JPS61186774A - 真空断熱材の組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は真空断熱材に係り、特にその製造に好適な真空
断熱材の製造方法に関する。

〔発明の背景〕

平板状の真空断熱材は、耐圧容器（例えば金属板）内部
にスペーサを充填して構成することか不可欠であるか、
このスペーサは、断熱性能が優れている本質的機能の上
に、ガスの発生を防止でさ、耐圧力か高く、低原価であ
ることを最小の必要条１とすべきもので非常に開発選定
の困難なものである。この最も有力なものとして、無機
質の細径繊維を積層して適用したものが考えられるが、
一つの大きな欠陥として加圧変形量が大きいため、挿入
、及び組立が問題となり、今日まで実用の域に達してい
なかった。この材料例を、ガラスウール、又は、セラミ
ックウールとした場合は、真空加圧後の圧縮変形量は１
９／２０、（即ち、無荷重時の５％の厚さ）となり、こ
れに伴い金属板も変形し、しわ、そり、凹凸等が生じ、
構造上の問題点かある。このことは、この種真空断熱材
を冷蔵庫に組み込んだ場合、壁厚を増大させてしまう問
題点かある。

この圧縮変形を吸収する方法として、例えば、ＵＳＰ３
．１７９．５４９号に公報されている如く、金属板の周
辺に蛇腹状に加工して、圧縮変形をこの部分で受けもつ
ようにしたものがある。しかし、この方法でも、１９／
２０の大量の変形は吸収できず、蛇腹部は複雑に変形し
、その外観は平板状と程遠いものとなる。又、蛇腹その
ものも−三次元的なもので、加工方法が極めて困難であ
る。

又、他の例として、特開昭５８−１０６２９２号に公報
されている如（、グラスウールをあらかじめ、ペネトレ
ーション繊維で縫込み、変形量を少（したグラスウール
マットを浅く絞った金属容器に充填して構成したものも
あるが、これでも変形は１／２程度が残り、中央部か凹
んだ平板状断熱材となる上に、ペネトレーション繊維が
伝熱方向にあるためこれを介しての熱損失が生じるなど
の問題点がある。

〔発明の目的〕

本発明は、上記問題点を解消するために成されたもので
、加圧治具により真空圧と同一圧力を組立時に加え、真
空引き工程までこれを装着しておき、真空引きをした後
に、取除くように構成したものである。

〔発明の概要〕 本発明は、２枚の金属板の間に繊維を挾み込む工程と、
上記２枚の金属板を外側より加圧する工程と、この工程
を継続しながら上記２枚の金属板）外周を気密溶接して
金属容器を形成するとともに、上記容器を真空状態にす
る工程と、上記加圧を解除する工程とからなる真空断熱
材の組立方法である。

〔発明の実施例〕

本発明の一実施例を、第１図〜第４図により説明する。

図において、１は、無機質の細径繊維で、伝熱性能を高
くするため繊維方向は、伝熱方向と直角方向にランダム
に積層し、繊維間の接触熱抵抗を向上させて断熱機能を
持たせたものである。

２は、金属板で、薄板かつ熱伝導率の低い材料で構成し
、金属板を介しての熱伝導損失を防止する。

２ａは、金属板１に開口する穴、２ｂは外周のフランジ
部、３は、真空引きを行うため、穴２ａに接続する真空
引きパイプ、４は、部品１〜３で組立てられる真空断熱
材、５は、真空断熱材４を真空加圧状と同圧に圧縮する
ための押え板、５ａは押え板５に開口する穴で、真空引
きパイプ３の位置に合せである。６は、押え板５に圧縮
荷重を加えるための加圧治具、６ａは、加圧治具のアー
ム、−６ｂは、加圧力を調節するためのネジである。

掛る部品で、真空断熱材４を製作するには、まず細径繊
維１を、バキュームを掛けたダクト内で吸引し、その積
層は、第２図の如く伝熱方向と直角方向で、ランダムに
積層し、この伝熱は、細径繊維１の相互の接点部の接触
熱抵抗と、伝熱方向と直角方向にある細径繊維１内を通
り、ジグザグに伝熱し、この接触熱抵抗と、熱移動距離
の増長により断熱機能を向上させるようにしである。又
金属板２の穴２ａに、真空引きパイプ３を取付け、第３
図の如く、２板の金属板２で細径繊維１をサンドイッチ
し、さらに、金属板２の外部に押え板５を配設する。こ
の後、加圧治具６により真空圧力Ｉ　Ｋｆ／ｉの圧力相
当になるように、ネジ６ｂにより加圧し、第１図の如（
構成し、フランジ２ｂの外周全体を気密溶接する。さら
に真空引きパイプ３の開口端を真空ポンプ（図示せず）
に接続し、全体を加熱しながら内部のガスを排出する真
空ベーキングを行い、真空引き完了後、上記真空引きパ
イプ３の一部を封止切り、この後、押え板５、汲び加圧
治具６を取外し、第４図、及び第５図の如く平板状の真
空断熱材４を完成することができる。

以上の如く構成された真空断熱材４は、細径繊維３が伝
熱方向と直角にランダムに積層され、前述の如く、゛マ
ットの硬化のための伝熱方向のペネトレーション繊維の
伝熱ロスがなく熱伝導か低くなる。又、内部は高真空に
保持するので対流伝熱がなくなり、さらに細径繊維が多
数段積層しているので一種のスーパーインシュレーショ
ンの如くなり輻射伝熱を防止し、高い断熱機能を発揮す
る。

又外板容器２は、真空引きの完成まで、同圧力になるよ
う押え板５、及び加圧治具６により加圧組立てるので、
金属板２の構造か簡単になる上に、組立、溶接も容易に
なり、完成後の外観は、完全な平面を保持し、外板容器
２は、特殊な加工か不用なので極薄板で構成できるので
、金属板を介しての熱の廻込み熱伝導損失を減少で、き
る効果がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、押え板と加圧治具を用いることにより
、断熱機能が優れ、かつ外観か完全な平面となる繊維を
充填した平板状の真空断熱材を構成でき、効果が甚大な
ものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、真空断熱材を加圧圧縮した時の断面説明図、第
２図は、細径繊維の積層状態拡大図、第３図は、加圧圧
縮前の組立断面説明図、第４図は完成した真空断熱材の
斜視図である。 １・・・細径繊維、２・・・金属板、２ａ・・・穴、２
ｂ・・・７ランジ、３・・・真空引きパイプ、４・・・
真空断熱材５・・・押え板、５ａ・・・穴、６・・・加
圧治具、６ａ・・・ネジ。 ＄１図 ＄２（２）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２枚の金属板の間に繊維を挾み込む工程と、上記２枚の
   金属材を外側より加圧する工程と、この工程を継続しな
   がら上記２枚の金属板の外周を気密溶接して金属容器を
   形成するとともに、上記容器を真空状態にする工程と、
   上記加圧を解除する工程とからなることを特徴とする真
   空断熱材の組立方法。