JPS61188013A - クランク軸など加工用のフライス盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はクランク軸など加工用のフライス盤であって工
作品中心線と同心又は偏心の横断面の円形加工のための
送りに対応して工作品中心線に垂直の平面内において可
動の、それぞれ内側切削用の環状の刃物ヘッドを収容す
るための回転可能の工具ドラムがあるフライス・ユニッ
トを備えているものに関する。

（従来技術） ２個又は数個の７ライス・ユニットとフライス工具とし
て単式又は複式刃物ヘッドとを備えているフライス盤は
クランク軸又はカム軸などの量産用に使用され、同時に
いくつもの横断面を加工するので加工時間を短縮するこ
とができる。

しかしこれらのフライス・ユニットには従来それぞれ固
有の、送り運動をもたらすフライス往復台が設けられて
おり、これが不合理な懇械設計上、特に工作品の十分な
支持に関しての場所の問題を生ずる。これら機械的条件
を改良するため、欧州特許出願第８３８９０２１１．２
により、少なくとも２個の、しかし望ましくはすべての
フライス・ユニットを共通のフライス往復台（場合によ
ってはフライス・ユニットを相対的に移動可能に収容す
るフライス往復台）上に取付け、フライス・ユニットの
全体の送り運動の制御および駆動装置を単純化するもの
が提案された。これはフライス・ユニット用の適切な収
容部および場所によっては調整装置を備えた特殊なフラ
イス往復台であって、静止して取付けである工作品のり
ロエの際に工作品中心線に垂直の平面内において移動可
能の２個の部分からなるものである。これらのフライス
往復台は、単一部分からなるもの、あるいは複数部分か
らなるものにかかわらず、設計上および製作上の負担を
要し、ざらに撮動に弱く、特にいくつものフライス・ユ
ニットを用いる場合、確実かつ安定な工作品支持が困難
になる。

（発明の目的） したがって、本発明はこれらの欠点を排除し、比較的簡
単なかつコンパクトな構造によって制御および作動を行
なう冒頭にあげた種類のフライス盤を提供することを目
的とするものである。

本発明はこの課題を、それ自体公知の方法で自ら摺動可
能に導かれるフライス・ユニット（複数）が同時に共通
の駆動部を介して移動方向に正しい送りで可動であるこ
とによって解決する。フライス・ユニットはこうして自
ら往復台のｉ能を持つことがで８、よって機械的な負担
が低減され、その上共通の駆動が負担の少ない制御およ
び駆動装置を可能にする。

フライス・ユニットは回転する工作品の加工の際には直
接に機械ベッドの長さ方向の往復台の案内をすることが
できるが、案内および静止の工作品加工用の駆動部とと
もに共通のフライス往復台上に取付けることもできる。

このフライス往復台はしたがって往復台ブロックからな
る交差往復台などである必要はなく、たとえば高さに従
って移動可能に導かれるフライス・ユニツ１−のある単
純な横の往復台として形成して簡単かつ頑丈な機械設計
を可能にすることもできる。

フライス・ユニット用駆動部には、駆動可能の親ねじ望
ましくは球、ローラつきねじ軸と、それぞれ一つの駆動
グループに結合してある１個又は数個のフライス・ユニ
ットに属している２個の駆動ナツトとを包含するねじ駆
動部を採用するのが望ましい。このねじ駆動部はフライ
ス・ユニットの正確なかつよく制御できる運動を可能に
し、駆動ナツトと親ねじを使用してフライス・ユニット
相互間の距離を可変にし、加工すべき横断面に応じて個
々のフライス・ユニットが、一つの駆動ナツトにより共
通に駆動される駆動グループが構成される。

本発明の一実施例によれば、親ねじの駆動ナツトと噛合
する部分が反対のねじ勾配となっているため、親ねじの
回転の際にフライス・ユニット乃至駆動グループは反対
方向に同じだけ動かされてフライス・ユニットの行程変
更が全く無駄な時間なしに達成でき、簡単に制御プログ
ラムに組みこまれるようになる。フライス・ユニット乃
至フライズ工具は対称に作動し、反対方向に向けた切削
となり、たとえば対応して準備されたクランク軸の場合
すべての側面を同時に加工できるようになる。フライス
・ユニットの、この方向が逆で大きざの等しい加工は、
フライス・ユニットに均等な切削を行なわせ、フライス
時間を最小にする。

本発明の別の実施例によれば、駆動ナツトと協力する親
ねじのねじの切っである部分はピッチの勾配方向が興じ
であり、一方の駆動ナツトは関連のフライス・ユニット
又は駆動グループ内において回転可能に取付けてあり、
ブレーキによりブロック可能である。ここでは駆動ナツ
トが、従ってまた対応の７ライス・ユニットも互いに平
行に動いてフライス・ユニットの固有の行程調整が必要
となる。また、一方の駆動ナツトはブレーキを外すこと
により解放され得て、他方のフライス・ユニット内にお
いて回転不能に位置している駆動ナツトのみが親ねじに
対して軸方向に動くようにな゛る。フライス・ユニット
間が所望の距離になった後に、解放された駆動ナツトは
再びブロックされ、正しい送りの同じ運動がすべてのフ
ライス・ユニットについて制御され得る。

ブレーキがブレーキばねにより負荷されるブレーキシュ
ーであって水力駆動部を介して解放可能であり、駆動ナ
ツトのブレーキ７ランジと協力するものからなるとき、
僅かな製作上の負担で機能確実な調整ができる。ブレー
キシューが基本姿勢においてブレーキばねにより駆動ナ
ツトをブロックし、水力駆動部の特定の操作のみがブレ
ーキをＷ敢して扛上姿勢へもたらすからである。その際
ブレーキフランジは駆動ナツトに好都合なブレーキ面を
もたらす。

制動可能の駆動ナツトを収容しているフライス・ユニッ
ト又は駆動グループが、ブレーキを解放した場合に、関
連の案内に対して位置固定可能であると、行程調整過程
が加速されて、また全く正確に実施できる。

そのほかフライス・ユニットがブレーキのかかっている
とき互いに張力で支えられ得ると、フライス・ユニット
がそれによって相対的に支持でき撮動が避けられるので
有利である。

（実　施　例） 以下、図面により、実施例を説明する。

フライス盤の機械ベッド１上には横木２に、親ねじ駆動
部３により工作品Ｗの中心線に垂直に摺動可能のフライ
ス往復台４が位置しており、工作品側に、軸方向に並列
して配置してある３ｇＩのフライス・ユニット６ａ、　
６ｂを収容するための案内部５を形成する。フライス・
ユニット６ａ、　６ｂは工具ドラム７ａ、　７ｂを備え
ており、これらは図示してない駆動装置によって回転可
能であり、環状の内側切削する刃物ヘッド８ａ、　８ｂ
を支持している。フライス往復台４の案内部５にそって
摺動可能にフライス・ユニット６ａ、　６ｂには共通の
駆動部９が設けられていて、この駆動部９とフライス往
復台４用親ねじ駆動部とに暴いてフライス・ユニット６
ａ。

６ｂとそれらの刃物ヘッド８ａ、、　８ｂとが工作品中
心線に垂直の平面において任意に可動であり、それゆえ
工作品Ｗのクランクピんおよびジャーナルの加工のため
必要な送りを受けるようにしてある。

フライス・ユニット６ａ、　６ｂ用の駆動部９には２個
の駆動ナツト１１ａ　、　１１ｂと協力する駆動可能の
球ローラねじ軸１０があるニ一方の駆動ナツト１１ａは
その際に中央のフライス・ユニット６ａ内に位置してお
り、他方の駆動ナツト１１ｂは外側の両フライス・ユニ
ット６ｂをまとめて共通の駆動グループとする橋部１２
内に取付けてあって両駆動ナツト１１ａ　、　１１ｂと
駆動部９とに対応して中央のフライス・ユニット６ａも
外側のフライス・ユニット６ｂも動かされｎるようにな
っている。フライス・ユニットのよりよい案内のため橋
部１２は中央のフライス・ユニット６ａを７ライス往復
台とは反対の側で囲み、ここでフライス往復台４の案内
部５と対向の付加的案内１３を形成して、フライス・ユ
ニットがフライス往復台４のみにではなく相互間でも支
えられているようになる。

第１図から第３図の実施例によると、フライス・ユニッ
ト６ａあるいは橋部１２内に回転不能に取付けである両
駆動ナツト１１ａ　、　１１ｂ用の球ローラねじ軸１０
にはピッチ勾配方向が反対の二つのねじたて部分１４ａ
　、　１４ｂがあり、よってぬじ軸１０の回転か駆動ナ
ツトの方向が逆で大きさは等しい運動を、従ってまた一
方では中央のフライス・ユニット６ａの、他方では外側
の両フライス・ユニット６ｂの方向が逆で大きさの等し
い運動を生ぜしめる。１８０°Ｃだけ鳥嘴をずらしてフ
ライス・ユニットの移動方向に一致して向けられたクラ
ンクピンの加工のためには、刃物ヘッド８ａ、　８ｂが
クランクピンの行程位置には無関係に方向は逆に大きさ
は等しく切削し、ジャーナルカ０工にはその円形送りを
方向は逆に大きさは等しく切削できて、たとえば４気筒
用クランク軸のすべてのクランクピン６よびすべての側
面の同時加工が最短時間で可能であるようになっている
（第３図）。その場合切削運動は単にフライス・ユニッ
ト用駆動部９によって行なわれ、円形送りのための運動
はフライス往復台４用親ねじ駆動部３と駆動部９との間
の対応の調整によって行なわれて、所望の円形送りが、
移動方向にある運動成分の組合せによって生じるように
なっている。

第４図から第６図の実施例にあっては駆動ナツト１１ａ
　、　１１ｂ用球ローラねじ軸１０にはピッチ勾配の等
しいねし山部分１５ａ　、　１５ｂがあって、ねじ軸の
回転の際に駆動ナツトが、従ってまたフライス・ユニッ
ト６ａ、　６ｂが同じ方向へ動かされるようになってい
る。ここでフライス・ユニットを相対的に調整し、行程
位置の相異なるクランクピンに適合させるためには駆動
ナット１１ｂｔｆｉ橋部１２内に回転可能に取付けてあ
り、ブレーキ１６によってブロック可能である。このブ
レーキ１６には２個の、相互間に駆動ナツト１１ｂのブ
レーキフランジ１７を受入れているブレーキシュー１８
．１９があり、これらは対向して移動可能に導かれブレ
ーキばね２０により制動方向に押されている。ブレーキ
ばね２０に抗する水力駆動部２１であってブレーキシュ
ー１８．１９の対応のピストンおよびシリンダ部分１８
ａ　、　１９ａから形成されているものが圧をかけるこ
とによってブレーキ解放を可能にする。ブレーキが解放
されているとき、駆動ナツト１１ｂは親ねじ回転に追随
できて駆動ナツト１１ａのみが軸方向に勅かされ、フラ
イス・ユニット６ａと橋部１２またはフライス・ユニッ
ト６ｂとの間の相対移動が行なわれるようになる。この
移動過程を正確に実施するため、フライス・ユニット６
ｂをフライス往復台４に堅個に締付ける締付装置２２が
設けである。行程調整が行なわれ次第、ブレーキ１６は
再び活性化され締付装置２２は開かれて、今宴はフライ
ス・ユニット６ａ、　６ｂが所与の相対位置において同
方向に切削し円形送りを受は得るようになっている〈第
６図）。ここではフライス作業中フライス・ユニットが
相対運動を行なわないのでフライス・ユニット１３ａ　
、　１３ｂが取付位置２３により互いに張力をかけられ
、これにより工具の案内が安定する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるフライス盤のフライス往復台を示
す端面図、 第２図は第１図の線■−■にそった断面図、第３図はこ
のフライス往復台のフライス・ユニットの一作動面を示
す平面図、 第４図はフライス往復台の別の実施例を示す端面図、 第５図はこのフライス往復台のフライス・ユニットのた
めの駆動部の詳細を拡大して示す縦断面図、 第６図は第４図の実施例のフライス・ユニットに属する
一作動面を示す平面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）クランク軸等の加工用のフライス盤であって工作品
   中心線と、同心又は偏心の横断面の円形加工のための送
   りに対応して工作品中心線に垂直の平面内において可動
   の、それぞれ環状内側切削刃物ヘッド（８ａ、８ｂ）を
   収容するための回転可能の工具ドラム（７ａ、７ｂ）の
   あるフライス・ユニット（６ａ、６ｂ）を備えたものに
   おいて、それ自体摺動可能に導かれるフライス・ユニッ
   ト（６ａ、６ｂ）が同時に共通の駆動部（９）を介して
   摺動可能であることを特徴とするフライス盤。 ２）前記フライス・ユニット（６ａ、６ｂ）が所属の案
   内部（５）および駆動部（９）とともに共通のフライス
   往復台（４）上に取付けられていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のフライス盤。 ３）前記フライス・ユニット（６ａ、６ｂ）用駆動部（
   ９）にはねじ駆動部があり、駆動可能の親ねじ望ましく
   は球ローラねじ軸（１０）および２個の、それぞれ一つ
   の駆動グループに結合されている１個又は数個のフライ
   ス・ユニット（６ａ、６ｂ）に従属している駆動ナット
   （１１ａ、１１ｂ）を包含することを特徴とする特許請
   求の範囲第１項または第２項記載のフライス盤。 ４）前記駆動ナット（１１ａ、１１ｂ）と協力する親ね
   じ（１０）のねじ山部分（１５ａ、１５ｂ）はピッチ勾
   配の方向が逆であることを特徴とする特許請求の範囲第
   ３項記載のフライス盤。 ５）前記駆動ナット（１１ａ、１１ｂ）と協力する親ね
   じ（１０）のねじ山部分（１５ａ、１５ｂ）はピッチ勾
   配方向が同じであり、一方の駆動ナット（１１ｂ）は関
   連のフライス・ユニット又は駆動グループ（９）内に回
   転可能に取付けてあり、ブレーキ（１６）によりブロッ
   ク可能であることを特徴とする特許請求の範囲第３項記
   載のフライス盤。 ６）前記ブレーキ（１６）が駆動ナット（１１ｂ）のブ
   レーキフランジ（１７）と協力するブレーキシュー（１
   ８、１９）からなり、ブレーキばね（２０）により負荷
   されるブレーキシュー（１８、１９）は水力駆動部（２
   １）を介して解放可能であることを特徴とする特許請求
   の範囲第５項記載のフライス盤。 ７）制動可能の前記駆動ナット（１１６）を収容してい
   るフライス・ユニット又は駆動グループ（９）は、ブレ
   ーキ（１６）が解放してある場合、関連の案内部（５）
   に対して位置固定可能であることを特徴とする特許請求
   の範囲第５項または第６項記載のフライス盤。 ８）前記フライス・ユニット（６ａ、６ｂ）はブレーキ
   （１６）のかけてある場合互いに張力で支持可能である
   ことを特徴とする特許請求の範囲第５項から第７項のい
   ずれか１項記載のフライス盤。