JPH07335356A - 回転軸への通電装置 - Google Patents

回転軸への通電装置

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Publication number
JPH07335356A
JPH07335356A JP15304194A JP15304194A JPH07335356A JP H07335356 A JPH07335356 A JP H07335356A JP 15304194 A JP15304194 A JP 15304194A JP 15304194 A JP15304194 A JP 15304194A JP H07335356 A JPH07335356 A JP H07335356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
slip ring
brush
cam member
slip rings
Prior art date
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Pending
Application number
JP15304194A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Sugiyama
杉山  修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinohara Tekkosho KK
Original Assignee
Shinohara Tekkosho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinohara Tekkosho KK filed Critical Shinohara Tekkosho KK
Priority to JP15304194A priority Critical patent/JPH07335356A/ja
Publication of JPH07335356A publication Critical patent/JPH07335356A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷機における回転軸への通電装置におい
て、回転軸の高速回転にもかかわらず、通電が確実、か
つ、安定的になされるようにすること、また、耐久性に
優れ、かつ、組立補修も容易に行なえるようにすること
を目的とする。 【構成】 多数条のスリップリング(5)が外周に形成
され、また、回転軸(1)との着脱可能な結合部(8)
が設けられるとともに、スリップリング(5)と電気機
器とを電気的に接続する手段(7)を有する回転筒体
(4)と、この回転筒体(4)を囲んで設けられた固定
ケーシング(10)と、この固定ケーシング(10)側
において多数本がスリップリング(5)に対応して片持
ちはり状に並置され、その略中央部分がスリップリング
(5)に接触可能なブラシ(12)と、このブラシ(1
2)の自由端側に作用して、ブラシ(12)をスリップ
リング(5)に接離させるカム部材(14)と、を有す
る回転軸への通電装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機における版胴軸
等の回転軸への通電装置に関する。
【0002】
【発明の背景】例えば、枚葉式印刷機の版胴に巻着され
た版胴を、この版胴に内蔵されたモータ等の電気的駆動
手段によって位置修正し、これにより見当調整を行なう
ために、高速で連続回転する版胴軸に機体側から通電す
ることが必要とされるようになった。ここにおける通電
とは、モータを駆動するための比較的大きな駆動電流
や、モータに付随するポテンショメータ等を制御するた
めの比較的微弱な制御電流の双方を含む。このような通
電の必要性を示唆するものとして、特開平3−1336
43号公報があるが、この公報においては回転軸への通
電装置は何等開示されていない。
【0003】
【従来の技術】印刷機とは直接的に関係しないものの、
一般的なスリップリング構造を開示した技術として、米
国特許第4、043、621号公報がある。しかし、こ
の公報に記載された技術は、印刷機に固有の様々な問題
に対処したものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題に鑑みてなされ、進歩した回転軸への通電装置を提供
するもので、その目的は、回転軸の高速運転にもかかわ
らず、通電が確実、かつ、安定的になされるようにする
こと、また、耐久性に優れたものとすること、更に、組
立補修が簡便に行なえるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そしてこのために、本発
明に係る回転軸への通電装置は、多数条のスリップリン
グ(5)が外周に形成され、また、回転軸(1)との着
脱可能な結合部(8)が設けられるとともに、スリップ
リング(5)と電気機器とを電気的に接続する手段
(7)を有する回転筒体(4)と、この回転筒体(4)
を囲んで設けられた固定ケーシング(10)と、この固
定ケーシング(10)側において多数本がスリップリン
グ(5)に対応して片持ちはり状に並置され、その略中
央部分がスリップリング(5)に接触可能なブラシ(1
2)と、このブラシ(12)の自由端側に作用して、ブ
ラシ(12)をスリップリング(5)に接離させるカム
部材(14)と、を有している。
【0006】
【作用】片持ちはり状のブラシ(12)は、自身の弾性
力によりスリップリング(5)に接触せんとする性向を
有しているが、非通電時には、カム部材(14)がブラ
シ(12)の自由端に作用して、両者を離間させてい
る。そして、通電時にのみ、カム部材(14)が実質的
に作用を止め、ブラシ(12)がスリップリング(5)
に接触して、ブラシ(12)−スリップリング(5)−
電気的接続手段(7)、そして回転軸(1)に搭載され
た電気機器というように回路が形成される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
き詳細に説明する。図1は、本発明に係る印刷機におけ
る回転軸への通電装置の一実施例を示す断面説明図、図
2は、図1のII−II線に沿う断面矢視図、図3は、
部分的平面図である。
【0008】図1において、符号(1)は、通電の対象
となる版胴軸等の回転軸を示す。このような回転軸
(1)には、前述したように、例えば見当調整のための
モータ等の電気機器のために、駆動電流もしくは制御電
流が必要とされる。モータ等の電気機器は、具体的には
版胴の要所に搭載されるので、図示は省略されている
が、通電のためのケーブル(2)は示されており、ま
た、回転軸(1)の端部には、電気的接続手段を構成す
るコネクタ(3)も示されている。なお、回転軸(1)
は、言うまでもなく印刷機の側壁間において回転自在に
支承されており、印刷運転のために毎時12,000回
転以上の高速にて連続回転される。
【0009】このように連続回転される回転軸(1)
に、静止した外部から通電せんとするのが本発明装置で
あり、本発明装置は、以下に詳述するユニットとして回
転軸(1)に結合される。
【0010】符号(4)は回転筒体を示し、この回転筒
体(4)は、回転軸(1)と一体に回転される筒状の部
材である。回転筒体の外周には、一定のピッチで、導電
金属(例えば、金メッキ)による多数条のスリップリン
グ(5)が絶縁体を介して形成される。そして、このス
リップリング(5)のおのおのは、電気的接続手段を構
成する多数本のリード線(6)によってコネクタ(7)
に連結されており、この回転筒体(4)側のコネクタ
(7)と前記した回転軸(1)側のコネクタ(3)とを
合体させることにより、スリップリング(5)と電気機
器との間の電気的接続が達成される。
【0011】また、回転筒体(4)の一端は、回転軸
(1)嵌着せしめるようになっており、かつ、回転軸
(1)に設けられた長穴(8)に向けてピン(9)を挿
入することにより、回転筒体(4)は、回転軸(1)と
一体に回転される。しかし、ピン(9)及び回転筒体
(4)を回転軸(1)から取り外すことはきわめて容易
であり、結局のところ、回転筒体(4)は回転軸(1)
に着脱可能とされ、これらのピン(9)、長穴(8)等
が着脱可能な結合部を構成している。
【0012】符号(10)は、静止側である固定ケーシ
ングを示し、この固定ケーシング(10)は、回転され
る回転筒体(4)を囲むようにして、ベアリング(1
1)を介して回転筒体(4)の両端を支持している。
【0013】固定ケーシング(10)側においては、多
数本の弾性条材または弾性薄片から成る線状のブラシ
(12)が、スリップリング(5)に対応して片持ちは
り状に並置されている。すなわち、導電牲の線材等より
成る多数本のブラシ(12)は、その基部が固定ケーシ
ング(10)側の取付ベース(13)によって片持ちは
り状に固定支持され、その略中央部分は、一定ピッチで
形成されたスリップリング(5)に接離可能とされ、自
由端は、後述するカム部材(14)によって接離制御さ
れるようになっている。なお、スリップリング(5)に
接触するブラシ(12)の略中央部分には、耐摩耗性及
び接触性能を向上させるため金メッキ等を施すこととし
てもよく、また、図2に示すように、1条のスリップリ
ング(5)に上下1対のブラシ(12)を接触させると
よい。
【0014】片持ちはり状のブラシ(12)は、そもそ
もスリップリング(5)に接触せんとする弾性的な性向
を有しているが、このブラシ(12)の自由端側に作用
して、ブラシ(12)をスリップリング(5)に接離制
御するため、カム部材(14)が設けられている。この
カム部材(14)は、スリップリング(5)ひいてはブ
ラシ(12)に対応した多数の溝部(15)を有する軸
体であり、その両端は、ベアリング(16)を介して固
定ケーシング(10)に回転自在に支持されている。多
数の溝部(15)は、言うまでもなく片持ちはり状のブ
ラシ(12)のおのおのを個別に受け入れて整列配置す
るものであると同時に、本来的なカム機構を果たすた
め、図2に示すように、山部と谷部とを有している。な
お、ブラシ(12)がカム部材(14)の溝部(15)
から跳ね出るのを防止するため、カム部材(14)に近
接してガイドバー(17)を差し渡すとよい。
【0015】カム部材(14)を回動させて、ブラシ
(12)をスリップリング(5)に接離制御するため
に、作動手段が設けられている。すなわち、上下1対の
カム部材(14)の端部にスプロケット(18)が設け
られており、これらのスプロケット(18)に1本のチ
ェーン(19)が巻き着けられている。そして、チェー
ン(19)の一端は、スプリング(20)を介して固定
され、他端には電気的に制御されるソレノイド(21)
が連結されている。そして、ソレノイド(21)の作動
がチェーン(20)を介してカム部材(14)の回動を
もたらし、ブラシ(12)の接離制御が行なわれる。
【0016】次に、作用について説明すると、回転軸
(1)への通電が必要とされるのは、印刷運転時間のう
ちの僅かな時間にしか過ぎないので、非通電時には、図
5に示すように、カム部材(14)の山部がブラシ(1
2)の自由端を押し上げ、スリップリング(5)から離
間させている。
【0017】しかし、通電が必要とされる時には、上記
した作動手段のソレノイド(21)がチェーン(1
9)、スプロケット(18)を介してカム部材(14)
を回動させ、図6に示すように、谷部が機能して、ブラ
シ(12)の略中央部がスリップリング(5)に接触す
る。この時、固定ケーシング(10)側から、ブラシ
(12)→スリップリング(5)→リード線(6)→コ
ネクタ(7)、(3)→ケーブル(2)という経路で、
回転軸(1)に搭載された電気機器に通電されるのであ
る。
【0018】なお、印刷環境中には、紙粉や各種パウダ
が飛散するとともに、スリップリング(5)の摩耗粉も
存在し、これらの塵がブラシ(12)やスリップリング
(5)等に付着することがあるので、通電時にブラシ
(12)を数回しばたたかせて、塵による障害を除くと
よい。
【0019】
【発明の効果】本発明装置によれば、通電が確実、か
つ、安定的であり、また、耐久性に優れ、しかも、組立
補修も容易となるので回転軸に搭載された電気機器に見
当調整等の様々な機能を発揮させて、印刷技術の一層の
高度化を図ることができるという有意義な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷機における回転軸への通電装
置の一実施例を示す断面説明図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面矢視図である。
【図3】カム部材等の部分的平面図である。
【図4】カム部材の作動手段を示す側面図である。
【図5】カム部材の機能を示す断面図であって、非通電
状態を示すものである。
【図6】同じく、通電状態を示すものである。
【符号の説明】
1 回転軸 2 ケーブル 3 コネクタ 4 回転筒体 5 スリップリング 6 リード線 7 コネクタ(電気的接続手段) 8 長穴(結合部) 9 ピン(結合部) 10 固定ケーシング 12 ブラシ 13 取付ベース 14 カム部材 18 スプロケット 19 チェーン 21 ソレノイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器が搭載されて高速回転される回
    転軸に所要の電流を通電するための印刷機における回転
    軸への通電装置であって、多数条のスリップリング
    (5)が外周に形成され、また、前記回転軸(1)との
    着脱可能な結合部(8)が設けられるとともに、前記ス
    リップリング(5)と前記電気機器とを電気的に接続す
    る手段(7)を有する回転筒体(4)と、該回転筒体
    (4)を囲んで設けられた固定ケーシング(10)と、
    該固定ケーシング(10)側において多数本が前記スリ
    ップリング(5)に対応して片持ちはり状に並置され、
    その略中央部分がスリップリング(5)に接触可能なブ
    ラシ(12)と、該ブラシ(12)の自由端側に作用し
    て、ブラシ(12)をスリップリング(5)に接離させ
    るカム部材(14)と、を有する回転軸への通電装置。
JP15304194A 1994-06-13 1994-06-13 回転軸への通電装置 Pending JPH07335356A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15304194A JPH07335356A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 回転軸への通電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15304194A JPH07335356A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 回転軸への通電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07335356A true JPH07335356A (ja) 1995-12-22

Family

ID=15553684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15304194A Pending JPH07335356A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 回転軸への通電装置

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JP (1) JPH07335356A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000069807A (ko) * 1997-11-04 2000-11-25 바우만 조셉 다중 구름 접촉기
JP2011055661A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Toyota Central R&D Labs Inc 回転電機

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KR20000069807A (ko) * 1997-11-04 2000-11-25 바우만 조셉 다중 구름 접촉기
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