JPS61189265A - インド−ル類の製造法 - Google Patents

インド−ル類の製造法

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JPS61189265A
JPS61189265A JP2645885A JP2645885A JPS61189265A JP S61189265 A JPS61189265 A JP S61189265A JP 2645885 A JP2645885 A JP 2645885A JP 2645885 A JP2645885 A JP 2645885A JP S61189265 A JPS61189265 A JP S61189265A
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JP
Japan
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catalyst
compound
reaction
raw material
ethylene glycol
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JP2645885A
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English (en)
Inventor
Takashi Jinbo
神保 隆志
Tadatoshi Honda
本多 忠敏
Kazuhiro Terada
寺田 和廣
Tomoyuki Ueno
知之 上野
Shinji Kiyono
真二 清野
Makoto Kotani
誠 小谷
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、香料やアミノ酸の合成原料として重要な化合
物であるインドール類をアニリン類とエチレングリコー
ル類を原料として製造する方法に関する。
(従来の技術) 従来より、インドール類を製造する方法は種々の方法が
知られている。最近に至り、安価な原料であるアニリン
類とエチレングリコール類を用い。
かつ短い工程でインドール類を製造する方法が提案され
、これらの方法に有効な触媒系が見出されてきた(例え
ば特公昭59−23306、特開昭56−150062
、特開昭57−206656等)。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らはこの反応について種々の検討を行ない、既
に反応系に水を添加すること、反応を加圧で実施するこ
となどにより反応のパフォーマンスを向上させうろこと
を明らかにしてきた(特開昭58−46067、特開昭
58−225061)。
更に、本発明者らは、アニリン類とエチレングリコール
類とを触媒の存在下、気相でインドール類を製造する方
法について種々検討し、この方法が触媒を用いた気相接
触反応であるため、反応器を必要な温度に保つよう反応
原料を反応温度上限以上に予熱してから反応器に導入す
るとインドール類の収率と選択率が大きく変動するとい
う問題があることを見出した。本発明の目的は、この問
題点を解決し高い収率および選択率をでインドール類を
得る方法を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明はアニリン類とエチレングリコール類トを触媒の
存在下に反応させてインドール類を製造するにあたり、
アニリン類とエチレングリコール類を含有してなる反応
原料混合物の最高到達温度を400℃以下とすることを
特徴とするイノドール類の製造法である。
本発明の方法において使用されるアニリン類は、(式中
、Rは水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アルキル基ま
たはアルコキシ基を示す)で表わされる化合物である。
例えば、アニリン、o −、m −もしくはp−トルイ
ジン、 o −、m−もしくはp−ハロアニリン+O+
m−モL<l!p−ヒ)”。
キシアニリン、 o −、m−もしくはp−アニンジン
等があげられる。
マタエチレンクリコール類ハ、エチレンクリコール、プ
ロピレングリコール、L2−フタンシオール、1,2.
4−フタントリオ−ル、グリセロール。
2.3−フタンジオール、ジエチレンクリコール等であ
る。
本発明の方法において使用される触媒の中、固体酸触媒
としては、(1) Si 、AI 、13.sb 、B
i 、Sn。
Pb 、Ga 、TI、In 、Sr 、Ca 、Zr
 、Be 、Mg、Y、Cu。
Ag、Zn、Cdおよびランタナイド元素から選ばれた
少なくとも1種の元素の酸化物または水酸化物(以下、
触媒物質(1)と称する)を含有する触媒、例えば、C
dO,ZnO,PbO2,Al203−B2O3゜S+
02−ZnO,5i02  CaO,S+02  In
2O3゜S 102−8rO、S 102−CdO、S
 102−Al 203 。
S Io 2  M g O+ T + 02  S 
n O2+ T + 02  Z r 02 +cao
2−Bi203.5i02−Y2O2,5i02 、B
i203−BeO,5i02−Ga203.5io2−
La203.5io2−Ce 2’03 、 S i0
102−Zn0−A 、 S i 02−MgO−Cu
O等を挙げる事が出来る。又、(2) Pd 、Pt 
Cr 、Fe 、Ni 、Co 、Zn 、Mo 、C
dおよびWから選ばれた少なくとも1種の元素の硫化物
またはセレン化物(以下、触媒物質(2)と称する)を
含有する触媒、例えば、PdS、PtS、CrS、Pe
S、NiS。
CoS 、 ZnS 、MoS2 、 CdS 、WS
2 、 Zn5e 、 CdSe等を挙げることが出来
る。また、(3) Fe 、TI 。
Ca 、Mn 、Bi 、St 、Y、AI 、Zn 
、Cd 、Ni 、Mg 。
In 、Be 、Co 、Gaおよびランタナイド元素
から選ばれた少なくとも1種の元素の無機塩、すなわち
ハロゲン化物、炭酸塩、硝酸塩、燐酸塩、ピロ燐酸塩、
燐モリブデン酸塩、珪タングステン酸塩(以下、触媒物
質(3)と称する)を含有する触媒、例えば、硫酸第二
鉄、硫酸タリウム、硫酸カルシウム、硫酸マンガン、硫
酸ビスマス、硫酸ストロンチウム、硫酸イツトリウム、
臭化カドミウム。
硫酸アルミニウム、硫酸亜鉛、硫酸ニッケル、塩化カド
ミウム、硫酸マグネシウム、硫酸インジウム、硫酸ベリ
リウム、硝酸カドミウム、硫酸コバルト、硫酸アルミニ
ウム亜鉛、塩化マグネシウム。
硫酸カドミウム、燐酸カドミウム等を挙げる事が出来る
更に、金属触媒としては、Cu 、Ag 、Pt 、P
d 。
Ni 、Co 、Fe 、 Ir 、Os 、Ru  
及びR,hから選ばれた少なくとも1種の元素(以下、
触媒物質(4)と称する)を含有する触媒を挙げること
が出来る。
前記の各触媒物質の群の中で、最も好ましく用いられる
ものとして、触媒物質(1)の群では。
S i0102−−ZnO−A、触媒物質(2)の群で
は、硫化カドミウムが、触媒物質(3)の群では、硫酸
カドミウムが、また、触媒物質(4)の群では比表面積
の大きな担体に担持したAgが挙げられる。
これらの触媒は、公知の任意の方法により製造すること
が出来る。即ち、触媒物質(1)は、触媒構成元素の水
可溶性塩を加水分解して水酸化物とし、得られたゲルを
乾燥、焼成する方法、または易分解性塩を空気中で熱分
解する方法等により製造することが出来る。
触媒物質(2)は、触媒構成元素の水可溶性塩に硫酸ナ
トリウムまたはセレン化カリウムを加える方法、または
、触媒構成元素または其の塩を硫化水素ガスまたはセレ
ン化水素ガスと接触させる方法等により製造することが
出来る。
更に、金属触媒である触媒物質(4)は、触媒構成元素
の塩、水酸化物または酸化物を水素、ホルマリン、蟻酸
、亜燐酸、ヒドラジ7等の還元剤で還元する方法等によ
り製造出来る。
これらの固体酸触媒または金属触媒は前記の触媒物質(
1)、  (2)、  (3)、  (4)を夫々単独
、あるいは2種以上混合したもの、または其れらを担体
に担持したものであっても良い。担体としては。
一般に使用されているものが何れも使用出来るが。
通常、珪藻土、軽石、チタニア、シリカ−アルミナ、ア
ルミナ、マグネシア、シリカゲル、活性白土、石綿等が
用いられる。これらの担体に前記触媒物質を常法により
担持させて担持触媒を調製する。
前記触媒物質の担体に対する担持量は特に制限はなく、
通常、担体に応じた適当量1例えば1〜50係の前記触
媒物質を担持させて良い。
本発明のインドールの製造方法においてアニリンとエチ
レングリコールとの反応は前記の触媒の存在下、気相で
実施されるが、固定層、流動層または移動層反応装置の
何れでも良い。
反応装置に導入するアニリノとエチレングリコールは、
アユ9フ1モルに対してエチレングリコール、0.01
〜1モルの範囲、好ましくは0.05〜0.5モルの範
囲である。
原料であるアニリンとエチレングリコールの導入量は液
空間速度(LH8V)で、 0.01〜1゜hr ’の
範囲であり、予め蒸発器にて気化させた後、反応装置に
導入する。また、其の際に、水蒸気、水素、−酸化炭素
、二酸化炭素、メタン、窒素、ネオン、アルゴン等をキ
ャリアガスとして同伴させても良い。就中、水蒸気、水
素、−酸化炭素は触媒寿命を増大させるので好ましい。
反応温度は、通常250〜400℃の範囲、好ましくは
300〜390℃の範囲である。
反応圧力は、標準大気圧以上、反応温度において原料ま
たは反応混合物中に含まれる成分が凝縮相を形成する圧
力以下の任意の圧力を選ぶことができる。実用的には1
.1×105〜1.0×107Paの範囲が好ましく、
2.0×105〜5.0×106Paの範囲がより好ま
しい。
本発明の方法は1以上の反応方法によるインドール類の
製造において、反応原料混合物を反応域に導入する前の
予備加熱を原料混合物の最高到達温度が400℃の温度
を越えないように実施することを特徴とする。
反応原料混合物、すなわちアニリン類とエチレングリコ
ール類とを含有する反応原料混合物の最高到達温度を4
00℃以下とするには、原料の直接加熱を避け、420
℃以下の温度の熱媒体を用いた間接加熱方式とすること
が望ましい。また1反応器内の触媒充填部の原料入口に
予熱部分を設け、反応原料混合物が反応に必要な温度に
達した後、ただちに触媒充填部に導入することが望まし
い。
反応原料混合物の温度を上げすぎると、次式で示される
インドール選択率が低下する。
コール量(mole/hr) インドール選択率の低下割合は反応原料混合物の−9−
−m− 液体本体の温度と、その温度における滞留時間に強く依
存し、原料予熱設備の壁面温度にはあまり依存しない。
θ:反応原料混合物が350℃を越えてからの経過時間
(sec) t:時刻θにおける反応原料混合物の温度(O(t=3
50〜450°C) なる量Jを計算した時、インドール選択率の低下を1係
以内に抑えるためにはJが約25より小さいことが必要
である。反応原料混合物の最高到達温度が400℃以下
であれば、Jを25以下に抑えることは比較的容易であ
り、従って、インドール選択率の低下を防止できる。例
えば395℃で3秒間滞留したとしてもJは22である
原料予熱設備としては通常使用される熱交換器を用いる
ことができ、特に制限はない。原料予熱設備材質として
は炭素鋼、クロム鋼、ステンレス鋼、N1−Cr−MO
鋼等1通常使用される材質を用いることができる。
(発明の効果) 本発明の実施により、アニリン類とエチレングリコール
類からインドールを製造する方法において、インドール
選択率の低下を防止することができる。
(実施例) 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例 第1図に示すような試験装置を用いてインドール合成反
応を行なった。
Ag  10wt%を5i02に担持した触媒575g
を反応器9に充填した。反応器予熱部8にはα−アルミ
ナボールを充填した。定量ポンプ1〜3よりそレソレエ
チレンクリコール20q/hr、アニリン293Cl/
hr、水175!7/hrを供給し、水素ボンベ4より
水素0.2Nyt/hrを供給した。定量ポンプ1〜3
より供給された原料は蒸発器5で蒸発し。
途中で水素と混合された後、予熱器7で350〜400
℃の範囲のあらかじめ設定された温度まで昇温された。
反応器8,9は二重管式となっており、内側に触媒ない
しα−アルミナボールを充填し。
外側て熱媒体を流して広い範囲にわたって均一な温度と
なるよう設計された。予熱器7で所定温度まで昇温され
た反応原料混合物は反応器予熱部8で370℃まで昇温
ないし降温され、反応器触媒充填部9に供給された。反
応温度は370℃、反応圧力6 X 10’Paで反応
を行なった。反応生成物は気液分離器10でガス成分と
液状成分とに分離され、液状成分はさらに反応生成物タ
ンク11で水層とアニリン層に分離された。反応生成分
の計量および分析結果から、インドール合成反応収率な
次式により算出した。
エチレングリコール転化率〔釦 インドール収率〔係〕 供給エチレングリコール量(tmle/hr )また、
予熱器7および反応器予熱部8における反応原料混合物
の滞留時間の合計が3 secであったので、温度分布
から前出のJ値を計算した。予熱器7内の最高温度と触
媒性能との関係を第1表にまとめた。
比較例 予熱器7内での反応原料混合物の最高到達温度を410
〜440°Cとした他は実施例と同じ条件でインドール
合成反応を行なった。予熱器7内の最高温度と触媒性能
との関係を第1表にまとめた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例で用いた試験装置のフロシートを示す
。 図中、各符号は次の意味である。 1、エチレングリコールポンプ、2.アニリンポンプ 
3、水ポンプ 4、水素ボンベ 5、蒸発器 6、流量
制御バルブ 7.予熱器 8、反応器予熱部 9、反応
器触媒充填部 10、気液分離器 11、反応生成物タ
ンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)アニリン類とエチレングリコール類を触媒の存在下
    で反応させてインドール類を製造するにあたり、アニリ
    ン類とエチレングリコール類を含有してなる反応原料混
    合物の最高到達温度を400℃以下とすることを特徴と
    するインドール類の製造法。
JP2645885A 1985-02-15 1985-02-15 インド−ル類の製造法 Pending JPS61189265A (ja)

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