JPH08136154A - 工業窯炉用プレハブブロックとその施工方法および装置 - Google Patents

工業窯炉用プレハブブロックとその施工方法および装置

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JPH08136154A JP31685294A JP31685294A JPH08136154A JP H08136154 A JPH08136154 A JP H08136154A JP 31685294 A JP31685294 A JP 31685294A JP 31685294 A JP31685294 A JP 31685294A JP H08136154 A JPH08136154 A JP H08136154A
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本 愼 一 山
Hidenori Yamaguchi
口 英 則 山
Hiroyuki Kamoda
田 博 行 鴨
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレハブブロックを用いての施工を容易とす
るとともに、施工後プレハブブロック間のシール材の脱
落がなく、ガスリークの発生を防止することを目的とす
る。 【構成】 不定形耐火物により内部に所要数の吊持用ア
ンカ部材9、9…を配列埋設して形成された炉天井施工
用耐火物プレハブブロックにおいて、プレハブブロック
4のブロック本体5の側部接合面5aを、互いに隣接し
たとき上方が拡開する間隙10を形成するようテーパー
面としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工業窯炉用プレハブブロ
ックとその施工方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】反射炉をはじめ各種工業窯炉において
は、炉壁内面や炉天井に耐火物が施工されるが、近時、
主として炉天井の施工の合理化を図るため不定形耐火物
により内部にアンカ煉瓦あるいはアンカ金物等の吊持用
アンカ部材を配列埋設して所定の大きさ(通常1600
×600(mm)程度)に形成することによりブロック化
された耐火物プレハブブロック(以下単にプレハブブロ
ックという)を用いる施工が実用化されている。
【0003】従来の上記プレハブブロックを用いた炉天
井の施工は、図10に示すように事前にプレハブブロッ
ク1、1…と天井フレーム2とを予め一体化しておき、
炉の側壁部3、3の上部に上記天井フレーム2ごと吊り
上げて架設するようになされている。この吊り上げに
は、天井走行クレーン設備を有する工場であればその天
井走行クレーンにより、また天井走行クレーン設備がな
い場合にはトラッククレーンを用いて行なわれ、炉壁部
3、3の上部間に掛け渡すことにより施工することが一
般に行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来の施
工では、炉の新設時には他の障害となる設備類が存在し
ないので特別問題は生じないが、炉天井の補修時にはプ
レハブブロックを天井フレームごと外しかつ新たにプレ
ハブブロックを組付けた天井フレームを炉壁部3、3間
に掛け渡さなければならないため、炉の上方に存在する
建屋の付属物やその他ダクト等の既存物が障害となって
天井クレーン設備があったとしてもこれを使用すること
が難しく、またトラッククレーンを用いて施工しようと
しても、炉の上方に吊り代として広いスペースが存在し
ない限り施工することができないし、かつ炉の近くにト
ラッククレーンを据付け得るスペースがないとやはり施
工することができない。また仮にこれらクレーンを使用
し得たとしても、クレーンの運転席と天井施工部とが離
れており、そのため天井フレーム2の取付けが容易でな
いとともに危険を伴なうなどの種々の問題点があった。
【0005】一方、上記プレハブブロック1は、隣接す
るもの同士の側部接合面が垂直面で構成されているの
で、プレハブブロック1、1…間の接合部からのガスリ
ークを防止するために充填されるシール材が脱落しやす
く、ガスリークを生じやすいという問題があった。
【0006】本発明はこれに鑑み、プレハブブロックを
用いての施工を容易とすることを目的とするものであ
り、また他の目的は、施工後プレハブブロック間のシー
ル材の脱落がなく、ガスリークを生じることのない工業
窯炉用プレハブブロックとその施工方法および装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として本発明は、不定形耐火物に
より内部に所要数の吊持用アンカ部材を配列埋設して形
成された炉天井施工用耐火物プレハブブロックにおい
て、プレハブブロックのブロック本体の側部接合面を、
互いに隣接したとき上方が拡開する間隙を形成するよう
テーパー面としたことを特徴とする工業窯炉用プレハブ
ブロックと、炉の上方部に所要の間隔をおいてパイプ等
からなる吊持部材を配設し、その下方部に昇降装置を設
置し、この昇降装置上に傾斜用治具を設置してその上に
耐火物プレハブブロックを載置し、前記昇降装置を昇降
作動させたのち傾斜用治具を所定角度傾動させ、耐火物
プレハブブロックの吊持部を前記吊持部材に取付け、炉
天井を施工することを特徴とする工業窯炉用プレハブブ
ロックの施工方法と、さらにその施工装置として、昇降
装置と、この昇降装置上に載装される傾斜用治具とから
なり、上記傾斜用治具は、基台と、この基台の一端に傾
動自在に枢支されたプレハブブロク載置台と、この載置
台の自由端と前記基台とを連結するジャッキとで構成さ
れ、このジャッキの伸長作動により前記載置台上のプレ
ハブブロックを所望角度に傾斜させるようにしたことを
特徴とする工業窯炉用プレハブブロックの施工装置を提
供するにある。
【0008】
【作用】プレハブブロックによる炉天井施工には、炉床
部分に昇降装置を搬入し、その昇降装置の上部にプレハ
ブブロック載置台を水平状態とした傾斜用治具を載装し
てその載置台上に1個のプレハブブロックを載せ、つい
で昇降装置を上昇作動させて所定の高さ位置へ持ち上
げ、続いて傾斜用治具のジャッキを伸長作動して載置台
に炉天井施工に要する傾斜を与え、これによりプレハブ
ブロックもそれに応じて傾斜する。この状態を維持して
プレハブブロックの吊持部を炉の上方位置に予め配設さ
れている吊持部材に取付けてこの吊持部材に吊持させる
ようにして順次昇降装置および傾斜用治具を上げ下げし
ながらプレハブブロックを吊持部材に取付けて配列す
る。請求項1のプレハブブロックを用いるときは、その
側部接合面間の間隙内に上方からシール材を充填する。
この間隙はプレハブブロックの側面のテーパー面により
上方が拡開する形状をなしており、この間隙に充填する
シール材がくさび状となって介在することによりプレハ
ブブロック間から下方へ脱落することがない。請求項4
においてはプレハブブロックの側端面を互いに圧接させ
て取付け施工することによりガスリークのない状態に施
工することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0010】図1は本発明の請求項1に係るプレハブブ
ロック4の一実施例の外観を示し、図2はその一部を切
欠した断面図を示している。
【0011】このプレハブブロック4のブロック本体5
は、平面形状が矩形状で所要の厚みを有する略直方体形
状をなし、例えば長辺が1200mm程度、短辺が670
mm程度、厚さ290mm程度とされ、炉内に面する側(加
熱面側)がキャスタブル6(220mm厚)、背面側が比
重0.1〜0.3の耐火断熱材7(25mm厚)、その間
が比重0.8〜1.3の断熱キャスタブル8(45mm
厚)の積層構造とされており、内部に上端が吊持部とな
る所要数の吊持用アンカ部材9、9…が配列埋設されて
いる。
【0012】上記ブロック本体5の側部の接合面5a、
5aは、互いに隣接したとき図3に示すように上方が拡
開する間隙10を形成するようテーパー面とされ、この
テーパーは前記キャスタブル6の厚さの範囲で10〜2
0mmの勾配とされている。
【0013】前記吊持用アンカ部材9は、図1〜図3に
おいてはアンカ煉瓦を用いた場合を示しており、ブロッ
ク本体5が前記寸法を有するとき2列4行の計8個のア
ンカ煉瓦が用いられ、その上端の顎部9aは耐火断熱材
7の表面から60mm程度突出されており、この顎部9a
と、炉の上方部に前記アンカ部材9、9…の配列間隔に
合うように配設されているパイプ等の吊持部材11、1
1…とを吊持金具12、12…を用いて吊持するように
なっている。上記アンカ煉瓦自体の構成は既存のものと
同様に周面に凹凸条9b、9cが形成されたのもであ
る。
【0014】上記吊持用アンカ部材9としては、アンカ
煉瓦に限らず、例えば図4に断面を示すようにY形のス
タッド13、13…を用い、このスタッドを図5のよう
にそのY形の脚部分13a、13aの向が互い違いに9
0°異なるようにしてブロック本体5に埋設するように
する場合もある。また吊持用アンカ部材9と吊持部材1
1との結合についても、図3に示すようなたすき掛けに
よるもの、あるいは図4に示しているようなフック構造
のものなど適宜な吊持金具の使用が可能であり、番線に
よる結着であってもよい。
【0015】上記プレハブブロック4を炉の天井に施工
する際に用いる施工装置は、図6に示すように移動可能
とされる昇降装置14と、この昇降装置14の上部に載
置される傾斜用治具15とからなっている。
【0016】上記昇降装置14は、Xリフタを用いてお
り、下部には移動を円滑にするため車輪16、16…を
有し、上部には治具置台17を備えている。この昇降装
置14は、このほか油圧ジャッキによる昇降台、その他
適宜な構造のものを用いることができる。
【0017】傾斜用治具15は、図7に示すように前記
昇降装置14の治具置台17上に載装し得る大きさの基
台18と、この基台18の一端に軸19により傾動自在
に枢支されたプレハブブロック載置台20と、この載置
台20の自由端と基台18とを連結するジャッキ21
(油圧、空圧作動)とで構成され、このジャッキ21の
伸長により前記載置台20上のプレハブブロック4を所
望の角度、すなわち吊持部材11、11…の傾斜角に合
う角度に傾斜されるようになっている。また前記基台1
8の下部には、昇降装置14の治具置台17上で位置を
調整するため車輪22、22…(キャスタ)を有してい
る。
【0018】したがって前記のプレハブブロック4を用
いて炉の天井部を施工するには、図6にその施工過程を
示すように、炉床部分に昇降装置14を搬入し、その昇
降装置14の治具置台17上に傾斜用治具15を載せ、
この治具15のプレハブブロック載置台20上に1個の
プレハブブロック4を載置する。
【0019】ついで昇降装置14をプレハブブロック4
を取付けるべき箇所へ移動させ、昇降装置14を上昇作
動させて所定の高さ位置へ傾斜用治具15を持ち上げ、
続いて傾斜用治具15のジャッキ21を伸長作動させて
載置台20を施工に適する角度に傾斜させ、これにより
プレハブブロック4もそれに応じた角度に傾斜する。
【0020】この状態を維持してプレハブブロック4の
吊持用アンカ部材9、9…を炉の上方位置に予め配設さ
れている吊持部材11、11…(パイプ)に吊持金具1
2、12…により取付けることによりプレハブブロック
4が吊持部材11に吊持される。
【0021】こうして順次昇降装置14および傾斜用治
具15を上げ下げしながらプレハブブロック4を1個ず
つ吊持部材11に吊持して行く。
【0022】上記のようにして配列状態に吊持されたプ
レハブブロック4、4…の側部間は、プレハブブロック
4のブロック本体5の側部接合面5aのテーパーにより
図3に拡大示すように上方が開拡する間隔10が形成さ
れ、この間隔10内に上方から例えばセラミック繊維材
入りキャスタブル等のシール材23を充填する。したが
ってシール材23の硬化後はシール材23がくさび状と
なってプレハブブロック4、4…間に介在し、下方へ脱
落することがない。
【0023】図8は上記施工方法によって天井施工する
場合のプレハブブロックの他の例を示す断面図で、この
プレハブブロック4Aは前記プレハブブロック4と同程
度の大きさ(例えば1260×1000mm)の鉄皮2
4の一面にアンカ金物25、25…が溶接により固着さ
れ、このアンカ金物25、25…をアンカとしてセラミ
ックファイバブロック26、26…が取付けられ、これ
らセラミックファイバブロック26、26…の加熱面側
には必要によりセラミックファイバベニヤリング27が
施されて表面が被覆されている。
【0024】上記鉄皮24の周縁部にはフランジ24
a,24aが立上げられており、隣接するプレハブブロ
ック4A同士のフランジ24a,24aをボルトで締着
して連結するようになっている。そしてセラミックファ
バーブロック26,26の端部は、前記鉄皮24の周縁
部より若干張り出した状態に取付けられており、隣接す
るプレハブブロック4Aを前記のように連結したときセ
ラミックファイバーブロック26同士が圧接状態になる
ように構成されている。
【0025】前記鉄皮24の外面には、前記吊持部材1
1、11…に取付けるための所要数(実施例では4個)
の吊持部28、28…が設けられている。この例におけ
る吊持部28は、鉄皮24に溶着された基部29の上面
に逆L字状を有する吊持金具30の下端のフランジ31
が4本のボトル32、32…により取付けられ、この吊
持金具30の上部の水平部30aにU字形の支持金具3
3の左右の脚部33a、33aが挿通され、この脚部3
3a、33aのネジ部にナット34、34を螺合するこ
とにより支持金具33に挿通する前記吊持部材11に締
着することができるようになっている。なお前記フラン
ジ31のボトル挿通孔を長孔としておくことにより、吊
持部28と吊持部材11との位置に若干のずれがあって
も取付けに支障がないようにすることができる。
【0026】上記プレハブブロック4Aを用いて炉天井
を施工するについても、前記プレハブブロック4の場合
に用いる施工装置により実施することができる。すなわ
ち昇降装置14の冶具置台17上に載置する傾斜用冶具
15にプレハブブロック4Aを鉄皮24を上にして置
き、昇降装置14により上昇させて天井の傾斜に合うよ
うに傾斜用冶具15の載置台20をジャッキ21により
傾斜させる一方、吊持部28の支持金具33を吊持部材
11にその下側から嵌めたのちその脚部33a、33a
を吊持金具30の下側からその水平部30aのボトル孔
に挿通し、ナット24、24により締着する。ついでそ
の吊持金具30のフランジ31とプレハブブロック4A
の鉄皮24に固着の基部29とをボルト32、32…で
固定することによりプレハブブロック4Aを取付けるこ
とができる。
【0027】こうして取付けられるプレハブブロック4
Aの互いに接合する側面は、セラミックファイバブロッ
ク26、26…の弾力により圧着され、隙間なく取付け
ることができる。
【0028】図9はその配列状態を示すが、この図9に
おいて35、35…はバーナを挿入するための孔であ
り、この孔35を形成するためのプレハブブロック4
B、4B…はその両端が孔35の形状の一半に相当する
形状に凹まされている。また天井の端部を構成するプレ
ハブブロック4C、4C…は、前記プレハブブロック4
Aの1/2幅とされている。
【0029】なお、上記作用の説明では、吊持部材1
1、11…が傾斜して配設された傾斜天井部へのプレハ
ブブロックの施工について説明したが、吊持部材11、
11…が水平に配設された水平天井部への施工の場合
は、傾斜用治具15を用いずに昇降装置14のみ使用し
て施工すればよく、また傾斜用治具15を昇降装置14
上に載装したままでそのプレハブブロック載置台20を
水平状態として使用してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、予め所定
の大きさに形成される耐火物製のプレハブブロックの互
いに隣接する側部接合面を、互いに隣接したとき上方が
拡開する間隙を形成するようテーパー面とし、この間隙
内にシール材を充填するようにしたので、シール材はく
さび状をなして下方への脱落が生じず、プレハブブロッ
クを用いても該ブロック間の隙間からのガスリークを皆
無とすることができる。
【0031】また本発明の装置によれば、炉の上方部に
配設された吊持部材の傾斜に合わせてプレハブブロック
を傾斜した状態に支持し、その状態下においてプレハブ
ブロックの吊持用アンカ部材を吊持部材に吊持金具によ
り取付けることができるので、重量の大きいプレハブブ
ロックであっても容易に取付けることができ、その施工
を高能率にかつ安全に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプレハブブロックの一実施例を示
す斜視図。
【図2】同、一部切欠断面図。
【図3】同、プレハブブロックの接合部の拡大断面図。
【図4】他の吊持用アンカ部材を用いた場合の一例を示
すプレハブブロックの断面図。
【図5】同、吊持用アンカ部材の配置の例示図。
【図6】図1のプレハブブロックの施工状況を示す斜視
図。
【図7】傾斜用治具の斜視図。
【図8】本発明の施工方法において用いるプレハブブロ
ックの他の例を示す断面図。
【図9】同、配列例を示す平面図。
【図10】従来の技術を示す説明図。
【符号の説明】
4,4A,4B,4C プレハブブロック 5 ブロック本体 6 キャスタブル 7 耐火断熱材 8 断熱キャスタブル 9 吊持用アンカ部材 10 間隙 11 吊持部材(パイプ) 12 吊持金具 13 スタッド 14 昇降装置 15 傾斜用治具 17 治具置台 20 プレハブブロック載置台 21 ジャッキ 23 シール材 24 鉄皮 25 アンカ部材 26 セラミックファイバブロック 27 ベニヤリング 28 吊持部 30 吊持金具 33 支持金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 本 愼 一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 山 口 英 則 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 鴨 田 博 行 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不定形耐火物により内部に所要数の吊持用
    アンカ部材を配列埋設して形成された炉天井施工用耐火
    物プレハブブロックにおいて、プレハブブロックのブロ
    ック本体の側部接合面を、互いに隣接したとき上方が拡
    開する間隙を形成するようテーパー面としたことを特徴
    とする工業窯炉用プレハブブロック。
  2. 【請求項2】炉の上方部に所要の間隔をおいてパイプ等
    からなる吊持部材を配設し、その下方部に昇降装置を設
    置し、この昇降装置上に傾斜用治具を設置してその上に
    耐火物プレハブブロックを載置し、前記昇降装置を昇降
    作動させたのち傾斜用治具を所定角度傾動させ、耐火物
    プレハブブロックの吊持部を前記吊持部材に取付け、炉
    天井を施工することを特徴とする工業窯炉用プレハブブ
    ロックの施工方法。
  3. 【請求項3】前記耐火物プレハブブロックのブロック本
    体の側部接合面が互いに隣接したとき上方が拡開するテ
    ーパー面とされている請求項2記載の工業窯炉用プレハ
    ブブロックの施工方法。
  4. 【請求項4】上記耐火物プレハブブロックは、鉄皮にア
    ンカ部材を介し加熱面側にセラミックファイバベニヤリ
    ングを有するかまたは有しないセラミックファイバブロ
    ックを配列固定し、鉄皮の外面に前記吊持部材に取付け
    る吊持部を有する請求項2記載の工業窯炉用プレハブブ
    ロックの施工方法。
  5. 【請求項5】昇降装置と、この昇降装置上に載装される
    傾斜用治具とからなり、上記傾斜用治具は、基台と、こ
    の基台の一端に傾動自在に枢支されたプレハブブロク載
    置台と、この載置台の自由端と前記基台とを連結するジ
    ャッキとで構成され、このジャッキの伸長作動により前
    記載置台上のプレハブブロックを所望角度に傾斜させる
    ようにしたことを特徴とする工業窯炉用プレハブブロッ
    クの施工装置。
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