JPS61185552A - インキ変質防止性塩化ビニ−ル樹脂系組成物 - Google Patents

インキ変質防止性塩化ビニ−ル樹脂系組成物

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JPS61185552A
JPS61185552A JP27773284A JP27773284A JPS61185552A JP S61185552 A JPS61185552 A JP S61185552A JP 27773284 A JP27773284 A JP 27773284A JP 27773284 A JP27773284 A JP 27773284A JP S61185552 A JPS61185552 A JP S61185552A
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JP
Japan
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vinyl chloride
chloride resin
ink
chlorinated paraffin
parts
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Kimiyasu Morimoto
森本 君保
Masao Sasaki
正雄 佐々木
Shigeru Yamanaka
茂 山中
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Okamoto Corp
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Okamoto Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフィルム、シート、レザーなどの柔軟性を有す
るポリ塩化ビニル樹脂組成物、詳しくはファクシミリ、
ノンカーボンの印字、画像したインキがかすれたり、消
えたりしないインキ変質防止性塩化ビニール樹脂系組成
物に係る。
最近のファクシミリはコンピューターと共に著しい普及
を見せている。ファクシミリ用紙に使用されている紙は
電解記録紙、放電記録紙。
静電記録紙、電子写真紙1通電感熱記録紙、感熱紙、普
通紙(インキジニット)などがある。
最近では、静電記録方式と感熱記録方式に大きな進歩が
見られ特に経済性の点から感熱記録方式が注目されてい
る。
ところでこれら一般記録紙印字の耐インキ性塩化ビニー
ルとしては特開昭58−111847号、゛にトリメリ
ット酸エステル系可塑剤、特開昭58−162650に
ビス、アマイド系滑剤、特開昭59−49251にアル
キルアミン化合物とジイッシアネート化合物との反応生
成物又本出願人の特願昭58−30379号種々提案さ
れているが、これらは静電記録紙、放電記録紙、普通紙
用インキには耐性があるが、感熱記録紙用インキに対し
ては耐性が得られなかつだ。
本発明はこの点を解決したもので、感熱記録紙及び感圧
紙用インキ例えば無色染料としてクリスタル バイオレ
ット ラクトン、顕色剤としてビスフェノールA等を用
いたものに対し優れたインキ変質防止を有する塩化ビニ
ール樹脂組成物を提供することを目的としたものである
本発明は、塩化ビニール樹脂に塩素化パラフィン更にポ
リエステル系可塑剤又はトリメリット酸系可塑剤を夫々
単独又は併用することによって現在多用されている各種
の記録用印字にすべて長期間優れた効果があることを見
出すことによって完成された。
特にインキ変質防止性に効果のある塩素化パラフィンは
単独で多量に使用するとブリードを起こし商品価値をそ
こなうため実用的には可塑剤中最大60%程度までしか
使用出来ない。使用する場合は塩素化パラフィン60%
以下でその効果のあるポリエステル系可塑剤又はトリメ
リット酸系可塑剤を各々単品かそれらの併用することが
コストの面からも有効である。
塩素化パラフィンは難燃効果、安価等で知られており、
又ポリエステル系可塑剤は耐久性。
耐移行性等の優れておりトリメリット酸系可塑剤は耐熱
老化性、耐汚染に効果があり感熱紙へのインキ消失防止
の効果は知られていない。
本発明に用いる塩素化パラフィンは分子中7〜40個の
炭素原子を含み、かつ塩素約30〜75重量%の塩素化
されたパラフィンを言い、ポリエステル系可塑剤とは二
塩基酸(一般にはこはく酸、クルクル酸、アジピン酸、
アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フタル酸など
)とグリコール(一般にはエチレングリコール。
1.2−プロピレングリコール、1.3−ブチレングリ
コール、1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ールなど)と、さらには通常、これに分子量調節剤(中
・高級アルコール、又は脂肪酸)を反応させて直鎖の高
分子のポリエステル構造を持ち、一般には分子量500
−5000のものである。又トリメリット酸系可塑剤と
は一般的にはトリメリット酸トリオクチル、トリメリッ
ト酸トリイソデシル、トリメリット酸トリn−オクチル
、トリメリット酸トリス(2−エチルヘキシル)、トリ
メリット酸トリブチル、トリメリット酸トリメチル等の
トリメリット酸トリアルキルを言う。
又感熱記録紙及びノンカーボン紙は無色染料と発色性酸
性物質(顕色剤)とが反応して発色するものであり、例
えば無色染料にはクリスタルバイオレットラクトン等、
顕色剤にはビスフェノールA等がある。
本発明に言う塩化ビニル樹脂系組成物とは塩化ビニル樹
脂、安定剤、エポキシ系化合物、滑剤、硫酸化剤、紫外
線吸収剤、帯電防止剤、@色剤、充填剤と塩素化パラフ
ィン、ポリエステル系可塑剤、トリメリット酸系可塑剤
から成る。
塩化ビニル樹脂とは塩化ビニール樹脂、塩化ビニールと
酢酸ビニル、アクリル酸エステル。
アクリルニトリル等の他の七ツマ−との共重合樹脂が使
用出来る。安定剤としても塩化ビニル樹脂に一般に使用
されているcd 、 Ba 、 Mill 。
Ca 、 Zn、 Sn 、 Pb等の金属塩の単独又
ハ複合物や他の安定化助剤を併用した複合物が使用出来
る。また可塑剤の添加量は特に制限されず得べきシート
の柔軟性によって量を定めれば良い。しかし実用的には
20〜60重量部でブルームしない限度が良い。
本発明のインキ変質防止性塩化ビニール系樹脂組成物の
成型方法はカレンダ一方式のみに限定されるものではな
く、インフレーション方式、押出成型並びにキャスティ
ング方式等の加工方法でも本発明の効果を得ることは勿
論である。
本発明には塩化ビニールシートに可塑剤として塩素化パ
ラフィンポリエステル系可塑剤、トリメリット酸系可塑
剤を使用することによって今までにないインキのかすれ
、消失を防止する塩化ビニール樹脂系組成物を成型出来
る。
次に本発明の完成基礎となった可塑剤の滴下基礎試験結
果を示せば表(I)の通りである。
松下電器産業(株)社製p anafax  8000
に使用されている感熱紙に各種可塑剤を滴下し1時間後
の感熱紙のインキの消失度合を見る。
結果は表工に示す。上記表工から明らかなようにDOP
に較べ塩素化パラフィンがもつとも優れ、次いでポリエ
ステル系可塑剤、トリメリット酸系可塑剤がインキの消
失防止の効果があることが解る。
次に配合例と実験結果等を表(II)と併せ説明すると
塩化ビニール樹脂(重合度1100)100重量部に下
記表■に示す割合の塩素化パラフィン、PN−310,
TOTM及びBa −2Tl系複合安定剤(ペースト状
)2重量部配合し、これらの配合物を160℃の2本ロ
ールで5分間混線厚さ約0.33mmのシート試料を得
た。
さらにこのシートの平滑性を得るため蒸気圧8kO/e
n1時間5分で予熱し次いで75ka/ctfの圧力を
5分間かけその後冷却し約0.3nymのシート試料を
得た。■このシートを5CmX5cmの大きさに切り同
じ大きざの松下電器産業(株)社製Panarax  
8000に使用されている感熱紙を合わせガラス板では
さみ紙とシートが密着するように荷重500gをのせる
。この試料を23℃±2℃の暗所に14日放置し又45
℃。
8時間放置し感熱紙の字・画像の消失度合を見る。評価
はふき出しについては常温1ケ月放置した侵可塑剤のふ
き出し状態を目視で観察した。
又加工性についてはロールからのはがれ程度を観察した
試験条件は175℃、シート厚み0.3n+mとしたも
のであり結果は表■に示した通りである。
■なお比較のためDOP配合を同じ方法でシートを作成
した。
表■からDOPに較べ塩素化パラフィン、ポリエステル
系可塑剤、トリメリット酸系可塑剤が優れていることが
解る。又トリメリット酸系可塑剤よりポリエステル系可
塑剤の方が多少効果のあることが分る。しかしカレンダ
リングの面から見るとトリメリット酸系可塑剤を使用し
た方が作業性が良い。
更に加えて塩化ビニール樹脂(重合度1100)100
重量部にE−500−20部、PN−310及びTOT
M−30部の配合(50重置部)とE −500= 2
0%、PN−31060%TOTM20%の割り合いの
配合(24重量部、41重量部)にエポキシ化大豆油(
3重最部)Ba−Zn系複合安定剤(2重量部)の配合
を通常のミキシングロールにより混合し、カレンダーに
より約170℃で成型加工し厚さ300μ(0,3m 
/ra )の透明なシートを作成した。なお比較のため
同上の重量部DOP配合を作成した。
試験方法は先の表■実施例の23℃×14日又は45℃
×8時間荷1500(lで行なった。
(評価は表■と同じである) 上記の表■からDoPに較べ塩素化パラフィン、ポリエ
ステル系可塑剤、トリメリット酸系可塑剤が優れている
ことが解る。また可塑剤の量が少ない方が字・画像の消
失が少ない。
追加の追加の実施例 塩化ビニル樹脂(重合度1100)100重量部、E−
50020%、PN−31060%、TOTM20%の
割合の配合(29重量部)、エポキシ化大豆油(3重量
部)、Ba−Zn系複合安定剤(2重量部)の配合を実
施例3と同じ方法にて同じ厚さのシートを作成した。
なお比較のため同様の重量部のDOP配合を作成した。
感熱紙のメーカー、R種、ノンカーボン紙の消失を調査
した。
試験方法は45℃×8時間、荷重500gで行った。
n  2320 TECコビックス4800  T2C電(株)社製pa
nafax8000      松下電器産業株式会社
上記表■から感熱紙のメーカー、機種、ノンカーボン紙
によってインキの消失の程度は異なるが、E−500,
PN−310,TOTMの配合系はDOPに較べ感熱紙
の字・画像の消失が少ない。
従って、これをカードケース、ファイル、装飾板、デス
クマット等の素材として使用すれば複写ファクシミリの
感熱紙、ノンカーボン紙のインキの字・画像が不鮮明に
なりにくく長く保存出来る。
尚、本発明に係る塩化ビニル樹脂系組成物はカードケー
ス、ファイル、装飾板、デスクマット等のフィルム、シ
ートに限定されるものでなく感熱紙、ノンカーボン紙を
使用し字・画像が消失するおそれがある塩化ビニル樹脂
系組成物に利用出来る。
以上、本発明は所期の目的効果を達成し得るものである
手続補正書 昭和60年 2月 8 日 1、 事件の表示 昭和59年 特許願第277732号 2、 発明の名称 インキ変質防止性塩化ビニール樹脂系組成物3、 補正
をする者 事件との関係     特許出願人 氏名(名称) (055)岡本理研ゴム株式会社4、代
理人 住所 東京都文京区白山5丁目14番7号早川t’y 
 電!東京(114a10531番(代表)昭和   
年   月   日 6、 補正の対象

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニール系樹脂に塩素化パラフィンを配合し
    、これにポリエステル系可塑剤、又はトリメリット酸系
    可塑剤の単品又はその併用物を添加することを特徴とす
    るインキ変質防止性塩化ビニール樹脂系組成物。
  2. (2)塩化ビニール系樹脂100重量部に対し塩素化パ
    ラフィン5〜30部以内に配合しポリエステル系可塑剤
    又はトリメリット酸系可塑剤の単品又は併用物が前記塩
    素化パラフィンを含めて20〜60重量部内に添加した
    ことを特徴とする第1項発明のインキ変質防止性塩化ビ
    ニール樹脂系組成物。
JP27773284A 1984-12-29 1984-12-29 インキ変質防止性塩化ビニ−ル樹脂系組成物 Granted JPS61185552A (ja)

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JP27773284A JPS61185552A (ja) 1984-12-29 1984-12-29 インキ変質防止性塩化ビニ−ル樹脂系組成物

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Publications (2)

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JPS61185552A true JPS61185552A (ja) 1986-08-19
JPS6216221B2 JPS6216221B2 (ja) 1987-04-11

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ID=17587549

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JP27773284A Granted JPS61185552A (ja) 1984-12-29 1984-12-29 インキ変質防止性塩化ビニ−ル樹脂系組成物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109135126A (zh) * 2018-08-31 2019-01-04 徐小培 一种改性尖晶石增强pvc装饰板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109135126A (zh) * 2018-08-31 2019-01-04 徐小培 一种改性尖晶石增强pvc装饰板

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JPS6216221B2 (ja) 1987-04-11

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