JPS5937828Y2 - 電気打楽器 - Google Patents

電気打楽器

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Publication number
JPS5937828Y2
JPS5937828Y2 JP11574978U JP11574978U JPS5937828Y2 JP S5937828 Y2 JPS5937828 Y2 JP S5937828Y2 JP 11574978 U JP11574978 U JP 11574978U JP 11574978 U JP11574978 U JP 11574978U JP S5937828 Y2 JPS5937828 Y2 JP S5937828Y2
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JP
Japan
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striking
pickup
percussion instrument
electric
signal
Prior art date
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Expired
Application number
JP11574978U
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English (en)
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JPS5532867U (ja
Inventor
正広 生熊
Original Assignee
ヤマハ株式会社
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Publication date
Application filed by ヤマハ株式会社 filed Critical ヤマハ株式会社
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Publication of JPS5532867U publication Critical patent/JPS5532867U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は打撃体の打撃位置による感度むらを少なくし
た電気打楽器に関するものである。
一般に打楽器はいらゆる集音の音量が大きいため、弦楽
器など他の楽器と合奏する際に音量バランスをとるの力
省かしかったり、また練習時にも大きな音量が出るため
演奏する場所が制約されるなどの種々の問題を有してい
た。
このような問題を解決するために、打撃膜の下面にミュ
ート効果を出すためにクッション材を設けて打撃膜の振
動をダンピングし、このクッション材を介してピックア
ップから打撃膜の振動を検出するような電気打楽器が従
来からいくつか提案されている。
例えば、ドラムヘッドに圧接させてその振動をダンピン
グするスポンジ状のミュート本体を設け、このミュート
本体の内部にピックアップを内蔵させてドラムヘッドの
振動をこのピックアツプで検出するようにした電気打楽
器が同一出願人によって提案されている(実願昭53−
29083号)。
このような電気打楽器によると、集音の音量を著しく弱
くすることができるので、前述のような弦楽器と合奏す
る際の音量バランスや練習時の騒音の問題は解決できる
が、そのミュート構造が複雑になるためコストが高くな
るという欠点がある。
また、打撃膜に比較的接近した1個所の位置(こピック
アップ力項装置されるため、このピックアップの付近の
位置で打撃膜をたたくと検出出力は大きくなり遠い位置
で打撃膜をたたくと検出出力が小さくなり、いわゆる打
撃位置による感度むらが生ずる。
このため、一様な検出出力を得るためには、打撃膜をた
たく位置によって打撃力を変えなければならなくなり、
演奏に相当の熟練を要するという問題点があった。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、簡単な構造にて集音の減少ができると
ともに、打撃体のどこをたたいても感度むらが少なく均
一な音量の音が得られるような電気打楽器を提供するこ
とにある。
このような目的を遠戚するために、この考案は、受は皿
上にクッション材を設け、このクッション材の上に球面
状に形成された打撃体を設け、クッション材中の打撃体
の各面からほぼ等しい距離の位置にピックアップを埋込
んだものである。
以下、この考案を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図はこの考案に係る電気打楽器をドラムに適用した
一実施例の縦断面図である。
図において、所定の深さをもち縁周辺に横方向に形成さ
れたフランジ部1aを有する剛体からなる受は皿1は、
フランジ部1aが胴2の開口端2aに支持され胴2の開
口部にはめ込むような状態で設置される。
受は皿1の上にはポリウレタン発泡スポンジなどからな
り半球状に形成されたクッション材3を設け、このクッ
ション材3の上に可撓性のある材料からなる円形シート
からなり周辺にリング状の枠体4を固定した打撃体とし
ての打撃膜5が載置される。
クッション材3の下方の中心部には圧電素子などからな
るピックアップ6が埋込まれ、電気信号を取出すシール
ド線7が受は皿1を貫通して下方に引出されている。
枠体4の上にリング状に形成された締め枠8をのせ、こ
の締め枠8に貫通した締めボルト9を胴2の夕H則面に
固定されたラグ10に螺合して締め枠8を下方に押すと
、枠体4゜は胴2の外周に沿って下方に引張られる。
この結果、可撓性ある打撃膜5は半球状のクッション材
3上にその表面に接触して球面を形成して張設される。
このとき、ピックアップ6はクッション材3を介して打
撃膜5までの距離が、打撃膜5のいずれの面からみても
ほぼ等しくなる。
このような横取において、スティックで打撃膜5の表面
をたたくと打撃膜5は衝撃的に振動し、この振動は接触
しているクッション材3中を伝播してピックアップ6に
伝達する。
ピックアップ6はこの振動を検出して振動に対応した電
気信号を発生し、この電気信号はシールド線7を経て後
述する電気回路に供給され、ここで処理された後ドラム
の楽音となってスピーカから発音される。
打撃膜5は下面が全面的にクッション材3に接触してい
るために、振動は大きく減衰してしまいいわゆる主音の
音量は著しく小さくなる。
実際の演奏音は電気信号を増幅して大きくするので音量
は十分にとれる。
第2図はピンクアップ6で発生した電気信号を処理する
電気回路のブロック回路図である。
図において、ピックアップ6から出力された電気信号は
サンプルアンドホールディング回路11とゲート回路1
2に同時に入力される。
サンプルアンドホールディング回路11においては、電
気信号の強さをサンプリングして記憶し、その出力は制
御電圧信号として電圧制御型増幅器(以下VCAと称す
)13に供給される。
一方、ゲート回路12においては電気信号が人力すると
ドラムをたたいたというゲート信号が発生し、この信号
はエンベロープ発生器14に供給される。
エンベロープ発生器14においては、ドラムに対応した
波形のエンベロープ信号が発生し、この信号は制御電圧
信号としてVCA13に供給される。
このVCA13は、電圧制御型発振器(VCO)15、
電圧制御型フィルタ(VCF)16およびスピーカ17
とともにシンセサイザの回路の一部を横取し、VCA1
3には常にドラム音に相当する音源信号が入力されてい
るが制御電圧信号が零のときは出力は出ない。
打撃膜5がたたかれピックアップ6から電気信号が出力
されると、この強さの信号と所定のエンベロープの信号
によって音源信号は制御されドラム系の楽音がスピーカ
17から発音される。
この場合、スティックで打撃膜5のどの個所をたたいて
も、打撃膜5からピックアップ6までの距離がほぼ等し
いので感度むらは発生せず、一定の打撃力であれば一定
の音量が得られる。
早く連打するようなドラム奏法では打撃膜は常に変化し
てしまうものであり、感度むらがあるとこれにともなっ
て音量も変化して正確なリズムをとりにくくなるが、前
記のように感度むらが少ないとこのような問題はなく、
演奏者は一般のドラムを演奏するときと同様な奏法で演
奏することができる。
したがって初心者でも容易に円滑な演奏が可能となる。
また、打撃膜が従来のように平担であると打撃時に打撃
膜とスティックのなす角度が相対的に小さくなるが、打
撃膜が半球状に形成されてい゛ると打撃時に打撃膜とス
ティックのなす角度が相対的に大きくなり、打撃の効率
が非常によくなって連打奏法がやり易くなる。
この実施例では打撃体として可撓性ある材料の打撃膜を
半球状のクッション材の形にならって打撃膜を半面状に
形成して使用したが、剛体に近くあらかじめ球面状に形
成した打撃板を用いることもできる。
この場合、クッション材は半球状の形からやや変形して
いてもクッション材上に全面接触するように打撃板をか
ぶせると半球状に収まる。
この実施例はクッション材の形がばらついても打撃面の
形が常に正確な球面状に形成できる効果がある。
また、一般の打楽器の打撃膜をはずし、そのかわりに受
は皿とピックアップを埋込んだクッション材と打撃膜を
取付けて、一般の打楽器を極めて容易に電気打楽器に変
換することができる。
勿論、この電気打楽器を一般の打楽器に戻すことも容易
である。
また、この実施例においては、ピックアップから出力さ
れた電気信号は制御信号としてだけ使用し、ドラムの音
源信号は電子回路で合成された電子音を用いたが、ピッ
クアップの電気信号を増幅し多少処理をするだけでその
ままドラムの楽音としてスピーカから発音させるように
してもよいことは勿論である。
さらにドラムのほかに、ボンゴ、コンガなど各種の打楽
器に適応することができるのはいうまでもない。
このようにこの考案に係る電気打楽器によると、打撃体
のどこの位置をたたいてもピックアップの感度むらが少
なく、一定の打撃力に対してはほぼ等しい音量が得られ
演奏が非常にやり易くなる。
また、主音の音量が小さいため、他の楽器と合奏する際
に音量バランスをとることが容易となり、さらに電気信
号の音量をしぼっておけば練習時に大きな音を出すこと
もなく音響環境上からも有効であるなど、数多くの優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電気打楽器の一実施例の縦断面
図、第2図はその電気回路のブロック回路図である。 1・・・・・・受は皿、2・・・・・・胴、2a・・・
・・・開口端、3・・・・・・クッション材、5・・・
・・・打撃膜(打撃体)、6・・・・・・ピックアップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 胴の開口部に受は皿を設置し、この受は皿上にクッショ
    ン材を設け、このクッション材の上に球面を形成しクッ
    ション材を押えるような打撃体を設け、前記クッション
    材中の前記打撃体の各面からほぼ等しい距離の位置にピ
    ックアップを埋込んだことを特徴とする電気打楽器。
JP11574978U 1978-08-25 1978-08-25 電気打楽器 Expired JPS5937828Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11574978U JPS5937828Y2 (ja) 1978-08-25 1978-08-25 電気打楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11574978U JPS5937828Y2 (ja) 1978-08-25 1978-08-25 電気打楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5532867U JPS5532867U (ja) 1980-03-03
JPS5937828Y2 true JPS5937828Y2 (ja) 1984-10-19

Family

ID=29067668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11574978U Expired JPS5937828Y2 (ja) 1978-08-25 1978-08-25 電気打楽器

Country Status (1)

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JP (1) JPS5937828Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023013380A1 (ja) * 2021-08-06 2023-02-09 ローランド株式会社 電子打楽器および打面部の固定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023013380A1 (ja) * 2021-08-06 2023-02-09 ローランド株式会社 電子打楽器および打面部の固定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5532867U (ja) 1980-03-03

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