JPS61193411A - 薄葉絶縁物とその製造方法およびこの薄葉絶縁物を用いた樹脂モ−ルドコイル - Google Patents
薄葉絶縁物とその製造方法およびこの薄葉絶縁物を用いた樹脂モ−ルドコイルInfo
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- JPS61193411A JPS61193411A JP3162285A JP3162285A JPS61193411A JP S61193411 A JPS61193411 A JP S61193411A JP 3162285 A JP3162285 A JP 3162285A JP 3162285 A JP3162285 A JP 3162285A JP S61193411 A JPS61193411 A JP S61193411A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/32—Insulating of coils, windings, or parts thereof
- H01F27/327—Encapsulating or impregnating
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- Power Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、電気機器の絶縁材料として有用な執伝導性、
接着性の優れた薄葉絶縁物とその製造方法およびこの薄
葉絶縁物を用いた樹脂モールドコイルに関するものであ
る。
接着性の優れた薄葉絶縁物とその製造方法およびこの薄
葉絶縁物を用いた樹脂モールドコイルに関するものであ
る。
従来から電気絶縁材料として用いられている繊維強化プ
ラスチツク材(FRP)の一種に、プリプレグとよばれ
る薄葉絶縁物かあ・る。
ラスチツク材(FRP)の一種に、プリプレグとよばれ
る薄葉絶縁物かあ・る。
プリプレグは、厚さ0.2膿程度のシート状また
;はテープ状の繊維質基材(ガラス繊維布、ポリエ
・ステル繊維布等)に熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂、
□ポリエステル樹脂等)を含浸し半硬化状態とし
た、可撓性を有する薄葉絶縁物であり、これて電気機。
;はテープ状の繊維質基材(ガラス繊維布、ポリエ
・ステル繊維布等)に熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂、
□ポリエステル樹脂等)を含浸し半硬化状態とし
た、可撓性を有する薄葉絶縁物であり、これて電気機。
器のコイル等の導電部分を覆い、含浸樹脂を加熱。
硬化させると、非吸湿性の強固な絶縁被覆が形成。
されることから、モールド金型の不要な樹脂モー。
ルドコイルの製造なとに利用されているが、従来のプリ
プレグには熱伝導性と硬化後の接着性につ。
プレグには熱伝導性と硬化後の接着性につ。
いて配慮が欠けていた。
熱伝導性について言うならば、従来のプリプレ。
グは繊維と樹脂だけでてきているため、熱伝導率1゜は
だかたか10〜15×1O−4Ca1./cm−8eC
・℃程度(ガラス繊維とエポキシ樹脂とを組合わせた場
合)で、このような従来のプリプレグを用いて導電コイ
ルの絶縁被覆を形成した場合、コイル表面からの放。
だかたか10〜15×1O−4Ca1./cm−8eC
・℃程度(ガラス繊維とエポキシ樹脂とを組合わせた場
合)で、このような従来のプリプレグを用いて導電コイ
ルの絶縁被覆を形成した場合、コイル表面からの放。
熱が十分に行なわれず、したがってコイル導体の、3電
流相度を高くとれなかった。
流相度を高くとれなかった。
また、接着性については、加熱硬化の過程で樹脂が軟化
した状態では他物と良く接着するが、硬化完了後は表面
が平滑であるため、第3図に示すように導電コイル17
の内外周を覆う薄葉絶縁物lla、 llbとして従来
のプリプレグを用い、導電コ。
した状態では他物と良く接着するが、硬化完了後は表面
が平滑であるため、第3図に示すように導電コイル17
の内外周を覆う薄葉絶縁物lla、 llbとして従来
のプリプレグを用い、導電コ。
イル17の加熱乾燥後、該導電コイルの軸方向端部。
にパテ状樹脂または液状樹脂18を充填してモール。
ド金型の不要な樹脂モールドコイルを製造する場。
合、コイル乾燥工程で完全硬化した薄葉絶縁物 、ll
a、 llbと後から充填された樹脂層18との接着力
。
a、 llbと後から充填された樹脂層18との接着力
。
か弱く、機器使用中の温度変化により薄葉絶縁物。
11a、 llbと樹脂層18との剥離が生して樹脂モ
ール。
ール。
トコイルの信頼性を低下させる恐れがある。このため、
従来のプリプレグをこのような樹脂モー” Il+1・
゛コイルの製造に用いる場合には、コイル乾燥時に硬化
したプリプレグの樹脂層18と接着する部分の、表面を
あらかしめ機械的にあらしたり、加熱硬化時に樹脂を含
まない繊維等の補強材を表面に付着させるなど、接着性
を改善する特別な表面処理を必要とし、コスト高になっ
ていた。
従来のプリプレグをこのような樹脂モー” Il+1・
゛コイルの製造に用いる場合には、コイル乾燥時に硬化
したプリプレグの樹脂層18と接着する部分の、表面を
あらかしめ機械的にあらしたり、加熱硬化時に樹脂を含
まない繊維等の補強材を表面に付着させるなど、接着性
を改善する特別な表面処理を必要とし、コスト高になっ
ていた。
本発明の目的は、従来のプリプレグと同等の機能に加え
て機器の放熱を促進する優れた熱伝導性と、含浸樹脂の
硬化後においても特別な表面処理、3 、 を必要としない良好な接着性を有する薄葉絶縁物。
て機器の放熱を促進する優れた熱伝導性と、含浸樹脂の
硬化後においても特別な表面処理、3 、 を必要としない良好な接着性を有する薄葉絶縁物。
を提供することにある。
他の目的は、このような薄葉絶縁物を品質のム。
うなく経済的に製造できる方法を提供することにある。
さらに他の目的は、上記のような薄葉絶縁物の性質を利
用して、より小形軽量で安価であり、か。
用して、より小形軽量で安価であり、か。
つ信頼性の高い樹脂モールドコイルを提供することにあ
る。
る。
〔発明の概要〕1.。
本願の第1の発明は、繊維質基材と、該繊維質基材に含
浸され半硬化状態にされた熱硬化性樹脂と、該熱硬化性
樹脂よりも高い熱伝導率を持ち該熱硬化性樹脂中に分散
した粒子状の電気絶縁体とを含んでなる薄葉絶縁物であ
る。 1゜第2の発明は、液状の熱硬化
性樹脂と、該熱硬化性樹脂よりも高い熱伝導率を持ち該
熱硬化性樹脂中に分散した粒子状の電気絶縁体とを含む
含浸材料に繊維質基材を浸漬する工程と、次いで含浸材
料から引き上げた繊維質基材をそれに含浸され・ 4
・ た熱硬化性樹脂が半硬、化状態になるまで加熱する。
浸され半硬化状態にされた熱硬化性樹脂と、該熱硬化性
樹脂よりも高い熱伝導率を持ち該熱硬化性樹脂中に分散
した粒子状の電気絶縁体とを含んでなる薄葉絶縁物であ
る。 1゜第2の発明は、液状の熱硬化
性樹脂と、該熱硬化性樹脂よりも高い熱伝導率を持ち該
熱硬化性樹脂中に分散した粒子状の電気絶縁体とを含む
含浸材料に繊維質基材を浸漬する工程と、次いで含浸材
料から引き上げた繊維質基材をそれに含浸され・ 4
・ た熱硬化性樹脂が半硬、化状態になるまで加熱する。
工程とからなる薄葉絶縁物の製造方法である。 。
さらに第3の発明は、導電コイルと、該導電コ。
イルの内外周を覆った薄葉絶縁物と、該導電コイ。
ルの軸方向端部を覆った樹脂層、とを有する樹脂モ。
−ルドコイルにおいて、上記薄葉絶縁物は、繊維。
質基材と、該繊維質基材に含浸され硬化状態にさ。
れた熱硬化性樹脂と、該熱硬化性樹脂よりも高い。
熱伝導率を持ち該熱硬化性樹脂中に分散した粒子。
状の電気絶縁体とを含んでなることを特徴とする1゜樹
脂モールドコイルである。
脂モールドコイルである。
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は本発明による薄葉絶縁物の一実施例を示し、(
a)はその断面略図、(b)はそのA部拡大図である。
a)はその断面略図、(b)はそのA部拡大図である。
薄葉絶縁物の強化材である繊維質基材lとしては、目の
細かいカラス繊維布、ポリエステル繊維布等をシート状
またはテープ状としたものが使用され、基材lの厚さt
lは、例えば0.18+++m程度である。
細かいカラス繊維布、ポリエステル繊維布等をシート状
またはテープ状としたものが使用され、基材lの厚さt
lは、例えば0.18+++m程度である。
エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等のうちから。
選択された熱硬化性樹脂2は、繊維質基材lのす。
き間を充填するとともhi、基材lの表面を薄く覆。
うように含浸され、半硬化(゛セミキュア)状態に。
されている。基材lの表面を覆う熱硬化性樹脂2゜の平
均膜厚をt2とすると、薄葉絶縁物全体の厚さ。
均膜厚をt2とすると、薄葉絶縁物全体の厚さ。
tはL = j+ + 2 h = 0.23〜0.2
5咽程度になる。 。
5咽程度になる。 。
この薄葉絶縁物は、熱硬化性樹脂2の中に該熱。
硬化性樹脂よりも高い熱伝導率を持つ粒子状の電1゜気
絶縁体3を分散させである点が従来のプリプレ。
絶縁体3を分散させである点が従来のプリプレ。
グと異なる。
次に、電気絶縁体3として使用することかでき。
る材料を例示する。
材 料 名 熱伝導率(cal/cm−sec
−’C) +sシリカ 23.O,’X
10アルミナ 600〜700 ×107’
酸化マグネシウム 1000〜1300 xlO’ボ
ロンナイトライド 400〜700 X 10ムライト
130.、XlO’これらのうちから選ん
だ1種また2種以上の材。
−’C) +sシリカ 23.O,’X
10アルミナ 600〜700 ×107’
酸化マグネシウム 1000〜1300 xlO’ボ
ロンナイトライド 400〜700 X 10ムライト
130.、XlO’これらのうちから選ん
だ1種また2種以上の材。
料を粒径200μm以下(実用的には5〜100μm)
。
。
の粒子状とし、熱硬化性樹脂2中に分散させて用。
いる。これら材料の熱硬化性樹脂との混合率は容。
積比で最高60係程度(通常40〜50%)とすること
。
。
ができ、その分高価な樹脂を節約できる。 。
熱硬化性樹脂2として通常用いられるエポキシ、樹脂の
熱伝導率は5 x10=4cal/cm−see ”C
程度であ。
熱伝導率は5 x10=4cal/cm−see ”C
程度であ。
るから、上記のような熱伝導率のより高い粒子状。
の材料を樹脂中に分散させれば、含浸材料の熱転導性が
大幅に向」ニすることは明らかであ・す、このような含
浸材料を用いた薄葉絶縁物は、樹脂だけを含浸した従来
のプリプレグに比べ少なくとも1.5〜3倍程度熱伝導
性が向上する。
大幅に向」ニすることは明らかであ・す、このような含
浸材料を用いた薄葉絶縁物は、樹脂だけを含浸した従来
のプリプレグに比べ少なくとも1.5〜3倍程度熱伝導
性が向上する。
それに加えて、この熱硬化性樹脂2と粒子状の電気絶縁
体3とを含む含浸材料で覆われた薄葉絶縁物の表面は第
1図(b)に示すような無数の凹凸を持つ粗面になるの
で、平滑な表面を持つ従来のプリプレグに比べて表面の
接着性も向上する。
体3とを含む含浸材料で覆われた薄葉絶縁物の表面は第
1図(b)に示すような無数の凹凸を持つ粗面になるの
で、平滑な表面を持つ従来のプリプレグに比べて表面の
接着性も向上する。
第2図は本発明による薄葉絶縁物の製造方法を・ 7
・ 実施するための装・置の一例を示す説明図である。。
・ 実施するための装・置の一例を示す説明図である。。
エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の液状の熱。
硬化性樹脂に硬化剤と該熱硬化性樹脂よりも高い。
熱伝導率4持つ先に例示したような粒子状の電気。
絶縁体とを所定の割・合で混合した含浸材料4を含。
浸種5に入れ、図示しない撹拌機等を用いて含浸。
材料4を均一に混合した状態に保っておく。 。
ドラムロから繰り出されたガラス繊維、ポリエ。
ステル繊維等からなるシート状またはテープ状の繊維質
基材l、を上部ローラ群7と下部ローラ群 10により
ジグザグ状に導き、その間に赤外線ランプ9等による予
熱処理を経て、繊維質基材lを含浸槽5内の含浸材料4
に浸漬する工程と、含浸槽5から引き上げられた繊維質
基材lを含浸された熱硬化性樹脂か半硬化(セミキュア
)状態にな、るま−C□1ljly7fl。ユ。ヵ。い
、□□い、ヵ。いオ、゛。
基材l、を上部ローラ群7と下部ローラ群 10により
ジグザグ状に導き、その間に赤外線ランプ9等による予
熱処理を経て、繊維質基材lを含浸槽5内の含浸材料4
に浸漬する工程と、含浸槽5から引き上げられた繊維質
基材lを含浸された熱硬化性樹脂か半硬化(セミキュア
)状態にな、るま−C□1ljly7fl。ユ。ヵ。い
、□□い、ヵ。いオ、゛。
工程とを必要に応じて2回以上繰り返し行なうことによ
り得られた製品(薄葉絶縁物)11をポリエチレンフィ
ルム等の非接着性のセパレータ12と重ねてドラム13
に巻き取る。
り得られた製品(薄葉絶縁物)11をポリエチレンフィ
ルム等の非接着性のセパレータ12と重ねてドラム13
に巻き取る。
・ 8 ・
こうすることにより、第1図に示したような繊。
維質基材1と、該繊維質基材に含浸され半硬化状。
態にされた熱硬化性樹脂2と、該熱硬化性樹脂よ□、
′りも高い熱伝導率を持ち該熱硬化性樹脂中に分散
・。
′りも高い熱伝導率を持ち該熱硬化性樹脂中に分散
・。
した粒子状の電気絶縁体3とを含んでなる薄゛葉゛絶、
′紛物を品質のムラなく、□かつ比較的簡単な設
備で。
′紛物を品質のムラなく、□かつ比較的簡単な設
備で。
経済的に製造することができる。 □粒子状の電気絶
縁体゛を混入した熱硬化性樹脂を、 ′繊維質基材
に含浸するには、」―述した浸漬法のぼ・ □か
に、吹付け、滴下筒の他の手段を用いることもできる。
縁体゛を混入した熱硬化性樹脂を、 ′繊維質基材
に含浸するには、」―述した浸漬法のぼ・ □か
に、吹付け、滴下筒の他の手段を用いることもできる。
第3図は本発明による薄葉絶縁物を用(くた樹脂モール
ドコイルの一例を示し、(a)は巻線完了直後
′の状態図、(b)はモールドコイル完成後の状態図で
ある。 °
□−こ−の樹脂モールドコイルは、たとえば次
のような工程で作られる。まず、楯3図(a)′に示す
よう]と離型剤を塗布した巻心14の上に、第1図、第
2図により説明した本発明による薄葉絶縁物11.1’
aを巻′ □回し、その上にコイル導体15を通
常用いられる麹開維紛物(ポリエステルフィルム、芳香
族ボリア。
ドコイルの一例を示し、(a)は巻線完了直後
′の状態図、(b)はモールドコイル完成後の状態図で
ある。 °
□−こ−の樹脂モールドコイルは、たとえば次
のような工程で作られる。まず、楯3図(a)′に示す
よう]と離型剤を塗布した巻心14の上に、第1図、第
2図により説明した本発明による薄葉絶縁物11.1’
aを巻′ □回し、その上にコイル導体15を通
常用いられる麹開維紛物(ポリエステルフィルム、芳香
族ボリア。
ミド′紙等)16とともに多層に巻回して導電コイル。
17を形成し、この導電コイル17の上に再び」二記と
。
。
同様な薄葉絶縁物111)を巻回する。
この内外周が薄葉絶磁物11a、 Ilbで覆われた導
。
。
電コイル17を巻心14とともに硬化炉に搬入して、導
電コイル17を乾燥処理すると同時に、薄葉絶縁物1]
a、 Ilb中の半硬化状態にあった熱硬化性樹脂を硬
化させ、その硬化完了後に巻心14を抜き取る。。
電コイル17を乾燥処理すると同時に、薄葉絶縁物1]
a、 Ilb中の半硬化状態にあった熱硬化性樹脂を硬
化させ、その硬化完了後に巻心14を抜き取る。。
次に、第3図(b)に示すように薄葉絶縁物””a’
lf+111うて覆われない導電コイル17の軸方向
端部と薄葉絶縁物11a、 llbのコイル端部から突
出した部分とで囲まれた空所に樹脂層18を形成する高
粘度パテ状樹脂(例えば、日立化成株式会社製品KE−
510パテ状樹脂)を充填し、再び硬化炉に搬入し、。
lf+111うて覆われない導電コイル17の軸方向
端部と薄葉絶縁物11a、 llbのコイル端部から突
出した部分とで囲まれた空所に樹脂層18を形成する高
粘度パテ状樹脂(例えば、日立化成株式会社製品KE−
510パテ状樹脂)を充填し、再び硬化炉に搬入し、。
て上記パテ状樹脂を硬化させることにより、内外周が薄
葉絶縁物11a、 llbで覆われ、軸方向端部が樹脂
層18で覆われた樹脂モールドコイルが完成する。
葉絶縁物11a、 llbで覆われ、軸方向端部が樹脂
層18で覆われた樹脂モールドコイルが完成する。
本実施例の樹脂モールドコイルは、繊維質基材と、該繊
維質基材に含浸され硬化状態にされた熱。
維質基材に含浸され硬化状態にされた熱。
硬化性樹脂と、該熱硬化性樹脂よりも高い熱伝導。
率を持ち該熱硬化性樹脂中に分散した粒子状の電。
気絶縁体とを含んでなる熱伝導性の優れた薄葉絶。
紛物]1a、 ]]bて内外周が覆われ、これら薄葉絶
縁。
縁。
物11a、 Il+)と導電コイル17とは薄葉絶縁物
11a、 Ilb中の熱硬化性樹脂を介して接着されて
いるので、。
11a、 Ilb中の熱硬化性樹脂を介して接着されて
いるので、。
コイル内外周を覆う薄葉絶縁物として従来のプリプレグ
を用いた場合に比べ、コイル表面からの放。
を用いた場合に比べ、コイル表面からの放。
熱効果は大幅に向上し、したがってコイル導体15の電
流密度が高くとれ、樹脂モールドコイルの小形軽量化か
り能となる。
流密度が高くとれ、樹脂モールドコイルの小形軽量化か
り能となる。
また、薄葉絶縁物]1a、 ]]bの刹脂層18と接す
る面は、薄葉絶縁物11a、Hb中の樹脂の硬化後にお
いても第1図(1))に示すような凹凸を持った粗面に
なっているので、凹凸による表面積の拡大や機械的な引
っ掛かり効果等により、特別な表面処理を施さなくても
後から充填される樹脂層18と良く接着し、薄葉絶縁物
11a、 ]lbと樹脂層18の接着不良によるコイル
の絶縁低下を防止することができる。
る面は、薄葉絶縁物11a、Hb中の樹脂の硬化後にお
いても第1図(1))に示すような凹凸を持った粗面に
なっているので、凹凸による表面積の拡大や機械的な引
っ掛かり効果等により、特別な表面処理を施さなくても
後から充填される樹脂層18と良く接着し、薄葉絶縁物
11a、 ]lbと樹脂層18の接着不良によるコイル
の絶縁低下を防止することができる。
、11 ・
さらに、薄葉絶縁物11a、 Ilb中の熱硬化性樹脂
。
。
にンリカ、アルミナ等の熱伝導性の良い粒子状の。
電気絶縁体を混入したことは、薄葉絶縁物の中心。
部と表面部との温度差を小さくして温度変化によ。
る熱応力を低減するとともに、これら薄葉絶縁物。
により形成される絶縁被覆の機械的強度を高め、耐クラ
ツク性を向」ニさせる効果もある。
ツク性を向」ニさせる効果もある。
樹脂層18は硬化剤、充填材等を添加した通常の。
液状樹脂の注入によって形成することもでき、こ。
の場合もパテ状樹脂を用いた場合と同等の効果が1゜得
られる。
られる。
第4図は本発明による薄葉絶縁物を用いた樹脂モールド
コイルの他の例を示す。
コイルの他の例を示す。
本実施例は、導電コイル17の層間にも通常の層間絶縁
物(ポリエステルフィルム、芳香族ポリアミド紙等)に
代えて、コイル内外層を覆う薄葉絶縁物11a、 ll
bと同様の薄葉絶縁物11cを介在させたものである。
物(ポリエステルフィルム、芳香族ポリアミド紙等)に
代えて、コイル内外層を覆う薄葉絶縁物11a、 ll
bと同様の薄葉絶縁物11cを介在させたものである。
すなわち、第1図に示したように繊維質基材1と、該繊
維質基材に含浸され半硬化状態にされた熱硬化性樹脂2
と、該熱硬化性樹脂、12 ・ よりも高い熱伝導率を持ち該熱硬化性樹脂中に分。
維質基材に含浸され半硬化状態にされた熱硬化性樹脂2
と、該熱硬化性樹脂、12 ・ よりも高い熱伝導率を持ち該熱硬化性樹脂中に分。
散した粒子状の電気絶縁体3とを含んでなる薄葉。
絶縁物11Cをコイル導体15とともに巻回して導電
。
。
コイル17を形成し、コイル乾燥時に上記薄葉絶縁。
物11Cとコイル内外周を覆う薄葉絶縁物11a、ll
b 5の含浸樹脂を同時に加熱硬化させるものである
。。
b 5の含浸樹脂を同時に加熱硬化させるものである
。。
その後、第3図の実施例と同様に、パテ状樹脂ま。
たは液状樹脂を用いて導電コイル17の軸方向端部。
を覆う樹脂層18を形成する。
このように構成すると、薄葉絶縁物11C中の含、。
浸樹脂が硬化する過程で、含浸樹脂の一部が融は出して
上記薄葉絶縁物11cとコイル導体15との間に残存し
ていた空気層を埋めるため、コイル内部からコイル表面
への熱伝導の妨げとなる空気層をなくすことができ、し
かも」二記薄葉絶縁物11Cは従来のプリプレグ(熱伝
導率10〜15XIO’ cal/cm・sec・”c
)より少なくとも1.5〜3倍程度高い熱伝導率を持
ち、通常層間絶縁物として用いられているポリエステル
フィルム(熱伝導率3〜4 X 10−’CaI/cm
−8eC・°C)等に比べ熱伝導性かはるかに優れてい
るので、樹脂モールドコイル全体としての熱。
上記薄葉絶縁物11cとコイル導体15との間に残存し
ていた空気層を埋めるため、コイル内部からコイル表面
への熱伝導の妨げとなる空気層をなくすことができ、し
かも」二記薄葉絶縁物11Cは従来のプリプレグ(熱伝
導率10〜15XIO’ cal/cm・sec・”c
)より少なくとも1.5〜3倍程度高い熱伝導率を持
ち、通常層間絶縁物として用いられているポリエステル
フィルム(熱伝導率3〜4 X 10−’CaI/cm
−8eC・°C)等に比べ熱伝導性かはるかに優れてい
るので、樹脂モールドコイル全体としての熱。
伝導性は第3図の実施例よりさらに向」ニし、放熱。
効果カ月−,fJ(ることにより、コイル導体15の電
流密。
流密。
度をより高(とることが可能となる。
また、コイル導体15が薄葉絶縁物11c中の含浸 。
樹脂により固定されるため、短絡時の電磁力に対。
するコイルの機械的強度も一段と向上する。
本願の第1の発明によれば、繊維質基材に含浸。
された熱硬化性樹脂中に該熱−化性樹脂よりも′高1゜
い熱伝導率を持つ粒子状の電気絶縁体を分散させ。
い熱伝導率を持つ粒子状の電気絶縁体を分散させ。
たことにより、従来のプリプレグに比べて熱伝導。
性に優れ、かつ含浸樹脂の硬化後においても特別な表面
処理を要せずに良好な接着性を確保でき、。
処理を要せずに良好な接着性を確保でき、。
電気機器の絶縁材料として有用な薄葉絶縁物が得られ、
第2の発明によれば、このような薄葉絶縁。
第2の発明によれば、このような薄葉絶縁。
物を品質のムラなく、経済的に製造することがで。
きる。
さらに第3の発明によれば、上記第1の発明に。
係る薄葉絶縁物を用いて樹脂モールドコイルのコ2゜イ
ル内外周を覆う絶縁被覆を構成したことにより、2上記
薄葉絶縁物の持つ優れた熱伝導性を利用して。
ル内外周を覆う絶縁被覆を構成したことにより、2上記
薄葉絶縁物の持つ優れた熱伝導性を利用して。
コイルの放熱効果を上げることができ、その結果、。
コイル導体の電流密度を高くとれることから、よ。
り細い導体の使用が可能となり、樹脂モールトコ。
イルを一段と小形軽量化できるとともに、上記薄。
葉絶紛物が含浸樹脂の硬化後においても良好な接。
着性を有することから、コイル内外周を覆う上記。
薄葉絶縁物とコイル端部を覆う樹脂層とを容易、。
かつ確実に接着させることができ、絶縁に対する、。
信頼性を十分に確保できる。
第1図(at、 (b)は本発明による薄葉絶縁物の一
実施例を示す概略断面図およびそのA部拡大図、第2図
は本発明による薄葉絶縁物の製造方法を実施。 するための装置の一例を示す説明図、第3図は本発明に
よる樹脂モールドコイルの一実施例図で、(a)は巻線
完了盾後の状態を示す一部切断した側面図、(b)は完
成状態を示す同上図面、第4図は本発明による樹脂モー
ルドコイルの他の実施例を示す・15 ゛ 同上図面である。 ■=繊維質基材 2:熱硬化性樹脂3:粒子状の
電気絶縁体 4:含浸材料 10:加熱手段 11=薄葉絶縁物 11a、 llb :コイル内外周を覆った薄葉絶縁物
。 17:導電コイル
実施例を示す概略断面図およびそのA部拡大図、第2図
は本発明による薄葉絶縁物の製造方法を実施。 するための装置の一例を示す説明図、第3図は本発明に
よる樹脂モールドコイルの一実施例図で、(a)は巻線
完了盾後の状態を示す一部切断した側面図、(b)は完
成状態を示す同上図面、第4図は本発明による樹脂モー
ルドコイルの他の実施例を示す・15 ゛ 同上図面である。 ■=繊維質基材 2:熱硬化性樹脂3:粒子状の
電気絶縁体 4:含浸材料 10:加熱手段 11=薄葉絶縁物 11a、 llb :コイル内外周を覆った薄葉絶縁物
。 17:導電コイル
Claims (3)
- (1)繊維質基材と、該繊維質基材に含浸され半硬化状
態にされた熱硬化性樹脂と、該熱硬化性樹脂よりも高い
熱伝導率を持ち該熱硬化性樹脂中に分散した粒子状の電
気絶縁体とを含んでなる薄葉絶縁物。 - (2)液状の熱硬化性樹脂と、該熱硬化性樹脂よりも高
い熱伝導率を持ち該熱硬化性樹脂中に分散した粒子状の
電気絶縁体とを含む含浸材料に繊維質基材を浸漬する工
程と、次いで含浸材料から引き上げた繊維質基材をそれ
に含浸された熱硬化性樹脂が半硬化状態になるまで加熱
する工程とからなる薄葉絶縁物の製造方法。 - (3)導電コイルと、該導電コイルの内外周を覆った薄
葉絶縁物と、該導電コイルの軸方向端部を覆った樹脂層
とを有する樹脂モールドコイルにおいて、上記薄葉絶縁
物は、繊維質基材と、該繊維質基材に含浸され硬化状態
にされた熱硬化性樹脂と、該熱硬化性樹脂よりも高い熱
伝導率を持ち該熱硬化性樹脂中に分散した粒子状の電気
絶縁体とを含んでなることを特徴とする樹脂モールドコ
イル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162285A JPS61193411A (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 | 薄葉絶縁物とその製造方法およびこの薄葉絶縁物を用いた樹脂モ−ルドコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162285A JPS61193411A (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 | 薄葉絶縁物とその製造方法およびこの薄葉絶縁物を用いた樹脂モ−ルドコイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61193411A true JPS61193411A (ja) | 1986-08-27 |
Family
ID=12336314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3162285A Pending JPS61193411A (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 | 薄葉絶縁物とその製造方法およびこの薄葉絶縁物を用いた樹脂モ−ルドコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61193411A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006120828A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Mitsubishi Electric Corp | 超電導コイルおよびその製造方法 |
JP2006319189A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Toshiba Corp | 超電導マグネットおよびその製造方法 |
US7508290B2 (en) | 2002-07-19 | 2009-03-24 | Siemens Aktiengesellschaft | Inductive component and use of said component |
-
1985
- 1985-02-21 JP JP3162285A patent/JPS61193411A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7508290B2 (en) | 2002-07-19 | 2009-03-24 | Siemens Aktiengesellschaft | Inductive component and use of said component |
JP2006120828A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Mitsubishi Electric Corp | 超電導コイルおよびその製造方法 |
JP4607540B2 (ja) * | 2004-10-21 | 2011-01-05 | 三菱電機株式会社 | 超電導コイルおよびその製造方法 |
JP2006319189A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Toshiba Corp | 超電導マグネットおよびその製造方法 |
JP4594794B2 (ja) * | 2005-05-13 | 2010-12-08 | 株式会社東芝 | 超電導マグネットの製造方法 |
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