し次生成物
のほかにフラクションの第二部分を集める。
これは純粋な4H−4−フェニルチェノ(3,2−e)
(1)ベンゾピラン−2−カルボキシアルデヒド−(Z
’)−オキシムが黄色粉末として得られる:m、p−1
53−156℃。
例25: 無水メタノール3011Ll中に4H−4−フェニル−
チェノ[3,2−c〕(1)ベンゾピラノ−2−カルボ
キシアルデヒド2.99が懸濁していル液へ水素化ホウ
素ナトリウム0.79IIを加える。水1O1Llで加
水分解後、メタノールを蒸発し、生成物を塩化メチレン
で抽出する。残留固形物を酢酸エチルとりグロインの混
液で結晶化する。純粋なオフホワイトの4H−2−ヒド
ロキシメチル−4−7エニルチエノ[3,2−c〕(1
)ベンゾピランが得られる:m、p、100101°。
例26: ビリジノ5011g中に4H−2−ヒドロキシメチル−
4−フェニルチェノ(3,2−e)(1]イベンゾラン
と塩化バルミトイル5,8Iが懸濁している液を室温で
4時間攪拌する。テ過後、このF液へ水400iuを加
える。表われた沈でん物を集める。
この物質を塩化メチレフに溶かし、この有機層を塩酸溶
液で洗い、次いで水洗、乾燥および蒸発する。残渣を、
溶出液としてn−ヘキサンと塩化メチレン混液を用いて
シリカデルカラムクロマトクラフィにより精製する。純
粋な4H−2−パルミトイルオキシメチル−4−フェニ
ルチェノC3,2−C)(1:]ベンゾピランが白色粉
末として得られる:m、p、64−65°。
例27: 無水テトラヒドロフラン30−に五塩化リン12.5g
が懸濁している液を室温で攪拌する。無水テトラヒドロ
フラノ10011Ltに4H−4−フェニル−チェノ[
3,2−c](I )ペンダピラ/−2−カルボキシア
ルデヒド−(Z)−オキシム15.4yが溶解している
液を滴加し、攪拌を1.5時間行なう。反応混合物を1
00gの砕氷へ注入し、飽和重炭酸ナトIIウム液25
01!L!!で中和する。テトラヒドロフランを蒸発し
、水層を塩化メチレンで抽出する。有機層を水で洗い、
硫酸マグネシウムで乾燥する。固形残渣をエタノール中
で結晶化する。4H−2−シアノ−4−フェニルチェノ
−[3,2−c:] (1)ベンゾピランが橙色結晶と
して得られる: m、p−138−140°。
例28: 室温にてテトラヒドロフラン30プに水素化アルミニウ
ムリチウム1.579が懸濁した攪拌液へ、テトラヒド
ロフラン50mに4H−2−シアノ−4−フェニル−チ
ェノ(3,z−c〕(1)ベンゾピラン7.96gが溶
解した液を滴加する。2時間攪拌後、反応混合物を0℃
まで冷却する。水6.6−と15チ水酸化ナトIJウム
溶液1.61で加水分解し、続いて濾過する。テ液を減
圧下に蒸発し、残渣を塩化メチレンに溶かす。この溶液
をIN塩酸溶液5Q+a/で酸性化する。沈でん物が生
成し、これを濾過し、塩化メチレンで洗い、乾燥し、そ
して水中で結晶化する。純粋な4H−2−アミノメチル
−4−フェニル−チェノ(3,2−c) (1)ベンゾ
ピラン塩酸塩が得られる: m、p−224225°。
)2す29 : (4H−4−フェニル−チェノ[3,2−、−][1)
ベンゾピラン)−2−カルデン酸エチル109を無水メ
タノール500−中にナトリウム0.1,9が溶解した
攪拌液へ加える。アンモニアのゆっくりした流れを、1
週間室温にて反応混液を通[7て吹き込む。メタノール
蒸発後、残渣を水に吸収し、濾過し、P)(7になるま
で水洗し、乾燥する。純粋&4H−2−カルボキシアミ
ド−4−フェニル−チェノ[3,2−eJC1)ベンゾ
ピランが淡黄色粉末として得られる:m、p、228−
2300゜し1330: 2−メルカプトアセトアミド20.39fメタノール1
807d中に水酸化ナトリウム9.8gが溶解し之塩基
性溶液へ溶かす。この溶液を、メタノール350d中に
4−クロロ−3−ホルミル−2ラブ−3−二755gが
懸濁した液へゆっくり加える。室温で4時間攪拌後、反
応を3℃まで冷却し、沈でん物f:濾過し、水洗し、粗
生成物をジオキサン中で再結晶する。純粋な4H−2−
カル?キシアミノー4−フェニルーチェノ[3,2−e
J [:1 ]ベンゾピラフが淡黄色結晶として得られ
る;m、p−228−2300゜ 例31 : 4H−2−シアン−4−フェニル−チェノC3,2−e
J (1)ベンゾピラン8.6+1、アゾ化ナトリウム
2.15g、塩化アンモニウム1.7711およびN 
、 N’−ジメチルホルムアミド9Qdからなる混合物
を加熱し80℃で窒素下に20時間攪拌する。反応混合
物を沖過し、N、N−ジメチルホルムアミドを蒸発する
。残渣をIN水酸化ナトリウム水溶液1501dt(C
?#Iかし、次いでこれを塩化メチレンで洗う。水層i
1N塩酸溶液200rILlで酸性化し、生成した沈で
ん物t−濾過し、水洗し、乾燥する。純粋な4H−2−
(IH−テトラゾール−1,2,3,4−5−イル)−
4−フェニル−チェノ[3,2−13C1)ベンゾピラ
ンが薄茶色の粉末として得られる。TLC〔SiO□、
塩化メチレ//アセト7/ギ酸18:1 :1)、単一
スポット、Rf =0.51− ’H−NMR(100
RI!)tz 1 DMSO−d6):δ(ppm)=
6.2(IH,s):6.8−7.6(9H,m)ニア
、04(IH,a)ニア、8−8.6(IH,s、NH
)。
久下余白 微蓄分析 実測値     C65,26H3,89N Z 6.
640 4.88 S 9.37 計算値(C48H12N40s) C65,05H3,64N l 6.860 4.82
89.65 例32: 無水メタノール20d中に4H−2−(IH−テトラゾ
ール−1,2,3,4−5−イル)−4−フェニル−チ
ェノ(3,2−c)(1:lベンゾピランを、窒素下に
室温にて攪拌する。無水メタノール20TILl中にナ
トリウム0.32gが溶けている液を滴加する。物質が
完全に消えた後、溶媒を蒸発する。残留固形物を水中で
結晶化し、純粋な4H−2−(ナトリウム−IH−テト
ラゾレート−1゜2.3.4−5−イル)−4−フェニ
ル−チェノ(3,2−c) (1)ベンゾピランが得ら
れる’H−NMR(DMSO−d6) :δ(ppm)
=6.58(IH,s):6.8−7.6(9H,m)
ニア、06(IH,8):N−H不存在 以下余白 例33: 無水エタノール1001d中1tC〔4H−4−−yz
ニル−チェノ(3,2−C)[1)ベンゾピラン)−2
−カル?ン酸エチル10pが懸濁している液を室温にて
窒素下に攪拌する。水素化ヒドラジン10pを加える。
混合物を4時間還流後、溶液を冷却する。沈でん物を戸
遇しエタノールで洗い、乾燥する。純粋な4H−2−ヒ
ドラジノカルダニルー4−2エニルーチエノ[3,2−
e)[:1)ベンゾピラノが得られる:m、p、238
−239°。
例34: ピリジン50―に4H−4−フェニル−チェノ[3,2
−e)C1)ベンゾピラン−2−カルぎキシアルデヒド
−([)−オキシム8.29gを溶解した液を、0℃に
冷却する。この溶液へ、塩化アセチル4.49を加え、
温度が20°に上昇するまで攪拌金続ける。反応混合物
を減圧下に蒸発させる。
残渣を塩化メチレンに溶かし、1%塩酸水溶液で洗い、
次いで水洗してpH7にし、硫酸マグネシウムで乾燥し
、蒸発する。得られた固形物を酢酸工チルで結晶化する
。純粋な4H−4−フェニル−チェノ[3,2−e〕[
1]ぺ]/ゾピランー2−カがキシアルデヒド−(E)
−N−アセチルオキシムが黄色結晶物として得られる:
 m、p−170−1710゜例35: メタノール4QytlにNaOH1,5pが溶解した液
に4−(N−メチルカルボキサミド−メチルチオ)−2
−フェニル−2H−1−ベンゾピラン−3−カル?キシ
アルデヒド10.2gが懸濁した液を30分間20’で
攪拌し、次いで濾過し、水洗し1、乾燥する。純粋な粉
末状のN−メチル−4H−2−カルボキサミド−4−フ
ェニル−チェノ(:3 、2−C〕〔1〕ベンゾピラン
が得られる: m、p−241−242°0 出発物質は次のようにして調製される:メタノール80
1R1にNaOH3,89とN−メチルメルカプトアセ
トアミド8.5ばが溶解した液を、メタノール120d
に4−クロロ−2−フェニル−2H−1−ベンゾビラン
−3−カルゲキシアルデヒド20gが溶解した冷却液へ
ゆっくり加える。
15分間攪拌後、水1001R1を加え、反応混合物を
蒸発する。塩化メチレンで抽出し、有機層を水で洗い、
乾燥し、蒸発すると、粗生成物が得られ、これを調製用
HPLC〔SIO2;CH2Ct2/アセトン9:1)
で精製する。純粋な4−(N−メチルカルデキサミド−
メチルチオ)−2−フェニル−2H−1−ベンゾビラン
−3−カルボキシアルデヒドが得られる:m、p、13
2−134°。
汐ji36: (4H−4−フェニル−チェノ(3,2−c)(1:]
ベンゾピラン)−2−カル?ン酸ナトリウム0.66g
、塩化ベンシル0.36ajおよびN、N−ジメチルホ
ルムアミド5II7の混合物を70°r2019間攪拌
し、次いで濾過し蒸発する。残渣を酢酸エチルとメタノ
ールの混液中で結晶化すると純粋な(4H−4−フェニ
ル−チェノ(3,2−c〕(1]ベンゾピラン)−2−
カルメツ酸ベンジルが淡黄色結晶として得られる:m、
p、138.5−140°。
例37: 例36のようにして、ただし塩化4−クロロペアジル0
.48gを用いると、純粋な(4H−4−フェニル−チ
ェノ(3,2−e)(1)ベンゾビラン)−2−カルデ
ノ酸4−クロロベンジルが得うれる;m、p、 137
.5−139°。
例38: 塩化チオニル0.511/を、塩化メチレン201L/
に4H−4−フェニル−チェノ[:3.2−c](1〕
〕ベンゾピランー2−カルゴン酸1が懸濁している液へ
加える。2時間還流し蒸発後、粗酸塩化物を塩化メチレ
ン20mに溶かす:この溶液を、アジ化ナトリウム0.
3pと塩化テトラブチルアンモニウム4■からなる水溶
液5−とともに、20’で激しく攪拌する。75分後、
有機層を水で洗い、乾燥し、1.5 m )リフルオロ
酢酸とともに1週間還流し、次いで中和し、水洗し、乾
燥して蒸発する。粗生成物をシリカダル上で濾過するこ
とにより精製すると、純粋な4H−4−フェニル−2−
トリフルオロアセチルアミノ−チェノ(3,2−C:1
〔l〕ベンゾピランが得られる:m、p、174−.1
76.5°。
例39 : 4.5−ジヒドロ−ナフト(1,2−b)チオフェン−
2−カルダン酸456■〔たとえば、DE−A−1,9
53,8091を塩化チオニル5Mで処理し、加熱し、
2時間攪拌する。過剰の塩化チオニルを蒸発し、粗生成
物を乾燥する。酸塩化物を塩化メチレン5−に溶かし、
0°まで冷却する。
この溶液へ濃アンモニア溶液5I+7をゆっくり加える
。2時間攪拌し蒸発後、得られた固体を塩化メチレンに
溶かし、水で洗い、乾燥し、蒸発する。残留固形分をジ
イソプロビルエーテルテ洗浄し塩化メチレン中で再結晶
することにより精製する。純粋な4.5−ジヒドロ−2
−カルデキサミドーナフ)(1,2−b’lチオフェン
が白色粉末として得られる: rn、p、 117°−
119°。
例40: 例39のようにして、ただし4H−4,4−ジメチル−
8−フルオロ−チェノ[3,2−c〕〔1〕ベンゾピラ
ン−2−カルダン酸4651n9から出発すると、塩化
メチレンからの再結晶後K、純粋な4H−2−カルボキ
サミド−4,4−ジメチル−8−フルオロ−チェノ(3
,2−e)〔1〕ベンゾビランが得られる:m、p、1
99−2000゜ 例41: 例39と同様にして、ただし4H−8−フルオロ−4−
スピロシクロヘキシル−チェノ[3,2−e)(1)ベ
ンゾビラン−2−カルゲン酸470■から出発すると、
塩化メチレンからの再結晶後に、純粋な4H−2−カル
ボキサミド−8−フルオロ−4−スピロシクロヘキシル
−チェノ[3,2−e](1)ベンゾピラノが得られる
: m、p。
276−278  。
以下余白 例42 : 2−メルカプトアセトアミド51.4rI#9を、メタ
ノール0.45mに水酸化ナトリウム24.6■が溶解
した塩基性溶液に溶かす。この溶液を、0.5 m/メ
タノールに4−クロロ−3−ホルミル−クロム−3−エ
ンlQQmが懸濁した液へゆっくり加える。室温で16
時間攪拌後、反応物を3°まで冷却し、次いで水4dを
加え、沈でん物を涙過し、水で洗い、粗生成物を1,2
−ジメトキシエタンとシクロヘキサンの混液中で再結晶
する。純粋な白色結晶状の4H−2−カルボキサミドー
チェノ(3,2−c)[1]’ベンゾピランが得られる
: m −p −166−168。
例43: 例42と同様にして、ただし4−クロロ−6−フルオロ
−3−ホルミル−1,2−ジヒドロ−ナフタレ7100
〜から出発すると、カラムクロマトグラフィ(SiO□
;n−ヘキサン/アセトン)による精製後に、純粋な4
.5−ジヒドロ−8−フルオロ−2−カルボキサミドー
ナフト[1,2−b:]チオフェンが得られる:m、P
−151−153°。
例44: 例42と同様にして、ただし4−クロロ−3−ホルミル
−チオクロム−3−二7100111gカラ出発すると
、1,2−ジメトキシエタンとシクロヘキサン混液中で
再結晶後に、純粋な4H−2−カルボキサミド−チェノ
[3,2−e]C1〕ベンゾチオピランが白色結晶とし
て得られる: rn、p−161−163°。
をンリ45 : 例42と同様にI−で、ただし4−クロロ−3−ホルミ
ル−6−メチルーチオフラf−3−エンIQO1n9か
ら出発すると、1.2−ジメトキシエタンとシクロヘキ
サンの混液中で再結晶後に、純粋な4H−2−カルボキ
サミド−8−メチル−4−フェニル−チェノl:3.2
−c)[1:Iベンゾチオピランが白色結晶として得ら
れる: m、p、 208−210°。
91J46: 例42と同様にして、ただし4−クロロ−3−ホルミル
−4′−ヒドロキシ−フラジ−3−エン10011に9
から出発すると、メタノールとアセトンの混液中で再結
晶後に、純粋な4H−2−カルボキサミド−4−(4−
ヒドロキシフェニル)チェノ(3,2−e〕C1)ベン
ゾピランが薄桃白色結晶として得られる:m、p、22
8230°。
例47: 例42と同様にして、ただし4−クロロ−3−ホルミル
−5−ヒドロキシーフラf−3−二7100〜から出発
すると、メタノールとアセトンの混液中で再結晶後に、
純粋な4H−2−カルボキサミド−9−ヒドロキシ−4
−フェニル−チェノ(3,2−c)(1]ベンゾビラン
が白色結晶として得られる;m、p、259−262°
例48: 例42と同様にして、ただし4−クロロ−3−ホルミル
−チオフラジ−3−二/loo#から出発すると、アセ
トンと水の混液中で再結晶後に、純粋な4H−2−カル
ボキサミド−4−フェニル−チェノ(3,2−C〕(1
]ぺ/ジチオピランが白色結晶として得られる:m、p
、190−191°。
例49: 例42と同様にして、ただし4−クロロ−3−ホルミル
−8−メトキシ−チオクロム−3−エン100rn9か
ら出発すると、1 、2−ジメトキシエタンとシクロヘ
キサンの混液中で再結晶後に、純粋な4H−2−カルボ
キサミド−6−メトキシ−チェノ[3,2−c’) C
1〕ベンゾチオピランが淡黄色結晶として得られる:m
、p、、205−209°。
例50: 例42と同様にして、ただし4−クロロ−6−フルオロ
−3−ホルミル−クロム−3−エン100■から出発す
ると、1,2−ジメトキシエタン中で再結晶後に白色結
晶として純粋な4H−2−カルボキサミド−8−フルオ
ロ−チェノ[3、2−c]〔1〕ベンゾビランが白色結
晶として得られる:m、p、180−1820゜ 例51: 例42と同様にして、ただし4−クロロ−3−ホルミル
−1−メチル−1,2−ジヒドロ−ナフタレン1100
rn!から出発すると、カラムクロマトグラフィ(Si
O□;n−ヘキサン/アセトン)による精製後に、純粋
な4,5−ジヒドロ−5−メチル−2−カルボキサミド
−ナフト(1,2−b〕 チオフェンが白色結晶として
得られる: m、p、167−169°。
例52ニ ジクロロメタン3fIltに(4H−8−メチル−4−
フェニル−チェノ[3,2−c][1]]ベンゾチオピ
ランー2−カル?ン酸エチル300が溶解した液を00
にて3−クロロ−過安息香酸173■で処理する。5分
後、溶液を重炭酸ナトリウム溶液で加水分解し、チオ硫
酸ナトリウム水溶液、次いで水で洗浄する。蒸発後、粗
生成物をカラムクロマトグラフィ[: 5to2: n
−ヘキサン/酢酸エチル2:1〕で精製すると、純粋な
(4H−8−メチル−4−フェニル−チェノ[3,2,
e](1)ベンゾチオピラン−5−オキシド)−2−カ
ルデン酸エチルが白色粉末として得られる: m 、 
p 、 150.5−153o。
例53: 例52と同様にして、ただし20°にて3−クロロ−過
安息香酸346ダを用いると、純粋な(4H−8−メチ
ル−4−フェニル−チェノ(3,2−c〕(1’)ベン
ゾチオピラン−5,5−ジオキシド〕−2−カルがン酸
エチルが、カラムクロマトグラフィを行なうことなく、
白色粉末として得られる:m、p、185−188°。
例54: (+)−ナトリウム4H−4−フェニル−チェノ〔3,
z−e〕c1)ベンゾピラン−2−カルボキシレート、
〔α)   =+89°(c=0.5、メタノ−ル)を
例1と8にしたがって同様な方法で相当するラセメート
として調製する。ただし、出発物質として純粋な鏡像体
4−クロロ−3−ホルミル−アラブー3−エンを用いる
。この化合物は、たとえばEP−A−139615の例
1に記載のようにして、(+)−フラバノン(436n
mで(+)〕をクロロホルミル化することによυ得られ
る。
同様にして、(−)−ナトリウム4H−4−フェニル−
チェノ(3,2−c)(1)ベンゾピラン−2−カルボ
キシレート、〔α)  =−89°(c=0.5.メタ
ノール)が純粋な鏡像体4−クロロ−3−ホルミル−7
ラブー3−エンから得られる。
フラペン化合物は(−)−7ラデノン[436nmにお
いて(−)〕をクロロホルミル化することにより得られ
る。(+)−および(−)−7うピランの調製は、たと
えばテトラヘドロンレターズ(Tetrah*dron
 Lett、)26 、2305 (1970)および
アクタキミカアカデミアサイエンチオラムハンガリカ(
Aeta Chim、 Acad、 Set、 Hun
g、)五、161(1975)に記載されている。
例55: (+)−4H−2−カルボキサミド−4−フェニル−チ
ェノ(3,2−c) (1)ベンゾピラン、〔α)25
=+110°(c=0.5、アセトン)が例30にした
がって同様な方法で相当するラセメートとして調製され
る。ただし1.出発物質として純粋な鏡像体4−クロロ
−3−ホルエン−クラブ−3−二ンを用い、この化合物
はEP−A−139615にしたがって(+)−7ラパ
ノン(436nmで(+)〕をクロロホルミル化するこ
とにより得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式 I : ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、環Aは非置換であるかまたは置換されており、
    R_1およびR_2は、互いに独立して、各々水素原子
    、低級アルキル基、アリール基またはヘテロアリール基
    を表わすか、または R_1およびR_2が一緒になって、場合により酸素原
    子、硫黄原子もしくは場合により置換された窒素原子で
    中断されてもよい低級アルキレン基を表わし、Yはメチ
    レン基、低級アルキル基で一置換もしくは二置換された
    メチレン基、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基また
    はスルホニル基を表わし、Xは二価基−S−C〔−B−
    (Z)_n〕=CH−であって該基の硫黄原子Sは二環
    式環系のα位またはβ位に直接結合している基を表わし
    、 Bは直接結合、アルキレン基またはアルケニレン基を表
    わし; nは1であるか、またはBがアルキレン基またはアルケ
    ニレン基である場合には2または3でもよく、 Zは遊離もしくは機能的に変性されたカルボキシ基、生
    理的条件下で開裂されうる被覆カルボキシ基、遊離もし
    くは機能的に変性されたホルミル基、アシル基、遊離も
    しくは機能的に変性されたスルホ基、遊離、エーテル化
    もしくはエステル化ヒドロキシ基、遊離、エーテル化も
    しくは酸化エーテル化メルカプト基、非置換もしくは置
    換アミノ基、アンモニオ基、ニトロ基またはハロゲン原
    子を表わす。) で表わされる化合物、またはその互変異性体、立体異性
    体もしくは光学異性体、またはこれら光学異性体の混合
    物;またはこれらの医薬として許容されうる塩を含む医
    薬製剤。 2、式 I 中、環Aは非置換であるかまたは低級アルキ
    ル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキレンジオ
    キシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン原子、低級ア
    ルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、低級アルカノ
    イルアミノ、低級アルカノイル、カルボキシおよび低級
    アルコキシカルボニル基からなる群から選択される1ま
    たは2個の置換基で置換され、 R_1およびR_2は、互いに独立して、各々水素原子
    、低級アルキル基またはフェニル基(場合により環Aに
    ついて上記で示したようにして置換されてもよい)を表
    わすか、または R_1およびR_2は一緒になって低級アルキレン基を
    意味し、 Yはメチレン基、低級アルキル基で一置換されたメチレ
    ン基、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基またはスル
    ホニル基を表わし、 Xは二価基−S−C〔−B−(Z)_n〕=CH−であ
    って該基の硫黄原子Sが二環式環系のα位またはβ位に
    直接結合している基を表わし、 Bは直接結合、低級アルキレン基または低級アルケニレ
    ン基を表わし、 nは1であるか、またはBが低級アルキレン基もしくは
    低級アルケニレン基である場合には2または3でもよく
    、 Zはカルボキシ基、アルコキシカルボニル基、場合によ
    り低級アルキル基、フェニル−低級アルキル基(フェニ
    ル基は場合により環Aについて上記で示したようにして
    置換されてもよい)、アミノ基、低級アルキルアミノ基
    およびジ−低級アルキルアミノ基からなる群から選択さ
    れる1個または2個の等しいまたは異なった基により置
    換されていてよいカルバモイル基;生理的条件下で開裂
    されうるエステル化またはアミド化カルボキシル基;シ
    アノ基;ヒドロキシカルバモイル基、5−テトラゾリル
    基、非置換もしくは低級アルキル置換4,5−ジヒドロ
    −2−オキサゾリル基;ホルミル基、場合によりヒドロ
    キシ、低級アルコキシもしくは低級アルカノイルオキシ
    基で置換されてもよいイミノ基、場合によりハロゲン原
    子で置換されてもよい低級アルカノイル基、ベンゾイル
    基またはフェニル−低級アルカノイル基であってこれら
    2つの基は環Aについて上記で示したようにしてフェニ
    ル環が置換されてもよく、スルホ基、低級アルコキシス
    ルホニル基、スルファモイル基、低級アルキルスルファ
    モイル基、ジ−低級アルキルスルファモイル基、ヒドロ
    キシ基、低級アルコキシ基、アルカノイルオキシ基、ア
    ミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルアミ
    ノ基、低級アルキレンアミノ基、N−モルホリノ基、N
    −チオモルホリノ基、場合により4位にある窒素原子が
    低級アルキル基で置換されてもよいN−ピペラジノ基、
    低級アルカノイルアミノ基、ハロ−低級アルカノイルア
    ミノ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表わす化合物、
    またはその互変異性体、立体異性体もしくは光学異性体
    、またはこれら光学異性体の混合物;またはその医薬と
    して許容されうる塩を含む特許請求の範囲第1項記載の
    医薬製剤。 3、式 I 中、環Aは非置換であるかまたは低級アルキ
    ル、ヒドロキシ、低級アルコキシもしくはハロゲン原子
    により一置換され、R_1およびR_2は、互いに独立
    して、各々水素原子、低級アルキル基またはフェニル基
    (非置換であるかまたは環Aについて上記で示したよう
    にして一置換されてもよい)を表わすか、またはR_1
    とR_2は−緒になって低級アルキレン基を表わし、Y
    はメチレン基、低級アルキル基で一置換されたメチレン
    基、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基またはスルホ
    ニル基を表わし、Xは二価基−S−C〔−B−(Z)_
    n〕=CH−であって該基の硫黄原子Sが二環式環系の
    α位またはβ位に直接結合する基を表わし、Bは直接結
    合、炭素原子数1〜4のアルキレン基または炭素原子数
    2〜4のアルケニレン基を表わし、nは1であり、そし
    てZはカルボキシ基、炭素原子数1〜10のアルコキシ
    カルボニル基、カルバモイル基、低級アルキルカルバモ
    イル基、ジ−低級アルキルカルバモイル基、フェニル−
    低級アルキルカルバモイル基(フェニル基は非置換であ
    るかまたは環Aについて上記で示したようにして一置換
    されてもよい)、アミノ−カルバモイル基、シアノ基、
    5−テトラゾリル基、ホルミル基、場合によりヒドロキ
    シもしくは低級アルカノイルオキシ基で置換されてもよ
    いイミノ基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、炭素原
    子数1〜20のアルカノイルオキシ基、アミノ基、低級
    アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、低級ア
    ルカノイルアミノ基、ハロ−低級アルカノイルアミノ基
    またはハロゲン原子を表わす化合物、またはその互変異
    性体、立体異性体もしくは光学異性体、またはこれら光
    学異性体の混合物;またはその医薬として許容されうる
    塩を含む特許請求の範囲第1項記載の医薬製剤。 4、式 I 中、Aは非置換であるかまたは低級アルキル
    、ヒドロキシ、低級アルコキシもしくはハロゲン原子で
    一置換され、R_1およびR_2は、互いに独立して、
    各々水素原子、低級アルキル基、フェニル基またはヒド
    ロキシ−フェニル基を表わすか、またはR_1およびR
    _2は一緒になって低級アルキレン基を表わし、Yはメ
    チレン基、酸素原子または硫黄原子を表わし、Xは二価
    基−S−C〔−B−(Z)_n〕=CH−であって該基
    の硫黄原子Sは二環式環系のα位に直接結合している基
    を表わし、Bは直接結合、炭素原子数1〜4のアルキレ
    ン基または炭素原子数2〜4のアルケニレン基を表わし
    、nは1であり、そしてZはカルボキシ基、炭素原子数
    1〜8のアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、低
    級アルキルカルバモイル基、フェニル−低級アルキルカ
    ルバモイル基、ハロ−フェニル−低級アルキルカルバモ
    イル基、アミノ−カルバモイル基、シアノ基、5−テト
    ラゾリル基、ホルミル基、ヒドロキシもしくは低級アル
    カノイルオキシ基で置換されたイミノ基、ヒドロキシ基
    、炭素原子数1〜16のアルカノイルオキシ基、アミノ
    基またはハロ−低級アルカノイルアミノ基を表わす化合
    物;またはその互変異性体、立体異性体もしくは光学異
    性体、またはこれら光学異性体の混合物;またはその医
    薬として許容されうる塩を含む特許請求の範囲第1項記
    載の医薬製剤。 5、特許請求の範囲第1項記載の式 I で表わされる化
    合物、またはその医薬として許容されうる塩の治療有効
    量を、これを必要とする哺乳動物へ投与することからな
    る哺乳動物における呼吸器系疾患の治療方法。 6、次式 I : ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、環Aは非置換であるかまたは置換されており、
    R_1およびR_2は、互いに独立して、各々水素原子
    、低級アルキル基、アリール基またはヘテロアリール基
    を表わすか、または R_1およびR_2が一緒になって、場合により酸素原
    子、硫黄原子もしくは場合により置換された窒素原子で
    中断されてもよい低級アルキレン基を表わし、 Yはメチレン基、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基
    またはスルホニル基を表わし、 Xは二価基−S−C〔−B−(Z)_n〕=CH−であ
    って該基の硫黄原子Sは二環式環系のα位またはβ位に
    直接結合している基を表わし、 Bは直接結合、アルキレン基またはアルケニレン基を表
    わし; nは1であるか、またはBがアルキレン基またはアルケ
    ニレン基である場合には2または3でもよく、 Zは遊離もしくは機能的に変性されたカルボキシ基、生
    理的条件下で開裂されうる被覆カルボキシ基、遊離もし
    くは機能的に変性されたホルミル基、アシル基、遊離も
    しくは機能的に変性されたスルホ基、遊離、エーテル化
    もしくはエステル化ヒドロキシ基、遊離、エーテル化も
    しくは酸化エーテル化メルカプト基、非置換もしくは置
    換アミノ基、アンモニオ基、ニトロ基、またはハロゲン
    原子を表わす、ただし −R_2が水素原子であり、Yがメチレン基であり、X
    が(α)−S−C(−Z)=CG−(β)であり、Zが
    カルボキシ基、機能的に変性されたカルボキシ基または
    生理的条件下で開裂されうる被覆カルボキシ基であり、
    環Aが非置換であるかまたはハロゲン原子および低級ア
    ルキル基からなる群から選択される1もしくは2個の置
    換基によりもしくは2つの隣接する位置で環Aに結合す
    る置換基−(CH_2)_3−もしくは−(CH_2)
    _4−により置換されている場合にはR_1はアリール
    またはヘテロアリール基を表わし、 −R_1とR_2が両方とも水素原子を表わし、Yが酸
    素原子または硫黄原子を表わし、Xが (α)−S−C(−COOH)=CH−(β)である場
    合には環Aは置換され、 −R_1とR_2が両方とも水素原子を表わし、Xが(
    α)−S−C(−Z)=CH−(β)であり、Zがカル
    ボキシ基、エトキシカルボニル基、シアノ基、ホルミル
    基、アセチル基、ニトロ基または臭素原子を表わし、環
    Aが非置換であるかまたはメトキシもしくはアセチル基
    により7位が一置換される場合には、Yは酸素原子、硫
    黄原子、スルフィニル基またはスルホニル基である)で
    表わされる化合物またはその互変異性体、立体異性体も
    しくは光学異性体またはこれら光学異性体の混合物およ
    びその塩。 7、式 I 中、環Aは非置換であるかまたは低級アルキ
    ル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキレンジオ
    キシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン原子、低級ア
    ルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、低級アルカノ
    イルアミノ、低級アルカノイル、カルボキシおよび低級
    アルコキシカルボニル基からなる群から選択される1ま
    たは2個の置換基で置換され、 R_1およびR_2は、互いに独立して、各々水素原子
    、低級アルキル基またはフェニル基(場合により環Aに
    ついて上記で示したようにして置換されてもよい)を表
    わすか、または R_1およびR_2は一緒になって低級アルキレン基を
    意味し、 Yはメチレン基、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基
    またはスルホニル基を表わし、 Xは二価基−S−C〔−B−(Z)_n)=CH−であ
    って該基の硫黄原子Sが二環式環系のα位またはβ位に
    直接結合している基を表わし、 Bは直接結合、低級アルキレン基または低級アルケニレ
    ン基を表わし、 nは1であるか、またはBが低級アルキレン基もしくは
    低級アルケニレン基である場合には2または3でもよく
    、 Zはカルボキシ基、アルコキシカルボニル基、場合によ
    り低級アルキル基、フェニル−低級アルキル基(フェニ
    ル基は場合により環Aについて上記で示したようにして
    置換されてもよい)、アミノ基、低級アルキルアミノ基
    およびジ−低級アルキルアミノ基からなる群から選択さ
    れる1個または2個の等しいまたは異なった基により置
    換されていてよいカルバモイル基;生理的条件下で開裂
    されうるエステル化またはアミド化カルボキシル基;シ
    アノ基;ヒドロキシカルバモイル基、5−テトラゾリル
    基、非置換もしくは低級アルキル置換4,5−ジヒドロ
    −2−オキサゾリル基;ホルミル基、場合によりヒドロ
    キシ、低級アルコキシもしくは低級アルカノイルオキシ
    基で置換されてもよいイミノ基、場合によりハロゲン原
    子で置換されてもよい低級アルカノイル基、ベンゾイル
    基またはフェニル−低級アルカノイル基であってこれら
    2つの基は環Aについて上記で示したようにしてフェニ
    ル環が置換されてもよく、スルホ基、低級アルコキシス
    ルホニル基、スルファモイル基、低級アルキルスルファ
    モイル基、ジ−低級アルキルスルファモイル基、ヒドロ
    キシ基、低級アルコキシ基、アルカノイルオキシ基、ア
    ミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルアミ
    ノ基、低級アルキレンアミノ基、N−モルホリノ基、N
    −チオモルホリノ基、場合により4位にある窒素原子が
    低級アルキル基で置換されてもよいN−ピペラジノ基、
    低級アルカノイルアミノ基、ハロ−低級アルカノイルア
    ミノ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表わし、ただし −R_2が水素原子であり、Yがメチレン基であり、X
    が(α)−S−C(−Z)=CH−(β)であり、Zが
    カルボキシ基、機能的に変性されたカルボキシ基または
    上記で定義したような被覆カルボキシ基である場合には
    R_1は非置換フェニル基または上記定義のように置換
    されたフェニル基であり、 −R_1とR_2が両方とも水素原子を表わし、Yが酸
    素原子または硫黄原子を表わし、Xが (α)−S−C(−COOH)=CH−(β)である場
    合には環Aは上記定義のように置換され、 −R_1とR_2が両方とも水素原子を表わし、Xが(
    α)−S−C(−Z)=CH−(β)であり、Zがカル
    ボキシ基、エトキシカルボニル基、シアノ基、ホルミル
    基、アセチル基、ニトロ基または臭素原子を表わし、環
    Aが非置換であるかまたはメトキシもしくはアセチル基
    により7位が一置換される場合には、Yは酸素原子、硫
    黄原子、スルフィニル基またはスルホニル基である特許
    請求の範囲第6項記載の化合物、その互変異性体、立体
    異性体もしくは光学異性体、またはこれら光学異性体の
    混合物;およびその医薬として許容されうる塩。 8、式 I 中、環Aは非置換であるかまたは低級アルキ
    ル、ヒドロキシ、低級アルコキシもしくはハロゲン原子
    により一置換され、R_1およびR_2は、互いに独立
    して、各々水素原子、低級アルキル基またはフェニル基
    (非置換であるかまたは環Aについて上記で示したよう
    にして一置換されてもよい)を表わすか、またはR_1
    とR_2は一緒になって低級アルキレン基を表わし、Y
    はメチレン基、酸素原子、硫黄原子、スルフィニル基ま
    たはスルホニル基を表わし、Xは二価基−S−C〔−B
    −(Z)_n〕=CH−であって該基の硫黄原子Sが二
    環式環系のα位またはβ位に直接結合する基を表わし、
    Bは直接結合、炭素原子数1〜4のアルキレン基または
    炭素原子数2〜4のアルケニレン基を表わし、nは1で
    あり、そしてZはカルボキシ基、炭素原子数1〜10の
    アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、低級アルキ
    ルカルバモイル基、ジ−低級アルキルカルバモイル基、
    フェニル−低級アルキルカルバモイル基(フェニル基は
    非置換である置換されてもよい)、アミノ−カルバモイ
    ル基、シアノ基、5−テトラゾリル基、ホルミル基、場
    合によりヒドロキシ基もしくは低級アルカノイルオキシ
    基で置換されてもよいイミノ基、ヒドロキシ基、低級ア
    ルコキシ基、炭素原子数1〜20のアルカノイルオキシ
    基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキ
    ルアミノ基、低級アルカノイルアミノ基、ハロ−低級ア
    ルカノイルアミノ基またはハロゲン原子を表わし、ただ
    し −R_2が水素原子であり、Yがメチレン基であり、X
    が(α)−S−C(−Z)=CH−(β)であり、Zが
    カルボキシ基、または上記定義のように機能的に変性さ
    れたカルボキシ基である場合には、R_1は非置換であ
    るか上記定義のように置換されたフェニル基であり、 −R_1とR_2が両方とも水素原子を表わし、Yが酸
    素原子または硫黄原子を表わし、Xが (α)−S−C(−COOH)=CH−(β)である場
    合には環Aは上記定義のように置換され、 −R_1とR_2が両方とも水素原子を表わし、Xがか
    または環Aについて上記で示したようにして−(α)−
    S−C(−Z)=CH−(β)であり、Zがカルボキシ
    基、エトキシカルボニル基、シアノ基、ホルミル基、ま
    たは臭素原子を表わし、環Aが非置換であるかまたはメ
    トキシ基により7位が一置換される場合にはYは酸素原
    子、硫黄原子、スルフィニル基またはスルホニル基であ
    る特許請求の範囲第6項記載の化合物、またはその互変
    異性体、立体異性体もしくは光学異性体、またはこれら
    光学異性体の混合物;およびその医薬として許容されう
    る塩。 9、式 I 中、Aは非置換であるかまたは低級アルキル
    、ヒドロキシ、低級アルコキシもしくはハロゲン原子で
    一置換され、R_1およびR_2は、互いに独立して、
    各々水素原子、低級アルキル基、フェニル基またはヒド
    ロキシ−フェニル基を表わすか、またはR_1およびR
    _2は一緒になって低級アルキレン基を表わし、Yはメ
    チレン基、酸素原子または硫黄原子を表わし、Xは二価
    基−S−C〔−B−(Z)_n〕=CH−であって該基
    の硫黄原子Sは二環式環系のα位に直接結合している基
    を表わし、Bは直接結合、炭素原子数1〜4のアルキレ
    ン基または炭素原子数2〜4のアルケニレン基を表わし
    、nは1であり、そして Zはカルボキシ基、炭素原子数1〜8のアルコキシカル
    ボニル基、カルバモイル基、低級アルキルカルバモイル
    基、フェニル−低級アルキルカルバモイル基、ハロ−フ
    ェニル−低級アルキルカルバモイル基、アミノ−カルバ
    モイル基、シアノ基、5−テトラゾリル基、ホルミル基
    、ヒドロキシもしくは低級アルカノイルオキシ基で置換
    されたイミノ基、ヒドロキシ基、炭素原子数1〜16の
    アルカノイルオキシ基、アミノ基またはハロ−低級アル
    カノイルアミノ基を表わし;ただし −R_2が水素原子であり、Yがメチレン基であり、X
    が(α)−S−C(−Z)=CH−(β)であり、Zが
    カルボキシ基または上記定義のように、機能的に変性さ
    れたカルボキシ基である場合にはR_1はフェニル基ま
    たはヒドロキシ−フェニル基を表わし、−R_1とR_
    2が両方とも水素原子を表わし、Yが酸素原子または硫
    黄原子を表わし、Xが(α)−S−C(−COOH)=
    CH−(β)である場合には環Aは上記定義のように置
    換され、 −R_1とR_2が両方とも水素原子を表わし、Xが(
    α)−S−C(−Z)=CH−(β)であり、Zがカル
    ボキシ基、エトキシカルボニル基、シアノ基、またはホ
    ルミル基を表わし、環Aが非置換であるかまたはメトキ
    シ基により、7位が一置換される場合にはYは酸素原子
    または硫黄原子である特許請求の範囲第6項記載の化合
    物、またはその互変異性体、立体異性体もしくは光学異
    性体、またはこれら光学異性体の混合物およびその医薬
    として許容されうる塩。 10、式 I 中、環Aは非置換であるかまたは低級アル
    キル、低級アルコキシもしくはハロゲン原子で一置換さ
    れ、R_1はフェニル基を表わし、R_2は水素原子を
    表わし、Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子を表
    わし、Xは二価基−S−C〔−B−(Z)_n〕=CH
    −であって該基の硫黄原子Sが二環式環系のα位または
    β位に直接結合する基を表わし、Bは直接結合、炭素原
    子数1〜4のアルキレン基または炭素原子数2〜4のア
    ルケニレン基を表わし、nは1であり、Zはカルボキシ
    基、炭素原子数1〜8のアルコキシカルボニル基、カル
    バモイル基、低級アルキルカルバモイル基、アミノ−カ
    ルバモイル基、シアノ基、5−テトラゾリル基、ホルミ
    ル基、ヒドロキシもしくは低級アルカノイルオキシ基で
    置換されたイミノ基、ヒドロキシ基、炭素原子数1〜1
    6のアルカノイルオキシ基、またはアミノ基を表わす特
    許請求の範囲第6項記載の化合物;またはその互変異性
    体、立体異性体もしくは光学異性体、またはこれら光学
    異性体の混合物;およびその医薬として許容されうる塩
    。 11、次式 I : ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式 I 中、Aは非置換であるかまたは低級アルキル、
    低級アルコキシもしくはハロゲン原子により一置換され
    、R_1はフェニル基または低級アルキル基を表わし、
    R_2は水素原子を表わし、Yは低級アルキル基で一置
    換または二置換されたメチレン基を表わし、Xは二価基
    −S−C〔−B−(Z)_n〕=CH−であって該基の
    硫黄原子Sは二環式環系のα位またはβ位に直接結合す
    る基を表わし、Bは直接結合、炭素原子数1〜4のアル
    キレン基または炭素原子数2〜4のアルケニレン基を表
    わし、nは1であり、Zはカルボキシ基、炭素原子数1
    〜8のアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、低級
    アルキルカルバモイル基、アミノカルバモイル基、シア
    ノ基、5−テトラゾリル基、ホルミル基、ヒドロキシも
    しくは低級アルカノイルオキシ基で置換されたイミノ基
    、ヒドロキシ基、炭素原子数1〜16のアルカノイルオ
    キシ基またはアミノ基を表わす) で表わされる化合物;またはその互変異性体、立体異性
    体もしくは光学異性体、またはこれら光学異性体の混合
    物;およびその医薬として許容されうる塩。 12、式 I 中、環Aは非置換であるかまたは低級アル
    キル、低級アルコキシもしくはハロゲン原子により一置
    換され、R_1はフェニル基を表わし、R_2は水素原
    子を表わし、Yはメチレン基、酸素原子または硫黄原子
    を表わし、Xは二価基−S−C〔−Z〕=CH−であっ
    て該基の硫黄原子Sは二環式環系のα位に直接結合する
    基を表わし、Zはカルボキシ基、炭素原子数1〜8のア
    ルコキシカルボニル基、カルバモイル基、低級アルキル
    カルバモイル基、シアノ基、5−テトラゾリル基または
    ヒドロキシメチル基を表わす特許請求の範囲第6項記載
    の化合物;またはその互変異性体、立体異性体もしくは
    光学異性体、またはこれら光学異性体の混合物;および
    その医薬として許容されうる塩。 13、(4H−4−フェニル−チエノ〔3,2−c〕〔
    1〕ベンゾピラン)−2−カルボン酸エチルである特許
    請求の範囲第6項記載の化合物。 14、4H−4−フェニル−チエノ〔3,2−c〕〔1
    〕ベンゾピラン−2−カルボン酸である特許請求の範囲
    第6項記載の化合物およびその医薬として許容されうる
    塩。 15、4H−2−カルボキサミド−4−フェニル−チエ
    ノ〔3,2−c〕〔1〕ベンゾピランである特許請求の
    範囲第6項記載の化合物。 16、N−メチル−4H−2−カルボキサミド−4−フ
    ェニル−チエノ〔3,2−c〕〔1〕ベンゾピランであ
    る特許請求の範囲第6項記載の化合物。 17、4,5−ジヒドロ−5−メチル−2−カルボキサ
    ミド−ナフト〔1,2−b〕チオフェンである化合物。 18、次式 I : ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、環Aは非置換であるかまたは置換されており、
    R_1およびR_2は、互いに独立して、各々水素原子
    、低級アルキル基、アリール基またはヘテロアリール基
    を表わすか、または R_1およびR_2が一緒になって、場合により酸素原
    子、硫黄原子もしくは場合により置換された窒素原子で
    中断されてもよい低級アルキレン基を表わし、 Yはメチレン基、低級アルキル基で一置換もしくは二置
    換されたメチレン基、酸素原子、硫黄原子、スルフィニ
    ル基またはスルホニル基を表わし、Xは二価基−S−C
    〔−B−(Z)_n〕=CH−であって該基の硫黄原子
    Sは二環式環系のα位またはβ位に直接結合している基
    を表わし、 Bは直接結合、アルキレン基またはアルケニレン基を表
    わし; nは1であるか、またはBがアルキレン基またはアルケ
    ニレン基である場合には2または3でもよく、 Zは遊離もしくは機能的に変性されたカルボキシ基、生
    理的条件下で開裂されうる被覆カルボキシ基、遊離もし
    くは機能的に変性されたホルミル基、アシル基、遊離も
    しくは機能的に変性されたスルホ基、遊離、エーテル化
    もしくはエステル化ヒドロキシ基、遊離、エーテル化も
    しくは酸化エーテル化メルカプト基、非置換もしくは置
    換アミノ基、アンモニオ基、ニトロ基またはハロゲン原
    子を表わし、ただし、 −R_2が水素原子であり、Yがメチレン基であり、X
    が(α)−S−C(−Z)=CH−(β)であり、Zが
    カルボキシ基、機能的に変性されたカルボキシ基または
    生理的条件下で開裂されうる被覆カルボキシ基であり、
    環Aが非置換であるかまたはハロゲン原子および低級ア
    ルキル基からなる群から選択される1もしくは2個の置
    換基によりもしくは2つの隣接する位置で環Aに結合す
    る置換基 −(CH_2)_3−もしくは−(CH_2)_4−に
    より置換されている場合にはR_1はアリールまたはヘ
    テロアリール基を表わし、 −R_1とR_2が両方とも水素原子を表わし、Yが酸
    素原子または硫黄原子を表わし、Xが(α)−S−C(
    −COOH)=CH−(β)である場合には環Aは置換
    され、 −R_1とR_2が両方とも水素原子を表わし、Xが(
    α)−S−C(−Z)=CH−(β)であり、Zがカル
    ボキシ基、エトキシカルボニル基、シアノ基、ホルミル
    基、アセチル基、ニトロ基または臭素原子を表わし、環
    Aが非置換であるかまたはメトキシもしくはアセチル基
    により7位が一置換される場合には、Yは酸素原子、硫
    黄原子、スルフィニル基またはスルホニル基である) で表わされる化合物またはその塩を製造する方法であっ
    て、該方法が a)式 I 中のBが直接結合であり、Zが遊離もしくは
    機能的に変性されたカルボキシ基、遊離もしくは機能的
    に変性されたホルミル基、生理的条件下で開裂されうる
    被覆カルボキシ基、アシル基、遊離もしくは機能的に変
    性されたスルホ基、酸化エーテル化メルカプト基または
    ニトロ基である化合物を製造する場合には、次式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、基X_1およびX_2のうち1つは脱離性基を
    表わし、他の1つは遊離または変性ホルミル基を表わす
    。)で表わされる化合物を、次式III:HS−CH_2
    −Z(III) (式中、Zは前記定義の意味を有する。)で表わされる
    化合物またはそのアルカリ金属メルカプチド塩と反応さ
    せるか、または a′)式 I 中のBがアルキレン基またはアルケニレン
    基であり、Zが式 I で定義したような意味を有する化
    合物、または式 I 中のBが直接結合でありZが遊離も
    しくは機能的に変性されたカルボキシ基、遊離もしくは
    機能的に変性されたホルミル基、生理的条件下で開裂さ
    れうる被覆カルボキシ基、アシル基、遊離もしくは機能
    的に変性されたスルホ基、酸化エーテル化メルカプト基
    またはニトロ基を表わす化合物を製造する場合には、前
    記で定義した式IIで表わされる化合物を、次式IIIa: ▲数式、化学式、表等があります▼(IIIa) (式中、Zおよびnは式 I で定義した意味を有し、L
    は式IIの遊離または変性されたホルミル基X_1または
    X_2それぞれと反応するために隣接基CHを活性化し
    、さらに任意に1つ以上の連続反応工程後にこの反応の
    間に離脱する基を表わす。) で表わされる化合物またはそのアルカリ金属メルカプチ
    ド塩と反応させるか、または b)次式IV: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、X′は二価基−S−C〔−M〕=CH−であっ
    て該基の硫黄原子Sが二環式環系のα位またはβ位に直
    接結合する基を表わし、Mは基:−B−(Z)_nへ転
    化しうる基である。) で表わされる化合物において基Mを基−B−(Z)_n
    へ転化し、および/または、所望により、得られた式
    I の化合物を異なった式 I で表わされる化合物へ転化
    し、および/または得られた塩を遊離化合物または異な
    った塩へ転化し、および/または塩形成性を有する得ら
    れた式 I で表わされる遊離化合物を塩へ転化し、およ
    び/または得られた立体異性体または光学異性体の混合
    物たとえばジアステレオマ−混合物をそれぞれ個々の立
    体異性体、光学異性体または鏡像体混合物へ分離し、お
    よび/または得られた鏡像体混合物たとえばラセメート
    を光学異性体へ分解することからなる前記式 I で表わ
    される化合物、またはその塩の製造方法。
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