JPS6118558Y2 - - Google Patents

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JPS6118558Y2
JPS6118558Y2 JP1978171703U JP17170378U JPS6118558Y2 JP S6118558 Y2 JPS6118558 Y2 JP S6118558Y2 JP 1978171703 U JP1978171703 U JP 1978171703U JP 17170378 U JP17170378 U JP 17170378U JP S6118558 Y2 JPS6118558 Y2 JP S6118558Y2
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JP
Japan
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vibrating membrane
electronic
membrane
diaphragm
film
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JP1978171703U
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JPS5587592U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電子ドラム等の電子打楽器に関す
る。
従来の例えば電子ドラムとしては、一例として
第1図及び第2図に示すように構成されたものが
知られている。すなわち、円筒状の胴体1の端面
に振動膜2を載置し、またこの振動膜2の周端部
に固着された振動膜枠3の上面に締枠4を載置
し、そしてボルト5を前記締枠4を貫通させて前
記胴体1の外周面に設けられたラグ6にねじ込む
ことにより、前記締枠4によつて前記振動膜枠3
を押し下げ、これにより前記振動膜2は緊張され
て前記胴体1の開口端面に張設されている。ま
た、前記振動膜2の内面中央部には、厚さが略30
μ程度の高分子圧電膜(機械電気変換素子)7が
接着されており、この圧電膜7はリード線8a,
8bを介して前記胴体1の端面と前記振動膜2と
の間に介在されているリード端子9a,9bに電
気的に接続されている。しかして、振動膜2が打
撃されて振動すると、この振動による圧電膜7の
歪変化を電気信号として取り出した後アンプ、ス
ピーカ等によつて電気的に増幅することにより、
音楽的目的にとつて満足すべき音量と音色とをも
つた音波を生じさせるようになされている。
しかしながら、従来のこのような電子ドラムに
あつては、高分子圧電膜7を振動膜2に接着する
ための接着剤(例えばエポキシ樹脂)が硬化して
衝撃に対して非常に弱い層を形成し、しかもドラ
ム演奏においては振動膜2を強打する場合がある
から、硬化した操着剤層にかなりの衝撃がかかつ
た場合この層が部分的に割れ、ひいては高分子圧
電膜7に亀裂が生じて感度が低下し、また耐久性
も乏しいという問題があつた。また、高分子圧電
膜7の厚さは略30μ程度と極めて薄いから、この
圧電膜7を振動膜2に接着する際に圧電膜7がシ
ワになつたり破れたりし易く、接着作業が極めて
面倒で高度の熟練を要するという問題があつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
強打しても高分子圧電膜等の機械電気変換素子に
亀裂が生ぜず、長期間に亘つて安定した感度を得
ることができ、また振動膜部分を容易に動作する
ことができる電子ドラム等の電子打楽器を提供す
ることを目的とするものであり、振動膜に機械電
気変換素子を内蔵するようにしたものであり、ま
た前記振動膜を振動膜本体とこれに熱圧融着され
たフイルムとによつて構成するとともにこれらの
間に前記機械電気変換素子を介在させるようにし
たものである。
以下、この考案の一実施例について第3図及び
第4図を参照して説明する。なお、上述した第1
図に示す従来例と同一部分には同一符号を付して
その説明を省略する。この実施例においては、例
えばポリエステル樹脂等の材料によつて厚さが略
0.25mm程度の振動膜11を成形する際に、この振
動膜11の中央部に厚さが略30μ程度の高分子圧
電膜(機械電気変換素子)12を内蔵させるとと
もに、この圧電膜12の両面に夫々接続されたリ
ード線13a,13bをその各一端を前記振動膜
11の内面外周部に夫々露出させて前記振動膜1
1に内蔵させて、振動膜11を形成している。ま
た、胴体14の端面で前記振動膜11の内面外周
部に露出させたリード線13a,13bの各一端
に夫々対応する箇所に凹部15a,15bを形成
し、また胴体14の周壁にその内周面と前記凹部
15a,15bとを夫々連通する通路16a,1
6bを形成し、そして胴体14の凹部15a,1
5bにリード端子17a,17bを夫々埋設し、
また胴体14の内周面の予め定められた2箇所に
リード端子18a,18bを夫々ねじ19a,1
9bによつて取り付け、更に胴体14の通路16
a,16b内に夫々配設したリード線20a,2
0bによつて前記リード端子17a,17bと前
記リード端子18a,18bとを夫々電気的に接
続している。そして、振動膜11を胴体14の端
面に従来同様にして張設して、振動膜11の内面
外周部に露出させたリード線13a,13bの各
一端をリード端子17a,17bに夫々接触させ
てなるものである。
このように構成された電子ドラムは、振動膜1
1を成形する際に高分子圧電膜12を内蔵させる
ようにしたから、従来の高分子圧電膜の取り付け
に必須とされていた接着剤が不要となり、したが
つて、接着剤の硬化に起因するひび割れ等が生じ
ることがなく、また、振動膜11と高分子圧電膜
12とが一体に振動するため、自然なステイツク
感を得ることができる。
次に、この考案の他の実施例について第5図及
び第6図を参照して説明する。なお、上記実施例
と同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。この実施例においては、例えばポリエステ
ル樹脂等の材料によつて形成された厚さが略0.2
mm程度の振動膜本体21の内面に例えばポリエス
テル樹脂等によつて形成された厚さが略0.2mm程
度のフイルム22を熱圧融着するとともに、この
フイルム22と前記振動膜本体21との間に高分
子圧電膜12及びそのリード線13a,13bを
ともに介在させてなるものである。
なお、上記両実施例においては、この考案を電
子ドラムに適用した場合について説明したが、こ
れに限られることなく、例えば電子ボンゴ、電子
テインパニ等の電子打楽器にも幅広く適用し得る
ものであり、要はこの考案の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形応用が可能である。
以上詳細に説明したように、この考案による電
子ドラム等の打楽器によれば、薄くて可撓性に富
む高分子圧電膜からなる機械電気変換素子を楽器
の振動膜に内蔵させた構成であるから、内蔵され
た高分子圧電膜振動膜の振動特性が自然になつ
て、通常のドラムと変わらないステイツク感を得
ることができ、また、振動膜部分には従来のよう
な硬化した接着剤層が存せず、従つて振動膜を強
打しても機械電気変換素子に亀裂が生ぜず、長期
間に亘つて安定した感度を得ることができ、また
振動膜部分を製作する際に極めて薄い機械電気変
換素子がシワになつたり破れたりすることがな
く、従つて容易に製作することができ、また製作
後において機械電気変換素子が脱落することもな
い等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子ドラムの一例を示す一部の
縦断面図、第2図は第1図の円部の拡大図、第
3図はこの考案を電子ドラムに適用した場合の一
実施例を示す要部の縦断面図、第4図は第3図の
円部の拡大図、第5図はこの考案を電子ドラム
に適用した場合の他の実施例を示す要部の縦断面
図、第6図は第5図の円部の拡大図である。 11……振動膜、12……高分子圧電膜(機械
電気変換素子)、14……胴体、21……振動膜
本体、22……フイルム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 振動膜に高分子圧電膜からなる機械電気変換
    素子を内蔵してなることを特徴とする電子ドラ
    ム等の電子打楽器。 (2) 前記振動膜は振動膜本体とこれに熱圧融着さ
    れたフイルムとからなり、前記振動膜本体と前
    記フイルムとの間に前記機械電気変換素子を介
    在させたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の電子ドラム等の電子打楽器。
JP1978171703U 1978-12-14 1978-12-14 Expired JPS6118558Y2 (ja)

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JP1978171703U JPS6118558Y2 (ja) 1978-12-14 1978-12-14

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JP1978171703U JPS6118558Y2 (ja) 1978-12-14 1978-12-14

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JPS5587592U JPS5587592U (ja) 1980-06-17
JPS6118558Y2 true JPS6118558Y2 (ja) 1986-06-05

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US20220148548A1 (en) * 2019-02-28 2022-05-12 Roland Corporation Detection device, percussion instrument, and detection method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831427Y2 (ja) * 1976-12-28 1983-07-12 呉羽化学工業株式会社 高分子圧電変換装置

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JPS5587592U (ja) 1980-06-17

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