JP2000169452A - 新規なアコニチン系化合物および鎮痛・抗炎症剤 - Google Patents
新規なアコニチン系化合物および鎮痛・抗炎症剤Info
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Abstract
・抗炎症作用を保持し、かつ、毒性の低い新規なアコニ
チン系アルカロイド誘導体を得る。 【解決手段】 一般式; 【化1】 〔式中、R1は、m-クロロベンゾイル又はベラトロイル
又はアセチル又は4-メチルペンチル又はクロチル又はベ
ンジルであり、R2は、メチル又はエチルであり、R3
及びR4は、それぞれ水素又は水酸基であり、R5は、
水酸基であり、R6は、水酸基であるか、又は15位炭
素原子とともにカルボニル基を形成している基である〕
で表されるアコニチン系化合物及び当該化合物を含有す
る沈痛・抗炎症剤。
Description
系化合物および当該化合物を有効成分として含有する鎮
痛・抗炎症剤に関するものである。
チン系アルカロイド物質が強力な鎮痛作用および抗炎症
作用を有することは既に報告されている。しかし、アコ
ニチン系アルカロイド物質は毒性が強く、したがって、
安全域が狭いとされていた。
質の有する鎮痛・抗炎症作用を保持し、かつ、毒性の低
い新規なアコニチン系アルカロイド誘導体を得るべく種
々研究を行った結果、本発明により、前記一般式(I)
で表される新規な化合物を提供することに成功した。ま
た、本発明者は、前記一般式(I)で表される化合物が
強力な鎮痛・抗炎症活性を有し、さらにメサコニチン、
アコニチン、ヒパコニチンおよびジェサコニチンよりも
低毒性であることを見い出した。本発明は、かかる知見
に基づいてなされたものである。
表される新規な化合物を提供するものであり、さらに当
該一般式(I)で表される化合物を含有する鎮痛・抗炎
症剤を提供するものである。
又はアセチル又は4-メチルペンチル又はクロチル又はベ
ンジルであり、R2は、メチル又はエチルであり、R3
及びR4は、それぞれ水素又は水酸基であり、R5は、
水酸基であり、R6は、水酸基であるか、又は15位炭
素原子とともにカルボニル基を形成している基である〕
で表されるアコニチン系化合物に関するものであり、ま
た、上記一般式(I)で表されるアコニチン系化合物を有
効成分として含有する鎮痛・抗炎症剤に関するものであ
る。
される化合物は、下記式(III)で表されるアコニチ
ン、下記式(IV)で表されるメサコニチン、下記式
(V)で表されるヒパコニチン、下記式(VI)で表され
るジェサコニチン、下記式(VII)で表される14-ベンゾ
イルメサコニン、下記式(VIII)で表される14-ベンゾ
イルアコニン、下記式(IX)で表される14-ベンゾイル
ヒパコニン、下記式(X)で表される14-アニソイルアコ
ニン、下記式(XI)で表されるピロアコニチン類及びエ
ピピロアコニチン類等文献記載のアコニチン型アルカロ
イドを出発物質とし、その3位、8位、13位又は15位にお
いて脱酸素反応を行うこと、あるいはその窒素原子もし
くは14位に結合する置換基を種々の置換基と置き換える
こと、さらにそれらの組み合わせの反応を行うことによ
り製造することができる。
については下記表に示すとおりである。
3はBz又はAnである]
で用いられるイオン反応、ラジカル反応あるいは還元反
応等を、あるいはそれらを組み合わせて用いることによ
り行うことができる。前記イオン反応は、例えば硫酸又
は塩化チオニル等の脱水剤を溶媒として加熱還流するこ
とにより行うことができ、また、適当な溶媒中、例えば
テトラヒドロフラン中で、イミダゾ−ル及び水素化ナト
リウム等の存在下において、二硫化炭素及びヨウ化メチ
ルを適当な温度条件下で、撹拌又は加熱還流し、反応さ
せ、チオアシル化体とし、さらに、ベンゼン等の溶媒中
で水素化トリブチルスズ等を加え、室温又は加熱還流に
て撹拌することにより行うことができる。
応では、まず、式III〜XIの各式で表される化合物を適
当な溶媒、例えばアセトン中で、適当な酸化剤、例えば
過マンガン酸カリウムと反応させ、N−脱アルキル体を
得る。得られたN−脱アルキル体とアルキル化剤、アシ
ル化剤等、例えば、酸塩化物、ハロゲン化アルキル、あ
るいはハロゲン化アラルキル等を反応させることにより
行うことができる。14位に結合する置換基を置き換える
反応では、まず、14位にエステル結合の形で存在する置
換基を加水分解反応、例えばアルカリ加水分解等で脱エ
ステル化し、水酸基とし、次に、通常化学反応により水
酸基をエステル化又はエ−テル化する場合に用いられる
酸塩化物、ハロゲン化合物等と、上記により得られた14
位脱エステル体とを適当な溶媒中、例えばピリジン中で
反応させることにより行うことができる。前記ラジカル
反応は、例えば溶媒として水及びリン酸ヘキサメチルト
リアミド等を用い、低圧水銀ランプを室温あるいは冷却
下にて照射することにより行うことができ、また、例え
ば塩化オキサリル等で水酸基を活性置換基とし、ベンゼ
ン等の溶媒中でラジカル発生試薬、例えばαα'-アゾイ
ソブチロニトリル等及び還元剤、例えば水素化トリブチ
ルスズ等を加え、加熱還流あるいは室温にて撹拌するこ
とにより行うことができる。
は酢酸等の溶媒中で、酸化白金、パラジウムカ−ボンあ
るいはラネ−ニッケル等を触媒として、室温あるいは加
熱下にて接触水素添加することにより行うことができ
る。また、上記の脱酸素反応では、水酸基を酸化剤、例
えば重クロム酸ナトリウム等を用いてケトンに変換し、
エタンジチオ−ルあるいはp-トルエンスルホニルヒドラ
ジン等を加えることによりチオケタ−ルあるいはヒドラ
ゾンに導いた後、エ−テルあるいはテトラヒドロフラン
等を溶媒として、室温、加熱下あるいは冷却下にて有機
金属還元剤、例えば水素化アルミニウムリチウム及びそ
のアルコキシ誘導体等を用いて還元することにより行う
ことができる。さらに、上記の反応を種々組み合わせる
ことによっても前記式(I)で表される化合物を得るこ
とができる。
製造実施例を掲げる。各実施例で得られた化合物の物性
値及び分析デ−タについては実施例の記載の後に掲げら
れている。また、化合物に関する薬理作用、毒性、その
他については後記の表1〜3に掲げる。
化カリウム 1mlを加え、3時間加熱還流する。反応液中
のメタノ−ルを減圧下留去した後、水5mlを加え、塩化
メチレン10mlにて3回抽出する。抽出液を芒硝にて乾燥
後、減圧下濃縮乾固する。残留物を薄層クロマトグラフ
ィ−(溶離液:10%メタノ−ル/アンモニア飽和クロロ
ホルム)に付し、分離・精製し、アコニン 32mgを得
る。 アコニン30mgをピリジン1mlに溶かし、塩化3,4-ジメ
トキシベンゾイル30mgを加え、80℃で4時間撹拌する。
反応終了後、ピリジンを減圧下留去し、残留物に水を加
え、 5%炭酸水素ナトリウム水溶液でアルカリ性とした
後、クロロホルムで抽出する。クロロホルム層を水洗
し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し(アンモニア
飽和エ−テル)、分離・精製し、14-O-ベラトロイルア
コニン 18mgを得る。
し、アコニンを得る。アコニン30mg及びp-トルエンスル
ホン酸 20mgを無水酢酸1.5mlに溶かし、室温にて1時間
撹拌する。反応終了後、無水酢酸を減圧下留去し、残留
物に氷水を加え、5%炭酸水素ナトリウムにてアルカリ
性とし、クロロホルムで抽出する。クロロホルム層を水
洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−(アンモニア飽和
エ−テル)にて分離・精製し、14-O-アセチルアコニン
28mgを得る。
し、アコニンを得る。アコニン30mgをピリジン1mlに溶
かし、塩化-m-クロロベンゾイル30mgを加え、80℃で4時
間撹拌する。反応終了後、ピリジンを減圧下留去し、残
留物に水を加え、 5%炭酸水素ナトリウム水溶液でアル
カリ性とした後、クロロホルムで抽出する。クロロホル
ム層を水洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し
(アンモニア飽和エ−テル)、分離・精製し、14-O-m-
クロロベンゾイルアコニン 2.1mgを得る。
し、アコニンを得る。アコニン30mgを1,2-ジメトキシエ
タン2mlに溶かし、水素化ナトリウム60mgを加え、室温
にて30分間撹拌する。この反応溶液に塩化ベンジル 50
μlを加え、3時間加熱還流する。反応終了後、反応液を
氷水中に注いだ後、クロロホルムにて抽出する。クロロ
ホルム層を水洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固す
る。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ア
ンモニア飽和クロロホルム)にて分離・精製し、14-O-
ベンジルアコニン 20mgを得る。
し、アコニンを得る。アコニン30mgを1,2-ジメトキシエ
タン 3.6mlに溶かし、水素化ナトリウム90mgを加え、室
温にて30分間撹拌する。この反応液に1-臭化-4-メチル
ペンタン0.9mlを加え、30分間加熱還流する。反応終了
後、反応液を氷水中に注ぎ、クロロホルムで抽出する。
クロロホルム層を水洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮
乾固する。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
−(アンモニア飽和クロロホルム)にて分離・精製し、
14-O-(4-メチル)ペンチルアコニン 20mgを得る。
し、アコニンを得る。アコニン30mgを1,2-ジメトキシエ
タン4mlに溶かし、水素化ナトリウム50mgを加え、室温
にて30分間撹拌する。この反応溶液に塩化クロチル 0.8
mlを加え、30分間加熱還流する。反応終了後、反応液を
氷水中に注いだ後、クロロホルムにて抽出する。クロロ
ホルム層を水洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固す
る。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(5
%メタノ−ル/アンモニア飽和クロロホルム)にて分離
・精製し、14-O-クロチルアコニン 13mgを得る。
及び水2mlの混液に溶かし、4時間加熱還流する。冷後、
溶媒を減圧下留去する。残留物を薄層クロマトグラフィ
−(溶離液:5%メタノ−ル/アンモニア飽和クロロホ
ルム)に付し、分離、精製し、3,13-ジデオキシ-14-O-
アニソイルアコニン 38mgを得る。 3,13-ジデオキシ-14-アニソイルアコニン 70mgをメタ
ノ−ル 5mlに溶かし、5%水酸化カリウム 1mlを加え、3
時間加熱還流する。反応液中のメタノ−ルを減圧下留去
した後、水5mlを加え、塩化メチレン10mlにて3回抽出す
る。抽出液を芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残
留物を薄層クロマトグラフィ−(溶離液:10%メタノ−
ル/アンモニア飽和クロロホルム)に付し、分離・精製
し、3,13-ジデオキシアコニン 30mgを得る。 3,13-ジデオキシアコニン30mgをピリジン1mlに溶か
し、塩化3,4-ジメトキシベンゾイル30mgを加え、80℃で
4時間撹拌する。反応終了後、ピリジンを減圧下留去
し、残留物に水を加え、 5%炭酸水素ナトリウム水溶液
でアルカリ性とした後、クロロホルムで抽出する。クロ
ロホルム層を水洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固
する。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に
付し(アンモニア飽和エ−テル)、分離・精製し、3,13
-ジデオキシ-14-ベラトロイルアコニン18mgを得る。
に操作し、3,13-ジデオキシアコニンを得る。3,13-ジデ
オキシアコニン30mg及びp-トルエンスルホン酸 20mgを
無水酢酸1.5mlに溶かし、室温にて1時間撹拌する。反応
終了後、無水酢酸を減圧下留去し、残留物に氷水を加
え、5%炭酸水素ナトリウムにてアルカリ性とし、クロ
ロホルムで抽出する。クロロホルム層を水洗し、芒硝に
て乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィ−(アンモニア飽和エ−テル)に
て分離・精製し、3,13-ジデオキシ-14-O-アセチルアコ
ニン 31mgを得る。
トキシベンゾイルの代わりに、塩化-m-クロロベンゾイ
ル 30mgを用い、他は実施例7と全く同様に操作し、
3,13-ジデオキシ-14-O-m-クロロベンゾイルアコニン 1.
5mgを得る。
様に操作し、3,13-ジデオキシアコニンを得る。3,13-ジ
デオキシアコニン30mgを1,2-ジメトキシエタン2mlに溶
かし、水素化ナトリウム60mgを加え、室温にて30分間撹
拌する。この反応溶液に塩化ベンジル 50μlを加え、3
時間加熱還流する。反応終了後、反応液を氷水中に注い
だ後、クロロホルムにて抽出する。クロロホルム層を水
洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−(アンモニア飽和
クロロホルム)にて分離・精製し、3,13-ジデオキシ-14
-O-ベンジルアコニン16mgを得る。
様に操作し、3,13-ジデオキシアコニンを得る。3,13-ジ
デオキシアコニン30mgを1,2-ジメトキシエタン 3.6mlに
溶かし、水素化ナトリウム90mgを加え、室温にて30分間
撹拌する。この反応液に1-臭化-4-メチルペンタン0.9ml
を加え、30分間加熱還流する。反応終了後、反応液を氷
水中に注ぎ、クロロホルムで抽出する。クロロホルム層
を水洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(アンモニア
飽和クロロホルム)にて分離・精製し、3,13-ジデオキ
シ- 14-O-(4-メチルペンチル)アコニン15mgを得る。
様に操作し、3,13-ジデオキシアコニンを得る。3,13-ジ
デオキシアコニン30mgを1,2-ジメトキシエタン4mlに溶
かし、水素化ナトリウム50mgを加え、室温にて30分間撹
拌する。この反応溶液に塩化クロチル 0.8mlを加え、30
分間加熱還流する。反応終了後、反応液を氷水中に注い
だ後、クロロホルムにて抽出する。クロロホルム層を水
洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−(5%メタノ−ル
/アンモニア飽和クロロホルム)にて分離・精製し、3,
13-ジデオキシ-14-O-クロチルアコニン17mgを得る。
水2mlの混液に溶かし、4時間加熱還流する。冷後、溶媒
を減圧下留去する。残留物を薄層クロマトグラフィ−
(溶離液:5%メタノ−ル/アンモニア飽和クロロホル
ム)に付し、分離、精製し、3-デオキシ-14-アニソイル
アコニン 38mgを得る。実施例7の3,13-ジデオキシ-1
4-O-アニソイルアコニンの代わりに、3-デオキシ-14-ア
ニソイルアコニン70mgを用い、他は実施例7と同様に
操作し、3-デオキシアコニン35mgを得る。 実施例7の3,13-ジデオキシアコニンの代わりに、3
-デオキシアコニン30mgを用い、他は、実施例7と全
く同様に操作し、3-デオキシ-14-O-ベラトロイルアコニ
ン20mgを得る。
操作し、3-デオキシアコニンを得る。3-デオキシアコニ
ン30mg及びp-トルエンスルホン酸 20mgを無水酢酸1.5ml
に溶かし、室温にて1時間撹拌する。反応終了後、無水
酢酸を減圧下留去し、残留物に氷水を加え、5%炭酸水
素ナトリウムにてアルカリ性とし、クロロホルムで抽出
する。クロロホルム層を水洗し、芒硝にて乾燥後、減圧
下濃縮乾固する。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィ−(アンモニア飽和エ−テル)にて分離・精製
し、3-デオキシ-14-O-アセチルアコニン 22mgを得る。
メトキシベンゾイルの代わりに、塩化-m-クロロベンゾ
イル 30mgを用い、他は実施例7と全く同様に操作
し、3-デオキシ-14-O-m-クロロベンゾイルアコニン 1.7
mgを得る。
操作し、3-デオキシアコニンを得る。3-デオキシアコニ
ン30mgを1,2-ジメトキシエタン2mlに溶かし、水素化ナ
トリウム60mgを加え、室温にて30分間撹拌する。この反
応溶液に塩化ベンジル 50μlを加え、3時間加熱還流す
る。反応終了後、反応液を氷水中に注いだ後、クロロホ
ルムにて抽出する。クロロホルム層を水洗し、芒硝にて
乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ−(アンモニア飽和クロロホルム)
にて分離・精製し、3-デオキシ-14-O-ベンジルアコニン
14mgを得る。
操作し、3-デオキシアコニンを得る。3-デオキシアコニ
ン30mgを1,2-ジメトキシエタン 3.6mlに溶かし、水素化
ナトリウム90mgを加え、室温にて30分間撹拌する。この
反応液に1-臭化-4-メチルペンタン0.9mlを加え、30分間
加熱還流する。反応終了後、反応液を氷水中に注ぎ、ク
ロロホルムで抽出する。クロロホルム層を水洗し、芒硝
にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−(アンモニア飽和クロロホル
ム)にて分離・精製し、3-デオキシ- 14-O-(4-メチルペ
ンチル)アコニン16mgを得る。
操作し、3-デオキシアコニンを得る。3-デオキシアコニ
ン30mgを1,2-ジメトキシエタン4mlに溶かし、水素化ナ
トリウム50mgを加え、室温にて30分間撹拌する。この反
応溶液に塩化クロチル 0.8mlを加え、30分間加熱還流す
る。反応終了後、反応液を氷水中に注いだ後、クロロホ
ルムにて抽出する。クロロホルム層を水洗し、芒硝にて
乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ−(5%メタノ−ル/アンモニア飽
和クロロホルム)にて分離・精製し、3-デオキシ-14-O-
クロチルアコニン15mgを得る。
に溶かし、炭酸カリウム 15mgを加え、室温で40時間撹
拌する。反応液中のメタノ−ルを減圧下留去した後、水
5mlを加え、塩化メチレン10mlにて3回抽出する。抽出液
を芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物を薄層
クロマトグラフィ−(溶離液:10%メタノ−ル/アンモ
ニア飽和クロロホルム)に付し、分離・精製し、16-エ
ピ-ピロアコニン 30mgを得る。 16-エピ-ピロアコニン 30mgをピリジン1mlに溶か
し、塩化m-クロロベンゾイル 20mgを加え、 80℃で4時
間撹拌する。反応終了後、ピリジンを減圧下留去し、残
留物に水を加え、 5%炭酸水素ナトリウム水溶液でアル
カリ性とした後、クロロホルムで抽出する。クロロホル
ム層を水洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し
(アンモニア飽和エ−テル)、分離・精製し、14-O-m-
クロロベンゾイル-16-エピ-ピロアコニン1.2mgを得る。
操作し、16-エピ-ピロアコニンを得る。16-エピ-ピロア
コニン30mg及びp-トルエンスルホン酸 20mgを無水酢酸
1.5mlに溶かし、室温にて1時間撹拌する。反応終了後、
無水酢酸を減圧下留去し、残留物に氷水を加え、5%炭
酸水素ナトリウムにてアルカリ性とし、クロロホルムで
抽出する。クロロホルム層を水洗し、芒硝にて乾燥後、
減圧下濃縮乾固する。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ−(アンモニア飽和エ−テル)にて分離・精
製し、14-O-アセチル-16-エピ-ピロアコニン11mgを得
る。
かし、3時間加熱還流する。冷後、塩化チオニルを減圧
下留去する。残留物に氷水を加え、5%炭酸水素ナトリ
ウム水溶液でアルカリ性とした後、クロロホルム30mlで
3回抽出する。クロロホルム層を合わせ、水洗及び芒硝
にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−(溶出液:アンモニア飽和エ
−テル:n-ヘキサン=4:1)に付し、分離、精製し、3-デ
オキシピロジェサコニチン35mgを得る。次に、アンヒド
ロジェサコニチン70mgをエタノ−ル10mlに溶かし、酸化
白金33mgを加え、水素気流下で1.5時間激しく撹拌す
る。反応終了後、触媒をろ過し、ろ液を減圧下濃縮乾固
する。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−
(溶出液:アンモニア飽和エ−テル:n-ヘキサン=4:1)
に付し、分離、精製し、3-デオキシジェサコニチン37mg
を得る。3-デオキシピロジェサコニチン35mgを90%メタ
ノ−ル水溶液 3mlに溶かし、炭酸カリウム 10mgを加
え、室温で40時間撹拌する。反応液中のメタノ−ルを減
圧下留去した後、水5mlを加え、塩化メチレン10mlにて3
回抽出する。抽出液を芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固
する。残留物を薄層クロマトグラフィ−(溶離液:10%
メタノ−ル/アンモニア飽和クロロホルム)に付し、分
離・精製し、3-デオキシ-16-エピ-ピロアコニン 20mgを
得る。 3-デオキシ-16-エピ-ピロアコニン 20mgをピリジン1
mlに溶かし、塩化m-クロロベンゾイル 20mgを加え、 80
℃で4時間撹拌する。反応終了後、ピリジンを減圧下留
去し、残留物に水を加え、 5%炭酸水素ナトリウム水溶
液でアルカリ性とした後、クロロホルムで抽出する。ク
ロロホルム層を水洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾
固する。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−
に付し(アンモニア飽和エ−テル)、分離・精製し、3-
デオキシ-14-O-m-クロロベンゾイル-16-エピ-ピロアコ
ニン1.0mgを得る。
操作し、3-デオキシ-16-エピ-ピロアコニンを得る。3-
デオキシ-16-エピ-ピロアコニン20mg及びp-トルエンス
ルホン酸 20mgを無水酢酸1.5mlに溶かし、室温にて1時
間撹拌する。反応終了後、無水酢酸を減圧下留去し、残
留物に氷水を加え、5%炭酸水素ナトリウムにてアルカ
リ性とし、クロロホルムで抽出する。クロロホルム層を
水洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(アンモニア飽
和エ−テル)にて分離・精製し、3-デオキシ-14-O-アセ
チル-16-エピ-ピロアコニン10mgを得る。
0℃にて無水トリフルオロメタンスルホン酸 0.5mlを加
え、室温で3時間撹拌する。反応終了後、反応液を氷水
中に注ぎ、アンモニアアルカリ性とした後、クロロホル
ム50mlで3回抽出する。クロロホルム層を合わせ、水洗
及び芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出液:アンモニ
ア飽和エ−テル:n-ヘキサン=4 : 1 )に付し、分離、
精製し、13-O-トリフルオロメタンスルホニル-アンヒド
ロジェサコニチン 98mgを得る。次に、13-O-トリフルオ
ロメタンスルホニル-アンヒドロジェサコニチン 90mgを
ヘキサメチルホスホリックトリアミド及び水の混液(95:
5) 100mlに溶かし、窒素気流下 0℃で2537Åの低圧水
銀ランプを1時間照射する。反応終了後、反応液を5倍量
の水で希釈し、アンモニアアルカリ性とした後、エ−テ
ル 500mlで3回抽出する。エ−テル層を合わせ、水洗及
び芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出液:アンモニア
飽和エ−テル:n-ヘキサン=4:1)に付し、分離、精製
し、13-デオキシアンヒドロジェサコニチン 41mgを得
る。次に、13-デオキシアンヒドロジェサコニチン40mg
をエタノ−ル7mlに溶かし、酸化白金15mgを加え、水素
気流下で1.5時間激しく撹拌する。反応終了後、触媒を
ろ過し、ろ液を減圧下濃縮乾固する。残留物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィ−(溶出液:アンモニア飽和
エ−テル:n-ヘキサン=4:1)に付し、分離、精製し、3,1
3-ジデオキシピロジェサコニチン35mgを得る。3,13-ジ
デオキシピロジェサコニチン35mgを90%メタノ−ル水溶
液 3mlに溶かし、炭酸カリウム 10mgを加え、室温で40
時間撹拌する。反応液中のメタノ−ルを減圧下留去した
後、水5mlを加え、塩化メチレン10mlにて3回抽出する。
抽出液を芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固する。残留物
を薄層クロマトグラフィ−(溶離液:10%メタノ−ル/
アンモニア飽和クロロホルム)に付し、分離・精製し、
3,13-ジデオキシ-16-エピ-ピロアコニン 20mgを得る。 3,13-ジデオキシ-16-エピ-ピロアコニン 20mgをピリ
ジン1mlに溶かし、塩化m-クロロベンゾイル 20mgを加
え、 80℃で4時間撹拌する。反応終了後、ピリジンを減
圧下留去し、残留物に水を加え、 5%炭酸水素ナトリウ
ム水溶液でアルカリ性とした後、クロロホルムで抽出す
る。クロロホルム層を水洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下
濃縮乾固する。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィ−に付し(アンモニア飽和エ−テル)、分離・精製
し、3,13-ジデオキシ-14-O-m-クロロベンゾイル-16-エ
ピ-ピロアコニン1.0mgを得る。
操作し、3,13-ジデオキシ-16-エピ-ピロアコニンを得
る。3,13-ジデオキシ-16-エピ-ピロアコニン20mg及びp-
トルエンスルホン酸 20mgを無水酢酸1.5mlに溶かし、室
温にて1時間撹拌する。反応終了後、無水酢酸を減圧下
留去し、残留物に氷水を加え、5%炭酸水素ナトリウム
にてアルカリ性とし、クロロホルムで抽出する。クロロ
ホルム層を水洗し、芒硝にて乾燥後、減圧下濃縮乾固す
る。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ア
ンモニア飽和エ−テル)にて分離・精製し、3,13-ジデ
オキシ-14-O-アセチル-16-エピ-ピロアコニン10mgを得
る。
ータを示す。各化合物の番号は、実施例番号に対応して
いる。 (1)14−O−ベラトロイルアコニンの物性値及び分
析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1720 cm-1に吸収の極大を示す。 4)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 6.89-7.68 (3H, m) (ベラトロイル基のH) 4.97 (1H, d, J=5.0 Hz) (14位のβH) 3.92 (6H, s) (ベラトロイル基のメトキシ基の
H) 3.71 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.31 (3H, s) (〃) 3.29 (3H, s) (〃) 3.25 (3H, s) (〃) 1.10 (3H, t J=7.0 Hz) (N−エチルのメチルのH) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 166.0 (ベラトロイル基のカルボニルのC) 122.5, 110.6, 153.1, 148.3, 112.3 (ベラトロイル基
のC) 90.8, 83.5, 82.4, 81.9, 79.5, 78.6, 77.3,74.8, 71.
9 (16,6,1,15,14,8,18,13,3位
のC) 55.8 (ベラトロイル基のメトキシ基のC) 60.9, 59.1, 58.0, 55.6 (16,18,6,1位のメ
トキシ基のC) 48.4 (N−エチルのメチレンのC) 13.5 (N−エチルのメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 663(M+) 7)元素分析 C34H49NO12,計算値 C:61.52, H:7.44, N:2.11 実測値 C:61.80, H:7.56, N:2.09
値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1713 cm-1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 4.95 (1H, d, J=4.8 Hz) (14位のβH) 3.71 (6H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.31 (3H, s) (〃) 3.29 (3H, s) (〃) 3.25 (3H, s) (〃) 2.01 (3H, s) (アセチル基のメチルのH) 1.10 (3H, t J=7.0 Hz) (N−エチルのメチルのH) 4)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 171.5 (アセチル基のカルボニルのC) 90.7, 83.5, 82.4, 79.9, 79.5, 78.6, 77.3, 74.8, 7
1.9 (16,6,1,15,14,8,18,13,3
位のC) 60.9, 59.1, 58.0, 55.6 (16,18,6,1位のメ
トキシ基のC) 49.0 (N−エチルのメチレンのC) 13.3 (N−エチルのメチルのC) 21.5 (アセチル基のメチルのC) 5)質量スペクトル分析 m/z 541(M+)
コニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1715 cm-1に吸収の極大を示す。 4)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 7.98-7.31 (4H, m) (m−クロロベンゾイル基のH) 4.89 (1H, d, J=5.0 Hz) (14位のβH) 3.71 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.31 (3H, s) (〃) 3.28 (3H, s) (〃) 3.24 (3H, s) (〃) 1.02 (3H, t J=7.0 Hz) (N−エチルのメチルのH) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 166.0 (m−クロロベンゾイル基のカルボニルのC) 131.5, 130.0, 129.5, 135.1, 128.3 (m−クロロベ
ンゾイル基のC) 90.7, 83.4, 82.3, 82.0, 79.4, 78.6, 77.3, 74.7, 7
2.0 (16,6,1,15,14,8,18,13,3
位のC) 60.9, 59.1, 57.9, 55.6 (16,18,6,1位のメ
トキシ基のC) 48.8 (N−エチルのメチレンのC) 13.0 (N−エチルのメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 637,639(M+)7)元素分析C32H44NO10
Cl,計算値 C:60.23, H:6.95, N:2.19実測値 C:60.33,
H:7.11, N:1.97
値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 3300 cm-1に吸収の極大を示す。 4)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 7.28 (5H, s) (ベンジル基のH) 4.50 (2H, s) (ベンジル基のメチレンのH) 3.70 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.31 (3H, s) (〃) 3.29 (3H, s) (〃) 3.25 (3H, s) (〃) 1.09 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチルのメチルのH) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 126.7, 127.0, 128.6, 141.7 (ベンジル基のC) 64.0 (ベンジル基のメチレンのC) 90.8, 83.4, 82.1, 81.9, 79.5, 78.8, 77.3, 74.6, 7
1.9 (16,6,1,15,14,8,18,13,3
位のC) 60.9, 59.1, 57.9, 55.6 (16,18,6,1位のメ
トキシ基のC) 49.0 (N−エチルのメチレンのC) 13.1 (N−エチルのメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 589(M+)
アコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 3.70 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.30 (3H, s) (〃) 3.28 (3H, s) (〃) 3.25 (3H, s) (〃) 1.09 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチルのメチルのH) 1.02 (6H, d, J=7.0 Hz) (4−メチルペンチルのメチル
のH) 3)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 90.8, 83.4, 82.1, 81.9, 79.5, 78.9, 77.4, 74.5, 7
2.0 (16,6,1,15,14,8,18,13,3
位のC) 60.8, 59.0, 58.0, 55.5 (16,18,6,1位のメ
トキシ基のC) 49.0 (N−エチルのメチレンのC) 13.1 (N−エチルのメチルのC) 21.1 (4−メチルペンチルのメチルのC) 4)質量スペクトル分析 m/z 583(M+)
値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 3300 cm-1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 5.68 (2H, m) (クロチル基の二重結合のH) 4.10 (2H, m) (クロチル基のメチレンのH) 3.70 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.35 (3H, s) (〃) 3.29 (3H, s) (〃) 3.25 (3H, s) (〃) 1.70 (3H, d, J=6.3 Hz) (クロチル基のメチルのH) 0.90 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチルのメチルのH) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 130.7, 123.5 (クロチル基の二重結合のC) 90.7, 83.5, 82.3, 82.0, 79.4, 78.8, 77.5, 74.6, 7
2.0 (16,6,1,15,14,8,18,13,3
位のC) 60.8, 59.0, 58.1, 55.6 (16,18,6,1位のメ
トキシ基のC) 49.1 (N−エチルのメチレンのC) 13.9 (N−エチルのメチルのC) 12.9 (クロチル基のメチル基のC) 6)質量スペクトル分析 m/z 553(M+)
ベラトロイルアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1720 cm-1に吸収の極大を示す。 4)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 6.89-7.70 (3H, m) (ベラトロイル基のH) 5.03 (1H, t, J=4.8 Hz) (14位のβH) 3.92 (6H, s) (ベラトロイル基のH) 3.58 (3H, s) (1,6,16及び18位のH) 3.29 (3H, s) (〃) 3.27 (3H, s) (〃) 3.21 (3H, s) (〃) 1.10(3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチルのメチルのH) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 166.0 (ベラトロイル基のカルボニルのC) 122.7, 110.4, 153.2, 148.1 112.4 (ベラトロイル基
のC) 89.7, 85.2, 83.6, 81.7, 79.9, 78.6, 77.5 (16,
1,6,18,15,8,14位のC) 55.8 (ベラトロイル基のメトキシ基のC) 59.1, 57.9, 57.6, 55.6 (18,16,6,1位のメ
トキシ基のC) 49.0 (N−エチルのメチレンのC) 13.2 (N−エチルのメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 631(M+)
アセチルアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1715 cm-1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 4.93 (1H, t, J=4.8 Hz) (14位のβH) 3.59 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.30 (3H, s) (〃) 3.27 (3H, s) (〃) 3.21 (3H, s) (〃) 2.02 (3H, s) (アセチル基のメチルのH) 1.10(3H, t, J=7.0 Hz)(N−エチルのメチルのH) 4)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 171.4 (アセチル基のカルボニルのC) 89.8, 85.2, 83.6, 81.7, 79.9, 78.6, 77.5 (16,
1,6,18,15,8,14位のC) 59.2, 57.8, 57.6, 55.5 (18,16,6,1位のメ
トキシ基のC) 49.0 (N−エチルのメチレンのC) 13.2 (N−エチルのメチルのC) 21.4 (アセチル基のメチルのC) 5)質量スペクトル分析 m/z 509(M+)
m− クロロベンゾイルアコニンの物性値及び分析デ−
タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1715 cm-1に吸収の極大を示す。 4)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 7.95-7.28 (4H, m) (m−クロロベンゾイルのH) 5.01 (1H, t, J=4.9 Hz) (14位のβH) 3.59 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.30 (3H, s) (〃) 3.27 (3H, s) (〃) 3.21 (3H, s) (〃) 1.12 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチルのメチルのH) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 165.5 (m−クロロベンゾイル基のカルボニルのC) 131.4, 130.0, 129.5, 135.1, 128.4 (m−クロロベ
ンゾイル基のC) 89.6, 85.0, 83.6, 81.8, 80.0, 78.5, 77.5 (16,
1,6,18,15,8,14位のC) 59.0, 57.8, 57.6, 55.6, (18,16,6,1位のメ
トキシのC) 49.1 (N−エチルのメチレンのC) 13.0 (N−エチルのメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 605,607(M+)
−ベンジルアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 3300 cm-1に吸収の極大を示す。 4)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 7.28 (5H, s) (ベンジル基のH) 4.50 (2H, s) (ベンジル基のメチレンのH) 3.61 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.31 (3H, s) (〃) 3.28 (3H, s) (〃) 3.26 (3H, s) (〃) 1.09 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチルのメチルのH) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 126.7, 127.0, 128.6, 141.6(ベンジル基のC) 64.1 (ベンジル基のメチレンのC) 89.8, 85.3, 83.7, 81.8, 79.7, 78.5, 77.4 (16,
1,6,18,15,8,14位のC) 59.3, 58.0 57.6, 55.5 (18,16,6,1位のメト
キシのC) 49.3 (N−エチルのメチレンのC) 14.0 (N−エチルのメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 557(M+)
−(4−メチル)ペンチルアコニンの物性値及び分析デ
−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 3450 cm-1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 3.61 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.30 (3H, s) (〃) 3.29 (3H, s) (〃) 3.26 (3H, s) (〃) 1.10 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチル基のメチル基の
H) 1.02 (6H, t, J=7.0 Hz) (4−メチルペンチルのメチル
のH) 4)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 89.7,85.2,83.5,81.7,79.8,78.6,77.3 (16,
1,6,18,15,8,14位のC) 59.3,58.0,57.6,55.4(18,16,6,1,位のメ
トキシ基のC) 49.3(N−エチル基のメチレンのC) 14.0(N−エチル基のメチルのC) 21.3 (4−メチルペンチルのメチルのC) 5)質量スペクトル分析 m/z 551(M+)
−クロチルアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 3300 cm-1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 5.68 (2H, m) (クロチル基の二重結合のH) 4.09 (2H, m) (クロチル基のメチレンのH) 3.58 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.30 (3H, s) (〃) 3.27 (3H, s) (〃) 3.23 (3H, s) (〃) 1.72 (3H, d, J=6.3 Hz) (クロチル基のメチルのH) 0.90 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチル基のメチル基の
H) 4)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 130.8,123.6(クロチル基の二重結合のC) 89.7,85.0,83.5,81.5,79.8,78.7,77.5 (16,
1,6,18,15,8,14位のC) 59.1,58.1,57.7,55.6 (18,16,6,1,位の
メトキシ基のC) 49.2 (N−エチル基のメチレンのC) 14.0 (N−エチル基のメチルのC) 12.8 (クロチル基のメチルのC) 5)質量スペクトル分析 m/z 521(M+)
ロイルアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1720 cm-1に吸収の極大を示す。 4)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 6.88-7.68 (3H, m) (ベラトロイル基のH) 4.98 (1H, d, J=4.7 Hz) (14位のβH) 3.92 (6H, s) (ベラトロイル基のメトキシ基のH) 3.70 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.31 (3H, s) (〃) 3.29 (3H, s) (〃) 3.24 (3H, s) (〃) 1.10 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチル基のメチル基の
H) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 165.9 (ベラトロイル基のカルボニルのC) 122.5, 110.5, 153.1, 148.2, 112.3 (ベラトロイル
基のC) 90.8, 85.2, 83.6, 81.9, 81.7, 79.5, 78.6, 74.8
(16,1,6,15,18,14,8,13位のC) 55.8 (ベラトロイル基のメトキシ基のC) 60.9, 59.1, 58.0, 55.7 (16,18,6,1位のメト
キシ基のC) 49.0 (N−エチル基のメチレンのC) 13.2 (N−エチル基のメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 647(M+) 7)元素分析 C34H49NO11,計算値 C:63.04, H:7.62, N:2.16 実測値 C:63.22, H:7.59, N:2.13
ルアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1713 cm-1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 4.96 (1H, d, J=4.8 Hz) (14位のβH) 3.70 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.31 (3H, s) (〃) 3.29 (3H, s) (〃) 3.24 (3H, s) (〃) 4)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 171.6 (アセチル基のカルボニルのC) 90.8, 85.2, 83.3, 81.8, 81.6, 79.5, 78.6, 74.8
(16,1,6,15,18,14,8,13位のC) 60.9, 59.0, 58.1, 55.6 (16,18,6,1位のメト
キシ基のC) 49.0 (N−エチル基のメチレンのC) 13.2 (N−エチル基のメチルのC) 21.5 (アセチル基のメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 525(M+)
ロロベンゾイルアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1715 cm-1に吸収の極大を示す。 4)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 7.98-7.30 (4H, m) (m -クロロベンゾイル基のH) 4.87 (1H, d, J=5.0 Hz) (14位のβH) 3.71 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.31 (3H, s) (〃) 3.29 (3H, s) (〃) 3.25 (3H, s) (〃) 1.11 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチル基のメチル基の
H) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 165.3 (m -クロロベンゾイル基のカルボニルのC) 131.5, 129.9, 129.4, 135.1, 128.4 (m -クロロベ
ンゾイル基のC) 90.7, 85.2, 83.6, 82.0, 81.6, 79.5, 78.6, 74.8
(16,1,6,15,18,14,8,13位のC) 60.9, 59.2, 58.1, 55.6 (16,18,6,1位のメト
キシ基のC) 49.1 (N−エチル基のメチレンのC) 13.0 (N−エチル基のメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 621, 623 (M+)
ルアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 3300 cm-1に吸収の極大を示す。 4)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 7.28 (5H, s) (ベンジル基のH) 4.49 (2H, s) (ベンジル基のメチレンのH) 3.70 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.31 (3H, s) (〃) 3.29 (3H, s) (〃) 3.27 (3H, s) (〃) 1.10 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチル基のメチル基の
H) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 126.6, 127.0, 128.5, 141.7 (ベンジル基のC) 64.0 (ベンジル基のメチレンのC) 90.8, 85.3, 83.7, 81.8, 81.6, 79.5, 78.6,74.9 (1
6,1,6,15,18,14,8,13の位のC) 60.7, 59.1, 58.0, 55.6,(16,18,6,1位のメト
キシ基のC) 49.4 (N−エチル基のメチレンのC) 14.0 (N−エチル基のメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 573 (M+)
メチル)ペンチルアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 3.71 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.30 (3H, s) (〃) 3.28 (3H, s) (〃) 3.25 (3H, s) (〃) 1.09 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチル基のメチル基の
H) 1.02 (6H, d, J=7.0 Hz) (4−メチルペンチルのメチル
のH) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 90.7, 85.4, 83.7, 81.7, 81.5, 79.2, 78.5,74.8 (1
6,1,6,15,18,14,8,13の位のC) 60.8, 59.1, 58.0, 55.5 (16,18,6,1位のメ
トキシ基のC) 49.4 (N−エチル基のメチレンのC) 13.5 (N−エチル基のメチルのC) 21.0 (4−メチルペンチルのメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 567 (M+)
ルアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 3300 cm-1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 5.69 (2H, m) (クロチル基の二重結合のH) 4.10 (2H, m) (クロチル基のメチレンのH) 3.68 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.40 (3H, s) (〃) 3.29 (3H, s) (〃) 3.25 (3H, s) (〃) 1.71 (3H, d, J=6.3 Hz) (クロチル基のメチルのH) 0.89 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチル基のメチルのH) 4)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 130.8, 123.6 (クロチル基の二重結合のC) 90.6, 85.0, 83.5, 82.0, 81.7, 79.5, 78.6, 74.8 (1
6,1,6,15,18,14,8,13位のC) 60.9, 59.2, 57.9, 55.7 (16,18,6,1位のメ
トキシ基のC) 49.3 (N−エチル基のメチレンのC) 13.9 (N−エチル基のメチルのC) 12.7 (クロチル基のメチルの基のC) 5)質量スペクトル分析 m/z 537 (M+)
ロベンゾイル−ピロアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1715 cm-1に吸収の極大を示す。 4)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 7.98〜7.30 (4H, m) (m−クロロベンゾイル基のH) 5.40 (1H, d, J=5.0 Hz) (14位のβH) 3.80 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.30 (3H, s) (〃) 3.28 (3H, s) (〃) 3.26 (3H, s) (〃) 1.05 (3H, t, J=7.0 Hz) (N-エチルのメチルのH) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 211.6 (15位のカルボニルのC) 165.0 (m-クロロベンゾイル基のカルボニルのC) 131.6, 129.8, 129.5, 135.0, 128.4 (m-クロロベンゾ
イル基のC) 86.1, 84.1, 83.6, 78.3, 77.4, 76.8, 71.9 (16,
6,1,14,13,18,3位のC) 62.3, 59.2, 57.8, 56.1 (16,18,6,1位のメト
キシ基のC) 49.1 (N−エチルのメチレンのC) 13.4 (N−エチルのメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 619, 621 (M+) 7)元素分析 C32H42NO9Cl,計算値 C:61.98, H:6.83,N:2.26 実測値 C:62.05, H:6.91,N:2.05
−ピロアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1713 cm-1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 5.24 (1H, d, J=5.0 Hz) (14位のβH) 3.81 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.29 (3H, s) (〃) 3.25 (6H, s) (〃) 1.03 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチルのメチルH) 2.04 (3H, s) (アセチル基のメチルのH) 4)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 211.5 (15位のカルボニルのC) 171.3 (アセチル基のカルボニルのC) 86.1, 84.0, 83.5, 78.3, 77.5, 76.8, 71.9 (16,
6,1,14,13,18,3位のC) 62.4, 59.1, 57.8, 56.1 (16,18,6,1位のメト
キシ基のC) 49.1 (N−エチルのメチレンのC) 13.4 (N−エチルのメチルのC) 21.4 (アセチル基のメチルのC) 5)質量スペクトル分析 m/z 523 (M+) 6)元素分析 C27H41NO9, 計算値 C:61.93, H:7.89, N:2.67 実測値 C:61.88, H:7.77, N:2.45
−O−m−クロロベンゾイルピロアコニンの物性値及び
分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1715 cm-1に吸収の極大を示す。 4)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 7.97〜7.30 (4H, m) (m−クロロベンゾイル基のH) 5.39 (1H, d, J=5.0 Hz) (14位のβH) 3.81 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.30 (3H, s) (〃) 3.27 (3H, s) (〃) 3.25 (3H, s) (〃) 1.04 (3H, t, J=7.0 Hz) (N-エチルのメチルのH) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 211.6 (15位のカルボニルのC) 165.1 (m-クロロベンゾイル基のカルボニルのC) 131.8, 129.7, 129.5, 135.0 128.4 (m-クロロベンゾ
イル基のC) 86.2, 85.0, 83.7, 80.2, 78.4, 77.4, (16,1,
6,18,14,13位のC) 62.3, 59.2, 57.8, 56.0 (16,18,6,1位のメト
キシ基のC) 49.0 (N−エチルのメチレンのC) 13.5 (N−エチルのメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 603, 605 (M+) 7)元素分析 C32H42NO8Cl, 計算値 C:63.62, H:7.01,N:2.32 実測値 C:63.41, H:6.94,N:2.22
−O−アセチル−ピロアコニンの物性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1713 cm-1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 5.20 (1H, d, J=5.0 Hz) (14位のβH) 3.80 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.30 (3H, s) (〃) 3.24 (6H, s) (〃) 1.05 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチルのメチルのH) 2.05 (3H, s) (アセチル基のメチルのH) 4)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 211.6 (15位のカルボニルのC) 171.2 (アセチル基のカルボニルのC) 86.3, 85.1, 83.5, 80.3, 78.4, 77.2 (16,1,
6,18,14,13位のC) 62.4, 59.1, 57.9, 56.0 (16,18,6,1位のメト
キシ基のC) 49.1 (N−エチルのメチレンのC) 13.2 (N−エチルのメチルのC) 21.4 (アセチル基のメチルのC) 5)質量スペクトル分析 m/z 507 (M+) 6)元素分析 C27H41NO8, 計算値 C:63.89, H:8.14, N:2.76 実測値 C:64.11, H:8.36, N:2.51
ピ−14−O−m−クロロベンゾイルピロアコニンの物
性値及び分析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1715 cm-1に吸収の極大を示す。 4)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 7.96〜7.35 (4H, m) (m−クロロベンゾイル基のH) 5.50 (1H, t, J=5.0 Hz) (14位のβH) 3.63 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.30 (3H, s) (〃) 3.27 (3H, s) (〃) 3.25 (3H, s) (〃) 1.04 (3H, t, J=7.0 Hz) (N-エチルのメチルのH) 5)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 211.6 (15位のカルボニルのC) 165.0 (m-クロロベンゾイル基のカルボニルのC) 131.8, 129.7, 129.5, 135.0, 128.4 (m-クロロベンゾ
イル基のC) 85.2, 85.0, 83.7, 80.2, 78.4 (16,1,6,1
8,14位のC) 61.1, 59.2, 57.8, 56.0 (16,18,6,1位のメト
キシ基のC) 49.0 (N−エチルのメチレンのC) 13.4 (N−エチルのメチルのC) 6)質量スペクトル分析 m/z 587, 589 (M+) 7)元素分析 C32H42NO7Cl, 計算値 C:65.35, H:7.20,N:2.38 実測値 C:65.51, H:7.25,N:2.09
ピ−14−O−アセチル−ピロアコニンの物性値及び分
析デ−タ 1)性状及び溶解性 無色の非結晶性粉末で、エ−テル、クロロホルム、ベン
ゼン、エタノ−ル、メタノ−ル、酢酸エチル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシドに可溶で、ヘキサン、水に不
溶である。 2)赤外線吸収スペクトル(KBr)分析 1713 cm-1に吸収の極大を示す。 3)1H核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 5.38 (1H, t, J=5.0 Hz) (14位のβH) 3.65 (3H, s) (1,6,16及び18位のメトキシ基
のH) 3.30 (3H, s) (〃) 3.25 (6H, s) (〃) 1.05 (3H, t, J=7.0 Hz) (N−エチルのメチルのH) 2.05 (3H, s)(アセチル基のメチルのH) 4)13C核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)分析 次のシグナルを示す(δ,ppm)。 211.6 (15位のカルボニルのC) 171.2 (アセチル基のカルボニルのC) 85.3, 85.1, 83.5, 80.3, 78.4 (16,1,6,1
8,14位のC) 61.4, 59.1, 57.9, 56.0 (16,18,6,1位のメト
キシ基のC) 49.1 (N−エチルのメチレンのC) 13.1 (N−エチルのメチルのC) 21.4 (アセチル基のメチルのC) 5)質量スペクトル分析 m/z 491 (M+) 6)元素分析 C27H41NO7, 計算値 C:65.96, H:8.41, N:2.85 実測値 C:66.26, H:8.55, N:2.97
及び急性毒性についての実験例を示す。 〔実験例1〕(鎮痛作用) 酢酸ライシング法に基づく鎮痛活性の測定 実験にはStd:ddY系雄性マウス(20〜25g)を使用し
た。動物は室温24〜25℃,自由な摂食,摂水および1
2時間周期の明暗条件下で飼育した。被検薬は3%アラ
ビアゴム懸濁液として用いた。被検薬投与(s.c.)後30
分に0.7%酢酸/ 0.9%生理食塩液を10ml/kgの割合で
腹腔内に注射し,注射後10分から10分間に発現する
ライシング数を数えた。陰性対照として3%アラビアゴ
ム/0.9%生理食塩液を使用した。また,ED50値は,陰性
対照群のライシング数の1/2以下のものを鎮痛活性陽
性とし,Litchfield-Wilcoxon法に基づき算出した。そ
の結果を表1に示す。本発明に係る化合物は用量依存的
な鎮痛活性を示し、表1に示されているように,強力な
鎮痛活性を有することが認められた。
薬物を経口投与後30分に0.9%生理食塩液に懸濁したカ
ラゲニン(0.5mg/25μl)25μlを起炎剤としてマウス右
後肢足蹠皮下に注射した。対照として左後肢足蹠皮下に
0.9%生理食塩液25μlを注射した。足の厚さの測定はダ
イヤルゲ−ジキャリパ−を用いて行い、カラゲニン投与
後1,2,3,4,5および6時間に測定した。結果
は,左右の足の厚さの差で表した。その結果を表2に示
す。表2に示されているように,本発明に係る化合物は
カラゲニン足蹠浮腫抑制作用を有することが認められ
た。
た。被検薬物を皮下投与後72時間の致死数からLitchfie
ld-Wilcoxon法に基づきLD50値を算出した。その結果
を表3に示す。表3に示されているように,本発明に係
る化合物はメサコニチン,アコニチン,ヒパコニチンお
よびジェサコニチンに比べ,低毒性であることが認めら
れた。
メサコニチン、アコニチン、ヒパコニチンおよびジェサ
コニチンよりも毒性が低く、また強力な鎮痛・抗炎症活
性を有するものであることが明らかとなった。本発明に
係る鎮痛・抗炎症剤の臨床投与量は,前記式(I)の化合
物として成人1〜1000mg/日の量が好ましい。本発明の製
剤は任意所要の製剤用担体あるいは賦形剤により慣用の
方法で使用に供される。
ル等は慣用の賦形剤、例えば炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、リン酸カルシウム、とうもろこしでんぷん、
ばれいしょでんぷん、砂糖、ラクト−ス、タルク、ステ
アリン酸マグネシウム、アラビアゴム等を含有していて
もよい。錠剤は周知の方法でコ−ティングしてもよい。
経口用液体製剤は水性または油性懸濁液、溶液、シロッ
プ、エリキシル剤、その他であってもよい。注射用製剤
では、前記式(I)で示される化合物は塩の形態で用い
てもよく、用時溶解型が好ましい。また、懸濁化剤,安
定剤または分散剤のような処方剤を含んでいてもよく、
滅菌蒸留水、精油たとえばピ−ナッツ油、とうもろこし
油あるいは非水溶媒、ポリエチレングリコ−ル、ポリプ
ロピレングリコ−ル等を含有していてもよい。
提供され、当業界において周知の製剤用担体、例えばポ
リエチレングリコ−ル、ラノリン、ココナット油等を含
有していてもよい。局所適用のためには軟膏用組成物あ
るいは硬膏用組成物の形で提供され,当業界において周
知の製剤用担体、例えばワセリン、パラフィン、加水ラ
ノリン、プラスチベ−ス、親水ワセリン、マクロゴ−ル
類、ロウ、樹脂、精製ラノリン、ゴムなどを含有してい
てもよい。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式; 【化1】 〔式中、R1は、m-クロロベンゾイル又はベラトロイル
又はアセチル又は4-メチルペンチル又はクロチル又はベ
ンジルであり、R2は、メチル又はエチルであり、R3
及びR4は、それぞれ水素又は水酸基であり、R5は、
水酸基であり、R6は、水酸基であるか、又は15位炭
素原子とともにカルボニル基を形成している基である〕
で表されるアコニチン系化合物。 - 【請求項2】 一般式; 【化2】 〔式中、R1は、m-クロロベンゾイル又はペラトロイル
又はアセチル又は4-メチルペンチル又はクロチル又はベ
ンジルであり、R2は、メチル又はエチルであり、R3
及びR4は、それぞれ水素又は水酸基であり、R5は、
水酸基であり、R6は、水酸基であるか、又は15位炭
素原子とともにカルボニル基を形成している基である〕
で表されるアコニチン系化合物を有効成分として含有す
る鎮痛・抗炎症剤。
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---|---|---|---|
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