JPS61190724A - フオ−カスサ−ボ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、フォーカスサーボ装置に関し、特に情報記録
ディスクから記録情報を読み取る情報読取装置における
フォーカスサーボ装置に関する。

背景技術 ディジタルオーディオディスクやビデオディスク等の記
録情報を例えば光学的に読み取る光学式情報読取装置に
おいては、スピンドルサーボ装置によって情報記録ディ
スク（以下単にディスクと称する）の回転駆動制御がな
され、ディスクの半径方向において移動自在に設けられ
たピックアップによって記録情報の読取りが行なわれる
。また、このピックアップによる情報検出用スポット光
がディスクの記録面上に正しく収束するように、史には
該スポット光がディスクの記録面上に例えば渦巻状に形
成されている記録トラックを正確に追跡するように制御
づるフォーカスサーボ装置及びトラッキングサーボ装置
が設けられている。

かかる各種のサーボ装置を備えた情報読取装置において
、記録情報検出用スポット光を目標位置まで移動させる
アクセス時には、トラッキングサーボループがオープン
（オフ）状態にあるため、１ヘラツキング工ラー信号成
分がフォーカスサーボ系にクロストークし、このクロス
トークによってフォーカスエラー信号に生ずるノイズが
原因となって、該スポット光をディスク半径方向に偏倚
せしめるためのアクチュエータからアコースティックノ
イズが発生されることになる。

従来は、その対策として、フォーカスサーボ装置におい
て、主に１吹膨フィルタを１つ又はそれ以上設け、アク
セス時にそれらを切り換えることによって、フォーカス
サーボ系の全体のゲインを下げたり、又高域のゲインを
下げる等のサーボ帯域の切換えを行ない、アクチュエー
タから発するアコースティックノイズを低減する方法が
採られていた。

このように構成された従来のフォーカスサーボ装置では
、１吹膨フィルタの組合わせを基本とするので、アクセ
ス時のクロスト−クノイズを十分に減衰させるためには
、フィルタの段数が多くなり、またサーボ帯域も下がる
ことから、記録情報の読取り条件が悪くなるという欠点
があった。また更に、１段位のフィルタの切換えによっ
て高域のゲインを下げても、十分にクロス１−−クノイ
ズを減衰できる場合ばかりではなく、以上の点がらして
も実用上必ずしも十分とは言えなかった。

発明の概要 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、アクセス
時にアクチュエータから発するアコースティックノイズ
を、簡単な回路構成にて抑圧可能なフォーカスサーボ装
置を提供することを目的どする。

本発明によるフォー力スナーボ装置は、フォーカスエラ
ー信号の特定周波数帯域の信号レベルを減衰せしめる減
衰手段をサーボループ内に有し、この減衰手段を記録情
報検出用スポット光を目標位置まで移動させるアクセス
時に活性化する構成となっている。

友−Ｊｌ引 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。

第１図において、ピックアップ１内の例えばレーザダイ
オード２から発せられたレー（ア光線は、プリズム３、
トラッキングミラー４及び対物レンズ５等を経、記録情
報検出用スポット光となって記録ディスク６の記録トラ
ック（ビット列）７上に照射される。このスポット光に
よる反射光は、対物レンズ５、トラッキングミラー４、
プリズム３及びシリンドリカルレンズ８を経てピックア
ップ１に内蔵されたフォトダイオード等からなるいわゆ
る４分？Ｉ　Ｆイテクタ９に入射する。４分割ディテク
タ９の各出力はフォーカスエラー信号生成回路１０に供
給され、当該生成回路１ｏにおいてピックアップ１から
発せられるレーザビームの収束点のずれ方向及びずれ品
に応じたフォーカスエラー信号が生成される。このフォ
ーカスエラー信号は安定なサーボ特性を得るために設け
られたイコライ１１回路１１介して減衰手段としてのノ
ツチフィルタ１２に供給される。

ノツチフィルタ１２はフォーカスエラー信号の特定周波
数帯域の信号レベルを減衰Ｖしめるためのものであり、
ループ内に直列に挿入された抵抗Ｒ＋　、Ｒ２と、これ
ら抵抗の共通接続点と接地間に直列接続されたコイルし
、コンデンサＣ及びトランジスタＱとから構成され、記
録情報検出用スポット光を目標位置まで移動させるアク
セス時に図示ぼぬコントローラから供給されるコン１へ
ロール信号に応答してトランジスタＱがオン状態となる
ことによって活性化される。ノツチフィルタ１２を経た
フォーカスエラー信号はアクチュエータ駆動回路１３に
供給され、ピックアップ１内の対物レンズ５をその光軸
方向に変位せしめるアクチュエータ（図示せず）を駆動
する。

次に、本発明によるフォーカスサーボ装置の動作につい
て説明づる。

記録情報検出用スポット光を目標位置まで移動させるア
クセス時には、先述した如くトラッキングサーボループ
はオーブン状態にあるため、トラッキングエラー信号が
フォーカスサーボ系にクロストークすることになる。こ
れは、ピックアップ１とフォーカスエラー信号生成回路
１０のエラー信号生成方式によって程度の差はあるが、
本実施例のように、シリンドリカルレンズ８及び４分割
ディテクタ９を用いた非点収差によるフォーカスエラー
信号生成方式では、レンズの収差、ピックアップ１の調
整ズレ等、又ディスクの面ブレやピックアップ１に対す
る傾き等が原因となってクロストークが発生する。この
クロストークは、アクセス時に、ピックアップ１とディ
スクとのディスク半径方向における相対的移動速度（ア
クセススピード）とディスクのトラックピッチで決まる
周波数の信号となってフォーカスサーボ系に悪影響を及
ぼし、第２図（Ａ＞に示すように、フォーカスエラー信
号にノイズとして重畳されることになる。

第２図（Ａ＞はフォー力スナーボ系のクローズトループ
１Ｓ性を示したもので、サーボ帯域より高域にクロスト
ークノイズが生ずる。クロストークノイズの周波数はア
クセススピードにもよるが、例えばディジタルオーディ
オディスクの場合、はぼ数ＫＨ２〜２０　Ｋ、　ＨＺ位
の帯域に生ずる。ここで、ピックアップ１の移動速度を
一定とすれば、クロストークノイズの発生する帯域もあ
る範囲内にほぼ一定となる。このクロストークノイズが
対物レンズ５の駆動時にアクチュ■−夕から発生づるア
コースティックノイズとなるのである。

ところが、本発明においては、アクレス時に供給される
コントロール信号によりノツチフィルタ１２が活性化さ
れ、クロス１−一りノイズのレベルを減衰せしめる動作
が行なわれる。ノツチフィルタ１２は第２図（Ｂ）に示
す如き特性を有し、そのトラップ周波数はコイルし及び
コンデンサＣの直列共振周波数によって定まる。コイル
Ｌ及び］コンデンサの各定数はクロストークノイズの周
波数、づなわちピックアップ１のアクセススピード及び
ディスクのトラックピッチに応じて設定される。このノ
ツチフィルタ１２の作用により、第２図（Ｃ）に示すよ
うに、クローズトループのサーボ帯域内は何ら変化させ
ることなく、クロストークノイズ成分だけを減衰できる
ことになる。その結果、クロストークノイズによりフォ
ーカスアクチュエータから発せられるアコースティック
なノイズを抑圧できるのである。

発明の効果 以上３（明したように、本発明によるフォーカスサーボ
装置によれば、アクセス時にフォーカスエラー信号に発
生するクロストークノイズを簡単な回路構成にて減衰で
きるので、アクセス時にアクチュエータから発するアコ
ースティックノイズを容易にかつ低コストにて抑圧でき
る。また、クロストークノイズはピックアップの調整ク
リアランス、レンズ等の性能によって大きくなる可能性
があるが、かかるフォーカス丈−ボ装置を用いることに
より、実用上クロストークノイズを減衰できるので、ピ
ックアップに対する使用条件を緩和できることにもなる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図（Ａ）
は本発明を適用前のｌナーボ系のクローズトループ特性
を示す図、図（８）は第１図におけるノツチフィルタの
特性を示す図、図（Ｃ）は本発明を適用後のサーボ系の
クローズトループ特性を示す図である。 主要部分の符号の説明 １・・・・・・ピックアップ ５・・・・・・対物レンズ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ピックアップから照射される記録情報検出用スポ
   ット光をフォーカスエラー信号に応じて記録ディスクの
   記録面上に正しく収束せしめるべく制御するフォーカス
   サーボ装置であつて、前記フォーカスエラー信号の特定
   周波数帯域の信号レベルを減衰せしめる減衰手段をサー
   ボループ内に有し、前記減衰手段は前記記録情報検出用
   スポット光を目標位置まで移動させるアクセス時に活性
   化されることを特徴とするフォーカスサーボ装置。
2. （２）前記特定周波数帯域は前記ピックアップと前記記
   録ディスクとのディスク半径方向における相対的移動速
   度及び前記記録ディスクのトラックピッチにより決定さ
   れることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のフォ
   ーカスサーボ装置。