JPS61190010A - 高炉据付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高炉を改修、新設する際の本体の据付方法に
関する。

（従来の技術〕 最近、高炉本体の据付けは、作業工程の短縮をされてい
るように、マンテルを炉底マンテルとシャフトマンテル
に二分割し、同時作業を行なう工法が採用されるように
なった。

この工法は、まず、第５図に示すように、基礎２２上に
炉底マンテル１からシャフトマンテル２まで据付けた後
、下部安全デツキ３をシャフトマンテル２に取付け、下
部安全デツキ３の下面に配設したホイスト４により、羽
口ステープ５から炉腹ステーブ６までを順次取付ける。

羽口ステープ５から炉腹ステーブ６まで取付けると同時
に第６図に示すシャフトマンテル７及び８を取付ける。

次いで、下部安全デツキ３を下方に移設した後、第７図
に示すように炉底れんが９の積み作業を行ないながらガ
ス捕集マンテル１０を据付ける。この後上部安全デツキ
１１．ガス捕集マンテル１２を順次取付け、ゴンドラ１
３を作業用足場として、ホイスト１４によりシャフトス
テーブを取付けて行く方法である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

据付け、炉腹ステーブまでの据付け、及び炉底れんが積
みの工程からなり、これらの各工程は前工程を終了した
のちに次工程に入るというクリティカルパスであって、
高炉据付けの期間が必然的に長くなるという欠点がある
。とくに、この工法においては、安全デツキをシャフト
マンテルに取付けて炉腹ステーブを取付けた後、炉底れ
んが積み作業を開始する必要がある点が全工程を短縮す
るに当たって解決しなければならない問題点である。

本発明の目的は、全工程におけるクリティカルパスをで
きるだけなくし、安全と確実性を維持しつつ高炉据付け
の工程を短縮し、同時作業による効率化を更に高めるも
ので、とくに全工程に占める時間的な比率が高い炉底れ
んが積み作業の早期開始を可能にする方法を提供するこ
とにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、設置したマンテルの上部、中部、下部の３個
所に各部分の作業進行のための安全デツキを取付け、ス
テーブ取付工程をクリティカルパスより排除するするこ
とによって、下部安全デツキ取付は直しとそれ以降の炉
底れんが積み作業の早期開始を可能にしたものである。

以下、本発明による高炉据付方法を第１図から第４図に
示す工程図に基づいて説明する。

まず、第１図を参照して、基礎２２上に炉底マンテル１
及び羽口マンテル１５を据付けた後、シャフトマンテル
設置と炉底れんが積みのための下部安全デツキ３を炉底
マンテル１に取付ける。

下部安全デツキ３の取付けが終了したのち、第２図に示
すように、ベルトコンベアのような適宜な搬入手段２３
によって出銑口１６より炉底れんが２４を取り込み、テ
ーブルリフタ１７によって炉底へれんがを降ろし、ホイ
スト１８によりれんが積み作業を行なう。れんが積み作
業を行っている間、下部安全デツキ３上にゴンドラ１３
を設置し、朝顔、炉腹及びシャフト部を形成するシャフ
トマンテル２の据付けの作業も同時に行った後、中部安
全デツキ１９を上部マンテル２の上縁部に取付ける。

中部安全デツキ１９を取付けたのち、第３図に示すよう
に、中部安全デツキ１９を利用し、その下面に配設した
ホイスト２０によって羽口ステープ５から炉腹ステーブ
６までを取付けながら、シャフトマンテル８．上部安全
デツキ１１及びガス捕集マンテル１２を順次取付けて行
（。ガス捕集マンテル１２の据付けを完了した後、上部
安全デツキ１１を利用して、下部安全デツキ３上に設置
していたゴンドラ１３を吊下ワイヤ２５に取付け、同吊
下ワイヤ２５の上端を同ガス捕集マンテル１２に取付は
ゴンドラ１３を吊下げる。

ゴンドラ１３を吊下げた後、中部安全デツキ１９に取付
けたホイスト２０を利用して、第４図に示すように下Ｕ
安全デツキ３を上方へ移動させ、炉腹ステーブ６に取付
け、炉底れんが積み作業を続行する。

この間、中部安全デツキ１９を解体し、上部安全デツキ
１１の下面に配設したホイスト１４によりゴンドラ１３
を作業用足場としてシャフトステーブ２１を取付け、高
炉本体の据付けの主要作業を終了する。

このように、炉底れんが積みを下部安全デツキせながら
、各部マンテルの据付けとそれに関連した工事を進行さ
せることができる。

〔発明の効果〕

本発明の据付方法によって、高炉据付工程のクリティカ
ルパスとなる炉底れんが積み作業を従来よりも早く開始
することができるほか、ステープ取付工程をクリティカ
ルパスより排除することができるため据付工程を著しく
短縮できる。従来の方法による工程よりも全体据付けの
ため７日間程度の期間短縮が可能となる。

このため高炉改修の際の高炉休止期間を短縮でき、製鉄
所の全体効率を向上できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図及び第４図は本発明による高炉
据付方法を示す図である。 第５図、第６図及び第７図は従来の高炉据付方法を示す
図である。 １：炉底マンテル　　　２：シャフトマンテル３：下部
安全デツキ　　１１：上部安全デツキ１９：中部安全デ
ツキ　　２１：シャフトステーブ特許出願人　　　　新
日本製鐵株式會社代理人　　手掘　益（ほか１名） 第２図 第３図　　　　　第４図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、マンテルを上下複数に分割して、同分割したマンテ
   ルを順次下方から組立て据付け、同マンテル内部に下部
   、中部、上部の３つの安全デッキを順次設置して行く高
   炉据付方法であって、前記下部安全デッキの設置ととも
   に炉底れんが積みを開始し、れんが積みの上部への進行
   と共に同下部安全デッキを上方に移設して炉底れんが積
   みを続行しながら、炉腹部ステーブ取付け及びシャフト
   上部マンテル据付けを行なうことを特徴とする高炉据付
   方法。