JPS61185459A - 回転サ−マルヘツドの電気接続構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は回転サーマルヘッドの電気接続構造に関し、具
体的には、円筒状周面に発熱素子が配列され用紙上を転
勤しながら印字していく型式のシリアル式サーマル記録
装置における、該印字ヘッドへの信号および電力伝送用
の配線に係る。

〔従来技術〕

シリアル式サーマル記録装置の印字ヘッドとして、円筒
状周面に配列された複数の発熱素子（抵抗体素子）を有
し、回転しながら印字して行（回転サーマルヘッドが提
案されている。

第１図は従来の回転サーマルヘッドの電気接続構造を示
し、回転サーマルヘッド１はキャリジ（図示せず）上の
へラドモータ２の回転軸３に結合され、矢印Ａ方向に回
転しながら用紙４に沿うて矢印Ｂ方向に移動し、その間
に円周面に配列された発熱素子５をデータ信号に基づい
て駆動して印字していく。

前記発熱素子５は、円筒面の周方向に形成された複数の
個別電極６と母線方向に形成された複数の共通電極７と
で囲まれた各基盤目の区域に設けられている。

回転サーマルヘッド１への信号および電力の伝送はプレ
キシプルケーブル８によって行われ、該フレキシブルケ
ーブルはコネクタ９によりキャリジ側に接続されている
。しかして、該コネクタには、複数の前記個別電極６の
それぞれに摺動接触する接触子（ブラシ）１０並びに複
数の前記共通電極７に接続された共通電極取出し部に摺
動接触する接触子（ブラシ）１１が設けられている。

しかし、第１図に示すような従来構造においては、サー
マル）ラド１への信号および電力の伝送を、機械的に摺
動接触するブラシ型の接触子１０．１１を介して行うの
で、ノイズによる誤動作が生じやすく、また摩耗が生じ
るという問題があった。

〔目的〕

本発明の目的は、このような従来構造の問題を解消すべ
く、機械的な摺動接触部をなくすことによりノイズを除
去するとともに摩耗を防止し、信頼性を向上させうる回
転サーマルヘッドの電気接続構造を提供することである
。

〔要旨〕

本発明は、回転サーマルヘッドを中空体で形成するとと
もに該回転サーマルヘッド内へ固定軸を延在させ、該固
定軸と前記回転サーマルヘッドとに両端が接続されたフ
レキシブル配線を該°固定軸まわりにスプール状に配置
することにより、上記目的を達成するものである。

〔実施例〕

以下、第２図〜第４図を参照して本発明を具体的に説明
する。

第２図は一実施例に係る回転サーマルヘッドおよびその
電気接続構造を示す。

第２図において、中空体で形成された回転サーマルヘッ
ド２１はヘッドモータ２２の中空回転軸２３に固定され
、該ヘッドモータはキャリジ（図示せず）に設けたモー
タ固定台２４に固定されている。

前記モータ固定台２４には、前記ヘッドモータ２２およ
びその中空回転軸２３の内部を貫通し前記回転サーマル
ヘッド２１内へ突出延在する中空の固定軸２５が固定さ
れている。

前記中空の固定軸２５内には信号および電力を伝達する
ための伝送線２６が挿通され、該伝送線２６の端部は固
定軸２５に設けたコネクタ２７に結線されている。

こうして、前記回転輪２３および回転サーマルヘッド２
１はモータ２２を駆動する際に回転するが、前記固定軸
２５、フレキシブルケーブル２６、コネクタ２７および
モータ固定台２４はモータ２２が駆動されても回転しな
いようになっている。

一方、回転サーマルヘッド２１にもコネクタ２８が設け
られてい′る。

然して、固定軸２５のコネクタ２７と回転サーマルヘッ
ド２１のコネクタ２８には、該固定軸２５のまわりにス
プール（ｓｐｏｏｌ）状（またはぜんまい状）に配置さ
れた所望長さのフレキシブル配線（フレキシブルケーブ
ルあるいはフレキシブルプリンテッドサーキットなど）
２９の両端が接続されている。

なお、前記回転サーマルヘッド２１の円筒面には複数の
発熱（印字）素子が配列されており、図示の例では、こ
れらの素子は該回転サーマルヘッドに設けたヘッド制御
部３０を介して駆動される。

ｑのヘッド制御部３０はヘッド側の前記コネクタ２８と
電気接続されている。

したがって、印字信号並びに発熱素子加熱用の電力は、
固定側のフレキシブルケーブル２６、コネクタ２７、ス
プール状のフレキシブル配線２９、コネクタ２８の経路
を通して回転サーマルヘッド２１へ伝送される。また、
必要に応じ逆向きに送る信号や電力なども上記経路を逆
方向に伝送される。

第３図および第４図は第１図の回転サーマルヘッド２１
の動作例を示す。

第３図および第４図中、参照番号３１は用紙を示し、参
照番号３２は用紙をバックアップするプラテンまたはプ
ラテン兼用紙送りローラを示し、矢印Ａは回転サーマル
ヘッドの回転方向を、矢印Ｂはキャリジの移動方向を示
す。

第３図に示すごとく、回転サーマルヘッド２１が用紙３
１の左端にある時フレキシブル配線２９は固定軸２５に
巻き付けられ緩みが最小の状態になっている。この状態
から右方向へ印字を行うべくキャリジを右方向へ移動さ
せる時、これに同期して回転へラド２１を反時計方向へ
回転させながら印字を行う。

この右向き印字の間にフレキシブル配線２９の巻き状態
が次第に緩められ、キャリジが右端に移動した時には第
４図に示すごとくフレキシブル配線２９は固定軸２５の
まわりで最も緩んだ状態になる。

第４図の状態から左方向へ復路印字を行うかあるいは単
にキャリジリターンを行うべくキャリジを左方向へ移動
させる時は、キャリジの左向き移動に同期させて回転サ
ーマルヘツド２１を時計方向へ回転させる。したがって
、キャリジの左向き移動の間にフレキシブル配線２９の
固定軸２５まわりの巻き状態の緩みが減少し、キャリジ
が左端に移動する（または戻される）と第３図に示すご
とくフレキシブル配線２９が固定軸２５に巻き付けられ
緩みが最小になる。

以上の実施例によれば、ブラシ式の接触子を使用するこ
となく回転サーマルヘッド２１への信号および電力伝送
用の配線を構成できるので、接触子のチャタリング等に
起因するノイズ発生を防止することができるとともに、
摩耗による損傷をなくすことができ、もって、信頼性の
向上およびコスト節減を図りうる回転サーマルヘッドの
電気接続構造が得られる。

〔効果〕

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、ノイ
ズ発生および摩耗発生がなく、信頼性の高い回転サーマ
ルヘッドの電気接続構造が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の回転サーマルヘッドの電気接続構造を例
示する概略斜視図、第２図は本発明の一実施例に係る回
転サーマルヘッドの電気接続構造を示す一部破断縦断面
図、第３図および第４図は第２図の回転サーマルヘッド
の動作状態を示す一部断面概略平面図である。 ２１・・−・−・回転サーマルヘッド、２３・・−−−
一−−中空回転軸、２５−・・−・固定軸、２７．２８
・・・・−・−・コネクタ、２９・−−−−−・・フレ
キシブル配線。 代理人　弁理士　　大　音　康　毅 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）円筒状周面に発熱素子が配列され回転しつつ印字
   していく回転サーマルヘッドの電気接続構造において、
   回転サーマルヘッドを中空体で形成するとともに該回転
   サーマルヘッド内へ固定軸を延在させ、該固定軸と前記
   回転サーマルヘッドとに両端が接続されたフレキシブル
   配線を該固定軸まわりにスプール状に配置することを特
   徴とする電気接続構造。