JPS61181532A - 安定化二酸化塩素を含有するゲル状組成物 - Google Patents
安定化二酸化塩素を含有するゲル状組成物Info
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- JPS61181532A JPS61181532A JP2265385A JP2265385A JPS61181532A JP S61181532 A JPS61181532 A JP S61181532A JP 2265385 A JP2265385 A JP 2265385A JP 2265385 A JP2265385 A JP 2265385A JP S61181532 A JPS61181532 A JP S61181532A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、安定化二酸化塩素を含有するゲル状物及びそ
の製法に関する。更に詳しくは、二酸化塩素ガス(CI
O,)を継続して一定量発生せしめる安定化二酸化塩
素を含有するゲル状組成物に関する。
の製法に関する。更に詳しくは、二酸化塩素ガス(CI
O,)を継続して一定量発生せしめる安定化二酸化塩
素を含有するゲル状組成物に関する。
従来の技術
二酸化塩素ガスは強力な酸化剤であり、かかる酸化作用
に基づいて悪臭成分を分解したシ、細菌等の滅菌作用を
示すことが従来よシ知られておシ、そのため二酸化塩素
は脱臭剤、滅菌剤、保鮮剤等に使用されている。二酸化
塩素ガスはその取扱の便宜より水溶液の形態が望まれる
が、該水溶液の安定性を考慮し、通常は過酸化炭酸ナト
リウム水溶液に溶解させて見られるいわゆる安定化二酸
化塩素水溶液として上布されている。ここに、安定化二
酸化塩素水溶液の状態では、本来、消臭等の各種効果を
発現しうる遊離の二酸化塩素ガスの発生量が極めて少な
いため、所望の効果を期待しがたい不利があり、これを
解決するために使用直前に何らかの刺激剤を添加する必
要がある。例えば、工場内で発生する含臭空気を脱臭す
る場合には、洗浄塔内で含臭空気に安定化二酸化塩素水
溶液及び刺激剤を噴霧し、気液接触させて行いうるし、
また食べ残し、生ゴミ等の廃棄物による不快臭を除去す
るには、安定化二酸化塩素水溶液及び刺激剤をそのまま
作用させて行いうる。
に基づいて悪臭成分を分解したシ、細菌等の滅菌作用を
示すことが従来よシ知られておシ、そのため二酸化塩素
は脱臭剤、滅菌剤、保鮮剤等に使用されている。二酸化
塩素ガスはその取扱の便宜より水溶液の形態が望まれる
が、該水溶液の安定性を考慮し、通常は過酸化炭酸ナト
リウム水溶液に溶解させて見られるいわゆる安定化二酸
化塩素水溶液として上布されている。ここに、安定化二
酸化塩素水溶液の状態では、本来、消臭等の各種効果を
発現しうる遊離の二酸化塩素ガスの発生量が極めて少な
いため、所望の効果を期待しがたい不利があり、これを
解決するために使用直前に何らかの刺激剤を添加する必
要がある。例えば、工場内で発生する含臭空気を脱臭す
る場合には、洗浄塔内で含臭空気に安定化二酸化塩素水
溶液及び刺激剤を噴霧し、気液接触させて行いうるし、
また食べ残し、生ゴミ等の廃棄物による不快臭を除去す
るには、安定化二酸化塩素水溶液及び刺激剤をそのまま
作用させて行いうる。
しかしながら自動車内の喫煙具除去、冷蔵庫内の脱臭に
際しては、運転時に噴霧操作をすること、その都度冷蔵
庫内に噴霧することが煩雑であり、また、前者にあって
は振動状態下では水溶液がこぼれたシして衣服や内装品
を損傷したり、後者にあっては食品に直接接触して変質
させる危険性があるため水溶液の形態では適用しがたい
。
際しては、運転時に噴霧操作をすること、その都度冷蔵
庫内に噴霧することが煩雑であり、また、前者にあって
は振動状態下では水溶液がこぼれたシして衣服や内装品
を損傷したり、後者にあっては食品に直接接触して変質
させる危険性があるため水溶液の形態では適用しがたい
。
近時、該欠点を解決するために、安定化二酸化塩素をゼ
オライトの如攻粉末状物に吸収させた粉末状製品の開発
もなされているが、このものであっても粉塵の問題や消
臭、滅菌、保鮮効果の点でその持続性に劣る欠点がある
。
オライトの如攻粉末状物に吸収させた粉末状製品の開発
もなされているが、このものであっても粉塵の問題や消
臭、滅菌、保鮮効果の点でその持続性に劣る欠点がある
。
しかして、安定化二酸化塩素を含有する固体状物の開発
が望まれるが、該ゲル状物から二酸化塩素を長期間しか
も一定量で発生せしめる技術は確立されていない現状に
ある。
が望まれるが、該ゲル状物から二酸化塩素を長期間しか
も一定量で発生せしめる技術は確立されていない現状に
ある。
発明が解決しようとする問題点
本発明は、従来確立されていない安定化二酸化塩素を含
有するゲル状物であって、しかも二酸化塩素を長期間し
かも一定量で発生させて脱臭、滅菌、保鮮等の効果を長
期間持続しつるものを提供せんとする。
有するゲル状物であって、しかも二酸化塩素を長期間し
かも一定量で発生させて脱臭、滅菌、保鮮等の効果を長
期間持続しつるものを提供せんとする。
問題を解決するだめの手段
本発明は、(1)安定化二酸化塩素水溶液と(2)カル
ボキシル基を含有する吸水性樹脂とからなることを特徴
とする安定化二酸化塩素を含有するゲル状組成物に関す
る。
ボキシル基を含有する吸水性樹脂とからなることを特徴
とする安定化二酸化塩素を含有するゲル状組成物に関す
る。
従来のゲル化法にはでん初等糊剤、寒天、ゼラチン等を
添加する方法が広く採用されている。
添加する方法が広く採用されている。
でん粉、ゼラチン、寒天によるゲル化法では温度を上昇
させねばならないので、安定化二酸化塩素のゲル化に本
方法を採用すると製造時の温度上昇によシ安定化が刺激
され二酸化塩素が分解散逸する欠点がある。
させねばならないので、安定化二酸化塩素のゲル化に本
方法を採用すると製造時の温度上昇によシ安定化が刺激
され二酸化塩素が分解散逸する欠点がある。
永ガラスによるゲル化法ではPHを低下させてゲル化さ
せねばならないので、安定化二酸化塩素のゲル化に本方
法を採用すると製造時のPH低下によシ、安定化が刺激
され二酸化塩素が散逸する欠点がある。
せねばならないので、安定化二酸化塩素のゲル化に本方
法を採用すると製造時のPH低下によシ、安定化が刺激
され二酸化塩素が散逸する欠点がある。
従って安定化二酸化塩素のゲル化には上記のゲル化法は
採用し難く、また安定化したままゲル化したのでは二酸
化塩素ガスの発生が殆んど得られないので、効率のよい
脱臭効果が得られず、逆に刺激剤を充分に添加したりP
Hを低下させると二酸化塩素ガスが短期間に散逸する欠
点がある。
採用し難く、また安定化したままゲル化したのでは二酸
化塩素ガスの発生が殆んど得られないので、効率のよい
脱臭効果が得られず、逆に刺激剤を充分に添加したりP
Hを低下させると二酸化塩素ガスが短期間に散逸する欠
点がある。
よって所要量の二酸化塩素を長時間に亘って安定放出さ
せ得るゲル化が必要である。
せ得るゲル化が必要である。
本発明者等は、前記従来技術の欠点を解決すべく鋭意検
討を行い、安定化二酸化塩素を固定しつる最適な基材を
選択した結果、特定の吸水性樹脂を用いて初めて本目的
が達成できることを見い出し、完成されたものである。
討を行い、安定化二酸化塩素を固定しつる最適な基材を
選択した結果、特定の吸水性樹脂を用いて初めて本目的
が達成できることを見い出し、完成されたものである。
本発明で用いる安定化二酸化塩素水溶液とじては、特に
制限されるものではな〈従来公知のものをそのまま用い
ることができる。
制限されるものではな〈従来公知のものをそのまま用い
ることができる。
一方、本発明で用いる特定の吸水性樹脂としては、公知
の各種吸水性樹脂の中から吸水能、カルボキシル基の有
無、吸水時のゲル強度等を考慮して決定される。その具
体例としては、デンプン−アクリロニトリルグラフト共
重合体の加水分解物、デンプン−アクリル酸グラフト共
重合体、ポリ(メタ)アクリル酸塩部分架橋物、ポリビ
ニルアルコール(メタ)アクリル酸塩共重合体、ポリビ
ニルアルコール−無水マレイン酸系、ポリイソブチレン
−無水マレイン酸系のもの等をあげることができるが、
そのうち、デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合
体の加水分解物、デンプン−(メタ)アクリル酸グラフ
ト共重合体、ポリ(メタ)アクリル酸塩部分架橋物(以
下、(メタ)アクリル酸系(共)重合体の部分架橋物と
いう)が好ましいO 同、上記各種吸水性樹脂は公知の方法によシ、製造しう
る。例えば特開昭56−93716号、特開昭56−1
31608号、特開昭56−147806号、特開昭5
8−71907号、特開昭58−i17222号の他、
特公昭54−80710号、特公昭54−37994号
、特公昭53−46200号、米国特許4041228
号などに示されている種々の方法で製造することができ
る。
の各種吸水性樹脂の中から吸水能、カルボキシル基の有
無、吸水時のゲル強度等を考慮して決定される。その具
体例としては、デンプン−アクリロニトリルグラフト共
重合体の加水分解物、デンプン−アクリル酸グラフト共
重合体、ポリ(メタ)アクリル酸塩部分架橋物、ポリビ
ニルアルコール(メタ)アクリル酸塩共重合体、ポリビ
ニルアルコール−無水マレイン酸系、ポリイソブチレン
−無水マレイン酸系のもの等をあげることができるが、
そのうち、デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合
体の加水分解物、デンプン−(メタ)アクリル酸グラフ
ト共重合体、ポリ(メタ)アクリル酸塩部分架橋物(以
下、(メタ)アクリル酸系(共)重合体の部分架橋物と
いう)が好ましいO 同、上記各種吸水性樹脂は公知の方法によシ、製造しう
る。例えば特開昭56−93716号、特開昭56−1
31608号、特開昭56−147806号、特開昭5
8−71907号、特開昭58−i17222号の他、
特公昭54−80710号、特公昭54−37994号
、特公昭53−46200号、米国特許4041228
号などに示されている種々の方法で製造することができ
る。
上記各種吸水性樹脂は、安定化二酸化塩素水溶液を十分
に吸収しうるものでなければならず、脱イオン水の吸水
率が樹脂自重の100〜1000倍となるものであれば
問題なく使用できる。また本発明のゲル状物の使用用途
によっては、直射日光にさらされるため適度のゲル7強
度及びゲル強度の経時安定性が要求され、通常はゲル強
度がI X 10’〜I X 10’ dyne/ c
diであり、直射日光に対してほとんどゲル強度が低下
しないものが好ましい。更には、見られる本発明のゲル
状物の遊離二酸化塩素ガスの発生量を一定に調節しうる
ものでなければならず、そのためには吸水性樹脂が適度
にカルボキシル基(カルボキシレートを含めて、例えば
ナトリウム塩)を有しており、好ましくはしかもある程
度遊離のカルボキシル基を有していることが必要である
。従って通常は該吸水性樹脂中、殊に前記の(メタ)ア
クリル酸系(共)重合体の部分架橋物の場合には(メタ
)アクリル酸含有率が30〜100重量%に調節された
ものであればよく、また中和率は30〜95モル%とす
るのがよい。即ち30モル%に満たない場合は遊離二酸
化塩素ガスの発生量が多くなり使用時のガス発生量をコ
ントロールするのが困難となり、逆に95モル%を越え
る場合にはほとんどガスの発生が認られないという欠点
が生じる。
に吸収しうるものでなければならず、脱イオン水の吸水
率が樹脂自重の100〜1000倍となるものであれば
問題なく使用できる。また本発明のゲル状物の使用用途
によっては、直射日光にさらされるため適度のゲル7強
度及びゲル強度の経時安定性が要求され、通常はゲル強
度がI X 10’〜I X 10’ dyne/ c
diであり、直射日光に対してほとんどゲル強度が低下
しないものが好ましい。更には、見られる本発明のゲル
状物の遊離二酸化塩素ガスの発生量を一定に調節しうる
ものでなければならず、そのためには吸水性樹脂が適度
にカルボキシル基(カルボキシレートを含めて、例えば
ナトリウム塩)を有しており、好ましくはしかもある程
度遊離のカルボキシル基を有していることが必要である
。従って通常は該吸水性樹脂中、殊に前記の(メタ)ア
クリル酸系(共)重合体の部分架橋物の場合には(メタ
)アクリル酸含有率が30〜100重量%に調節された
ものであればよく、また中和率は30〜95モル%とす
るのがよい。即ち30モル%に満たない場合は遊離二酸
化塩素ガスの発生量が多くなり使用時のガス発生量をコ
ントロールするのが困難となり、逆に95モル%を越え
る場合にはほとんどガスの発生が認られないという欠点
が生じる。
伺、本発明において、ゲル強度とは以下に定義される概
念をいう。
念をいう。
濃度0.9%の食塩水60Fと吸水性樹脂固形分換算2
.OFとを混合してゲル(以下、80倍ゲルという)を
作成し、飯尾電機株式会社製のネオカードメーターによ
シゲルの硬さく表面硬さ)を測定する◎ここで表面硬さ
とは、試料表面において感圧軸が、ゲルを押し退けて進
入することを阻止する抵抗力とし表わされる。
.OFとを混合してゲル(以下、80倍ゲルという)を
作成し、飯尾電機株式会社製のネオカードメーターによ
シゲルの硬さく表面硬さ)を測定する◎ここで表面硬さ
とは、試料表面において感圧軸が、ゲルを押し退けて進
入することを阻止する抵抗力とし表わされる。
本発明のゲル状組成物をうるには、安定化二酸化塩素水
溶液と上記の各種吸水性樹脂とを混合すれば足り、何ら
特定の方法を用いて行う必要はない0ここに安定化二酸
化塩素水溶液は、市販品(例えば二酸化塩素の含有率が
5%のもの)をそのままで、又は適宜稀釈して用いるこ
とができる。
溶液と上記の各種吸水性樹脂とを混合すれば足り、何ら
特定の方法を用いて行う必要はない0ここに安定化二酸
化塩素水溶液は、市販品(例えば二酸化塩素の含有率が
5%のもの)をそのままで、又は適宜稀釈して用いるこ
とができる。
吸水性樹脂の形状は特に限定はされず、一般の粉末状、
ビーズ状のものを用いることができる。安定化二酸化塩
素水溶液と吸水性樹脂との混合割合は、見られるゲル状
組成物の使用用途にもよるが、通常はゲル状組成物中に
含まれる二酸化塩素量が2〜0.1%になるよう調節す
ればよい。
ビーズ状のものを用いることができる。安定化二酸化塩
素水溶液と吸水性樹脂との混合割合は、見られるゲル状
組成物の使用用途にもよるが、通常はゲル状組成物中に
含まれる二酸化塩素量が2〜0.1%になるよう調節す
ればよい。
前記吸水性樹脂、なかんずく(メタ)アクリル酸系(共
)重合体を単体もしくは混合して用いた場合に、安定化
二酸化塩素を含有するゲル状物を提供することができ、
かつ該ゲル状物が遊離の二酸化塩素を長期間しかも一定
量で発生させる結果、脱臭、滅菌、保鮮等の効果を長期
間持続しうるものである。かかる本発明の目的を充分に
達成しぇた理由は定かではないが、これら吸水性樹脂に
含まれるカルボキシル基(殊に遊離のもの)に起因して
、該吸水性樹脂がアニオン性高分子電解質として安定化
二酸化塩素に対するある種の刺激剤として作用すること
が一原因とも考えられる。
)重合体を単体もしくは混合して用いた場合に、安定化
二酸化塩素を含有するゲル状物を提供することができ、
かつ該ゲル状物が遊離の二酸化塩素を長期間しかも一定
量で発生させる結果、脱臭、滅菌、保鮮等の効果を長期
間持続しうるものである。かかる本発明の目的を充分に
達成しぇた理由は定かではないが、これら吸水性樹脂に
含まれるカルボキシル基(殊に遊離のもの)に起因して
、該吸水性樹脂がアニオン性高分子電解質として安定化
二酸化塩素に対するある種の刺激剤として作用すること
が一原因とも考えられる。
いずれにしろ、本発明によシ、従来公知の安定化二酸化
塩素の水溶液タイプ、粉末タイプの有する各種問題点を
ことごとく解決し、安定化二酸化塩素を含有する新規な
ゲル状組成物を開発し、該組成物によって二酸化塩素を
長期間しかも一定量で発生せしめる技術が確立されたも
のである。
塩素の水溶液タイプ、粉末タイプの有する各種問題点を
ことごとく解決し、安定化二酸化塩素を含有する新規な
ゲル状組成物を開発し、該組成物によって二酸化塩素を
長期間しかも一定量で発生せしめる技術が確立されたも
のである。
本発明で見られるゲル状組成物は、前記特性を生かして
、一般家庭の室内、食堂、ホテル、自動車内等の脱臭、
その他冷蔵庫内の脱臭、滅菌、保鮮等に優れた効果を発
揮しうる。
、一般家庭の室内、食堂、ホテル、自動車内等の脱臭、
その他冷蔵庫内の脱臭、滅菌、保鮮等に優れた効果を発
揮しうる。
実施例
以下、実施例をあげて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例に限定されるものではない。
れら実施例に限定されるものではない。
、実施例1
アクリル酸重合体の部分架橋物(中和剤:水酸化カリウ
ム、中和率70モル%、ゲル強度4×10“dyne/
d ) 6重量部(以下、部という)を安定化二酸化塩
素水溶液(二酸化塩素として0.5重量%含有94部に
加えて数分間放置して、ゲル状物をえた。このゲル状物
を開口面積8c1iの容器に入れ、これを5℃及び20
℃の恒温箱に入れて一週間、ゲル状内容物の減少量及び
二酸化塩素ガスの発生量を測定し、下記の数値を得た。
ム、中和率70モル%、ゲル強度4×10“dyne/
d ) 6重量部(以下、部という)を安定化二酸化塩
素水溶液(二酸化塩素として0.5重量%含有94部に
加えて数分間放置して、ゲル状物をえた。このゲル状物
を開口面積8c1iの容器に入れ、これを5℃及び20
℃の恒温箱に入れて一週間、ゲル状内容物の減少量及び
二酸化塩素ガスの発生量を測定し、下記の数値を得た。
1)5℃の第1日月のゲル状物の減少量 200g
97日l の二酸化塩素ガスの発生量 0.9!/日f
第2〜第7日目のゲル状物の減少量180〜210W
/日 の二酸化塩素ガスの発生量 0.9〜1.1q、/日 2)20℃の第1日月のゲル状物の減少量 600
q/日l の二酸化塩素ガスの発生量 2.79/
日! 第2〜第7日目のゲル状物の減少量580〜6
80 W/日 の二酸化塩素ガスの発生量 2.7〜3.1岬/日 実施例2 実施例1において、使用する吸水性樹脂としてアクリル
酸重合体の部分架橋物(中和剤:水酸化カリウム、中和
率90モル%、ゲル強度4.2X10“dyne/c+
+! )に代えて用いた他は同様にして行い、ゲル状物
をえて、前例と同一条件で測定した結果下記の数値を得
た。
97日l の二酸化塩素ガスの発生量 0.9!/日f
第2〜第7日目のゲル状物の減少量180〜210W
/日 の二酸化塩素ガスの発生量 0.9〜1.1q、/日 2)20℃の第1日月のゲル状物の減少量 600
q/日l の二酸化塩素ガスの発生量 2.79/
日! 第2〜第7日目のゲル状物の減少量580〜6
80 W/日 の二酸化塩素ガスの発生量 2.7〜3.1岬/日 実施例2 実施例1において、使用する吸水性樹脂としてアクリル
酸重合体の部分架橋物(中和剤:水酸化カリウム、中和
率90モル%、ゲル強度4.2X10“dyne/c+
+! )に代えて用いた他は同様にして行い、ゲル状物
をえて、前例と同一条件で測定した結果下記の数値を得
た。
1)5℃の第1日月のゲル状物の減少量 180
q/日〃 の二酸化塩素ガスの発生量 0.2V日〃
第2〜第7日目のゲル状物の減少量180〜210岬
/日 の二酸化塩素ガスの発生量 0.2〜0.3ツ/日 2)20℃の第1日月のゲル状物の減少量 580
W/日l の二酸化塩素ガスの発生量 0.6q/
日〃 第2〜第7日目のゲル状物の減少量580〜6
00岬/日 の二酸化塩素ガスの発生量 0.6〜0.7岬/日 実施例8 実施例1において、使用する吸水性樹脂としてアクリル
酸重合体の部分架橋物(中和剤:水酸化カリウム、中和
率40モル%、ゲル強度4.8X10’dyne/cd
)に代えて用いた他は同様にして行い、ゲル状物をえて
、前例と同一条件で測定した結果下記の数値を得た。
q/日〃 の二酸化塩素ガスの発生量 0.2V日〃
第2〜第7日目のゲル状物の減少量180〜210岬
/日 の二酸化塩素ガスの発生量 0.2〜0.3ツ/日 2)20℃の第1日月のゲル状物の減少量 580
W/日l の二酸化塩素ガスの発生量 0.6q/
日〃 第2〜第7日目のゲル状物の減少量580〜6
00岬/日 の二酸化塩素ガスの発生量 0.6〜0.7岬/日 実施例8 実施例1において、使用する吸水性樹脂としてアクリル
酸重合体の部分架橋物(中和剤:水酸化カリウム、中和
率40モル%、ゲル強度4.8X10’dyne/cd
)に代えて用いた他は同様にして行い、ゲル状物をえて
、前例と同一条件で測定した結果下記の数値を得た。
1)5℃の第1日月のゲル状物の減少量 210
!/日I の二酸化塩素ガスの発生量 2.1q7日
l 第2〜第7日目のゲル状物の減少量200〜21
0キ/日 の二酸化塩素ガスの発生量 2.1〜2.7 g19/日 2)20℃の第1日月のゲル状物の減少i 68
0gf/日I の二酸化塩素ガスの発生量 6.Om
y/日l 第2〜第7日目のゲル状物の減少量600
〜650キ7日 の二酸化塩素ガスの発生量 6.2〜6.5 gIf/日 実施例4 実施例1において、使用する吸水性樹脂とじてデンプン
−アクリル酸グラフト共重合体の部分架橋物(市販品、
アクリル酸含有率50重量%、中和率70モル%、ゲル
強度2.4 x 10’ dyne/cd)に代えて用
いた他は同様にして行い、ゲル状物をえて、 □前例と
同一条件で測定した結果下記の数値を得た。
!/日I の二酸化塩素ガスの発生量 2.1q7日
l 第2〜第7日目のゲル状物の減少量200〜21
0キ/日 の二酸化塩素ガスの発生量 2.1〜2.7 g19/日 2)20℃の第1日月のゲル状物の減少i 68
0gf/日I の二酸化塩素ガスの発生量 6.Om
y/日l 第2〜第7日目のゲル状物の減少量600
〜650キ7日 の二酸化塩素ガスの発生量 6.2〜6.5 gIf/日 実施例4 実施例1において、使用する吸水性樹脂とじてデンプン
−アクリル酸グラフト共重合体の部分架橋物(市販品、
アクリル酸含有率50重量%、中和率70モル%、ゲル
強度2.4 x 10’ dyne/cd)に代えて用
いた他は同様にして行い、ゲル状物をえて、 □前例と
同一条件で測定した結果下記の数値を得た。
1)5℃の第1日月のゲル状物の減少量 200
!/日I の二酸化塩素ガスの発生量 0.8V′日
I 第2〜第7日目のゲル状物の減少量200〜220
キ/日 の二酸化塩素ガスの発生量 0.4〜0.6M9/日 2)20℃の第1日月のゲル状物の減少量 600
1日l の二酸化塩素ガスの発生量 0.811V日
l 第2〜第7日目のゲル状物の減少量600〜65
0岬/日 の二酸化塩素ガスの発生量 1.1〜1.8キ/日 実施例のまとめ(数値は第1表にまとめた)以上の通り
実施例4件を述べたが、吸水性樹脂の中和率の差こそあ
れ、全て常温でゲル化するので、従来法の温度上昇によ
る急激な二酸化塩素の散逸損失がなく、また特別な刺激
剤を添加しないでゲル化するので、従来法のPHを低下
させる為酸を加える時の急激な二酸化塩素の散逸損失が
ない。
!/日I の二酸化塩素ガスの発生量 0.8V′日
I 第2〜第7日目のゲル状物の減少量200〜220
キ/日 の二酸化塩素ガスの発生量 0.4〜0.6M9/日 2)20℃の第1日月のゲル状物の減少量 600
1日l の二酸化塩素ガスの発生量 0.811V日
l 第2〜第7日目のゲル状物の減少量600〜65
0岬/日 の二酸化塩素ガスの発生量 1.1〜1.8キ/日 実施例のまとめ(数値は第1表にまとめた)以上の通り
実施例4件を述べたが、吸水性樹脂の中和率の差こそあ
れ、全て常温でゲル化するので、従来法の温度上昇によ
る急激な二酸化塩素の散逸損失がなく、また特別な刺激
剤を添加しないでゲル化するので、従来法のPHを低下
させる為酸を加える時の急激な二酸化塩素の散逸損失が
ない。
また中和率が90モル%と高い時は二酸化塩素ガスの発
生速度が遅く、中和率が40モル%と低い時は二酸化塩
素ガスの発生速度が早く、中和率が70モル%と中間の
時は二酸化塩素ガスの発生速度は中間になるので目的や
用途により要求される二酸化塩素ガス発生量及び発生期
間のゲルを供給する事が出来る優れた特長がある。
生速度が遅く、中和率が40モル%と低い時は二酸化塩
素ガスの発生速度が早く、中和率が70モル%と中間の
時は二酸化塩素ガスの発生速度は中間になるので目的や
用途により要求される二酸化塩素ガス発生量及び発生期
間のゲルを供給する事が出来る優れた特長がある。
応用例1
実施例1で見られたゲル状物を、開口面積8−の容器に
入れ、このものを以下の脱臭試験に供した。
入れ、このものを以下の脱臭試験に供した。
臭気の強い魚類と漬物類を210 L容の家庭用冷蔵庫
にいれ、充分に臭の充満した状態にしたのち、上記容器
をいf15℃で一時間放置後、5人で庫内の臭気の有無
を確認する官能試験を行った結果、全員が残存臭気のな
いことを認めた。
にいれ、充分に臭の充満した状態にしたのち、上記容器
をいf15℃で一時間放置後、5人で庫内の臭気の有無
を確認する官能試験を行った結果、全員が残存臭気のな
いことを認めた。
応用例2
喫煙者が常時運転使用する普通自動車内に、上記容器を
2日間放置した。ついで5人の非喫煙者により官能試験
を行った結果、煙草臭は認められなかった。
2日間放置した。ついで5人の非喫煙者により官能試験
を行った結果、煙草臭は認められなかった。
第 −表
単位は!/日
出願人 荒川化学工業株式会社
取締役社長 荒 川 吉 正
ミウラ化学装置株式会社
取締役社長 三 浦 貢
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、(1)安定化二酸化塩素水溶液と(2)カルボキシ
ル基を含有する吸水性樹脂とからなることを特徴とする
安定化二酸化塩素を含有するゲル状組成物。 2、前記吸水性樹脂が、(メタ)アクリル酸系重合体の
部分架橋物もしくは(メタ)アクリル酸系共重合体の部
分架橋物である特許請求の範囲第1項記載のゲル状組成
物。 3、前記吸水性樹脂が、(メタ)アクリル酸含有率30
〜100重量%に調節されたものである特許請求の範囲
第1項又は第2項記載のゲル状組成物。 4、前記吸水性樹脂が、中和率30〜95モル%に調節
されたものである特許請求の範囲第1項、第2項又は第
3項記載のゲル状組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2265385A JPS61181532A (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 | 安定化二酸化塩素を含有するゲル状組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2265385A JPS61181532A (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 | 安定化二酸化塩素を含有するゲル状組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61181532A true JPS61181532A (ja) | 1986-08-14 |
Family
ID=12088802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2265385A Pending JPS61181532A (ja) | 1985-02-07 | 1985-02-07 | 安定化二酸化塩素を含有するゲル状組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61181532A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1985
- 1985-02-07 JP JP2265385A patent/JPS61181532A/ja active Pending
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