JPS61189221A - 消化性潰瘍治療剤 - Google Patents

消化性潰瘍治療剤

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JPS61189221A
JPS61189221A JP2939185A JP2939185A JPS61189221A JP S61189221 A JPS61189221 A JP S61189221A JP 2939185 A JP2939185 A JP 2939185A JP 2939185 A JP2939185 A JP 2939185A JP S61189221 A JPS61189221 A JP S61189221A
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ether
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Yoshio Kase
加瀬 義夫
Shigefumi Takeda
竹田 茂文
Yukinobu Iketani
幸信 池谷
Masaki Yuda
正樹 油田
Heihachiro Taguchi
平八郎 田口
Eikichi Hosoya
細谷 英吉
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Tsumura Juntendo Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野] 本発明は消化性潰瘍治療剤に関するものである。
[従来の技術] 現在、消化性潰瘍治療剤として主に使用されているもの
としては、まずI−f 2レセプター拮抗剤があげられ
、次に抗コリン剤、胃粘膜保護剤、そして制酸剤等があ
げられる。
しかしながらこれらの治療剤は副作用を有するものが多
く、たとえば抗コリン剤は副交感神経遮断作用を有する
ので胃液分泌の抑制が過度になり、胃の活動を鈍化させ
て消化力を減退させることがあり、制酸剤は一時的に胃
酸を中和するのでその反作用と1.て胃液分泌を冗進さ
せることがある。
さらに現在最も多用されるH 2レセプター拮抗剤は胃
液分泌を抑制する作用は強いものの体薬後にはその反作
用として胃液分泌を冗進さ[ることかあり問題となって
いる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は作用が昔明で長期連用に耐える消化性潰瘍治療
剤を提供するものである。
[問題を解決するための手段コ 本発明者等は自然に存在する生薬類より消化性潰瘍治療
剤として有用な成分の検索を長年に渡って行った結果、
漢方処方に用いられる生薬五味子に含まれるデオキシシ
ザンドリンが従来の消化性潰瘍治療剤とは異なる極めて
有効な作用を示すことを見出した。
デカキノシザン)・リンは、下記(1)式で表される化
合物である。
このデカギソノザンドリン1こ(ま(+)一体、(−)
一体および(±)一体が存在するが、総て消化性潰瘍を
治療する作用を有する。
(]−)−テオギノノザンドリンは、チョウセンゴミシ
(S chizandra  chinensis  
B aill、 )の乾燥果実である五味子を石油エー
テル、エーテル、エタノール、メタノール等の有機溶媒
で抽出し、抽出液をそのまま、ちしくけ有機溶媒を除去
してシリカゲルカラムクロマトグラフィーにイτjし、
ベンゼン、ヘキサジ、アセトン、酢酸エチル、メタノー
ル、エタノールから選ばれる1つあるいはそれ・  以
」二の溶媒で溶出させて得たフラクションから溶媒を除
去して(+)−テオキンンザンドリン含有相分画を得、
この(+)−テオギシソザンドリン含有粗分画を、分取
薄層クロマトグラフィーにイマjし、ベンセン、エーテ
ル、n−ヘキサジ、アセ)・ン、酢酸エチル、メタノー
ル、エタノールから選ばれる1つあるいはそれ以」−の
溶媒で展開し、紫外線照射により識別される(」)−テ
オキンノザントリノを含有する部分を剥離し、クロしl
ポルム、メタノール等の高極性溶媒の単独もしくは混合
溶媒により抽出し、抽出液より溶媒を除去することによ
り得ることができる。
こうして得られた(+)−テオギノンザントリンを更に
精製するには、上記した分取薄層クロマトグラフィーに
付す操作を数回繰り返B−ことにより達成される。また
、エーテル、クロ〔1ポルl1、n−ヘキサジ、アセト
ン、メタノール、エタノールから選ばれる単独もしくは
それ以−Lの再結晶溶媒を用いて再結晶することもでき
る。
(−)−デカキンノザントリンは、チョウセンゴミシ(
S chizandra  chinensis  B
 aill、 )の乾燥果実である五味子を石油エーテ
ル、エーテル、エタノール、メタノール等の有機溶媒で
抽出し、抽出液をそのまま、もしくは有機溶媒を除去し
てシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ベンゼ
ン、エーテル、n−ヘキサジ、アセトン、酢酸エチル、
メタノール、エタノールから選ばれる1つあるいはそれ
以上の溶媒で溶出させて得たフラクションから溶媒を除
去して下記式(2)で表されるゴミジンJ含有粗分画を
得、さらに必要に応じて上述したシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーを繰り返すことにより得られたゴミジン
4I含有分画を、分取薄層クロマトグラフィーに付し、
ベンゼン、ヘキサジ、アセトン、酢酸エチル、メタノー
ル、エタノールから選ばれる1つあるいはそれ以上の溶
媒で展開し、紫外線照射により識別されるゴミジンJを
含有する部分を剥離しクロロホルム、メタノール等の高
極性溶媒の単独もしくは混合溶媒により抽出し、抽出液
より溶媒を除去することによりゴミジンJを得、このゴ
ミジンJを、ジメチル硫酸等を用いた一般的なメチル化
法によりメチル化し、再結晶等の精製操作を行うことに
より得るこ七ができる。
また、(±)−デカギシソザントリンは、 昭和59年
特許願第139134号に記載されている方法により合
成することができる。
本発明の消化性潰瘍治療剤の製造の具体例を示すと次の
ごとくである。
なお、具体例3において、アルケンの場合、cis配位
はZで表示する。
具体例I Ji、味子(チョウセンゴミン)の乾燥粉末9.34k
gに石油」−一テル24yを加え、36℃で6時間加熱
還流し、抽出液を)濾過した。抽出残渣を更に同様の方
法で2回抽出し、合計3回の抽出液を合わせ、石i+I
+エーテルを減圧下で除去して抽出乾燥エギス1.15
kgを得た。
この抽出乾燥エギス115kgをソリ力ゲルカラムク〔
lマドクラフィー(K ieselgel  60 。
70−230メツツユ、 メルク社製)にイ」し、ベン
センとアセトンの混合溶媒でアセトンの混合比率を順次
増加さUて溶出させ、ベンセン・アセ)・ンー928の
混合溶媒で溶出したフラクション5夕を分取し、溶媒を
除去して粗分画乾燥エギス129.8g を得ノこ。
相分画乾燥エギスのうら25.4gを分取薄層りL−7
v l−グラフィーU薄層板;K ieselgel 
P F2E4(メルク社製)、展開溶媒、ベンセン、エ
ーテル−5,1]にイー・)シ、展開後、紫外線、(2
54nm)照射下で吸収を示す[工(゛値071の部分
を剥離し、り〔lロポルム・メタノール−4:lの混合
溶媒で抽出し、抽出液より混合溶媒を除去して残渣を得
た。この残渣を更に精製するために、再び分取薄層クロ
マトクラフィーし薄層板、K ieselgel P 
F254(メルク社製)、展開溶媒;n−ヘギザン、酢
酸エチル−4:I]に1・1し、展開後、紫外線(25
4,nm)照射下で吸収を示t Rf値044の部分を
剥離し、クロロホルム・メタノール−4Nの混合溶媒で
抽出し、抽出液より混合溶媒を除去して得た残渣を、ロ
ーヘギザンとエーテルの再結晶溶媒を用いて再結晶し、
無色プリズム結晶を得た。この無色プリズム結晶の理化
学的性質は文献[Chem、 P harm、 B u
ll、 。
27(I 1)2695−2709(] 979)]記
載の(+)−テオギンシザンドリンの理化学的性質と一
致するものであった。
具体例2 (1)五味子(ヂョウセンゴミシ)の乾燥粉末9.34
kgに石油エーテル24夕を加え、36°Cで6時間加
熱還流し、抽出液をf過した。抽出残渣を更に同様の方
法で2回抽出し、合計3回の抽出液を合わせ、石711
1エーテルを減圧下で除去して抽出乾燥エギス1.15
kgを得た。
この抽出乾燥エギス1.]5kgをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(K ieselgel 60 、7
0−230メツシユ、 メルク社製)に付し、ベンゼン
とアセトンの混合溶媒でアセトンの混合比率を順次増加
させて溶出させ、ベンゼン;アセトン−88:12の混
合溶媒で溶出したフラクション10.12と、ベンセン
:アセトン−85+15の混合溶媒で溶出したフラクシ
ョン+5.Qと、ベンゼン:アセトン−80:20の混
合溶媒で溶出したフラクション19yをそれぞれ分取し
、合併し、溶媒を除去して粗分画乾燥エギス136.8
gを得た。
この相分画乾燥エキス136.8gをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(K ieselgel 6 Q 
70−230メツシユ、 メルク社製)に付し、ベンセ
ンとエーテルの混合溶媒でエーテルの混合比率を順次増
加させて溶出させ、ベンゼン:エーテル−82+18の
混合溶媒で溶出したフラクション1.4アと、ベンゼン
:エーテル−70:30の混合溶媒で溶出したフラクシ
ョン20」をそれぞれ分取し、合併し、溶媒を除去して
65.54gの残虐を得た。
この65.54gの残渣を更にシリカゲルカラムクC7
マトグラフイー(K ieselgel 60 、70
−230メツシユ、 メルク社製)に付し、n−ヘキサ
ノと酢酸エチルの混合溶媒で酢酸エチルの混合比率を順
次増加させて溶出させ、n−へギザンー酢酸エチル−8
3:17の混合溶媒で溶出したフラクション0.5夕を
分取し、溶媒を除去して5.88gの残渣を得た。
この5.88gの残渣を分取薄層クロマトグラフィー[
薄層板;K ieselgel P F254(メルク
社製)、展開溶媒;ベンゼン;エタノール−9;l]に
付し、展開後、紫外線(254nm)照射下で吸収を示
すRf値0.58の部分を剥離し、り0ロポルム メタ
ノール−4,lの混合溶媒で抽出17、抽出液より混合
溶媒を除去した残渣を、n−ヘギザンとエーテルの再結
晶溶媒を用いて再結晶し、無色プリズム結晶1.44g
を得た。この無色プリズム結晶の理化学的性質は文献[
Chem、 P harm、 B ull、 。
27(7)、1581−+ 588(1979)]記載
のゴミジン、■の理化学的性質と一致するものでありノ
こ。
(2)次にゴミジンJ1.4gを乾燥アセトン50Tn
(!に溶解さ■、これにジメチル硫酸2.5.、βと炭
酸カリウム5gを加え、40℃で5時間撹拌した。反応
終了後、反応混合物を冷却後、水300歳で希釈し、エ
ーテル+50Jで2回抽出し、抽出液を水洗し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、ア過した。f液を減圧乾固し、
残渣をn−ヘギザンとエーテルの再結晶溶媒を用いて再
結晶し、無色プリズム結晶1.05gを得た。この無色
プリズム結晶の理化学的性質は文献[Chem、 P 
harmBull、、27(7)、158:l−158
8(1979)]記載の(−)−デカギシノザンドリン
の理化学的性質と一致するしのであった。
具体例3 (1)市販の下記式(1)で表される3 、 4 、5
−トリメ)・ギシヘンズアルテヒド796gと二l・ロ
エタン91.5gおよび酢酸アンモニウム296gを酢
酸240 mQに溶か15.2時間30分撹拌しながら
還流(7た。還流後、氷水中に反応混合物を注ぎこみ、
析出した黄色沈殿物をf取し、乾燥後メタノールから再
結晶1.て、]・′記式(n)で表される(3,4..
5−トリメトキンフェニル−二l・ロー1−プロペンを
得た(収率75%)。
この化合物の理化学的性質は次のごとくである。
融点 。90〜92°C にB1″ −1 赤外線吸収スペクI・ルν□(1−2− C7n  ・
1640、1  580.1  520プロトン核磁気
共鳴スペクトル(δ +n CDCl2):2  、 
   5   0  (3   1■ 、d,、J  
 −  1   、    5   1(’z)3 、
  9 5 (3 )1,S) 6 、  6 5 (2 H,s) −月一 8 、0  5 (I  I−1 、brs)ハイマス
スペクトル : 理論値(M+)253.0951 実測値(M+)253.0953 (2)次に下記式(H)で表される(3,4.5−トリ
メトキシフェニル)−2−ニトロ−1−プロペン50g
を熱エタノール400dに溶かし、100℃の温度条件
下で撹拌しながら熱水400−を少しずつ加え、さらに
鉄粉末63g1塩化第二鉄2.5gを加え室温で放冷し
、室温にて濃塩酸32m1!を少しずつ加えた。反応が
穏やかになったところで再び加熱し、100℃で3時間
撹拌した。反応終了後、放冷し、セライトf遇し、熱エ
タノールで洗浄した。このI液から溶媒を留去し、エー
テルで抽出(7、エーテル層を水洗し、水を除去後無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、エーテルを留去した残渣をエ
ーテルを用いて再結晶して下記式(Irl)で表される
(3,4.5−トリメトキシフェニル)−2−プロパノ
ンを得た(収率80%)。
この化合物の理化学的性質は次のごとくである。
融点  57〜59°C nujoffi  −1。
赤外線吸収スペクトル’ynaICyn  −1700
、1580 プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ in CI)C1
3):2 、  ]  0 (3 1( 、s)3、5
2(21(、S) 3 、  7 7 (9 ■ーr,s)6 、  2 
 8 (2 1−1,s)ハイマススペクトル 理論値(M+)224.1 04 9 実測値(M+)224.1 055 (3)次に、下記式(In)で表される(3 、、4 
、5 −トリメ)・ギソフェニル)−2−プロパノン2
、24gを乾燥テトラヒドロフラン40,、、Ωに溶か
し、メタノール−氷冷上四塩化チタン2−(2.86g
)をすこしずつ加え、更に亜鉛粉末1 96gを加え、
窒素気流下、3時間撹拌しながら還流した。反応後、1
0%炭酸カリウム水溶液を加え、析出した沈殿物をセラ
イトにてt過j7、エーテル−り「Jロポルム(3:I
)溶液で洗浄17、f液をエーテル−クロロホルム(3
:I)溶液で抽出した。更にこの抽出液を水で洗い、無
水硫酸すl・リウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をク
ロ1Jホルム−エーテル溶液から再結晶し、下記式(I
V)で表される1、4−ヒス(3,4、5−1−リメト
ギシフェニル)−2,3−ツメチル−2,3−ブタンジ
オール、 融点154〜155℃、2.03g(収率 
90%)を得た。
この化合物の理化学的性質は次のごとくである。
KBI−−1゜ 赤外線吸収スペクトルν17.1Qzc7/l。
3450.1600 プLJ )ン核磁気共鳴スペクトル(δ in CDC
l5):l  、  2 0(61−(、s) 2 、  I  O(2H、brs) 2.65(214,d、J=I3.67Hz)3、  
I 0(211,d、、I= 13. 67Hz)3、
 85,3.87(] 8H,each s)6、4 
8 (4H、s) ハイマススペクI・ル 理論値(M”)450.2253 実測値(M”)450.2259 (4)次にこの下記式(IV)で表される1、4−ヒス
(3,/1.5−1リメトギソフエニル)−2,3−ジ
メチル−2,3−ブタンジオール+0.5gとオルトギ
酸エチルIO,5gおよび安息香酸1.6gを混合し、
首長コルベン中にて100℃で1時間撹拌した。その後
回に安息香酸0.8gを加え、180°Cで3時間撹拌
した。次に反応混合物をジクロロメタンで抽出、炭酸水
素ナトリウム飽和水溶液にて洗浄し、次いで水洗し、水
を除去し、無水硫酸ナトリウノ・にて乾燥後濃縮した。
残渣をバルブ−バルブ蒸留セットを用い蒸留し、220
℃、3mml−tgで流出する下記式(V)で表される
油状物質(Z)−1,4−ヒス(3,4,5−トリメト
キシフェニル)−2,3−ジメチル−2−ブテン、4.
37g(収率、45%)を得た。
」−記のようにして得た下記式(V)で表される(Z)
−1,4−ビス(3,4,5−)リメトキシフェニル)
−2,3−ジメチル−2−ブテンの理化学的性質は次の
ごとくである。
赤外線吸収スペクトルν=R=−1’ プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ in CDCl5
):1 、 72 (6H,s) 3 、 50 (41(、S) 3、 80,3. 82(] 8H,each s)6
.40(4H,S) ハイマススペクトル: 理論値(M”)416.2199 実測値(M”)416.2212 (5)−J:記のようにして得た下記式(V)で表され
る(Z)−1,4−ビス(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)−2,3−ジメチル−2−ブテン1gを酢酸1
0〇−中、酸化白金100mgを触媒として室温、常圧
で接触還元に付し、後に触媒をf別して、溶媒を減圧下
留去した。残留物をエーテルに溶解し、炭酸水素ナトリ
ウム飽和水溶液で洗浄し、次いで水洗し、水を除去後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を濃縮し、残渣をメタ
ノールから再結晶して、下記式(VI)で表されるメソ
−1,4−ビス(3,4,5−1リメトキシフエニル)
−2,3−ジメチルブタン、融点、115〜117℃、
804 mg(収率:80%)を得た。
この化合物の理化学的性質は次のごとくである。
nujof  −i 。
赤外線吸収スペクトルνma:Lc7n’プロトン核磁
気共鳴スペクトル(δ in C1)C13)二0 、
 87 (6H,d、J = 61−1z)1.5〜2
.0(2H,m) 2.2−2.8(4H,m) 3、85(18I(、S) 6 、 38 (4H,s) ハイマススペクトル: 理論値(M”)418.2354 実測値(M+)418.2342 次にこの下記式(Vl)で表されるメソ−1,4−ヒス
(3,4,、5−1−リメトキシフェニル)−2,3−
ジメチルブタン502mgを無水酢酸+6mQに溶かし
た溶液を、無水塩化第二鉄1.8gを無水酢酸+8mp
に溶かした溶液に一度に加え、室温にて2分間撹拌後、
氷水中に注ぎこみ、1時間撹拌後、析出する沈殿物をf
取した。その沈殿物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒、石油エーテル:エーテル−2・l)に
トjした。溶出した結晶性部分をメタノールから再結晶
し、下記式(■)で表される(±)−デオキシシザンド
リンFc1s−6,7,8,9−テトラヒドロ−1,2
,3,12゜13.14−ヘギザメトギシー7,8−ジ
メチルジヘンゾ[a、C]シクロオクテン」、融点11
2〜113℃、130 mg(収率・26%)を得た。
この化合物の理化学的性質は次のごとくである。
赤外線吸収スペクトルシ咄ツ””−” ’プロトン核磁
気共鳴スペクトル(δ in CI)C1ろ);0 、
 73 (3H,d、J−7Hz)1 、 00 (3
11、d、J = 7 Hz)1、 8−2. 0(2
TI、m) 22〜2 、 7 (41−T 、m)3 、60 (
6H,s)。
3.90(12H,s) 6、 55(21−(、s) ハイマススペクトル: 理論値(M”)416.2199 実測値(M+)416.2217 具体例3の反応を式で表すと次の通りである。
[発明の効果] 本発明の消化性潰瘍治療剤の作用について実験例を挙げ
て説明する。
実験例1 24時時間音させた体重200〜250 gのウィスタ
ー系雄性ラットに、具体例1.2及び3で得た本発明の
薬剤100mg/kgを経口投与し、拘束ケージに固定
し、23℃の恒温浴槽に胸骨下まで浸した。7時間後に
開腹して胃の繊維部に発生した粘膜損傷部位の長さを測
定して粘膜損傷係数とし、対照群と比較した。対照群に
は本発明の薬剤の代わりに生理食塩水を経口投与した。
その結果、対照群の粘膜損傷係数は14.2であるのに
対し、(」−)−デオキシソザンドリン投与群のそれは
7,0、(−)−デカキンンザンドリン投与群では72
、(±)−デカギンンザンドリン投与群では68であり
、強い抗水浸拘束ストレス潰瘍作用が認められた。
実験例2 24時時間音させた体重200〜250 gのウィスタ
ー系雄性ラットに本発明の薬剤100 mg/kgを経
口投与し、10分後ヒスタミンI OOmg/kgを腹
腔内投与し、4時間後に開腹して胃に発生した粘膜損傷
部位の長さを測定して粘膜損傷係数とし、対照群と比較
した。対照群には本発明の薬剤の代わりに生理食塩水を
経口投与した。
その結果、対照群の粘膜損傷係数はII、3であるのに
対し、(+)−デカギソソザンドリン投与群のそれは2
,0、(−)−デカギシノサンドリン投与群では20、
(±)−デカギノシザンドリン投与群では23であり、
強い抗ヒスタミン潰瘍作用が認められた。
実験例3 24時時間音させた体重200〜250 gのウィスタ
ー系雄性ラットをエーテル麻酔上開腹し、胃幽門直下を
結紮後閉腹縫合し、本発明の薬剤] 00 nag/k
gを経口投与した。5分後アスピリンをI 50 mg
/ kg経口投与し、7時間後開腹して胃    □に
発生した粘膜損傷部位の長さを測定して粘膜損傷係数と
し、対照群と比較した。対照群には本発明の薬剤の代わ
りに生理食塩水を経口投与した。
その結果、対照群の粘膜損傷係数は21.2であるのに
対し、(+)−デオキシシザンドリン投与群のそれは9
.9であり、(−)−デオキソソザンドリン投与群では
IQ、2、(±)−デカキシシサンドリンでは100で
あり、強い抗幽門結紮アスピリン潰瘍作用が認められた
実験例4 本発明の薬剤について、急性毒性試験を行いリッチフィ
ールド−ウイルコクソン氏法によりLD5o値を算出し
た。
その結果を第1表に示す。
第1表 以上の実験例より明らかなように、デカキシシサンドリ
ンは優れた抗潰瘍作用を示し、急性毒性も低いものであ
る。
従って、デオキシシザンドリンを有効成分とする本発明
の薬剤は、従来にない優れた消化性潰瘍治療剤であると
いえる。
本発明の薬剤は、有効成分デオキシシサンドリンとして
成人1日量150〜600mgを、症状に合わUて11
ヨ3回にわ(Jて経1]投与することが適当と認められ
る。
経「1投与のためには、少なくとも一種の賦形剤、ノこ
とえばデンプン、乳糖、白糖、マンニット、カルボキノ
メチルセルロース等を用いて錠剤、丸剤、カプセル剤、
散剤、顆粒剤等に処方することができる。
この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、例えばステ
アリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、タル
ク等の滑沢剤、デギストリン、結晶セルロース、ポリビ
ニルピロリドン、アラビアゴム、トウモロコシデンプン
、ゼラチン等の結合剤、ハレインヨデンプン、カルボキ
ノメチルセルロース等の崩壊剤を使用することができる
。また、本発明の薬剤は、懸濁液、シロップ剤、エマル
ジョン剤としても投与することができ、これらの各種剤
型には、矯味矯臭剤、着色剤を含有せしめてもよい。
[実施例] 次に、実施例を示して具体的に説明するが、本発明はこ
れにより制限されるものではない。
実施例1 」−記具体例1の方法により製造した薬剤]Ogを乳糖
89g及びステアリン酸マグネシウム1gと混合して、
この混合物を単発式打錠機にて打錠してスラッグ錠を作
り、これをオシレーターにて粉砕し、整粒し、篩別して
20〜50メツシユの良好な顆粒剤を得た。
この顆粒剤は症状にあわせて、250mg〜2000 
mg(本発明の薬剤25〜200mgに相当)を1日3
回服用する。
実施例2 」−記具体例1の方法により製造した薬剤5gを乳糖8
.5g、デンプン5 、3 g、 IIPC−1、/I
PA0.4g、ステアリン酸マグネシウム0.Ig、ポ
リソルベート800.5g、硬化油0.2gを均一に混
合し、これを0.2gづつ2号カプセルに充填してカプ
セル剤を得た。
このカプセル剤は症状にあわせてIカプセル〜4カプセ
ルを1日3回服用する。
実施例3 」−記具体例1の方法により製造した薬剤50gを微結
晶セルロース175g及びステアリン酸マグネシウム2
5gと混合し、この混合物を単発式打錠機にて打錠して
直径7mm、重量125Bの錠剤を製造しノこ。
本錠剤は症状にあわせて1回1−4錠を1日3回服用す
る。
特許出願人  株式会社 津村順天堂 27一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. デオキシシサンドリンを有効成分とする消化性潰瘍治療
    剤。
JP60029391A 1985-02-19 1985-02-19 消化性潰瘍治療剤 Expired - Lifetime JPH0653660B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990001487A1 (en) * 1988-08-09 1990-02-22 Tsumura & Co. Process for preparing dibenzocyclooctadiene type lignan

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