JPS61190128A - 多気筒内燃機関の調速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、各気筒の燃料噴射弁にそれぞれ燃料噴射量増
減用コントロールレバーを備え、全コントロールレバー
を１本のコントロールロッドで同時回動させる多気筒内
燃機関の調速装置に関する。

（従来技術及びその問題点） 第４図に示ずように、断面形状円形のコントロールロッ
ド１７には各気筒用のアジャストピン２７が設けられ、
アジャストピン２７には各燃料噴射弁２８のコント［ｌ
−ルレバー３０が係合している。そしてコントロール０
ツド１７の回り止めとして、１ツド１７には軸方向に長
いすり割り孔５０を形成し、すり割り孔５０にローラピ
ン５１を挿入して位置決め及びガイドを行っている。

ところがすり割り孔５０及びローラピン５１を利用する
構造では、コントロールロッドの寸法精度上、製作作業
が極めて困難である。特に多気筒内燃機関では高精度が
要求される。

またロッドの摺動の円滑性を確保しようとすると、コン
トロールレバー等の部品寸法のばらつきによりロッドの
回転方向のがたが大きくなり、そのために各気筒の燃料
噴射量の均一化が損われる。

とくに微量噴射域での片肺運転あるいはハンチングの発
生の原因になる。

なお回転式コント［１−ル［コツトを利用したものもあ
るが、各噴射弁毎にビニオン・ラック機構を備えており
、そのために噴射弁自体が大変コスト高になる。

（発明の目的） （１）簡単かつ確実にコント［］−ルロツドの回転方向
の回り止めを行えるようにすると其に回転方向のがたを
少なくする。

（２）各部品寸法に多少のばらつきがあっても、コント
ロールコントを常に円滑に摺動できるように１６゜ （３）噴射量の調節作業を容易にする。

（目的を達成Ｊるための手段） 上記目的を達成するために本発明は、各気筒の燃料噴射
弁にそれぞれ燃料噴射ムｉ増減用コントロールレバーを
備え、全コントロールレバーを断面形状円形の１本のコ
ントロールコントの各アジャスタピンに係合し、ロッド
をロッド長ざ方向移動自在とづ−ると共に、機関回転数
の変化に応じて作動するガバナスリーブに連動連結し、
コントの良さ方向の移動により各＝■ン１〜［１−ルレ
バーを同時に回動させて燃料噴射量を調節する多気筒内
燃機関の調速装置において、ガイド球を一体的に備えた
基準ピンをコントに固着し、ロッドの長さ方向と平行な
凹溝を有するガイドレールを機関部分に固定し、ガイド
球を上記凹溝に溝Ｉ（さ方向移動自在に嵌合している。

（実施例） 第１図は船内外機に本発明による調速装置を備えた例で
あり、この第１図において、複数個のガバナウェイト１
はピン２を介してガバナウェイトサポート３に回動自在
に支持されており、ナポート３は垂直なガバナ駆動軸５
に一体的に固着され、駆動軸５は軸受（図示せず）を介
して取付台６に回転自在に支持されている。駆動軸５の
上端部にはタイミングベルトプーリ７が固着され、プー
リ７はタイミングベルト８を介してクランク軸のプ−り
に連動連結している。駆動軸５の下端部にはスピンドル
１０が一体に形成されており、スピンドル１０にはガバ
ナスリーブ１１が上下方向移動自在に嵌合している。ガ
バナスリーブ１１は、ガバナ第２レバー１２、ガバナ第
２レバー１３、連結リンク１５及びガバナ第３レバー１
６を介してコント【］−ルロツド１７に連動連結してい
る。□第２レバー１３は第１図の紙面と平行な水平ピン
（図示せず）に回転自在に支持されており、第ルバー１
２の先端部の上面はスリーブ１１の下端面に当接してい
る。第２レバー１３はアーム１８を介してレギ」レータ
軸１９に回動自在に支持されており、その一端部の上面
は第ルバー１２の下端面に当接し、他端部は連結リンク
１５の一端部に枢着連結している。第３レバー１６はピ
ン２０に回動自在に支持されており、その一端部はリン
ク１５の他端部に枢着連結し−（いる。第３レバー１６
の他端部には係合溝２１が形成されでおり、係合溝２１
は燃料噴射量増減用コントロールロッド１７の係合ピン
２２に係合している。

コントロールコント１７は断面形状円形に形成されると
共に垂直に配置されており、機関！ｉ！４（７）上下２
箇所のボス部２３に上Ｆ方向移動自在に挿入されている
。ロッド１７の上端部は上側ボス部２３より上方に突出
し、ロッド１７の上端縁にはばね受け２５が設置ノられ
ている。２６はスタートステリングであって、始動時の
燃料増量及びがた取りの機能を果す。

ロッド１７には各気筒用のアジャスタピン２７がロッド
１７と直角に設りられ、各アジャスタ・ピン２７には各
燃料噴射弁（ユニットインジェクター）２８のフントロ
ールレバー３０が係合している。

ロッド１７に対するアジャスタピン２７の上下方向の取
付位置は、基準固定ピース３１及び調節ねじ３２により
微調節できるようになっている。

即ちアジャスタピン２７が固着されたアジャスタ３３に
は上下方向に長いボルト孔３４が設けられ、該ボルト孔
３４に取付ポルｉ〜３５が挿通されている。ボルト３５
はロッド１７に螺着される。一方固定ピース３１は、ア
ジャスタ３３よリート方の位置にボルト３６によって上
下方向移動不能に固定されており、アジャスタ３３の下
部のめねじ部と固定ピース３１の上部のめねじ部にねじ
３２の上下のねじ部３２ａ１３２ｂがそれぞれ螺合して
いる。上下のねじ部３２ａ１３２ｂは互いに反対巻きの
ねじである。即ち上部ねじ部３２ａが右ねじであるど下
部ねじ部３２ｂは左ねじである。

本発明の要部であるコントロールロッドの位置決めガイ
ド機構は、ガイド球（鋼球）３８を一体に備えた基準ピ
ン３９と、凹溝４０を有するガイドレール４１等から構
成されている。レール４１は溝４０がロッドと平行にな
るように垂直姿勢に配置されており、その長ざはロッド
１７の摺動範囲よりも長い。

第２図において、レール４１は汁カピン４５により位置
決めされると共に、ボルト４３により機関壁４部分に固
着されている。満４０の断拘形状はロッド１７側に向い
て開［１する］の字形に形成されている。基準ピン３９
は水平な姿勢でロッド１７と直角に配置されており、そ
のおねじ部３９ａが［ｌラド１フに螺着されている。ガ
イド球３８は基準ピン３９の先端部に溶着されており、
溝４０内に上下方向移動自在に嵌合している。溝４０の
深さはガイド球３８の直径よりも大きく形成されており
、溝４０の底面とガイド球３８の先端部の間には隙間ｄ
が隔てられている。３９ｂはピン３９のつば部である。

第３図において、各コントロールレバー３０は各燃料噴
射弁２８に回動自在に支持されており、その先端係合長
溝３０ａがアジャスタピン２７に係合している。コント
ロールレバー３０の回動により弁２８内の燃料油路の断
面積を増減し、燃料噴射量を増減する。

各噴射弁２８は気筒毎に配置されている。

（作用） 機関回転数が増加するとガバナウェイト１が拡開し、ガ
バナ第ルバー１２のガバナスプリング（図示せず）の弾
性力に抗してスリーブ１１及び第２レバー１３を押し下
げ、第２レバー１３を矢印■方向に回動させ、さらにリ
ンク１５及び第３レバー１６を介してコントロールロッ
ド１７を押し下げる。ロッド１７の下降により、第３図
の全コントロールレバー３０を同時に燃料減方向に回動
させる。

機関回転数が減少した時には、ガバナウェイト１が閉じ
るとこにより各レバー１２．１３．１６を介してロッド
１７が上昇し、コントロールロッド３０を燃料増方向に
回動させる。

上記のようなロッド１７の上下方向の摺動において、ガ
イド球３８は溝４０に係合することによりロッド１７の
回り止め作用を果たすと共に、溝４０内を上下方向に円
滑に摺動する。

ガイド球３８の先端と溝４０の底面との間は隙間ｄを隔
てているので、レール４１の取付時に、例えば基準ピン
３８に対してピン３８とは別の基準面から取付けること
により、溝４０の深さ方向のばらつきが有っても、その
ばらつきは隙間ｄで吸収される。

またレール取付時にロッド１７に対して平行度−〇　− のばらつきがあっても、ガイド球３８が溝４ｏに係合し
ていることににす、ガイド球３８が適当に回動するため
、基準ピン３９が多少軸いてもロッド１７の摺動に支障
になることはない。

次にアジャスタピン２７の位ｆｆ１１節について説明春
、る。アジャスタ３３のボルト３５を緩め、調節ねじ３
２を例えば右回転させることによりアジャスタ３３を下
方に移動させる。あるいは反対に左回転させることによ
り、アジャスタ３３を上方に移動させる。しかる後にボ
ルト３５を締っけ′る。

このようにアジャスタピン２７の位置を簡単かつ正確に
微調節できることにより、各気筒の燃料噴射量のばらつ
きを小さくすることができる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明は、各気筒の燃料噴射弁２８
にそれぞれ燃料噴射最増減用コントロールレバー３０を
備え、全コントロールレバー３゜を断面形状円形の１本
のコントロールロッド１７の各アジャスタピン２７に係
合し、ロッド１７をロッド長ざ方向移動自在とすると共
に、機関回転数の変化に応じて作動するガバナスリーブ
１１に連動連結し、ロッド１７の長さ方向の移動により
各コントロールレバー・３０を同時に回動させて燃料噴
射量を調節づる多気筒内燃機関の調速装置において、ガ
イド球３８を一体的に備えた基準ピン３９をロッド１７
に固着し、ロッド１７の長さ方向と平行な凹溝４０を有
Ｊるガイドレール４１を機関部分に固定し、ガイド球３
８を凹溝４０に溝長さ方向移動自在に嵌合しているので
次のような利点がある。

（１）断面形状円形のロッド１７を利用しているので、
ロッド１７の製造及び摺動自在な取付番ノを簡単かつ正
確に行なうことができ、また基準ピン３９及びレール４
１を設けていることにより、ロッドの回転方向の回動を
防ぎ、がたを少なくすることができる。

（２）ロッド１７の位置決めガイド機構どして゛球３８
と溝４０を組合せているので、レール゛４１等の部品寸
法あるいは取付寸法に多少のばらつきがあっでも、球３
８の溝４０内の回動にＪ：り上記ばらつぎを吸収できる
。

即ち多少の寸法誤差が有ってもロッド１７の摺動の円滑
性を充分に確保できる。

（３）ロッド１７の円滑な摺動性能を確保できることに
にす、アイドル回転時のにうに低速時の性能を向上させ
ることができる。

例えば燃料機ガｌ噴射域での片肺運転あるい（よハンチ
ング現象をなくずことができる。

（４）アジャスタピン２７と］ント１」−ルレバー３０
の係合を利用してコントロールレバー３０′にガバナフ
ォースを伝達するにうにしているので、ラック・ビニオ
ンを利用する場合に比べ、部品コストが安くなる。

【図面の簡単な説明】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　各気筒の燃料噴射弁にそれぞれ燃料噴射量増減用コン
   トロールレバーを備え、全コントロールレバーを断面形
   状円形の１本のコントロールロッドの各アジャスタピン
   に係合し、ロッドをロッド長さ方向移動自在とすると共
   に、機関回転数の変化に応じて作動するガバナスリーブ
   に連動連結し、コントロールロッドの長さ方向の移動に
   より各コントロールレバーを同時に回動させて燃料噴射
   量を調節する多気筒内燃機関の調速装置において、ガイ
   ド球を一体的に備えた基準ピンをコントロールロツドに
   固着し、ロッドの長さ方向と平行な凹溝を有するガイド
   レールを機関部分に固定し、ガイド球を上記凹溝に溝長
   さ方向移動自在に嵌合したことを特徴とする多気筒内燃
   機関の調速装置。