JP3216380B2 - 回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置 - Google Patents
回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置Info
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- JP3216380B2 JP3216380B2 JP34082393A JP34082393A JP3216380B2 JP 3216380 B2 JP3216380 B2 JP 3216380B2 JP 34082393 A JP34082393 A JP 34082393A JP 34082393 A JP34082393 A JP 34082393A JP 3216380 B2 JP3216380 B2 JP 3216380B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR(Video Tape R
ecorder )、DAT(Digital Audio Tape Recorder
)、DDS(Digital Data Streamer )等に用いられ
る回転磁気ヘッド装置の回転磁気ヘッドとロータリトラ
ンスとを電気的に接続する回転磁気ヘッド装置のコネク
タ装置に関する。
ecorder )、DAT(Digital Audio Tape Recorder
)、DDS(Digital Data Streamer )等に用いられ
る回転磁気ヘッド装置の回転磁気ヘッドとロータリトラ
ンスとを電気的に接続する回転磁気ヘッド装置のコネク
タ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、VTR、DAT、DDS
等には回転磁気ヘッド装置が用いられている。例えば図
6に縦断面図で示すように、従来のVTRの回転磁気ヘ
ッド装置41は、固定ドラム42の円筒部内に上下の軸
受43、44を介してドラム軸45が回転可能に支持さ
れている。尚、46は与圧リングを示す。上記ドラム軸
45の下部と固定ドラム42との間にはドラムモータ4
7が設けられている。尚、48はドラムモータ47の固
定子、49はその回転子を示す。上記ドラム軸45の上
端部にはフランジ50が固着されており、このフランジ
50を介して回転ドラム51がネジ52により取付けら
れている。上記固定ドラム42の円盤部の上面には、ロ
ータリートランス53の固定側54が取付けられてお
り、フランジ50の円盤部の下面であって上記ロータリ
ートランス53の固定側54に対面する位置には、ロー
タリートランス53の回転側55が取付けられている。
等には回転磁気ヘッド装置が用いられている。例えば図
6に縦断面図で示すように、従来のVTRの回転磁気ヘ
ッド装置41は、固定ドラム42の円筒部内に上下の軸
受43、44を介してドラム軸45が回転可能に支持さ
れている。尚、46は与圧リングを示す。上記ドラム軸
45の下部と固定ドラム42との間にはドラムモータ4
7が設けられている。尚、48はドラムモータ47の固
定子、49はその回転子を示す。上記ドラム軸45の上
端部にはフランジ50が固着されており、このフランジ
50を介して回転ドラム51がネジ52により取付けら
れている。上記固定ドラム42の円盤部の上面には、ロ
ータリートランス53の固定側54が取付けられてお
り、フランジ50の円盤部の下面であって上記ロータリ
ートランス53の固定側54に対面する位置には、ロー
タリートランス53の回転側55が取付けられている。
【0003】上記回転ドラム51の円盤部の周囲の所定
箇所には、それぞれ、ネジ56により磁気ヘッド57が
取付けられており、各磁気ヘッド57の下面にはヘッド
端子板58が取付けられている。そして、ロータリート
ランス53の固定側54を通じて信号の授受が行なわ
れ、ロータリートランス53の回転側55からは、図6
の矢印で示すように、回転ドラム51の円盤部に固設さ
れてロータリートランス53の回転側55に電気的に接
続されたピンホルダー59、回転ドラム51の円盤部上
面に設けられたVH−RT中継板60、回転ドラム51
の円盤部に固設され上記中継板60と各磁気ヘッド57
のヘッド端子板58に接続された端子ピン61を通じ
て、信号の授受が行なわれる構造となっていた。
箇所には、それぞれ、ネジ56により磁気ヘッド57が
取付けられており、各磁気ヘッド57の下面にはヘッド
端子板58が取付けられている。そして、ロータリート
ランス53の固定側54を通じて信号の授受が行なわ
れ、ロータリートランス53の回転側55からは、図6
の矢印で示すように、回転ドラム51の円盤部に固設さ
れてロータリートランス53の回転側55に電気的に接
続されたピンホルダー59、回転ドラム51の円盤部上
面に設けられたVH−RT中継板60、回転ドラム51
の円盤部に固設され上記中継板60と各磁気ヘッド57
のヘッド端子板58に接続された端子ピン61を通じ
て、信号の授受が行なわれる構造となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の回転磁気ヘッド装置41においては、各磁気ヘッド
57との電気信号の授受が、ロータリートランス53の
回転側55、ピンホルダー59、VH−RT中継板6
0、端子ピン61、ヘッド端子板58等の複数部品を通
じて行なわれる構造となっていたので、ロータリートラ
ンス53から磁気ヘッド57までの信号伝達経路が長く
なってしまい、信号の伝達ロスを生ずる不具合がある。
また、各部品の中継ポイントを半田付けせねばならず、
作業が繁雑となり、更に、部品点数が増大して省スペー
ス化および多チャンネル化には不利となる欠点があっ
た。
来の回転磁気ヘッド装置41においては、各磁気ヘッド
57との電気信号の授受が、ロータリートランス53の
回転側55、ピンホルダー59、VH−RT中継板6
0、端子ピン61、ヘッド端子板58等の複数部品を通
じて行なわれる構造となっていたので、ロータリートラ
ンス53から磁気ヘッド57までの信号伝達経路が長く
なってしまい、信号の伝達ロスを生ずる不具合がある。
また、各部品の中継ポイントを半田付けせねばならず、
作業が繁雑となり、更に、部品点数が増大して省スペー
ス化および多チャンネル化には不利となる欠点があっ
た。
【0005】そこで、このような問題を解消するため
に、ヘッドコンタクトを用いた回転磁気ヘッド装置が知
られている。この種の回転磁気ヘッド装置41は、図7
に示すように、ヘッドコンタクト63がロータリトラン
ス53の回転側55と回転ドラム51との間に配設され
ている。尚、図8は回転ドラム51の底面斜視図を示し
ており、回転ドラム51には周方向に5つの磁気ヘッド
57が装着されている。このヘッドコンタクト63は、
図9に示すように、ロータリトランス53の回転側55
の上面に装着できる環状の基部64と、この基部64の
上記各々の磁気ヘッド57に対応する周方向の箇所に固
設されたそれぞれ1ヘッド当たり一対の接触片65とか
ら形成されている。上記各々の接触片65は、その基端
部が樹脂等で鋳込むことにより基部64に固設され、各
々の基端部をロータリトランス53の各接点に接触させ
て接着剤により基部がロータリトランス53の回転側5
5に固着されている。更に、回転ドラム51をフランジ
50に取付ける際に、回転ドラム51の各々の磁気ヘッ
ド57のヘッド端子板58に各々の接触片65が接続さ
れ、これらのヘッド端子板58はそれぞれの磁気ヘッド
57のロータリトランス53に向き合う面にネジ等によ
り取付けられている。そして、各磁気ヘッド57との信
号の授受は、ロータリトランス53の回転側55、ヘッ
ドコンタクト63の各一対の接触片65、ヘッド端子板
58を通じて行なわれる。
に、ヘッドコンタクトを用いた回転磁気ヘッド装置が知
られている。この種の回転磁気ヘッド装置41は、図7
に示すように、ヘッドコンタクト63がロータリトラン
ス53の回転側55と回転ドラム51との間に配設され
ている。尚、図8は回転ドラム51の底面斜視図を示し
ており、回転ドラム51には周方向に5つの磁気ヘッド
57が装着されている。このヘッドコンタクト63は、
図9に示すように、ロータリトランス53の回転側55
の上面に装着できる環状の基部64と、この基部64の
上記各々の磁気ヘッド57に対応する周方向の箇所に固
設されたそれぞれ1ヘッド当たり一対の接触片65とか
ら形成されている。上記各々の接触片65は、その基端
部が樹脂等で鋳込むことにより基部64に固設され、各
々の基端部をロータリトランス53の各接点に接触させ
て接着剤により基部がロータリトランス53の回転側5
5に固着されている。更に、回転ドラム51をフランジ
50に取付ける際に、回転ドラム51の各々の磁気ヘッ
ド57のヘッド端子板58に各々の接触片65が接続さ
れ、これらのヘッド端子板58はそれぞれの磁気ヘッド
57のロータリトランス53に向き合う面にネジ等によ
り取付けられている。そして、各磁気ヘッド57との信
号の授受は、ロータリトランス53の回転側55、ヘッ
ドコンタクト63の各一対の接触片65、ヘッド端子板
58を通じて行なわれる。
【0006】しかしながら、上述した従来のヘッドコン
タクト63は、各接触片65がそれぞれ単一チャンネル
の磁気ヘッド57に対応する構成であったため、磁気ヘ
ッドのチャンネル数を増やすには、単一チャンネル仕様
の磁気ヘッドをチャンネル数に応じて回転ドラム上の周
方向に間隔を置いた複数箇所に配設しなければならず、
回転ドラム上での磁気ヘッドの占有スペースが増し、こ
れを避けるためにマルチチャンネル仕様の磁気ヘッドを
用いようとしても、ヘッドコンタクト側の構成がこれに
対応できず、適用できないという不具合があった。そこ
で、本発明では、ロータリートランスから磁気ヘッドま
での信号伝達経路を短くでき、信号の伝達ロスの低減化
や、複雑な各部品の接続作業をなくすことができる従来
のヘッドコンタクトの利点を生かし、更に、磁気ヘッド
のチャンネル数が増えた場合に、回転ドラム上での磁気
ヘッドの占有スペースが大幅に増えるのを防ぐことがで
き、マルチチャンネルドラムへの適用を可能にできる回
転ドラムのコネクタ装置を提供することを目的としてい
る。
タクト63は、各接触片65がそれぞれ単一チャンネル
の磁気ヘッド57に対応する構成であったため、磁気ヘ
ッドのチャンネル数を増やすには、単一チャンネル仕様
の磁気ヘッドをチャンネル数に応じて回転ドラム上の周
方向に間隔を置いた複数箇所に配設しなければならず、
回転ドラム上での磁気ヘッドの占有スペースが増し、こ
れを避けるためにマルチチャンネル仕様の磁気ヘッドを
用いようとしても、ヘッドコンタクト側の構成がこれに
対応できず、適用できないという不具合があった。そこ
で、本発明では、ロータリートランスから磁気ヘッドま
での信号伝達経路を短くでき、信号の伝達ロスの低減化
や、複雑な各部品の接続作業をなくすことができる従来
のヘッドコンタクトの利点を生かし、更に、磁気ヘッド
のチャンネル数が増えた場合に、回転ドラム上での磁気
ヘッドの占有スペースが大幅に増えるのを防ぐことがで
き、マルチチャンネルドラムへの適用を可能にできる回
転ドラムのコネクタ装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置
は、ドラム軸を介して互いに相対回転可能に配設された
固定ドラム及び回転ドラムと、前記固定ドラムに固設さ
れた固定側と前記回転ドラムに固設された回転側とから
なるロータリトランスと、前記回転ドラムに設けられた
複数の磁気ヘッドと、前記各磁気ヘッドと前記回転側の
ロータリトランス間を電気的に接続する複数対の電気導
通体と、前記各対の電気導通体の一端側に設けられ、前
記磁気ヘッドの接続パターンの接触部に接触し弾性を有
する接触片と、前記各対の電気導通体の他端側に設けら
れ、前記ロータリトランスの回転側の接続部に電気的に
接続する接続片と、を備えた回転磁気ヘッド装置のコネ
クタ装置であって、前記各電気導通体は、複数のチャン
ネル種類が混在しており、1枚の平板状導電体から形成
され、その中間部が前記ロータリトランスの回転側に固
着される支持体に絶縁支持されることで配設され、且
つ、前記接触片及び接続片は前記磁気ヘッドのチャンネ
ル数に対応する数で設けられていることを特徴とする。
め、本発明に係る回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置
は、ドラム軸を介して互いに相対回転可能に配設された
固定ドラム及び回転ドラムと、前記固定ドラムに固設さ
れた固定側と前記回転ドラムに固設された回転側とから
なるロータリトランスと、前記回転ドラムに設けられた
複数の磁気ヘッドと、前記各磁気ヘッドと前記回転側の
ロータリトランス間を電気的に接続する複数対の電気導
通体と、前記各対の電気導通体の一端側に設けられ、前
記磁気ヘッドの接続パターンの接触部に接触し弾性を有
する接触片と、前記各対の電気導通体の他端側に設けら
れ、前記ロータリトランスの回転側の接続部に電気的に
接続する接続片と、を備えた回転磁気ヘッド装置のコネ
クタ装置であって、前記各電気導通体は、複数のチャン
ネル種類が混在しており、1枚の平板状導電体から形成
され、その中間部が前記ロータリトランスの回転側に固
着される支持体に絶縁支持されることで配設され、且
つ、前記接触片及び接続片は前記磁気ヘッドのチャンネ
ル数に対応する数で設けられていることを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る回転磁気ヘッド装置の
コネクタ装置は、前記複数対の電気導通体のうち、少な
くとも2対の電気導通体は、前記回転ドラムの回転中心
を挟んで対角状に配設されていることを特徴とする。ま
た、本発明に係る回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置
は、前記磁気ヘッドの接続部に接触する前記接触片の先
端側には金メッキが施されていることを特徴とする。
コネクタ装置は、前記複数対の電気導通体のうち、少な
くとも2対の電気導通体は、前記回転ドラムの回転中心
を挟んで対角状に配設されていることを特徴とする。ま
た、本発明に係る回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置
は、前記磁気ヘッドの接続部に接触する前記接触片の先
端側には金メッキが施されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】このような回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置
は、ロータリトランスの回転側の上面に固着され、回転
ドラムに設けられた各磁気ヘッドのヘッドの接続パター
ンの接触部に各電気導通体の接触片を接触させて装着さ
れる。そして、ロータリトランスと各磁気ヘッドとの信
号の授受は、ロータリトランスの回転側、コネクタ装置
の電気導通体の各接触片、磁気ヘッドの接続パターンの
接触部を通じて行なわれる。したがって、本発明におい
ては、ロータリトランスと磁気ヘッドとがコネクタ装置
を介して電気的に接続されるので、従来のヘッドコンタ
クトを用いた回転磁気ヘッド装置と同様に、中継板を用
いた場合に比べ、ロータリートランスから磁気ヘッドま
での信号伝達経路が短くなり、信号の伝達ロスの低減化
を図ることができ、また、部品点数が削減されるので、
繁雑な部品接続作業がなくすることができ、回転ドラム
内の省スペース化を図ることができる。そして、本発明
によれば、各電気導通体の接触片及び接続片が、対応す
る磁気ヘッドのチャンネル数に応じた数で設けられてい
るので、回転ドラムや磁気ヘッド等の変更なしに、磁気
ヘッドの種類に対応させることが可能となる。例えば、
1ベース2チップタイプの磁気ヘッドへの対応が可能と
なり、省スペース化を図りつつ多チャンネル回転ドラム
とすることが可能となり、その結果、標準・3倍モード
専用ヘッドドラム、輝度信号・カラー信号独立ヘッドド
ラム等のマルチチャンネルドラムへの適用が可能とな
る。
は、ロータリトランスの回転側の上面に固着され、回転
ドラムに設けられた各磁気ヘッドのヘッドの接続パター
ンの接触部に各電気導通体の接触片を接触させて装着さ
れる。そして、ロータリトランスと各磁気ヘッドとの信
号の授受は、ロータリトランスの回転側、コネクタ装置
の電気導通体の各接触片、磁気ヘッドの接続パターンの
接触部を通じて行なわれる。したがって、本発明におい
ては、ロータリトランスと磁気ヘッドとがコネクタ装置
を介して電気的に接続されるので、従来のヘッドコンタ
クトを用いた回転磁気ヘッド装置と同様に、中継板を用
いた場合に比べ、ロータリートランスから磁気ヘッドま
での信号伝達経路が短くなり、信号の伝達ロスの低減化
を図ることができ、また、部品点数が削減されるので、
繁雑な部品接続作業がなくすることができ、回転ドラム
内の省スペース化を図ることができる。そして、本発明
によれば、各電気導通体の接触片及び接続片が、対応す
る磁気ヘッドのチャンネル数に応じた数で設けられてい
るので、回転ドラムや磁気ヘッド等の変更なしに、磁気
ヘッドの種類に対応させることが可能となる。例えば、
1ベース2チップタイプの磁気ヘッドへの対応が可能と
なり、省スペース化を図りつつ多チャンネル回転ドラム
とすることが可能となり、その結果、標準・3倍モード
専用ヘッドドラム、輝度信号・カラー信号独立ヘッドド
ラム等のマルチチャンネルドラムへの適用が可能とな
る。
【0010】更に、磁気ヘッドの種類に対応させること
が可能となることから、1ベース2チップタイプの磁気
ヘッドのヘッドベースと、1ベース1チップタイプの磁
気ヘッドのヘッドベースの機械的寸法が同一の場合、回
転ドラムを共用することができ、ヘッドマウント機等の
生産設備をそのまま利用することが可能となり、生産コ
ストの負担をなくすることができる。また更に、ヘッド
コンタクトの接触片がもともと1枚の平板状導電体によ
り形成されているので、磁気ヘッドが多チャンネルタイ
プとなっても、端子ピンを介して接続される従来の場合
に比べ、ヘッド端子板の接触部との相対位置のバラツキ
が小さくすることができる。
が可能となることから、1ベース2チップタイプの磁気
ヘッドのヘッドベースと、1ベース1チップタイプの磁
気ヘッドのヘッドベースの機械的寸法が同一の場合、回
転ドラムを共用することができ、ヘッドマウント機等の
生産設備をそのまま利用することが可能となり、生産コ
ストの負担をなくすることができる。また更に、ヘッド
コンタクトの接触片がもともと1枚の平板状導電体によ
り形成されているので、磁気ヘッドが多チャンネルタイ
プとなっても、端子ピンを介して接続される従来の場合
に比べ、ヘッド端子板の接触部との相対位置のバラツキ
が小さくすることができる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づき説
明する。図1は本実施例の回転磁気ヘッド装置の縦断面
図、図2は回転ドラムに取付けられた磁気ヘッドを示す
背面図、図3はヘッドコンタクト(コネクタ装置)の平
面図、図4は図3中のA−A矢視断面図である。本実施
例の回転磁気ヘッド装置1は、図1に示すように、固定
ドラム2の軸受部3内にドラム軸5が固定支持され、固
定ドラム2の軸受部3には略円盤状の円盤部4が形成さ
れている。上記ドラム軸5の上部には軸受6、7を介し
てフランジ8がドラム軸5に対して回転可能に取付けら
れ、フランジ8には回転ドラム9がネジ11により取付
けられており、更に、回転ドラム9にはネジ12により
ドラムモータ13の回転子14が固設されている。上記
ドラム軸5の上端部には固定部材15が固設され、この
固定部材15にはネジ16によりドラムモータ13の固
定子17が固設されており、ドラム軸5の回りをフラン
ジ8、回転ドラム9、および回転子17が回転できるよ
うになっている。上記固定ドラム2とフランジ8の間で
あって、互いに対面する箇所にはロータリトランス19
が配設されている。ロータリトランス19の固定側20
は固定ドラム2の円盤部4に固設され、ロータリトラン
ス19の回転側21はフランジ8に固設されている。
明する。図1は本実施例の回転磁気ヘッド装置の縦断面
図、図2は回転ドラムに取付けられた磁気ヘッドを示す
背面図、図3はヘッドコンタクト(コネクタ装置)の平
面図、図4は図3中のA−A矢視断面図である。本実施
例の回転磁気ヘッド装置1は、図1に示すように、固定
ドラム2の軸受部3内にドラム軸5が固定支持され、固
定ドラム2の軸受部3には略円盤状の円盤部4が形成さ
れている。上記ドラム軸5の上部には軸受6、7を介し
てフランジ8がドラム軸5に対して回転可能に取付けら
れ、フランジ8には回転ドラム9がネジ11により取付
けられており、更に、回転ドラム9にはネジ12により
ドラムモータ13の回転子14が固設されている。上記
ドラム軸5の上端部には固定部材15が固設され、この
固定部材15にはネジ16によりドラムモータ13の固
定子17が固設されており、ドラム軸5の回りをフラン
ジ8、回転ドラム9、および回転子17が回転できるよ
うになっている。上記固定ドラム2とフランジ8の間で
あって、互いに対面する箇所にはロータリトランス19
が配設されている。ロータリトランス19の固定側20
は固定ドラム2の円盤部4に固設され、ロータリトラン
ス19の回転側21はフランジ8に固設されている。
【0012】また、上記回転ドラム9の背面側であっ
て、周方向の所定の3箇所には、図2に示すように、磁
気ヘッド23a、23b、23cが取付けられている。
磁気ヘッド23a、23b、23cは、回転ドラム9に
周方向に所定間隔を隔てて配設され、これら3つの磁気
ヘッド23a、23b、23cのうち、1つの磁気ヘッ
ド23bがシングルタイプであり、他の2つの磁気ヘッ
ド23a、23cが2チャンネルタイプの磁気ヘッドで
ある。更に、上記各々の磁気ヘッド23a、23b、2
3cの下面にはヘッド端子板24が固設されている。す
なわち、上記シングルタイプの磁気ヘッド23bは1ベ
ース1チップ型に構成され、この磁気ヘッド23bに取
付けられたヘッド端子板24には2つの接触部E、Fが
設けられており、上記2チャンネルタイプの磁気ヘッド
23a、23cは1ベース2チップ型に構成され、これ
らの磁気ヘッド23a、23cに取付けられたそれぞれ
のヘッド端子板24にはそれぞれ4つの接触部A、B、
C、D、又はG、H、I、Jが設けられている。更に、
上記ロータリトランス19の回転側21と上記ヘッド端
子板24との間にはヘッドコンタクト26が介装されて
いる。
て、周方向の所定の3箇所には、図2に示すように、磁
気ヘッド23a、23b、23cが取付けられている。
磁気ヘッド23a、23b、23cは、回転ドラム9に
周方向に所定間隔を隔てて配設され、これら3つの磁気
ヘッド23a、23b、23cのうち、1つの磁気ヘッ
ド23bがシングルタイプであり、他の2つの磁気ヘッ
ド23a、23cが2チャンネルタイプの磁気ヘッドで
ある。更に、上記各々の磁気ヘッド23a、23b、2
3cの下面にはヘッド端子板24が固設されている。す
なわち、上記シングルタイプの磁気ヘッド23bは1ベ
ース1チップ型に構成され、この磁気ヘッド23bに取
付けられたヘッド端子板24には2つの接触部E、Fが
設けられており、上記2チャンネルタイプの磁気ヘッド
23a、23cは1ベース2チップ型に構成され、これ
らの磁気ヘッド23a、23cに取付けられたそれぞれ
のヘッド端子板24にはそれぞれ4つの接触部A、B、
C、D、又はG、H、I、Jが設けられている。更に、
上記ロータリトランス19の回転側21と上記ヘッド端
子板24との間にはヘッドコンタクト26が介装されて
いる。
【0013】本実施例のヘッドコンタクト26は、図3
および図4に示すように、上記ロータリトランス19の
回転側21の上面にそのまま接着できる環状に形成され
た支持台27と、この支持台27に固定された電気導通
体28とから構成されている。すなわち、上記電気導通
体28は、その一端側にロータリトランス19の回転側
21の各接点(図示省略)に接続する接続片29を備
え、その他端側には各々のヘッド端子板24の各接触部
A、B、C、D、又はE、F、又はG、H、I、Jとに
接続する接触片30とを備えた構造である。上記接触片
30としては、上記シングルタイプの磁気ヘッド23b
に対応する箇所には2つを1組とする一対の接触片3
0、30が配設され、上記2チャンネルタイプの磁気ヘ
ッド23a、23cに対応する箇所には2つを1組とす
る二対の接触片30、30、30、30が配設されてい
る。更に、上記ヘッドコンタクト26の支持台27は絶
縁体により形成され、この支持体27内に上記それぞれ
の電気導電体28の中央主部がモールド成形により埋込
まれて固設されている。また、上記それぞれの電気導電
体28の他端側には接続片29が一体に設けられてお
り、これらの接続片29が上記ロータリトランス19の
回転側21の上面に設けられた接続部に接続される。更
に、上記上記2チャンネルタイプの磁気ヘッド23a、
23cは回転ドラム9の回転中心0を挟んで配設され、
これに対応して、ヘッドコンタクト26に設けられ接触
片30および接続片29も、回転ドラム9の回転中心0
を挟み対角状に配設されており、これにより、回転ドラ
ム9の回転バランスを確保できるようになっている。
および図4に示すように、上記ロータリトランス19の
回転側21の上面にそのまま接着できる環状に形成され
た支持台27と、この支持台27に固定された電気導通
体28とから構成されている。すなわち、上記電気導通
体28は、その一端側にロータリトランス19の回転側
21の各接点(図示省略)に接続する接続片29を備
え、その他端側には各々のヘッド端子板24の各接触部
A、B、C、D、又はE、F、又はG、H、I、Jとに
接続する接触片30とを備えた構造である。上記接触片
30としては、上記シングルタイプの磁気ヘッド23b
に対応する箇所には2つを1組とする一対の接触片3
0、30が配設され、上記2チャンネルタイプの磁気ヘ
ッド23a、23cに対応する箇所には2つを1組とす
る二対の接触片30、30、30、30が配設されてい
る。更に、上記ヘッドコンタクト26の支持台27は絶
縁体により形成され、この支持体27内に上記それぞれ
の電気導電体28の中央主部がモールド成形により埋込
まれて固設されている。また、上記それぞれの電気導電
体28の他端側には接続片29が一体に設けられてお
り、これらの接続片29が上記ロータリトランス19の
回転側21の上面に設けられた接続部に接続される。更
に、上記上記2チャンネルタイプの磁気ヘッド23a、
23cは回転ドラム9の回転中心0を挟んで配設され、
これに対応して、ヘッドコンタクト26に設けられ接触
片30および接続片29も、回転ドラム9の回転中心0
を挟み対角状に配設されており、これにより、回転ドラ
ム9の回転バランスを確保できるようになっている。
【0014】尚、図3中に示す二点鎖線は折り曲げる前
の各接触片30を示し、図5は射出成形後のヘッドコン
タクト26を示している。上記ヘッドコンタクト26を
製作する際には、図5に示すように、打抜により1枚の
平板状導電体からリードフレーム31を形成し、このリ
ードフレーム31の接触片30や接続片29となる部分
を除き、リードフレーム31を絶縁体によるモールド成
形により支持台27を形成し、接触片30間および接続
片29の余分な箇所を除去し、その後、各接触片30を
図3の実線で示すように折曲げて製作される。更に、上
記接触片30には金メッキが施されるが、接触片30の
ヘッド端子板の接触部A、B、C、D、又はE、F、又
はG、H、I、Jに接触する部分のみを金メッキすれば
よく、また、リードフレーム31が図3に示す形状に形
成されるため、図3の線Lで示す外側の部分が一度に金
メッキされる。
の各接触片30を示し、図5は射出成形後のヘッドコン
タクト26を示している。上記ヘッドコンタクト26を
製作する際には、図5に示すように、打抜により1枚の
平板状導電体からリードフレーム31を形成し、このリ
ードフレーム31の接触片30や接続片29となる部分
を除き、リードフレーム31を絶縁体によるモールド成
形により支持台27を形成し、接触片30間および接続
片29の余分な箇所を除去し、その後、各接触片30を
図3の実線で示すように折曲げて製作される。更に、上
記接触片30には金メッキが施されるが、接触片30の
ヘッド端子板の接触部A、B、C、D、又はE、F、又
はG、H、I、Jに接触する部分のみを金メッキすれば
よく、また、リードフレーム31が図3に示す形状に形
成されるため、図3の線Lで示す外側の部分が一度に金
メッキされる。
【0015】このような回転磁気ヘッド装置1において
は、ヘッドコンタクト26のそれぞれの接続片29をロ
ータリトランス19の回転側21の上面の各接続部に接
触させた状態で、ヘッドコンタクト26の支持台27
を、例えば、接着剤により回転側21の上面に接着する
ことにより固着され、回転ドラム9をフランジ8に取付
ける際には、それぞれの接触片30に各磁気ヘッド23
a,23b,23cのヘッド端子板24のそれぞれの接
触部A、B、C、D、又はE、F、又はG、H、I、J
に接触させた状態で回転ドラム9が取付けられる。そし
て、ロータリトランス19と各磁気ヘッド23a,23
b,23cとの信号の授受は、ロータリトランス19の
回転側21、ヘッドコンタクト26の各接触片30、各
ヘッド端子板24を通じて行なわれる。
は、ヘッドコンタクト26のそれぞれの接続片29をロ
ータリトランス19の回転側21の上面の各接続部に接
触させた状態で、ヘッドコンタクト26の支持台27
を、例えば、接着剤により回転側21の上面に接着する
ことにより固着され、回転ドラム9をフランジ8に取付
ける際には、それぞれの接触片30に各磁気ヘッド23
a,23b,23cのヘッド端子板24のそれぞれの接
触部A、B、C、D、又はE、F、又はG、H、I、J
に接触させた状態で回転ドラム9が取付けられる。そし
て、ロータリトランス19と各磁気ヘッド23a,23
b,23cとの信号の授受は、ロータリトランス19の
回転側21、ヘッドコンタクト26の各接触片30、各
ヘッド端子板24を通じて行なわれる。
【0016】したがって、本実施例においては、従来の
単一チャンネル対応のヘッドコンタクトを用いた回転磁
気ヘッド装置と同様に、ロータリトランス19と磁気ヘ
ッド23a、23b、23cとがヘッドコンタクト26
を介して電気的に接続されるので、従来の中継板を用い
た場合に比べ、ロータリートランス19から磁気ヘッド
23a、23b、23cまでの信号伝達経路が短くな
り、信号の伝達ロスの低減化を図ることができ、また、
部品点数が削減されるので、繁雑な部品接続作業がなく
することができる。更に、本実施例においては、回転ド
ラム9に2チャンネルタイプの磁気ヘッド23a、23
cを実装し、これに合わせて、磁気ヘッド23a、23
cに対応する前記ロータリトランス19の接触片30を
2チャンネル分のブラシを備える構成としたので、回転
ドラム9内の省スペース化を図ることができ、多チャン
ネルヘッドに対応させることができる。また、ヘッドコ
ンタクト26の接触片30がもともと1枚の平板状導電
体により形成されているので、磁気ヘッド23a、23
b、23cが多チャンネルタイプとなっても、端子ピン
を介して接続される従来の場合に比べ、ヘッド端子板2
4の接触部A、B、C、D、又はE、F、又はG、H、
I、Jとの相対位置のバラツキが小さくすることができ
る。
単一チャンネル対応のヘッドコンタクトを用いた回転磁
気ヘッド装置と同様に、ロータリトランス19と磁気ヘ
ッド23a、23b、23cとがヘッドコンタクト26
を介して電気的に接続されるので、従来の中継板を用い
た場合に比べ、ロータリートランス19から磁気ヘッド
23a、23b、23cまでの信号伝達経路が短くな
り、信号の伝達ロスの低減化を図ることができ、また、
部品点数が削減されるので、繁雑な部品接続作業がなく
することができる。更に、本実施例においては、回転ド
ラム9に2チャンネルタイプの磁気ヘッド23a、23
cを実装し、これに合わせて、磁気ヘッド23a、23
cに対応する前記ロータリトランス19の接触片30を
2チャンネル分のブラシを備える構成としたので、回転
ドラム9内の省スペース化を図ることができ、多チャン
ネルヘッドに対応させることができる。また、ヘッドコ
ンタクト26の接触片30がもともと1枚の平板状導電
体により形成されているので、磁気ヘッド23a、23
b、23cが多チャンネルタイプとなっても、端子ピン
を介して接続される従来の場合に比べ、ヘッド端子板2
4の接触部A、B、C、D、又はE、F、又はG、H、
I、Jとの相対位置のバラツキが小さくすることができ
る。
【0017】更に、ヘッドコンタクト26に設けられた
接触片30および接続片29が、回転ドラム9の回転中
心Oを挟み対角状に配設されているので、回転ドラム9
の回転バランスを確保することができる。また更に、磁
気ヘッド23a,23b,23cが2またはそれ以上の
多チャンネルタイプになっても、本実施例のヘッドコン
タクト26においては、ロータリトランス19のチャン
ネル増加分×2(巻線結線部)のみを増加すればよいの
で、重心の偏よりが小さくなり、ロータリトランス19
の回転部21の回転時の偏重心バラツキの点で有利とな
る。また、上記接触片30には金メッキが施されるが、
ヘッド端子板24の各接触部A、B、C、D、又はE、
F、又はG、H、I、Jに接触する部分のみを金メッキ
すればよく、また、金メッキする際に、リードフレーム
31部分を図3に示す形状とすることにより、図3の線
Lで示す外側の部分を金メッキすれば一度にしかも少な
い量でメッキすることが可能となり、メッキのコストを
低減できるとともに、メッキ処理の短縮化を図ることが
できる。
接触片30および接続片29が、回転ドラム9の回転中
心Oを挟み対角状に配設されているので、回転ドラム9
の回転バランスを確保することができる。また更に、磁
気ヘッド23a,23b,23cが2またはそれ以上の
多チャンネルタイプになっても、本実施例のヘッドコン
タクト26においては、ロータリトランス19のチャン
ネル増加分×2(巻線結線部)のみを増加すればよいの
で、重心の偏よりが小さくなり、ロータリトランス19
の回転部21の回転時の偏重心バラツキの点で有利とな
る。また、上記接触片30には金メッキが施されるが、
ヘッド端子板24の各接触部A、B、C、D、又はE、
F、又はG、H、I、Jに接触する部分のみを金メッキ
すればよく、また、金メッキする際に、リードフレーム
31部分を図3に示す形状とすることにより、図3の線
Lで示す外側の部分を金メッキすれば一度にしかも少な
い量でメッキすることが可能となり、メッキのコストを
低減できるとともに、メッキ処理の短縮化を図ることが
できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ータリトランスと磁気ヘッドとの接続にヘッドコンタク
トを用いているため、中継板を用いた場合に比べて、ロ
ータリートランスから磁気ヘッドまでの信号伝達経路が
短くなり、信号の伝達ロスの低減化を図ることができ、
更に、部品点数が削減されるので、繁雑な部品接続作業
がなくすることができ、回転ドラム内の省スペース化を
図ることができるという、従来のヘッドコンタクトを用
いた回転磁気ヘッド装置の利点をそのまま残すことがで
きる。そして、本発明によれば、各電気導通体の接触片
及び接続片が、対応する磁気ヘッドのチャンネル数に応
じた数で設けられているので、回転ドラムや磁気ヘッド
等の変更なしに、磁気ヘッドの種類に対応させることが
可能となる。例えば、1ベース2チップタイプの磁気ヘ
ッドへの対応が可能となり、省スペース化を図りつつ多
チャンネル回転ドラムとすることが可能となり、その結
果、標準・3倍モード専用ヘッドドラム、輝度信号・カ
ラー信号独立ヘッドドラム等のマルチチャンネルドラム
への適用が可能となる。
ータリトランスと磁気ヘッドとの接続にヘッドコンタク
トを用いているため、中継板を用いた場合に比べて、ロ
ータリートランスから磁気ヘッドまでの信号伝達経路が
短くなり、信号の伝達ロスの低減化を図ることができ、
更に、部品点数が削減されるので、繁雑な部品接続作業
がなくすることができ、回転ドラム内の省スペース化を
図ることができるという、従来のヘッドコンタクトを用
いた回転磁気ヘッド装置の利点をそのまま残すことがで
きる。そして、本発明によれば、各電気導通体の接触片
及び接続片が、対応する磁気ヘッドのチャンネル数に応
じた数で設けられているので、回転ドラムや磁気ヘッド
等の変更なしに、磁気ヘッドの種類に対応させることが
可能となる。例えば、1ベース2チップタイプの磁気ヘ
ッドへの対応が可能となり、省スペース化を図りつつ多
チャンネル回転ドラムとすることが可能となり、その結
果、標準・3倍モード専用ヘッドドラム、輝度信号・カ
ラー信号独立ヘッドドラム等のマルチチャンネルドラム
への適用が可能となる。
【0019】更に、磁気ヘッドの種類に対応させること
が可能となることから、1ベース2チップタイプの磁気
ヘッドのヘッドベースと、1ベース1チップタイプの磁
気ヘッドのヘッドベースの機械的寸法が同一の場合、回
転ドラムを共用することができ、ヘッドマウント機等の
生産設備をそのまま利用することが可能となり、生産コ
ストの負担をなくすることができる。また更に、ヘッド
コンタクトの接触片がもともと1枚の平板状導電体によ
り形成されているので、磁気ヘッドが多チャンネルタイ
プとなっても、端子ピンを介して接続される従来の場合
に比べ、ヘッド端子板の接触部との相対位置のバラツキ
が小さくすることができる。
が可能となることから、1ベース2チップタイプの磁気
ヘッドのヘッドベースと、1ベース1チップタイプの磁
気ヘッドのヘッドベースの機械的寸法が同一の場合、回
転ドラムを共用することができ、ヘッドマウント機等の
生産設備をそのまま利用することが可能となり、生産コ
ストの負担をなくすることができる。また更に、ヘッド
コンタクトの接触片がもともと1枚の平板状導電体によ
り形成されているので、磁気ヘッドが多チャンネルタイ
プとなっても、端子ピンを介して接続される従来の場合
に比べ、ヘッド端子板の接触部との相対位置のバラツキ
が小さくすることができる。
【図1】本発明の一実施例に係り、回転磁気ヘッド装置
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】回転ドラムに取付けられた磁気ヘッドを示す背
面図である。
面図である。
【図3】ヘッドコンタクトの平面図である。
【図4】図3中のA−A矢視断面図である。
【図5】射出成形後のヘッドコンタクトを示す平面図で
ある。
ある。
【図6】従来例に係り、回転磁気ヘッド装置の縦断面図
である。
である。
【図7】ロータリトランスに設けられたヘッドコンタク
ト、およびフランジ、回転ドラムを示す分解斜視図であ
る。
ト、およびフランジ、回転ドラムを示す分解斜視図であ
る。
【図8】回転ドラムに設けられ磁気ヘッドを示す斜視図
である。
である。
【図9】ヘッドコンタクトを示す平面図である。
1 回転磁気ヘッド装置 2 固定ドラム 5 ドラム軸 9 回転ドラム 19 ロータリートランス 20 固定側 21 回転側 23a、23b、23c 磁気ヘッド 26 コネクタ装置(ヘッドコンタクト) 27 支持体 28 電気導通体 29 接続片 30 接触片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/02 G11B 5/53
Claims (3)
- 【請求項1】 ドラム軸を介して互いに相対回転可能に
配設された固定ドラム及び回転ドラムと、 前記固定ドラムに固設された固定側と前記回転ドラムに
固設された回転側とからなるロータリトランスと、 前記回転ドラムに設けられた複数の磁気ヘッドと、 前記各磁気ヘッドと前記回転側のロータリトランス間を
電気的に接続する複数対の電気導通体と、 前記各対の電気導通体の一端側に設けられ、前記磁気ヘ
ッドの接続パターンの接触部に接触し弾性を有する接触
片と、 前記各対の電気導通体の他端側に設けられ、前記ロータ
リトランスの回転側の接続部に電気的に接続する接続片
と、を備えた回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置であっ
て、 前記各電気導通体は、複数のチャンネル種類が混在して
おり、1枚の平板状導電体から形成され、その中間部が
前記ロータリトランスの回転側に固着される支持体に絶
縁支持されることで配設され、 且つ、前記接触片及び接続片は前記磁気ヘッドのチャン
ネル数に対応する数で設けられていることを特徴とする
回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置。 - 【請求項2】 前記複数対の電気導通体のうち、少なく
とも2対の電気導通体は、前記回転ドラムの回転中心を
挟んで対角状に配設されていることを特徴とする請求項
1に記載の回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置。 - 【請求項3】 前記磁気ヘッドの接続部に接触する前記
接触片の先端側には金メッキが施されていることを特徴
とする請求項1に記載の回転磁気ヘッド装置のコネクタ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34082393A JP3216380B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34082393A JP3216380B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07161004A JPH07161004A (ja) | 1995-06-23 |
JP3216380B2 true JP3216380B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=18340630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34082393A Expired - Fee Related JP3216380B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 回転磁気ヘッド装置のコネクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3216380B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP34082393A patent/JP3216380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07161004A (ja) | 1995-06-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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