JPS61181631A - 通気性表皮材をもつて被覆された発泡成形体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、たとえば、椅子や自動車の座席あるいは寝具
のマットに使用される、通気性表皮材でる。

（従来の技ｖｌＩ） 座席や寝具のクッション材として多用されている合成樹
脂等の発泡成形体の表面を被覆するには、従来は、成形
型内で、所定の形状に発泡成形させたものを、別に裁断
縫成した表皮材により被覆するか、もしくは、合成樹脂
シート等の表皮材を、所定形状に真空成形した後、同じ
成形型内において１発泡材を発泡させていた。

しかし、前者の方法では、表皮材の製造が繁雑であるの
で、形状が複雑な場合、製造が困難で非実用的であり、
また後者の方法では、複雑な形状のものも製造しろるが
、表皮材に通気性がないため、人体の発汗により１表皮
材との接触面に不快感を与えた。

このような問題点を解決するため、後者の方法を改良し
て、発泡成形体を、成形時に、通気性を有する表皮材で
、一体に被覆する方法も提案されている。

たとえば、特公昭４８−２０６８号公報、特公昭４８−
３７４２９号公報、特公昭５５−５１７２９号公報に開
示されている如くである。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、上述した従来の方法では、表面のみには通気性
があるが、全体として通気性が不十分であり、かつ製造
が面倒であるとともに、製造中に表皮材の通気孔の一部
が目詰まりして５通気性が損なわれたりするという問題
点がある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上述の従来方法の欠点を解消した、株 通気性表皮材をもって被ｍ＝発泡成形体の製造方法を提
供しようとするものである。

本発明は１通気性と伸縮性を有する布地、もしくは成形
加工された多数の通気孔による通気性と熱可塑性を有す
る合成樹脂シートよりなる表皮材に、熱可塑性を有する
非通気性合成樹脂フィルムを積層してなる被覆体を、前
記表皮材を外面として、成形型内において成形し、つい
で同型内において１発泡合成樹脂の未発泡原液を注加し
て発泡させた後、前記表皮材の織目もしくは通気孔に刺
通した細針をもって、前記非通気性合成樹脂フィルムに
、多数の通気孔を穿設するようになっている。

（実　施　例） 以下、本発明方法をもって、椅子の座席を製造する要領
を、図面を参照して説明する。

第１図において、（１）は、所定形状に加工した真空成
形型、（２）は、図示を省略した真空源に連通ずる排気
孔、（３）は押え枠である。

真空成形型（１）と押え枠（３）の間に、通気性と高伸
縮性を有する布地からなる表皮材（４）と、熱可塑性を
有する非通気性合成樹脂フィルム（５）とを積層した被
覆体（６）を挟持する。

ついで、被覆体（６）を加熱するとともに、第２図に示
すように、排気孔（２）より排気することにより、被覆
体（６）を、真空成形型（１）の内面に密接させて成形
する。

ついで、第３図に示すように、押え枠（３）を取り去り
、真空成形型（１）内の被覆体（６）上に、発泡ポリウ
レタンの未発泡原液（７）を、所定量を注加し、上蓋（
８）をもって、開口面を閉塞してから、発泡させる。

しかる後、脱型すれば、第４図に示すように、緊張状態
の被覆体（６）をもって被覆された、発泡成形体（９）
が得られる。

この発泡成形体（９）を裏返犬して、第５図に示すよう
に、基板（１０）の下面に多数の細針（１１）を植設し
てなる孔あけ具（１２）を降下させ、細針（１１）を表
皮材（４）の織目へ通して、非通気性合成樹脂フィルム
（５）に、多数の通気孔（１３）を穿設する。

その後、第６図に示すように、表皮材（４）の周囲を折
り返えして１発泡成形体（９）の裏面（第６図上面）に
座板（１４）を貼着することにより、座席（１５）を得
る。

（変　形　例） 上記実施例においては、表皮材は、織目を有する布地と
したが、これに代わり、熱可塑性合成樹脂材料から成形
加工された多数の通気孔を有するシートを使用してもよ
い。

また、非通気性合成樹脂フィルムに通気孔を穿設する孔
あけ具の構造は、実施例のものに限定されるものではな
い。

（本発明の効果） 本発明によれば、通気性表皮材をもって被覆した発泡成
形体を、たとえ形状が複雑であっても、簡単な工程で製
造することができ、椅子や自動車の座席の製造に適用し
て甚だ便利である。

また、未発泡原液が発泡を終るまでは１表皮材が非通気
性合成樹脂フィルムで覆われているので、発泡成形体の
一部が表皮材の通気孔に侵入することもなく、しかも、
発泡後に通気孔を穿設するため、本発明を実施して得ら
れた座席の通気性が良く保たれる利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は１本発明方法を順に示す中央縦断正面図で、 第１図は、真空成形開始前の状態、 第２図は、真空成形終了後の状態、 第３図は、ウレタン発泡開始前の状態、第４図は、ウレ
タン発泡終了して脱型した状態、第５図は、発泡成形体
の孔あけ前の状態、第６図は、座席完成後の状態を、そ
れぞれ示している。 （１）真空成形型　　　　（２）排気孔（３）押え枠　
　　　　　（４）表皮材（５）非通気性合成樹脂フィル
ム （６）被覆体　　　　　　（７）未発泡原液（８）上蓋
　　　　　　　（９）発泡成形体（１０）基板　　　　
　　　（１１）細針（１２）孔あけ具　　　　　（１３
）通気孔（１４）座板　　　　　　　（１５）座席第１
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 通気性と伸縮性を有する布地、もしくは成形加工された
   多数の通気孔による通気性と熱可塑性を有する合成樹脂
   シートよりなる表皮材に、熱可塑性を有する非通気性合
   成樹脂フィルムを積層してなる被覆体を、前記表皮材を
   外面として、成形型内において成形し、ついで同型内に
   おいて、発泡合成樹脂の未発泡原液を注加して発泡させ
   た後、前記表皮材の織目もしくは通気孔に刺通した細針
   をもって、前記非通気性合成樹脂フィルムに、多数の通
   気孔を穿設することを特徴とする通気性表皮材をもって
   被覆された発泡成形体の製造方法。