JPS61122266A - インド−ルの製造方法 - Google Patents

インド−ルの製造方法

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JPS61122266A
JPS61122266A JP59242295A JP24229584A JPS61122266A JP S61122266 A JPS61122266 A JP S61122266A JP 59242295 A JP59242295 A JP 59242295A JP 24229584 A JP24229584 A JP 24229584A JP S61122266 A JPS61122266 A JP S61122266A
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aniline
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indole
distillation
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淳良 山内
Seiya Iguchi
征也 井口
Yuzo Ono
有三 小野
Hiroshi Kimura
拡 木村
Satoshi Morita
聡 森田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アニリンとエチレングリコールからインドー
ルを製造する方法に関する。更に詳しくは、アニリンと
エチレングリコールを触媒の存在下、気相で反応させて
インドールを製造するに当たり、触媒の活性低下を防止
する方法に関するものである。
(従来の技術および発明が解決しようとする問題点) インドールは香料、染料等広く化学工業原料として使用
され、特に近年、アミノ酸の合成原料として注目されて
いる。従来、インドールは高価な原料を用い、あるいは
、長く煩雑な工程を経て製造されていた。しかしながら
、最近に至り、安価な原料を用い、且つ簡単な工程でイ
ンドールを製造する方法としてアニリンとエチレングリ
コールの気相接触反応が見出された。
反応忙供する触媒としては、各種の固体酸触媒や金属触
媒が提案されている。これらの触媒は。
長期に亙って反応を行った場合、触媒の種類1反応条件
によって程度は異なるが、活性の低下を示し、定期的に
酸素雰囲気中での加熱焼成による再生操作を必要とする
。再生操作は煩雑で、其の頻度が過大であればプロセス
の経済性を損う場合もある。此の活性低下の原因につい
てその詳細は明らかではないが、常法にしたがって再生
賦活が可能であることから、主な原因は有機物が反応条
件下で炭素質となって触媒表面に沈着し、触媒の活性点
を被覆するためと考えられる。反応を水素雰囲気で行っ
たり、更に1反応系に水を添加することによって活性低
下は低減されるが、必ずしも充分なものではない。
一方、収率良(インドールを得る為には、反応系に大過
剰のアニリンを存在させる必要があることが知られてい
る。したがって、この方法で工業的にインドールを製造
する場合には、得られる反応混合物中に含まれる多量の
アニリンを分離回収し、再び原料として反応に使用する
ことが不可欠となる。ところが、この場合1回収アニリ
ンを使用しない場合と比較して触媒の活性低下が著しく
促進されると言う問題を生ずる。即ち、回収アニリンを
リサイクルすることなしに反応を行った場合、数百時間
に互って充分な反応活性を維持出来る触媒に対して、他
の条件は全く同一のま一1回)     収アニリンを
供給すると触媒の活性低下が顕著となり再生操作の頻度
が著しく増大する。したがって、回収アニリンは触媒に
対して有害な不純物を含有しているものと推定される。
反応装置を出たガス状の反応混合物を凝縮して得られる
反応液中には、生成したインドール及び水、未反応のエ
チレングリコール、過剰のアニリンのみならず少量では
あるが各種の副反応生成物が存在している。其の一部に
ついては分離、同定されているが、多くの副反応生成物
については、其の化学構造、物理化学的性質等は明らか
にされてはいない。これらの副反応生成物の中に、回収
アニリンと分離されることなく反応装置ヘリサイクルさ
れた場合、炭素質となって触媒表面に沈着し、其の活性
低下の原因となるものが含まれているものと考えられる
しかも、常法にしたがって蒸溜によって回収したアニリ
ンが触媒活性に悪影響を与えることから、活性低下の原
因となる副反応生成物はアニリンとの気液平衝関係から
、蒸溜操作ではアニリンとの分離が困難であるものと考
えられる。
本発明の課題は、このような触媒に有害で、且つ蒸溜分
離の困難な副反応生成物を有効に除去し。
回収アニリンを反応原料として使用しても、触媒の活性
に対する悪影響を回避し得る方法を提供することである
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、前記課題解決のため鋭意検討した結果、
アニリンを蒸溜によって分離、回収して再び反応装置に
供給するに先立って、この副反応生成物及びアニリンを
含む溶液を加熱処理することによって、副反応生成物を
不揮発性物質に変換してアニリンとの蒸溜分離を容易な
らしめることが極めて有効であることを見出し1本発明
の方法に至った。
即ち1本発明はエチレングリコールに対し過剰量のアニ
リンを用い、触媒の存在下気相反応させてインドールを
製造する方法において、再使用するアニリンが反応生成
物または反応生成物から分離したアニリンを加熱処理し
、ついで蒸溜分離して得られる回収アニリン含有アニリ
ンであることを特徴とするインドールの製造方法である
本発明の対象となるインドールの製造方法は。
固体酸触媒や金属触媒の存在下、アニリンとエチレング
リコールを気相で反応させる方法である。
この方法において使用される触媒の中、固体酸触媒とし
ては、(1) Si、 AI、 B、  Sb、  B
i、  Sn。
Pb+G、a、Ti’、 Ln、−8ir、、 Ca、
  Zr、 Be、 Mg、 Y。
Cu、 Ag、  Zn、  Cd  及びランタナイ
ド元素から選ばれた少な(とも1種の元素の酸化物又は
水酸化物(以下、触媒物質(1)と称する)を含有する
触媒1例えば、CdO,ZnO,PbO2,Al203
−B2O,,5i02−ZnO,5i02−Cab、5
in2−In203,5io2−8rO,5in2−C
dO,5i02−Al203.  Sin2−MgO,
TiO2−8n02. TiO2−ZrO,、Cd02
−Bi2O,,5io2−Y2O2゜5i02. Bi
203− Bed、  Sin、 −Ga201.5i
n2−La203.5in2−Ce、03. 5in2
−Zn0−AgO,Sio□−MgO−CuO等を挙げ
ることが出来る。又、f21Pd、Pt、Cr、Fe、
Ni、Co。
Zn、Mo、Cd及びWから選ばれた少なくとも1種の
元素の硫化物又はセレン化物(以下、触媒物質(2)と
称する)を含有する触媒1例えば、 PdS。
PtS、CrS、FeS、NiS、CoS、ZnS。
MoS2.cas、ws、、Zn5e、CdSe等を挙
げることが出来る。又、(3)Fe、TI、Ca、Mn
Bi、St、Y、AI、Zn、Cd、Ni、Mg、In
Be、Co、Ga及びランタナイド元素から選ばれた少
なくとも1種の元素の無機塩、即ちハロゲン化物、炭酸
塩、硝酸塩、硫酸塩、燐酸塩、ピロ燐酸塩、燐モリブデ
ン酸塩、珪タングステン酸塩(以下、触媒物質(3)と
称する)を含有する触媒。
例えば、硫酸第二鉄、硫酸タリウム、硫酸カルシウム、
硫酸マンガン、硫酸ビスマス、硫酸ストロンチウム、硫
酸イツトリウム、臭化カドミウム。
硫酸アルミニウム、硫酸亜鉛、硫酸ニッケル、塩化カド
ミウム、硫酸マグネシウム、硫酸インジウム、硫酸ベリ
リウム、硝酸カドミウム、硫酸コバルト、硫酸アルミニ
ウム亜鉛、塩化マグネシウム。
ト    硫酸カド5つ4・燐酸力1−”<7A等を挙
げる事が出来る。
更に、金属触媒としては、Cu 、 Ag l  P 
t p P dyNi、 Co、 Fe、 Ir、 O
s、 Ru及びRhから選ばれた少なくとも1種の元素
(以下、触媒物質(4)と称する)を含有する触媒を挙
げることが出来る。
前記の各触媒物質の群の中で、最も好ましく用いられる
ものとして、触媒物質(1)の群では、SiO□−Zn
O−Ag01触媒物質(2)の群では、硫化カドミウム
が、触媒物質(3)の群では、硫酸カドミウムが、又、
触媒物質(4)の群では比表面積の大きな担体に担持し
たAgが挙げられる。
これらの触媒は、公知の任意の方法により製造すること
が出来る。即ち、触媒物質(1)は、触媒構成元素の水
可溶性塩を加水分解して水酸化物とし、得られたゲルを
乾燥、焼成する方法、又は、易分解性塩を空気中で熱分
解する方法等により製造することが出来る。
触媒物質(2)は、触媒構成元素の水可溶性塩に硫酸ナ
トリウム又はセレン化カリウムを加える方法、又は、触
媒構成元素又は其の塩を硫化水素ガス又はセレン化水素
ガスと接触させる方法等により製造することが出来る。
更に、金属触媒である触媒物質(4)は、触媒構成元素
の塩、水酸化物又は酸化物を水素、ホルマリン、蟻酸、
亜燐酸、ヒドラジン等の還元剤で還元する方法等により
製造出来る。
これらの固体酸触媒又は金属触媒は前記の触媒物質(1
)、 (2)、 (31、(4)を夫々単独、あるいは
2種以上混合したもの、又はそれらを担体に担持したも
のであっても良い。担体としては、一般に使用されてい
るものがいずれも使用出来るが1通常、珪藻士、軽石、
チタニア、シリカ−アルミナ、アルミナ、マグネシア、
シリカゲル、活性炭、活性白土1石綿等が用いられる。
これらの担体に前記触媒物質を常法により担持させて担
持触媒を調製する。
前記触媒物質の担体に対する担持量は特に制限はなく、
通常、担体に応じた適当量、例えば1〜50%の前記触
媒物質を担持させて良い。
本発明のインドールの製造方法においてアニリンとエチ
レングリコールとの反応は前記の触媒の存在下、気相で
実施されるが、固定層、流動層又は移動層反応装置のい
ずれでも良い。
反応装置に導入するアニリンとエチレングリコールハ、
アニリン1モルに対してエチレングリコール0.01〜
1モルの範囲、好ましくは0.05〜0.5モルの範囲
である。
原料であるアニリンとエチレングリコールの導入量は液
空間速度(LH3V)で、0.01〜10 hSの範囲
であり、予め蒸発器にて気化させた後1反応装置に導入
する。又、其の際に、水蒸気、水素、−酸化炭素、二酸
化炭素、メタン、窒素、ネオン、アルゴン等をキャリア
ガスとして同伴させても良い。とくに、水蒸気、水素、
−酸化炭素は触媒寿命を増大させるので好ましい。
反応温度は200〜600℃の範囲、好ましくは250
〜500℃の範囲である。
反応圧力は、標準大気圧以上、反応温度において原料あ
るいは反応混合物中に含まれる成分が凝縮相を形成する
圧力以下の任意の圧力を選ぶことが出来るが、実用的に
は、1.lX10’〜1.0×107Paの範囲が好ま
しく、 2.0 x 10’ 〜5.OX 10’ P
aの範囲がより好ましい。
本発明の方法は、上記条件によるインドール製造の反応
装置を出たガス状の反応混合物を凝縮して得られる反応
液、あるいはこの反応液からインドールを分離した後の
アニリン部分であっても良い0 加熱処理における処理温度は、100〜350℃、好ま
しくは150〜250℃である。一方、処理時間は処理
温度に応じて本発明の目的を達成するのに、必要十分な
時間を選定すれば良い。通常。
10分乃至10時間程度で十分である。
其の操作圧力は処理溶液の組成及び処理温度に応じて、
其の飽和蒸気圧以上の圧力であれば良い。
この加熱処理を実施する忙当たっては1回分式であって
も、あるいは連続式であっても良い。連続式の場合には
、完全混合、押出し流れまたは其の中間の流体混合の(
・ずれであっても良いが、押出し流れて近い方が容積効
率は向上する。
以上のように加熱処理した反応生成液または回収アニリ
ンは、触媒に対して有害な副反応生成物が加熱処理で不
揮発性物質に変換しているので。
これらを常法による蒸留分離で除去される。このように
して得られたアニリンはそのま〜、または新しいアニリ
ンと混合して反応に再使用される。
(作用および発明の効果) 本発明の方法によれば、エチレングリコールに対する化
学量論量より過剰のアニリンを反応装置へ導入し、反応
生成物からこの過剰のアニリンを分離回収して再び原料
として使用するに際し、こできる。
そのため、触媒の活性を長時間維持し収率よくインドー
ルを製造できる。
すなわち、本発明はアニリンとエチレングリコールを原
料とするインドールの工業的製造方法を提供するもので
ある。
(実施例) 以下、参考例、比較例及び実施例により本発明の方法及
び効果を更に具体的に説明する。
参考例1 内径25mのステンレス鋼製反応管に、粒径3〜4項の
触媒500−を充填して反応に供した。
触媒は粉末状の硫化カドミウムを圧縮成形したものであ
る。7 kg/ cdの加圧下に、水素ガスを21した
。つ(・で、アニリンと33%エチレングリコール水溶
液夫々234f/hr、48)/hrで混合、気化させ
た後1反応管に供給して反応を開始した。反応開始直後
におけるエチレングリコール基準のインドール収率74
.8%であった。この収率は時間の経過と共に漸次低下
し、反応開始後310時間では52.0%であった。こ
の場合、反応に供したアニリンは市販の工業用アニリン
である。
比較例1 参考例1において、反応管を出る反応混合物を室温迄冷
却し、得られた凝縮液を水相と有機相に二相分離して、
後者より蒸溜によってアニリンを分離回収した。即ち、
内容積301!の蒸溜釜、内径80聰、高さ2000票
の呼称寸法1/4inchラシヒリングの充填層及び凝
縮器より成るガラス製の蒸溜装置に該有機相25 ks
を仕込み、操作圧力10 Torr、還流比0.2で回
分蒸溜を行った。
初部分0.4 kaに、ついで20.3 kgのアニリ
ン部分を濡出させた。同様の回分蒸溜を繰り返して、略
80ksの回収アニリンを得た。分析の結果、回収アニ
リンの純度は99%以上であった。
この回収アニリンを用いて参考例1と全(同様の条件で
インドール合成反応を実施した。反応開始直後における
エチレングリコール基準のインドール収率は参考例1と
略同様の75.2%であったが、反応開始後195時間
で既に43.6%迄低下した。
実施例1 参考例1と同一の条件のインドール合成反応に於いて得
られた有機相略100 kgを熱媒用ジャケット付のス
テンレス鋼製攪拌槽に装入し、緩かに攪拌しながら、熱
媒により加熱した。内部の温度が200℃に達した後、
2時間に互ってこの温度に保持した。この時、略5kQ
/dの蒸気圧を示した。
この熱処理液から、比較例1と全く同一の蒸溜装置及び
操作粂件による回分蒸溜で略80 kgのア二IJンを
回収し、参考例1と全(同様のインドール合成反応に供
した。反応開始直後におけるエチレングリコール基準の
インドール収率は参考例1と略同様の75.0%であっ
た。以後、320時間に亙って反応を継続したが、この
時の収率は50.5%であり、参考例1と比較しても遜
色のない反応成績が得られた。
特許出原人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)エチレングリコールに対し過剰量のアニリンを用い
    、触媒の存在下気相反応させてインドールを製造する方
    法において、再使用するアニリンが反応生成物または反
    応生成物から分離したアニリンを加熱処理し、ついで蒸
    留分離して得られる回収アニリン含有アニリンであるこ
    とを特徴とするインドールの製造方法。
JP59242295A 1984-11-19 1984-11-19 インド−ルの製造方法 Granted JPS61122266A (ja)

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JP59242295A JPS61122266A (ja) 1984-11-19 1984-11-19 インド−ルの製造方法
CA000495440A CA1253508A (en) 1984-11-19 1985-11-15 Preparation process of indoles
US06/798,919 US4727161A (en) 1984-11-19 1985-11-15 Process for the preparation of indoles
DE8585114623T DE3576496D1 (de) 1984-11-19 1985-11-18 Verfahren zur herstellung von indol.
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