JPH09231836A - 高コロナ耐性サンドイッチ絶縁材 - Google Patents
高コロナ耐性サンドイッチ絶縁材Info
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Abstract
紙14に結合した積層体から成るサンドイッチ型絶縁材
10をテープまたはラッパーとして電気機械における絶
縁に使用する。
Description
造の絶縁材料層を有してなる絶縁材料に関する。その絶
縁層は好ましくは重合体材料のフィルムであり、そのフ
ィルムは好ましくはその重合体材料および雲母層のコロ
ナ耐性を高めるだけの量で粒径がサブミクロンのアルミ
ナ粒子などのコロナ耐性材料を含有するものである。そ
の重合体フィルム(好ましくはポリアイミド膜)は適切
な樹脂によって雲母紙層に結合し、その樹脂は好ましく
は重合体材料となりうるものであり、その重合体材料自
体はコロナ耐性材料を含有しても含有していなくてもよ
い。その重合体樹脂材料は、少なくとも部分的に雲母紙
フィルムに含浸され、その雲母紙と重合体フィルムを結
合させて一つのラミネート化したシートまたはテープと
する上で必要な粘着性を提供する性質を持ったものであ
る。
は、19世紀の初期の機械開発以来、大幅な改良がなさ
れてきた。工業的・商業的利用分野においてより大量に
より効率の高い機械供給に対する需要があったことか
ら、設計者が用いる絶縁システムは進歩を遂げて、より
大きい耐電圧が提供されるようになり、機械中で占める
スペースは小さくなっていった。ほとんどの電気機械が
導電材料および絶縁システムから成ることは記憶してお
くべき点である。基本的に、磁性材料および導電性材料
の2つが機械性能および出力容量を決定する上で有効な
材料であり、絶縁材は電流が所定の経路のみを確実に流
れるようにするためにのみ存在するものである。従っ
て、必要とされる絶縁材は最小限の空間を占め、しかも
隣り合う導体間、ならびに導体と接地電位にある隣接材
料との間で必要な絶縁を行うものでなければならない。
者は、絶縁材が過度の空間を占有しないように電位勾配
を大きくする方法を探さなければならなくなっていた。
絶縁材料を介しての熱伝導に対する抵抗は、その経路の
長さに応じて直線的に変化する。つまり、絶縁材の厚さ
を最小限に維持するために2つの顕著な理由がある。つ
まり、得られる絶縁材の厚さが減少するほど、その絶縁
材の熱的性能が向上する。
ス、エナメル化合物またはガラス被覆を用いて個々の導
体を覆って、所望の一次撚り線または個々の導体につい
ての「1巻きごとの(turn to turn)」絶縁を提供して
いた。特に回転機では、そのような導体を巻いてコイル
とし、それぞれのコイルには二次絶縁媒体が施され、そ
の二次絶縁材は、コイルを形成するための所定の形状に
成形されている個々の導体からなる群の周囲に巻き付け
られた絶縁テープまたは包装材の形を取る。初期の低電
圧の機械ではワニスが満足できるだけの機能を有してい
たがそれはエナメルに取って代わられ、さらに最近では
ポリエステル、ポリエステルアミド、ポリエステルアミ
ドイミドおよびポリイミドなどの重合体材料に代わられ
て、少数の市販導体コーティングに利用されているのみ
である。
ッピング(lapping)の形で層状に覆われた綿テープか
ら、アスファルト質絶縁材へと進歩していった。アスフ
ァルト質絶縁材は、その後で雲母薄片層で被覆された石
油系化合物で被覆されたテープを持ったラッピングコイ
ルから成るものである。その雲母薄片は、回転機の操作
電圧レベルが上昇するに連れてより大きな問題となる傾
向のある一般に「コロナ」として知られる現象に対する
絶縁耐性を与えるものであった。
々の導体の絶縁材のコロナ劣化が起こらないようにする
ことも有効であり、従って現在では、重合体の導体絶縁
材にはコロナ耐性材料が加えられるのが常法となってい
る。カナダ特許1,168,857号および1,20
8,325号には、個々の導体をコーティングするため
に使用される重合体組成物にアルミナまたはシリカのサ
ブミクロンサイズの粒子などの各種化合物を添加すると
導体のコロナ耐性を向上させる上で有効であることを示
す例が挙げられている。アルミナ粒子またはシリカ粒子
を加えることにより、導体絶縁材の熱伝導特性を向上さ
せることもできる。
歩的に変化していった。ガラス繊維テープが雲母薄片の
キャリアとして次第に利用されるようになり、多数の重
合体材料が、その薄片をテープ上の適切な位置に維持す
る上で必要な粘着力を与えるために用いられていた。コ
イルは従来のラップ巻き法によって巻かれ、その後コイ
ル成形器に入れて、減圧含浸(VPI)工程を行って、
テープ状コイルに未硬化重合体材料などの適切な絶縁材
料を含浸させて、ラッピングされた絶縁材の空隙や裂け
目を充填し、そのコイルを加熱して、重合工程によって
コイルと絶縁材の複合物を硬化させていた。
法は、所望の巻き数がそのコイルまたは撚り線に施さ
れ、そのコイルまたは撚り線に熱および圧力をかけて、
重合体材料をゲル化するまで、コイルまたは撚り線を標
準的なラッピングにて「B」段階の重合体樹脂で緩やか
に覆われている層状テープとともに巻き取らせるという
ものである。
の重合体材料の粘度が最初に低下し、加えた圧力によっ
て過剰の樹脂がしぼり出されて、コイルがその最終形状
となるのが認められる。
らかの形でその構成要素の一つとして雲母の薄片を有し
て、要求される絶縁能力を提供するものである。
ロナ耐性を向上させることと、さらには二次絶縁体の良
好な熱伝導特性を維持することである。
ィルム、雲母薄片または雲母紙(紙の製造と同様の工程
で製造される雲母の薄片からなるフィルム)が絶縁テー
プに使用されるようになり、次にそのテープを施したコ
イルはVPI工程または加圧硬化工程を経て硬化され、
コイルが形成されるようになった。
ルムはVPI工程中に絶縁テープ層における完全な含浸
を妨害する傾向があることから、ある種のテープを使用
した場合に問題が生じた。それにより、絶縁材層に空隙
が生じ、電圧が負荷されると、各空隙がコロナ発生の主
要部位の役割を果たす。
特に変化に対する順応性および感受性を持った絶縁材料
であることが明らかになっている。何らかの形での雲母
が、通常そのサンドイッチの構成要素の一つとして見ら
れる。
化アルミニウムは、優れた絶縁性および優れた熱伝導性
を持つことがよく知られている。酸化アルミニウムの粒
径に応じて、テープ中にそれを含有させた場合にテープ
の熱伝導性およびコロナ耐性のいずれも向上するが、そ
の向上の程度は大部分、選択するアルミナ粒子の特定の
粒径によって決まる。その利用分野については、最も関
心の高いのは絶縁テープのコロナ耐性を向上させること
であることから、好ましいアルミナ粒子の粒径は、0.
5ミクロン以下のオーダーである。
は回転電気機械に適用すると、優れた絶縁性を与えると
いう点で有効であることが明らかになっている。これま
でに、単位層厚当たりに印加される電圧負荷は大幅に上
昇してきた。すなわち、特定の機械の電圧定格は同じ厚
さの絶縁材で上昇し得るということである。微粉砕され
たアルミナ、シリカ、ベリリアなどの熱伝導性材料を使
用することで、絶縁材の熱伝導率が高くなってきた。従
って、相対的に低温の機械部分に熱が流れやすくなり、
その結果コイルの電流定格を上げることができる。
縁破壊に対する耐性が徐々に向上していった。それによ
り、設計者は長年をかけて絶縁層の厚さを低減して現在
の厚さとすることができた。
り、絶縁テープの熱的絶縁破壊温度が着実に高くなっ
て、機械の性能および能力は向上した。
物性を調べることが重要である。
プのロールとともに巻き取ることで絶縁されることか
ら、そのテープは引っ張り強さおよび巻き取り強さを有
して、通常の張力条件下で破壊されることなくコイル導
体周囲に巻き取られるものでなければならないことは明
らかである。そのテープは平坦であって、得られる絶縁
体層に膨らみなどを生じさせないものでなければならな
い。
ればならず、絶縁テープのいかなる層も層破壊(delaye
ring)や層間剥離を決して起こしてはならない。従っ
て、絶縁テープが、たとえ長期間保管された後であって
も、巻き出し時にテープに損傷を与えることなく容易に
巻き出されるような性質を持ったものであることが必須
である。硬化後、コイルには空隙が全くないことが極め
て重要である。
鑑みてなされたものである。即ち本発明は、 (1)コロナ耐性材料が組み込まれた重合体フィルムを
有してなる絶縁材料であって、該フィルムがそれに積層
された雲母紙層を有して複合層絶縁媒体を形成してお
り、該コロナ耐性重合体材料が、ポリエステル、ポリエ
ステルアミド、ポリエステルアミドイミド、ポリイミ
ド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミ
ド、ポリカーボネート、ポリスルホンおよびポリエーテ
ルからなる群から選択されるものであり、該コロナ耐性
材料は該重合体フィルムの重量基準で10〜40%の範
囲で、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、酸
化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ベリリウム、
酸化ケイ素、酸化ジルコニウムおよび酸化チタンからな
る群から選択される少なくとも一つの化合物を含有し、
該化合物の粒径が0.1ミクロン未満である絶縁材料; (2)層厚約24μmのコロナ耐性ポリイミド材料層を
有してなり、該層に少なくとも部分的に適切な重合体樹
脂が含浸された層厚約100μmの雲母紙を有する雲母
紙層が積層され、少なくとも250時間にわたって耐電
圧が約13.8ボルト/μmである複合層型絶縁材料; (3)ポリエステル、ポリエステルアミド、ポリエステ
ルアミドイミド、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミド
イミド、ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、ポリ
スルホンおよびポリエーテルからなる群から選択される
層厚約25.4μmのコロナ耐性重合体材料層を有して
なり、該層に少なくとも部分的にエポキシ、ポリエステ
ル、シリコーン、ビスマレイミドおよびシアネートエス
テルからなる群から選択される重合体樹脂が含浸された
層厚約100μmの雲母紙層が積層され、該コロナ耐性
材料は重量基準で10〜40%の範囲で、窒化ホウ素、
窒化アルミニウム、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸
化マグネシウム、酸化ベリリウム、酸化ケイ素、酸化ジ
ルコニウムおよび酸化チタンからなる群から選択される
少なくとも一つの化合物を含有するものであり、該選択
された化合物は粒径0.1ミクロン未満の粒子として存
在し、得られた積層絶縁体が少なくとも250時間にわ
たって約13.8ボルト/μmの耐電圧を有する積層絶
縁材料; (4)回転電気機械の電気コイルの絶縁用の絶縁テープ
またはラッパーであって、ポリエステル、ポリエステル
アミド、ポリエステルアミドイミド、ポリイミド、ポリ
アミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリ
カーボネート、ポリスルホンおよびポリエーテルからな
る群から選択される層厚約24μmのコロナ耐性重合体
材料フィルムと、エポキシ、ポリエステル、シリコー
ン、ビスマレイミドおよびシアネートエステルからなる
群から選択される重合体樹脂によって前記コロナ耐性重
合体材料フィルムに積層された層厚約100μmの雲母
紙層を有してなり、前記コロナ耐性重合体材料は重量基
準で10〜40%の範囲で、粒径0.1ミクロン未満の
窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、酸化アル
ミニウム、酸化マグネシウム、酸化ベリリウム、酸化ケ
イ素、酸化ジルコニウムおよび酸化チタンからなる群か
ら選択される少なくとも一つの化合物を含有し、前記雲
母紙層における重合体樹脂は、重量基準で10〜40%
範囲で、粒径0.1ミクロン未満の窒化ホウ素、窒化ア
ルミニウム、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグ
ネシウム、酸化ベリリウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニ
ウムおよび酸化チタンからなる群から選択されるコロナ
耐性材料を含有し、少なくとも250時間にわたって約
13.8ボルト/μmの耐電圧を有する絶縁テープまた
はラッパー;ならびに (5)導線の束の周囲を積層テープでラッピングしてコ
イルを形成する電気機械のコイルの絶縁方法において、
該テープを、重量基準で10〜40%にて粒径0.1μ
m未満の酸化アルミニウム粒子を含有する層厚約25μ
mのコロナ耐性ポリイミドフィルムと、該ポリイミド材
料にエポキシ樹脂によって積層された層厚約100μm
の雲母紙層とで形成された約13.8kV/mmの耐電
圧を有する積層テープとする絶縁方法、に関するもので
ある。
リエステル、ポリエステルアミド、ポリエステルアミド
イミド、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、
ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、ポリスルホン
またはポリエーテルなどの重合体材料等の充填フィルム
材料を有してなるものである。それらの重合体材料は、
電圧負荷環境でのフィルムの寿命を延ばすために、好ま
しくは、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、
酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ベリリウ
ム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化チタンなどの
コロナ耐性を有する微粉砕材料が充填される。この記述
からわかるように、それらの化合物は好ましいコロナ耐
性材料であることが理解できよう。その重合体に、前述
の市販の雲母紙が積層される。
を有していてもよい重合体樹脂によって重合体フィルム
に効果的な形で積層される。得られたテープは、そのロ
ール状態から巻き出しやすいもので、困難な保管条件な
く妥当な期間にわたって簡易に保管できるものである。
耐電圧および使用可能期間は従来使用されていたガラス
繊維布テープ−雲母紙−重合体フィルム積層体よりかな
り向上している。
ある。
る装置の模式図である。
プ(かなり拡大してある)を示す。そのテープは重合体
材料フィルム12(この場合、「CRカプトン(CR KAPT
ON)」(登録商標、デュポン社のポリイミド、CRはコロ
ナ耐性という意味で使用される。)からなり、そのフィ
ルム12には雲母紙フィルム14が結合している。その
2つのフィルムは、その目的に適した重合体樹脂によっ
て互いに結合されている。
ずれかであることができるが、本願明細書での記述で
は、物理的および電気的絶縁性の点から、CRカプトン
を好ましいフィルムとする。その重合体フィルムの熱伝
導性およびコロナ耐性は、そのフィルムに微粉末のアル
ミナを添加することによって向上させることができる。
その粒径が0.5ミクロンより小さいとコロナ耐性が大
幅に向上し、0.5ミクロン〜15ミクロンというそれ
より大きい粒径のものはその重合体フィルムの熱伝導性
を高めることができる。通常は、重合体フィルムに対す
る重量基準で10〜40%の濃度でヒュームドアルミ
ナ、シリカ、ベリリアなどを含有させることが好ましい
と考えられる。
り、当業界では公知のものであって、紙の製造に使用さ
れる工程と非常に類似した工程によって製造される。雲
母紙の物性は、ガラス繊維、テープまたは「ダクロン」
(商標名)その他の望ましい引っ張り強さおよび耐電圧
を有する材料などの別の材料が従来雲母紙フィルムに結
合していたようなものであることが認められる。本発明
においては、好ましくはエポキシ樹脂によって雲母フィ
ルムを重合体フィルムに結合させて、要求される結合を
形成する。好ましくは、その重合体樹脂は、エポキシ、
ポリエステル、シリコーン、ビスマレイミドまたはシア
ナートエステルからなる群から選ばれるいずれかである
ことができるが、本発明に関して本出願人としてはエポ
キシを使用することが好ましいと考える。いずれの重合
体樹脂を選択するとしても、それのコロナ耐性は、アル
ミナ、シリカ、ベリリアなどから選択される化合物のう
ちのいずれかで非常に粒径の小さいものを加えることに
よって向上させることができる。コロナ耐性は、粒径
0.5ミクロン未満のヒュームドアルミナを重量基準で
10〜40%加えることによって向上する(カナダ特許
1,168,857号および1,208,325号参
照)。樹脂の熱伝導力を向上させたいのであれば、上述
のようなそれより粒径の大きいコロナ耐性材料を使用す
ることができる(カナダ特許1,289,610号参
照)。
ることができるが、図2の装置を用いてその積層テープ
を生産することができる。
その工程の最初に供給する。その雲母紙層をガイドロー
ル22と次にコーティング装置24の上に送り、そこで
その層の下側に樹脂液26で「キス」コーティングす
る。次にコーティングを施された雲母紙はオーブン28
を通過し、そこで溶媒が除去されて樹脂が雲母紙中に含
浸される。
2から加圧装置34に送られてくるCRカプトンフィル
ムと重ねる。そのCRカプトンと含浸雲母紙を装置34
で結合させて、一体の積層サンドイッチを形成し、続い
てそれをロール36に巻き取る。結果的に、積層サンド
イッチ型絶縁材の螺旋状ロールが得られる。
リアミドを重合体フィルム32として選択すると電気的
特性が良好になる。積層フィルムは少なくとも一部が硬
化していることから、その積層テープロールは乾燥した
冷環境で容易に保存することができ、層間の付着や層間
剥離による損傷を起こすことなく後日巻き出すことがで
きる。
おいて優れている。雲母紙には製造工程中に少なくとも
部分的にコロナ耐性材料が含浸されていることから、そ
の積層テープを用いて製造されるコイルは、絶縁テープ
層中にすでにコロナ耐性材料が組み込まれており、VP
I工程において空隙によって重大な問題が生じることは
ない。
ンおよび雲母紙からなる積層テープについての実験室試
験の結果を図3に示した。CRカプトン−雲母紙積層絶
縁材の場合に「耐電圧期」が大幅に長くなっていること
がわかる。
ることから、得られるテープの物性および電気的特性に
よって電気機械の効率が向上し得る。それによって電気
機械の設計者は、再製造される既存の機械の定格を上げ
ることができるようになり、従来の絶縁システムを用い
た場合には必然的に機械を大型として得るしかなかった
定格を、より小型の機械を製造して達成することができ
る。
ことから、本発明のラッピングテープを用いて製造され
たコイルを有する機械は、使用可能寿命が長くなる。
である。
縁材の性能が高いことを示すグラフである。
Claims (8)
- 【請求項1】 コロナ耐性材料が組み込まれた重合体フ
ィルムを有してなる絶縁材料であって、 該フィルムがそれに積層された雲母紙層を有して複合層
絶縁媒体を形成しており、 該コロナ耐性重合体材料が、ポリエステル、ポリエステ
ルアミド、ポリエステルアミドイミド、ポリイミド、ポ
リアミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポ
リカーボネート、ポリスルホンおよびポリエーテルから
なる群から選択されるものであり、 該コロナ耐性材料は該重合体フィルムの重量基準で10
〜40%の範囲で、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒
化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化
ベリリウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウムおよび酸化
チタンからなる群から選択される少なくとも一つの化合
物を含有し、 該化合物の粒径が0.1ミクロン未満である絶縁材料。 - 【請求項2】 前記複合層絶縁媒体が略240μmの厚
みを有し、少なくとも250時間にわたって耐電圧が1
3.6ボルト/μmである請求項1記載の絶縁材料。 - 【請求項3】 層厚約24μmのコロナ耐性ポリイミド
材料層を有してなり、該層に少なくとも部分的に適切な
重合体樹脂が含浸された層厚約100μmの雲母紙を有
する雲母紙層が積層され、少なくとも250時間にわた
って耐電圧が約13.8ボルト/μmである複合層型絶
縁材料。 - 【請求項4】 重合体樹脂が重量基準で10〜40%の
範囲で、粒径0.1ミクロン未満の窒化ホウ素、窒化ア
ルミニウム、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグ
ネシウム、酸化ベリリウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニ
ウムおよび酸化チタンからなる群から選択される少なく
とも一つの化合物を含有する請求項3記載の複合層型絶
縁材料。 - 【請求項5】 ポリエステル、ポリエステルアミド、ポ
リエステルアミドイミド、ポリイミド、ポリアミド、ポ
リアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリカーボネー
ト、ポリスルホンおよびポリエーテルからなる群から選
択される層厚約25.4μmのコロナ耐性重合体材料層
を有してなり、 該層に少なくとも部分的にエポキシ、ポリエステル、シ
リコーン、ビスマレイミドおよびシアネートエステルか
らなる群から選択される重合体樹脂が含浸された層厚約
100μmの雲母紙層が積層され、 該コロナ耐性材料は重量基準で10〜40%の範囲で、
窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、酸化アル
ミニウム、酸化マグネシウム、酸化ベリリウム、酸化ケ
イ素、酸化ジルコニウムおよび酸化チタンからなる群か
ら選択される少なくとも一つの化合物を含有するもので
あり、 該選択された化合物は粒径0.1ミクロン未満の粒子と
して存在し、得られた積層絶縁体が少なくとも250時
間にわたって約13.8ボルト/μmの耐電圧を有する
積層絶縁材料。 - 【請求項6】 回転電気機械の電気コイルの絶縁用の絶
縁テープまたはラッパーであって、 ポリエステル、ポリエステルアミド、ポリエステルアミ
ドイミド、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミ
ド、ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、ポリスル
ホンおよびポリエーテルからなる群から選択される層厚
約24μmのコロナ耐性重合体材料フィルムと、 エポキシ、ポリエステル、シリコーン、ビスマレイミド
およびシアネートエステルからなる群から選択される重
合体樹脂によって前記コロナ耐性重合体材料フィルムに
積層された層厚約100μmの雲母紙層を有してなり、 前記コロナ耐性重合体材料は重量基準で10〜40%の
範囲で、粒径0.1ミクロン未満の窒化ホウ素、窒化ア
ルミニウム、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグ
ネシウム、酸化ベリリウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニ
ウムおよび酸化チタンからなる群から選択される少なく
とも一つの化合物を含有し、 前記雲母紙層における重合体樹脂は、重量基準で10〜
40%範囲で、粒径0.1ミクロン未満の窒化ホウ素、
窒化アルミニウム、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、酸
化マグネシウム、酸化ベリリウム、酸化ケイ素、酸化ジ
ルコニウムおよび酸化チタンからなる群から選択される
コロナ耐性材料を含有し、 少なくとも250時間にわたって約13.8ボルト/μ
mの耐電圧を有する絶縁テープまたはラッパー。 - 【請求項7】 雲母紙層の少なくとも一部に前記重合体
樹脂が含浸されている請求項6記載のテープまたはラッ
パー。 - 【請求項8】 導線の束の周囲を積層テープでラッピン
グしてコイルを形成する電気機械のコイルの絶縁方法に
おいて、 該テープを、重量基準で10〜40%にて粒径0.1μ
m未満の酸化アルミニウム粒子を含有する層厚約25μ
mのコロナ耐性ポリイミドフィルムと、該ポリイミド材
料にエポキシ樹脂によって積層された層厚約100μm
の雲母紙層とで形成された約13.8kV/mmの耐電
圧を有する積層テープとする絶縁方法。
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---|---|---|---|
JP02505096A JP4281880B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 高コロナ耐性サンドイッチ絶縁材 |
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JP02505096A JP4281880B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 高コロナ耐性サンドイッチ絶縁材 |
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