JPH0350336A - 内燃機関用遠心力式調速機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディーゼル機関用燃料噴射装置の燃料噴射量
を制御する遠心力式調速機に関するもの゛である。

〔従来の技術〕

ディーゼル機関用燃料噴射装置では、所定の条件下（高
度、低温時、過給機付エンジン等）に対して、その条件
に見合った噴射量となるように遠心力式調速機により制
御しており、この遠心力式調速機では全負荷特性はカム
によって制御される。

この形式としては、カムおよびこのカムに沿って移動す
るストッパのいづれかに回転速度依存性をもたせるもの
で、ストッパに依存させるものとしては実公昭６２−３
３０８　ｅ号公報、またカムに依存させるものとしては
特公昭５１−３６２１５号公報が各々公知である。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、前者のものでは、全負荷特性をフローテ
ィングレバーの上下動により得るため、フローティング
レバーの重量が特性のヒステリシスに大きく影響し、ま
た、後者のものでは、ウェイトストロークによりカムを
回動さセて全負荷特性を得ているが、アジヤスティング
レバーの揺動によりカムを回動するため、アジヤスティ
ングレバーの位置により全負荷特性が影響を受＆Ｊると
いう問題がある。

そこで、本発明では、フローティングレバーの重量およ
びアジヤスティングレバーの位置によって全負荷特性が
影響を受けることのない遠心力式調速機を提供すること
を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明では、フライウェイト
の推力により移動されるコントロールスリーブの動きを
、揺動可能な中間レバーを介し−ζコントロールラック
に伝え、アジヤスティンブレバーの位置により前記中間
レバーのレバー比を変化させるとともに、全負荷時には
エンジン回転数の変化に伴ってカム手段のカム面に沿っ
て前記コントロールランクの位置を制御するようにした
内燃機関用遠心力式調速機において、 前記中間レバーおよびアジヤスティングレバーと独立に
エンジン回転数に応じて回転駆動されるカムレバーを設
け、このカムレバーによす前記カム手段の位置を制御す
るようにしたことを特徴とする内燃機関用遠心力式調速
機を特徴とする。

〔実施例〕

次に、第１図を用いて本発明の詳細な説明する。第１図
は本実施例の構成を示す断面図である。

第１図において、図示しない機関の回転数が上昇すると
フライウェイト１１が外方に移動してコントロールスリ
ーブ１２が左方へ移動する。これによって、中間レバー
１３がピン１８を支点として時計回り方向に回動してコ
ントロールラック１４が燃料減方向（右方）に移動し、
またカムレバ−２１もピン２３を支点として時計回り方
向に回動する。

アジヤスティングレバー１５と一体的に回動するレバー
１６の端部にはコンｌロールレバー１７が回動自在に連
結されており、コントロールレバー１７の端部にはピン
１８に゛ζスライダー１９が取付けである。そしてピン
１８はプレート２０の案内溝２０ａに摺動可能に嵌合さ
れ、アジヤスティングレバー１５を全負荷側（反時計回
り方向）へ回動することにより、ピン１８が案内溝２０
ａに案内されて下方へ移動すると共にスライダー１９も
長溝１３ａ内を下方に移動する。

カム円板２５はピン２６によって回動自在によって支持
されるとともに、レバー２４を介してカムレバー２１に
よって回動される。カム円板２５にはカム面２５ａ、２
５ｂが形成されており、このカム面２５ａ、２５ｂには
係合部材２７の先端部２７ａが係合する。

係合部材２７はピン２８によって回動自在に支持される
とともに、カム面２５ａ、２５ｂと係合する先端部２７
ａと反対側の端部２７ｂはコントロールラック１４に固
定されたピン３３をガイドする。

また、保合部材２７を支持するピン２８は、ピン２９に
よって回動自在に保持されたレバー３２によってその位
置が調整される。レバー３２の一端３２ａは外部に延出
しており、この端部３２ａはスプリング３１によって一
方向へ付勢されるとともに、その位置は調整ねじ３ｏに
よって調整される。

次に、本実施例の作動を第２図とともに説明する。

エンジン停止の状態ではフライウェイトは全閉しており
、この状態でアジヤスティングレバー１５をフル位置ま
で倒すとスライダー１９はカムプレート２０案内溝２０
ａに従って中間レバー１３の長溝１３ａ内を下方に摺動
する。このため中間レバー１３は支点２２を中心に反時
計回りに回動し、コントロールラック１４は燃料増方向
（図中左方）に移動する。ここで、コントロールラック
１４の移動量は係合部材２７によって規制され、この保
合部材２７は先端部２７ａがカム円板２５のカム面２５
ａに従うことにより規制される。

（第２図のＡ） 始動後、アジヤスティングレバー１５をアイドル位置に
戻すとスライダー１９は中間レバー１３の長溝１３ａ内
をカムプレート２０の案内溝２０ａに従って上方に摺動
し、コントロールラック１４をアイドル側（図中右方）
に引っ張る。そのため、係合部材２７は反時計回りに回
動し、先端部２７ａはカム面２５ａから離れ、アイドル
制御を開始する。（第２図のＢ） アイドルの状態からアジヤスティングレバー１５をフル
側に倒すと、スライダー１９はカムプレート２０の案内
溝２０ａに従って中間レバー１３の長溝１３ａを下方に
摺動する。このため、支点２２を中心に中間レバー１３
は反時計回りに回動し、コントロールラック１４を燃料
増方向へ押し出す。そして、コントロールラック１４の
動きに伴い、係合部材２７が時３１回りに回動し、先端
部２７ａがカム面２５ａに当接し、これによってコント
ロールラック１４の動きが停止する。さらにアジヤステ
ィングレバー１５をフル側に倒すと、回転できなくなっ
た中間レバー１３の長溝１３ａ内をスライダー１９のみ
が下方へ摺動する。これにより、カムプレート２０もス
ライダー１９の動きにつれて支点２０ｂを中心に反時計
回りに回転させられる。

ポンプ回転速度が上昇していくと、フライウェイ＋何１
は回転速度に応しζ広がり、これに伴って支点２２は左
方へ移動する。

この動きが中間レバー１３に伝わると、カムプレート２
０は支点２０ｂを中心に時計回り方向に回転し、中間レ
バー１３は上方へ移動し、コントロールラック１４の位
置が制御される。

一方、支点２２の左方への動きは、カムレノ（−２１を
支点２３を中心として時計回りに回転させ、この動きは
さらにレバー２４を介してカム円板２５を支点２６を中
心として反時計回りに回転させる。

中間レバー１３の動きによって制御されるコントロール
ラック１４の位置は、係合部材２７の先端部２７ａがカ
ム面２５ｂの凹凸に従うことにより制御される。そして
、カムプレー１・２０がストッパ３４に当たると全負荷
制御は終了する。（第２図のＣ） なお、係合部材２７の支点２８の位置は調整ねじをねじ
込むことにより調整される。

さらに、回転数が上昇し、所定の値に達すると、中間レ
バー１３はスライダ１８を中心として時計回り方向に回
転し、その結果コントロールラ・ンク１４は噴射量減方
向に引っ張られ係合部材２７の先端部２７ａはカム面２
５ｂから離れる。（第２図のＤ） 本実施例によれば、フライウェイト１１の移動によって
回動されるカムレバー２５を中間レバー１３およびアジ
ヤスティングレバー１５と独立に取り付け、このカムレ
バー２１によりカム円板２５を回転さ−Ｕ、このカム円
板２５に形成されたカム面２５ａ、２５ｂに係合部材２
７の先端部２７９ ａを係合させることにより、全負荷時のコントロールラ
ック１４の位置を制御するようにしているので、中間レ
バー１３にアームを取り付けて、このアームをカム面に
係合させた構成のように中間レバー１３の重量によるヒ
ステリシスが生じることがなく、またアジヤスティング
レバー２５を回動してもカムは回動することがないので
、コントロールラック１４の位置を精度良く制御するこ
とができる。また、係合部材２７の支点２８の位置は外
部より調整ねじ３０によって調整することができるので
、微調整も容易に行うことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、中間レバーおよ
びアジヤスティングレバーと独立に設けたカムレバーに
よりカム手段の位置を制御し、全負荷時にはカム手段の
カム面に沿ってコントロールラックの位置を制御するよ
うにしているので、中間レバーの重量によりヒステリシ
スが生じることがなく精度良くコントロールラックの位
置を制御０ 御することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の構成を示す模式図、第２図は
第１図に示す実施例の回転数とコントロールラックの位
置との関係を示す特性図である。 １１・・・フライウェイト　１２・・・コントロールス
ＩＪ−７’、１３・・・中間レバー、１４・・・コント
ロールラック、１５・・・アジヤスティングレバー　２
１・・・カムレバー、２５・・・カム円板、２５ａ、２
５ｂ・・・カム面、２７・・・係合部月。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フライウェイトの推力により移動されるコントロールス
   リーブの動きを、揺動可能な中間レバーを介してコント
   ロールラックに伝え、アジャスティングレバーの位置に
   より前記中間レバーのレバー比を変化させるとともに、
   全負荷時にはエンジン回転数の変化に伴ってカム手段の
   カム面に沿って前記コントロールラックの位置を制御す
   るようにした内燃機関用遠心力式調速機において、前記
   中間レバーおよびアジャスティングレバーと独立にエン
   ジン回転数に応じて回転駆動されるカムレバーを設け、
   このカムレバーにより前記カム手段の位置を制御するよ
   うにしたことを特徴とする内燃機関用遠心力式調速機。