JPH0896336A - 回転体電源供給用の接点 - Google Patents

回転体電源供給用の接点

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JPH0896336A
JPH0896336A JP25301894A JP25301894A JPH0896336A JP H0896336 A JPH0896336 A JP H0896336A JP 25301894 A JP25301894 A JP 25301894A JP 25301894 A JP25301894 A JP 25301894A JP H0896336 A JPH0896336 A JP H0896336A
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JP
Japan
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brush
slip ring
conductive member
rotating
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Application number
JP25301894A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tsubuki
豪 津吹
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】断続的に生じる接触不良、すなわちジャンピン
グノイズを低減することができ、しかも長寿命でコスト
ダウンを図ることができ、接触圧の規格化が容易である
回転体電源供給用の接点を提供すること。 【構成】回転する導電部材30を介して、回転体10に
対して電源を供給するための電源供給用の接点におい
て、導電部材30に接触する部分270が複数のワイヤ
250から成る回転体電源供給用の接点。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばVTRの回転
シリンダ装置に用いて最適な回転体電源供給用の接点に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばVTRの回転シリンダ装置は、
回転磁気ヘッド装置ともいい、上ドラムと下ドラムを備
えていて、上ドラムは下ドラムに対して回転可能になっ
ている。上ドラムの軸には、図5に示すようなスリップ
リング40が取り付けられており、このスリップリング
40には1本の中実の電源供給用の接点ともいうブラシ
50が押し当てて接触している。従来のブラシ50の断
面形状は、円形である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スリップリ
ング40の振れが大きい場合や、スリップリング40が
偏摩耗しているような場合には、スリップリング40の
回転時にブラシ50とスリップリング40との電気的接
触が断続的になり、電気的な接触不良(ジャンピングノ
イズを起こす)となってしまう。また、スリップリング
40に対するブラシ50の接触圧の規格化がしずらく、
接触圧の調整作業も必要である。
【0004】そこで本発明は上記課題を解消するために
なされたものであり、断続的に生じる接触不良、すなわ
ちジャンピングノイズを低減することができ、しかも長
寿命でコストダウンを図ることができ、接触圧の規格化
が容易である回転体電源供給用の接点を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、回転する導電部材を介して、回転体に対して電
源を供給するための電源供給用の接点において、前記導
電部材に接触する部分が複数のワイヤから成る回転体電
源供給用の接点により、達成される。本発明にあって
は、好ましくは前記各ワイヤの断面は円形である。本発
明にあっては、好ましくは前記回転する導電部材はスリ
ップリングであり、このスリップリングの周囲面に対し
て複数本接触されている。本発明にあっては、好ましく
は前記回転する導電部材は、回転磁気ヘッド装置の回転
ドラムとともに回転する。本発明にあっては、好ましく
は前記導電部材に接触する部分は、先端部分である。
【0006】
【作用】上記構成によれば、回転体電源供給用の接点が
導電部材に接触する部分が複数のワイヤから成るので、
スリップリングのような導電部材の振れが大きかった
り、偏摩耗している場合であっても、回転体電源供給用
の接点は導電部材の回転に追従して接触状態を保つこと
ができる。これにより、ジャンピングノイズを防げる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0008】図1は、本発明の回転体電源供給用の接点
を備えるVTRの回転シリンダ装置の好ましい実施例を
示している。図1において、回転シリンダ装置は、上ド
ラム10、下ドラム12、フランジ14、ロータリトラ
ンス16、ドラム軸18、および電源供給装置20等を
備えている。ドラム軸18の上端は、上ドラム10に固
定されている。上ドラム10のドラム軸18は、軸受け
を介して、下ドラム12に対して回転可能に支持されて
いる。
【0009】フランジ14は、上ドラム10に対して一
体に設けられている。上ドラム10には、VTRヘッド
22が設けられている。ロータリトランス16は、ロー
タコアとステータコアにより構成されている。ロータリ
トランス16は、非接触で、信号のやり取りを行うもの
であり、たとえばVTRテープに対して信号を記録する
場合には、VTRヘッド22に対して記録信号を非接触
で伝達し、再生時にはVTRヘッド22から得られた信
号を非接触で伝達するようになっている。
【0010】図1の電源供給装置20は、図2と図3に
示すような構造になっている。図1のドラム軸18に
は、回転する導電部材としての図2と図3の複数のスリ
ップリング30が固定されている。これらのスリップリ
ング30は絶縁材を介して直列に配置することにより、
スリップリングアッセンブリを構成している。各スリッ
プリング30に対しては、それぞれ1本のブラシ240
が接触するようになっている。つまり各ブラシ240の
一端側(先端側)が、スリップリング30の周囲面(外
周面)に対して接触していて、ブラシ240の他端側
は、ブラシホルダ42に対して取り付けられている。こ
れらのブラシ240は、図1の制御部50に対して電気
的に接続されている。このブラシ240は、回転体電源
供給用の接点である。
【0011】図4に示すように、ブラシ240はマルチ
ワイヤタイプのブラシであり、ブラシ240の先端部
は、複数の細いワイヤ250の束から成る。ブラシ24
0はたとえば金、または金、白金、銀、パラジウム、
銅、亜鉛等の合金から作られている。各ワイヤ250の
断面は好ましくは円形である。一方、スリップリング3
0は、たとえば金、または金、ニッケル、銀等の合金に
より作られている。図4では、1つのスリップリング3
0と1本のブラシ240を代表して示している。
【0012】ブラシ240の先端部が複数の細いワイヤ
250の束270であるので、スリップリング30とブ
ラシ240の束270との接点部CP付近においては、
ブラシ240に電気的接触動作のフレキシビリティを持
たせることができる。これにより、図3のスリップリン
グ30がベアリング70を介して回転中にスリップリン
グ30が振れても、ブラシ240の束270の部分がス
リップリング30の振れを吸収して追従していくので、
スリップリング30とブラシ240の電気的接続状態を
確実に保つことができる。これにより、ジャンピングノ
イズを低減できる。ブラシ240とスリップリング30
は、制御部50から上ドラム10の基板回路(たとえば
アンプ等の電子部品)に対して電源を供給するのに用い
られる。
【0013】ブラシ240の複数の細いワイヤ250の
束270はスリップリング30の周囲面30aに対して
接触している。図5の従来例のように、実施例のブラシ
240の先端部が1本の中実なワイヤではないため、何
本かのワイヤ250がスリップリング30の周囲面30
aに対して接触不良となっても、他の何本かのワイヤ2
50が接触していれば、ブラシ240とスリップリング
30の電気的接触状態は保たれる。
【0014】ブラシ240の複数の細いワイヤ250が
スリップリング30の振れに追従できるので、スリップ
リング30の振れ公差を緩和でき、またブラシ240と
スリップリング30の接触圧を無調整化することがで
き、コストダウンにつながる。もし、従来の1本のワイ
ヤのブラシに電気的接触動作のフレキシビリティを持た
せるには、ブラシ径を細くしなければならず、ブラシ径
を細くしたブラシの寿命は低下する。しかし、本発明の
マルチワイヤタイプのブラシ240ならば、複数のワイ
ヤ250が束ねられているので寿命は低下しない。
【0015】本発明の実施例では、ブラシ先端が複数の
ワイヤを持つため、スリップリングとの接触部だけをフ
レキシブルにでき、スリップリングの振れが大きい場合
や偏摩耗している場合でも、ブラシが追従して接触状態
を保ち、ジャンピングノイズになりにくい。ブラシの追
従性が良いので、スリップリングの振れ公差を緩めるこ
とができ、コストダウンできる。ブラシとスリップリン
グ間の接触圧を無調整化でき、組立時の作業性アップと
コストダウンが図れる。
【0016】ところで本発明は上記実施例に限定されな
い。上述した実施例ではVTRの回転シリンダ装置に対
して本発明の回転体電源供給用の接点を適用している。
しかしこれに限らず、他の回転シリンダ装置、たとえば
DAT等の回転シリンダ装置等に対しても本発明は適用
することができる。VTRやDATの回転シリンダ装置
に対して適用する電源供給装置以外にも、他の領域や分
野、たとえばモータに対して、本発明の回転体電源供給
用の接点を適用することができる。ブラシ240と複数
の細いワイヤ250の断面は、図示の実施例では円形で
あるが、それ以外の三角形やその他の形状にすることも
できる。また、ブラシ240は、少くともスリップリン
グに接する部位の付近が複数本のワイヤで構成されてい
ても、あるいはブラシ240の全長にわたって複数本の
ワイヤで構成しても良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、断
続的に生じる接触不良、すなわちジャンピングノイズを
低減することができ、しかも長寿命でコストダウンを図
ることができると共に、接触圧の規格化が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転体電源供給用の接点の好ましい実
施例を備えるVTRの回転シリンダ装置を示す断面図。
【図2】図1の回転シリンダ装置の電源供給装置を示す
平面図。
【図3】図2に示す電源供給装置を示す正面図。
【図4】スリップリングの外周面とブラシの接触してい
る状態を示す図。
【図5】従来の断面円形状のブラシとスリップリングの
一部を示す図。
【符号の説明】
10 上ドラム(回転体) 12 下ドラム 16 ロータリトランス 18 ドラム軸 20 電源供給装置(ブラシスリップリングアセンブ
リ) 30 スリップリング(導電部材) 240 ブラシ 250 ブラシのワイヤ 270 導電部材に接触する部分(束)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する導電部材を介して、回転体に対
    して電源を供給するための電源供給用の接点において、 前記導電部材に接触する部分が複数のワイヤから成るこ
    とを特徴とする回転体電源供給用の接点。
  2. 【請求項2】 前記各ワイヤの断面は円形である請求項
    1に記載の回転体電源供給用の接点。
  3. 【請求項3】 前記回転する導電部材はスリップリング
    であり、このスリップリングの周囲面に対して複数本接
    触されている請求項1または請求項2に記載の回転体電
    源供給用の接点。
  4. 【請求項4】 前記回転する導電部材は、回転磁気ヘッ
    ド装置の回転ドラムとともに回転する請求項1または請
    求項2に記載の回転体電源供給用の接点。
  5. 【請求項5】 前記導電部材に接触する部分は、先端部
    分である請求項1または請求項2に記載の回転体電源供
    給用の接点。
JP25301894A 1994-09-21 1994-09-21 回転体電源供給用の接点 Pending JPH0896336A (ja)

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JPH0896336A true JPH0896336A (ja) 1996-04-12

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JP25301894A Pending JPH0896336A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 回転体電源供給用の接点

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